JP2008089147A - デファレンシャル装置 - Google Patents

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克己 田中
Masaki Goto
正樹 後藤
Noboru Higano
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    • F16H2048/102Differential gearings with gears having orbital motion with orbital spur gears with spur gears engaging face gears

Abstract

【課題】潤滑性を向上することができるデファレンシャル装置を提供する。
【解決手段】駆動力の入力により回転駆動されるデフケース3と、デフケース3内に回転可能に支持されたピニオンギヤ7と、出力軸に連結されピニオンギヤ7との噛み合いにより出力軸側に駆動力を分配する一対のフェースギヤ9,11とを備え、ピニオンギヤ7と一対のフェースギヤ9,11とがピニオンギヤ7の回転軸13と一対のフェースギヤ9,11の回転軸15とが直交する方向で噛み合うデファレンシャル装置1において、ピニオンギヤ7と一対のフェースギヤ9,11との噛み合い部17,19の周方向外側にオイル溜まり21,23,25,27を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、フェースギヤを用いたデファレンシャル装置に関する。
特許文献1にフェースギヤを用いたデファレンシャル装置が記載されている。このデファレンシャル装置では、ピニオンギヤと一対のフェースギヤとがピニオンギヤの回転軸と一対のフェースギヤの回転軸とが直交する方向で噛み合っている。
このようなデファレンシャル装置は、対向配置される一対のフェースギヤとこれら一対のフェースギヤと噛み合い連結するピニオンギヤとからなるフェースギヤセットを用いることにより、ベベルギヤ式のデファレンシャル装置と比較して装置全体を軸方向にコンパクトにすることができるなどの利点がある。
国際公開第2006/024306号パンフレット
ところで、車両の低速低差動回転状態のデファレンシャル装置では、デファレンシャル装置のケース外周筒部や軸方向の両側壁に設けられた開口から流入したオイルがケース内に滞在し、フェースギヤセットの噛み合い部や摺動部を潤滑する。しかしながら、低速高差動回転となるような左右片輪が低い路におかれた状態や高速回転状態においては、それらの開口からのオイルの流入は期待できず、フェースギヤセットの潤滑が十分行われていないために、耐久性が十分でないという課題を有していた。
加えて、上記のようなフェースギヤを用いたデファレンシャル装置では、フェースギヤセットの噛み合い部への潤滑オイルの供給がフェースギヤセットのギヤ部と連続する環状の肉部にさえぎられることもあり、ベベルギヤ式に比べて潤滑性が低下していた。
そこで、この発明は、潤滑性を向上することができるデファレンシャル装置の提供を目的としている。
請求項1の発明は、駆動力の入力により回転駆動されるデフケースと、該デフケース内に回転可能に支持されたピニオンギヤと、出力軸に連結され前記ピニオンギヤとの噛み合いにより前記出力軸側に駆動力を分配する一対のフェースギヤとを備え、前記ピニオンギヤと前記一対のフェースギヤとが前記ピニオンギヤの回転軸と前記一対のフェースギヤの回転軸とが直交する方向で噛み合うデファレンシャル装置であって、前記ピニオンギヤと前記一対のフェースギヤとの噛み合い部の周方向外側には、オイル溜まりが設けられていることを特徴とする。
請求項2の発明は、駆動力の入力により回転駆動されるデフケースと、該デフケース内に回転可能に支持されたピニオンギヤと、出力軸に連結され前記ピニオンギヤとの噛み合いにより前記出力軸側に駆動力を分配する一対のフェースギヤとを備え、前記ピニオンギヤと前記一対のフェースギヤとが前記ピニオンギヤの回転軸と前記一対のフェースギヤの回転軸とが直交する方向で噛み合うデファレンシャル装置であって、前記ピニオンギヤと前記一対のフェースギヤとの噛み合い部から前記出力軸側まで連通する油路が設けられていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2記載のデファレンシャル装置であって、前記フェースギヤの噛み合い部の周方向外側には、らせん状の油路が設けられていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2記載のデファレンシャル装置であって、前記ピニオンギヤと前記一対のフェースギヤとの噛み合い部の周方向外側に位置する前記デフケースの内壁には、らせん状の油路が設けられていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項2記載のデファレンシャル装置であって、前記フェースギヤには、噛み合い部と噛み合い部の背面側とを連通する油路が設けられていることを特徴とする。
請求項1のデファレンシャル装置は、ピニオンギヤと一対のフェースギヤとの噛み合い部の周方向外側にオイル溜まりが設けられているので、低速高差動回転状態や高速回転状態においてフェースギヤの噛み合い部や各摺動部にオイルが行き渡り易くなる。このため、装置全体の潤滑性を向上することができる。
請求項2のデファレンシャル装置は、ピニオンギヤと一対のフェースギヤとの噛み合い部から出力軸側まで油路が連通するように設けられているので、低速高差動回転状態や高速回転状態において各摺動部を潤滑することができ、装置全体の潤滑性を向上することができる。
請求項3のデファレンシャル装置は、フェースギヤの噛み合い部の周方向外側にらせん状の油路が設けられているので、フェースギヤの回転によってポンプ作用を得ることができ、各摺動部まで十分にオイルを行き渡らせることができる。
請求項4のデファレンシャル装置は、噛み合い部の周方向外側に位置するデフケースの内壁にらせん状の油路が設けられているので、デフケースの回転によってポンプ作用を得ることができ、各摺動部まで十分にオイルを行き渡らせることができる。
請求項5のデファレンシャル装置は、フェースギヤに噛み合い部と噛み合い部の背面側とを連通する油路が設けられているので、噛み合い部の周方向外側にスペースを設ける必要がなく、装置をコンパクトにすることができる。
(第1実施形態)
図1〜図3を用いて第1実施形態について説明する。
本実施形態のフェースギヤを用いたデファレンシャル装置1は、駆動力の入力により回転駆動されるデフケース3と、デフケース3に支持されたピニオンシャフト5と、ピニオンシャフト5に回転自在に支承されたピニオンギヤ7と、出力軸に連結されピニオンギヤ7との噛み合いにより出力軸側に駆動力を分配する一対のフェースギヤ9,11とを備え、ピニオンギヤ7と一対のフェースギヤ9,11とがピニオンギヤ7の回転軸13と一対のフェースギヤ9,11の回転軸15とが直交する方向で噛み合って一対のフェースギヤとこれらフェースギヤと噛み合うピニオンギヤとからなるフェースギヤセットを構成している。そして、ピニオンギヤ7と一対のフェースギヤ9,11との噛み合い部17,19の周方向外側には、オイル溜まり21,23,25,27が設けられている。
また、ピニオンギヤ7と一対のフェースギヤ9,11との噛み合い部17,19からデフケース3のボス部29,31(出力軸側)まで連通する油路33,35,37,39が設けられている。
図1に示すように、デファレンシャル装置1は、デフケース3と、ピニオンシャフト5と、ピニオンギヤ7と、一対のフェースギヤ9,11などから構成されている。
デフケース3は、カバー41とケース本体43とから形成され、ボルト45で固定されている。このデフケース3は、ボス部29,31をベアリング(不図示)によってオイルが封入されたデフキャリア(不図示)に回転自在に支承され、フランジ部47,49に固定されたリングギア(不図示)から入力するエンジン(不図示)の駆動力によって回転駆動される。
ピニオンシャフト5は、ケース本体43の貫通孔51を貫通して組み付けられてピン53で抜け止めされ、デフケース3と一体回転される。ピニオンギヤ7は、噛み合い歯55が形成され、左右のフェースギヤ9,11にエンジンからの駆動力を伝達すると共に、噛み合っている左右のフェースギヤ9,11に差回転が生じると回転駆動されるようにピニオンシャフト5に支承されている。
フェースギヤ9,11は、ボス部57,59の外周側でデフケース3に形成された支承部61,63に回転自在に支承されている。また、ボス部57,59の内周側には、出力軸(不図示)がスプライン部65,67にスプライン連結されている。このフェースギヤ9,11には、ピニオンギヤ7の噛み合い歯55と噛み合う噛み合い歯69,71が形成され、ピニオンギヤ7の噛み合い歯55とフェースギヤ9,11の噛み合い歯69,71とで噛み合い部17,19が形成されている。この噛み合い部17,19は、ピニオンギヤ7の回転軸13とフェースギヤ9,11の回転軸15とが直交する方向で噛み合う。また、フェースギヤ9,11とデフケース3との間には、噛み合い部17,19の噛み合い反力を受けるワッシャ73,75が配置されている。
このように構成されたデファレンシャル装置1のデフケース3には、各摺動部を潤滑・冷却するオイルを循環させるためのオイル溜まり21,23,25,27及び油路33,35,37,39が形成されている。
図2に示すように、ケース本体43のボス部31には、デフキャリアのオイルを吸入、又はデフキャリアへオイルを吐出する出入口77,79が形成されている。この出入口77,79は、ボス部31に形成された出入孔81,83と連通している。この出入孔81,83は、ボス部31の内壁に形成されたらせん状のオイル溝85と連通している。また、ケース本体43の噛み合い部17,19の周方向外側に位置する部分には、オイル溜まり21,23,25,27が形成されている。このオイル溜まり21,23,25,27のうちオイル溜まり25,27は、噛み合い部19からボス部31まで形成されたオイル溝87,89と連通している。このオイル溜まり25,27とオイル溝87,89によって油路37,39が形成されている。また、オイル溜まり21,25とオイル溜まり23,27は、それぞれピニオンシャフト5が支持される貫通孔51に向けてケース本体43に形成されておりピニオンギヤ7の背面と接するように、かつフェースギヤ9,11の噛み合い歯69,71と連続して形成された環状の肉部58,60を回転軸13方向にまたぐように延設されてフェースギヤセットの噛み合い部17,19に半径方向に臨むように形成されており、ケース本体43においてオイル溜まり21,25とオイル溝87とによって1つの油路が形成され、オイル溜まり23,27とオイル溝89とによって1つの油路が形成されている。また、オイル溜まり21,23は、カバー41に形成されたオイル溝101,103と連通している。ケース本体43の外周円筒部には、開口76が設けられ、車両が停止状態又は低速低差動回転時に潤滑可能なように開口76を通じてオイルが流出入する。
図3に示すように、カバー41のボス部29には、デフキャリアのオイルを吸入、又はデフキャリアへオイルを吐出する出入口91,93が形成されている。この出入口91,93は、ボス部29に形成された出入孔95,97と連通している。この出入孔95,97は、ボス部29の内壁に形成されたらせん状のオイル溝99と連通している。また、カバー41のピニオンギヤ7が位置する部分からボス部29までには、オイル溜まり21,23と連通するオイル溝101,103が形成されている。このオイル溝101,103とオイル溜まり21,23によって油路33,35が形成されている。このため、オイル溜まり21,25とオイル溜まり23,27が連通しているので、油路33,37によって1つの油路が形成され、油路35,39によって1つの油路が形成されており、デフケース3の内壁には、全体として2つの油路が形成されていることになる。
また、図4に示すように、油路33,35,37,39に配置されているワッシャ73,75に替えて、オイル溝105,107が形成されたワッシャ109,111を用いてもよい。この場合、オイル溜まり21,23,25,27と、オイル溝87,89,101,103と、ワッシャ109,111のオイル溝105,107によって油路33,35,37,39が形成される。
このようなデファレンシャル装置1では、車両の通常走行時などにおける高速低差動回転状態又は高速回転状態のオイルは、デフケース3の回転によりらせん状のオイル溝85,99のポンプ作用によってデフキャリアのオイルが出入口77,79,91,93から吸入され、らせん状のオイル溝85,99を経てフェースギヤ9,11のボス部57,59の内部及び油路33,35,37,39に流入される。フェースギヤ9,11の内部のオイルは、スプライン部65,67を潤滑した後、噛み合い部17,19を潤滑する。油路33,35,37,39のオイルは、ワッシャ73,75を潤滑した後、噛み合い部17,19を潤滑する。このとき、噛み合い部17,19を潤滑したオイル及び油路33,35,37,39を通過したオイルの一部がオイル溜まり21,23,25,27に溜められる。このオイル溜まり21,23,25,27に溜めらたオイルは、車両の低速高差動回転状態で、油路33,35,37,39を経てフェースギヤ9,11の背面側とボス部57,59の外周側とデフケース3の支承部61,63を潤滑した後、らせん状のオイル溝85,99へと戻る。このような循環を繰り返して各摺動部の潤滑・冷却を行う。特に、オイル溜まり21,23,25,27にはオイルが溜められるため、低速高差動回転状態においてオイルが枯渇することがなく、各摺動部の潤滑・冷却を十分に行うことができる。
このようなデファレンシャル装置1では、ピニオンギヤ7と一対のフェースギヤ9,11との噛み合い部17,19の周方向外側にオイル溜まり21,23,25,27が設けられているので、低速高差動回転状態において各摺動部にオイルが行き渡り易くなる。このため、各摺動部を潤滑することができ、装置全体の潤滑性を向上することができる。
また、ピニオンギヤ7と一対のフェースギヤ9,11との噛み合い部17,19からデフケース3のボス部29,31まで油路33,35,37,39が設けられているので、低速高差動回転状態において各摺動部を潤滑することができ、装置全体の潤滑性を向上することができる。
(第2実施形態)
図5を用いて第2実施形態について説明する。
本実施形態のデファレンシャル装置201は、フェースギヤ203,205の噛み合い部17,19の周方向外側にらせん状のオイル溝207,209(油路)が設けられている。なお、第1実施形態と同一の構成には、同一の記号を記して説明を省略するが、第1実施形態と同一の構成であるので、同一の機能を有し得られる効果は第1実施形態と同等である。
図5に示すように、フェースギヤ203,205の噛み合い部17,19の周方向外側には、らせん状のオイル溝207,209が設けられている。このらせん状のオイル溝207,209は、フェースギヤ203,205の回転によりフェースギヤ203,205の内部に吸引されたオイルをポンプ作用によって噛み合い部17,19から油路33,35,37,39へと送り出す。特に、フェースギヤ203,205の回転数が多くなる低速高差動回転状態では、効率よくオイルを送り出すことができ、各摺動部の潤滑・冷却を十分に行うことができる。
このようなデファレンシャル装置201では、フェースギヤ203,205の噛み合い部17,19の周方向外側にらせん状のオイル溝207,209が設けられているので、フェースギヤ203,205の回転によってポンプ作用を得ることができ、各摺動部まで十分にオイルを行き渡らせることができる。
(第3実施形態)
図6を用いて第3実施形態について説明する。
本実施形態のデファレンシャル装置301は、ピニオンギヤ7と一対のフェースギヤ9,11との噛み合い部17,19の周方向外側に位置するデフケース303の内壁にらせん状のオイル溝307,309(油路)が設けられている。なお、第1実施形態と同一の構成には、同一の記号を記して説明を省略するが、第1実施形態と同一の構成であるので、同一の機能を有し得られる効果は第1実施形態と同等である。
図6に示すように、ケース本体305の噛み合い部17,19が位置する部分の内壁には、らせん状のオイル溝307,309が設けられている。このらせん状のオイル溝307,309は、デフケース303の回転によりフェースギヤ203,205の内部に吸引されたオイルをポンプ作用によって噛み合い部17,19から油路33,35,37,39へと送り出す。特に、デフケース303は、回転数が多いため、効率よくオイルを送り出すことができ、各摺動部の潤滑・冷却を十分に行うことができる。
このようなデファレンシャル装置301では、噛み合い部17,19の周方向外側に位置するデフケース303の内壁にらせん状のオイル溝307,309が設けられているので、デフケース303の回転によってポンプ作用を得ることができ、各摺動部まで十分にオイルを行き渡らせることができる。
(第4実施形態)
図7を用いて第4実施形態について説明する。
本実施形態のデファレンシャル装置401は、フェースギヤ403,405に噛み合い部17,19と噛み合い部17,19の背面側とを連通する孔407,409(油路)が設けられている。なお、第1実施形態と同一の構成には、同一の記号を記して説明を省略するが、第1実施形態と同一の構成であるので、同一の機能を有し得られる効果は第1実施形態と同等である。
図7に示すように、フェースギヤ403,405の噛み合い部17,19の部分には、噛み合い部17,19と噛み合い部17,19の背面側とを連通する孔407,409が設けられている。この孔407,409は、フェースギヤ403,405の噛み合い歯69,71の歯底と噛み合い部17,19の背面側とを連通、すなわち、フェースギヤ403,405の環状の肉部58,60を貫通しており、高速低差動回転状態では油路33,35,37,39のオイルを噛み合い部17,19側へ引き込み、低速高差動回転状態ではフェースギヤ403,405の内部のオイルを油路33,35,37,39側へ送り出す。
このようなデファレンシャル装置401では、フェースギヤ403,405に噛み合い部17,19と噛み合い部17,19の背面側とを連通する孔407,409が設けられているので、噛み合い部17,19の周方向外側にオイル溜まりなどを形成させるためのスペースを設ける必要がなく、装置をコンパクトにすることができる。
第1実施形態のデファレンシャル装置の断面図である。 (a)第1実施形態のケース本体の側面図である。(b)図2(a)のX−X断面図である。(c)図2(b)のY−Y断面図である。(d)第1実施形態のケース本体の側面図である。 (a)第1実施形態のカバーの断面図である。(b)第1実施形態のカバーの側面図である。 ワッシャにオイル溝を設けた第1実施形態のデファレンシャル装置の断面図である。 第2実施形態のデファレンシャル装置の断面図である。 第3実施形態のデファレンシャル装置の断面図である。 第4実施形態のデファレンシャル装置の断面図である。
符号の説明
1,201,301,401…デファレンシャル装置
3,303…デフケース
5…ピニオンシャフト
7…ピニオンギヤ
9,11,203,205,403,405…フェースギヤ
13…ピニオンギヤの回転軸
15…フェースギヤの回転軸
17,19…噛み合い部
21,23,25,27…オイル溜まり
33,35,37,39…油路
77,79,91,93…出入口
81,83,95,97…出入孔
85,99…らせん状のオイル溝(デフケースのボス部)
87,89,101,103…オイル溝
207,209…らせん状のオイル溝(フェースギヤ)
307,309…らせん状のオイル溝(デフケースの内壁)
407,409…孔

Claims (5)

  1. 駆動力の入力により回転駆動されるデフケースと、該デフケース内に回転可能に支持されたピニオンギヤと、出力軸に連結され前記ピニオンギヤとの噛み合いにより前記出力軸側に駆動力を分配する一対のフェースギヤとを備え、前記ピニオンギヤと前記一対のフェースギヤとが前記ピニオンギヤの回転軸と前記一対のフェースギヤの回転軸とが直交する方向で噛み合うデファレンシャル装置であって、
    前記ピニオンギヤと前記一対のフェースギヤとの噛み合い部の周方向外側には、オイル溜まりが設けられていることを特徴とするデファレンシャル装置。
  2. 駆動力の入力により回転駆動されるデフケースと、該デフケース内に回転可能に支持されたピニオンギヤと、出力軸に連結され前記ピニオンギヤとの噛み合いにより前記出力軸側に駆動力を分配する一対のフェースギヤとを備え、前記ピニオンギヤと前記一対のフェースギヤとが前記ピニオンギヤの回転軸と前記一対のフェースギヤの回転軸とが直交する方向で噛み合うデファレンシャル装置であって、
    前記ピニオンギヤと前記一対のフェースギヤとの噛み合い部から前記出力軸側まで連通する油路が設けられていることを特徴とするデファレンシャル装置。
  3. 請求項2記載のデファレンシャル装置であって、
    前記フェースギヤの噛み合い部の周方向外側には、らせん状の油路が設けられていることを特徴とするデファレンシャル装置。
  4. 請求項2記載のデファレンシャル装置であって、
    前記ピニオンギヤと前記一対のフェースギヤとの噛み合い部の周方向外側に位置する前記デフケースの内壁には、らせん状の油路が設けられていることを特徴とするデファレンシャル装置。
  5. 請求項2記載のデファレンシャル装置であって、
    前記フェースギヤには、噛み合い部と噛み合い部の背面側とを連通する油路が設けられていることを特徴とするデファレンシャル装置。
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