JP2016166522A - 解体作業車 - Google Patents

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Abstract

【課題】 古いビルの解体作業において、壁面等に施されたアスベストを除去する際に、ドライバー(オペレータ)の安全性を高め、迅速に処理可能な解体作業車を得る。【解決手段】 自走車両の車体上に旋回可能に搭載された起伏可能な作動ブームを遠隔操作可能に備えた作業車であって、作動ブームの先端部にアスベストを掻き取るための幅広の平刃状のスクレーパ部を備えたもの。また、スクレーパ部は作動ブームの先端にブームの軸心回りに回動可能に取付けられたペンチャーの先端部に取り付けられてもよく、この場合にはペンチャーの他端部に鉤爪部を更に備えてもよい。【選択図】 図1

Description

本発明は例えば古いビルの解体作業において、壁面等に施されたアスベストを除去する際に、操縦者の安全性を高め、迅速に処理可能な解体作業車に関するものである。
本発明者は、鉄筋コンクリート造りのビルディングの解体において、窓サッシや仕切パネル枠などがアルミニウム資源として、手摺りや防火ドアなどが鉄資源として、更には、ビルディング躯体中の鉄筋も鉄資源として、コンクリート片も道路舗装用材料として再利用可能とする一対の作業アームのアーム枢動支点寄りの位置にスクラップ対象物を切断する切断鋏を備えたスクラップ解体機を提案している(特許文献1参照)。
ところで、アスベスト(石綿)は、天然の鉱物繊維であり、耐熱性、耐久性、耐薬品性、電気絶縁性が高く、加えて、耐火性、防音性、耐磨耗性にも優れており、9割近くが建築材料として使用されていた。例えば、鉄骨の耐火被覆材、機械室の吸音断熱材、設備ダクトの保温材、内装材(天井、壁、床、下地)、外装材などに使用されていた。また、建築材料以外では、自動車のブレーキパットやクラッチライニングなどの摩擦材、配管および機械等の断熱材やパッキン、シーリング材など様々な工業製品に使用されていた。
しかし、アスベストの繊維は、肺がんや中皮腫などを引き起こすことが判り、昭和50年代から徐々に使用の制限が行われ、平成16年(2004年)には、アスベスト含有率が1%を超える建材、摩擦材、接着剤等の10品目の製造、輸入、使用などを禁止することが決定されるに至っている(労働安全衛生法施行令)。
このようなアスベスト及びアスベスト含有建材を使用した構造物の立て替え時期が来て、現在、多くの解体が行われている。構造物としては、建築物だけでなく、大型バスやトラック等の車両や、鉄道車両も含まれる。即ち、鉄道車両の断熱のためにアスベストを含有する吹き付け材を車両の天井面及び壁面に吹き付けてこの吹き付け材をカバーした客車が過去に製造され、現在に至ってこのような客車が大量に廃棄されつつある。
アスベストの成形板は、非飛散性の建材であるため、通常の使用ではアスベストが飛散する可能性は極めて低いが、建築物の増改築、解体時には、成形板の破断や粉砕などにより、アスベストが飛散する可能性があるため、慎重な取扱いが必要になっている。特に、吹き付けアスベスト材の解体を含むビル解体作業については、著しく飛散し易い作業であるため、作業場所の隔離や高濃度の粉塵量に対応した防塵マスク、保護衣を適切に使用する厳重な曝露防止対策が必要である。
特開2007−54931号公報
建築物の増改築、解体時に内側天井壁、側壁等に耐熱、耐火素材としての吹き付けられたアスベスト材を除去しつつビルの改築、解体作業を行うには、具体的には、アスベスト材の除去作業とビルの改築、解体作業とを確実に区別する必要がある。
即ち、アスベスト除去処置する箇所を隔離シートで隔離し、隔離された区画をHEPAフィルタ付きの排気装置を稼働して負圧状態にした上で、車両内壁を覆う板材を取り除いて吹き付けアスベスト材を露出させ、粉じん飛散防止処理剤(以下、「薬液」と記す)で湿潤化し、吹き付け材を掻き落とすというアスベスト材の除去作業を行う。尚、状況に応じて種々の器具、機器等で吹き付け材を取り除く。その後も隔離、負圧、露出、薬液による湿潤化、吹き付け材の取り除き作業を繰り返すこととなる。
解体作業を行う場所でアスベスト材が確実に除去された後に、ビル躯体を改築、解体作業を行い、再利用可能なアルミニウム資源、鉄資源、コンクリート片等に仕分けする。
しかしながら、アスベスト除去作業は作業員による手作業が主となり、作業員の安全性をより高め、より迅速に処理することが望まれている。
本発明は、古いビルの解体作業において、壁面等に施されたアスベストを除去する際に、操縦者の安全性を高め、迅速に処理可能な解体作業車を得ることを目的とする。
請求項1に記載された発明に係る解体作業車は、自走車両の車体上に旋回可能に搭載された起伏可能な作動ブームを遠隔操作可能に備えた作業車であって、
前記作動ブームの先端部にアスベストを掻き取るための幅広の平刃状のスクレーパ部を備えたことを特徴とするものである。
請求項2に記載された発明に係る解体作業車は、請求項1に記載の作動ブームの先端にブームの軸心回りに回動可能に取付けられた前記運転キャビンからの操作によって開閉作動するペンチャーを遠隔操作可能に更に備え、
前記ペンチャーの先端部に前記スクレーパ部を備えたことを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明に係る解体作業車は、請求項2に記載のスクレーパ部の平刃の当接角度を対面する壁面又は天井面に応じて変更可能とするためのスクレーパ部の取付け角度を変更するスクレーパ取付角度変更手段を備えたことを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明に係る解体作業車は、請求項3に記載のスクレーパ部が前記ペンチャーの先端部に対して第1の保持角度と第2の保持角度とに交換可能に取付けられており、
前記第1の保持角度が、スクレーパ部を上位位置とするようにペンチャーを回動した際に内装天井面を掻き取り可能な角度であり、尚且つ、スクレーパ部を下位位置とするようにペンチャーを回動した際に内装壁面を掻き取り可能な角度であり、
前記第2の保持角度が、前記ペンチャーの開閉動作に伴う挟持作業に支障のない角度であることを特徴とするものである。
請求項5に記載された発明に係る解体作業車は、請求項2に記載のスクレーパ部が開閉動作するペンチャーの一端の先端部に取付けられ、
前記ペンチャーの他端の先端部に1本以上の鉤爪を備えた鉤爪部を更に備えたことを特徴とするものである。
請求項6に記載された発明に係る解体作業車は、請求項5に記載のスクレーパ部が2つの幅広の平刃をL字に組み合わせたものであることを特徴とするものである。
請求項7に記載された発明に係る解体作業車は、請求項5又は6に記載の鉤爪部の鉤爪の進入角度を対面する壁面又は天井面に応じて変更可能とするための鉤爪部の取付け角度を変更する鉤爪取付角度変更手段を備えたことを特徴とするものである。
請求項8に記載された発明に係る解体作業車は、請求項7に記載の鉤爪部が前記ペンチャーの他端の先端部に対して第1の保持角度と第2の保持角度とに交換可能に取付けられており、
前記第1の保持角度が、鉤爪部を上位位置とするようにペンチャーを回動した際に内装天井面を掻き取り可能な角度であり、尚且つ、鉤爪部を下位位置とするようにペンチャーを回動した際に内装壁面を掻き取り可能な角度であり、
前記第2の保持角度が、前記ペンチャーの開閉動作に伴う挟持作業に支障のない角度であることを特徴とするものである。
請求項9に記載された発明に係る解体作業車は、請求項1〜8の何れか1項に記載の解体作業車には、前記作動ブーム又は前記ペンチャーを遠隔操作する操作者が搭乗する運転キャビンを更に備え、
前記運転キャビンは気密状態に維持することができ、
前記運転キャビン内に清浄空気を周囲の気圧より高い圧力状態で供与可能な清浄空気供与手段を備えたことを特徴とするものである。
本発明は、古いビルの解体作業において、壁面等に施されたアスベストを除去する際に、操縦者の安全性を高め、迅速に処理可能な解体作業車を得ることができるという効果がある。
本発明の解体作業車の一実施例の構成を示す説明図である。 図1の解体作業車に備わったペンチャーの構成を示す説明図である。 図2のペンチャーに搭載されたスクレーパ部の構成を示す説明図である。 図2のペンチャーに搭載された鉤爪部の構成を示す説明図である。 別のスクレーパ部の構成を示す説明図である。
本発明においては、自走車両の車体上に旋回可能に搭載された起伏可能な作動ブームを遠隔操作可能に備えた作業車であって、作動ブームの先端部にアスベストを掻き取るための幅広の平刃状のスクレーパ部を備える。これにより、古いビルの解体作業において、壁面等に施されたアスベストを除去する際に、遠隔操作によって操縦する操縦者の安全性を高め、迅速に処理可能な解体作業車を得ることができる。
即ち、本発明の解体作業車の自走車両としては、具体的には、解体が行われる古いビルの室内に搬入可能な小型軽量の車両を用いている。軽量化のためにゴムキャタピラで走行可能な車両には旋回ステージと、旋回ステージに搭載された起伏可能な作動ブームを備える。遠隔操作によって車両や作動ブームを操作するためには、作業対象場所を撮影するカメラ等の撮像手段と、有線又は無線で車両や作動ブームを操作する操作手段とを備えるか、作業対象場所により近い位置で操縦するために運転キャビン内に操縦者が搭乗して遠隔操作で作動ブーム等を操作すればよい。
この場合の運転キャビンは、気密状態に維持することができ、この運転キャビン内に清浄空気を周囲の気圧より高い圧力状態で供与可能な清浄空気供与手段を備える。これにより、操縦者の安全性がより一層高まる。尚、アスベスト除去処置する箇所を隔離シートで隔離した上で除去作業を行うため、解体作業車はエンジン出力による駆動であるよりも、モータ出力による駆動が好ましい。また、作動ブーム等の駆動についても、モータ出力によって駆動させてもよいし、モータによって発生させた油圧によって駆動させてもよい。
本発明の解体作業車に備えられた運転キャビンは、気密状態に維持することができるものである。即ち、運転キャビンは、密閉機能と耐圧機能とを備える。具体的には、自走車両の運転を行うために前方を目視し、油圧作動ブームの先端のスクレーパ部、又は油圧作動ブーム先端のペンチャーの開閉動作やスクレーパ部を目視するためのフロントグラスと、運転席への進入を行う扉とを備えた気密性の高いキャビンを備える。
更に、この運転キャビン内に清浄空気を周囲の気圧より高い圧力状態で供与可能な清浄空気供与手段を備える。これにより、アスベストが飛散する可能性がある作業現場でも、解体作業車内で作業する操縦者の安全を守ることが可能となる。
具体的には、古いビルの解体作業において、壁面等に施されたアスベストを除去する際には、密閉機能と耐圧機能を兼ね備えるポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート(PET樹脂)、塩化ビニル等のプラスチック製のシート材等で剥離対象の室内の出入り口を隔離したり、剥離対象の壁面を含む周囲の壁面等を前記シート材等で包囲して隔離空間を形成する。この隔離空間内の空気を、HEPAフィルタで集塵しつつ吸引して負圧状態とする排気手段を配する。尚、HEPAフィルタは、日本工業規格Z8122に定める基準を満たしたものである。
この隔離空間内に本発明の解体作業車を進入させてアスベストの除去作業を実施する。作業車車外の周囲にアスベストが漂う悪条件の環境内でも操縦者の安全性を高めるため、運転キャビン内に清浄空気を周囲の気圧より高い圧力状態で供与可能な清浄空気供与手段を備える。この清浄空気供与手段としては、清浄空気を封入した酸素ボンベ等を解体作業車に搭載して、運転キャビン内に徐々に導入して、運転キャビン内に清浄空気を周囲の気圧より高い圧力状態としてもよいが、前述の通り、隔離空間内の空気を、排気手段でHEPAフィルタで集塵しつつ吸引して負圧状態とするため、隔離空間の外方からホース等で空気を運転キャビン内に供給する送気式空気供与手段が構成も簡便で維持管理も容易となる。
この送気式空気供与手段を配する場合には、運転キャビンには作業車車外の負圧状態に応じて、車内の空気を車外に排出し、尚且つ車外からの空気を閉塞する逆止弁を備えることにより、周囲の負圧状態に応じて運転キャビン内の空気を排除しつつ、ホースによる外気の供給が行われ、車内の操縦者の安全を守ることが可能となる。
本発明のおける作動ブームとしては、モータ駆動でも油圧駆動でもよいが、好ましい油圧駆動では、幾つかの油圧ピストン等で伏仰可能に設けられた少なくとも第1ブームと第2ブームとからなる。最高位となるブームの先端部にアスベストを掻き取るための幅広の平刃状のスクレーパ部を備えればよい。好ましくは、油圧作動ブームの先端にブームの軸心回りに回動可能に取付けられた運転キャビンからの操作によって開閉作動するペンチャーを更に備え、このペンチャーの先端部にスクレーパ部を備えるものが挙げられる。
このペンチャーに平刃状のスクレーパ部を備えたものでは、アスベストを除去するだけでなく、ペンチャーによって不要のものを引き千切る等の古いビルの解体作業に使用可能であり、取り回しのよい解体作業車となる。
運転キャビンからの操作によって開閉作動する好ましいペンチャーとしては、解体作業時に挟持対象物を引き千切ったり、破断させたりするために、開閉作動する挟持部を備える。開閉動作する挟持部の一方の先端部にアスベストを掻き取るための幅広の平刃状のスクレーパ部を備えればよい。
前記スクレーパ部の平刃の当接角度は対面する壁面又は天井面に応じて変更可能に設けられる。即ち、ペンチャーの先端部に備えられたスクレーパ部は、油圧作動ブームの先端でのブーム軸に対する回動による角度の変更やペンチャーの開閉作動による角度の変更によって、対面する壁面又は天井面に対してある程度の角度を変更することができるが、より好ましくは、スクレーパ部の平刃の当接角度を対面する壁面又は天井面に応じて変更可能とするためのスクレーパ部の取付け角度を変更するスクレーパ取付角度変更手段を備えればよい。
このスクレーパ取付角度変更手段としては、スクレーパ部の柄部とスクレーパとの取付角度をモータの動力によって取付角度を変更するものが考えられるが、スクレーパ部をペンチャーの先端部に対して第1の保持角度と第2の保持角度とに交換可能に取付け、この第1の保持角度はスクレーパ部を上位位置とするようにペンチャーを回動した際に内装天井面を掻き取り可能な角度とし、尚且つ、スクレーパ部を下位位置とするようにペンチャーを回動した際に内装壁面を掻き取り可能な角度とする、第2の保持角度をペンチャーの開閉動作に伴う挟持作業に支障のない角度とする。
即ち、ペンチャーの先端部に対して着脱するスクレーパ部を装着する角度を180°即ち、表裏で変更することにより、平刃の当接角度が変更されるようにスクレーパ部の柄部に対して平刃を傾けて構成するものが、構成が簡便となり製造コストを低くし、故障も少ない利点がある。
尚、一端にスクレーパ部が配されたペンチャーの他端の先端部には、スクレーパ部でないアタッチメントを装着させてもよい。即ち、好ましい態様としては、ペンチャーが油圧作動ブームの軸心回りに回動可能に取付けられ、スクレーパ部が開閉動作するペンチャーの一端の先端部に取付けられ、ペンチャーの他端の先端部に1本以上の鉤爪を備えた鉤爪部を更に備える。
この鉤爪部は内装施工された種々のカバー及びその下層の断熱材等を破断して剥がしたりする際に使用する。即ち、吹き付けアスベスト材を露出させるために内装施工された種々のカバー及びその下層の断熱材等を破断させる。この剥離させた後に、粉じん飛散防止の薬液を露出されたアスベスト材に湿潤させ、平刃状のスクレーパ部で奇麗に掻き落とす除去作業を通常よりも早く行うことができる等の効果がある。
本発明の鉤爪部としては、スクレーパ部と同様に、対面する壁面又は天井面に応じて変更可能に設けられている。即ち、ペンチャーの先端部に備えられた鉤爪部は、油圧作動ブームの先端でのブーム軸に対する回動による角度の変更やペンチャーの開閉作動による角度の変更によって、対面する壁面又は天井面に対してある程度の角度を変更することができるが、鉤爪部の鉤爪の進入角度を対面する壁面又は天井面に応じて変更可能とするための鉤爪部の取付け角度を変更する鉤爪取付角度変更手段を備えればよい。
この鉤爪取付角度変更手段としては、スクレーパ取付角度変更手段と同様に、鉤爪部の柄部と鉤爪との取付角度をモータの動力によって取付角度を変更するものが考えられるが、鉤爪部を前記ペンチャーの他端の先端部に対して第1の保持角度と第2の保持角度とに交換可能に取付け、この第1の保持角度を鉤爪部を上位位置とするようにペンチャーを回動した際に内装天井面を掻き取り可能な角度とし、尚且つ、鉤爪部を下位位置とするようにペンチャーを回動した際に内装壁面を掻き取り可能な角度とする、第2の保持角度をペンチャーの開閉動作に伴う挟持作業に支障のない角度とする。
即ち、ペンチャーの先端部に対して着脱する鉤爪部を装着する角度を180°即ち、表裏で変更することにより、鉤爪の進入角度が変更されるように鉤爪部の柄部に対して鉤爪を傾けて構成するものが、構成が簡便となり製造コストを低くし、故障も少ない利点がある。
図1は本発明の解体作業車の別の実施例の構成を示す説明図である。図2は図1の解体作業車に備わったペンチャーの構成を示す説明図であり、a図はスクレーパ部と鉤爪部との一つの取付例を示す説明図、b図は別の取付例を示す説明図、c図は要部の拡大図である。図3は図2のペンチャーに搭載されたスクレーパ部の構成を示す説明図であり、a図は一つの取付例を示す説明図、b図は別の取付例を示す説明図である。図4は図2のペンチャーに搭載された鉤爪部の構成を示す説明図であり、a図は一つの取付例を示す説明図、b図は別の取付例を示す説明図である。図5は別のスクレーパ部の構成を示す説明図である。
図1及び図2に示す通り、軽量化解体作業車10は、主として高層ビルの内装や、客車、電車、ディーゼル動車等の旅客車、バスといった大型の車両、旅客機等の内装を解体処理する場合に使用されるように少なくとも6t以下の小型軽量の車両11を用いる。軽量化のためにゴムキャタピラ14で走行可能な車両11にはモータ出力で駆動される旋回ステージ12と、作業車10を操縦する操縦者が搭乗する運転キャビン13と、解体作業用ペンチャー20を先端に有する油圧作動ブーム16とを備える。尚、更なる軽量化のためにゴムキャタピラ14を4本のゴムタイヤに変更してもよい。
この作業車10の油圧作動ブーム16は作業現場に至るまでは折りたたまれる。ブーム16の先端のペンチャー20はブーム16に対して首振り回動操作と軸心回りの回転操作が可能となっており、これらの操作は運転キャビン13からの油圧又は電動式の遠隔操作で行われる。この場合、運転キャビン13は、気密状態に維持することができ、尚且つ、除去作業中にドライバー(オペレータ)のアスベスト被曝を防止するために、清浄空気を運転キャビン13内に与圧状態(大気圧より高い圧力状態)で供与可能な清浄空気供与手段を備える。尚、本実施例では、解体作業車10の操縦は運転キャビン10内から行うものであるが、作業対象を写すカメラと、作業場所から遙か離れた場所からの操作指令を個々の駆動手段に伝達する遠隔操作手段を備えてもよい。
清浄空気供与手段の一つとしては、アスベストの除去作業現場まで移動する際に使用する酸素ボンベ(図示せず)を解体作業車内に搭載しており、更に、別の清浄空気供与手段としては、アスベストの除去作業現場に到着した際に車外の作業者によって取付けられる送気式空気供与手段としての給気ホース15が配される。また、運転キャビン13の扉部の下方には、キャビン内外の気圧に応じて車内からの空気を流出させ、車外からの空気を流入させない逆止弁17を備える。これによりアスベストの除去作業現場では、現場の空気を、排気手段でHEPAフィルタで集塵しつつ吸引して負圧状態とするため、周囲の負圧状態に応じて運転キャビン内の空気を排除しつつ、ホースによる外気の供給が行われるため、車内のドライバー(オペレータ)の安全を守ることが可能となる。
図2のa図に示す通り、油圧作動ブーム16の先端にペンチャー回転台21を介して解体作業用ペンチャー20が取付けられている。回転台21は運転キャビン13からの遠隔操作で、その軸心回りにペンチャー20を正逆回動させ、所望の向きにすることができる。ペンチャー20は、回転台21に固定された固定アーム部22と、油圧によって支点24を中心にして開閉駆動する駆動アーム部23との一対のアーム部からなる。一対のアーム部の対向側には、支点24から外方に向かって対象物を破断する切断刃25a、25bと対象物を挟持して引き千切るための凹凸部を備えた挟持部26a、26bとが配されている。
固定アーム部22と駆動アーム部23との各々の挟持部26a、26bの先端にはスクレーパ部31と鉤爪部32とが固定されている。詳しくは、固定アーム部22の先端に突設された断面が正方形状の係止軸27aに軸支され、係止ボルト28によって側方から固定された図3に示すスクレーパ部31の柄部が固定されている。駆動アーム部23の先端に突設された断面が正方形状の係止軸27bに軸支され、係止ボルト28によって側方から固定された図4に示す鉤爪部32の柄部が固定されている。
図2のa図及びb図に示す通り、これら固定アーム部22と駆動アーム部23との係止軸27a、27bと、これに軸支されるスクレーパ部31の柄部、鉤爪部32の柄部とは同じ係止構造となっているため、スクレーパ部31及び鉤爪部32の装着する角度を180°即ち、表裏で変更することにより、取付角度が変更されるようにスクレーパ部のスクレーパと柄部との取付角度及び鉤爪部の鉤爪と柄部との取付角度を傾けて構成するものが、構成が簡便となり製造コストを低くし、故障も少ない利点がある。
また、図3及び図4に示す通り、スクレーパ部31の柄部、鉤爪部32の柄部とは同じ係止構造となっているため、固定アーム部22と駆動アーム部23に装着されるスクレーパ部31及び鉤爪部32を変更させても同じ効果を奏することができる。尚、本実施例の2つの係止軸27a,27bの各々は長手軸に直交する横断面が正方形状であり、長手軸の先端方向に向かって若干先細りとなって装着がし易くなっている。
図2のa図では、スクレーパ部31及び鉤爪部32はペンチャーの閉塞方向に折れた状態で装着されている。この場合には、壁面の上方から下方にかけて剥離させることに好適である。即ち、ペンチャー20の回転台21を回動して、鉤爪部32を上位位置にする。この状態で、内装施工された種々のカバー及びその下層の断熱材を上方から下方に破断する。カバー下の露出した吹き付けアスベスト材に薬液を吹き付けて湿潤させる。充分に浸潤させた後に、ペンチャー20の回転台21を回動して、スクレーパ部31を上位位置にする。アスベスト材を平刃状のスクレーパ部31で上方から下方に奇麗に掻き取る。
また、図2のb図では、スクレーパ部31及び鉤爪部32はペンチャーの開放方向に折れた状態で装着されている。この場合には、天井面や壁面の上方を剥離させることに好適である。即ち、スクレーパ部31及び鉤爪部32の装着する角度を図2のa図の状態から180°即ち、表裏で変更する。ペンチャー20の回転台21を回動して、鉤爪部32を上位位置にする。この状態で、天井面等に内装施工された種々のカバー及びその下層の断熱材を破断する。カバー下の露出した吹き付けアスベスト材に粉じん飛散防止処理用の薬液を吹き付けて湿潤させる。充分に浸潤させた後に、ペンチャー20の回転台21を回動して、スクレーパ部31を上位位置にする。アスベスト材を平刃状のスクレーパ部31で天井面等を奇麗に掻き取る。
スクレーパ部としては、他のスクレーパ部を用いることもできる。図5に示す通り、別のスクレーパ部51は、2つの幅広の平刃52、53をL字に組み合わせた状態のものである。これにより、スクレーパ部51の角度を殆ど変更しなくても壁面又は天井面に当接さえることができるため、アスベスト材等を奇麗に掻き落とす除去作業を簡便に行うことができる。また、壁同士又は天井と壁とが近接したコーナ部についても、一度の除去作業で掻き落とすことができる利点を奏する。
10 …解体作業車、
11 …車両、
12 …旋回ステージ、
13 …運転キャビン、
14 …ゴムキャタピラ、
15 …給気ホース、
16 …油圧作動ブーム、
17 …逆止弁、
20 …解体作業用ペンチャー、
21 …ペンチャー回転台、
22 …固定アーム部、
23 …駆動アーム部、
24 …支点、
25a…切断刃、
25b…切断刃、
26a…挟持部、
26b…挟持部、
27a…係止軸、
27b…係止軸、
28 …係止ボルト、
31 …スクレーパ部、
32 …鉤爪部、
51 …スクレーパ部、
52 …平刃、
53 …平刃、

Claims (9)

  1. 自走車両の車体上に旋回可能に搭載された起伏可能な作動ブームを遠隔操作可能に備えた作業車であって、
    前記作動ブームの先端部にアスベストを掻き取るための幅広の平刃状のスクレーパ部を備えたことを特徴とする解体作業車。
  2. 前記作動ブームの先端にブームの軸心回りに回動可能に取付けられた前記運転キャビンからの操作によって開閉作動するペンチャーを遠隔操作可能に更に備え、
    前記ペンチャーの先端部に前記スクレーパ部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の解体作業車。
  3. 前記スクレーパ部の平刃の当接角度を対面する壁面又は天井面に応じて変更可能とするためのスクレーパ部の取付け角度を変更するスクレーパ取付角度変更手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載の解体作業車。
  4. 前記スクレーパ部が前記ペンチャーの先端部に対して第1の保持角度と第2の保持角度とに交換可能に取付けられており、
    前記第1の保持角度が、スクレーパ部を上位位置とするようにペンチャーを回動した際に内装天井面を掻き取り可能な角度であり、尚且つ、スクレーパ部を下位位置とするようにペンチャーを回動した際に内装壁面を掻き取り可能な角度であり、
    前記第2の保持角度が、前記ペンチャーの開閉動作に伴う挟持作業に支障のない角度であることを特徴とする請求項3に記載の解体作業車。
  5. 前記スクレーパ部が開閉動作するペンチャーの一端の先端部に取付けられ、
    前記ペンチャーの他端の先端部に1本以上の鉤爪を備えた鉤爪部を更に備えたことを特徴とする請求項2に記載の解体作業車。
  6. 前記スクレーパ部が2つの幅広の平刃をL字に組み合わせたものであることを特徴とする請求項5に記載の解体作業車。
  7. 前記鉤爪部の鉤爪の進入角度を対面する壁面又は天井面に応じて変更可能とするための鉤爪部の取付け角度を変更する鉤爪取付角度変更手段を備えたことを特徴とする請求項5又は6に記載の解体作業車。
  8. 前記鉤爪部が前記ペンチャーの他端の先端部に対して第1の保持角度と第2の保持角度とに交換可能に取付けられており、
    前記第1の保持角度が、鉤爪部を上位位置とするようにペンチャーを回動した際に内装天井面を掻き取り可能な角度であり、尚且つ、鉤爪部を下位位置とするようにペンチャーを回動した際に内装壁面を掻き取り可能な角度であり、
    前記第2の保持角度が、前記ペンチャーの開閉動作に伴う挟持作業に支障のない角度であることを特徴とする請求項7に記載の解体作業車。
  9. 前記解体作業車には、前記作動ブーム又は前記ペンチャーを遠隔操作する操作者が搭乗する運転キャビンを更に備え、
    前記運転キャビンは気密状態に維持することができ、
    前記運転キャビン内に清浄空気を周囲の気圧より高い圧力状態で供与可能な清浄空気供与手段を備えたことを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の解体作業車。
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