JP2016166033A - 蓋 - Google Patents

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雄一 小石川
Yuichi Koishikawa
雄一 小石川
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Abstract

【課題】開閉蓋をより軽い力で開閉可能にするとともに、エンドユーザー等の開封使用前に開閉蓋が開くのを防止する。【解決手段】容器本体2に蓋基部10を取り付ける。蓋基部10に開閉蓋20を被せる。破断可能なヒンジ部30によって、開閉蓋20を蓋基部10に対して回転可能に連結する。蓋基部10にガイド部41を形成し、開閉蓋20に係止部42を形成し、ガイド部41に係止部42をスライド可能に嵌合させてスライド嵌合部40を構成する。破断前のヒンジ部30によって前記スライドが阻止され、かつスライド嵌合部40によって前記回転が阻止される。【選択図】図1

Description

本発明は、容器の蓋に関する。
例えば、特許文献1の蓋は、蓋基部(蓋本体)に開閉蓋(小蓋)がヒンジ部を介して回転可能に連なっている。開閉蓋の回転によって蓋基部の開口部が開閉される。ヒンジ部にはトーションバネが設けられており、このトーションバネによって開閉蓋が開方向へ付勢されている。開閉蓋のヒンジ部とは反対側の端部にはロック片が設けられている。このロック片を蓋基部に係止することによって、開閉蓋が閉状態に保持される。また、蓋基部及び開閉蓋の中央部には、それぞれ環状の嵌合部が凸設されており、開閉蓋の閉時には、これら嵌合部どうしが嵌合される。
特許文献2の蓋においても、蓋基部に開閉蓋がヒンジ部を介して回転可能に連なっており、ロック片や環状の嵌合部の嵌合によって開閉蓋の閉状態が維持される。
特開2001−97421号公報 特開2011−25980号公報
前掲特許文献1等の容器蓋においては、開閉蓋を閉じる際はトーションバネのばね力に抗して開閉蓋を閉方向へ回す必要がある。また、開閉蓋を開ける際は、ロック片を弾性変形させて蓋基部との係止状態を解除する必要がある。このため、開閉に力を要する。さらに、エンドユーザーが開封して使用する前の運送、保管等の段階で何らかの原因でロック片が解除されると、開閉蓋が開いてしまう。
本発明は、このような事情に鑑み、開閉蓋をより軽い力で開閉可能にするとともに、エンドユーザー等の開封使用前に開閉蓋が開いてしまうのを防止することを目的とする。
前記問題点を解決するために、本発明は、容器の蓋であって、
容器本体に取り付けられる蓋基部と、
前記蓋基部に被さる開閉蓋と、
前記開閉蓋を前記蓋基部に対して回転可能に連結するとともに破断可能なヒンジ部と、
前記蓋基部及び前記開閉蓋の一方に形成されたガイド部と他方に形成された係止部を含み、前記ガイド部に前記係止部がスライド可能に嵌合されたスライド嵌合部と、
を備え、前記破断前のヒンジ部によって前記スライドが阻止され、かつ前記スライド嵌合部によって前記回転が阻止されることを特徴とする。
これによって、エンドユーザー等の開封使用前に開閉蓋が開くのを確実に防止することができる。開封使用の際は、ヒンジ部を破断することによって、開閉蓋がスライド開閉可能となる。スライド開閉式とすることによって、開閉に要する力を軽減できる。
好ましくは、前記スライド嵌合部が、前記ヒンジ部の回転軸に対して交差する向きに延び、より好ましくは前記回転軸に対して直交する向きに延びている。
蓋の製造の際は、蓋基部及び開閉蓋を展開させた形で成形し、成形後、ヒンジ部を中心に折り畳んで、開閉蓋を蓋基部に被せることで、スライド嵌合部の係止部とガイド部とを嵌合させるとよい。スライド嵌合部が、ヒンジ部の回転軸に対して交差(より好ましくは直交)することで、係止部とガイド部とを嵌合させ易くすることができる。
前記ヒンジ部が、前記蓋基部及び開閉蓋における第1側部どうしの間に設けられ、
前記スライド嵌合部が、前記蓋基部及び開閉蓋における前記第1側部と交差する一対の第2側部どうしの間に設けられていることが好ましい。
これによって、展開状態で成形後、ヒンジ部を中心に折り畳むことで、スライド嵌合部の係止部とガイド部とを容易に嵌合させることができる。また、ヒンジ部の破断後は、一対のスライド嵌合部によって開閉蓋を蓋基部上に安定的に配置できるとともにスムーズにスライド開閉させることができる。
本発明によれば、エンドユーザー等の開封使用前に開閉蓋が開いてしまうのを確実に防止できる。開封使用の際は、ヒンジ部を破断することで開閉蓋をスライド開閉可能にできる。スライド開閉式とすることによって、開閉蓋を軽い力で開閉することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る蓋を備えた未開封の容器の平面図であり、容器本体を二点鎖線にて示す。 図2は、前記容器の正面図である。 図3は、図1のIII−III線に沿う、前記蓋の断面図である。 図4は、図2のIV−IV線に沿う、前記蓋の断面図である。 図5は、前記蓋を、成形時の状態で示す斜視図である。 図6は、前記蓋を、ヒンジ部の破断前の未開封状態で示す斜視図である。 図7(a)は、スライド嵌合部のガイド部と係止部とを嵌合させる前の状態を示す断面図である。図7(b)は、スライド嵌合部のガイド部と係止部とを嵌合させた状態を示す断面図である。 図8は、前記蓋を、ヒンジ部の破断後の閉状態で示す斜視図である。 図9は、前記蓋を、開状態で示す斜視図である。 図10は、本発明の第2実施形態に係る蓋を、成形時の状態で示す斜視図である。 図11は、本発明の第3実施形態に係る蓋を成形時の状態で示したものであり、同図(a)はその平面図であり、同図(b)はその斜視図である。 図12(a)は、前記第3実施形態に係る蓋をヒンジ部の破断前の未開封状態で示した斜視図である。図12(b)は、前記蓋を同図(a)の矢印XIIbの方向から見た斜視図である。図12(c)は、前記蓋を同図(a)の矢印XIIcの方向から見た斜視図である。 図13(a)は、前記第3実施形態のスライド嵌合部のガイド部と係止部とを嵌合させる前の状態を示す断面図である。図13(b)は、図13(a)のガイド部と係止部とを嵌合させた状態を示す、図15のXIIIb−XIIIb線に沿う断面図である。 図14は、前記第3実施形態の蓋を、ヒンジ部の破断後の閉状態で、図12(b)と同方向から見た斜視図である。 図15は、前記第3実施形態の蓋を、ヒンジ部の破断後の閉状態で示す平面図である。 図16(a)は、図15のXVIa−XVIa線に沿う断面図である。同図(b)は、同図(a)において蓋を少し開けた状態の断面図である。 図17は、前記第3実施形態の蓋を、開閉蓋の全開状態かつプルダブの未開封状態で示したものであり、同図(a)はその平面図であり、同図(b)はその斜視図である。 図18は、前記第3実施形態の蓋を、開閉蓋の全開状態かつプルタブの開封状態で示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
図1〜図9は、本発明の第1実施形態を示したものである。図1及び図2に示すように、容器1は、容器本体2と、蓋3を備えている。容器本体2の上面部に蓋3が設けられている。蓋3によって容器本体2の開口部2aが塞がり、容器1が密封されている。
図1に示すように、蓋3は、蓋基部10と、開閉蓋20を有している。蓋基部10は、例えば長方形(四角形)の板形状になっている。なお、蓋基部10の形状は、四角形に限られず、適宜改変できる。この蓋基部10が、容器本体2の上面部に取り付けられている。図3に示すように、蓋基部10にはスコア11(切込み)が形成されている。図5に示すように、スコア11は、閉じた円形(閉環状)になっている。スコア11の内側部は、分離可能部12となっている。分離可能部12の一側部にリング状のプルタブ13が設けられている。
図5に示すように、さらに、蓋基部10の上面には、環状凸部15が形成されている。環状凸部15は、スコア11を囲む四角形の環状になっている。環状凸部15は、蓋基部10の1つの短辺側部10eからもう1つの短辺側部10fに向かうにしたがって漸次盛り上がっている。
図1に示すように、蓋基部10の上側に開閉蓋20が被さっている。開閉蓋20は、蓋基部10より少し小さめの長方形(四角形)の板形状になっている。なお、開閉蓋20の形状は、四角形に限られず、適宜改変できる。図3〜図5に示すように、開閉蓋20の内側面(蓋基部10と対向する面、図3及び図4において下面、図5において上面)には、環状凸部25が形成されている。環状凸部25は、環状凸部15と同様に四角形の環状になっている。図3及び図5に示すように、環状凸部25は、開閉蓋20の1つの短辺側部20eからもう1つの短辺側部20fに向かうにしたがって高さが漸次低くなっている。
図3及び図4に示すように、蓋3を閉じた状態において、環状凸部15,25どうしが全周にわたって合わさっている。
図3及び図6に示すように、蓋基部10及び開閉蓋20の短辺側部10e,20e(第1側部)どうしの間には、ヒンジ部30が設けられている。ヒンジ部30は、短辺側部10e,20eに沿って延びる細長板状になっている。このヒンジ部30の上下両側の縁部が、蓋基部10及び開閉蓋20と一体に連なっている。言い換えると、ヒンジ部30を介して蓋基部10と開閉蓋20とが連ねられている。図5に示すように、後記スライド嵌合部40の嵌合が解除されている状態においては、ヒンジ部30によって、開閉蓋20が、蓋基部10に対して回転可能である。図6に示すように、スライド嵌合部40の嵌合状態においては、前記回転が阻止される。
図3に示すように、ヒンジ部30の上下両側部には、スコア31(切込み)が形成されている。これによって、ヒンジ部30が、スコア31に沿って破断可能、ひいては除去可能になっている。
図1及び図4に示すように、さらに、蓋基部10及び開閉蓋20どうしの間には、一対のスライド嵌合部40,40が設けられている。スライド嵌合部40は、蓋基部10及び開閉蓋20の長辺側部10d,20d(第2側部)に沿って直線状に延びている。したがって、スライド嵌合部40の延び方向は、ヒンジ部30の延び方向すなわちヒンジ部30の回転軸に対して直交(交差)している。一対のスライド嵌合部40,40は、蓋3の幅方向(図1において上下)に離れて、互いに平行に対峙している。
図5及び図7(a)に示すように、各スライド嵌合部40は、ガイド部41と、係止部42を含む。ガイド部41は、蓋基部10に設けられ、係止部42は開閉蓋20に設けられている。
ガイド部41は、蓋基部10の上面から突出されるとともに、長辺側部10dに沿って直線状に延びている。ガイド部41には、ガイド溝41aが形成されている。ガイド溝41aは、ガイド部41の全長にわたって延びるとともに、ガイド部41の上端面に開口されている。ガイド溝41aの内側面には、係止凸縁41cが突設されている。係止凸縁41cは、ガイド部41の全長にわたって延びている。
係止部42は、開閉蓋20の内側面(蓋基部10と対向する面、図4及び図7において下面、図5において上面)から突出されるとともに、長辺側部20dに沿って直線状に延びている。係止部42の先端部には、係止爪42aが突設されている。係止爪42aは、係止部42の全長にわたって延びている。
図7(b)に示すように、係止爪42aがガイド溝41aに差し込まれることで、係止部42とガイド部41とが嵌合されている。図6に示すように、ヒンジ部30の破断前は、ヒンジ部30によって蓋基部10と開閉蓋20とのスライドが阻止されている。図8及び図9に示すように、ヒンジ部30を破断、除去した状態では、係止部42が、ガイド部41に対して蓋3の長手方向(スライド方向)に沿ってスライド可能になる。ひいては、開閉蓋20が、蓋基部10に対して前記スライド方向に沿ってスライド可能になる。
蓋3は、次のようにして作製される。
図5に示すように、例えば射出成型機を用いて、蓋3を展開した形で成形する。成形時(展開時)の開閉蓋20は、ヒンジ部30を挟んで蓋基部10とは反対側において上向きに配置されている。
続いて、蓋3を脱型した後、図6に示すように、ヒンジ部30を中心にして蓋3を折り畳むことで、開閉蓋20をヒンジ部30の周りにほぼ180°回転させて蓋基部10の上に被せる。このとき、図7(a)及び同図(b)に示すように、係止部42をガイド溝41aの上端開口からガイド溝41a内に挿し込むことで、係止部42とガイド部41とを嵌合させる。好ましくは、この嵌合工程は、蓋3が完全には硬化していない段階で行う。これによって、係止部42及びガイド部41を互いに弾性変形させやすく容易に嵌合させることができる。また、ヒンジ部30の回転軸とスライド嵌合部40の延び方向とが直交しているために、係止部42をガイド溝41aに略真っ直ぐに差し入れることができ、しかも、係止部42におけるヒンジ部30に近い側から遠い側に向かって(図7の紙面と直交する方向に)順次ガイド溝41aに嵌め込むことができ、嵌合操作を一層容易に行なうことができる。
その後、蓋3が完全に硬化することで、係止部42及びガイド部41が弾性変形し難くなり、係止爪42aがガイド溝41aから抜けるのが阻止される。したがって、開閉蓋20が蓋基部10に対して回転不能になる。
容器本体2には内容物を収容する。
そして、作製した蓋3を容器本体2の上面に取り付けることで、容器本体2を密封する。
この状態における蓋3は、ヒンジ部30によって開閉蓋20のスライドが阻止され、かつスライド嵌合部40によって開閉蓋20の回転が阻止されている。したがって、エンドユーザー等による開封使用前の保管や搬送等の際に、蓋3が開くのを確実に防止することができる。
図8に示すように、エンドユーザー等が容器1を最初に開封する際、ヒンジ部30をスコア31に沿って破断して除去する。これによって、図9に示すように、開閉蓋20がスライド嵌合部40によってスライド開閉可能となる。スライド開閉式とすることで、開閉蓋20を軽い力で開閉できる。また、前記開封時には、プルタブ13を引いてスコア11を破断することで、分離可能部12を除去する。これによって、蓋基部10に開口部12aを形成できる。
開閉蓋20を開状態から閉じていくと、環状凸部15,25どうしの案内作用によって、開閉蓋20がせり上がり、係止爪42aが係止凸縁41cに強く引っ掛かる。また、環状凸部15,25どうしが全周にわたって合わさって密着する。これによって、蓋基部10と開閉蓋20との間をシールできる。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。以下の実施形態において、既述の形態と重複する構成に関しては、図面に同一符号を付して説明を適宜省略する。
図10は、本発明の第2実施形態に係る蓋3Bを示したものである。第2実施形態では、スライド嵌合部40Bの係止部42Bが、第1実施形態よりも短く、ガイド部41Bの2分の1以下の長さになっている。また、係止部42B及びガイド部41Bは、第1実施形態とは断面形状が若干異なっている。特に、ガイド部41Bにおける係止凸縁41cが設けられていない内側ガイド部分41dが、係止凸縁41cを有する外側ガイド部分41eよりも低くなっている。これによって、係止部42Bをガイド部41Bに嵌め込み易くすることができる。また、蓋基部10の底面には、底リブ16が設けられている。
図11〜図18は、本発明の第3実施形態に係る蓋3Cを示したものである。第3実施形態では、スライド嵌合部40Cのガイド部41C及び係止部42Cが、共に板状になっている。
詳しくは、図11に示すように、ガイド部41Cは、蓋基部10と直交するとともに、長辺側部10dに沿って直線状に延びる板状になっている。ガイド部41Cの上端部の内側面に、係止凸縁41dが設けられている。係止凸縁41dは、ガイド部41Cの全長にわたって延びている。
また、板状の係止部42Cが、開閉蓋20の長辺側部20dから図11において上方へ突出するとともに、長辺側部20dに沿って直線状に延びている。係止部42Cの外側面に係止凸条42dが設けられている。係止凸条42dは、係止部42Cの全長にわたって延びている。
さらに、図11に示すように、第3実施形態においては、蓋基部10の四角形の環状凸部15の内部に、円形のリム部18が設けられている。リム部18の内周に沿ってスコア11が設けられている。蓋基部10におけるリム部18の内側部分が、分離可能部12となっている。
また、環状凸部15の一対のスロープ部15aの側部には、それぞれ支持壁17が設けられている。支持壁17は、長辺側部10dに沿って直線状に延びている。支持壁17の高さは、一定であり、かつ環状凸部15における短辺側部10f側の側壁部15bよりも高くなっている。
側壁部15bの長手方向(図11(a)において上下)の両端部は、それぞれ支持壁17よりも側方へ延び出ている。この側方へ延び出た部分が、閉側ストッパ51を構成している。また、蓋基部10における支持壁17よりも短辺側部10e側(図11(a)において左側)には、開側ストッパ53が設けられている。閉側ストッパ51と開側ストッパ53とは、長辺側部10dと平行な直線上に対峙するように配置されている。
一方、図11に示すように、開閉蓋20の係止部42Cにおける短辺側部20f側の内側面には、係止突起52が設けられている。図15及び図17(a)に示すように、開閉蓋20を蓋基部10上に重ねた状態において、係止突起52は、閉側ストッパ51と開側ストッパ53を結ぶ線分上に配置されている。
また、図11に示すように、環状凸部25における短辺側部20f側の低壁部25bには、挟持凸部26,27が設けられている。外側挟持凸部26は、低壁部25bの外面側(図11(a)において左側)に配置されるとともに低壁部25bと平行に延びている。図16に示すように、外側挟持凸部26の断面形状は、半円形になっている。図11に示すように、内側挟持凸部27は、低壁部25bの内面側(図11(a)において右側)に配置されるとともに低壁部25bと平行に延びている。図16に示すように、内側挟持凸部27の断面形状は、四角形になっている。挟持凸部26,27の突出高さは、低壁部25bよりも僅かに大きい。また、図11に示すように、挟持凸部26,27の長さは、低壁部25bよりも小さい。
開閉蓋20の短辺側部20eの近くには、側壁部23が設けられている。側壁部23は、短辺側部20eに沿って延びるとともに、その両端部が係止部42Cに達している。
さらに、図12に示すように、第3実施形態においては、ヒンジ部30の上端部に断面C字状のC字ヒンジ33が形成されている。このC字ヒンジ33が、スコア31Cを介して開閉蓋20の短辺側部20eと連なっている。
また、ヒンジ部30の長手方向の一端部には、ツマミ部32が設けられている。
第3実施形態の蓋3Cは、図11の展開状態で成形された後、C字ヒンジ33を中心にして折り畳まれることで、図12に示すように、蓋基部10上に開閉蓋20が被さる。このとき、図13に示すように、ガイド部41Cと係止部42Cとが互いに弾性変形しながら、係止凸縁41dと係止凸条42dとが係止される。ガイド部41C及び係止部42Cが、共に板状に形成されているために弾性変形し易く、第1実施形態(図7)のように係止爪42aをガイド溝41aに挿し込むよりも容易に嵌合させることができる。
また、支持壁17によって開閉蓋20を支持できる。
さらに、側壁部15,23によって、蓋3Cの長手方向の両端部における蓋基部10と開閉蓋20との間をほぼ閉塞することができる。
エンドユーザー等が蓋3Cを開封する際は、ツマミ部32を摘まんで引っ張ることで、ヒンジ部30を上下のスコア31C,31に沿って容易に破断し除去することができる(図14)。これによって、開閉蓋20がスライド開閉可能となる。
図16(a)に示すように、開閉蓋20が閉位置に在る時は、挟持凸部26,27が環状凸部15の側壁部15bを前後から挟み付ける。これによって、開閉蓋20を閉じた状態に確実に保持でき、更には開閉蓋20のがたつきを防止することができる。
図16(b)に示すように、開閉蓋20を開けるために閉位置から開方向(同図において左)へスライドさせると、外側挟持凸部26が弾性変形しながら側壁部15bを乗り越え、側壁部15bよりも開側(同図において左)に位置する。これによって、開閉蓋20がスライド可能になる。
図17に示すように、開閉蓋20を全開位置にすると、係止突起52が開側ストッパ53に突き当たる。これによって、開閉蓋20がそれ以上、開側(図17(a)において左)へスライドするのを阻止でき、ひいては、開閉蓋20が蓋基部10から外れるのを防止できる。
図18に示すように、プルタブ13を引いてスコア11を破断することで、リム部18の内側の分離可能部12を除去できる。これによって、円形の開口部12aが形成され、蓋3Cが開封される。
開口部12aの周縁部にリム部18を形成することによって、開口部12aの変形を防止できる。
開閉蓋20を開状態から閉じていくと、図16(b)に示すように、外側挟持凸部26が側壁部15bに当たり、更に弾性変形しながら側壁部15bを乗り越え、同図(a)に示すように、側壁部15bよりも閉側(同図において右)に位置する。かつ、内側挟持凸部27が側壁部15bに突き当たる。これによって、開閉蓋20を閉状態に保持できる。
このとき、内側挟持凸部27が側壁部15bを乗り越えようとしたときは、図15に示すように、係止突起52が閉側ストッパ51に突き当たる。これによって、開閉蓋20が閉位置よりも前方(図15において右)へ移動するのを阻止できる。
本発明は、前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改変をなすことができる。
例えば、スライド嵌合部40,40B,40Cのガイド部41,41B,41Cが開閉蓋20に設けられ、係止部42,42B,42Cが蓋基部10に設けられていてもよい。
ヒンジ部30が、蓋3,3B,3Cの長辺側部に設けられ、スライド嵌合部40,40B,40Cが、蓋3,3B,3Cの短辺側部に設けられていてもよい。
本発明は、例えばフェイスシート等を収容する容器の蓋に適用できる。
1 容器
2 容器本体
3,3B,3C 蓋
10 蓋基部
10d 長辺側部(第2側部)
10e 短辺側部(第1側部)
20 開閉蓋
20d 長辺側部(第2側部)
20e 短辺側部(第1側部)
30 ヒンジ部
40,40B,40B スライド嵌合部
41,41B,41B ガイド部
42,42B,42B 係止部

Claims (3)

  1. 容器の蓋であって、
    容器本体に取り付けられる蓋基部と、
    前記蓋基部に被さる開閉蓋と、
    前記開閉蓋を前記蓋基部に対して回転可能に連結するとともに破断可能なヒンジ部と、
    前記蓋基部及び前記開閉蓋の一方に形成されたガイド部と他方に形成された係止部を含み、前記ガイド部に前記係止部がスライド可能に嵌合されたスライド嵌合部と、
    を備え、前記破断前のヒンジ部によって前記スライドが阻止され、かつ前記スライド嵌合部によって前記回転が阻止されることを特徴とする蓋。
  2. 前記スライド嵌合部が、前記ヒンジ部の回転軸に対して交差する向きに延びていることを特徴とする請求項1に記載の蓋。
  3. 前記ヒンジ部が、前記蓋基部及び開閉蓋における第1側部どうしの間に設けられ、
    前記スライド嵌合部が、前記蓋基部及び開閉蓋における前記第1側部と交差する一対の第2側部どうしの間に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の蓋。
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