JP2016164604A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電圧印加部材が像担持体に印加した印加電圧値と、該印加電圧値による電圧印加によって電流検出部が検出する検出電流値と、の関係式を算出する算出部を備え、算出部が算出した関係式に基づいて、トナー像を形成するための静電潜像が像担持体の表面に形成される画像形成装置において、算出部は、像担持体の帯電状態が第1状態における関係式である第1関係式を、第1状態における大きさの異なる複数の印加電圧値と、複数の印加電圧値に対応する複数の検出電流値と、に基づいて算出し、帯電状態が第1状態とは異なる第2状態における関係式である第2関係式を、第2状態における1の印加電圧値と、1の印加電圧値に対応する1の検出電流値と、第1関係式と、に基づいて算出する。
【選択図】図10
Description
ム表面がプラスに帯電し、プラスメモリーが発生し精度が悪化する場合があった。
記録材に画像を形成するためのトナー像を担持する像担持体と、
前記像担持体を帯電させる帯電部と、
帯電した前記像担持体の表面を露光する露光部と、
前記像担持体に電圧を印加する電圧印加部材と、
前記像担持体に流れる電流値を検出する電流検出部と、
前記電圧印加部材が前記像担持体に印加した印加電圧値と、該印加電圧値による電圧印加によって前記電流検出部が検出する検出電流値と、の関係式を算出する算出部と、
を備え、
前記算出部が算出した前記関係式に基づいて、前記トナー像を形成するための静電潜像が前記像担持体の表面に形成される画像形成装置において、
前記算出部は、
前記像担持体の帯電状態が第1状態における前記関係式である第1関係式を、前記第1状態における大きさの異なる複数の印加電圧値と、前記複数の印加電圧値に対応する複数の検出電流値と、に基づいて算出し、
前記帯電状態が前記第1状態とは異なる第2状態における前記関係式である第2関係式を、前記第2状態における1の印加電圧値と、前記1の印加電圧値に対応する1の検出電流値と、前記第1関係式と、に基づいて算出することを特徴とする。
べきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
図2は、本発明の実施例に係る電子写真方式の画像形成装置の一例の概略構成を示す模式的断面図である。
<本実施例の転写部材によるドラム電位検知について>
(1)放電開始電圧の検知
(2)ドラム表面電位の算出
(3)印加電圧と検知電流の関係式
(4)帯電電位ならび露光電位の検知
(5)複数のドラム電位の検知
帯電ON/OFF制御部31は、CPU30からの指令により、電源40から帯電ローラ2への電力供給のON/OFFを制御することにより、帯電ローラ2(帯電部材)から感光ドラム1の表面への帯電電圧(帯電バイアス)の印加を制御する。これら感光ドラム1の帯電にかかわる構成が、本発明の帯電部を形成する。
露光ON/OFF制御部32は、CPU30からの指令により、レーザビームスキャナ3のON/OFFや画像情報に基づいた走査露光(露光量)の制御を行う。これら感光ドラム1の露光にかかわる構成が、本発明の露光部を形成する。
制御部33は、CPU30からの指令により、感光ドラム1や現像ローラ9等の動作(回転動作等)を制御する。
転写電圧制御部34は、CPU30からの指令により、電源41から転写ローラ8(電圧印加部材)への電力供給のON/OFFを制御することにより、転写ローラ8から感光ドラム1の表面への転写電圧(転写バイアス)の印加を制御する。転写ローラ8による印加電圧は、印加電圧値を可変に制御可能な直流電圧である。
ドラム電流検知部35(電流検出部)は、感光ドラム1に流れる電流を検知し、その情報をCPU30に送る。CPU30は、算出部(導出部)として、ドラム電流検知部35により得られる感光ドラム1に流れる電流の情報(検出電流値)を利用し、各種制御を行う。
図4は、本実施例における放電開始電圧値の検知方法を説明する図であり、一方の軸が印加電圧値、他方の軸が検出電流値を表す電圧電流座標における印加電圧値と検出電流値の関係を示している。図4に示すように、放電開始電圧V1、V2は、まず転写ローラ8から感光ドラム1表面に連続的に電圧(V)を印加して、感光ドラム1に流れる電流(I)を検知する。転写ローラ8と感光ドラム1表面の間で放電しない領域(非放電領域)では、電圧と電流の関係は直線的である。この関係式をここではV−I直線と呼ぶことにする。V−I直線は、電圧を増加(減少)させて放電が開始されるとV−I直線と放電開始後の傾きが急になる。これは放電電流分が上乗せされて検知されるからで、V−I直線の傾きから判断できる(V1部拡大図参照)。
図5を参照して、演算処理によって放電開始電圧V1、V2からドラム表面電位を算出する方法について説明する。図5は、ドラム表面電位の算出について説明する図であり、印加電圧と検知電流のV−I直線ならびに放電開始電圧V1、V2を示している。なお、ドラム電位(表面電位)とは、画像形成時における各種電位制御において基準とされるものであり、例えば、本実施例のように検出電流値がゼロとなる印加電圧値(基準電圧値)で表される。ここで、放電現象は前述したように電位差が生じた際に放電が開始されるため、V1とV2間の電圧差は放電開始電圧2つ分であり、図5におけるV1座標とV2座標の中間点(V1とV2の平均値)がドラム表面電位となることがわかる。すなわち、(V1の印加電圧+V2の印加電圧)/2の計算を行うことでドラム表面電位を求めることができる。この検知方法が優れている点は、どのようなドラム電位であっても、放電開始電圧に至る電位差までの電圧を印加して、検知できることにある。
図6は、転写ローラ8への印加電圧と検知電流の関係式を説明するための図である。上記(2)によりドラム電位が求まり、単一のドラム電位に関しては検知できることがわかった。一方、この検知方法のもう一つの良いところは連続的な転写による印加電圧と検知電流から求めたV−I直線が分かったことである。具体的には、図6に示すように、測定点a〜fにより未放電領域のV−I直線と放電領域のV−I直線(正側と負側)の3つが分かった。これらは放電開始電圧V1、V2と共に各V−I直線を一次式としてCPUや制御部にある記録媒体に記憶することができる。この関係式を記憶するメリットについて(5)で詳しく述べる。
感光ドラム1は、画像形成工程の1工程の中で帯電や露光等の電位操作により種々の帯電状態が形成され、その状態ごとに表面電位は変化し、適切な電位設定も状態ごとに異なる。特に、帯電電位と露光電位は画像品質に大きく影響するため、ここでは、代表的なドラム電位として、帯電電位(VD電位)と露光電位(ハーフトーン電位)の検知結果について述べる。なお、本実施例では検知する電位は帯電電位と露光電位に特化して説明するが、検知する電位状態はこれらに限られるものではない。所定の電位を検知するような、例えば、駆動シーケンスやバイアス印加タイミング、各部材のクリーニングシーケンス等においても、本実施例と同様の方法で電位を検知することで本実施例と同様の効果を得ることも可能である。
S101:(ドラム駆動後に)帯電バイアスが印加される。
S102:露光電位測定時は露光ON、帯電電位測定時は露光OFFする。
S103:露光ON時に転写電圧を狙いとする放電開始電圧付近に設定する。V1とV2検知前は電圧を可変させて、S106のループを使ってV1とV2検知する。
S104:転写電圧を印加する。
S105:転写電圧に対応したドラム電流を検知する。
S106:放電開始電圧V1、V2が検知済ならS107、未検知ならS103。
S107:検知したV1とV2より演算処理(V1+V2)/2を行う。
S108:S104とS105、S107よりV−I直線と露光電位が求まる。
S109:露光OFF時に転写電圧を狙いとする放電開始電圧付近に設定する。
V1とV2検知前は電圧を可変させて、S112のループを使ってV1とV2検知する。S110:転写電圧を印加する。
S111:転写電圧に対応したドラム電流を検知する。
S112:放電開始電圧V1、V2が検知済ならS113、未検知ならS109。
S113:検知したV1とV2より演算処理(V1+V2)/2を行う。
S114:S110とS111、S113よりV−I直線と帯電電位が求まる。
(露光電位の検知)
本実施例では露光電位の検知条件として全露光ではなくレーザー光量もしくはドット印字を低下させたハーフトーン電位となるような条件で行った。なお、本実施例の全露光(VL)時のドラム表面電位は−100Vであり、上記以外にVL時に電位検知を行っても良い。
図9に検知結果を示し、図16の表3にその手順を示す。結果は、V1が−100V、V2が−1100V、未放電及び放電領域のV−I直線、ならびに演算により帯電電位は−600Vであることがわかり、且つ、表3の電圧変化と電流値から上記と同様に対称性が確認でき検知の検証もできた。
た。感光ドラム1はプラス側に高電圧を印加したり、プラス側の印加を繰り返すことで、ドラムメモリーが発生するため、正常に電位検知ができない可能性がある。
本発明の実施例による、複数のドラム電位を短時間で検知できる方法(実施例1)、ならびにドラムメモリーを発生させない検知方法(実施例2)について順に説明する。本実施例によるドラム電位検知は、像担持体の帯電状態が第1状態における印加電圧値と検出電流値との関係式(第1関係式)を、第1状態における大きさの異なる複数の印加電圧値と、複数の印加電圧値に対応する複数の検出電流値と、に基づいて算出(導出)する。そして、帯電状態が第1状態とは異なる第2状態における関係式(第2関係式)を、第2状態における1の印加電圧値と、該1の印加電圧値に対応する1の検出電流値と、先に求めた第1関係式と、に基づいて算出(導出)する。
図10は、本発明の実施例1による複数のドラム電位を短時間で検知できる方法として、露光電位後に帯電電位を検知する方法を示した図である。図中の実線のV−I直線は(4)と同様の方法で露光電位を求め、且つ求めたV−I直線を表している。そのため露光電位の検知及びV−I直線を求めた方法については省略する。
S201:ドラム駆動がONされる。
S202:帯電バイアスが印加される。
S203:露光をONする。
S204:転写電圧を狙いとする露光電位の放電開始電圧付近に設定する。
V1とV2検知前は電圧を可変させて、S207のループを使ってV1とV2検知する。S205:転写電圧を印加する。
S206:転写電圧に対応したドラム電流を検知する。
S207:放電開始電圧V1、V2が検知済ならS208未検知ならS204。
S208:検知したV1とV2より演算処理(V1+V2)/2を行う。
S209:V−I直線(第1関係式)と露光電位(第1状態における基準電圧値)が求まる。
S210:露光をOFFする。
S211:転写部材とドラムの当接位置に帯電電位が到達するまで駆動する。
S212:転写電圧を狙いとする帯電電位の放電開始電圧付近に設定する。
S213:転写電圧Xを印加する。
S214:転写電圧Xに対応したドラム電流Yを検知する。
S215:露光電位時に求めたV−I直線をシフトし、(X、Y)を通る仮想V−I直線(第2関係式)を算出する。
S216:算出した仮想V−I直線から、検知電流が0となるZを求める。
S217:帯電電位(第2状態における基準電圧値)が求まる。
S218:帯電バイアスをOFFする。
I直線を使い、XとYの座標を通るように横軸方向にシフトした仮想V−I直線から、検知電流が0となる電位Zを求めることができる。このZは帯電電位であることから、この方法で容易に帯電電流を求めることができた。従来は連続的に異なる転写電圧を印加し、それに対応するドラム電流を検知し、放電開始電圧V1、放電開始電圧V2を検知し、演算によりドラム電位を求めていたが本実施例でステップを大幅に簡略化できた。
図12は、本発明の実施例2による、帯電電位を先に検知し、その後露光電位を求める方法を示す図である。この方法のメリットは帯電電位を先に測定しているため、ドラム電位、ならびにV1、V2が負側にあり、ドラムメモリーの起きやすい正側の電圧を印加していない点にある。
S301:ドラム駆動がONされる。
S302:帯電バイアスが印加される。
S303:露光をOFFする。
S304:転写部材とドラムの当接位置に帯電電位が到達するまで駆動する。
S305:転写電圧を狙いとする帯電電位の放電開始電圧付近に設定する。
V1とV2検知前は電圧を可変させて、S308のループを使ってV1とV2検知する。S306:転写電圧を印加する。
S307:転写電圧に対応したドラム電流を検知する。
S308:放電開始電圧V1、V2が検知済ならS309、未検知ならS305。
S309:検知したV1とV2より演算処理(V1+V2)/2を行う。
S310:V−I直線(第1関係式)と帯電電位(第1状態における基準電圧値)が求まる。
S311:露光をONする。
S312:転写部材とドラムの当接位置に露光電位が到達するまで駆動する。
S313:転写電圧を狙いとする露光電位の放電開始電圧付近に設定する。
S314:転写電圧X’(1の印加電圧値)を印加する。
S315:転写電圧X’に対応したドラム電流Y’(1の検出電流値)を検知する。
S316:帯電電位時に求めたV−I直線をシフトし、(X’、Y’)を通る仮想V−I直線(第2関係式)を算出する。
S317:算出した仮想V−I直線から、検知電流が0となるZ’を求める。
S318:露光電位(第2状態における基準電圧値)が求まる。
S319:露光をOFFする。
S320:帯電バイアスをOFFする。
比較例1は、再帯電時に電位を帯電部材により検知する構成である。比較例1では、露光後のドラム電位に対し再帯電時に帯電部材に流れる電流を測定することになり、そのため電位を検知するため検知までのプロセスが長い。それによりドラム電位の減衰(暗減衰)や部材の劣化(ドラムと接触している部材の摺擦、ドラムの膜厚変動、露光や転写バラツキ、帯電部材の抵抗変化や汚れ)等で検知精度が悪化する場合が有る。
比較例2は、電位計によって電位を検知する構成であるが、設置スペースとセンサー汚れ等の懸念がある。電位センサーを露光−転写間に設置する場合、露光光路との間隔確保、ならびに飛散した現像剤によるセンサーの汚れが懸念されるため、装置の大型化やユーザビリティーの悪化の懸念がある。また電位センサーは高価である。
比較例3は、転写による電位検知で(4)で述べた構成である。比較例3による検知方法(図7)は、異なる2つ以上の電位を検知する際に、連続的な電圧を印加し、検知電流によりV1とV2を求め、演算処理を行うという工程を毎回ドラム電位毎に実施しなければならない。よって検知時間が大幅に遅延しまう。また、所定の電位(露光電位)を検知する際に、ドラム電位がプラスとなる場合があり、ドラムメモリーが発生し精度良く電位検知ができない可能性がある。
本実施例では複数の異なるドラム電位として、2種類の電位(帯電電位、露光電位)を設定し、それらの検知方法を説明したが、本実施例の特に優れている点は、3種類の電位、あるいはそれ以上の電位を検知する場合に発揮される。具体的には、本実施例が最初に求めたV−I直線を、2つ目の電位検知、あるいは3つ目以降の電位検知に用いることができるので、その際(4)の方法との検知所要時間の差が大きくなり、非常にメリットが大きくなる。また3つの電位が早期に検知可能になることで、例えばVD、VL、ならびにハーフトーン電位等をリアルタイムに検知できるので、画像品質は飛躍的に向上する。
Claims (15)
- 記録材に画像を形成するためのトナー像を担持する像担持体と、
前記像担持体を帯電させる帯電部と、
帯電した前記像担持体の表面を露光する露光部と、
前記像担持体に電圧を印加する電圧印加部材と、
前記像担持体に流れる電流値を検出する電流検出部と、
前記電圧印加部材が前記像担持体に印加した印加電圧値と、該印加電圧値による電圧印加によって前記電流検出部が検出する検出電流値と、の関係式を算出する算出部と、
を備え、
前記算出部が算出した前記関係式に基づいて、前記トナー像を形成するための静電潜像が前記像担持体の表面に形成される画像形成装置において、
前記算出部は、
前記像担持体の帯電状態が第1状態における前記関係式である第1関係式を、前記第1状態における大きさの異なる複数の印加電圧値と、前記複数の印加電圧値に対応する複数の検出電流値と、に基づいて算出し、
前記帯電状態が前記第1状態とは異なる第2状態における前記関係式である第2関係式を、前記第2状態における1の印加電圧値と、前記1の印加電圧値に対応する1の検出電流値と、前記第1関係式と、に基づいて算出することを特徴とする画像形成装置。 - 前記関係式は、
前記像担持体と前記電圧印加部材との間で放電が生じ始める印加電圧値である2つの放電開始電圧値と、
前記2つの放電開始電圧値の中間の印加電圧値である基準電圧値と、
前記放電が生じるまでの印加電圧値と検出電流値との関係と、
前記放電が生じた後の印加電圧値と検出電流値との関係と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記像担持体は、画像形成時において、前記基準電圧値に基づいて表面電位が制御されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記基準電圧値は、検出電流値がゼロとなる印加電圧値であることを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
- 前記算出部は、
前記1の印加電圧値と、前記第1関係式において前記1の検出電流値と同じ値の検出電流値を得るための印加電圧値と、の差を算出し、
前記第1関係式に基づいて電圧電流座標上に描かれる第1直線を前記差の分だけ印加電圧値の軸の方向にシフトさせた直線を、前記第2関係式に基づいて前記電圧電流座標上に描かれる第2直線とし、前記第2関係式を算出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記算出部は、前記第1直線を前記差の分だけ印加電圧値の軸における負側にシフトさせた直線を、前記第2直線とし、前記第2関係式を算出することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記第1状態は、非画像形成時において、前記像担持体が、前記帯電部により帯電され、かつ前記露光部に露光されたときの帯電状態であり、
前記第2状態は、非画像形成時において、前記像担持体が、前記第1状態において、さらに前記帯電部により帯電されたときの帯電状態であることを特徴とする請求項6に記載
の画像形成装置。 - 前記帯電部は、前記第2関係式に基づいて、画像形成時において前記像担持体を帯電させる際の帯電電圧の大きさが制御され、
前記露光部は、前記第1関係式に基づいて、画像形成時において前記像担持体を露光する際の露光量が制御されることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。 - 前記算出部は、前記第1直線を前記差の分だけ印加電圧値の軸における正側にシフトさせた直線を、前記第2直線とし、前記第2関係式を算出することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記第1状態は、非画像形成時において、前記像担持体が、前記帯電部により帯電され、かつ前記露光部に露光されていないときの帯電状態であり、
前記第2状態は、非画像形成時において、前記像担持体が、前記第1状態において、さらに前記帯電部により帯電され、かつ前記露光部に露光されたときの帯電状態であることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。 - 前記帯電部は、前記第1関係式に基づいて、画像形成時において前記像担持体を帯電させる際の帯電電圧の大きさが制御され、
前記露光部は、前記第2関係式に基づいて、画像形成時において前記像担持体を露光する際の露光量が制御されることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。 - 前記関係式は、
一方の軸が印加電圧値、他方の軸が検出電流値を表す電圧電流座標において、
正側に印加電圧値を増加した場合に、前記像担持体と前記電圧印加部材との間で放電が生じ始めるときの印加電圧値である第1放電開始電圧値と、
負側に印加電圧値を増加した場合に、前記像担持体と前記電圧印加部材との間で放電が生じ始めるときの印加電圧値である第2放電開始電圧値と、
前記第1放電開始電圧値と前記第2放電開始電圧値との中間点の印加電圧値である基準電圧値と、
前記第1放電開始電圧値と前記第2放電開始電圧値との間の非放電領域において、第1の傾きで延びる第1直線と、
前記第1放電開始電圧値からさらに正側の領域の正側放電領域において、正側に印加電圧値を増加した場合に、前記第1の傾きよりも印加電圧値に対する検出電流値の変化量が大きい第2の傾きで延びる第2直線と、
前記第2放電開始電圧値からさらに負側の領域の負側放電領域において、負側に印加電圧値を増加した場合に、前記第2の傾きで延びる第3直線と、
で表されることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記基準電圧値は、前記第1直線と前記一方の軸との交点であることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
- 前記算出部は、印加電圧値を正側に増加した場合に、前記像担持体と前記電圧印加部材との間で放電が生じ始めるときの印加電圧値である第1放電開始電圧値と、印加電圧値を負側に増加した場合に、前記像担持体と前記電圧印加部材との間で放電が生じ始めるときの印加電圧値である第2放電開始電圧値と、の平均値を、基準電圧値として算出することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記1の印加電圧値は、負側に印加電圧値を増加した場合に、前記像担持体と前記電圧印加部材との間で放電が生じ始めるときの印加電圧値である放電開始電圧値よりもさらに
負側に大きい印加電圧値であることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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