JP2016164558A - 布状素材および放射線防護製品 - Google Patents

布状素材および放射線防護製品 Download PDF

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Takayuki Seki
隆之 関
靖博 清水
Yasuhiro Shimizu
靖博 清水
悠一 野坂
Yuichi Nosaka
悠一 野坂
貴大 田中
Takahiro Tanaka
貴大 田中
堀 照夫
Teruo Hori
照夫 堀
敦士 増田
Atsushi Masuda
敦士 増田
哲彦 村上
Tetsuhiko Murakami
哲彦 村上
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Abstract

【課題】通気性および柔軟性を有するとともに、放射線に対して高い遮蔽効果を有する布状素材および放射線防護製品を提供する。【解決手段】放射線遮蔽材と高分子材料とを含む糸を用いた織物または編物によって組織される布状素材およびこの布状素材を用いて放射線遮蔽製品を構成する。【選択図】 図1

Description

本発明は、γ線およびX線などの電離性放射線を遮蔽するために好適に実施することができる布状素材および放射線防護製品に関する。
従来から、原子力発電所内での作業、放射能汚染域での活動、および医療施設での放射線被爆域での作業などにおいて、作業者が着用する放射線防護服、エプロン、ズボン、頭巾、コート、カーテン、シートなどの放射線防護製品には、放射線を遮蔽するための素材として、板状、粉状、ブロック状など各種の形態で鉛が用いられている。
このように放射線防護製品は、鉛を含むので重量が大きい。特に防護衣料は、粉状または粒状の鉛を樹脂に混練したシートを衣服状に加工したり、鉛板を内ポケットに挿入するなどの手法が用いられているが、そのような製品は通気性がないために蒸れやすく、衣料内の温度が下がりにくいなど、作業者の負担が大きいという問題がある。
他の従来技術は、たとえば特許文献1に記載されている。この従来技術では、遮蔽すべき放射線のうちのX線を対象とし、鉛が人体に有害であることから鉛を使用しないX線遮蔽材を用いたX線遮蔽体が提案されている。
X線遮蔽体は、高分子材料と、鉛を含まないX線遮蔽材との混合物を生地表面に塗工してX線遮蔽層を形成し、生地とX線遮蔽層とを高い密着度で一体化することによって、引裂きや引張りに対して高い強度が得られ、生地とX線遮蔽層との剥離を抑制し、剥離による隙間の発生を防止することができるように構成されている。
特開2013−205103号公報
前述の特許文献1に記載される従来技術では、高分子材料と、鉛を含まないX線遮蔽材との混合物を生地表面に塗工して、生地にX線遮蔽層を有するX線遮蔽体が形成されるので、このようなX線遮蔽体によって防護衣料を製造すると、前記鉛を用いる従来技術に比べて、重量に対して軽量化されるが、通気性および柔軟性がなく、X線を含む電離性放射線に対する高い遮蔽効果を得ることができないという問題がある。
本発明の目的は、通気性および柔軟性を有するとともに、放射線に対して高い遮蔽効果を有する布状素材および放射線防護製品を提供することである。
本発明は、鉛を除く放射線遮蔽材と高分子材料とを有する、複合糸または複合繊維を含んでなることを特徴とする布状素材である。
また本発明は、前記放射線遮蔽材は、タングステンまたはタングステン化合物、スズまたはスズ化合物、ビスマスまたはビスマス化合物、ランタンまたはランタン化合物、セリウムまたはセリウム化合物、プラセオジムまたはプラセオジム化合物、ネオジムまたはネオジム化合物、サマリウムまたはサマリウム化合物、ユーロピウムまたはユーロピウム化合物およびガドリニウムまたはガドリニウム化合物から選択される少なくとも1種から成ることを特徴とする。
また本発明は、前記複合糸または複合繊維によって形成された織物、編物および不織布のいずれか1つであることを特徴とする。
また本発明は、前記織物または編物は、少なくとも一部の糸が前記複合糸から成ることを特徴とする。
また本発明は、前記織物は、平織、サテン織、ツイル、二重織り、三重織りから選択される1種であることを特徴とする。
また本発明は、各層の織組織の隙間を遮るように、複数の前記織物が互いにずれて積層されていることを特徴とする。
また本発明は、前記布状素材を含む放射線遮蔽材料である。
本発明によれば、人体に有害な鉛を除いた放射線遮蔽材と高分子樹脂とを含む糸または繊維によって布状素材が構成されるので、布状素材自身にX線やγ線などの電離性放射線に対する遮蔽効果を有し、放射線遮蔽材の材質、高分子材料に対する配合比、糸または繊維の種類、組織構造、積層数などを調整することによって、使用者が要求する高い放射線遮蔽効果を有するとともに、織目、編目、繊維の間を空気などの気体が通過可能な通気性および柔軟性を有する、人体や環境に無害で安全な布状素材を実現することができる。
また本発明によれば、放射線遮蔽材が、タングステンまたはタングステン化合物、スズまたはスズ化合物、ビスマスまたはビスマス化合物、ランタンまたはランタン化合物、セリウムまたはセリウム化合物、プラセオジムまたはプラセオジム化合物、ネオジムまたはネオジム化合物、サマリウムまたはサマリウム化合物、ユーロピウムまたはユーロピウム化合物およびガドリニウムまたはガドリニウム化合物から選択される少なくとも1種から成るので、鉛のような毒性のない放射線遮蔽材を、放射線遮蔽性能などの要求仕様に応じた適切なものを選択的に用いることができ、放射線遮蔽用布状素材の設計上の自由度を向上することができる。
また本発明によれば、布状素材が複合糸または複合繊維によって形成された織物、編物および不織布のいずれか1つから成るので、織機によって所望の放射線遮蔽効果を有する布状素材を製造することができる。
また本発明によれば、経糸および緯糸のうちの少なくとも一方が前記複合糸から成る織物を使用することで、シート状の遮蔽材では得られない柔軟性、通気性を付与した遮蔽製品を製造することができる。
また本発明によれば、組織を平織、サテン織、ツイル、二重織り、三重織りなどから選択することで、遮蔽性能、風合い、重量、厚み、デザインなどの要求に応じた遮蔽素材を提供することができる。また放射線遮蔽材を含む糸の量が多いほど放射線遮蔽効果は高まるため、より多くの糸を織り込める組織の方が遮蔽効果は高くなる。
また本発明によれば、各層の織組織の隙間を遮るように、複数の前記織物が互いにずれて積層されるので、織機によって所望の放射線遮蔽効果を有する布状素材を製造することができる。
また本発明によれば、人体に有害な鉛を用いずに放射線遮蔽効果を有するとともに、通気性および柔軟性にも優れた放射線遮蔽製品を提供することができる。
本発明の一実施形態の布状素材1を用いた放射線遮蔽製品2を示す正面図である。 図1に示される放射線遮蔽製品2の右側面図である。 布状素材1の組織図である。 図1の切断面線IV−IVから見た布状素材1付近の断面を模式的に示す拡大断面図である。 本発明の他の実施形態の布状素材1の織物組織を示す組織図である。 本発明のさらに他の実施形態の布状素材1の織物組織を示す組織図である。
図1は本発明の一実施形態の布状素材1を用いた放射線遮蔽製品2を示す正面図であり、図2は図1に示される放射線遮蔽製品2の右側面図である。なお、図1および図2の放射線遮蔽製品2は、放射線遮蔽製品に係る本発明の一実施形態をも表すものとして、以下に説明する。布状素材および放射線遮蔽製品に係る本発明の実施形態において、放射線遮蔽製品2は、たとえば原子力発電所、放射能汚染区域および医療施設などで作業者が着用する放射線遮蔽用の防護服である。
放射線遮蔽製品(以下、単に「製品」と略記する場合がある)2は、前身頃3、後身頃4、左右一対の肩身頃5a,5bおよび左右一対の脇身頃6a,6bを含んで構成される。
前身頃3は、前開口部7を有する前シート部分8と、前シート部分8の前開口部7の開口を塞ぐように配設される前布状素材部分9とを有する。前布状素材部分9は、平面状に展開した形状が長方形であり、その周縁部は前開口部7の開口周縁部に縫製糸10によって縫着される。
後身頃4は、後開口部11を有する後シート部分12と、後シート部分12の後開口部11の開口を塞ぐように配設される後布状素材部分13とを有する。後布状素材部分13は、平面状に展開した形状が長方形であり、その周縁部は後開口部の開口周縁部に縫製糸14によって縫着される。
各肩身頃5a,5bは、肩シート部分15a,15bから成り、各脇身頃6a,6bは、脇シート部分16a,16bから成る。前シート部分8、後シート部分12、各肩シート部分15a,15bおよび各脇シート部分16a,16bは、個別のパーツに形成して、各パーツが互いに縫製糸によって縫着されてもよく、一体的に形成されてもよい。
前述の前布状素材部分9および後布状素材部分13は、共通な素材として布状素材1によって実現される。また前述の前シート部分8、後シート部分12、各肩シート部分15a,15bおよび各脇シート部分16a,16bは、共通な素材としてシート17によって実現される。次に、布状素材1およびシート17の構成について説明する。
図3は布状素材1の組織図であり、図4は図1の切断面線IV−IVから見た布状素材1付近の断面を模式的に示す拡大断面図である。前述の布状素材1は、鉛を除く放射線遮蔽材と、高分子材料とを含む糸によって製織して組織された織物によって実現される。鉛を除く放射線遮蔽材としては、タングステンまたはタングステン化合物、スズまたはスズ化合物、ビスマスまたはビスマス化合物、ランタンまたはランタン化合物、セリウムまたはセリウム化合物、プラセオジムまたはプラセオジム化合物、ネオジムまたはネオジム化合物、サマリウムまたはサマリウム化合物、ユーロピウムまたはユーロピウム化合物およびガドリニウムまたはガドリニウム化合物から選択される少なくとも1種を用いることができる。
高分子材料としては、天然樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、酢酸ビニル系樹脂、フッ素樹脂、アクリル系樹脂、エンジニアリングプラスチックおよびシリコーン樹脂などが挙げられ、これらのうちの1種を用いることができる。
織物の組織の重ね方としては、織物を経糸または緯糸の方向が一定の角度ずつずれるように重ねることで、各層の組織の隙間を別の層が遮るように積層するのが好ましく、各織組織によって最も遮蔽性能の高い積層方法で重ね合せればよい。
本発明の他の実施形態において、前述の布状素材1は、鉛を除く放射線遮蔽材と、高分子材料とを含む糸によって製編して組織された編物によって実現される。鉛を除く放射線遮蔽材としては、タングステンまたはタングステン化合物、スズまたはスズ化合物、ビスマスまたはビスマス化合物、ランタンまたはランタン化合物、セリウムまたはセリウム化合物、プラセオジムまたはプラセオジム化合物、ネオジムまたはネオジム化合物、サマリウムまたはサマリウム化合物、ユーロピウムまたはユーロピウム化合物およびガドリニウムまたはガドリニウム化合物から選択される少なくとも1種を用いることができる。
高分子材料としては、天然樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、酢酸ビニル系樹脂、フッ素樹脂、アクリル系樹脂、エンジニアリングプラスチックおよびシリコーン樹脂などが挙げられ、これらのうちの1種を用いることができる。
編物の組織の重ね方としては、編物が各層の組織の隙間を別の層が遮るように積層するのが好ましく、編組織によって最も遮蔽性能の高い積層方法で重ね合せが可能となる。
このように、人体に有害な鉛を除いた放射線遮蔽材と高分子樹脂とを含む糸または繊維によって布状素材1を形成し、布状素材1とシート17との組み合わせによって放射線遮蔽製品2が構成されるので、布状素材自身にX線やγ線などの電離性放射線に対する遮蔽効果を有し、放射線遮蔽材の材質、高分子材料に対する配合比、複合糸または複合繊維の種類、組織構造、積層数などを調整することによって、使用者が要求する高い放射線遮蔽効果を有するとともに、織目、編目、繊維の間を空気などの気体が通過可能な通気性および柔軟性を有する、人体や環境に無害で安全な放射線遮蔽製品2を実現することができる。
上記の布状素材1とシート17との組合せは、後述のように、実施例1または実施例2の布状素材サンプルと実施例3のシートサンプルとの組合せによって、環境安全性を有し、放射線遮蔽効果、通気性、柔軟性に優れた放射線遮蔽製品2を実現できることを確認した。
前述の実施形態では、放射線遮蔽製品2が防護服である場合について述べたが、本発明の他の実施形態として、エプロン、ズボン、頭巾、コート、カーテン、シートなどの各種の製品に本発明を実施することができ、同様に、環境安全性を有し、優れた放射線遮蔽効果、通気性、柔軟性を奏することができる。
また放射線としては、前述のγ線に限らず、X線を含む電離性放射線の遮蔽に対して本発明を好適に実施することができる。
また布状素材1は、前述の16枚朱子織組織に限らず、図5に示す4枚朱子織組織であってもよく、図6に示す平織組織であってもよい。さらに前述の複合糸に代えて、鉛以外の金属または金属化合物から成る繊維が用いられてもよい。
本件発明者は、本実施形態の布状素材1の放射線遮蔽効果、通気性、柔軟性および環境安全性を確認するため、本発明に従う実施例1の布状素材サンプルと実施例2の布状素材サンプルと比較例1の布状素材サンプルとを作製し、γ線遮蔽率を測定し、通気性および柔軟性を確認した。なお、環境安全性については、実施例1,2および比較例1の両者の布状素材サンプルにも鉛を使用しないので、環境安全性を有するものと評価した。
(実施例1)
経糸に繊度167dtexのポリエステル糸を用い、緯糸に繊度1027dtexのタングステン配合糸を用いて、経糸密度136本/インチ、緯糸密度70本/インチ、図3に示される朱子織で製織し、重量410g/mの織物を作製し、これを7枚重ねて合計2870g/mの布状素材を布状素材サンプルとして用いた。布状素材は、緯糸方向を0°としたときに、緯糸方向が積層される順に、0°、90°、0°、90°、…のように交互に方向を変え、重ね合せた。
(実施例2)
経糸に繊度167dtexのポリエステル糸を用い、緯糸に繊度1027dtexのタングステン配合糸を用いて、経糸密度136本/インチ、緯糸密度70本/インチ、図3に示される朱子織で製織し、重量410g/mの織物を作製し、これを33枚重ねて合計13530g/mの布状素材を布状素材サンプルとして用いた。布状素材サンプルは、緯糸方向を0°としたときに、緯糸方向が積層される順に、0°、90°、0°、90°、…のように交互に方向を変え、重ね合せた。
(比較例1)
経糸に繊度167dtexのポリエステル糸を用い、緯糸に繊度167dtexのポリエステル糸を用いて、経糸密度136本/インチ、緯糸密度75本/インチ、図3に示される朱子織で製織し、重量274g/mの織物を作製し、これを10枚重ねて合計2740g/mの布状素材を布状素材サンプルとして用いた。布状素材は、緯糸方向を0°としたときに、緯糸方向が積層される順に、0°、90°、0°、90°、…のように交互に方向を変え、重ね合せた。
測定の結果、γ線遮蔽率、通気性、柔軟性を判断したところ、次の表1に示されるように、γ線遮蔽率、通気性、柔軟性のいずれについても、実施例1の布状素材サンプルのγ線遮蔽率が2.2%であり、比較例1の布状素材サンプルのγ線遮蔽率(=1.5%)よりも優れていることが確認された。実施例2の布状素材サンプルではγ線遮蔽率が9.4%となり、実施例1の布状素材サンプルのγ線遮蔽率をより向上できることが確認できた。
Figure 2016164558
(シート17)
本実施形態の放射線遮蔽製品2に用いられるシート17についても、実施例3および比較例2、3のシートサンプルを作成し、通気性、柔軟性、環境安全性について確認した。
(実施例3)
シリコーン樹脂12wt%とビスマス化合物88wt%とを配合した混合物を、ポリエステル糸を用いて製編して得られた編物から成る基材に、硬化後の重量が5947g/mとなるように塗工して得られたシートを、実施例3のシートサンプルとして用いた。前記シートは、ポリエステル編物を基材とし、上記の混合物を塗布、硬化、成膜し、厚み1620μmのシートである。
(比較例2)
比較例2のシートサンプルとして、鉛含有ゴムシートを用いた。前記シートは、鉛含有率約80%、鉛配合樹脂層の両面にナイロン編物を貼り合せた厚み5947μmのシートである。
(比較例3)
比較例3のシートサンプルとして、鉛含有ゴムシートを用いた。前記シートは、鉛含有率約80%、鉛配合樹脂層の両面にナイロン編物を貼り合せた厚み4084μmのシートである。
測定の結果、下記の表2に示されるように、通気性は実施例3および比較例2、3のいずれについても得られず、柔軟性については、比較例2、3が実施例1〜3に比べて劣っていることが確認された。環境安全性については、鉛を含有しない実施例1〜3のシートサンプルが優れており、鉛を含有する比較例2、3のシートサンプルは劣ることが確認された。
Figure 2016164558
前述の実施形態では、布状素材は、織物または編物によって実現されたが、本発明の他の実施形態では、不織布によって実現されてもよい。この場合にも、織物または編物から成る布状素材と同様な効果を達成することができる。
また、本発明のさらに他の実施形態では、布状素材に織物を用いる場合、経糸および緯糸の少なくも一方が複合糸であってもよい。
1 布状素材
2 放射線遮蔽製品
3 前身頃
4 後身頃
5a,5b 肩身頃
6a,6b 脇身頃
7 前開口部
8 前シート部分
9 前布状素材部分
10 縫製糸
11 後開口部
12 後シート部分
13 後布状素材部分
14 縫製糸
15a,15b 肩シート部分
16a,16b 脇シート部分
17 シート

Claims (7)

  1. 鉛を除く放射線遮蔽材と高分子材料とを有する、複合糸または複合繊維を含んでなることを特徴とする布状素材。
  2. 前記放射線遮蔽材は、タングステンまたはタングステン化合物、スズまたはスズ化合物、ビスマスまたはビスマス化合物、ランタンまたはランタン化合物)、セリウムまたはセリウム化合物、プラセオジムまたはプラセオジム化合物、ネオジムまたはネオジム化合物、サマリウムまたはサマリウム化合物、ユーロピウムまたはユーロピウム化合物およびガドリニウムまたはガドリニウム化合物から選択される少なくとも1種から成ることを特徴とする請求項1に記載の布状素材。
  3. 前記複合糸または複合繊維によって形成された織物、編物および不織布のいずれか1つであることを特徴とする請求項1または2に記載の布状素材。
  4. 前記織物または編物は、少なくとも一部に糸が前記複合糸から成ることを特徴とする請求項3に記載の布状素材。
  5. 前記織物は、平織、サテン織、ツイル、二重織り、三重織りから選択される1種であることを特徴とする請求項3または4に記載の布状素材。
  6. 各層の組織の隙間を遮るように、複数の前記織物が互いにずれて積層されていることを特徴とする請求項3〜5のいずれ1つに記載の布状素材。
  7. 請求項1〜6のうちのいずれか1つに記載の布状素材を含む放射線遮蔽製品。
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