JP2016164433A - トラクション動力伝達装置 - Google Patents
トラクション動力伝達装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016164433A JP2016164433A JP2015044599A JP2015044599A JP2016164433A JP 2016164433 A JP2016164433 A JP 2016164433A JP 2015044599 A JP2015044599 A JP 2015044599A JP 2015044599 A JP2015044599 A JP 2015044599A JP 2016164433 A JP2016164433 A JP 2016164433A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power transmission
- transmission device
- roller
- sun roller
- traction power
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims abstract description 94
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims abstract description 47
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 37
- 230000004323 axial length Effects 0.000 claims description 3
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 4
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 3
- 239000000969 carrier Substances 0.000 description 3
- 230000008859 change Effects 0.000 description 3
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 3
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 3
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 2
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Friction Gearing (AREA)
Abstract
【解決手段】ケーシング10と、主軸J1を中心として前記ケーシング10により回転可能に支持される太陽ローラ11と、前記太陽ローラ11の外周面に接触する2以上の遊星ローラ12と、前記2以上の遊星ローラ12を回転可能に支持するとともに、前記主軸J1を中心として前記ケーシング10により回転可能に支持されるキャリア13と、前記ケーシング10に対し直接的又は間接的に接続され、前記2以上の遊星ローラ12の外周面にそれぞれ接触する内周面を有するインターナルリング15とを備え、前記太陽ローラ11は、前記遊星ローラ12の法線力により撓む撓み変形部114を有する。
【選択図】図1
Description
図1は、本発明の実施の形態1によるトラクション動力伝達装置1の一構成例を示した断面図であり、主軸J1を含む面によりトラクション動力伝達装置1を切断した場合の切断面が示されている。図2は、図1のトラクション動力伝達装置1をA−A切断線により切断した場合の断面図(A−A断面図)である。図3は、図1のトラクション動力伝達装置1を矢印Bの方向から見た様子を示した矢示図(B矢視図)である。
ケーシング10は、トラクション動力伝達装置1を構成する各転動部材を収容する筐体であり、例えば、電動モータのハウジングに固定される。ケーシング10は、軸方向において互いに連結される第1ケーシング101及び第2ケーシング102により構成される。
太陽ローラ11は、ケーシング10により、主軸J1を中心として回転可能に支持される部材であり、電動モータから所定の回転力が入力される。太陽ローラ11は、軸方向に配列されたトラクション部110、キャリア支持部111及び入力軸112により構成される。また、太陽ローラ11は、貫通孔113を有する中空軸である。さらに、太陽ローラ11は、遊星ローラ12の法線力により撓む撓み変形部114を有する。
遊星ローラ12は、太陽ローラ11の外周面とインターナルリング15の内周面とに接触する転動部材であり、例えば、中央部の外径が端部よりも大きい樽形状からなる。また、遊星ローラ12は、キャリアピン14により遊星回転軸J2を中心として回転可能に支持される。遊星ローラ12は、遊星回転軸J2に沿って延びる貫通孔121を有し、キャリアピン14は、この貫通孔121内に配置される。
キャリア13は、ケーシング10により主軸J1を中心として回転可能に支持される転動部材である。また、キャリア13は、キャリアピン14を介して、2以上の遊星ローラ12を回転可能に支持する。本実施の形態によるトラクション動力伝達装置1は、遊星ローラ12を挟んで軸方向に配列された一対のキャリア13を備える。つまり、キャリア13は、出力側の第1キャリア131と、入力側の第2キャリア132とにより構成される。
キャリアピン14は、遊星回転軸J2に沿って延びる軸部材であり、ニードル軸受141を介して、遊星ローラ12を回転可能に支持する。トラクション動力伝達装置1は、2以上の遊星ローラ12にそれぞれ対応する2以上のキャリアピン14を備え、各キャリアピン14は、主軸J1を中心とする同一の円周上に等間隔に配置される。このため、トラクション動力伝達装置1は、インターナルリング15を固定して、太陽ローラ11を回転させれば、遊星ローラ12が、遊星回転軸J2を中心として自転するとともに、主軸J1を中心として公転する。
インターナルリング15は、遊星ローラ12を内接させる筒形状の転動体部材である。インターナルリング15は、2以上の遊星ローラ12よりも径方向外側に配置され、その内周面には、2以上の遊星ローラ12の外周面がそれぞれ接触する。
本実施の形態によるトラクション動力伝達装置1では、太陽ローラ11が貫通孔113を有する中空軸として構成され、トラクション部110が遊星ローラ12の法線力により撓む撓み変形部114として構成される。つまり、遊星ローラ12が接触するトラクション部110は、円筒形からなり、その側壁の肉厚が、遊星ローラ12の法線力により撓む大きさからなる。
上述したとおり、本実施の形態によるトラクション動力伝達装置1では、遊星ローラ12の法線力に応じて、太陽ローラ11及び遊星ローラ12間の接触面積を増大させることができる。このため、太陽ローラ11のヘルツ面圧が過大になるのを防止し、トラクション動力伝達装置1の耐久性を確保することができる。つまり、伝達効率を向上させるために遊星ローラ12の法線力を増大しても、太陽ローラ11のヘルツ面圧が顕著に増大することはなく、耐久性が低下するのを防止することができる。
撓み変形部114は、入力側端部がキャリア支持部111に接続され、出力側端部が太陽ローラ11の出力側端部と一致する。太陽ローラ11の出力側端部は、開口が形成された自由端である。このため、図1に示された撓み変形部114の側壁の断面は、入力側端部を固定端、出力側端部を自由端とする片持ち梁になり、遊星ローラ12の法線力により、出力側端部を主軸J1に近づけるように傾く。その結果、撓み変形部114の外周面に接触する遊星ローラ12が傾き、遊星ローラ12の回転軸である遊星回転軸J2がキャリアピン14に対して傾く。従って、バックラッシュと呼ばれるキャリアピン14に対する遊星ローラ12のガタツキや角速度変化を低減することができ、振動や騒音の発生を抑制することができる。
太陽ローラ11が軸方向に貫通する貫通孔113を有することにより、トラクション動力伝達装置1と電動モータなどの電動用機械要素との連結を容易化することができる。一般に、電動モータの駆動軸(不図示)は、トラクション動力伝達装置1の入力軸112に対し、カップリング部材等を用いて連結される。しかしながら、入力軸112を円筒形にし、その中空部に電動モータの駆動軸を挿入して固定すれば、カップリング部材を用いることなく、両者を連結することができる。
撓み変形部114の軸方向の長さは、遊星ローラ12の軸方向の幅よりも長い。このため、撓み変形部114に対する遊星ローラ12の位置を柔軟に決定することができる。したがって、トラクション動力伝達装置1の製作にあたり、太陽ローラ11に対する遊星ローラ12の配置の自由度を向上させることができる。
実施の形態1では、貫通孔113を有する太陽ローラ11を備え、太陽ローラ11の軸方向の一部が撓み変形部114として機能するトラクション動力伝達装置の例について説明した。これに対し、本実施の形態では、貫通孔を有しない太陽ローラ11を備え、太陽ローラ11の一部が撓み変形部114として機能するトラクション動力伝達装置について説明する。
実施の形態1では、太陽ローラ11が貫通孔113を有するトラクション動力伝達装置の例について説明した。また、実施の形態2では、太陽ローラ11の出力側端部を有底円筒形に形成したトラクション動力伝達装置2の例について説明した。これに対し、本実施の形態では、太陽ローラ11が貫通孔113を有し、かつ、太陽ローラ11の出力側端部を有底円筒形に形成したトラクション動力伝達装置について説明する。
10 ケーシング
101 第1ケーシング
102 第2ケーシング
11 太陽ローラ
110 トラクション部
111 キャリア支持部
112 入力軸
113 貫通孔
114 撓み変形部
115 底部
12 遊星ローラ
121 貫通孔
13 キャリア
131 第1キャリア
132 第2キャリア
133 出力軸
134 キャリア本体
14 キャリアピン
141 ニードル軸受
15 インターナルリング
16〜19 軸受
J1 主軸
J2 遊星回転軸
Claims (7)
- ケーシングと、
主軸を中心として前記ケーシングにより回転可能に支持される太陽ローラと、
前記太陽ローラの外周面に接触する2以上の遊星ローラと、
前記2以上の遊星ローラを回転可能に支持するとともに、前記主軸を中心として前記ケーシングにより回転可能に支持されるキャリアと、
前記ケーシングに対し直接的又は間接的に接続され、前記2以上の遊星ローラの外周面にそれぞれ接触する内周面を有するインターナルリングとを備え、
前記太陽ローラは、前記遊星ローラの法線力により撓む撓み変形部を有するトラクション動力伝達装置。 - 前記撓み変形部は、円筒形状であることを特徴とする請求項1に記載のトラクション動力伝達装置。
- 前記太陽ローラは、軸方向に延びる貫通孔を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のトラクション動力伝達装置。
- 前記撓み変形部は、前記太陽ローラの軸方向の一端に開口を有するとともに、中空部を挟んで当該開口に対向する底部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のトラクション動力伝達装置。
- 前記歪み変形部の軸方向の長さは、前記遊星ローラの軸方向の長さよりも長いことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のトラクション動力伝達装置。
- 前記インターナルリングは、弾性部材からなることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のトラクション動力伝達装置。
- 前記遊星ローラは、前記キャリアに支持されるキャリアピンにより回転可能に支持され、
前記遊星ローラの回転軸は、前記太陽ローラの法線力により前記キャリアピンに対し傾斜することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のトラクション動力伝達装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015044599A JP6541055B2 (ja) | 2015-03-06 | 2015-03-06 | トラクション動力伝達装置 |
CN201620159074.4U CN205534071U (zh) | 2015-03-06 | 2016-03-02 | 摩擦动力传递装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015044599A JP6541055B2 (ja) | 2015-03-06 | 2015-03-06 | トラクション動力伝達装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016164433A true JP2016164433A (ja) | 2016-09-08 |
JP6541055B2 JP6541055B2 (ja) | 2019-07-10 |
Family
ID=56780345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015044599A Expired - Fee Related JP6541055B2 (ja) | 2015-03-06 | 2015-03-06 | トラクション動力伝達装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6541055B2 (ja) |
CN (1) | CN205534071U (ja) |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5018886U (ja) * | 1973-06-16 | 1975-03-03 | ||
JPS564047U (ja) * | 1979-06-21 | 1981-01-14 | ||
JPS57163044U (ja) * | 1981-04-08 | 1982-10-14 | ||
JPH05228769A (ja) * | 1992-02-20 | 1993-09-07 | Nippon Seiko Kk | トラクションドライブ変速装置 |
JP2007321825A (ja) * | 2006-05-30 | 2007-12-13 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 遊星ローラ機構 |
JP2012026531A (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-09 | Toyota Central R&D Labs Inc | トラクションドライブ機構 |
JP2014055657A (ja) * | 2012-09-14 | 2014-03-27 | Toyota Central R&D Labs Inc | 遊星ローラ機構 |
-
2015
- 2015-03-06 JP JP2015044599A patent/JP6541055B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2016
- 2016-03-02 CN CN201620159074.4U patent/CN205534071U/zh not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5018886U (ja) * | 1973-06-16 | 1975-03-03 | ||
JPS564047U (ja) * | 1979-06-21 | 1981-01-14 | ||
JPS57163044U (ja) * | 1981-04-08 | 1982-10-14 | ||
JPH05228769A (ja) * | 1992-02-20 | 1993-09-07 | Nippon Seiko Kk | トラクションドライブ変速装置 |
JP2007321825A (ja) * | 2006-05-30 | 2007-12-13 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 遊星ローラ機構 |
JP2012026531A (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-09 | Toyota Central R&D Labs Inc | トラクションドライブ機構 |
JP2014055657A (ja) * | 2012-09-14 | 2014-03-27 | Toyota Central R&D Labs Inc | 遊星ローラ機構 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6541055B2 (ja) | 2019-07-10 |
CN205534071U (zh) | 2016-08-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101748177B1 (ko) | 복합 롤링 베어링부착 파동기어장치 | |
KR101704493B1 (ko) | 중공형 파동기어장치 | |
JP5006691B2 (ja) | ハイポイドギヤモータ及びその製造方法 | |
JP6282340B2 (ja) | 波動歯車装置の波動発生器および波動発生器の製造方法 | |
WO2012165395A1 (ja) | 摩擦伝動式波動変速機 | |
JP5552359B2 (ja) | 減速装置 | |
JP6517041B2 (ja) | 減速装置 | |
JP2015025546A (ja) | 軸の支持構造および軸の支持装置の製造方法 | |
JP2017096343A (ja) | 撓み噛合い式歯車装置 | |
JP6541055B2 (ja) | トラクション動力伝達装置 | |
JP6265061B2 (ja) | 遊星ローラ式トラクションドライブ装置 | |
JP6372752B2 (ja) | トラクション動力伝達装置 | |
JP2020029944A (ja) | 遊星式動力伝達装置 | |
JP2016164431A (ja) | 遊星ローラ式の動力伝達装置 | |
JP2007024086A (ja) | 軸受装置 | |
JP6568749B2 (ja) | 遊星ローラ式の動力伝達装置 | |
JP7367351B2 (ja) | 多段遊星ローラ式動力伝達装置 | |
JP2016200218A (ja) | 遊星ローラ式の動力伝達装置 | |
JP6713363B2 (ja) | 変速機 | |
WO2024075327A1 (ja) | 玉軸受 | |
JP2017122501A (ja) | 車両のシャフト連結構造 | |
JP2008064139A (ja) | トロイダル型無段変速機 | |
CN105805147B (zh) | 齿轮轴 | |
JP2022134901A (ja) | 伝達装置 | |
KR20070111852A (ko) | 유성원추롤러 감속기 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20180302 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181212 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190108 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190226 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20190226 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190514 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190531 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6541055 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |