JP2016163282A - 多段低雑音増幅器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 帯域阻止フィルタによる多段低雑音増幅器の損失を抑えるとともに、回路の小型化を図ることを目的とする。【解決手段】 FET1と、FET13と、FET1とFET13の段間に接続され、インダクタ5および第1のキャパシタ6からなる直列回路と第2のキャパシタ7との帯域阻止フィルタ8と、上記FET1と帯域阻止フィルタ8の間に接続され、インダクタ2、キャパシタ4およびバイアス端子3からなるバイアス回路14と、帯域阻止フィルタ8とFET13の間に接続され、インダクタ11、キャパシタ4およびバイアス端子9からなるバイアス回路15を備える。【選択図】 図1
Description
この発明は、増幅素子を多段に接続し、帯域阻止フィルタを設けた多段低雑音増幅器に関する。
従来の多段低雑音増幅器は、マイクロ波信号に対する不要波の出力を抑圧するために帯域阻止フィルタを設けている。帯域阻止フィルタは多段に接続された増幅素子の主線路に並列に接続している(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、従来の多段低雑音増幅器は、不要波の出力を阻止するための帯域阻止フィルタを主線路に対して並列に設けて接地しているので、多段低雑音増幅器の損失が増えるという問題がある。また、帯域阻止フィルタとは別に、主線路にバイアス回路を接続し、バイアス回路と帯域阻止フィルタの間の主線路にDCカット用キャパシタを接続することになるので、その分だけ回路が大きくなるという問題がある。
この発明は係る課題を解決するためになされたものであって、帯域阻止フィルタによる多段低雑音増幅器の損失を抑えるとともに、回路の小型化を図ることを目的とする。
この発明による多段低雑音増幅器は、複数の増幅素子と、上記それぞれの増幅素子の段間に接続され、インダクタおよび第1のキャパシタからなる直列回路と第2のキャパシタとの並列回路と、上記増幅素子と並列回路の間に接続され、インダクタ、キャパシタおよびバイアス端子からなるバイアス回路と、を備えたものである。
この発明によれば、帯域阻止フィルタによる多段低雑音増幅器の損失を抑えるとともに、回路の小型化を図ることができる。
実施の形態1.
図1は、この発明に係る実施の形態1による多段低雑音増幅器の構成を示す図である。図1において、実施の形態1による多段低雑音増幅器は、増幅素子である電界効果トランジスタ(FET)1と、増幅素子であるFET13と、並列回路である帯域阻止フィルタ8と、バイアス回路14と、バイアス回路15と、インダクタ12から構成される。この多段低雑音増幅器は、FET1のゲートとFET13のドレインとの間で、FET1のゲートから入力されるマイクロ波、ミリ波等の高周波信号について多段に電力を増幅する。
帯域阻止フィルタ8は、FET1とFET13の間で主線路に対し直列に接続される。バイアス回路14は、FET1と帯域阻止フィルタ8の間で並列に接続される。バイアス回路15は、帯域阻止フィルタ8とFET13の間で並列に接続される。
バイアス回路14は、インダクタ2と、バイアス端子3と、DCカット用のキャパシタ4で構成される。インダクタ2は、一端がFET1のドレインと帯域阻止フィルタ8の間に接続され、他端がキャパシタ4の一方の電極に接続される。FET1のソースは接地されている。インダクタ2とキャパシタ4の間にバイアス端子3が接続される。キャパシタ4の他方の電極は接地されている。バイアス端子3はFET1のドレインにバイアス電源を供給する。
バイアス回路15は、インダクタ11と、バイアス端子9と、抵抗10と、DCカット用のキャパシタ4で構成される。インダクタ11は、一端が帯域阻止フィルタ8とインダクタ12の一端の間に接続され、他端がキャパシタ4の一方の電極に接続される。インダクタ2とキャパシタ4の間にバイアス端子3が接続される。キャパシタ4の他方の電極は接地されている。インダクタ12の他端はFET13のゲートに接続される。FET13のソースは接地されている。バイアス端子9はFET13のゲートにバイアス電源を供給する。
帯域阻止フィルタ8は、インダクタ5と、第1のキャパシタであるキャパシタ6と、第2のキャパシタであるキャパシタ7から構成される。インダクタ5とキャパシタ6は直列に接続される。キャパシタ7は、インダクタ5とキャパシタ6の直列回路に対して、並列に接続される。
次に、実施の形態1による多段低雑音増幅器の動作について説明する。
FET1、FET13は、入力された高周波信号を多段に増幅する。FET1で増幅された高周波信号の基本波は、インダクタ5とキャパシタ6を直列接続した回路に並列にキャパシタ7を装荷した帯域阻止フィルタ8に、入力する。帯域阻止フィルタ8において、インダクタ5とキャパシタ6の直列回路が基本波で直列共振することにより、基本波が低損失で通過する。
FET1、FET13は、入力された高周波信号を多段に増幅する。FET1で増幅された高周波信号の基本波は、インダクタ5とキャパシタ6を直列接続した回路に並列にキャパシタ7を装荷した帯域阻止フィルタ8に、入力する。帯域阻止フィルタ8において、インダクタ5とキャパシタ6の直列回路が基本波で直列共振することにより、基本波が低損失で通過する。
ここで、インダクタ5をL1、キャパシタ6をC1とすると、インダクタ5とキャパシタ6の直列接続により構成される直列共振回路は、基本波f0で共振する。直列共振は式(1)で表現される。
また、基本波f0より高い周波数の不要波f(>f0)は、インダクタ5とキャパシタ6の直列共振回路のインダクタ成分L2は、式(2)で表現される。
さらに、式(1)、(2)より、式(3)が得られる。
キャパシタ7をC2とすると、インダクタ5およびキャパシタ6の直列共振回路とキャパシタ7の並列回路は、インダクタ成分L2と不要波fで並列共振することから、式(4)で表現される。
したがって、インダクタ5およびキャパシタ6の直列共振回路とキャパシタ7の並列回路の並列共振により、不要波fの通過が阻止される。
ここで、インダクタ5のL1、キャパシタ6のC1のいずれかを決めれば、式(2)〜(4)により、キャパシタ7のC2を求めることができる。
実施の形態1による多段低雑音増幅器は、複数の増幅素子であるFET1,13と、上記それぞれの増幅素子の段間に接続され、インダクタ5および第1のキャパシタ6からなる直列回路と第2のキャパシタ7との並列回路である帯域阻止フィルタ8と、上記増幅素子と並列回路の間に接続され、インダクタ2、キャパシタ4およびバイアス端子3からなるバイアス回路14と、インダクタ11、キャパシタ4およびバイアス端子9からなるバイアス回路15を備えたものである。
このようにFET1,FET13の段間に帯域阻止フィルタ8を設けることで、基本波f0を通過させ、不要波fの通過を阻止することができる。また、キャパシタ6とキャパシタ7により、バイアス回路14とバイアス回路15の間のDCカット用のキャパシタを兼用して構成することができる。このため、バイアス回路14とバイアス回路15の間と、帯域阻止フィルタ8とバイアス回路14またはバイアス回路15の間に、別のDCカット用のキャパシタを設ける必要がないので、回路をより小型にすることができる。
1 FET(増幅素子)、2 インダクタ、3 バイアス端子、4 キャパシタ、5 インダクタ、6 キャパシタ、7 インダクタ、8 帯域阻止フィルタ(並列回路)、9 バイアス端子、10 抵抗、11 インダクタ、12 インダクタ、13 FET(増幅素子)、14 バイアス回路、15 バイアス回路。
Claims (1)
- 複数の増幅素子と、
上記それぞれの増幅素子の段間に接続され、インダクタおよび第1のキャパシタからなる直列回路と第2のキャパシタとの並列回路と、
上記増幅素子と並列回路の間に接続され、インダクタ、キャパシタおよびバイアス端子からなるバイアス回路と、
を備えた多段低雑音増幅器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015043105A JP2016163282A (ja) | 2015-03-05 | 2015-03-05 | 多段低雑音増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015043105A JP2016163282A (ja) | 2015-03-05 | 2015-03-05 | 多段低雑音増幅器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016163282A true JP2016163282A (ja) | 2016-09-05 |
Family
ID=56847399
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015043105A Pending JP2016163282A (ja) | 2015-03-05 | 2015-03-05 | 多段低雑音増幅器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016163282A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4771247A (en) * | 1987-09-24 | 1988-09-13 | General Electric Company | MMIC (monolithic microwave integrated circuit) low noise amplifier |
JPH10200343A (ja) * | 1997-01-16 | 1998-07-31 | Nec Corp | 高周波回路装置 |
JPH11234148A (ja) * | 1998-02-12 | 1999-08-27 | Mitsubishi Electric Corp | デュアルバンドマイクロ波増幅器 |
JP2004518311A (ja) * | 2000-05-04 | 2004-06-17 | トロピアン・インク | 高い電力相加効率をもつrf電力増幅器 |
-
2015
- 2015-03-05 JP JP2015043105A patent/JP2016163282A/ja active Pending
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