JP2021073751A - 高周波増幅器 - Google Patents
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Abstract
【課題】外部負荷が所定値からずれた場合でも増幅特性の低下を抑制可能な高周波増幅器を提供する。【解決手段】高周波増幅器10は、増幅回路部30と、出力端子14と、分波器40とを有する。分波器40は、基本波整合回路である第1フィルタ41および高調波処理回路である第2フィルタ42を有し、増幅回路部の出力端部30bと出力端子14との間に接続される。分波器40は、出力端部30bに接続された一方の端子41aと出力端子14に接続された他方の端子41bとを有する第1フィルタ41と、疑似負荷60と、出力端部30bに接続された一方の端子42aと疑似負荷60に接続された他方の端子42bとを有する第2フィルタ42とを有する。基本波信号は、第1フィルタ41を通過したのち出力端子14から外部に出力され、高調波信号は、第2フィルタ42を通過したのち疑似負荷60を介して接地される。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、高周波増幅器に関する。
高周波増幅回路は、基本波整合回路と高調波処理回路とを備えることにより、高効率をはかることができる。
高調波処理回路は、外部負荷を50Ωなどであると想定して設計される。ところが、実際の外部負荷は、高調波において50Ωからずれることがある。
高調波において、負荷インピーダンスが50Ωから大きくずれると、反射波が増幅器に影響を与える。このため、高周波増幅器の効率が低下する。
外部負荷が所定値からずれた場合でも増幅特性の低下を抑制可能な高周波増幅器を提供する。
実施形態の高周波増幅器は、増幅回路部と、出力端子と、分波器と、を有する。前記増幅回路部は、基本波整合回路および高調波処理回路を有する。前記分波器は、前記増幅回路部の出力端部と前記出力端子との間に接続される。前記分波器は、前記出力端部に接続された一方の端子と前記出力端子に接続された他方の端子とを有する第1フィルタと、疑似負荷と、前記出力端部に接続された一方の端子と前記疑似負荷に接続された他方の端子とを有する第2フィルタと、を有する。基本波信号は前記第1フィルタを通過したのち前記出力端子から外部に出力され、高調波信号は前記第2フィルタを通過したのち前記疑似負荷を介して接地される。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態にかかる高周波増幅器の構成図である。
高周波増幅器10は、増幅回路部30と、出力端子14と、分波器(ダイプレクサ)40と、を有する。
図1は、第1の実施形態にかかる高周波増幅器の構成図である。
高周波増幅器10は、増幅回路部30と、出力端子14と、分波器(ダイプレクサ)40と、を有する。
増幅回路部30は、HEMT(High Electron Mobility Transistor)などを増幅素子として含み、集中定数回路や分布定数回路からなる基本波整合回路や高調波処理回路とを含む。高周波増幅器10の帯域は、UHF〜30GHzなどとすることができる。
分波器40は、増幅回路部30の出力端部30bと出力端子14との間に接続される。分波器40は、第1フィルタ41と、疑似負荷60と、第2フィルタ42と、を有する。第1フィルタ41は、出力端部30bに接続された一方の端子41aと、出力端子14に接続された他方の端子41bと、を有する。第2フィルタ42は、出力端部30bに接続された一方の端子42aと、疑似負荷60に接続された他方の端部42bと、を有する。
基本波信号は第1フィルタ41を通過したのち出力端子14から外部に出力される。また、高調波信号は第2フィルタ42を通過したのち疑似負荷60を介して接地される。
図1において、第1フィルタ41は、基本波を通過させるローパスフィルタとする。ローパスフィルタの通過上限周波数fdLPFは、fo(基本波周波数)よりも大きく、2f0(2倍波)よりも小さい。第2フィルタ42は、高調波を通過させるハイパスフィルタとする。ハイパスフィルタの通過下限周波数fdHPFは、f0よりも大きく、2f0よりも小さい。
第1の実施形態にかかる高周波増幅器10は、たとえば、高周波送信器の出力段として用いることができる。増幅回路部30からの出力信号が高調波成分を含むとしても、高調波成分を第2フィルタ42に分波し、基本波成分を第1フィルタ41に分波してより分けることができる。
第2フィルタ42を通過した高調波成分は疑似負荷60を介して接地される。このため、高調波成分が、反射により増幅回路部30に影響を及ぼして、電力付加効率を低下させるなどの増幅特性劣化を抑制できる。
図2(a)は比較例にかかる高周波増幅器の構成図、図2(b)は比較例の高周波増幅器の負荷として送信アンテナが接続された構成図、である。
図2(a)に表すように、比較例の高周波増幅器140は、分波器を有していない。図2(b)では、高周波増幅器140の出力端子144と送信用アンテナ160との間にアイソレータ150が設けられている。
図2(a)に表すように、比較例の高周波増幅器140は、分波器を有していない。図2(b)では、高周波増幅器140の出力端子144と送信用アンテナ160との間にアイソレータ150が設けられている。
高調波処理回路は、外部負荷(たとえば50Ωの純抵抗など)に対して高効率動作が期待される高調波に対する負荷インピーダンスを増幅素子に対して与えるように決定される。もし、基本波(f0)におけるアイソレータ通過損失を低減するために狭帯域にすると、高調波成分(2f0、3f0など)はアイソレータ150により反射され増幅回路部140の増幅特性を劣化させる。このため、比較例において、電力付加効率が低下する。
なお、送信アンテナ160のインピーダンス特性は、基本周波数においてもアンテナ毎に異なることがあるので、高調波を含めた周波数において所定のインピーダンス(たとえば50Ω)にすることは容易ではない。
これに対して、第1の実施形態において、高調波成分が第2フィルタ42により分波され、疑似負荷60により終端される。このため、高調波成分が増幅回路部30へ与える影響が低減され電力付加効率の低下が抑制される。なお、疑似負荷60は、終端抵抗などとすることができる。この場合、高調波成分(2f0、3f0など)は第1フィルタ41を通過しないので、アイソレータ50により反射されることはない。
図3は、第1の実施形態の分波器の第1具体例を表す回路図である。
ローパスフィルタである第1フィルタ41は、キャパシタC1、C2、およびインダクタL1、L2、L3を含む集中定数素子からなるものとする。また、ハイパスフィルタである第2フィルタ42は、キャパシタC3−C8およびインダクタL4、L5を含む集中定数素子からなるものとする。
ローパスフィルタである第1フィルタ41は、キャパシタC1、C2、およびインダクタL1、L2、L3を含む集中定数素子からなるものとする。また、ハイパスフィルタである第2フィルタ42は、キャパシタC3−C8およびインダクタL4、L5を含む集中定数素子からなるものとする。
たとえば、UHF〜L帯などの低い周波数帯では、フィルタサイズを小さくできる集中定数素子型がより好ましい。これらの集中定数素子は、たとえば、チップ形状とすることができる。
図4は、第1の実施形態の分波器の第2具体例を表す回路図である。
ローパスフィルタである第1フィルタ41は、特性インピーダンスと線路長が異なる複数の伝送線路を含む分布定数素子からなるものとする。また、ハイパスフィルタである第2フィルタ42は、集中定数素子からなるものとする。なお、C帯以上では線路長サイズが小さくできかつ寄生素子効果が少ない分布定数素子型が好ましい。
ローパスフィルタである第1フィルタ41は、特性インピーダンスと線路長が異なる複数の伝送線路を含む分布定数素子からなるものとする。また、ハイパスフィルタである第2フィルタ42は、集中定数素子からなるものとする。なお、C帯以上では線路長サイズが小さくできかつ寄生素子効果が少ない分布定数素子型が好ましい。
図5は、第2の実施形態にかかる高周波増幅器の構成図である。
第1フィルタ43はバンドパスフィルタであり、第2フィルタ42はハイパスフィルタである。
第1フィルタ43はバンドパスフィルタであり、第2フィルタ42はハイパスフィルタである。
図6は、第3の実施形態にかかる高周波増幅器の構成図である。
第1フィルタ43はバンドパスフィルタであり、第2フィルタ44はバンドストップフィルタである。
第1フィルタ43はバンドパスフィルタであり、第2フィルタ44はバンドストップフィルタである。
図7は、第4の実施形態にかかる高周波増幅器の構成図である。
第1フィルタ41はローパスパスフィルタであり、第2フィルタ44はバンドストップフィルタである。
第1フィルタ41はローパスパスフィルタであり、第2フィルタ44はバンドストップフィルタである。
図8は、第5の実施形態にかかる高周波増幅器の構成図である。
分波器40は、出力端部30bに接続された一方の端子45aと電源端子16に接続された他方の端子45bとを有する第3フィルタ45をさらに有することができる。第1フィルタ43はバンドパスフィルタであり、第2フィルタ42はハイパスフィルタであり、第3フィルタ45は基本波信号よりも低い周波数帯域を通過させるローパスフィルタである。第3フィルタ45をローパスフィルタとすると、電源回路に基本波以上の周波数信号が漏れ出ることが抑制できる。
分波器40は、出力端部30bに接続された一方の端子45aと電源端子16に接続された他方の端子45bとを有する第3フィルタ45をさらに有することができる。第1フィルタ43はバンドパスフィルタであり、第2フィルタ42はハイパスフィルタであり、第3フィルタ45は基本波信号よりも低い周波数帯域を通過させるローパスフィルタである。第3フィルタ45をローパスフィルタとすると、電源回路に基本波以上の周波数信号が漏れ出ることが抑制できる。
第1〜第5の実施形態によれば、外部負荷のインピーダンスが所定値からずれた場合でも増幅特性の低下を抑制可能な高周波増幅器が提供される。このような高調波増幅器は、レーダ装置、衛星通信地上局などに広く使用可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 高周波増幅器、14 出力端子、16 電源端子、30 増幅回路部、30b (増幅回路部の)出力端部、40 分波器、41 第1フィルタ(ローパスフィルタ)、42 第2フィルタ(ハイパスフィルタ)、43 第1フィルタ(バンドパスフィルタ)、44 第2フィルタ(バンドストップフィルタ)、45 第3フィルタ(ローパスフィルタ)、60 疑似負荷
Claims (6)
- 基本波整合回路および高調波処理回路を有する増幅回路部と、
出力端子と、
前記増幅回路部の出力端部と前記出力端子との間に接続された分波器であって、前記出力端部に接続された一方の端子と前記出力端子に接続された他方の端子とを有する第1フィルタと、疑似負荷と、前記出力端部に接続された一方の端子と前記疑似負荷に接続された他方の端子とを有する第2フィルタと、を有する、分波器と、
を備え、
基本波信号は前記第1フィルタを通過したのち前記出力端子から外部に出力され、
高調波信号は前記第2フィルタを通過したのち前記疑似負荷を介して接地される、高周波増幅器。 - 前記第1フィルタは、ローパスフィルタであり、
前記第2フィルタは、ハイパスフィルタである、請求項1記載の高周波増幅器。 - 前記第1フィルタは、バンドパスフィルタであり、
前記第2フィルタは、ハイパスフィルタである、請求項1記載の高周波増幅器。 - 前記第1フィルタは、バンドパスフィルタであり、
前記第2フィルタは、バンドストップフィルタである、請求項1記載の高周波増幅器。 - 前記第1フィルタは、ローパスパスフィルタであり、
前記第2フィルタは、バンドストップフィルタである、請求項1記載の高周波増幅器。 - 電源端子をさらに備え、
前記分波器は、前記出力端部に接続された一方の端子と前記電源端子に接続された他方の端子とを有する第3フィルタをさらに有し、
前記第1フィルタは、バンドパスフィルタであり、
前記第2フィルタは、ハイパスフィルタであり、
前記第3フィルタは、前記基本波信号の周波数よりも低い周波数帯域を通過させるローパスフィルタである、請求項1記載の高周波増幅器。
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JP2018044617A JP2021073751A (ja) | 2018-03-12 | 2018-03-12 | 高周波増幅器 |
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Family Applications (1)
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JP2012257111A (ja) * | 2011-06-09 | 2012-12-27 | Mitsubishi Electric Corp | 能動回路 |
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2018
- 2018-03-12 JP JP2018044617A patent/JP2021073751A/ja active Pending
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