JP2016163184A - CM(commercialmessage)管理装置、CM管理方法、及び、プログラム - Google Patents

CM(commercialmessage)管理装置、CM管理方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】放送時間に近い所定のタイミングの状況に応じた適切なCM素材を放送するための新たな技術を提供する。【解決手段】テレビ放送又はラジオ放送のCM(commercial message)枠各々にCM素材を対応付けたCM進行データであって、1つのCM枠に複数のCM素材を対応付けるとともに、対応付けられている複数のCM素材各々が放送される放送条件を定めることが可能なCM進行データを取得するCM進行データ取得部11と、放送条件を満たすか否かを判定するための判定情報を取得する判定情報取得部12と、判定情報と、放送条件とに基づき、CM枠各々で放送されるCM素材を決定するCM素材決定部13と、を有するCM管理装置10。【選択図】図2

Description

本発明は、CM管理装置、CM管理方法、及び、プログラムに関する。
特許文献1に、関連する技術が開示されている。特許文献1には、CM枠及びそれに付属するCM素材によって構成される送出CMデータを変更する自動番組制御装置の送出CMデータ自動再配置システムが開示されている。
特開平11−205259号
放送局(テレビ放送局、ラジオ放送局など)や広告代理店は、CM素材(CMコンテンツ)を放送したいクライアントからの要望に基づき、当該クライアントのための時間取り(CM素材を放送する日や時間等の確保)を行う。その後、クライアントの要望に基づき、確保されたCM枠に、放送するCM素材が割り付けられる。
放送局は、放送日の数日前までに、上記割り付け内容に基づき、CMの進行スケジュール(タイムスケジュール)を示すCM進行データを作成する。CM進行データにおいては、例えば、放送日のCM枠が放送順に列挙されるとともに、CM枠各々に放送されるCM素材が対応付けられている。そして、放送日には、予め作成されたこのようなCM進行データに基づき、CM素材の放送が行われる。
ところで、近年、CM効果を高める等の目的で、放送日前日、放送日当日、放送時間の数時間前など、放送時間に近い所定のタイミングの状況(例:天気、気温等)に応じた適切なCM素材を放送したいというニーズがある。
しかしながら、放送日の数日前までに作成されたCM進行データを、上述のような放送時間に近いタイミングで改変するのは好ましくない。このような改変に基づきトラブルが発生する恐れがある。例えば、改変内容に不備があった場合、放送中に不測のトラブルが発生し得る。また、このようなトラブルを回避するため、改変内容に不備がないか複数人で確認する等の作業負担が放送局に発生する。
本発明は、放送時間に近い所定のタイミングの状況に応じた適切なCM素材を放送するための新たな技術を提供することを課題とする。
本発明によれば、
テレビ放送又はラジオ放送のCM枠各々にCM素材を対応付けたCM進行データであって、1つの前記CM枠に複数の前記CM素材を対応付けるとともに、対応付けられている複数の前記CM素材各々が放送される放送条件を定めることが可能な前記CM進行データを取得するCM進行データ取得手段と、
前記放送条件を満たすか否かを判定するための判定情報を取得する判定情報取得手段と、
前記判定情報と、前記放送条件とに基づき、前記CM枠各々で放送される前記CM素材を決定するCM素材決定手段と、
を有するCM管理装置が提供される。
また、本発明によれば、
テレビ放送又はラジオ放送のCM枠各々にCM素材を対応付けるとともに、前記CM素材各々の放送が禁止される放送禁止条件を定めることが可能なCM進行データを取得するCM進行データ取得手段と、
前記放送禁止条件を判定するための判定情報を取得する判定情報取得手段と、
前記判定情報と、前記放送禁止条件とに基づいて、前記CM枠各々に対応付けられた前記CM素材が前記放送禁止条件を満たさないか判定し、満たさない場合、当該CM素材を当該CM枠で放送される前記CM素材として決定し、満たす場合、予め定められた差替CM素材を、当該CM枠で放送される前記CM素材として決定するCM素材決定手段と、
を有するCM管理装置が提供される。
また、本発明によれば、
コンピュータが、
テレビ放送又はラジオ放送のCM枠各々にCM素材を対応付けたCM進行データであって、1つの前記CM枠に複数の前記CM素材を対応付けるとともに、対応付けられている複数の前記CM素材各々が放送される放送条件を定めることが可能な前記CM進行データを取得するCM進行データ取得工程と、
前記放送条件を満たすか否かを判定するための判定情報を取得する判定情報取得工程と、
前記判定情報と、前記放送条件とに基づき、前記CM枠各々で放送される前記CM素材を決定するCM素材決定工程と、
を実行するCM管理方法が提供される。
また、本発明によれば、
コンピュータを、
テレビ放送又はラジオ放送のCM枠各々にCM素材を対応付けたCM進行データであって、1つの前記CM枠に複数の前記CM素材を対応付けるとともに、対応付けられている複数の前記CM素材各々が放送される放送条件を定めることが可能な前記CM進行データを取得するCM進行データ取得手段、
前記放送条件を満たすか否かを判定するための判定情報を取得する判定情報取得手段、
前記判定情報と、前記放送条件とに基づき、前記CM枠各々で放送される前記CM素材を決定するCM素材決定手段、
として機能させるためのプログラムが提供される。
また、本発明によれば、
コンピュータが、
テレビ放送又はラジオ放送のCM枠各々にCM素材を対応付けるとともに、前記CM素材各々の放送が禁止される放送禁止条件を定めることが可能なCM進行データを取得するCM進行データ取得工程と、
前記放送禁止条件を判定するための判定情報を取得する判定情報取得工程と、
前記判定情報と、前記放送禁止条件とに基づいて、前記CM枠各々に対応付けられた前記CM素材が前記放送禁止条件を満たさないか判定し、満たさない場合、当該CM素材を当該CM枠で放送される前記CM素材として決定し、満たす場合、予め定められた差替CM素材を、当該CM枠で放送される前記CM素材として決定するCM素材決定工程と、
を実行するCM管理方法が提供される。
また、本発明によれば、
コンピュータを、
テレビ放送又はラジオ放送のCM枠各々にCM素材を対応付けるとともに、前記CM素材各々の放送が禁止される放送禁止条件を定めることが可能なCM進行データを取得するCM進行データ取得手段、
前記放送禁止条件を判定するための判定情報を取得する判定情報取得手段、
前記判定情報と、前記放送禁止条件とに基づいて、前記CM枠各々に対応付けられた前記CM素材が前記放送禁止条件を満たさないか判定し、満たさない場合、当該CM素材を当該CM枠で放送される前記CM素材として決定し、満たす場合、予め定められた差替CM素材を、当該CM枠で放送される前記CM素材として決定するCM素材決定手段、
として機能させるためのプログラムが提供される。
本発明によれば、放送時間に近い所定のタイミングの状況に応じた適切なCM素材を放送するための新たな技術が実現される。
本実施形態の装置のハードウエア構成の一例を概念的に示す図である。 本実施形態のCM管理装置の機能ブロック図の一例である。 本実施形態のCM進行データの一例を模式的に示す図である。 本実施形態のCM枠の識別情報を説明するための図である。 本実施形態の放送条件の一例を模式的に示す図である。 本実施形態の判定情報の一例を模式的に示す図である。 本実施形態の素材情報の一例を示す模式的に示す図である。 本実施形態の割り付け情報の一例を示す模式的に示す図である。 本実施形態のCM管理装置の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態のCM進行データの一例を模式的に示す図である。 本実施形態の放送禁止条件の一例を示す模式的に示す図である。 本実施形態のCM進行データの一例を模式的に示す図である。 本実施形態の素材情報の一例を示す模式的に示す図である。
まず、本実施形態の装置のハードウエア構成の一例について説明する。本実施形態の装置が備える各部は、任意のコンピュータのCPU(Central Processing Unit)、メモリ、メモリにロードされるプログラム、そのプログラムを格納するハードディスク等の記憶ユニット(あらかじめ装置を出荷する段階から格納されているプログラムのほか、CD(Compact Disc)等の記憶媒体やインターネット上のサーバ等からダウンロードされたプログラムをも格納できる)、ネットワーク接続用インタフェイスを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。
図1は、本実施形態の装置のハードウエア構成の一例を概念的に示す図である。図示するように、本実施形態の装置は、例えば、バス10Aで相互に接続されるCPU1A、RAM(Random Access Memory)2A、ROM(Read Only Memory)3A、表示制御部4A、ディスプレイ5A、操作受付部6A、操作部7A、通信部8A、補助記憶装置9A等を有する。なお、図示しないが、その他、外部機器と有線で接続される入出力インタフェイス、マイク、スピーカ等の他の要素を備えてもよい。
CPU1Aは各要素とともに装置のコンピュータ全体を制御する。ROM3Aは、コンピュータを動作させるためのプログラムや各種アプリケーションプログラム、それらのプログラムが動作する際に使用する各種設定データなどを記憶する領域を含む。RAM2Aは、プログラムが動作するための作業領域など一時的にデータを記憶する領域を含む。補助記憶装置9Aは、例えばHDD(Hard Disc Drive)であり、大容量のデータを記憶可能である。
ディスプレイ5Aは、例えば、表示装置(LED(Light Emitting Diode)表示器、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等)である。ディスプレイ5Aは、タッチパッドと一体になったタッチパネルディスプレイであってもよい。表示制御部4Aは、VRAM(Video RAM)に記憶されたデータを読み出し、読み出したデータに対して所定の処理を施した後、ディスプレイ5Aに送って各種画面表示を行う。操作受付部6Aは、操作部7Aを介して各種操作を受付ける。操作部7Aは、操作キー、操作ボタン、スイッチ、ジョグダイヤル、タッチパネルディスプレイ、キーボードなどを含む。通信部8Aは、有線及び/または無線で、インターネット、LAN(Local Area Network)等のネットワークに接続し、他の電子機器と通信する。
以下、本実施の形態について説明する。なお、以下の実施形態の説明において利用する機能ブロック図は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。これらの図においては、各装置は1つの機器により実現されるよう記載されているが、その実現手段はこれに限定されない。すなわち、物理的に分かれた構成であっても、論理的に分かれた構成であっても構わない。なお、同一の構成要素には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
<第1の実施形態>
まず、本実施形態の概要について説明する。本実施形態では、CM進行データにおいて、複数のCM枠各々に、複数のCM素材を対応付けることができる。また、本実施形態では、CM進行データにおいて、複数のCM素材各々が放送される放送条件(例:晴れの場合−CM素材A、雨の場合−CM素材B等)を定めることができる。そして、本実施形態のCM管理装置は、放送時間に近い所定のタイミングで、上記放送条件を判定するための情報(判定情報)を取得する。そして、当該判定情報と放送条件とに基づいて、各CM枠で放送されるCM素材を決定する。
このような本実施形態によれば、放送時間に近い所定のタイミングで、その時の状況に応じた適切なCM素材を放送されるCM素材として決定し、決定したCM素材を放送することが可能となる。
また、本実施形態によれば、予め作成したCM進行データを、放送時間に近いタイミングで改変することなく、上記放送を実現できる。このため、CM進行データの改変に伴う放送時の不測のトラブルの発生や、改変後のCM進行データを確認するという放送局の作業負担の増大を回避できる。
次に、本実施形態のCM管理装置10の構成を詳細に説明する。図2に、本実施形態のCM管理装置10の機能ブロック図の一例を示す。図示するように、CM管理装置10は、CM進行データ取得部11と、判定情報取得部12と、CM素材決定部13とを有する。
CM進行データ取得部11は、テレビ放送又はラジオ放送のCM枠各々にCM素材を対応付けたCM進行データを取得する。なお、当該CM進行データでは、1つのCM枠に複数のCM素材を対応付けることが可能である。そして、当該CM進行データでは、対応付けられている複数のCM素材各々が放送される放送条件を定めることが可能である。CM進行データは、例えば1日単位で作成されるが、これに限定されない。
なお、「CM進行データにおいて、1つのCM枠に複数のCM素材を対応付けることが可能」とは、CM進行データの構成上、1つのCM枠に複数のCM素材を対応付けることが可能であるが、必ずしも、CM枠に複数のCM素材を対応付けなくてもよいことを意味する。ある日の進行データにおいて、すべてのCM枠に1つのCM素材が対応付けられていてもよいし、1つのCM素材が対応付けられたCM枠と複数のCM素材が対応付けられたCM枠とが混在していてもよいし、又は、すべてのCM枠に複数のCM素材が対応付けられていてもよい。
同様に、「CM進行データにおいて、放送条件を定めることが可能」とは、CM進行データの構成上、各CM枠に対応する放送条件を定めることが可能であるが、必ずしも定めなくてもよいことを意味する。本実施形態の場合、1つのCM枠に複数のCM素材が対応付けられる場合、そのCM枠に対応する放送条件が定められる。一方、1つのCM枠に1つのCM素材が対応付けられる場合、そのCM枠に対応する放送条件は定められない。
図3に、CM進行データの一例を模式的に示す。図は、ある日のCM進行データであり、12時頃の内容を抽出して詳細に示している。図示するCM進行データでは、CM枠、放送条件ID(identification)、及び、素材コードの欄があり、これらの値が互いに対応付けられている。
CM枠の欄には、その日の複数のCM枠各々を識別するための識別情報が記載される。図示する例では、複数のCM枠は放送順(進行順)に並んでいる。図示する例の場合、CM枠の識別情報により、各CM枠の放送タイミング(放送時間)が特定されている。以下、図示するCM枠の識別情報の構成を説明する。なお、CM枠の識別情報の構成は、以下で説明するものに限定されない。
図示するCM枠の識別情報は、前半部分(例:1200T)と、後半部分(例:12:15:00)とに分かれる。前半部分に含まれる数字は、1日に放送される複数の放送コンテンツ(番組)各々を識別する情報であり、具体的には放送コンテンツの放送開始時間を示す。図示する「1200」は、放送開始時間が12時00分である放送コンテンツを示す。その後についた「T」は、その本編の間に挿入されるCM枠を示す。一方、「S」は、その本編と次の本編の間に挿入されるCM枠を示す。図示する「1200T」は、放送開始時間が12時00分である放送コンテンツの本編の間に挿入されるCM枠を示す。図示する「1200S」は、放送開始時間が12時00分である放送コンテンツと、その次に放送される放送コンテンツとの間に挿入されるCM枠を示す。
図4を用いてCM枠の識別情報の前半部分の説明を補足する。図示するタイムチャートは、ある日の12時付近の放送進行データを示す。識別情報「1200」の放送コンテンツの本編1及び本編2の間にはCM枠(CM1)が挿入されている。このように、識別情報「1200」の放送コンテンツの本編の間に挿入されるCM枠の識別情報は、図示するように「1200T」となる。また、識別情報「1200」の放送コンテンツの本編2と、識別情報「1230」の放送コンテンツの本編1との間にもCM枠(CM2)が挿入されている。このように、識別情報「1200」の放送コンテンツの本編と、その次に放送される放送コンテンツとの間に挿入されるCM枠の識別情報は、図示するように「1200S」となる。
なお、図示する1200T(CM1)、1200S(CM2)、及び、1230T(CM1)の枠は、各々、1つのCM枠分であってもよいし、複数のCM枠分を含んでもよい。
図3に戻り、CM枠の識別情報の後半部分(例:12:15:00)は、各CM枠の放送開始時間を示す。「12:15:00」は、12時15分00秒に放送が開始されることを意味する。
図3のCM進行データのその他の欄の説明に戻る。素材コードの欄には、各CM枠に放送されるCM素材、又は、放送される候補であるCM素材の識別情報が記載される。1つのCM枠に1つのCM素材が対応付けられている場合、そのCM素材はそのCM枠に放送されるCM素材として決定されたものとなる。一方、1つのCM枠に複数のCM素材が対応付けられている場合、それらのCM素材はそのCM枠に放送されるCM素材の候補となる。
1つのCM枠に対応付けられた複数のCM素材各々には、各々を放送する条件が定められる。図の例の場合、各CM素材(素材コード)に判定値(図示するケースA、B...)が1つ対応付けられている。これは、「ケースA」に該当する場合、素材コード「1234−567890」のCM素材が放送され、「ケースB」に該当する場合、素材コード「1234−567891」のCM素材が放送され、「ケースC」に該当する場合、素材コード「1234−567892」のCM素材が放送されることを意味する。なお、1つのCM素材に複数の判定値を定めることもできる。
放送条件IDの欄には、複数の候補の中から放送されるCM素材を決定するために用いられる放送条件の識別情報が記載される。図3の例の場合、いずれの判定値に該当するかを判断するルールの識別情報が、放送条件IDに記載される。
図5に、本実施形態の放送条件の一例を示す。例えば、以下で説明するCM素材決定部13が、図示するような放送条件を予め保持している。なお、オペレータの入力に応じて、放送条件の変更、削除、追加等が可能である。図示する放送条件では、放送条件ID、名称、及び、判定値(ケースA乃至D等)の欄があり、これらの値が互いに対応付けられている。
放送条件IDの欄には、複数の放送条件各々を識別するための識別情報が記載される。名称の欄には、複数の放送条件各々の名称が記載される。この名称を用いることで、オペレータ等の人間が、複数の放送条件各々を容易に認識できるようになる。なお、名称の欄はなくてもよい。判定値(ケースA乃至D等)の欄には、複数のケース各々に対応する値が記載される。
放送条件ID「XX」の放送条件によれば、天気に基づいて放送されるCM素材が決定される。晴れの場合はケースAに対応するCM素材が放送され、雨の場合はケースBに対応するCM素材が放送され、その他の場合はケースCに対応するCM素材が放送される。
放送条件ID「YY」の放送条件によれば、Aチームの(前日又は当日の)勝敗に基づいて放送されるCM素材が決定される。勝ちの場合はケースAに対応するCM素材が放送され、負けの場合はケースBに対応するCM素材が放送され、引き分けの場合はケースCに対応するCM素材が放送され、試合なしの場合はケースDに対応するCM素材が放送される。
なお、ここで例示した放送条件はあくまで一例であり、これに限定されない。例えば、気温、湿度、雲量等の値に基づいてCM素材を決定する放送条件が含まれてもよい。
図2に戻り、判定情報取得部12は、放送条件を満たすか否かを判定するための判定情報を取得する。
例えば、図6に示すように、放送条件各々に1つの判定値(いずれか1つのケースを示す値)を対応付けた判定情報が、判定情報記憶部(不図示)に記憶されていてもよい。当該判定情報の判定値は、任意のタイミングで、判定値決定部(不図示)により更新される。そして、判定情報取得部12は、判定情報記憶部に記憶されている判定情報(判定値)を取得してもよい。
ここで、判定値決定部による判定情報の更新の一例を説明する。判定値決定部は、所定のタイミングで、放送条件各々の最新の判定値を判定するため、所定の最新情報を取得してもよい。例えば、判定値決定部は、天気に関する最新情報として、晴れ、雨、雪等を示す情報を取得してもよい。その他、判定値決定部は、所定のチームの試合結果に関する最新情報として、勝ち、負け、引き分け、試合なし等を示す情報を取得してもよい。
判定値決定部は、例えば、インターネット等のネットワークを介して、それらの情報を提供するサーバ(例:天気情報を提供するサーバ、スポーツの試合結果を提供するサーバ等)から取得してもよい。又は、オペレータが判定値決定部にそれらの情報を入力してもよい。取得するタイミングは特段制限されず、例えば、毎日1回所定の時間に取得してもよいし、毎日複数回所定の時間に取得してもよいし、又は、オペレータからの取得指示に応じて取得してもよい。
そして、判定値決定部は、取得した最新情報と、図5に示す放送条件とに基づき、各放送条件の最新の判定値を決定し、判定情報記憶部に記憶されている判定情報を決定した値に更新してもよい。
その他の例として、オペレータが、所定のタイミングで、複数の放送条件各々に対応付けて最新の判定値(いずれか1つのケースを示す値)を入力してもよい。そして、判定値決定部は、判定情報記憶部に記憶されている判定情報を入力された値に更新してもよい。
なお、判定情報記憶部及び判定値決定部は、CM管理装置10に備えられてもよいし、又は、CM管理装置10と通信可能に構成された他の装置に備えられてもよい。
図2に戻り、CM素材決定部13は、判定情報取得部12が取得した判定情報と、CM進行データで各CM枠に対応付けられた放送条件とに基づき、CM枠各々で放送されるCM素材を決定する。CM素材決定部13は、複数のCM素材の中から、放送条件を満たすCM素材を、CM枠に放送するCM素材として決定する。
ここで、図3の例を用いて、CM素材決定部13による決定処理を説明する。
CM枠「1200T−12:15:00」には、3つのCM素材、及び、放送条件ID「XX」が対応付けられている。例えば、判定情報取得部12が、図6に示す判定情報から、放送条件ID「XX」の判定値「A」を取得したとする。この場合、CM素材決定部13は、CM枠「1200T−12:15:00」に放送されるCM素材として、判定値「A(ケースA)」に対応付けられた素材コード「1234−567890」のCM素材を決定する。
CM枠「1200T−12:15:30」には、素材コード「1234−567899」の1つのCM素材が対応付けられている。このため、CM素材決定部13は、このCM素材を、CM枠「1200T−12:15:30」に放送されるCM素材として決定する。
CM枠「1200S−12:29:00」には、4つのCM素材、及び、放送条件ID「YY」が対応付けられている。例えば、判定情報取得部12が、図6に示す判定情報から、放送条件ID「YY」の判定値「D」を取得したとする。この場合、CM素材決定部13は、CM枠「1200S−12:29:00」に放送されるCM素材として、判定値D(ケースD)を対応付けられた素材コード「9999−567893」のCM素材を決定する。
CM枠「1200S−12:29:30」には、素材コード「9999−567899」の1つのCM素材が対応付けられている。このため、CM素材決定部13は、このCM素材を、CM枠「1200S−12:29:30」に放送されるCM素材として決定する。
CM素材決定部13が各CM枠に放送されるCM素材を決定するタイミングは、各CM枠の放送タイミングにできるだけ近いのが好ましい。このようにすれば、CM素材決定部13は、より放送時間に近いタイミングの状況(判定情報の状態)に応じた適切なCM素材を、各CM枠に放送されるCM素材として決定できる。
次に、本実施形態のCM管理装置10を用いたCM素材の放送の流れの一例を、図9のフローチャートを用いて説明する。
まず、放送局及び/又は広告代理店は、CM素材を放送したいクライアントからの要望に基づき、当該クライアントのための時間取り(CM素材を放送する日や時間等の確保)を行う。その後、クライアントの要望に基づき、確保されたCM枠に、放送するCM素材が割り付けられる。
例えば、CM素材の割り付け前に、図7に示すような素材情報が、放送局のシステムに登録される。図7に示す素材情報は、素材略号と、放送条件IDと、素材コードとが対応付けられている。図の素材略号「AAAA」の例のように、素材略号には、複数の素材コードを対応付けることができる。この場合、複数のCM素材各々が放送される放送条件の詳細(放送条件ID、複数の素材コード各々の判定値等)も定められる。また、図の素材略号「AABB」の例のように、素材略号には、1つの素材コードを対応付けることもできる。
図7に示すように、予め、クライアントのCM素材の放送パターンを考慮し、各放送パターンに対応する素材情報を作成して、放送局のシステムに登録しておくことができる。なお、素材情報の登録においては、既にCM素材決定部13に登録されている放送条件を利用することもできる。その他、新たな放送条件をCM素材決定部13に登録し、当該放送条件を用いて素材情報を登録することもできる。
クライアントは、放送日前の所定のタイミングで、確保された各CM枠各々に割り付ける素材略号を、放送局に通知する。結果、放送局のシステムに、図8に示すような割り付け情報が登録される。
放送局のシステム及び/又はオペレータは、任意のタイミングで、図7に示す素材情報及び図8に示す割り付け情報に基づき、図3に示すようなCM進行データを作成する。そして、作成されたCM進行データが、所定の記憶装置に記憶される。
なお、図8に示す割り付け情報のCM枠の識別情報は、図3に示す識別情報の前半部分のみとなっている。これは、対応付けられている素材略号を、当該前半部分を含むCM枠の中のいずれかに対応付けることを意味する。例えば、CM枠として「1200T−12:15:00」及び「1200T−12:15:30」がある場合、図8に示すCM枠「1200T」が対応付けられている素材略号「AAAA」は、これらの何れかに対応付けられることとなる。
CM進行データ取得部11は、放送前の所定のタイミングで、上記記憶装置に記憶されたCM進行データを取得する(図9のS10)。その後、判定情報取得部12は、放送条件を判定するための最新の判定情報を取得する(図9のS11)。そして、CM素材決定部13は、最新の判定情報と、CM進行データで各CM枠に対応付けられた放送条件とに基づき、各CM枠に放送するCM素材を決定する(図9のS12)。
例えば、CM進行データ取得部11は、放送日より数日前(例:前日、2日前)、又は、放送日当日の放送開始時刻よりも所定時間前に、放送日の1日分のCM進行データを取得してもよい。そして、CM素材決定部13は、そのタイミングで判定情報取得部12が取得した最新の判定情報に基づき、その放送日に含まれるすべてのCM枠各々に放送されるCM素材を決定してもよい。
その他、CM進行データ取得部11は、放送日の当日に、所定時間分のCM進行データを、放送開始よりも所定時間前に取得してもよい。例えば、放送日のL時から(L+M)時の間のCM進行データを、放送開始(L時)よりもN時間前の(L−N)時に取得してもよい。そして、CM素材決定部13は、そのタイミングで判定情報取得部12が取得した最新の判定情報に基づき、L時から(L+M)時の間に含まれるCM枠各々に放送されるCM素材を決定してもよい。
以上説明した本実施形態によれば、放送時間に近い所定のタイミングの状況(例:天気、所定のチームの試合結果等)に応じた適切なCM素材を放送することが可能となる。結果、高いCM効果が期待される。
また、本実施形態によれば、予め作成したCM進行データを、放送時間に近いタイミングで改変する必要がない。このため、改変に伴う放送時の不測のトラブルの発生や、放送局の作業負担の増大を回避できる。
<第2の実施形態>
まず、本実施形態の概要について説明する。CM素材各々には、放送されるのが好ましくないタイミングが存在し得る。例えば、大人向けの商品のCM素材を子供の視聴率が高い時間帯に放送するのは、子供への影響やCM効果等を考慮すると好ましくない場合がある。
通常、CM素材毎の放送禁止条件(放送が禁止される条件)を考慮して、CM進行データが作成される。しかし、オペレータのミス等に起因して、放送禁止条件を満たすタイミング、すなわち放送されるが好ましくないタイミングで所定のCM素材が放送されるようなCM進行データが作成される場合がある。
また、緊急特番(例:緊急ニュース)の挿入等に起因して、放送日当日にCM進行データが改変される場合がある。このような場合、上記放送禁止条件を考慮する余裕がない、また、考慮し忘れる等により、放送禁止条件を満たす時間帯に所定のCM素材が放送されるようなCM進行データ(改変版)が作成される場合がある。結果、このようなCM進行データに基づき、放送されるのが好ましくないタイミングでCM素材が放送されてしまう。
本実施形態によれば、このような、放送されるのが好ましくないタイミングでCM素材が放送されてしまう不都合を軽減できる。
本実施形態では、CM進行データにおいて、CM素材各々の放送が禁止される条件(放送禁止条件)を定めることができる。CM管理装置10は、放送時間に近い所定のタイミングで、放送禁止条件を判定するための最新の情報(判定情報)を取得する。そして、CM管理装置10は、取得した判定情報と放送禁止条件とに基づいて、各CM枠で放送されるCM素材を決定する。例えば、放送禁止条件を満たさない場合は、そのCM素材をそのCM枠で放送されるCM素材として決定する。一方、放送禁止条件を満たす場合は、予め定められている差替CM素材を、そのCM枠で放送されるCM素材として決定する。以下、詳細に説明する。
本実施形態のCM管理装置10の機能ブロック図の一例は、第1の実施形態同様、図2で示される。
CM進行データ取得部11は、テレビ放送又はラジオ放送のCM枠各々にCM素材を対応付けたCM進行データを取得する。本実施形態のCM進行データでは、CM素材各々の放送が禁止される放送禁止条件を定めることが可能である。
なお、「CM進行データにおいて、CM素材各々の放送禁止条件を定めることが可能」とは、CM進行データの構成上、CM素材各々に放送禁止条件を定めることが可能であるが、必ずしも、CM素材に放送禁止条件を定めなくてもよいことを意味する。ある日の進行データにおいて、すべてのCM素材に放送禁止条件が定められていなくてもよいし、放送禁止条件が定められたCM素材と定められていないCM素材とが混在していてもよいし、又は、すべてのCM素材に放送禁止条件が定められていてもよい。
図10に、CM進行データ取得部11が取得するCM進行データの一例を模式的に示す。図は、ある日のCM進行データであり、12時頃の内容を抽出して詳細に示している。図示するCM進行データでは、CM枠及び素材コードの欄があり、これらの値が互いに対応付けられている。
CM枠の欄には、複数のCM枠各々を識別するための識別情報が記載される。当該欄は、第1の実施形態で説明したCM進行データ(図3参照)のCM枠欄と同様である。
素材コードの欄には、各CM枠に対応付けられたCM素材の識別情報が記載される。第1の実施形態で説明したCM進行データ(図3参照)では、複数の素材コードの欄を有し、各CM枠に複数の素材コードを対応付けることができた。これに対し、本実施形態では、各CM枠に1つの素材コードが対応付けられる。
図示するように、各素材コードには、放送禁止条件の識別情報(放送禁止条件ID)を付与することができる。なお、1つの素材コードに複数の放送禁止条件を付与することができてもよい。
図11に、放送禁止条件の一例を模式的に示す。図示する例では、放送禁止条件IDと、放送禁止条件と、当該放送禁止条件が適用される適用対象とが対応付けられている。
図に示す放送禁止条件ID「禁001」の放送禁止条件は、6時〜18時の間に放送できない旨を定めている。そして、当該放送禁止条件は、ビール業界のCM素材に適用されることが定められている。
図に示す放送禁止条件ID「禁002」の放送禁止条件は、9時〜12時の間に放送できない旨を定めている。当該放送禁止条件は、消費者金融のCM素材に適用されることが定められている。
図に示す放送禁止条件ID「禁003」の放送禁止条件は、雨の日には放送できない旨を定めている。当該放送禁止条件は、B社のビールCMに適用されることが定められている。
図に示す放送禁止条件ID「禁004」の放送禁止条件は、Aチームの(前日又は当日の)勝敗が負けの場合には放送できない旨を定めている。当該放送禁止条件は、A社のCM(野球バージョン)に適用されることが定められている。
なお、上述した放送禁止条件はあくまで一例であり、ここでの例示に限定されない。このような放送禁止条件は、オペレータが予め登録し、CM素材決定部13に保持させておくことができる。
判定情報取得部12は、所定のタイミングで、放送禁止条件を満たすか否かを判定するための判定情報を取得する。
例えば、放送禁止条件各々に、禁止条件を「満たす」または「満たさない」のいずれかに対応する値を対応付けた判定情報を記憶する判定情報記憶部(不図示)を有してもよい。そして、判定情報取得部12は、当該判定情報を判定情報記憶部から取得してもよい。当該値は、判定値決定部により更新される。判定値決定部は、任意のタイミングで、各禁止条件を判定するための情報を取得する。
放送禁止条件ID「禁001」及び「禁002」の放送禁止条件の場合、判定値決定部は、現在時刻を取得する。そして、判定値決定部は、現在時刻が禁止条件を満たすか否か判定し、判定情報記憶部が記憶する判定情報を判定結果で更新する。
また、放送禁止条件ID「禁003」の放送禁止条件の場合、判定値決定部は、所定のサーバから最新の天気情報を取得する。なお、オペレータが最新の天気情報を判定値決定部に入力してもよい。そして、判定値決定部は、取得した天気情報の内容が禁止条件を満たすか否か判定し、判定情報記憶部が記憶する判定情報を判定結果で更新する。
また、放送禁止条件ID「禁004」の放送禁止条件の場合、判定値決定部は、所定のサーバから最新の試合結果情報を取得する。なお、オペレータが最新の試合結果情報を判定値決定部に入力してもよい。そして、判定値決定部は、取得した試合結果情報の内容が禁止条件を満たすか否か判定し、判定情報記憶部が記憶する判定情報を判定結果で更新する。
その他の例として、オペレータが、所定のタイミングで、複数の放送禁止条件各々に対応付けて最新の値(「満たす」または「満たさない」のいずれか)を入力してもよい。そして、判定値決定部は、判定情報記憶部に記憶されている判定情報を入力された値に更新してもよい。
なお、判定情報記憶部及び判定値決定部は、CM管理装置10に備えられてもよいし、又は、CM管理装置10と通信可能に構成された他の装置に備えられてもよい。
CM素材決定部13は、判定情報取得部12が取得した判定情報と、CM進行データで定められた放送禁止条件とに基づいて、CM枠各々に対応付けられたCM素材が放送禁止条件を満たさないか判定する。そして、満たさない場合、CM素材決定部13は、当該CM素材を当該CM枠で放送されるCM素材として決定する。一方、満たす場合、CM素材決定部13は、予め定められた差替CM素材を、当該CM枠で放送されるCM素材として決定する。
図10の例の場合、素材コード「1234−567890」に、「禁001」の放送禁止条件が付与されている。図11の放送禁止条件を参照すると、「禁001」の放送禁止条件では、6時〜18時の間に放送できない旨を定めている。そして、図10のCM進行データを参照すると、素材コード「1234−567890」のCM素材が放送されることとなっている放送時間は、「12:15:00」である。当該放送時間は、6時〜18時の間に含まれる。すなわち、「1200T−12:15:00」のCM枠に対応付けられた素材コード「1234−567890」のCM素材は、放送禁止条件を満たす。
このため、CM素材決定部13は、「1200T−12:15:00」のCM枠に放送されるCM素材として、差替CM素材を決定する。
また、図10の例の場合、素材コード「1234−567899」には、放送禁止条件が付与されていない。そこで、CM素材決定部13は、「1200T−12:15:30」のCM枠に放送されるCM素材として、素材コード「1234−567899」のCM素材を決定する。
また、図10の例の場合、素材コード「9999−567893」に、「禁002」の放送禁止条件が付与されている。図11の放送禁止条件を参照すると、「禁002」の放送禁止条件では、9時〜12時の間に放送できない旨を定めている。そして、図10のCM進行データを参照すると、素材コード「9999−567893」のCM素材が放送されることとなっている放送時間は、「12:29:00」である。当該放送時間は、9時〜12時の間に含まれない。すなわち、「1200S−12:29:00」のCM枠に対応付けられた素材コード「9999−567893」のCM素材は、放送禁止条件を満たさない。
このため、CM素材決定部13は、「1200S−12:29:00」のCM枠に放送されるCM素材として、素材コード「9999−567893」のCM素材を決定する。
また、図10の例の場合、素材コード「9999−567899」には、放送禁止条件が付与されていない。そこで、CM素材決定部13は、「1200S−12:29:30」のCM枠に放送されるCM素材として、素材コード「9999−567899」のCM素材を決定する。
CM素材決定部13が各CM枠に放送されるCM素材を決定するタイミングは、各CM枠の放送時間に近いのが好ましい。このようにすれば、放送時間の前にCM進行データが改変されても、その後に、CM素材決定部13による放送禁止条件の判定及び放送されるCM素材の決定を行わせることができる。結果、放送禁止条件に反し、好ましくないタイミングで所定のCM素材が放送される不都合をより効果的に軽減できる。
次に、本実施形態のCM管理装置10を用いたCM素材の放送の流れの一例を、図9のフローチャートを用いて説明する。
まず、放送局及び/又は広告代理店は、CM素材を放送したいクライアントからの要望に基づき、当該クライアントのための時間取り(CM素材を放送する日や時間等の確保)を行う。
その後、クライアントの要望に基づき、確保されたCM枠に、放送するCM素材が割り付けられる。この時、1つのCM枠に1つのCM素材が割り付けられる。そして、割り付けたCM素材の一部または全部に、所定の放送禁止条件を設定することができる。これらの内容が、放送局のシステムに、割り付け情報として記憶される。
放送局のシステム又はオペレータは、任意のタイミングで、上記割り付け情報に基づき、図10に示すようなCM進行データを作成する。そして、作成されたCM進行データが、所定の記憶装置に記憶される。
CM進行データ取得部11は、放送前の所定のタイミングで、上記CM進行データを取得する(図9のS10)。その後、判定情報取得部12は、放送禁止条件を判定するための最新の判定情報を取得する(図9のS11)。そして、CM素材決定部13は、最新の判定情報と、CM進行データで各CM素材に対応付けられた放送禁止条件とに基づき、各CM枠に放送するCM素材を決定する(図9のS12)。
例えば、CM進行データ取得部11は、放送日より数日前(例:前日、2日前)、又は、放送日当日の放送開始時刻よりも所定時間前に、放送日のCM進行データを取得してもよい。そして、CM素材決定部13は、そのタイミングで判定情報取得部12が取得した最新の判定情報に基づき、放送日に含まれるすべてのCM枠各々に放送されるCM素材を決定してもよい。
その他、CM進行データ取得部11は、放送日の当日に、所定時間分のCM進行データを、放送開始よりも所定時間前に取得してもよい。例えば、放送日のL時から(L+M)時の間のCM進行データを、放送開始(L時)よりもN時間前の(L−N)時に取得してもよい。そして、CM素材決定部13は、そのタイミングで判定情報取得部12が取得した最新の判定情報に基づき、L時から(L+M)時の間に含まれるCM枠各々に放送されるCM素材を決定してもよい。
以上説明した本実施形態によれば、放送時間に近い所定のタイミングの状況(例:各CM素材の放送予定時間、天気、所定のチームの試合結果等)に応じた適切なCM素材を放送することが可能となる。例えば、あるCM枠に対応付けられているあるCM素材が放送禁止条件を満たさない場合、そのCM素材をそのCM枠に放送するCM素材として決定できる。一方、あるCM枠に対応付けられているあるCM素材が放送禁止条件を満たす場合、差替CM素材をそのCM枠に放送するCM素材として決定できる。すなわち、そのCM素材は放送されない。
このような本実施形態によれば、CM進行データの作成時または改変時のミス等に起因し、放送するのが好ましくない時間帯に所定のCM素材を対応付けたCM進行データが作成されたとしても、所定のタイミングで行われるCM素材決定部13によるCM素材を決定する処理により、そのCM素材がそのCM枠に放送されるCM素材として決定されることはない。代わりに、代替CM素材がそのCM枠に放送されるCM素材として決定される。結果、所定のCM素材が好ましくないタイミングで放送される不都合を回避できる。
<第3の実施形態>
本実施形態のCM進行データでは、1つのCM枠に複数のCM素材を対応付けるとともに、対応付けられている複数のCM素材各々が放送される放送条件を定めることが可能である。また、本実施形態のCM進行データでは、CM素材各々の放送が禁止される放送禁止条件を定めることが可能である。すなわち、本実施形態は、第1及び第2の実施形態を組み合わせることができる。
図12に、本実施形態のCM進行データの一例を模式的に示す。図示するCM進行データは、第1の実施形態で説明した図3のCM進行データと比べると、各素材コードに、放送禁止条件の識別情報(放送禁止条件ID)を付与することができる点で異なる。放送禁止条件の識別情報(放送禁止条件ID)は、第2の実施形態で説明した図10に記載のものと同様である。
次に、本実施形態のCM管理装置10を用いたCM素材の放送の流れの一例を、図9のフローチャートを用いて説明する。
まず、放送局及び/又は広告代理店は、CM素材を放送したいクライアントからの要望に基づき、当該クライアントのための時間取り(CM素材を放送する日や時間等の確保)を行う。
その後、クライアントの要望に基づき、確保されたCM枠に、放送するCM素材が割り付けられる。
例えば、CM素材の割り付け前に、図13に示すような素材情報が、放送局のシステムに登録される。
図13に示す素材情報は、素材略号と、放送条件IDと、素材コードとが対応付けられている。また、各素材コードに対応付けて、放送禁止条件IDを付与できるようになっている。
クライアントは、放送日前の所定のタイミングで、確保された各CM枠各々に割り付ける素材略号を、放送局に通知する。結果、放送局のシステムに、図8に示すような割り付け情報が登録される。
放送局のシステム又はオペレータは、任意のタイミングで、図13に示す素材情報及び図8に示す割り付け情報に基づき、図12に示すようなCM進行データを作成する。そして、作成されたCM進行データが、所定の記憶装置に記憶される。
CM進行データ取得部11は、放送前の所定のタイミングで、上記CM進行データを取得する(図9のS10)。その後、判定情報取得部12は、放送条件及び放送禁止条件を判定するための最新の判定情報を取得する(図9のS11)。
そして、CM素材決定部13は、最新の判定情報と、CM進行データに含まれる放送条件及び放送禁止条件とに基づき、各CM枠に放送するCM素材を決定する(図9のS12)。
例えば、CM素材決定部13は、最新の判定情報と、放送条件とに基づき、放送条件を満たすCM素材を抽出する。放送条件を満たすCM素材がない場合、CM素材決定部13は、代替CM素材を、そのCM枠に放送するCM素材として決定する。
一方、放送条件を満たすCM素材がある場合、そのCM素材に放送禁止条件が対応付けられていないか確認する。対応付けられていない場合、そのCM素材を、そのCM枠に放送するCM素材として決定する。一方、対応付けられている場合、CM素材決定部13は、最新の判定情報と、そのCM素材に対応付けられた放送禁止条件とに基づき、放送禁止条件を満たすか判定する。
満たす場合、CM素材決定部13は、代替CM素材を、そのCM枠に放送するCM素材として決定する。一方、満たさない場合、CM素材決定部13は、そのCM素材を、そのCM枠に放送するCM素材として決定する。
例えば、CM進行データ取得部11は、放送日より数日前(例:前日、2日前)、又は、放送日当日の放送開始時刻よりも所定時間前に、放送日の1日分のCM進行データを取得してもよい。そして、CM素材決定部13は、そのタイミングで判定情報取得部12が取得した最新の判定情報に基づき、放送日に含まれるすべてのCM枠各々に放送されるCM素材を決定してもよい。
その他、CM進行データ取得部11は、放送日の当日に、所定時間分のCM進行データを、放送開始よりも所定時間前に取得してもよい。例えば、放送日のL時から(L+M)時の間のCM進行データを、放送開始(L時)よりもN時間前の(L−N)時に取得してもよい。そして、CM素材決定部13は、そのタイミングで判定情報取得部12が取得した最新の判定情報に基づき、L時から(L+M)時の間に含まれるCM枠各々に放送されるCM素材を決定してもよい。
本実施形態の場合、CM素材決定部13は、放送条件に基づき放送されると決定されたCM素材であっても、当該CM素材に放送禁止条件が対応付けられており、かつ、放送禁止条件を満たす場合には、そのCM素材をそのCM枠に放送するCM素材として決定しない。このような場合、CM素材決定部13は、あるCM枠(第1のCM枠)に対応付けられている1つ又は複数のCM素材の中から、当該CM枠(第1のCM枠)で放送されるCM素材を決定できない状況が発生し得る。この場合、CM素材決定部13は、予め定められた差替CM素材を、当該CM枠(第1のCM枠)で放送されるCM素材として決定する。なお、CM素材決定部13は、放送条件に基づき放送されると決定されたCM素材に放送禁止条件が対応付けられていない場合、そのCM素材をそのCM枠に放送されるCM素材として決定する。
上記「放送条件に基づき放送されると決定されたCM素材」とは、1つのCM枠に対応付けられた複数のCM素材の中から放送条件を満たすものとして決定された1つのCM素材の他、放送条件を対応付けられていないCM枠に対応するCM素材をも含む概念である。本実施形態の場合、放送条件を対応付けられていないCM枠には1つのCM素材が対応付けられており、このCM素材がこのCM枠に放送されると決定される。
以上説明した本実施形態によれば、第1及び第2の実施形態と同様な作用効果を実現できる。また、放送条件と放送禁止条件とを組み合わせることで、より、放送時間に近いタイミングの状況に応じた適切なCM素材を放送することが可能となる。
以下、参考形態の例を付記する。
1. テレビ放送又はラジオ放送のCM(commercial message)枠各々にCM素材を対応付けたCM進行データであって、1つの前記CM枠に複数の前記CM素材を対応付けるとともに、対応付けられている複数の前記CM素材各々が放送される放送条件を定めることが可能な前記CM進行データを取得するCM進行データ取得手段と、
前記放送条件を満たすか否かを判定するための判定情報を取得する判定情報取得手段と、
前記判定情報と、前記放送条件とに基づき、前記CM枠各々で放送される前記CM素材を決定するCM素材決定手段と、
を有するCM管理装置。
2. 1に記載のCM管理装置において、
前記CM素材決定手段は、前記CM進行データにおいて1つの前記CM枠に複数の前記CM素材が対応付けられている場合、前記判定情報に基づき前記放送条件を満たすと判定された前記CM素材を、当該CM枠で放送される前記CM素材として決定するCM管理装置。
3. 1又は2に記載のCM管理装置において、
前記CM素材決定手段は、前記CM進行データにおいて1つの前記CM枠に1つの前記CM素材が対応付けられている場合、対応付けられている前記CM素材を、当該CM枠で放送される前記CM素材として決定するCM管理装置。
4. 1から3のいずれかに記載のCM管理装置において、
前記CM進行データにおいて、1つの前記CM枠に対応付けられた複数の前記CM素材各々には、互いに異なる所定の値が対応付けられており、
前記判定情報取得手段は、複数の前記CM素材に対応付けられた値の中の何れかを、前記判定情報として取得し、
前記CM素材決定手段は、前記判定情報取得手段が取得した値に対応する前記CM素材を、当該CM枠で放送される前記CM素材として決定するCM管理装置。
5. 1から4のいずれかに記載のCM管理装置において、
前記CM進行データでは、前記CM素材各々の放送が禁止される放送禁止条件をさらに定めることが可能であり、
前記判定情報取得手段は、前記判定情報として、前記放送禁止条件を判定するための情報をさらに取得し、
前記CM素材決定手段は、前記判定情報と、前記放送条件と、前記放送禁止条件とに基づいて、前記CM枠各々で放送される前記CM素材を決定するCM管理装置。
6. 5に記載のCM管理装置において、
前記CM素材決定手段は、前記放送条件に基づき前記CM枠で放送されると決定された前記CM素材に前記放送禁止条件が定められている場合、前記判定情報と、前記放送禁止条件とに基づいて、当該CM素材が前記放送禁止条件を満たさないか判定し、満たさない場合、当該CM素材を当該CM枠で放送される前記CM素材として決定し、満たす場合、予め定められた差替CM素材を、当該CM枠で放送される前記CM素材として決定するCM管理装置。
7. 6に記載のCM管理装置において、
前記CM素材決定手段は、前記放送条件に基づき前記CM枠で放送されると決定された前記CM素材に前記放送禁止条件が定められていない場合、当該CM素材を当該CM枠で放送される前記CM素材として決定するCM管理装置。
8. 1から7のいずれかに記載のCM管理装置において、
前記CM素材決定手段は、第1の前記CM枠に対応付けられている前記CM素材の中から前記第1のCM枠で放送される前記CM素材を決定できない場合、予め定められた差替CM素材を、前記第1のCM枠で放送される前記CM素材として決定するCM管理装置。
9. テレビ放送又はラジオ放送のCM枠各々にCM素材を対応付けるとともに、前記CM素材各々の放送が禁止される放送禁止条件を定めることが可能なCM進行データを取得するCM進行データ取得手段と、
前記放送禁止条件を判定するための判定情報を取得する判定情報取得手段と、
前記判定情報と、前記放送禁止条件とに基づいて、前記CM枠各々に対応付けられた前記CM素材が前記放送禁止条件を満たさないか判定し、満たさない場合、当該CM素材を当該CM枠で放送される前記CM素材として決定し、満たす場合、予め定められた差替CM素材を、当該CM枠で放送される前記CM素材として決定するCM素材決定手段と、
を有するCM管理装置。
10. コンピュータが、
テレビ放送又はラジオ放送のCM枠各々にCM素材を対応付けたCM進行データであって、1つの前記CM枠に複数の前記CM素材を対応付けるとともに、対応付けられている複数の前記CM素材各々が放送される放送条件を定めることが可能な前記CM進行データを取得するCM進行データ取得工程と、
前記放送条件を満たすか否かを判定するための判定情報を取得する判定情報取得工程と、
前記判定情報と、前記放送条件とに基づき、前記CM枠各々で放送される前記CM素材を決定するCM素材決定工程と、
を実行するCM管理方法。
10−2. 10に記載のCM管理方法において、
前記CM素材決定工程では、前記CM進行データにおいて1つの前記CM枠に複数の前記CM素材が対応付けられている場合、前記判定情報に基づき前記放送条件を満たすと判定された前記CM素材を、当該CM枠で放送される前記CM素材として決定するCM管理方法。
10−3. 10又は10−2に記載のCM管理方法において、
前記CM素材決定工程では、前記CM進行データにおいて1つの前記CM枠に1つの前記CM素材が対応付けられている場合、対応付けられている前記CM素材を、当該CM枠で放送される前記CM素材として決定するCM管理方法。
10−4. 10から10−3のいずれかに記載のCM管理方法において、
前記CM進行データにおいて、1つの前記CM枠に対応付けられた複数の前記CM素材各々には、互いに異なる所定の値が対応付けられており、
前記判定情報取得工程では、複数の前記CM素材に対応付けられた値の中の何れかを、前記判定情報として取得し、
前記CM素材決定工程では、前記判定情報取得工程で取得された値に対応する前記CM素材を、当該CM枠で放送される前記CM素材として決定するCM管理方法。
10−5. 10から10−4のいずれかに記載のCM管理方法において、
前記CM進行データでは、前記CM素材各々の放送が禁止される放送禁止条件をさらに定めることが可能であり、
前記判定情報取得工程では、前記判定情報として、前記放送禁止条件を判定するための情報をさらに取得し、
前記CM素材決定工程では、前記判定情報と、前記放送条件と、前記放送禁止条件とに基づいて、前記CM枠各々で放送される前記CM素材を決定するCM管理方法。
10−6. 10−5に記載のCM管理方法において、
前記CM素材決定工程では、前記放送条件に基づき前記CM枠で放送されると決定された前記CM素材に前記放送禁止条件が定められている場合、前記判定情報と、前記放送禁止条件とに基づいて、当該CM素材が前記放送禁止条件を満たさないか判定し、満たさない場合、当該CM素材を当該CM枠で放送される前記CM素材として決定し、満たす場合、予め定められた差替CM素材を、当該CM枠で放送される前記CM素材として決定するCM管理方法。
10−7. 10−6に記載のCM管理方法において、
前記CM素材決定工程では、前記放送条件に基づき前記CM枠で放送されると決定された前記CM素材に前記放送禁止条件が定められていない場合、当該CM素材を当該CM枠で放送される前記CM素材として決定するCM管理方法。
10−8. 10から10−7のいずれかに記載のCM管理方法において、
前記CM素材決定工程では、第1の前記CM枠に対応付けられている前記CM素材の中から前記第1のCM枠で放送される前記CM素材を決定できない場合、予め定められた差替CM素材を、前記第1のCM枠で放送される前記CM素材として決定するCM管理方法。
11. コンピュータを、
テレビ放送又はラジオ放送のCM枠各々にCM素材を対応付けたCM進行データであって、1つの前記CM枠に複数の前記CM素材を対応付けるとともに、対応付けられている複数の前記CM素材各々が放送される放送条件を定めることが可能な前記CM進行データを取得するCM進行データ取得手段、
前記放送条件を満たすか否かを判定するための判定情報を取得する判定情報取得手段、
前記判定情報と、前記放送条件とに基づき、前記CM枠各々で放送される前記CM素材を決定するCM素材決定手段、
として機能させるためのプログラム。
11−2. 11に記載のプログラムにおいて、
前記CM素材決定手段に、前記CM進行データにおいて1つの前記CM枠に複数の前記CM素材が対応付けられている場合、前記判定情報に基づき前記放送条件を満たすと判定された前記CM素材を、当該CM枠で放送される前記CM素材として決定させるプログラム。
11−3. 11又は11−2に記載のプログラムにおいて、
前記CM素材決定手段に、前記CM進行データにおいて1つの前記CM枠に1つの前記CM素材が対応付けられている場合、対応付けられている前記CM素材を、当該CM枠で放送される前記CM素材として決定させるプログラム。
11−4. 11から11−3のいずれかに記載のプログラムにおいて、
前記CM進行データにおいて、1つの前記CM枠に対応付けられた複数の前記CM素材各々には、互いに異なる所定の値が対応付けられており、
前記判定情報取得手段に、複数の前記CM素材に対応付けられた値の中の何れかを、前記判定情報として取得させ、
前記CM素材決定手段に、前記判定情報取得手段が取得した値に対応する前記CM素材を、当該CM枠で放送される前記CM素材として決定させるプログラム。
11−5. 11から11−4のいずれかに記載のプログラムにおいて、
前記CM進行データでは、前記CM素材各々の放送が禁止される放送禁止条件をさらに定めることが可能であり、
前記判定情報取得手段に、前記判定情報として、前記放送禁止条件を判定するための情報をさらに取得させ、
前記CM素材決定手段に、前記判定情報と、前記放送条件と、前記放送禁止条件とに基づいて、前記CM枠各々で放送される前記CM素材を決定させるプログラム。
11−6. 11−5に記載のプログラムにおいて、
前記CM素材決定手段に、前記放送条件に基づき前記CM枠で放送されると決定された前記CM素材に前記放送禁止条件が定められている場合、前記判定情報と、前記放送禁止条件とに基づいて、当該CM素材が前記放送禁止条件を満たさないか判定させ、満たさない場合、当該CM素材を当該CM枠で放送される前記CM素材として決定させ、満たす場合、予め定められた差替CM素材を、当該CM枠で放送される前記CM素材として決定させるプログラム。
11−7. 11−6に記載のプログラムにおいて、
前記CM素材決定手段に、前記放送条件に基づき前記CM枠で放送されると決定された前記CM素材に前記放送禁止条件が定められていない場合、当該CM素材を当該CM枠で放送される前記CM素材として決定させるプログラム。
11−8. 11から11−7のいずれかに記載のプログラムにおいて、
前記CM素材決定手段に、第1の前記CM枠に対応付けられている前記CM素材の中から前記第1のCM枠で放送される前記CM素材を決定できない場合、予め定められた差替CM素材を、前記第1のCM枠で放送される前記CM素材として決定させるプログラム。
12. コンピュータが、
テレビ放送又はラジオ放送のCM枠各々にCM素材を対応付けるとともに、前記CM素材各々の放送が禁止される放送禁止条件を定めることが可能なCM進行データを取得するCM進行データ取得工程と、
前記放送禁止条件を判定するための判定情報を取得する判定情報取得工程と、
前記判定情報と、前記放送禁止条件とに基づいて、前記CM枠各々に対応付けられた前記CM素材が前記放送禁止条件を満たさないか判定し、満たさない場合、当該CM素材を当該CM枠で放送される前記CM素材として決定し、満たす場合、予め定められた差替CM素材を、当該CM枠で放送される前記CM素材として決定するCM素材決定工程と、
を実行するCM管理方法。
13. コンピュータを、
テレビ放送又はラジオ放送のCM枠各々にCM素材を対応付けるとともに、前記CM素材各々の放送が禁止される放送禁止条件を定めることが可能なCM進行データを取得するCM進行データ取得手段、
前記放送禁止条件を判定するための判定情報を取得する判定情報取得手段、
前記判定情報と、前記放送禁止条件とに基づいて、前記CM枠各々に対応付けられた前記CM素材が前記放送禁止条件を満たさないか判定し、満たさない場合、当該CM素材を当該CM枠で放送される前記CM素材として決定し、満たす場合、予め定められた差替CM素材を、当該CM枠で放送される前記CM素材として決定するCM素材決定手段、
として機能させるためのプログラム。
1A CPU
2A RAM
3A ROM
4A 表示制御部
5A ディスプレイ
6A 操作受付部
7A 操作部
8A 通信部
9A 補助記憶装置
10A バス
10 CM管理装置
11 CM進行データ取得部
12 判定情報取得部
13 CM素材決定部

Claims (13)

  1. テレビ放送又はラジオ放送のCM(commercial message)枠各々にCM素材を対応付けたCM進行データであって、1つの前記CM枠に複数の前記CM素材を対応付けるとともに、対応付けられている複数の前記CM素材各々が放送される放送条件を定めることが可能な前記CM進行データを取得するCM進行データ取得手段と、
    前記放送条件を満たすか否かを判定するための判定情報を取得する判定情報取得手段と、
    前記判定情報と、前記放送条件とに基づき、前記CM枠各々で放送される前記CM素材を決定するCM素材決定手段と、
    を有するCM管理装置。
  2. 請求項1に記載のCM管理装置において、
    前記CM素材決定手段は、前記CM進行データにおいて1つの前記CM枠に複数の前記CM素材が対応付けられている場合、前記判定情報に基づき前記放送条件を満たすと判定された前記CM素材を、当該CM枠で放送される前記CM素材として決定するCM管理装置。
  3. 請求項1又は2に記載のCM管理装置において、
    前記CM素材決定手段は、前記CM進行データにおいて1つの前記CM枠に1つの前記CM素材が対応付けられている場合、対応付けられている前記CM素材を、当該CM枠で放送される前記CM素材として決定するCM管理装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のCM管理装置において、
    前記CM進行データにおいて、1つの前記CM枠に対応付けられた複数の前記CM素材各々には、互いに異なる所定の値が対応付けられており、
    前記判定情報取得手段は、複数の前記CM素材に対応付けられた値の中の何れかを、前記判定情報として取得し、
    前記CM素材決定手段は、前記判定情報取得手段が取得した値に対応する前記CM素材を、当該CM枠で放送される前記CM素材として決定するCM管理装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のCM管理装置において、
    前記CM進行データでは、前記CM素材各々の放送が禁止される放送禁止条件をさらに定めることが可能であり、
    前記判定情報取得手段は、前記判定情報として、前記放送禁止条件を判定するための情報をさらに取得し、
    前記CM素材決定手段は、前記判定情報と、前記放送条件と、前記放送禁止条件とに基づいて、前記CM枠各々で放送される前記CM素材を決定するCM管理装置。
  6. 請求項5に記載のCM管理装置において、
    前記CM素材決定手段は、前記放送条件に基づき前記CM枠で放送されると決定された前記CM素材に前記放送禁止条件が定められている場合、前記判定情報と、前記放送禁止条件とに基づいて、当該CM素材が前記放送禁止条件を満たさないか判定し、満たさない場合、当該CM素材を当該CM枠で放送される前記CM素材として決定し、満たす場合、予め定められた差替CM素材を、当該CM枠で放送される前記CM素材として決定するCM管理装置。
  7. 請求項6に記載のCM管理装置において、
    前記CM素材決定手段は、前記放送条件に基づき前記CM枠で放送されると決定された前記CM素材に前記放送禁止条件が定められていない場合、当該CM素材を当該CM枠で放送される前記CM素材として決定するCM管理装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載のCM管理装置において、
    前記CM素材決定手段は、第1の前記CM枠に対応付けられている前記CM素材の中から前記第1のCM枠で放送される前記CM素材を決定できない場合、予め定められた差替CM素材を、前記第1のCM枠で放送される前記CM素材として決定するCM管理装置。
  9. テレビ放送又はラジオ放送のCM枠各々にCM素材を対応付けるとともに、前記CM素材各々の放送が禁止される放送禁止条件を定めることが可能なCM進行データを取得するCM進行データ取得手段と、
    前記放送禁止条件を判定するための判定情報を取得する判定情報取得手段と、
    前記判定情報と、前記放送禁止条件とに基づいて、前記CM枠各々に対応付けられた前記CM素材が前記放送禁止条件を満たさないか判定し、満たさない場合、当該CM素材を当該CM枠で放送される前記CM素材として決定し、満たす場合、予め定められた差替CM素材を、当該CM枠で放送される前記CM素材として決定するCM素材決定手段と、
    を有するCM管理装置。
  10. コンピュータが、
    テレビ放送又はラジオ放送のCM枠各々にCM素材を対応付けたCM進行データであって、1つの前記CM枠に複数の前記CM素材を対応付けるとともに、対応付けられている複数の前記CM素材各々が放送される放送条件を定めることが可能な前記CM進行データを取得するCM進行データ取得工程と、
    前記放送条件を満たすか否かを判定するための判定情報を取得する判定情報取得工程と、
    前記判定情報と、前記放送条件とに基づき、前記CM枠各々で放送される前記CM素材を決定するCM素材決定工程と、
    を実行するCM管理方法。
  11. コンピュータを、
    テレビ放送又はラジオ放送のCM枠各々にCM素材を対応付けたCM進行データであって、1つの前記CM枠に複数の前記CM素材を対応付けるとともに、対応付けられている複数の前記CM素材各々が放送される放送条件を定めることが可能な前記CM進行データを取得するCM進行データ取得手段、
    前記放送条件を満たすか否かを判定するための判定情報を取得する判定情報取得手段、
    前記判定情報と、前記放送条件とに基づき、前記CM枠各々で放送される前記CM素材を決定するCM素材決定手段、
    として機能させるためのプログラム。
  12. コンピュータが、
    テレビ放送又はラジオ放送のCM枠各々にCM素材を対応付けるとともに、前記CM素材各々の放送が禁止される放送禁止条件を定めることが可能なCM進行データを取得するCM進行データ取得工程と、
    前記放送禁止条件を判定するための判定情報を取得する判定情報取得工程と、
    前記判定情報と、前記放送禁止条件とに基づいて、前記CM枠各々に対応付けられた前記CM素材が前記放送禁止条件を満たさないか判定し、満たさない場合、当該CM素材を当該CM枠で放送される前記CM素材として決定し、満たす場合、予め定められた差替CM素材を、当該CM枠で放送される前記CM素材として決定するCM素材決定工程と、
    を実行するCM管理方法。
  13. コンピュータを、
    テレビ放送又はラジオ放送のCM枠各々にCM素材を対応付けるとともに、前記CM素材各々の放送が禁止される放送禁止条件を定めることが可能なCM進行データを取得するCM進行データ取得手段、
    前記放送禁止条件を判定するための判定情報を取得する判定情報取得手段、
    前記判定情報と、前記放送禁止条件とに基づいて、前記CM枠各々に対応付けられた前記CM素材が前記放送禁止条件を満たさないか判定し、満たさない場合、当該CM素材を当該CM枠で放送される前記CM素材として決定し、満たす場合、予め定められた差替CM素材を、当該CM枠で放送される前記CM素材として決定するCM素材決定手段、
    として機能させるためのプログラム。
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