JP2016161565A - 滑走式ミクロトームのスライド上にナイフまたはブレードを正確な位置に保持するための装置および滑走式ミクロトーム - Google Patents

滑走式ミクロトームのスライド上にナイフまたはブレードを正確な位置に保持するための装置および滑走式ミクロトーム Download PDF

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Abstract

【課題】滑走式ミクロトームのスライド上にナイフまたはブレードを正確な位置に保持するための装置を提供する。
【解決手段】ナイフまたはブレードのための受け入れ手段と、受け入れ手段をスライドに対して結合するための連結手段とを有し、受け入れ手段は、ナイフまたはブレードを設置するための設置面を有する基体と、基体または設置面に対してナイフまたはブレードをクランプ保持するための押圧プレートとを有する。装置は、ナイフまたはブレードを受け入れ手段1において簡単且つ迅速に位置付けるという観点から、押圧プレートはナイフまたはブレードを解放する取り外し位置とナイフまたはブレードをクランプ保持する固定位置との間を摺動可能であるように、基体に対して保持されるように構成されている。さらにこのような装置を有する滑走式ミクロトームが提案されている。
【選択図】なし

Description

本発明は、滑走式ミクロトームのスライド上にナイフまたはブレードを正確な位置に保持するための装置に関するものであって、ナイフまたはブレードのための受け入れ手段とこの受け入れ手段をスライドに対して結合するための連結手段とを有し、この受け入れ手段は、ナイフまたはブレードを設置するための設置面を有する基体と、この基体または設置面上にナイフまたはブレードをクランプ保持するための押圧プレートとを有する。本発明は、さらにこのような装置を有する滑走式ミクロトームに関する。
ミクロトーム、特に滑走式ミクロトームは、数年前から実地において使用されていることが公知である。ミクロトームは、生物、医療および産業研究の分野において所定の形で埋没された試料から主にパラフィン切片を製造するために用いられる。機械的な観点において複雑な回転式ミクロトームの他、ここで述べる構造的な観点においてより簡単な滑走式ミクロトームがあり、これらにおいては、試料採集のために固定された切断ナイフに対して試料体が、固定された試料体に対して切断ナイフが移動される。この動作は、スライドを線状に駆動することによって実施される。
さらには、各切断工程において所定の切断厚さをあらかじめ定めることができるようにするために、試料体の切断ナイフに対する位置づけを実施することが必要である。基本的にこの位置づけ動作は、切断ナイフに対して試料体側から、通常では切断面に対して直交するように実施される。
例えば、DE19606969C2より滑走式ミクロトームが公知である。ここでは交換可能な―ブレードとも称される―ナイフが特別なナイフホルダーと共に利用可能とされており、ナイフホルダーとともに実際のナイフがセットされているナイフホルダーによって形状および/または摩擦接合によって受け入れられるために、受け入れ手段へと挿入される。これは手間がかかり、市販されているナイフは皆大なり小なり等しく構成されているものの、滑走式ミクロトームが有する受け入れ手段を各ナイフホルダーに対して極めて正確に調整する必要がある。
さらに、DE102012208897A1より滑走式ミクロトームのスライド上にナイフまたはブレードを正確な位置に保持するための装置およびこのような装置を有する滑走式ミクロトームが公知である。この公知である装置においてはナイフまたはブレードのための受け入れ手段が設けられており、この受け入れ手段が連結手段によってスライドに対して結合可能である。受け入れ手段は、ナイフまたはブレードを設置するための設置面を有する基体と、この基体または設置面上にナイフまたはブレードをクランプ保持するための押圧プレートとを有する。
この公知である装置においては、押圧プレートはねじを用いてねじ穴を通して基体において予め定められた位置に固定される。この際にナイフまたはブレードは押圧プレートと基体との間にクランプ固定される。
この公知である装置においては、ナイフまたはブレードを基体に対して固定するためには押圧プレートを基体に対して手間をかけてねじ止めする必要があるという点が問題である。これは押圧プレートにおける整列した通路と基体におけるねじ穴とが一致するように押圧プレートを正確に位置づけするだけではなく、ねじを基体内に時間をかけてねじ入れすることを必要とする。さらに基体におけるねじ穴の選択された配置によって押圧プレートの基体に対する位置づけの可能性が柔軟ではなく押圧プレートの通路と基体のねじ穴とが整列するように保証されているような位置づけに限定される。したがって使用されるナイフまたは使用されるブレード、さらには切断すべき試料によってはナイフまたはブレードおよび/または基体に対する押圧プレートを柔軟且つできる限り合致するように位置づけすることが多くの場合は不可能である。
したがって本発明は、構造的に簡単な手段を用いて簡単且つ迅速な方法でナイフまたはブレードをできる限り最適に位置づけすることが可能な滑走式ミクロトームのスライド上にナイフまたはブレードを正確な位置に保持するための装置および該当する滑走式ミクロトームを提供するという課題に基づくものである。
上記の課題は、請求項1の特徴を有する装置と請求項10の特徴を有する滑走式ミクロトームとによって解消される。その後装置は、ナイフまたはブレードを解放する取り外し位置とナイフまたはブレードをクランプ保持する固定位置との間を摺動可能であるように押圧プレートが基体に対して保持されているように構成されて展開される。
本発明によって押圧プレートの基体に対する結合を上手に構成することによって上記課題を驚くべき簡単な方法で解消することが可能であることが見出された。具体的にはこのために押圧プレートが基体に対して摺動可能な形で保持されている。ここで摺動可能な保持は、ナイフまたはブレードを解放する取り外し位置とナイフまたはブレードをクランプ保持する固定位置との間の摺動動作を可能にすることによって実現される。ナイフまたはブレードを受け入れ手段に対して固定するためには、押圧プレートを取り外し位置へと摺動するかこの取り外し位置に保ち、ナイフまたはブレードを設置面上に位置づけ、その後押圧プレートを固定位置へと摺動するだけでよい。ここでは事前に必要な押圧プレートを基体のねじ穴に対して正確に位置付けすることもねじを基体内へと手間をかけて取り付けることももはや必要なくなる。本発明の構成によってナイフまたはブレードを受け入れ手段の所望の位置に対して極めて簡単且つ迅速に取り付けることが可能である。
したがって本発明の装置によって構造的に簡単な手段を用いて簡単且つ迅速な方法でナイフまたはブレードをできる限り最適に位置づけすることが可能である装置が提案されている。
特別簡単に押圧プレートを基体に対して結合するという観点から、基体は押圧プレートを保持するために基体の長手方向に延伸する軸を有し得る。この場合、押圧プレートは軸に対して実質的に補完的であり押圧プレートの長手方向に沿って延伸する凹部を有することによって取り付けられた状態において押圧プレートが基体の軸に対する摺動性を実現することが可能である。軸は、基体の領域あるいはその設置面上において突起の形で実現され得る。軸は、押圧プレートを取り付けるために基体の側面から軸上にスライドされ得るように基体の全長手方向に亘って延伸し得る。この場合凹部は、実質的に押圧プレートの全長に亘って延伸している。凹部は、押圧プレートが基体の軸によって確実に基体において保持されるよう、取り付けられた状態において凹部が軸を部分的に取り囲むように構成されている。ここで、取り外し位置と固定位置との間の摺動動作を実施するために押圧プレートが基体に対して可動であることと軸に沿ってスライド可能であることは保証され続ける。摺動動作は、押圧プレートの長辺が基体に対して当接することによって実質的に制限され得る。
好ましくは押圧プレートよりも長く構成されている軸に沿って押圧プレートがスライド可能であることによって押圧プレートを軸に沿って所望の形で位置づけすることが実現される。これによって異なる寸法、具体的には異なる幅を有するナイフまたはブレードを特に柔軟に固定することが可能となる。基体から突出する軸と摺動可能な押圧プレートのための当接領域とを含む適合するプロフィールを有するように基体が構成される場合、基体は押圧プレートの基体に対するスライド動作を案内するためのレール状の構造を有することが可能である。
押圧プレートを確実且つ簡単に動かすという観点から基体において押圧プレートに摺動動作をさせるための操作手段を設けることが可能である。このような操作手段を設けることによって簡単且つ確実に押圧プレートを取り出し位置と固定位置との間を行ったり来たりするよう動かすことが可能となる。
押圧プレートの特に簡単な移動を保証するために操作手段はレバー手段を有し得る。適切に構成されたレバー手段を介することで特に簡単且つ確実に押圧プレートを軸回りに摺動させることが可能となる。押圧プレートに対して押圧するボルトを動かするために操作手段またはレバー手段は、操作体を介して回転可能な偏心軸を有することが有利である。操作体は、簡単な操作レバーとして構成され得るものであって、その場合操作体は、回転可能な偏心軸に対してこれを回転させるために結合されていてもよい。その際、偏心軸を回転することによって適切な個所において押圧プレートを押圧し、よって押圧プレートの摺動動作を引き起こすよう、ボルトの動作を生じさせることが可能である。ボルトの押圧プレートに対する動きによって押圧プレートを固定位置へと移動させ、それによってナイフまたはブレードがクランプ保持されるようにすることが可能である。よって簡単な場合に操作手段は結合された偏心軸と押圧プレートに対して押圧するためのボルトとを含む操作体を有する。偏心軸は、具体的には基体における適切な凹部または適切な通路に設けられ得る。ボルトも同様に基体における適切な通路内に挿入されていてもよく、この場合ボルトは、偏心軸に対して実質的に垂直に配置され得る。操作体は、偏心軸の端部における基体の側面に配置され得る。
この装置と該当する滑走式ミクロトームとを安全に利用する観点から押圧プレートは、実質的に押圧プレートの長辺に対して行ったり来たりするよう摺動可能な保護ガードを有し得る。この場合、装置または滑走式ミクロトームの使用者にとってけがをする危険性を最大限防止するために、保護ガードはいわば取り付けられたブレードまたは取り付けられたナイフの上部を摺動することが可能である。装置または滑走式ミクロトームを駆動するために保護ガードはナイフまたはブレードから離れる方向に向かって駆動位置へと摺動され得る。保護ガードは、特に使用者にとって安全な指の保護を提供するものである。
装置を滑走式ミクロトームのスライドに対して特に簡単に結合する観点から連結手段は好ましくはボウル状に形成された基体または受け入れ手段のための結合要素を有し得る。この場合結合要素は、スライドに対して連結あるいは結合するためのいわばアダプタを形成するものである。その際、基体を結合要素に対して確実に受け入れるために結合要素はボウル状に形成されていてもよい。基体または受け入れ手段が凸領域を有し、結合要素がこの凸領域に対して実質的に補完的な凹領域あるいはその逆を有することが特に有利である。これによって基体または受け入れ装置を結合要素に対して特に確実に結合することが可能となる。
試料に対してナイフ角度あるいはブレード角度を調節可能な形で滑走式ミクロトームを特に柔軟に使用するという観点から、結合要素および/または基体または受け入れ手段が結合要素またはスライドまたは滑走式ミクロトームに対する基体または受け入れ手段あるいはナイフまたはブレードの角度を示すためのスケールおよび/または印を有し得る。このスケールおよび/または印は、結合要素、スライドあるいは滑走式ミクロトームと基体、受け入れ手段、ナイフまたはブレードに対する相対的な位置を示すために役立つ。この場合、基体または受け入れ手段が結合要素に対して好ましくは凸領域と凹領域とを相対的に互いに対して摺動することによって摺動可能である。
装置を特に簡単にスライドに対して結合するという観点から連結手段は、スライドに対して着脱可能に連結するためのタイロッドを有し得る。このようなタイロッドは、スライドとの差し込み接続を可能にするように基体または受け入れ手段から離れるように延伸し得る。この場合、タイロッドは結合要素を通過するように延伸し得る。取り付けられた状態においてタイロッドは、連結手段の別の要素がいかなる方法あるいは方向において基体または受け入れ手段から突出することがないよう、部分的にスライドにおける該当する受け入れ部の中に隠れる。唯一、目立つように目視可能な連結手段の構成要素は、いわばスライドと基体または受け入れ手段との間に配置されている結合要素である。よって全ての連結手段は、基体または受け入れ手段から一方向に向かって、好ましくはスライドまたは滑走式ミクロトームの方向に向かって下に離れるように延伸する。
タイロッドの基体または受け入れ手段に対するに安全な結合を保証するために、タイロッドは軸を介して受け入れ手段あるいは基材内に保持され得る。このような軸は、基体または受け入れ手段における好ましくは円筒形の凹部において配置され得る。この場合、タイロッドは結合要素と基体または受け入れ手段に形成された通路を通って軸まで延伸し、好ましくは軸に対してねじ止めされ得る。基体または受け入れ手段における通路を適したスリット状に形成した場合、タイロッドは基体または受け入れ手段に対して摺動され得る。この際、軸は回転可能に保持されている。このようにタイロッドを摺動することによって基体または受け入れ手段に対して結合要素が共に摺動される。この共摺動は、結合要素におけるタイロッドのための適切な−好ましくは円筒状の―通路によって保証される。
タイロッドによって装置全体がスライドに対して張設される。この張設は、適切なバネ付勢によって実現され得る。
装置をスライドに対して結合することによって、装置がタイロッドの長手方向軸に対して少なくともわずかに摺動−傾斜―できるようになるため、この点で装置をスライド上で好ましくはスライドの移動方向に対して直交する方向に摺動することによって切断すべき対象物に対してナイフまたはブレードを調整することが可能である。
なお、受け入れ手段と連結手段とは実質的に鋼、好ましくは焼入鋼またはステンレス鋼を用いて製造し得る。しかしながらニーズまたは仕様に応じて装置のパーツをアルミニウムまたはプラスティックを用いて製造することも可能である。
本発明の実施例においていわばナイフまたはブレードの偏心・クイッククランプが実現されている。この場合、硬い試料を切断する際にも振動が防止されるように装置は頑丈に構成されている。さらにこの装置は簡単に洗浄可能である。
本発明の教えを有利な形で実施して展開する可能性は複数存在する。そのため一方では請求項1に従属するクレームと他方では図面を用いて以下に記載する本発明の実施例の説明を参照にされたい。図面を用いて本発明の好ましい実施例を説明するとともに一般的にこの教えに関する好ましい実施例および展開例についても説明する。図面のうち
本発明による装置の一実施例を概略的に―斜め前から―示す図、 図1における実施例を概略的に示す展開図、 図1における実施例を連結手段の側から見た概略的な側面図、 図1における実施例を操作手段の側から見た概略的な側面図、 図1における実施例の概略的な平面図、 図1における実施例の概略的な下面図、 図1における実施例の概略的な背面図、 図1における実施例の概略的な前面図、および 図1における実施例を概略的に―斜め前から―示す図である。
図1においてここでは図示されないナイフまたはここでは図示されないブレードを同様にここでは図示されてない滑走式ミクロトームの図示されないブレードの上における正確な位置に保持するための本発明の装置の実施例が斜め前から見た概略図として示されている。この装置は、ナイフまたはブレードのための受け入れ手段1とこの受け入れ手段1をスライドに対して結合するための連結手段2とを有する。受け入れ手段1は、ナイフまたはスライドを設置するための設置面4を有する基体3とナイフまたはスライドを基体3または設置面4の上にクランプ保持するための押圧プレート5とを有する。
ナイフまたはブレードを可能な限り簡単に位置づけするという観点より押圧プレート5は、ナイフまたはブレードを解放する取り出し位置とナイフまたはブレードをクランプ保持する固定位置との間を摺動可能であるように基体3において保持されている。
基体3は、押圧プレート5を保持するために基体3の長手方向に延伸する軸6を有する。押圧プレート5は、軸6に対して実質的に補完的であり、押圧プレート5の長手方向に延伸する凹部7を有する。この凹部7は、押圧プレート5の全長に亘って延伸するため、押圧プレート5が軸6の上にスライドされ、それぞれ凹部7よりも長く構成された軸6と、設置面4と基材3とのそれぞれに沿ってスライドされ得る。適切な位置において押圧プレート5は、押圧プレート5を摺動的に作動さえるための操作手段8を操作することによって固定され得る。操作手段8は、操作体9を含むレバー手段を有する。操作体9は、レバーの形に構成されており、偏心軸10−本実施例の展開図である図2を参照されたい―に対して結合されている。偏心軸10は、基体3における円筒状の凹部に配置されており、基体において偏心軸10に対して垂直に移動可能であるボルト11に対して作用する。ボルト11は、基体3の表面から偏心軸10がその内部に保持されている凹部内へと延伸する基体3における通路内に挿入される。ボルト11を押圧プレート5に対して押圧することによって押圧プレート5は、ナイフまたはブレードが押圧プレート5と設置面4との間において保持される固定位置へと移動する。このために操作体9を該当する方向に移動させて偏心軸10の回転とボルト11の押圧プレート5の方向に対する移動とをもたらす。受け入れ手段1から且つ設置面4から離れるようにナイフまたはブレードを取り出すためには操作体9を反対方向に移動させることによってボルト11が基体3内に進入し、押圧プレート5を固定位置から取り出し位置へと摺動するように移動させることが可能である。
使用者の保護、具体的には指の負傷を防止するために押圧プレート5は、実質的に押圧プレート5の長辺12に対して行ったり来たりするよう摺動可能な保護ガード13を有する。この保護ガード13は、実質的に長辺12の領域に対して沿うように保持され得、2つのアームを介して押圧プレート5において摺動保持されるバーを有する。
連結手段2は、基体3のためのボウル状に構成された結合要素14を有し、この場合基体3は凸領域15を有し、結合要素14はこの凸領域15に対して実質的に補完的な凹領域16を有する。これによって凸領域15が実質的に凹領域16に対して当接した状態において基体3を結合要素14に対して摺動することが可能となる。この摺動によってナイフまたはブレードの試料に対する角度調整が実施される。結合要素14に対する基体3の角度位置を表示するために基体3にはスケール17が、また結合要素14に印18が設けられている。
基体3と結合要素14の間における角度を簡単に変更するために基体3にはグリップ19を有する。
さらに連結手段2は、スライドに対して着脱可能に連結するためのタイロッド20を有する。このタイロッド20は、軸21を介して基体3内に保持される。具体的にはタイロッド20は軸21内にねじ止めされているため、軸21と結合要素14とともに基体3に対して摺動可能である。この摺動によってナイフまたはブレードの試料に対する角度を調整することが可能となる。
図2において示される展開図において装置の全ての要素の詳細図が示されている。この場合、特に偏心軸10とボルト11さらにはタイロッド20が見受けられる。タイロッド20は取り付けられた状態においてはスリーブ22内を案内されている。装置が取り付けられた状態においてナイフまたはブレードの角度を調整するために基体3が結合要素14に対して摺動される。この場合、結合要素14に加えてタイロッド20と軸21とが固定位置に留まる。
図3および図4において図1の実施例をスケール17側から(図3)と操作体9側(図4)から見た概略図および拡大図が示されている。
図5および図6において図1の実施例が平面図(図5)および下面図(図6)として示されている。図6において基体3に設けられたボルト11のための通路が特によく見受けられる。
図7および図8において図1の実施例が背面図(図7)および前面図(図8)として示されている。これら図7および図8においては連結手段2が基体3から一方向―すなわちスライドの方向であって下方―にのみ離れるように延伸することが特によく見受けられる。これによって使用者にとって邪魔になったり装置の周囲において設けられた別の機械が破損を受けたりするようなことが極力排除される。
図9は、再び図1の実施例を―斜め前から―示す概略斜視図であって、この斜視は実質的に操作体9の方向から見たものである。
本発明のさらなる有利な実施例に関しては、繰り返しを避けるため明細書の一般的な部分および添付された請求の範囲を参照されたい。
最後に、上記において説明された本発明における装置の実施例は請求された教えを説明するためのものであって実施例に限定されるものではないことを明確に指摘するものである。
1 受け入れ手段
2 連結手段
3 基体
4 設置面
5 押圧プレート
6 軸
7 凹部
8 操作手段
9 操作体
10 偏心軸
11 ボルト
12 長辺
13 保護ガード
14 結合要素
15 凸領域
16 凹領域
17 スケール
18 印
19 グリップ
20 タイロッド
21 軸
22 スリーブ

Claims (10)

  1. 滑走式ミクロトームのスライド上にナイフまたはブレードを正確な位置に保持するための装置であって、
    ナイフまたはブレードのための受け入れ手段(1)とこの受け入れ手段(1)をスライドに対して結合するための連結手段(2)とを有し、
    この受け入れ手段(1)は、ナイフまたはブレードを設置するための設置面(4)を有する基体(3)とこの基体(3)または設置面(4)上にナイフまたはブレードをクランプ保持するための押圧プレート(5)とを有する装置において、
    押圧プレート(5)は、ナイフまたはブレードを解放する取り外し位置とナイフまたはブレードをクランプ保持する固定位置との間を摺動可能であるように基体(3)に対して保持されていることを特徴とする装置。
  2. 基体(3)は押圧プレート(5)を保持するために基体(3)の長手方向に延伸する軸(6)を有し、
    押圧プレート(5)は軸(6)に対して実質的に補完的であり、押圧プレート(5)の長手方向に沿って延伸する凹部(7)を有し、この凹部(7)は好ましくは押圧プレート(5)の全長に亘って延伸することを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 基体(3)には押圧プレート(5)の摺動動作のために操作手段(8)が設けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載の装置。
  4. 操作手段(8)は、好ましくは押圧プレート(5)に対して押圧するボルト(11)を移動させるために操作体(9)を介して回転可能な偏心軸(10)を有するレバー手段を有することを特徴とする、請求項3に記載の装置。
  5. 押圧プレート(5)は、実質的に押圧プレート(5)の長辺に対して行ったり来たりするよう摺動可能な保護ガード(13)を有することを特徴とする、請求項1から4に記載の装置。
  6. 連結手段(2)は、好ましくはボウル状に形成された基体(3)または受け入れ手段(1)のための結合要素(14)を有し、基体(3)または受け入れ手段(1)が凸領域(15)を有し、結合要素(14)がこの凸領域(15)に対して実質的に補完的な凹領域(16)あるいはその逆を有することを特徴とする、請求項1から5に記載の装置。
  7. 結合要素(14)および/または基体(3)、または受け入れ手段(1)は、結合要素(14)またはスライドまたは滑走式ミクロトームに対する基体(3)または受け入れ手段(1)あるいはナイフまたはブレードの角度を示すためのスケールおよび/または印を有することを特徴とする、請求項6に記載の装置。
  8. 連結手段(2)は、スライドに対して着脱可能に連結するためのタイロッド(20)を有することを特徴とする、請求項1から7に記載の装置。
  9. タイロッド(20)は、軸(21)を介して受け入れ手段(1)または基体(3)内に保持されていることを特徴とする、請求項8に記載の装置。
  10. 請求項1から9のうちいずれか1つに記載の装置を有することを特徴とする滑走式ミクロトーム。
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