JP3187568U - ボード切断補助具 - Google Patents
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Abstract
【課題】建築現場において丸鋸、カッターナイフ等の切断器具を石膏ボードの上でスライドさせてカットする際に、正確な幅切りを行うことが可能なボード切断補助具を提供する。
【解決手段】ボード切断補助具1であって、補助具本体1に開口された開口部Sと、裏面に設けられ、ボードの左右方向の一端部を支持する支持部材5と、前記開口部Sの左右方向の一端部の位置を0点位置として目盛線を表示する目盛部6と、左右方向の両端部のいずれかに丸鋸11が設置され、当該開口部Sの左右方向に沿ってスライド可能なスライド安定板2と、前記設置された丸鋸11の刃の位置と、前記目盛部6の目盛線とを対応付ける目盛指示部13と、前記支持部材5が設置された補助具本体1の位置よりも左右方向の外側に作業者が把持可能な把持部3とを備える補助具。
【選択図】図1
【解決手段】ボード切断補助具1であって、補助具本体1に開口された開口部Sと、裏面に設けられ、ボードの左右方向の一端部を支持する支持部材5と、前記開口部Sの左右方向の一端部の位置を0点位置として目盛線を表示する目盛部6と、左右方向の両端部のいずれかに丸鋸11が設置され、当該開口部Sの左右方向に沿ってスライド可能なスライド安定板2と、前記設置された丸鋸11の刃の位置と、前記目盛部6の目盛線とを対応付ける目盛指示部13と、前記支持部材5が設置された補助具本体1の位置よりも左右方向の外側に作業者が把持可能な把持部3とを備える補助具。
【選択図】図1
Description
本考案は、建築現場において丸鋸、カッターナイフ等の切断器具を石膏ボードの上でスライドさせてカットする際に、正確な幅切りを行うことが可能なボード切断補助具に関するものである。
石膏ボードを切る際に、石膏ボード上に配置させた長い定規にカッターナイフ又は防塵丸鋸を直接当てて切るか、防塵丸鋸にスチール製の幅切り定規を取り付けて幅切り定規を石膏ボードに当てて切るしか無かった。長定規を当ててカッターナイフで切ると、曲がったりずれたり、防塵丸鋸で切ると、切り始めや最後の切り終りにどうしても、曲がったりした。又、途中で幅切り定規が石膏ボードから離れて曲がったり、更に、幅が広ければ広いほど上手く切れなくなり、やり直したりしていた。その結果、余計な手間や無駄なボード材料が生じるという問題があった。
そこで、従来では、建築用石膏ボート等の切断に際して、正確且つ安全に切断するための冶具として、いくつかの技術が開示されている。特開平11−285919号公報(特許文献1)には、外装材の切断端が外側に突出するように外装材を載せるための載置台と、外装材を上から抑え付けて外装材を載置台に固定する押さえ板とを備えた外装材の切断補助具が開示されている。この切断補助具では、押さえ板を載置台に起倒自在に連結し、押え板の側縁部に電動鋸の台座のガイド縁部を設け、このガイド縁部に電動鋸の台座を沿わせたときには、電動鋸の鋸部が載置台の外装材突出側の縁部よりも外側に位置するように構成している。これにより、外装材を安全且つ正確に切断でき、切断作業能率も向上させることができるとしている。
又、特開平11−239913号公報(特許文献2)には、基板下面に、基板片側に突出状に定規板を取着し、定規板上に載せた丸鋸の定盤を基板の当て面に当接させた状態で、定規板外縁を回転刃の側面に近接させて定規板の使用基準幅を設定する丸鋸用定規が開示されている。これにより、手持ちの丸鋸による被切断物の切断作業を、能率よく的確に遂行するとしている。
又、特開平11−239913号公報(特許文献2)には、基板下面に、基板片側に突出状に定規板を取着し、定規板上に載せた丸鋸の定盤を基板の当て面に当接させた状態で、定規板外縁を回転刃の側面に近接させて定規板の使用基準幅を設定する丸鋸用定規が開示されている。これにより、手持ちの丸鋸による被切断物の切断作業を、能率よく的確に遂行するとしている。
しかしながら、特許文献1、2に記載の技術では、いずれも、一定の幅に部材を安全に切断する方法として有用と思われるが、建築現場等で石膏ボードを自在の幅で切断するには不向きであるという課題がある。
そこで、本考案は、前記課題を解決するためになされたものであり、建築現場等で石膏ボードの幅切り作業を安全に正確に、尚且つ自在に行うことが可能な丸鋸、カッターナイフ等の切断器具用のボード切断補助具を提供することを目的とする。
そこで、本考案は、前記課題を解決するためになされたものであり、建築現場等で石膏ボードの幅切り作業を安全に正確に、尚且つ自在に行うことが可能な丸鋸、カッターナイフ等の切断器具用のボード切断補助具を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本考案は、ボードを切断するためのボード切断補助具であって、補助具本体に、上下方向のサイズが、切断器具の刃を挿通可能なサイズで、左右方向のサイズが、ボードの最大の幅サイズに対応する略長方形に開口された開口部と、前記開口部の左右方向の一端部に対応して、補助具本体の裏面に設けられ、ボードの左右方向の一端部を支持する支持部材と、前記開口部の左右方向の一端部の位置を0点位置として、当該開口部の左右方向の他端部に向かって、測定寸法を示す目盛線を表示する目盛部と、前記開口部の一部を表面から覆い、左右方向の両端部のいずれかに切断器具が設置され、当該開口部の左右方向に沿ってスライド可能なスライド安定板と、前記設置された切断器具の刃の位置と、前記目盛部の目盛線とを対応付ける目盛指示部と、前記支持部材が設置された補助具本体の位置よりも左右方向の外側に作業者が把持可能な把持部とを備えることを特徴とする。
又、本考案は、前記スライド安定板に、切断器具の刃を挿通可能な切断器具用開口部と、前記切断器具用開口部に設置された切断器具の刃の位置と、前記目盛部の目盛線とを対応付けるカットライン部とを更に備える。
又、本考案は、前記スライド安定板に、切断器具の刃を挿通可能な切断器具用開口部と、前記切断器具用開口部に設置された切断器具の刃の位置と、前記目盛部の目盛線とを対応付けるカットライン部とを更に備える。
本考案に係るボード切断補助具1によれば、建築現場において丸鋸、カッターナイフ等の切断器具を石膏ボードの上でスライドさせてカットする際に、正確な幅切りを行うことが可能となる。
即ち、先ず 本考案のボード切断補助具は、支持部材よりも外側に把持部を設けたことにより、ボードと当該支持部材との密着性が向上し、補助具本体と切断器具とが相互に離れること無く、両者をスムーズにボード上で移動させて、当該ボードを切断することが可能となる。
又、補助具本体に設けた開口部とスライド安定板とを上手く利用すれば、スライド安定板を左右方向にスライドさせることで、ボードの左右方向の幅切りを安定して行うことが可能となる。又、目盛部と目盛指示部とを利用して、切断器具の刃の位置を簡単に測定寸法に合わせることが出来て、円滑にボードを切断することが可能となる。従来では、現場で測定した寸法をボードに態々記入したり、既存の幅定規を携帯してボードに合わせたりする余分な作業をしていたが、本考案では、その作業をする必要が無くなるため、ボードを切断するための作業効率を飛躍的に向上させることが可能となる。
又、スライド安定板をスライドさせるだけで、幅寸法を合わせることが出来るため、幅寸法が狭いボードから広いボードまで、現場に合わせて、今までに無い正確な幅切り作業をすることが可能となる。
即ち、先ず 本考案のボード切断補助具は、支持部材よりも外側に把持部を設けたことにより、ボードと当該支持部材との密着性が向上し、補助具本体と切断器具とが相互に離れること無く、両者をスムーズにボード上で移動させて、当該ボードを切断することが可能となる。
又、補助具本体に設けた開口部とスライド安定板とを上手く利用すれば、スライド安定板を左右方向にスライドさせることで、ボードの左右方向の幅切りを安定して行うことが可能となる。又、目盛部と目盛指示部とを利用して、切断器具の刃の位置を簡単に測定寸法に合わせることが出来て、円滑にボードを切断することが可能となる。従来では、現場で測定した寸法をボードに態々記入したり、既存の幅定規を携帯してボードに合わせたりする余分な作業をしていたが、本考案では、その作業をする必要が無くなるため、ボードを切断するための作業効率を飛躍的に向上させることが可能となる。
又、スライド安定板をスライドさせるだけで、幅寸法を合わせることが出来るため、幅寸法が狭いボードから広いボードまで、現場に合わせて、今までに無い正確な幅切り作業をすることが可能となる。
従来の幅切り作業では、作業者が、位置決めのための定規と切断器具(例えば、丸鋸)とを両手で持ち、ボードに沿わせて丸鋸を押しながらボードを切断していたが、切断の際の各部の持ち方や力の入れ方により、丸鋸の刃の切断線が曲り、真っ直ぐに切れずに曲ってしまうことがあった。
本考案では、支持部材の外側に把持部を設けることで、作業者が、把持部と丸鋸とを持つ力の配分をバランスよく行うことが出来るため、上述の切断線の曲りが生じ難く、幅の狭いボードから幅の広いボードまで難なく円滑に切断することが出来る。
これは、把持部の位置を支持部材の外側に設けることにより、ボードを最小幅で切断する場合であっても、作業者は、把持部と丸鋸とを両手で持つ力をバランスよく均等に取ることが可能となるから、円滑な押し切りが出来るのである。
従来の最小幅は、例えば、15mmが限界であり、更に、綺麗に切断出来ずに困っていた。本考案では、スライド安定板を、補助具本体の内部の開口部の一部を覆うように設けたため、当該スライド安定板の左右方向の両端部のいずれかに切断器具を設置することが出来て、幅寸法が5mm〜905mmの範囲内のボードを難なく切断出来るとともに、その切断面も曲ること無く綺麗にすることが可能となる。
本考案では、支持部材の外側に把持部を設けることで、作業者が、把持部と丸鋸とを持つ力の配分をバランスよく行うことが出来るため、上述の切断線の曲りが生じ難く、幅の狭いボードから幅の広いボードまで難なく円滑に切断することが出来る。
これは、把持部の位置を支持部材の外側に設けることにより、ボードを最小幅で切断する場合であっても、作業者は、把持部と丸鋸とを両手で持つ力をバランスよく均等に取ることが可能となるから、円滑な押し切りが出来るのである。
従来の最小幅は、例えば、15mmが限界であり、更に、綺麗に切断出来ずに困っていた。本考案では、スライド安定板を、補助具本体の内部の開口部の一部を覆うように設けたため、当該スライド安定板の左右方向の両端部のいずれかに切断器具を設置することが出来て、幅寸法が5mm〜905mmの範囲内のボードを難なく切断出来るとともに、その切断面も曲ること無く綺麗にすることが可能となる。
本考案は、図1、図2に示すように、ボードを切断するためのボード切断補助具1であって、補助具本体1に、上下方向のサイズが、切断器具、例えば、丸鋸11の刃を挿通可能なサイズで、左右方向のサイズが、ボードの最大の幅サイズに対応する略長方形に開口された開口部Sと、前記開口部Sの左右方向の一端部に対応して、補助具本体1の裏面に設けられ、ボードの左右方向の一端部(側面)を支持する支持部材5とを備える。
又、本考案は、前記開口部Sの左右方向の一端部の位置を0点位置として、当該開口部Sの左右方向の他端部に向かって、測定寸法を示す目盛線を表示する目盛部6と、前記開口部Sの一部を表面から覆い、左右方向の両端部のいずれかに丸鋸11が設置され、当該開口部Sの左右方向に沿ってスライド可能なスライド安定板2とを備える。
そして、本考案は、前記設置された丸鋸11の刃の位置と、前記目盛部6の目盛線とを対応付ける目盛指示部13と、前記支持部材5が設置された補助具本体1の位置よりも左右方向の外側に作業者(丸鋸11のユーザー)が把持可能な把持部3とを備える。
これにより、建築現場において丸鋸をボードの上でスライドさせて切断する際に、正確な幅切り(左右方向の寸法切り)を行うことが可能となる。
ここで、本考案の使用手順として、例えば、ボードを石膏ボードとして具体的に説明する。先ず、作業者が、石膏ボードを張る予定の現場壁面の幅寸法を測り、補助具本体1のスライド安定板2の左右方向の両端部のいずれかに丸鋸11を置く。ここで、スライド安定板2の一端部に丸鋸11を置く場合に、作業者は、当該丸鋸11に設けられ、刃を囲む定盤を、当該定盤の上下方向の寸法に対応するように、スライド安定板2の左右方向に設けられた一対(二本)の狭持板4に挟みこませながら、前記丸鋸11の定盤の左右方向の一端部を、対向するスライド安定板2の一端部にぴたりと当接させて差し込む。尚、把持部3が、補助具本体1に対して略傾斜して設けられている場合に、前記一対の狭持板4に対向する当該把持部3の位置に、各狭持部4が左右方向に挿通可能な通過穴10を設けておき、前記スライド安定板2と一体として左右方向に移動する一対の狭持板4が円滑に把持部3側にスライド移動出来るように構成している。
そして、作業者は、前記狭持板4に設けられた、丸鋸11の定盤を固定するための丸鋸固定部材12を用いて、当該丸鋸固定部材12の丸鋸固定ねじを所定方向(例えば、時計回りの方向)に回して、前記丸鋸固定部材12と丸鋸11の定盤とを締め込み、当該差し込んだ丸鋸11と前記スライド安定板2とをしっかりと固定する。
次に、作業者は、先ほど現場で測定した幅寸法(数値)に対応する目盛部6の目盛線に前記目盛指示部13が一致するように、前記スライド安定板2を左右方向に適度にスライドさせる。そして、幅寸法の目盛線に前記目盛指示部13が一致すれば、作業者は、下端近傍に設けられた、前記スライド安定板2と補助具本体1とを固定するための固定部材7を用いて、当該固定部材7の固定ねじを締め付けて、前記丸鋸11が固定されたスライド安定板2とを固定し、当該丸鋸11が補助具本体1から動かないようにする。
更に、作業者は、補助具本体1の左側に設けられた把持部3と、丸鋸11の把持部とを握り、軽く持って、切断対象となる石膏ボードへ持って行き、当該石膏ボードの一端部に補助具本体1の支持部材5を当接させて沿わせる。そして、作業者は、丸鋸11の刃を駆動させて、石膏ボードの切断を開始する。この際、作業者は、石膏ボードの一端部に支持部材5を軽く当てながら、丸鋸11の刃を補助具本体1とともに上下方向に移動させることで、当該石膏ボードを切断する。
ここで、前記把持部3が、支持部材5よりも外側(図では、左側)に設けられていることで、作業者が幅寸法の狭い石膏ボードを切断する場合でも、十分な安定感があり、従来に無い綺麗な切り口で石膏ボードを切断することが出来る。
又、本考案に係るボード切断補助具1は、前記スライド安定板2に、上述の切断器具と異なる他の切断器具、例えば、カッターナイフの刃を挿通可能なカッターナイフ用開口部9と、当該カッターナイフ用開口部9に設置されたカッターナイフの刃の位置と、前記目盛部6の目盛線とを対応付けるカットライン部8とを更に備えている。このカッターナイフ用開口部9は、カッターナイフが差し込める程度の隙間となっている。
これにより、建築現場に電源が無く、丸鋸11を利用出来ない場合であっても、カッターナイフを石膏ボードの上でスライドさせて切断する際に、正確な幅切りを行うことが可能となる。
この場合、先ず、作業者は、現場で測定した幅寸法に対応する目盛部6の目盛線に前記カットライン部8が一致するように前記スライド安定板2をスライドさせて、前記固定部材7で固定する。次に、作業者は、前記スライド安定板2のカッターナイフ用開口部9にカッターナイフの刃を押し込み、この刃を前記スライド安定板2の裏面より数mm(例えば、2mm)程度突出するようにして固定する。この固定は、例えば、カッターナイフの外装が前記カッターナイフ用開口部9に嵌め合わさることでなされる。
そして、作業者は、補助具本体1の把持部3とカッターナイフとを持って、上述と同様に、石膏ボードの一端部に補助具本体1の支持部材5を当接させて、補助具本体1とカッターナイフとをともに上下方向に移動させることで、当該石膏ボードを切断するのである。
ここで、石膏ボードの他端部の切断を完了した際に、作業者は、一端、補助具本体1を傍らに置いて、前記切断した石膏ボードを裏返し、再度、当該補助具本体1を持って、次に、石膏ボードの切断面である他端部と支持部材5とを当接させて、今度は、当該石膏ボードの一端部を切断しても良い。
このように、本考案に係るボード切断補助具1は、丸鋸11であっても、カッターナイフであっても、綺麗な切断面を有する石膏ボードを切断することが可能となるのである。
又、本考案は、前記開口部Sの左右方向の一端部の位置を0点位置として、当該開口部Sの左右方向の他端部に向かって、測定寸法を示す目盛線を表示する目盛部6と、前記開口部Sの一部を表面から覆い、左右方向の両端部のいずれかに丸鋸11が設置され、当該開口部Sの左右方向に沿ってスライド可能なスライド安定板2とを備える。
そして、本考案は、前記設置された丸鋸11の刃の位置と、前記目盛部6の目盛線とを対応付ける目盛指示部13と、前記支持部材5が設置された補助具本体1の位置よりも左右方向の外側に作業者(丸鋸11のユーザー)が把持可能な把持部3とを備える。
これにより、建築現場において丸鋸をボードの上でスライドさせて切断する際に、正確な幅切り(左右方向の寸法切り)を行うことが可能となる。
ここで、本考案の使用手順として、例えば、ボードを石膏ボードとして具体的に説明する。先ず、作業者が、石膏ボードを張る予定の現場壁面の幅寸法を測り、補助具本体1のスライド安定板2の左右方向の両端部のいずれかに丸鋸11を置く。ここで、スライド安定板2の一端部に丸鋸11を置く場合に、作業者は、当該丸鋸11に設けられ、刃を囲む定盤を、当該定盤の上下方向の寸法に対応するように、スライド安定板2の左右方向に設けられた一対(二本)の狭持板4に挟みこませながら、前記丸鋸11の定盤の左右方向の一端部を、対向するスライド安定板2の一端部にぴたりと当接させて差し込む。尚、把持部3が、補助具本体1に対して略傾斜して設けられている場合に、前記一対の狭持板4に対向する当該把持部3の位置に、各狭持部4が左右方向に挿通可能な通過穴10を設けておき、前記スライド安定板2と一体として左右方向に移動する一対の狭持板4が円滑に把持部3側にスライド移動出来るように構成している。
そして、作業者は、前記狭持板4に設けられた、丸鋸11の定盤を固定するための丸鋸固定部材12を用いて、当該丸鋸固定部材12の丸鋸固定ねじを所定方向(例えば、時計回りの方向)に回して、前記丸鋸固定部材12と丸鋸11の定盤とを締め込み、当該差し込んだ丸鋸11と前記スライド安定板2とをしっかりと固定する。
次に、作業者は、先ほど現場で測定した幅寸法(数値)に対応する目盛部6の目盛線に前記目盛指示部13が一致するように、前記スライド安定板2を左右方向に適度にスライドさせる。そして、幅寸法の目盛線に前記目盛指示部13が一致すれば、作業者は、下端近傍に設けられた、前記スライド安定板2と補助具本体1とを固定するための固定部材7を用いて、当該固定部材7の固定ねじを締め付けて、前記丸鋸11が固定されたスライド安定板2とを固定し、当該丸鋸11が補助具本体1から動かないようにする。
更に、作業者は、補助具本体1の左側に設けられた把持部3と、丸鋸11の把持部とを握り、軽く持って、切断対象となる石膏ボードへ持って行き、当該石膏ボードの一端部に補助具本体1の支持部材5を当接させて沿わせる。そして、作業者は、丸鋸11の刃を駆動させて、石膏ボードの切断を開始する。この際、作業者は、石膏ボードの一端部に支持部材5を軽く当てながら、丸鋸11の刃を補助具本体1とともに上下方向に移動させることで、当該石膏ボードを切断する。
ここで、前記把持部3が、支持部材5よりも外側(図では、左側)に設けられていることで、作業者が幅寸法の狭い石膏ボードを切断する場合でも、十分な安定感があり、従来に無い綺麗な切り口で石膏ボードを切断することが出来る。
又、本考案に係るボード切断補助具1は、前記スライド安定板2に、上述の切断器具と異なる他の切断器具、例えば、カッターナイフの刃を挿通可能なカッターナイフ用開口部9と、当該カッターナイフ用開口部9に設置されたカッターナイフの刃の位置と、前記目盛部6の目盛線とを対応付けるカットライン部8とを更に備えている。このカッターナイフ用開口部9は、カッターナイフが差し込める程度の隙間となっている。
これにより、建築現場に電源が無く、丸鋸11を利用出来ない場合であっても、カッターナイフを石膏ボードの上でスライドさせて切断する際に、正確な幅切りを行うことが可能となる。
この場合、先ず、作業者は、現場で測定した幅寸法に対応する目盛部6の目盛線に前記カットライン部8が一致するように前記スライド安定板2をスライドさせて、前記固定部材7で固定する。次に、作業者は、前記スライド安定板2のカッターナイフ用開口部9にカッターナイフの刃を押し込み、この刃を前記スライド安定板2の裏面より数mm(例えば、2mm)程度突出するようにして固定する。この固定は、例えば、カッターナイフの外装が前記カッターナイフ用開口部9に嵌め合わさることでなされる。
そして、作業者は、補助具本体1の把持部3とカッターナイフとを持って、上述と同様に、石膏ボードの一端部に補助具本体1の支持部材5を当接させて、補助具本体1とカッターナイフとをともに上下方向に移動させることで、当該石膏ボードを切断するのである。
ここで、石膏ボードの他端部の切断を完了した際に、作業者は、一端、補助具本体1を傍らに置いて、前記切断した石膏ボードを裏返し、再度、当該補助具本体1を持って、次に、石膏ボードの切断面である他端部と支持部材5とを当接させて、今度は、当該石膏ボードの一端部を切断しても良い。
このように、本考案に係るボード切断補助具1は、丸鋸11であっても、カッターナイフであっても、綺麗な切断面を有する石膏ボードを切断することが可能となるのである。
このように、本考案に係るボード切断補助具1では、図1、図2に示すように、前記開口部Sと、前記支持部材5と、前記目盛部6と、前記スライド安定板2と、前記目盛指示部13と、前記把持部3とを備える。これにより、石膏ボードの正確な幅切りを行うことが可能となる。特に、従来の補助具では、例えば、固定された補助具のガイドに沿って、当該補助具と別個の丸鋸本体をそのまま移動させて、石膏ボードを切断していたが、本考案のボード切断補助具1では、直接、丸鋸11(又は、カッターナイフ)を動かすのではなく、当該丸鋸11が固定された補助具を動かし、間接的に丸鋸11を移動させることで、安全に、しかも正確に石膏ボードを切断することが可能となるのである。
以上のように、本考案に係るボード切断補助具では、建築分野での石膏ボードの切断はもちろん、木材ボード等の多種のボードの切断に有用であり、既に所有の丸鋸又はカッターナイフ等の切断器具による切断作業を効率よく的確に遂行出来るボード切断補助具として有効である。
1 補助具本体
2 スライド安定板
3 把持部
4 狭持板
5 支持部材
6 目盛部
7 固定部材
8 カットライン部
9 カッターナイフ用開口部
10 通過穴
11 丸鋸
12 丸鋸固定部材
13 目盛指示部
S 開口部
2 スライド安定板
3 把持部
4 狭持板
5 支持部材
6 目盛部
7 固定部材
8 カットライン部
9 カッターナイフ用開口部
10 通過穴
11 丸鋸
12 丸鋸固定部材
13 目盛指示部
S 開口部
Claims (2)
- ボードを切断するためのボード切断補助具であって、
補助具本体に、上下方向のサイズが、切断器具の刃を挿通可能なサイズで、左右方向のサイズが、ボードの最大の幅サイズに対応する略長方形に開口された開口部と、
前記開口部の左右方向の一端部に対応して、補助具本体の裏面に設けられ、ボードの左右方向の一端部を支持する支持部材と、
前記開口部の左右方向の一端部の位置を0点位置として、当該開口部の左右方向の他端部に向かって、測定寸法を示す目盛線を表示する目盛部と、
前記開口部の一部を表面から覆い、左右方向の両端部のいずれかに切断器具が設置され、当該開口部の左右方向に沿ってスライド可能なスライド安定板と、
前記設置された切断器具の刃の位置と、前記目盛部の目盛線とを対応付ける目盛指示部と、
前記支持部材が設置された補助具本体の位置よりも左右方向の外側に作業者が把持可能な把持部と
を備えることを特徴とする補助具。 - 前記スライド安定板に、切断器具の刃を挿通可能な切断器具用開口部と、
前記切断器具用開口部に設置された切断器具の刃の位置と、前記目盛部の目盛線とを対応付けるカットライン部と
を更に備える
請求項1に記載の補助具。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2013005459U JP3187568U (ja) | 2013-09-21 | 2013-09-21 | ボード切断補助具 |
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Publications (1)
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2013
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