JP2016161257A - 廃棄物処理装置および廃棄物処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】流動床部の温度を高めることなく溶融炉にて燃焼処理されるべきガスを高温状態に維持できる廃棄物処理装置、および廃棄物処理方法を提供する。【解決手段】廃棄物処理装置X1は、第1の廃棄物W1から第1のガスG1を発生させる流動床部12、およびフリーボード部13を有する第1のガス化炉10と、フリーボード部13から排出されるガスを燃焼させる燃焼部92を有する溶融炉90と、第1の廃棄物W1よりも高発熱量の第2の廃棄物W2から第2のガスG2を発生させる第2のガス化炉40と、フリーボード部13から燃焼部92に至るまでの領域にて第1のガスG1に第2のガスG2を流入させる流入配管70と、前記領域にて第2のガスG2に空気を供給することにより第2のガスG2を着火させるとともに着火された第2のガスG2および第1のガスG1の混合ガスGに空気を供給して燃焼させる空気供給ユニット80と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、廃棄物をガス化させるとともに当該ガス化した廃棄物から灰分を溶融させる廃棄物処理装置および廃棄物処理方法に関する。
従来、廃棄物をガス化し、当該ガス化した廃棄物から熱エネルギーを回収する廃棄物処理設備が知られている。この廃棄物処理設備には、例えば、廃棄物を加熱することによって当該廃棄物からガスを発生させるガス化炉と、当該ガスから熱エネルギーを回収する前に当該ガスを燃焼することにより灰分を溶融させつつ可燃性ガスを燃焼させる溶融炉と、を備えた廃棄物処理装置が用いられる。
特許文献1には、前記ガス化炉として、流動する加熱媒体から構成されており当該加熱媒体によって廃棄物を加熱する流動床部と、流動床部において加熱された廃棄物から発生したガスが通過するフリーボード部と、を有する流動床ガス化炉が記載されている。また、特許文献1には、前記溶融炉として、フリーボード部を通過するガスが流入する1次燃焼室と、当該1次燃焼室に繋がる2,3次燃焼室と、を有しており、1〜3次燃焼室において前記ガスを燃焼することにより当該ガスに含まれる灰分を溶融させつつ可燃性ガスを燃焼させる溶融炉が記載されている。
特開2000−249317号公報
溶融炉において前記ガスから効率よく灰分を溶融させるためには、当該溶融炉において燃焼処理されるべきガスの温度を高温状態に維持する必要がある。溶融炉において燃焼処理されるべきガスの温度を高温状態に維持するためには、例えば流動床部の温度を高く設定することが考えられるが、流動床部の温度が高すぎると、当該流動床部上に大きな塊の廃棄物が供給された際に、当該塊が急激にガス化することによりフリーボード部内の圧力が急激に上昇してしまう可能性があるため、流動床部の温度を所定値以上に高くすることは困難である。
本発明は、上記の観点からなされたものであり、その目的は、流動床部の温度を高めることなく溶融炉にて燃焼処理されるべきガスを高温状態に維持できる廃棄物処理装置、および廃棄物処理方法を提供することにある。
本発明者は、上記の課題を解決する手段として、フリーボード部から溶融炉に供給されて燃焼処理されるガスを事前に着火させることにより、当該ガスの温度を高めることに想到した。
上記の手段としては、例えば溶融炉において燃焼処理されるべきガスに対して事前に空気を供給することが考えられるが、廃棄物の発熱量が小さいと、当該廃棄物から発生したガスの発熱量も小さくなるため、当該ガスに対して空気を供給したとしても当該ガスが着火しない虞があり、溶融炉にて燃焼処理されるべきガスを高温状態に維持できない可能性がある。
そこで、本発明者は、流動床部およびフリーボード部を有する第1のガス化炉に加えて、当該第1のガス化炉とは別の第2のガス化炉を用意し、第1のガス化炉において低発熱量の第1の廃棄物から第1のガスを発生させるとともに、第2のガス化炉において高発熱量の第2の廃棄物から第2のガスを発生させ、フリーボード部から溶融炉に至る第1のガスに対して第2のガスを流入させつつ、当該第2のガスに空気を加えることにより、第2のガスを着火させるとともに、当該着火した第2のガスと第1のガスとの混合ガスにさらに空気を加えて燃焼させ、これにより溶融炉において燃焼処理されるべきガスを高温状態に維持することに想到した。
本発明に係る廃棄処理装置は、流動する加熱媒体によって構成されており第1の廃棄物を前記加熱媒体によって加熱することにより第1のガスを発生させる流動床部、および前記流動床部からの前記第1のガスの上昇を許容する空間を形成するフリーボード部を有する第1のガス化炉と、前記フリーボード部を通じて排出されるガスを受け入れて当該ガスを燃焼させることにより当該ガス中の灰分を溶融させる燃焼部を有する溶融炉と、前記第1の廃棄物の発熱量よりも大きい発熱量を有する第2の廃棄物から第2のガスを発生させる第2のガス化炉と、前記第2のガス化炉に接続されており、前記第1のガス化炉の前記フリーボード部から前記溶融炉の前記燃焼部に至るまでの領域において前記第1のガスに対して前記第2のガス化炉にて発生した前記第2のガスを流入させる流入配管と、前記領域において、前記第2のガスに空気を供給することにより前記第2のガスを着火させる着火用空気供給装置と、前記領域において、前記着火された第2のガスおよび前記第1のガスが混合された混合ガスに対して空気を供給することにより当該混合ガスを燃焼させる燃焼用空気供給装置と、を備える。
前記の廃棄処理装置では、第1のガス化炉の流動床部において低発熱量の第1の廃棄物から第1のガスを発生させつつ、第2のガス化炉において高発熱量の第2の廃棄物から第2のガスを発生させ、第1のガス化炉のフリーボード部から溶融炉の燃焼部に至る領域において第1のガスに対して第2のガスを流入させるとともに、当該領域において高発熱量で着火しやすい第2のガスに対して空気を供給することにより、当該第2のガスを安定して着火させることができ、当該着火した第2のガスと第1のガスとの混合ガスに対してさらに空気を供給することにより、当該混合ガスを高温状態とすることができる。従って、流動床部の温度を高めることなく溶融炉において燃焼処理されるべきガスを高温状態に維持することができるとともに、廃棄処理装置において処理されるべき第1の廃棄物および第2の廃棄物の双方の廃棄物を処理することができる。
前記流入配管は、前記第2のガス化炉にて発生した前記第2のガスが前記フリーボード部内に流入するように当該フリーボード部に接続されており、前記着火用空気供給装置は、前記フリーボード部内に流入した前記第2のガスを着火させるように、前記フリーボード部内に空気を供給するように構成され、前記燃焼用空気供給装置は、前記フリーボード部内における前記混合ガスを燃焼させるように、前記フリーボード部内に空気を供給するように構成されることが好ましい。
前記の廃棄処理装置では、第1のガスが溶融炉の燃焼部に流入する前に、フリーボード部内において第2のガスを着火させるとともに当該着火させた第2のガスと第1のガスとの混合ガスを燃焼させることができるため、溶融炉の燃焼部にて燃焼処理されるべきガスを確実に高温状態にすることができる。
前記フリーボード部は、前記流入配管が接続される連通口と、前記着火用空気供給装置が接続される空気供給口と、を有しており、前記連通口と前記空気供給口とは、前記連通口から前記フリーボード部内に流入する前記第2のガスの流れ方向と前記空気供給口から前記フリーボード部内に供給される空気の流れ方向とがなす角の角度が90°以下となるように配置されていることが好ましい。
前記の廃棄処理装置では、連通口からフリーボード部内に流入する第2のガスの流れ方向と空気供給口からフリーボード部内に供給される空気の流れ方向とがなす角の角度が90°以下であるため、空気により着火された第2のガスが当該空気の流れ方向に沿って連通口を通じて配管内へ逆流してしまうことを抑止できる。
前記連通孔と前記空気供給口とは、鉛直方向において互いに重なっていることが好ましい。
前記の廃棄物処理装置では、連通口と空気供給口とが鉛直方向において互いに重なっているため、フリーボード部内における連通口の近傍の領域に対して集中的に空気を供給することができ、フリーボード部に流入する第2のガスを確実に着火させることができる。
前記着火用空気供給装置と燃焼用空気供給装置とは、同一の前記空気供給口に接続されており、当該空気供給口を通じて、前記第2のガスを着火させるとともに当該着火された第2のガスおよび前記第1のガスが混合された前記混合ガスを燃焼させるための空気を前記フリーボード部内に供給することが好ましい。
前記の廃棄物処理装置では、フリーボード部に対して着火用空気供給装置が繋がる空気供給口と燃焼用空気供給装置が繋がる空気供給口とを個別に設ける必要がないため、当該フリーボード部を簡易な構成とすることができる。
本発明に係る廃棄物処理方法は、流動する加熱媒体によって構成される流動床部および前記流動床部の上方に位置するフリーボード部を有する第1のガス化炉において、第1の廃棄物を前記流動床部にて加熱し、これにより前記第1の廃棄物から第1のガスを発生させる第1のガス発生工程と、前記フリーボード部に接続される燃焼部を有する溶融炉において、前記フリーボード部を通じて前記燃焼部に排出されたガスを当該燃焼部にて燃焼させることにより当該ガス中の灰分を溶融させる溶融工程と、第2のガス化炉において、前記第1の廃棄物の発熱量よりも大きい発熱量を有する第2の廃棄物から第2のガスを発生させる第2のガス発生工程と、前記第1のガス化炉の前記フリーボード部から前記溶融炉の前記燃焼部に至るまでの領域において前記第2のガスを前記第1のガスに流入させる流入工程と、前記領域において、前記第2のガスに空気を供給し、これにより前記第2のガスを着火させる着火工程と、前記領域において、前記着火させた第2のガスおよび前記第1のガスが混合した混合ガスに空気を供給し、これにより前記混合ガスを燃焼させる燃焼工程と、を備える。
前記の廃棄物処理方法では、第1のガス発生工程において低発熱量の第1の廃棄物から第1のガスを発生させつつ、第2のガス発生工程において高発熱量の第2の廃棄物から第2のガスを発生させ、第1のガス化炉のフリーボード部から溶融炉の燃焼部に至る領域において第1のガスに対して第2のガスを流入させるとともに、当該領域において高発熱量で着火しやすい第2のガスに対して空気を供給することにより、当該第2のガスを安定して着火させることができ、当該着火した第2のガスと第1のガスとの混合ガスに対してさらに空気を供給することにより、当該混合ガスを高温状態とすることができる。従って、流動床部の温度を高めることなく溶融炉において燃焼処理されるべきガスを高温状態に維持することができるとともに、第1の廃棄物および第2の廃棄物の双方の廃棄物を処理することができる。
以上説明したように、本発明によれば、流動床部の温度を高めることなく溶融炉にて燃焼処理されるべきガスを高温状態に維持できる廃棄物処理装置、および廃棄物処理方法が提供される。
本実施形態に係る廃棄物処理装置の概略構成を示す図である。 本実施形態に係る第1のガス化炉のフリーボード部の鉛直方向に直交する方向における断面を示す。 本実施形態に係る廃棄物処理装置の変形例を示した図であって、図2と同様に、フリーボード部の鉛直方向に直交する方向における断面を示す。 本実施形態に係る廃棄物処理装置の他の変形例を示した図であって、図1と同様に、廃棄物処理装置の概略構成を示す。 流動床部にてガス化された廃棄物の温度が溶融炉の燃焼部に至るまでに700℃以上となる条件を表すグラフであって、縦軸に流動床部の温度を、横軸に廃棄物の発熱量を示している。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、本発明の一実施形態の構成部材のうち主要部材のみを簡略化して示したものである。したがって、本発明に係る廃棄物処理装置は、本明細書が参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。
図1には、本実施形態に係る廃棄物処理装置X1を示す。廃棄物処理装置X1は、例えば廃棄物収集車等によって運搬された各種の廃棄物を燃焼処理する装置である。
廃棄物処理装置X1は、当該廃棄物処理装置X1にて処理されるべき廃棄物のうち低発熱量の第1の廃棄物W1が投入される第1のガス化炉ユニット30と、前記廃棄物のうち第1の廃棄物W1の発熱量よりも大きい発熱量を有する第2の廃棄物W2が投入される第2のガス化炉ユニット60と、の2つのガス化炉ユニットを個別に備えている。
第1の廃棄物W1と第2の廃棄物W2とは、例えば、廃棄物処理装置X1が設置された施設に搬送される廃棄物から事前に分離されるとともに、当該施設において個別に保管され、必要に応じて第1,第2のガス化炉ユニット30,60のそれぞれに投入される。これにより、第1のガス化炉ユニット30では、第1の廃棄物W1から第1のガスG1が発生し、第2のガス化炉ユニット60では、第2の廃棄物W2から前記第1のガスG1の発熱量よりも大きい発熱量を有する第2のガスG2が発生する。
さらに、廃棄物処理装置X1は、第1のガス化炉ユニット30内における第1のガスG1に対して第2のガス化炉ユニット内における第2のガスG2を流入させる流入配管70と、第1,第2のガス化炉ユニット30,60の所定箇所に空気を供給する空気供給ユニット80と、を備えている。
廃棄物処理装置X1では、第1のガス化炉ユニット30内の第1のガスG1に対して、流入配管70を通じて第2のガス化炉ユニット60内の第2のガスG2を流入させることにより混合ガスGを生成し、当該流入した第2のガスG2に対して空気供給ユニット80から空気を供給して着火させることにより、第1のガス化炉ユニット30内における混合ガスGを高温状態に維持する。
以下では、まず、図1を参照しながら、第1のガス化炉ユニット30および第2のガス化炉ユニット60の2つのガス化炉ユニットの詳細な構成について説明する。
第1のガス化炉ユニット30は、廃棄物処理装置X1にて処理されるべき廃棄物のうち、低発熱量の第1の廃棄物W1を加熱することにより、当該第1の廃棄物W1から第1のガスG1を発生させる。第1のガス化炉ユニット30は、第1の廃棄物W1を搬送する第1の廃棄物搬送装置20と、当該第1の廃棄物搬送装置20によって搬送された第1の廃棄物W1をガス化する第1のガス化炉10と、を有している。
第1の廃棄物搬送装置20は、第1の廃棄物W1を第1のガス化炉10に搬送する。第1の廃棄物搬送装置20は、例えば廃棄物を貯留可能な貯留器と、当該貯留器に繋がるケーシングと、当該ケーシング内に設置されたスクリューコンベアと、を有している。第1の廃棄物搬送装置20の貯留器には、廃棄物処理装置X1にて処理されるべき廃棄物のうち低発熱量の第1の廃棄物W1が投入され、当該投入された第1の廃棄物W1は、ケーシング内のスクリューコンベアの回転に伴って第1のガス化炉10へと搬送される。
第1のガス化炉10は、流動床式のガス化炉であって、流動する加熱媒体上に搬送された第1の廃棄物W1を当該加熱媒体によって加熱することにより、当該第1の廃棄物W1から第1のガスG1を発生させる。第1のガス化炉10は、流動床部12と、フリーボード部13と、を有している。
流動床部12は、流動する加熱媒体によって構成されており、当該加熱媒体によって第1の廃棄物W1を加熱することにより当該第1の廃棄物W1から第1のガスG1を発生させる。流動床部12は、前記加熱媒体が貯留された貯留部と、当該貯留部の下方に位置しており加熱媒体を流動させるための空気が導入される空気導入部と、を有している。
フリーボード部13は、流動床部12において第1の廃棄物W1が加熱されることにより発生した第1のガスG1を二次燃焼させるための空間を形成する。フリーボード部13は、流動床部12から前記空間への第1のガスG1の上昇を許容するように、流動床部12の上方に位置している。フリーボード部13は、円筒状をなす側壁と、当該側壁を鉛直方向の上方から覆う上壁と、を含んでいる。また、フリーボード部13は、当該フリーボード部13の側壁の一部を貫通するように設けられており、第1の廃棄物搬送装置20に繋がる流入口13aを有している。
このように、第1のガス化炉10は、流入口13aを通じて、第1の廃棄物搬送装置20によって搬送された第1の廃棄物W1をフリーボード部13内に受け入れ、流動床部12上に落下した第1の廃棄物W1を流動する加熱媒体によって加熱して第1のガスG1を発生させることにより、当該第1のガスG1を流動床部12からフリーボード部13へ上昇させる。
第2のガス化炉ユニット60は、廃棄物処理装置X1にて処理されるべき廃棄物のうち、第1の廃棄物W1の発熱量よりも大きい発熱量を有する第2の廃棄物W2を加熱することにより、当該第2の廃棄物W2から第1のガスG1の発熱量よりも大きい発熱量を有する第2のガスG2を発生させる。第2のガス化炉ユニット60は、第2の廃棄物W2を搬送する第2の廃棄物搬送装置50と、当該第2の廃棄物搬送装置50によって搬送された第2の廃棄物W2をガス化する第2のガス化炉40と、を有している。
第2の廃棄物搬送装置50は、第2の廃棄物W2を第2のガス化炉40に搬送する。第2の廃棄物搬送装置50は、例えば第1の廃棄物搬送装置20と同様の構成を有している。第2の廃棄物搬送装置50には、廃棄物処理装置X1にて処理されるべき廃棄物のうち第1の廃棄物W1の発熱量よりも大きい発熱量を有する第2の廃棄物W2が投入され、当該投入された第2の廃棄物W2が第2のガス化炉40へと搬送される。
第2のガス化炉40は、第1のガス化炉10と同様に、流動床式のガス化炉であって、流動する加熱媒体上に搬送された第2の廃棄物W2を当該加熱媒体によって加熱することにより、当該第2の廃棄物W2から第2のガスG2を発生させる。本実施形態では、第2のガス化炉40の容積は、第1のガス化炉10の容積よりも小さく設計されている。第2のガス化炉40は、流動床部42と、フリーボード部43と、を有している。
流動床部42は、流動する加熱媒体によって構成されており、当該加熱媒体によって第2の廃棄物W2を加熱することにより当該第2の廃棄物W2から第2のガスG2を発生させる。流動床部42は、前記加熱媒体が貯留された貯留部と、当該貯留部の下方に位置しており加熱媒体を流動させるための空気が導入される空気導入部と、を有している。
フリーボード部43は、流動床部42において第2の廃棄物W2が加熱されることにより発生した第2のガスG2を二次燃焼させるための空間を形成する。フリーボード部43は、流動床部42から前記空間への第2のガスG2の上昇を許容するように、流動床部42の上方に位置している。フリーボード部43は、円筒状をなす側壁と、当該側壁を鉛直方向の上方から覆う上壁と、を含んでいる。また、フリーボード部43は、当該フリーボード部43の側壁の一部を貫通するように設けられており、第2の廃棄物搬送装置50に繋がる流入口43aを有している。
このように、第2のガス化炉40は、流入口43aを通じて、第2の廃棄物搬送装置50によって搬送された第2の廃棄物W2をフリーボード部43内に受け入れ、流動床部42上に落下した第2の廃棄物W2を流動する加熱媒体によって加熱して第2のガスG2を発生させることにより、当該第2のガスG2を流動床部42からフリーボード部43へ上昇させる。
次に、図1および図2を参照しながら、流入配管70および空気供給ユニット80の詳細な構成について説明する。
流入配管70は、第1のガス化炉10のフリーボード部13内の第1のガスG1に対して第2のガス化炉40において発生した第2のガスG2を流入させる。流入配管70は、以下のようにして、第1のガス化炉10のフリーボード部13と第2のガス化炉40のフリーボード部43とを繋いでいる。
まず、図1に示すように、第2のガス化炉40のフリーボード部43は、第2の廃棄物W2を当該フリーボード部43内に流入させるための流入口43aに加えて、フリーボード部43内の第2のガスG2を当該フリーボード部43から流出させる流出口43bを有している。
また、図1および図2に示すように、第1のガス化炉10のフリーボード部13は、第1の廃棄物W1を当該フリーボード部13内に流入させるための流入口13aに加えて、フリーボード部43内の第2のガスG2を当該フリーボード部13内へと導くための連通口13cを有している。連通口13cは、鉛直方向において流出口43bよりも上方に位置している。
そして、図1に示すように、流入配管70は、流動床部42からフリーボード部43へ上昇した第2のガスG2が、当該流入配管70を通じて流出口43bから連通口13cへ流入することを許容するように、流出口43bと連通口13cとを繋いでいる。これにより、第1のガス化炉10において流動床部12からフリーボード部13へと上昇した第1のガスG1に対して、第2のガス化炉40において発生した第2のガスG2が流入する。
空気供給ユニット80は、第1のガス化炉10および第2のガス化炉40の所定箇所に空気を供給するユニットであって、その一部が本発明に係る着火用空気供給装置および燃焼用空気供給装置として機能する。具体的には、空気供給ユニット80は、流動床部12,42を構成する加熱媒体を流動させる機能、流動床部42からフリーボード部43へ上昇した第2のガスG2を二次燃焼させる機能、およびフリーボード部13内において第1のガスG1に流入した第2のガスG2を着火させる機能を有している。
空気供給ユニット80は、空気供給部81と、第1の空気供給配管82と、第2の空気供給配管83と、を有している。
空気供給部81は、例えば送風機等によって構成されており、空気を送出する。
第2の空気供給配管83は、空気供給部81によって送出された空気を第2のガス化炉40の所定箇所に導く。第2の空気供給配管83は、空気供給部81に繋がる幹部83aと、当該幹部83aから分岐する第1枝部83bおよび第2枝部83cと、を有している。
第1枝部83bは、空気供給部81の空気を第2のガス化炉40における流動床部42の空気導入部に導くことによって、流動床部42の加熱媒体を流動させる。第1枝部83bは、第2のガス化炉40における流動床部42の空気導入部に繋がっている。
第2枝部83cは、空気供給部81の空気を第2のガス化炉40のフリーボード部43内に導くことによって、流動床部42からフリーボード部43へ上昇した第2のガスG2を二次燃焼させる。第2枝部83cは、流入口43aよりも鉛直方向の上方においてフリーボード部43に繋がっている。
第1の空気供給配管82は、空気供給部81によって送出された空気を第1のガス化炉10の所定箇所に導く。第1の空気供給配管82は、空気供給部81に繋がる幹部82aと、当該幹部82aから分岐する第1枝部82b、第2枝部82c、および第3枝部82dと、を有している。
第1枝部82bは、空気供給部81の空気を第1のガス化炉10における流動床部12の空気導入部に導くことによって、流動床部12の加熱媒体を流動させる。第1枝部82bは、第1のガス化炉10における流動床部12の空気導入部に繋がっている。
第2,第3枝部82c,82dは、空気供給部81の空気を第1のガス化炉10のフリーボード部13内に導くことによって、当該フリーボード部13内に流入した第2のガスG2に対して前記空気に含まれる空気を供給する。第2,第3枝部82c,82dからフリーボード部13内に導かれる空気は、当該フリーボード部13内において、第2のガスG2を着火させるとともに、当該着火させた第2のガスG2と第1のガスG2との混合ガスGを燃焼させる。このため、本実施形態では、空気供給ユニット80のうち、空気供給部81、第1の空気供給配管82の幹部82a、第2枝部82c、および第3枝部82dが、本発明に係る着火用空気供給装置および燃焼用空気供給装置として機能する。すなわち、本実施形態では、本発明に係る着火用空気供給装置と燃焼用空気供給装置とが同一の空気供給ユニット80によって構成されている。
ここで、第2,第3枝部82c,82dは、以下のようにして、第1のガス化炉10のフリーボード部13に繋がっている。
まず、図2に示すように、第1のガス化炉10のフリーボード部13は、第2のガス化炉40において発生した第2のガスG2を当該フリーボード部13内へと導くための連通口13cに加えて、空気供給部81から送出される空気をフリーボード部13内へと導くための第1,第2の空気供給口13d,13eを有している。
第1,第2の空気供給口13d,13eは、当該第1,第2の空気供給口13d,13eを通じてフリーボード部13内に流入する空気の流れ方向と連通口13cを通じてフリーボード部13内に流入する第2のガスG2の流れ方向とが交差するとともに、当該流れ方向同士がなす角度が90°以下となるように配置されている。第1,第2の空気供給口13d,13eは、鉛直方向において連通口13cと重なっている。第1の空気供給口13dと第2の空気供給口13eとは、フリーボード部13の周方向において、連通口13cを挟むように設けられている。
そして、第2枝部82cは、流入配管70の中心軸A1と当該第2枝部82cの中心軸B1とがなす角αが0°<α≦90°になる姿勢で第1の空気供給口13dに繋がっており、第3枝部82dは、流入配管70の中心軸A1と当該第3枝部82dの中心軸B2とがなす角βが0°<β≦90°になる姿勢で第2の空気供給口13eに繋がっている。ここで、第2のガスG2は、流入配管70の中心軸A1方向に沿ってフリーボード部13内に流入し、空気は、第2,第3枝部82c,82dの中心軸B1,B2方向に沿ってフリーボード部13内に流入する。従って、フリーボード部13内に流入する第2のガスG2の流れ方向と空気の流れ方向とは、互いに交差するとともに、当該流れ方向同士がなす角が90°以下となる。
廃棄物処理装置X1では、フリーボード部13内の第1のガスG1に対して第2のガスG2が流入される際に、当該第2のガスG2と交差する方向から第1,第2の空気供給口13d,eを通じてフリーボード部13内に流入する空気が、当該第2のガスG2に供給されることにより、第2のガスG2が着火される。そして、フリーボード部13内において着火された第2のガスG2と流動床部12からフリーボード部13に上昇した第1のガスG1との混合ガスGが、第1,第2の空気供給口13d,13eを通じてフリーボード部12内へとさらに流入する空気によって燃焼される。これにより、第1のガス化炉10のフリーボード部13内において生成される第1のガスG1と第2のガスG2との混合ガスGが高温状態に維持される。
ここで、廃棄物処理装置X1は、前記混合ガスGを燃焼処理するための溶融炉90と、第1のガス化炉10のフリーボード部13内の前記混合ガスGを溶融炉90へと排出させる排出配管100と、をさらに備えている。
以下では、図1を参照しつつ、溶融炉90および排出配管100の構成について説明する。
溶融炉90は、第1のガスG1と第2のガスG2との混合ガスGを燃焼処理することにより、当該混合ガスG中の灰分を溶融させるとともに、当該混合ガスG中の可燃性ガスを加熱する。溶融炉90は、燃焼部92と、当該燃焼部92に繋がるスラグ排出部93と、当該スラグ排出部93に繋がるガス排出部94と、を有している。
燃焼部92は、混合ガスGに空気を供給することにより燃焼処理を行う。燃焼部92は、鉛直方向に延びる円筒状をなしている。燃焼部92の上端は、閉口している。また、燃焼部92の下端は、スラグ排出部93に繋がっている。
燃焼部92には、第1のガス化炉10のフリーボード部13内から排出配管100を通じて排出された混合ガスGが流入する。この排出配管100は、以下のようにして、第1のガス化炉10のフリーボード部13と溶融炉90の燃焼部92とを繋ぐことにより、フリーボード部13内の混合ガスGを燃焼部92内へ排出させる。
まず、第1のガス化炉10におけるフリーボード部13は、流入口13a、連通口13c、および第1,第2の空気供給口13d,13eに加えて、当該フリーボード部13内の混合ガスGを当該フリーボード部13から流出させる流出口13bをさらに有している。流出口13bは、フリーボード部13の上壁の一部を貫通するように設けられており、鉛直方向において連通口13cよりも上方に位置している。
また、溶融炉90における燃焼部92は、フリーボード部13内の混合ガスGを燃焼部92内に流入させる流入口92aを有している。流入口92aは、燃焼部92の下端よりも上端に近い側に設けられている。また、流入口92aは、鉛直方向においてフリーボード部13の流出口13bよりも上方に位置している。
そして、排出配管100は、連通口13cの近傍にて第2のガスG2が着火されることにより高温状態となった混合ガスGが、当該排出配管100を通じて流出口13bから流入口92aへと上昇することを許容するように、当該流出口13bと流入口92aとを繋いでいる。これにより、フリーボード部13内において第2のガスG2の着火によって高温状態となった混合ガスGが燃焼部92へ排出される。
スラグ排出部93は、燃焼部92において燃焼処理された混合ガスGから溶融された灰分であるスラグを溶融炉90内から排出させる。スラグ排出部93は、燃焼部92の下端に繋がっており、当該燃焼部92の下端から斜め下方に向かって延びている。また、スラグ排出部93は、当該スラグ排出部93の下端側にスラグ排出口93aを有している。燃焼部92における混合ガスGの燃焼処理によって生じたスラグは、自重に従って燃焼部92の下端からスラグ排出部93の内壁を滑り落ち、スラグ排出口93aを通じて溶融炉90内から排出される。
ガス排出部94は、燃焼部92において燃焼処理された混合ガスGにおける排ガスを溶融炉90内から排出させる。ガス排出部94は、スラグ排出部93の下端に繋がっており、当該スラグ排出部93の下端から斜め上方に向かって延びている。燃焼部92において燃焼処理された混合ガスGにおける排ガスは、スラグ排出部93を通じてガス排出部94へ上昇し、当該ガス排出部94を通じて溶融炉90内から排出される。溶融炉90から排出された排ガスは、例えば廃棄物処理装置X1の外部に設置された熱回収装置に供給され、当該熱回収装置において前記排ガスの熱エネルギーが回収される。
以上説明した廃棄物処理装置X1によれば、低発熱量の第1の廃棄物W1から第1のガスG1を発生させるとともに、高発熱量の第2の廃棄物W2から第2のガスG2を発生させ、当該第2のガスG2を第1のガス化炉10中の第1のガスG1に対して流入させるに際して着火させるとともに、当該着火させた第2のガスG2と第1のガスG1との混合ガスGを燃焼させることにより、当該混合ガスGを高温状態とし、当該高温状態の混合ガスGを溶融炉90においてさらに燃焼処理させることができる。このため、廃棄物処理装置X1によれば、以下の工程を含む廃棄物処理方法が実現される。
1)廃棄物分類工程
この工程では、廃棄物処理装置X1が設置された施設に廃棄物を搬送する前に、当該廃棄物を第1の廃棄物W1と当該第1の廃棄物W1の発熱量よりも大きい発熱量を有する第2の廃棄物W2とに分類する。第1の廃棄物W1は、例えば一般収集ゴミ等の比較的低発熱量の廃棄物とし、第2の廃棄物W2は、例えば破砕粗大ゴミ、一般持込みゴミ、下水汚泥乾燥物、木質チップ、あるいは事業系持込みゴミ等の比較的高発熱量の廃棄物とする。そして、第1の廃棄物W1と第2の廃棄物W2とに分類された廃棄物を廃棄物処理装置X1が設置された施設に搬送し、当該施設において個別に保管する。
なお、本実施形態では、廃棄物を第1の廃棄物W1と第2の廃棄物W2とに分類した状態で廃棄物処理装置X1が設置された施設に搬送したが、これに限らない。例えば、廃棄物処理装置X1が設置された施設に搬送された廃棄物を当該施設において第1の廃棄物W1と第2の廃棄物W2とに分類してもよい。また、比較的高発熱量の廃棄物系バイオマス等を外部の施設から購入することにより、当該バイオマス等を第2の廃棄物W2として利用してもよい。
また、第2の廃棄物W2は、例えば紙あるいは木質等の廃棄物を含むとともに化石燃料由来の廃棄物を含まないように構成され、その発熱量は、2500〜5000kcal/kgに設定されることが好ましい。
2)第1のガス発生工程
この工程では、以下のようにして、低発熱量の第1の廃棄物W1を加熱することにより、当該第1の廃棄物W1から第1のガスG1を発生させる。
まず、第1の廃棄物搬送装置20に第1の廃棄物W1を投入し、これにより当該第1の廃棄物W1を第1のガス化炉10におけるフリーボード部13の流入口13aを通じて流動床部12上に供給する。
そして、空気供給ユニット80の空気供給部81を駆動することにより、当該空気供給部81から第1の空気供給配管82の幹部82aおよび第1枝部82bを通じて流動床部12に空気を供給し、これにより流動床部12を構成する加熱媒体を流動させることによって、流動床部12上の第1の廃棄物W1から第1のガスG1を発生させる。流動床部12において発生した第1のガスG1は、当該流動床部12の上方に位置するフリーボード部13へと上昇する。
3)第2のガス発生工程
この工程では、以下のようにして、第1の廃棄物W1の発熱量よりも大きい発熱量を有する第2の廃棄物W2を加熱することにより、第1のガスG1の発熱量よりも大きい発熱量を有する第2のガスG2を発生させる。
まず、第2の廃棄物搬送装置50に第2の廃棄物W2を投入し、これにより当該第2の廃棄物W2を第2のガス化炉40におけるフリーボード部43の流入口43aを通じて流動床部42上に供給する。
そして、空気供給ユニット80の空気供給部81を駆動することにより、当該空気供給部81から第2の空気供給配管83の幹部83aおよび第1枝部83bを通じて流動床部42に空気を供給し、これにより流動床部42を構成する加熱媒体を流動させることによって、流動床部42上の第2の廃棄物W2から第2のガスG2を発生させる。流動床部42において発生した第2のガスG2は、当該流動床部42の上方に位置するフリーボード部43へと上昇する。
また、前記空気供給部81を駆動することにより、当該空気供給部81から第2の空気供給配管83の幹部83aおよび第2枝部83cを通じてフリーボード部43に空気を供給し、これにより流動床部42からフリーボード部43へ上昇した第2のガスG2を2次燃焼させる。このとき、空気供給部81からフリーボード部43内へ供給する空気の供給量は、第2のガスG2の2次燃焼によって当該第2のガスG2が着火温度まで上昇する程度の供給量に設定する。
4)第2のガス流入工程
この工程では、以下のようにして、前記第2のガスの発生工程において第2の廃棄物W2から発生した第2のガスG2を第1のガス化炉10におけるフリーボード部13内の第1のガスG1に流入させる。
まず、第2のガス化炉40のフリーボード部43内の圧力を第1のガス化炉10のフリーボード部13内の圧力よりも高く設定することにより、流動床部42からフリーボード部43に上昇した第2のガスG2を流出口43bから流入配管70へと流出させ、当該流出させた第2のガスG2をフリーボード部13の連通口13cへ導く。そして、連通口13cを通じてフリーボード部13へ第2のガスG2を流入させ、当該フリーボード部13内において第1のガスG1に第2のガスG2を流入させる。
5)第2のガス着火工程
この工程では、以下のようにして、前記第2のガス流入工程において第1のガスG1に流入させた第2のガスG2をフリーボード部13内において着火させる。
具体的には、前記第2のガス流入工程においてフリーボード部13内に第2のガスG2を流入させると同時に、前記空気供給部81の駆動によって、当該空気供給部81から第1の空気供給配管82の第2枝部82cおよび第3枝部82dを通じてフリーボード部13内に空気を供給することにより、フリーボード部13内に流入した第2のガスG2を着火させる。
本実施形態では、連通口13cを通じてフリーボード部13内に流入する第2のガスG2の流れ方向は、流入配管70の中心軸A1に沿った方向であり、第1,第2の空気供給口13d,13eを通じてフリーボード部13内に流入する空気の流れ方向は、第2,第3枝部82c,82dの中心軸B1,B2に沿った方向である。このため、空気供給部81の駆動によって当該空気供給部81からフリーボード部13内に空気を供給することにより、当該空気が第2のガスG2の流れ方向に交差する方向から当該第2のガスG2に供給され、これにより当該空気に含まれる酸素によって第2のガスG2が着火される。
6)混合ガス燃焼工程
この工程では、以下のようにして、第1のガスG1と第2のガスG2との混合ガスGをフリーボード部13内において燃焼させる。
具体的には、フリーボード部13内において着火させた第2のガスG2と流動床部12からフリーボード部13へと上昇した第1のガスG1との混合ガスGに対して、空気供給部81から第1の空気供給配管82の第2枝部82cおよび第3枝部82dを通じて空気を供給することにより、当該混合ガスGを燃焼させる。
本実施形態では、混合ガスGを燃焼させるための空気は、前記第2のガス着火工程における第2のガスG2を着火させるための空気と同様に、空気供給部81から第1,第2の空気供給口13d,13eを通じてフリーボード部13内に供給する空気である。このため、空気供給部81から第1,第2の空気供給口13d,13eを通じてフリーボード部13内に送出される空気量は、前記第2のガス着火工程において第2のガスG2を安定して着火させることができるとともに、当該着火させた第2のガスG2と第1のガスG1との混合ガスGを十分に燃焼させることができる程度に調整される。
7)溶融工程
この工程では、前記混合ガス燃焼工程において高温状態となった混合ガスGをさらに燃焼させることにより、当該混合ガスG中の灰分を溶融させる。
具体的には、まず、フリーボード部13内において燃焼させることにより温度が上昇した混合ガスGを、排出配管100を通じて溶融炉90の燃焼部92へ排出させる。そして、当該排出された混合ガスGを燃焼部92において燃焼処理することにより、当該混合ガスG中の灰分を溶融させる。そして、混合ガスG中から溶融された灰分によって構成されるスラグをスラグ排出部93のスラグ排出口93aを通じて溶融炉90から排出させる。一方、混合ガスG中から灰分を溶融させた後のガスについては、ガス排出部94を通じて溶融炉90から排出させ、これにより例えば廃棄物処理装置X1の外部において当該ガスから熱エネルギーを回収する。
以上のようにして、廃棄物処理装置X1を用いた廃棄物処理方法が実現される。
ここで、図5のグラフは、一般的なガス化炉において、流動床部にてガス化された廃棄物に対してフリーボード部にて空気を供給した際に、当該ガス化された廃棄物の温度が700℃以上となる条件を表すグラフである。図5のグラフでは、縦軸に流動床部の温度(℃)を、横軸に廃棄物の発熱量(kcal/kg)を示している。ガス化炉の流動床部上に供給された廃棄物は、図5に示した線L1よりも縦軸方向の上方の条件であれば、溶融炉の燃焼部に至るまでに700℃以上の温度まで上昇し、当該燃焼部にて適切に燃焼処理されることになる。
ところで、流動床部の温度は、例えば当該流動床部上に大きな塊の廃棄物が供給された際に当該塊がガス化することによりフリーボード部内の圧力が急激に上昇してしまうことを抑止するため、500〜550℃程度に設定される。しかしながら、図5に示すように、流動床部の温度が500〜550℃となる範囲においては、廃棄物は、当該廃棄物の発熱量によっては溶融炉の燃焼部に至るまでに700℃以上の温度まで上昇しない可能性があり、これによって当該燃焼部において廃棄物が適切に燃焼処理されない可能性がある。
そこで、廃棄物処理装置X1では、第1のガス化炉10の流動床部12において低発熱量の第1の廃棄物W1から第1のガスG1を発生させつつ、第2のガス化炉40の流動床部42において高発熱量の第2の廃棄物W2から第2のガスG2を発生させ、第1のガスG1が溶融炉90の燃焼部92に至る際に当該第1のガスG1に対して高発熱量で着火しやすい第2のガスG2を流入させるとともに、当該流入させた第2のガスG2に対して空気を供給することにより、当該第2のガスG2を安定して着火させるとともに、当該着火させた第2のガスG2と第1のガスG1との混合ガスGに対してさらに空気を供給することにより、当該混合ガスGを高温状態にする。これにより、第1のガス化炉10の流動床部12の温度を高めることなく溶融炉90の燃焼部92において燃焼処理されるべき混合ガスGを高温状態に維持することができるとともに、廃棄物処理装置X1において処理されるべき第1の廃棄物W1および第2の廃棄物W2の双方の廃棄物を処理することができる。
さらに、廃棄物処理装置X1では、第1のガスG1が溶融炉90の燃焼部92に流入する前に、第1のガス化炉10のフリーボード部13内において第2のガスG2を着火させるとともに当該着火させた第2のガスG2と第1のガス1との混合ガスGを燃焼させることができるため、溶融炉90の燃焼部92にて燃焼処理されるべき混合ガスGを確実に高温状態にすることができる。
さらに、廃棄物処理装置X1では、連通口13cからフリーボード部13内に流入する第2のガスG2の流れ方向と空気供給ユニット80からフリーボード部13内に供給される空気の流れ方向とがなす角α,βの角度が90°以下であるため、空気中の酸素により着火された第2のガスG2が当該空気の流れ方向に沿って連通口13cを通じて流入配管70内へ逆流してしまうことを抑止できる。
さらに、廃棄物処理装置X1では、連通口13cからフリーボード部13内に流入する第2のガスG2の流れ方向と空気供給ユニット80からフリーボード部13内に供給される空気の流れ方向とがなす角α,βの角度が0°を超えており、当該第2のガスG2の流れ方向と空気の流れ方向とが交差しているため、フリーボード部13内に流入した第2のガスG2を確実に着火させることができる。
さらに、廃棄物処理装置X1では、連通口13cと第1,第2の空気供給口13d,13eとが鉛直方向において互いに重なっているため、フリーボード部13内における連通口13cの近傍の領域に対して集中的に空気を供給することができ、フリーボード部13に流入した第2のガスG2を確実に着火させることができる。
さらに、排気物処理装置X1では、フリーボード部13に対して第2のガスG2を着火させるための空気が導入される空気供給口と混合ガスGを燃焼させるための燃焼用空気が導入される空気供給口とを個別に設ける必要がないため、当該フリーボード部13を簡易な構成とすることができる。
また、本実施形態に係る廃棄物処理方法では、第1のガス発生工程において低発熱量の第1の廃棄物W1から第1のガスG1を発生させつつ、第2のガス発生工程において高発熱量の第2の廃棄物W2から第2のガスG2を発生させ、第1のガス化炉10のフリーボード部13から溶融炉90の燃焼部92に至る第1のガスG1に対して高発熱量で着火しやすい第2のガスG2を流入させるとともに、当該流入させた第2のガスG2に対して酸素を含む空気を供給することにより、当該第2のガスG2を安定して着火させることができ、当該着火させた第2のガスG2と第1のガスG1との混合ガスGに対してさらに空気を供給することにより、当該混合ガスGを高温状態とすることができる。従って、流動床部12の温度を高めることなく溶融炉90において燃焼処理されるべき混合ガスGを高温状態に維持することができるとともに、第1の廃棄物W1および第2の廃棄物W2の双方の廃棄物を処理することができる。
なお、上記の実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記の実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記の実施形態では、第1のガス化炉10のフリーボード部13内に流入する第2のガスG2の流れ方向と当該フリーボード部13内に流入する空気の流れ方向とがなす角α,βが0°<α,β≦90°となるように、円筒状をなすフリーボード部13の周方向の一部に連通口13cおよび第1,第2の空気供給口13d,13eが設けられているが、フリーボード部13の形状あるいは連通口13cおよび第1,第2の空気供給口13d,13eの配置については、フリーボード部13内において第2のガスG2が着火可能となるように設定されていればよく、上記の実施形態に限定されるものではない。
連通口13cおよび第1,第2の空気供給口13d,13eの配置は、例えば以下において説明する図3の変形例1のように、フリーボード部13内における第2のガスG2の流れ方向と空気の流れ方向とが平行になるように設定されてもよい。
変形例1では、図3に示すように、第1のガス化炉10のフリーボード部13は、円筒状をなす円筒部13fと、当該円筒部13fの一部が径方向の外側に膨出するように形成された膨出部13gと、を有している。膨出部13gは、平坦状をなす側壁13hを有しており、当該側壁13hに連通口13cおよび第1,第2の空気供給口13d,13eが設けられている。このため、連通口13cに繋がる流入配管70の中心軸A1と第1,第2の空気供給口13d,13eに繋がる第2,第3枝部82c,82dの中心軸B1,B2とが平行となっている。
変形例1では、以下のようにして、フリーボード部13内に流入した第2のガスG2が着火される。
第2のガス化炉40において発生した第2のガスG2は、流入配管70を通じて当該流入配管70の中心軸A1に沿ってフリーボード部13の膨出部13g内に流入する。これと同時に、空気供給部81から供給された空気は、第2,第3枝部82c,82dを通じて当該第2,第3枝部82c,82dの中心軸B1,B2に沿ってフリーボード部13の膨出部13g内に流入する。互いに平行な流れ方向にて膨出部13g内に流入した第2のガスG2と空気とは、当該膨出部13g内において互いに干渉し、これにより第2のガスG2が着火される。
なお、膨出部13gの容積、および連通口13cと第1,第2の空気供給口13d,13eとの離間距離は、膨出部13g内において第2のガスG2と空気とが互いに干渉するように設定されればよい。
また、上記の実施形態では、第1のガス化炉10のフリーボード部13内において第2のガスG2が着火されるとともに当該着火された第2のガスG2と第1のガスG1との混合ガスGが燃焼されるが、溶融炉90の燃焼部92にて燃焼処理されるべきガスを高温状態に維持することができるならば、第2のガスG2の着火位置は特に限定されるものではない。第1のガス化炉10のフリーボード部13から排出配管100を通じて溶融炉90の燃焼部92に至る領域のいずれかの箇所において、第2のガスG2を着火させるとともに当該着火させた第2のガスG2と第1のガスG1との混合ガスGを燃焼させることができれば、溶融炉90の燃焼部92にて燃焼処理されるべきガスを高温状態に維持することができる。
第2のガスG2の着火位置は、例えば以下において説明する図4の変形例2のように、溶融炉90の燃焼部92内における上端側の位置であってもよい。
変形例2では、図4に示すように、燃焼部92が流入口92aに加えて連通口92bを有しており、流入配管70が第2のガス化炉40におけるフリーボード部43の流出口43bと前記連通口92bとを繋いでいる。燃焼部92の連通口92bは、当該燃焼部92の下端よりも上端に近い側に設けられている。変形例2では、燃焼部92の連通口92bは、第1のガスG1の流れ方向において流入口92aよりも下流側に位置している。
また、変形例2では、図4に示すように、第1の空気供給配管82の第2,第3枝部82c,82dは、空気供給部81から供給される空気によって燃焼部92に流入した第2のガスG2が着火されるように、当該燃焼部92に繋がっている。
変形例2では、以下のようにして溶融炉90の燃焼部92にて燃焼処理されるべき混合ガスGの温度が高温状態に維持される。
第1のガス化炉10において第1の廃棄物W1から発生した第1のガスG1は、排出配管100を通じて、流入口92aから燃焼部92内に排出される。また、第2のガス化炉40において第2の廃棄物W2から発生した第2のガスG2は、流入配管70を通じて連通口92bから燃焼部92内に流入し、第1のガスG1に流入する。このとき、連通口92bから燃焼部92に流入した第2のガスG2は、空気供給部81から幹部82aおよび第2,第3枝部82c,82dを通じて燃焼部92内に供給された空気によって着火される。そして、当該着火された第2のガスG2と第1のガスG1との混合ガスGに対して、空気供給部81から幹部82aおよび第2,第3枝部82c,82dを通じて燃焼部92内に供給された空気がさらに流入することにより、当該混合ガスGが燃焼される。これにより、第1のガスG1と第2のガスG2との混合ガスGは、高温に維持された状態で燃焼部92の下端側へと流れ、この際に当該燃焼部92によって燃焼処理されることにより当該混合ガスG中から灰分が溶融される。
また、上記の実施形態では、本発明に係る着火用空気供給装置および燃焼用空気供給装置の機能が単一の空気供給ユニット80によって実現されており、第2のガスG2の着火用の空気と混合ガスGの燃焼用の空気とが同一の第1,第2空気供給口13d、13eを通じてフリーボード部13内に供給されているが、これに限らない。着火用空気供給装置と燃焼用空気供給装置とを個別に設けてもよいし、着火用の空気が導入される空気供給口と燃焼用の空気が導入される空気供給口とをフリーボード部13における互いに離間した位置に形成してもよい。具体的には、例えば、着火用空気供給装置がフリーボード部13の第1,第2の空気供給口13d,13eに接続されることにより、当該第1,第2の空気供給口13d,13eを通じてフリーボード部13内に第2のガスG2の着火用の空気を供給するとともに、燃焼用空気供給装置がフリーボード部13における第1,第2の空気供給口13d,13eよりも上方に形成された空気供給口に接続されることにより、当該空気供給口を通じてフリーボード部13内に混合ガスGの燃焼用の空気を供給してもよい。
また、上記の実施形態では、第2のガス化炉40は、流動する加熱媒体によって構成される流動床部42を有する流動床式のガス化炉であるが、その方式は特に限定されるものではなく、第2の廃棄物W2から第2のガスG2を発生させることが可能なガス化炉であればよい。例えば、第2のガス化炉40は、固定床炉、キルン炉、あるいはシャフト炉等の方式であってもよい。
G 混合ガス
G1 第1のガス
G2 第2のガス
W1 第1の廃棄物
W2 第2の廃棄物
X1 廃棄物処理装置
10 第1のガス化炉
12 流動床部
13 フリーボード部
13c 連通口
13d 第1の空気供給口
13e 第2の空気供給口
40 第2のガス化炉
70 流入配管
80 空気供給ユニット(着火用空気供給装置、燃焼用空気供給装置)
90 溶融炉
92 燃焼部

Claims (6)

  1. 流動する加熱媒体によって構成されており第1の廃棄物を前記加熱媒体によって加熱することにより第1のガスを発生させる流動床部、および前記流動床部からの前記第1のガスの上昇を許容する空間を形成するフリーボード部を有する第1のガス化炉と、
    前記フリーボード部を通じて排出されるガスを受け入れて当該ガスを燃焼させることにより当該ガス中の灰分を溶融させる燃焼部を有する溶融炉と、
    前記第1の廃棄物の発熱量よりも大きい発熱量を有する第2の廃棄物から第2のガスを発生させる第2のガス化炉と、
    前記第2のガス化炉に接続されており、前記第1のガス化炉の前記フリーボード部から前記溶融炉の前記燃焼部に至るまでの領域において前記第1のガスに対して前記第2のガス化炉にて発生した前記第2のガスを流入させる流入配管と、
    前記領域において、前記第2のガスに空気を供給することにより前記第2のガスを着火させる着火用空気供給装置と、
    前記領域において、前記着火された第2のガスおよび前記第1のガスが混合された混合ガスに対して空気を供給することにより当該混合ガスを燃焼させる燃焼用空気供給装置と、を備える廃棄物処理装置。
  2. 前記流入配管は、前記第2のガス化炉にて発生した前記第2のガスが前記フリーボード部内に流入するように当該フリーボード部に接続されており、
    前記着火用空気供給装置は、前記フリーボード部内に流入した前記第2のガスを着火させるように、前記フリーボード部内に空気を供給するように構成され、
    前記燃焼用空気供給装置は、前記フリーボード部内における前記混合ガスを燃焼させるように、前記フリーボード部内に空気を供給するように構成される、請求項1に記載の廃棄物処理装置。
  3. 前記フリーボード部は、前記流入配管が接続される連通口と、前記着火用空気供給装置が接続される空気供給口と、を有しており、
    前記連通口と前記空気供給口とは、前記連通口から前記フリーボード部内に流入する前記第2のガスの流れ方向と前記空気供給口から前記フリーボード部内に供給される空気の流れ方向とがなす角の角度が90°以下となるように配置されている、請求項2に記載の廃棄物処理装置。
  4. 前記連通孔と前記空気供給口とは、鉛直方向において互いに重なっている、請求項3に記載の廃棄物処理装置。
  5. 前記着火用空気供給装置と燃焼用空気供給装置とは、同一の前記空気供給口に接続されており、当該空気供給口を通じて、前記第2のガスを着火させるとともに当該着火された第2のガスおよび前記第1のガスが混合された前記混合ガスを燃焼させるための空気を前記フリーボード部内に供給する、請求項3または4に記載の廃棄物処理装置。
  6. 流動する加熱媒体によって構成される流動床部および前記流動床部の上方に位置するフリーボード部を有する第1のガス化炉において、第1の廃棄物を前記流動床部にて加熱し、これにより前記第1の廃棄物から第1のガスを発生させる第1のガス発生工程と、
    前記フリーボード部に接続される燃焼部を有する溶融炉において、前記フリーボード部を通じて前記燃焼部に排出されたガスを当該燃焼部にて燃焼させることにより当該ガス中の灰分を溶融させる溶融工程と、
    第2のガス化炉において、前記第1の廃棄物の発熱量よりも大きい発熱量を有する第2の廃棄物から第2のガスを発生させる第2のガス発生工程と、
    前記第1のガス化炉の前記フリーボード部から前記溶融炉の前記燃焼部に至るまでの領域において前記第2のガスを前記第1のガスに流入させる流入工程と、
    前記領域において、前記第2のガスに空気を供給し、これにより前記第2のガスを着火させる着火工程と、
    前記領域において、前記着火させた第2のガスおよび前記第1のガスが混合した混合ガスに空気を供給し、これにより前記混合ガスを燃焼させる燃焼行程と、を備える廃棄物処理方法。
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