JP2016160946A - 回転装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フライホイールと回転部材とが固定されている装置と比較して、フライホイールが接続する回転部材や回転部材の周辺部材に対する操作の作業性を高める。
【解決手段】画像形成装置は、駆動力を受けてロール軸23Sを中心に回転するバックアップロール部材23と、バックアップロール部材23の回転に伴ってホイール軸110Sを中心に回転するフライホイール110と、バックアップロール部材23およびフライホイール110の間で動力が伝達される伝達位置と、バックアップロール部材23に対してフライホイール110が離れた分離位置とに、バックアップロール部材23とフライホイール110とを相対的に移動させる接続部材130とを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転装置および画像形成装置に関する。
例えば特許文献1には、回転軸と、感光体ドラム本体と、回転軸を挿入する固定穴および直線部を有し固定穴を通じて回転軸に固定されるフライホイールとを備える感光体ドラムが記載されている。そして、感光体ドラムは、固定穴に回転軸が挿入される一方向とは反対側から挿入され、回転軸に押し付けられる中間部材と、中間部材を回転軸に押しつけて、中間部材および回転軸の少なくとも一方を各々の軸芯が互いに離れる方向に変位させることで、固定穴の内側から固定穴を広げる方向に力を加えフライホイールを回転軸に固定する傾斜面とを備えている。
特開2014−98774号公報
ところで、フライホイールと回転部材とが固定された装置では、例えば回転部材や回転部材の周辺部材に対して操作を行う場合に作業性が低下するおそれがあった。
本発明は、フライホイールと回転部材とが固定されている装置と比較して、フライホイールが接続する回転部材や回転部材の周辺部材に対する操作の作業性を高めることを目的とする。
請求項1に記載の発明は、駆動力を受けて第1回転軸を中心に回転する回転部材と、前記回転部材の回転に伴って第2回転軸を中心に回転するフライホイールと、前記回転部材および前記フライホイールの間で動力が伝達される伝達位置と、当該回転部材に対して当該フライホイールが離れた分離位置とに、当該回転部材と当該フライホイールとを相対的に移動させる移動部と、を備えることを特徴とする回転装置である。
請求項2に記載の発明は、前記第2回転軸は、前記フライホイールおよび前記回転部材が前記伝達位置に位置する状態にて、前記第1回転軸の軸方向に沿って直列に配置されることを特徴とする請求項1に記載の回転装置である。
請求項3に記載の発明は、前記第1回転軸に設けられる第1接続部と、前記第2回転軸に設けられるとともに前記第1接続部に接続する第2接続部と、前記第2回転軸の軸方向に沿った方向において前記第2接続部を前記第1接続部に向けて付勢する付勢部材と、を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の回転装置である。
請求項4に記載の発明は、前記第1接続部は、前記第1回転軸の軸方向に対して傾斜するとともに、当該第1回転軸の半径方向の外側に向けて突出する複数の凸部を有し、前記第2接続部は、前記第2回転軸の軸方向に対して傾斜するとともに、当該第2回転軸の半径方向の内側に向けて窪んで前記凸部に噛み合う複数の凹部を有することを特徴とする請求項3に記載の回転装置である。
請求項5に記載の発明は、駆動力を受けて第1回転軸を中心に回転する回転部材と、前記回転部材の回転に伴って第2回転軸を中心に回転するフライホイールと、前記回転部材および前記フライホイールの間で動力が伝達される伝達位置と、当該回転部材に対して当該フライホイールが離れた分離位置とに、当該回転部材と当該フライホイールとを相対的に移動させる移動部と、前記回転部材の回転動作を用いて記録材に画像を形成する画像形成部と、を備えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、前記第2回転軸の軸方向に沿って移動可能に設けられ、少なくとも前記画像形成部の一部を覆う状態と、当該画像形成部の一部を露出させた状態とを形成する覆部材を備え、前記移動部は、前記覆部材に取り付けられ、前記回転部材および前記フライホイールを前記伝達位置と前記分離位置とに移動させることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置である。
請求項1および5の発明によれば、フライホイールと回転部材とが固定されている装置と比較して、フライホイールが接続する回転部材や回転部材の周辺部材に対する操作の作業性を高めることが可能になる。
請求項2の発明によれば、回転部材に生じ得る偏芯回転を抑制することが可能になる。
請求項3の発明によれば、回転部材とフライホイールとの軸方向における接続をより強固に行うことができる。
請求項4の発明によれば、回転部材とフライホイールとの回転方向におけるガタつきの発生を防止することができる。
請求項6の発明によれば、画像形成部の一部の露出に伴って、フライホイールを退避させることが可能になる。
本実施形態の画像形成装置の全体図である。 フライホイール機構部の全体図である。 (a)および(b)は、ホイール側継手部とロール側継手部との全体斜視図である。 ホイール側継手部とロール側継手部との軸方向の断面図である。 (a)は図4に示すホイール側継手部およびロール側継手部のVa−Va断面図であり、(b)は図4に示すホイール側継手部およびロール側継手部のVb−Vb断面図である。 バックアップロール部材に対してフライホイール機構部が分離した状態を説明する図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態の画像形成装置1の全体図である。
なお、以下の説明では、図1に示す画像形成装置1の紙面手前側をフロント側Fとし、紙面奥側をリア側Rとして説明する。
図1に示すように、画像形成装置1は、電子写真方式により各色成分のトナー像を形成する複数の画像形成ユニット10(10Y、10M、10C、10K)を備えている。
画像形成ユニット10の各々には、回転可能な感光体ドラム11が設けられている。また、画像形成ユニット10は、感光体ドラム11の周囲に、感光体ドラム11を帯電する帯電装置12と、感光体ドラム11を露光して静電潜像を書き込む露光装置13と、感光体ドラム11上の静電潜像をトナーにより可視像化する現像装置14とを有している。さらに、画像形成ユニット10は、感光体ドラム11上に形成された各色成分トナー像を中間転写ベルト20に転写する一次転写装置15と、感光体ドラム11上の残留トナーを除去するドラム清掃装置16とを有している。
さらに、画像形成装置1は、各画像形成ユニット10にて形成された各色成分トナー像が順次転写(一次転写)されるとともに、このトナー像を保持する中間転写ベルト20と、用紙Pに対し中間転写ベルト20上のトナー像を一括転写(二次転写)する二次転写装置30とを備えている。
なお、本実施形態の画像形成装置1では、例えば中間転写ベルト20および二次転写装置30が、画像形成部の一例として機能する。
中間転写ベルト20は、クリーナ対向ロール部材21と、駆動ロール部材22と、バックアップロール部材23(回転部材の一例)とに掛け渡されて回転する。
クリーナ対向ロール部材21は、中間転写ベルト20を挟んで、中間転写ベルト20上の残留トナーを除去するベルト清掃装置24に対向する。また、駆動ロール部材22は、中間転写ベルト20を駆動する。そして、バックアップロール部材23は、中間転写ベルト20を挟んで二次転写ロール31に対向する。
本実施形態では、二次転写ロール31およびバックアップロール部材23によって二次転写装置30が構成される。より具体的には、二次転写ロール31およびバックアップロール部材23には、中間転写ベルト20上のトナー上が用紙Pに転写されるように、それぞれ予め定められた電圧が印可される。
さらに、本実施形態では、バックアップロール部材23に接続するフライホイール機構部100を有している。特に、フライホイール機構部100は、バックアップロール部材23に接続してバックアップロール部材23の回転の動力がフライホイール機構部100に伝達する伝達位置と、バックアップロール部材23に対して離れることでバックアップロール部材23の回転の動力が伝達されない分離位置とに移動可能に構成されている。
なお、フライホイール機構部100とバックアップロール部材23とについては、後に詳しく説明する。
そして、画像形成装置1は、二次転写装置30に向けて搬送される用紙Pが通過する第1用紙搬送経路R1、二次転写装置30を通過した後の用紙Pが通過する第2用紙搬送経路R2、および定着装置50(後述)よりも下流側にて第2用紙搬送経路R2から分岐するとともに第1用紙搬送経路R1の下方まで延びる第3用紙搬送経路R3を有している。
さらに、画像形成装置1は、第3用紙搬送経路R3から第1用紙搬送経路R1へ用紙Pを搬送するとともにこの用紙Pの表裏を反転する反転機構60を備えている。
反転機構60は、定着装置50(後述)を通過した用紙Pの表裏を反転する。そして、表裏が反転された用紙Pは、再度、二次転写装置30へと搬送される。そして二次転写装置30にて用紙Pの他方の面に対して画像が転写される。その後、この用紙Pは定着装置50を再び通過し、転写されたこの画像は用紙Pに定着される。これにより、用紙Pの一方の面のみならず他方の面にも画像が形成されるようになる。
また、画像形成装置1は、第1用紙搬送経路R1に用紙Pを供給する第1用紙供給装置410と、第1用紙供給装置410よりも用紙Pの搬送方向における上流側に設けられ、第1用紙搬送経路R1に用紙Pを供給する第2用紙供給装置420とを備えている。
第1用紙供給装置410および第2用紙供給装置420は、基本構成が同様になっている。第1用紙供給装置410および第2用紙供給装置420の各々には、用紙Pを収容する用紙収容部41、用紙収容部41に収容された用紙Pを取り出して搬送する取出ロール42が設けられている。
そして、画像形成装置1は、第1用紙搬送経路R1上であって二次転写装置30の上流側に、第1用紙搬送経路R1上の用紙Pを二次転写装置30に向けて搬送する第1搬送ロール44を有している。さらに、画像形成装置1は、第1搬送ロール44に向けて用紙Pを搬送する第2搬送ロール45と、第2搬送ロール45に向けて用紙Pを搬送する第3搬送ロール46と、第3搬送ロール46に向けて用紙Pを搬送する第4搬送ロール47とを有している。また、画像形成装置1は、これら搬送ロールの他に、第1用紙搬送経路R1、第2用紙搬送経路R2、および第3用紙搬送経路R3に、用紙Pを搬送する搬送ロール48を複数備えている。
また、画像形成装置1は、二次転写装置30により用紙P上に二次転写された画像を定着させる定着装置50を備えている。
定着装置50は、内蔵されたヒータ(不図示)により加熱される加熱ロール50Aと、加熱ロール50Aを押圧する押圧ロール50Bとを有している。そして、定着装置50は、加熱ロール50Aと押圧ロール50Bとの間に用紙Pが通過した際に、用紙Pを加圧および加熱し、用紙P上の画像を用紙Pに定着させる。
そして、画像形成装置1は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)などを含んで構成され、画像形成装置1を構成する各装置および各部の動作を制御する制御部70を備えている。さらに、画像形成装置1は、表示パネルにより構成され、ユーザから受けた指示を制御部70に出力するとともに、制御部70からの情報をユーザに提示するユーザインタフェース部(UI)80を備えている。
また、図1に示すように、画像形成装置1は、装置筐体90を備える。そして、上述した各構成部は、装置筐体90内に収容される。
装置筐体90は、図1に一点鎖線で示すように、フロント側Fおよびリア側Rの方向に移動可能に設けられる引出部91(覆部材の一例)を有している。
本実施形態の引出部91は、主に中間転写ベルト20および二次転写装置30と、二次転写装置30周辺の第1用紙搬送経路R1および第2用紙搬送経路R2とに対向し、これらの部材の少なくとも一部を覆う。
そして、本実施形態では、引出部91をフロント側Fに引き出すことで、二次転写装置30周辺の第1用紙搬送経路R1および第2用紙搬送経路R2の一部が露出するようになっている。そして、本実施形態の画像形成装置1では、装置内部の部材の交換や、紙詰まりの解消等の操作が行われる。
なお、引出部91は、上記の中間転写ベルト20等を覆うことに限定されず、画像形成ユニット10など他の画像形成に関わる構成部を覆っても構わない。
また、本実施形態の引出部91は、フロント側Fおよびリア側Rに沿って平行に移動することで、バックアップロール部材23の後述するロール軸23S(ロール側継手部231)の軸上に沿って、フライホイール機構部100の後述するホイール軸110S(ホイール側継手部140)を移動させる。
さらに、引出部91は、少なくともフライホイール機構部100の後述するフライホイール110を覆うカバー部材911を有している。カバー部材911は、フライホイール110のフロント側Fおよびリア側Rに対向するように設けられる。さらに、カバー部材911は、フライホイール110の半径方向の外側に対向するように設けられる。そして、引出部91は、カバー部材911によって、フライホイール110の露出を抑制している。
〔フライホイール機構部100の機能・構成〕
図2は、フライホイール機構部100の全体図である。
図3(a)は、ホイール側継手部140の全体斜視図であり、図3(b)は、ロール側継手部231の全体斜視図である。
図4は、ホイール側継手部140とロール側継手部231との軸方向の断面図である。
図2に示すように、フライホイール機構部100は、回転するフライホイール110(フライホイールの一例)と、フライホイール110の半径方向の内側に設けられるホイール軸110S(第2回転軸の一例)と、ホイール軸110Sのフロント側Fに設けられる第1ベアリング111と、ホイール軸110Sのリア側Rに設けられる第2ベアリング112とを有する。
また、フライホイール機構部100は、フライホイール110およびホイール軸110Sを保持するホルダ部材120と、ホルダ部材120および引出部91とにそれぞれ接続する接続部材130(移動部の一例)とを有する。
さらに、フライホイール機構部100は、ホイール軸110Sのリア側R(バックアップロール部材23側)に設けられるホイール側継手部140(第2接続部の一例)と、ホイール側継手部140のフロント側Fに設けられる受部材151と、ホイール側継手部140と受部材151との間に設けられるスプリング152(付勢部材の一例)とを有する。
(フライホイール110)
フライホイール110は、円板状に形成された部材である。そして、フライホイール110は、ホイール軸110S等を介して、バックアップロール部材23との間で回転方向の動力が伝達される。本実施形態では、フライホイール110は、バックアップロール部材23の回転に伴って回転する。そして、フライホイール110は、バックアップロール部材23の慣性モーメントを増加させて、バックアップロール部材23の回転速度の変化(回転むら)を抑制する。
(ホイール軸110S)
ホイール軸110Sは、フライホイール110に固定されている。そして、ホイール軸110Sは、フライホイール110、バックアップロール部材23およびロール軸23S(後述)と同軸に設けられる。すなわち、ホイール軸110Sは、フライホイール110およびバックアップロール部材23が伝達位置に位置する状態にて、ロール軸23Sの軸方向に沿って伸びて設けられるとともに軸方向に沿ってロール軸23Sと順に並べられることで、直列に配置される。
また、ホイール軸110Sは、リア側Rの端部に断面がD字状になるDカット部110d(後述する図4参照)を有している。
(第1ベアリング111,第2ベアリング112)
第1ベアリング111は、内輪がホイール軸110Sに固定され、外輪がホルダ部材120に固定される。
また、第2ベアリング112は、内輪がホイール軸110Sに固定され、外輪がホルダ部材120に支持される。
(ホルダ部材120)
ホルダ部材120は、概形がU字形状に形成された部材である。そして、ホルダ部材120は、フロント側Fに第1保持部121を有し、リア側Rに第2保持部122を有する。そして、ホルダ部材120は、第1保持部121と第2保持部122との間にフライホイール110を挟み込むようにして、ホイール軸110Sを保持する。
また、第1保持部121は、第1ベアリング111を固定する。つまり、ホイール軸110Sの軸方向、および軸方向と交差する方向において、第1ベアリング111の位置が移動しないように保持する。一方、第2保持部122は、第2ベアリング112を固定せず、第2ベアリング112の移動を許容した状態で第2ベアリング112を保持する。このように、第2保持部122が第2ベアリング112の移動を許容することによって、フライホイール機構部100にバックアップロール部材23を接続するための所謂遊びを設けている。これによって、本実施形態の画像形成装置1では、例えば部品に公差が生じている場合であっても、この遊びによってずれを吸収するようにしている。
(接続部材130)
接続部材130は、一方側が第2保持部122に固定され、他方側が引出部91に固定される。つまり、接続部材130は、引出部91とフライホイール機構部100とを接続する。従って、本実施形態では、引出部91のフロント側Fとリア側Rとに向けた移動に伴って、フライホイール機構部100全体が一体となって移動する。
(ホイール側継手部140)
図3(a)に示すように、ホイール側継手部140は、概形が有底円筒形状に形成された部材である。そして、ホイール側継手部140は、リア側Rに設けられる円筒部141と、フロント側Fに設けられるフランジ部142と、フランジ部142のフロント側Fに設けられる連結部143(図4参照)とを有する。なお、ホイール側継手部140の材料には、本実施形態では金属材料を用いることができる。
円筒部141は、半径方向の内側に、スプライン形状である歯状の溝141Gを有している。そして、円筒部141には、バックアップロール部材23に設けられるロール側継手部231(後述)が挿入される。
図3(a)に示すように、溝141Gは、複数の筋状の凹部1411を有している。そして、図4に示すように、各凹部1411は、円筒部141の円筒軸に平行な線に対して傾斜している。そして、本実施形態では、複数の凹部1411の頂点をつなぐ仮想の円は、フロント側Fの内径が、リア側Rの内径よりも小さく形成される。つまり、凹部1411は、軸方向に沿ってリア側Rからフロント側Fに向けて、半径方向の幅が狭まるように形成されている。
また、図3(a)に示すように、各凹部1411は、リア側Rの間隔W1は、フロント側Fの間隔W2と比較して広くなっている。つまり、各凹部1411は、リア側Rからフロント側Fに向けて次第に間隔が狭まるように形成される。なお、本実施形態では、リア側Rの間隔W1は、後述するロール側継手部231の直線状部231sの幅より広くなっている。一方、フロント側Fの間隔W2は、後述するロール側継手部231の直線状部231sの幅より狭くなっている。
図2に示すように、フランジ部142は、フロント側Fにおいてスプリング152に接触する。
図4に示すように、連結部143は、ホイール軸110Sに形成されたDカット部110dに接続する。そして、連結部143は、ホイール軸110Sに対してホイール側継手部140を軸方向に移動可能にする。また、連結部143は、ホイール軸110Sに対してホイール側継手部140が周方向には回転しないようにする。
(受部材151)
図2に示すように、受部材151は、円盤状に形成された部材である。受部材151は、半径方向の内側にホイール軸110Sを通す貫通孔を有する。そして、受部材151は、ホイール軸110Sの軸方向および周方向において、ホイール軸110Sに対して相対的に移動しないようにホイール軸110Sに固定される。また、受部材151は、リア側Rにおいて、スプリング152に接触する。
(スプリング152)
スプリング152は、フロント側Fにて受部材151に接触し、リア側Rにてホイール側継手部140に接触する。そして、スプリング152は、ホイール側継手部140に対してホイール側継手部140がリア側Rに向かう力を付与する。本実施形態では、スプリング152は、ホイール側継手部140がバックアップロール部材23のロール側継手部231(後述)に向けて付勢されるように作用する。
〔ロール側継手部231の機能・構成〕
図2に示すように、バックアップロール部材23は、ロール軸23S(第1回転軸の一例)と、ロール側継手部231(第1接続部の一例)とを有している。
(ロール軸23S)
ロール軸23Sは、フロント側Fおよびリア側Rにおいて、装置筐体90に固定された図示しない支持部材によって回転可能に支持される。また、本実施形態のロール軸23Sは、軸方向および軸方向と交差する方向には位置が移動しないように固定されている。
(ロール側継手部231)
ロール側継手部231は、半径方向の内側に雌ネジ(不図示)が形成されている。そして、ロール側継手部231は、ロール軸23Sの端部に形成された雄ネジ(不図示)に固定される。
また、ロール側継手部231の材料には、合成樹脂などの絶縁材料を用いることができる。本実施形態の画像形成装置1においては、引出部91を引き出した状態では、フロント側Fにおいてバックアップロール部材23が露出する(後述の図6参照)。そして、本実施形態では、バックアップロール部材23にはトナー像の転写のために、予め定められた電圧が印可される構成となっている。そこで、本実施形態では、ロール側継手部231を絶縁材料によって構成し、ロール側継手部231によってバックアップロール部材23のフロント側F端部を覆うようにしている。
そして、図3(b)に示すように、ロール側継手部231は、半径方向の外側に、スプライン形状である歯状の溝231Gを有している。そして、ロール側継手部231は、円筒部141の内側に挿入される。
溝231Gは、複数の筋状の凸部2311を有している。さらに、図4に示すように、各凸部2311は、ロール軸23Sの軸方向に平行な線に対して傾斜している。そして、本実施形態では、複数の凸部2311の頂点をつなぐ仮想の円は、フロント側Fの外径が、リア側Rの外径よりも小さく形成される。つまり、凸部2311は、軸方向において、リア側Rからフロント側Fに向けて、外径が次第に狭まるように形成されている。
また、図3(b)に示すように、各凸部2311は、直線状部231sと、テーパ部231tとを有している。
直線状部231sは、フロント側Fからリア側Rに掛けて周方向における幅が変わらないように形成される。また、テーパ部231tは、直線状部231sのフロント側Fに、設けられる。そして、テーパ部231tは、リア側Rからフロント側Fに向けて次第に幅が狭くなるように形成される。
図5(a)は、図4に示すホイール側継手部140およびロール側継手部231のVa−Va断面図であり、図5(b)は、図4に示すホイール側継手部140およびロール側継手部231のVb−Vb断面図である。
以上のように構成されるロール側継手部231とホイール側継手部140との接続について説明する。
まず、ロール側継手部231とホイール側継手部140とが分離した状態から、ホイール側継手部140がロール側継手部231に挿入される際について説明する。
ホイール側継手部140に対してロール側継手部231が挿入し始める際、例えば凹部1411と凸部2311との位置が周方向においてずれている場合であっても、ホイール側継手部140とロール側継手部231とが周方向に回転して噛み合う。より詳細には、図5(a)に示すように、凹部1411のリア側Rの間隔W1は、凸部2311の幅よりも大きく形成されている。さらに、凸部2311のフロント側Fには、テーパ部231t(図3(b)参照)が設けられている。従って、凸部2311が凹部1411に対して周方向に滑るように移動できる。そのため、ホイール側継手部140に対するロール側継手部231の挿入に伴って、凸部2311と凹部1411との位相が合った状態になる。
そして、ホイール側継手部140に対してロール側継手部231がさらに奥深くに挿入されると、凸部2311と凹部1411とが強固に噛み合った状態になる。より詳細には、図5(b)に示すように、凹部1411のフロント側Fの間隔W2は、凸部2311の幅よりも小さく形成されている。従って、本実施形態では、凸部2311と凹部1411との間には、周方向の時計回り側と反時計回り側との両方において隙間無く接触する部分が形成される。
さらに、図4を参照しながら説明したように、凸部2311および凹部1411は、軸方向において傾斜している。従って、ホイール側継手部140に対してロール側継手部231が奥深くに挿入されることで、図5(b)に示すように、凸部2311と凹部1411との間は、半径方向において隙間無く接触する部分が形成される。
以上のようにロール側継手部231とホイール側継手部140とが連結されると、溝231Gと溝141Gとが、少なくとも1点(1線)以上にて接触する。そのため、本実施形態では、ロール側継手部231とホイール側継手部140とは、周方向のガタつき(バックラッシュ)が抑制される。また、ロール側継手部231とホイール側継手部140とは、捻り剛性が確保される。そして、本実施形態の画像形成装置1では、例えばバックアップロール部材23に衝撃が与えられた場合であっても、バックアップロール部材23の速度変動の発生が抑制される。
また、本実施形態の画像形成装置1では、スプリング152がホイール側継手部140をロール側継手部231に向けて付勢している。そのため、ホイール側継手部140の奥までロール側継手部231が挿入され、上述したホイール側継手部140とロール側継手部231との連結が確実に行われる。
以上のように、本実施形態の画像形成装置1では、例えばバックアップロール部材23にフライホイール機構部100を固定して接続した場合と同等になるように構成されている。
図6は、バックアップロール部材23に対してフライホイール機構部100が分離した状態を説明する図である。
以上のように構成される本実施形態の画像形成装置1では、図6に示すように、引出部91をフロント側Fに引き出すことによって、接続部材130を介してフライホイール機構部100がフロント側Fに移動する。そして、フライホイール110とバックアップロール部材23とは、動力が伝達しない離れた分離位置に位置した状態になる。より詳細には、ホイール側継手部140とロール側継手部231とが分離する。
また、引出部91をフロント側Fに引き出すことによって、本実施形態では、バックアップロール部材23を含めた画像形成装置1のフロント側Fにおける一部が露出した状態になる。このとき、フライホイール機構部100がフロント側Fに退避している。そのため、例えばバックアップロール部材23や、バックアップロール部材23周辺部材における、部材の交換や紙詰まりの解消などの操作の作業性が向上する。
一方で、引出部91をリア側Rに押し込んだ際には、接続部材130を介してフライホイール機構部100がリア側Rに移動する。そして、フライホイール110とバックアップロール部材23との間で動力が伝達される伝達位置に位置した状態になる。より詳細には、フライホイール機構部100のホイール側継手部140とバックアップロール部材23のロール側継手部231とが連結する。
なお、本実施形態では、中間転写ベルト20に対して搬送されてきた用紙Pが衝突する箇所である二次転写装置30のバックアップロール部材23にフライホイール機構部100を接続し、画像の乱れの発生を抑制しているが、これに限定するものではない。
例えば、感光体ドラム11など他のロール部材に対してフライホイール機構部100を接続するようにしても構わない。この場合において、上述した本実施形態と同様に、そのロール部材とフライホイール110との間で動力が伝達される伝達位置と、そのロール部材とフライホイール110とが分離した分離位置とに、ロール部材とフライホイール110とが相対的に移動できるように構成すれば良い。
また、ホイール軸110Sにロール側継手部231に対応する部材を設け、ロール軸23Sにホイール側継手部140に対応する部材を設けても構わない。
さらには、バックアップロール部材23などのロール部材が移動することで、バックアップロール部材23とフライホイール110とが分離位置に位置するように構成しても良い。
そして、本実施形態のフライホイール機構部100では、バックアップロール部材23などのロール部材に対して独立した構成になっている。従って、例えば装置やロール部材に対して所謂後付による設置が可能になる。その場合には、例えばロール部材に対して本実施形態のロール側継手部231を取り付け、さらにフライホイール機構部100を設置すれば良い。また、このように、本実施形態のフライホイール機構部100は、配置の自由度が高められた構成になっている。
1…画像形成装置、10…画像形成ユニット、20…中間転写ベルト、23…バックアップロール部材、23S…ロール軸、100…フライホイール機構部、110…フライホイール、110S…ホイール軸、140…ホイール側継手部、231…ロール側継手部、F…フロント側、R…リア側

Claims (6)

  1. 駆動力を受けて第1回転軸を中心に回転する回転部材と、
    前記回転部材の回転に伴って第2回転軸を中心に回転するフライホイールと、
    前記回転部材および前記フライホイールの間で動力が伝達される伝達位置と、当該回転部材に対して当該フライホイールが離れた分離位置とに、当該回転部材と当該フライホイールとを相対的に移動させる移動部と、
    を備えることを特徴とする回転装置。
  2. 前記第2回転軸は、前記フライホイールおよび前記回転部材が前記伝達位置に位置する状態にて、前記第1回転軸の軸方向に沿って直列に配置されることを特徴とする請求項1に記載の回転装置。
  3. 前記第1回転軸に設けられる第1接続部と、
    前記第2回転軸に設けられるとともに前記第1接続部に接続する第2接続部と、
    前記第2回転軸の軸方向に沿った方向において前記第2接続部を前記第1接続部に向けて付勢する付勢部材と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の回転装置。
  4. 前記第1接続部は、前記第1回転軸の軸方向に対して傾斜するとともに、当該第1回転軸の半径方向の外側に向けて突出する複数の凸部を有し、
    前記第2接続部は、前記第2回転軸の軸方向に対して傾斜するとともに、当該第2回転軸の半径方向の内側に向けて窪んで前記凸部に噛み合う複数の凹部を有することを特徴とする請求項3に記載の回転装置。
  5. 駆動力を受けて第1回転軸を中心に回転する回転部材と、
    前記回転部材の回転に伴って第2回転軸を中心に回転するフライホイールと、
    前記回転部材および前記フライホイールの間で動力が伝達される伝達位置と、当該回転部材に対して当該フライホイールが離れた分離位置とに、当該回転部材と当該フライホイールとを相対的に移動させる移動部と、
    前記回転部材の回転動作を用いて記録材に画像を形成する画像形成部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記第2回転軸の軸方向に沿って移動可能に設けられ、少なくとも前記画像形成部の一部を覆う状態と、当該画像形成部の一部を露出させた状態とを形成する覆部材を備え、
    前記移動部は、前記覆部材に取り付けられ、前記回転部材および前記フライホイールを前記伝達位置と前記分離位置とに移動させることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
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