JP2016160032A - 物品管理装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 棚卸作業の効率化を支援できる物品管理装置を提供する。
【解決手段】 実施形態によれば、物品管理装置は、取得手段と、制御手段と、報知手段とを有する。取得手段は、管理対象とする物品に付した無線タグの情報と前記物品に対応づけた報知設定情報とを含む物品管理情報を取得する。制御手段は、無線タグリーダが無線タグから読み取った無線タグの情報に対応する物品の報知設定情報に基づいて注意喚起が必要かを判断する。報知手段は、制御手段により注意喚起が必要であると判断した場合、操作員に注意を促す報知動作を実行する。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、物品管理装置に関する。
従来、店舗などにおいて、商品に付したRFIDなどのICタグ(無線タグ)を用いて商品管理を行うシステムがある。このようなシステムでは、ICタグを読取ることにより棚卸業務が行える。例えば、棚卸の対象となる商品には、無線タグが無線通信するための電波を反射する素材が使用されているものが存在する。電波を反射する素材の商品は、商品自体が電波を反射するため、当該商品に付されたICタグが読み取り難くなる。このような読取りにくい商品のICタグを読み取る場合、リーダライタを通常よりも近づけるなどの注意深い読取作業が必要となる。
特開2010−44724号公報
本発明が解決しようとする課題は、棚卸作業の正確性を向上できる物品管理装置を提供することにある。
実施形態によれば、物品管理装置は、取得手段と、制御手段と、報知手段とを有する。取得手段は、管理対象とする物品に付した無線タグの情報と前記物品に対応づけた報知設定情報とを含む物品管理情報を取得する。制御手段は、無線タグリーダが無線タグから読み取った無線タグの情報に対応する物品の報知設定情報に基づいて注意喚起が必要かを判断する。報知手段は、制御手段により注意喚起が必要であると判断した場合、操作員に注意を促す報知動作を実行する。
図1は、実施形態に係る物品管理装置としての携帯端末を含む物品(商品)管理システムの構成例を示す図である。 図2は、実施形態に係るリーダライタに携帯端末を装着したタグ読取装置の斜視図である。 図3は、実施形態に係るリーダライタおよび携帯端末における制御系の構成例を示すブロック図である。 図4は、実施形態に係る在庫管理情報の例を示す図である。 図5は、実施形態に係るリーダライタの制御処理の流れを説明するためのフローチャートである。 図6は、実施形態に係る携帯端末による棚卸処理の流れを説明するためのフローチャートである。 図7は、実施形態に係る携帯端末による棚卸処理の流れを説明するためのフローチャートである。 図8は、実施形態に係る携帯端末の表示部における棚卸操作画面の表示例である。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、実施形態に係る物品管理装置として携帯端末を有する物品(商品)管理システムの構成例を示す図である。
商品管理システムは、携帯端末D(D1、D2、D3、D4)とリーダライタR(R1、R2、R3、R4)とで構成するタグ読取装置とサーバSとを有する。図1は、1つのサーバSと複数のタグ読取装置とを有する商品管理システムの構成例を示す。タグ読取装置は、複数であっても良いし、単数であっても良い。
物品管理装置としての携帯端末Dは、例えば、スマートフォン、タブレットPC、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)等である。リーダライタRは、商品(物品)に付されたICタグ(無線タグ)としてのRFID(Radio Frequency Identification)と通信する装置である。リーダライタRは、ICタグと無線通信することにより、ICタグから情報を読み取ったりICタグに情報を書込んだりする。例えば、リーダライタRは、ハンディ型のRFIDリーダライタである。本実施形態において、タグ読取装置は、ハンディ型のRFIDリーダライタに携帯端末を装着した装置であるものとする。
サーバSは、管理対象とする商品の在庫管理情報を含む管理情報のマスタデータを記憶するデータベースMを有する。サーバSは、携帯端末Dとの通信機能を有する。サーバSは、後述する棚卸(在庫管理)の処理などのために、タグ読取装置にマスタデータとしての在庫管理情報を提供する。また、サーバSは、タグ読取装置からICタグの読取結果などの情報を取得する。
なお、以下の実施形態は、店舗の例として衣料品等を販売するアパレルショップで本システムを運用する例を想定して説明をする。本実施形態に係るシステムは、物品に付したICタグで物品(商品)を管理するシステムであれば適用可能である。り、例えば、衣料品以外の商品を販売する店舗で運用しても良い。
図2は、実施形態に係るリーダライタRに携帯端末Dを装着したタグ読取装置の斜視図である。
図1に示す構成例おいて、リーダライタRは、本体部2、グリップ部4と、トリガスイッチ5、および、載置部6を有する。
本体部2は、アンテナ、通信制御部、制御部およびバッテリなどを有する。本体部2は、商品に付される無線タグとしてのICタグ(RFID)と無線通信を行う。本体部2は、ICタグと無線通信を行うための電波を送受信する。ICタグとの無線通信については後述する。
グリップ部4は、操作者が操作時に握る部位である。グリップ部4は、本体部2に対して後ろ側に配置される。トリガスイッチ5は、グリップ部4に設けられる。操作者がグリップ部4を握りながらトリガスイッチ5をオンすると、リーダライタRは、本体部2内のアンテナから電波を放射する。操作者がトリガスイッチ5をオフすると、リーダライタRは、本体部2のアンテナからの電波の放射を停止する。
載置部6は、携帯端末Dを保持する。載置部6は、本体部2とグリップ部4との間に設ける。載置部6は、本体部2と連結する。載置部6は、グリップ部4と連結する。載置部6は、一対の保持部7(7a、7b)を備える。保持部7は、載置部6に載置された携帯端末Dを挟持する上部保持部7aと下部保持部7bとを有する。保持部7は、携帯端末Dを通信接続した状態で、上部保持部と下部保持部とで固定して保持する。
また、携帯端末Dは、表示部11および操作部12を有する。表示部11は、表示画面を有する。操作部12は、操作者による情報の入力を受け付ける。例えば、表示部11及び操作部12は、タッチパネル付きの液晶表示装置により構成する。また、保持部7は、リーダライタRのグリップ部4を握る操作者が直視できる方向に、表示部11の表示画面が向くように、携帯端末Dを保持する。
図3は、リーダライタRおよび携帯端末Dにおける制御系の構成例を示すブロック図である。
図3に示す構成例において、リーダライタRは、制御部21、メモリ部22、通信制御部23、アンテナ24、携帯端末インターフェース(1/F)25、振動部26、バッテリ27、トリガスイッチ5などを有する。制御部21は、データバスを介して、メモリ部22、通信制御部23、携帯端末インターフェース25およびトリガスイッチ5に接続する。また、バッテリ27は、リーダライタRの各部に電力を供給する。
制御部21は、プロセッサ31、プログラムメモリ32、ワーキングメモリ33などを有する。プロセッサ31は、プログラムを実行する。プロセッサ31は、例えば、CPUなどの演算ユニットである。プログラムメモリ32は、各種プログラムおよび制御データなどを記憶する不揮発性のメモリである。プログラムメモリ32は、例えば、リードオンリーメモリ(ROM)である。ワーキングメモリ33は、各種データを展開するメモリである。ワーキングメモリ33は、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)である。プロセッサ31は、データバスを介して、プログラムメモリ32、ワーキングメモリ33およびメモリ部22に接続される。制御部21は、プロセッサ31がワーキングメモリ33を用いてプログラムメモリ32又はメモリ部22に記憶したプログラムを実行することで各種の処理を実現する。
メモリ部22は、書換え可能な不揮発性のメモリにより構成する。メモリ部22は、例えば、電源を切っても記憶情報が保持されるHDDやフラッシュメモリ等で実現できる。メモリ部22は、制御プログラムあるいは制御データなどを記憶する。
通信制御部23は、アンテナ24と接続する。通信制御部23は、アンテナ24を介してICタグ(無線タグ)としてのRFIDと無線通信する。通信制御部23は、アンテナを介して電波を送受信する。通信制御部23は、所定の規格に従ってICタグとしてのRFIDから情報を読み取る。例えば、RFID(ICタグ)と無線通信するための規格は、ISO/IEC 18000−6 TypeC(EPC global Class1 Generation2)などである。
本システムにおいて、管理対象とする物(物品、商品)には、RFIDとしてのICタグが付される。ICタグは、後述する情報を含むEPC(Electronic Product Code)データ(ICタグ情報)を記憶する。例えば、通信制御部23は、アンテナ24を介して衣料品等の商品に付されたICタグにICタグ情報を要求する応答要求を伝送するための電波を発信する。ICタグは、受信した電波により起動し、当該ICタグに記憶されたICタグ情報を応答電波に乗せて送信する。通信制御部23は、アンテナ24によりICタグからの応答電波を受信する。通信制御部23は、受信した応答電波に含まれるICタグ情報をワーキングメモリ33やメモリ部22に記憶する。
携帯端末インターフェース25は、携帯端末Dとデータ通信するためのインターフェースである。携帯端末インターフェース25は、携帯端末Dのインターフェースと通信接続が可能なものであれば良い。例えば、携帯端末インターフェース25は、無線通信インターフェースであっても良いし、接触式のインターフェースであっても良い。例えば、携帯端末インターフェース25は、NFC(Near Field Communication)により携帯端末Dと通信接続するインターフェースであっても良い。
振動部56は、リーダライタRのグリップ部4を振動させる。振動部56は、操作員に注意を喚起するための振動を発生するものであれば良い。例えば、振動部56は、携帯端末Dからのコマンドに応じて振動を発生する。
また、バッテリ27は、リーダライタRの各部に電力を供給する。
携帯端末Dは、図3に示す構成例において、表示部11、操作部12、制御部51、メモリ部52、RWインターフェース53、無線通信部54、スピーカ55、振動部56、およびバッテリ57を有する。制御部51は、データバスを介して、表示部11、操作部12、メモリ部52、RWインターフェース53、無線通信部54、およびスピーカ55に接続する。
制御部51は、プロセッサ61、プログラムメモリ62、ワーキングメモリ63を有する。プロセッサ61は、プログラムを実行する。プロセッサ61は、例えば、CPUである。プログラムメモリ62は、各種プログラム及び制御データを記憶する。プログラムメモリ62は、例えば、リードオンリーメモリ(ROM)により構成する。ワーキングメモリ63は、各種データを展開するメモリである。ワーキングメモリ63は、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)で構成する。
プロセッサ61は、データバスを介して、プログラムメモリ62、ワーキングメモリ63、メモリ部52に接続する。制御部51は、プロセッサ61がワーキングメモリ63を使用してプログラムメモリ62又はメモリ部52に記憶したプログラムを実行することで種々の処理を実現する。
メモリ部52は、書換え可能な不揮発性のメモリにより構成する。メモリ部52は、例えば、電源を切っても記憶情報が保持されるHDDやフラッシュメモリ等で実現できる。メモリ部52は、制御プログラムあるいは制御データなどを記憶する。例えば、メモリ部52は、制御プログラムをインストール可能である。また、メモリ部52は、サーバなどから転送されたデータを記憶できる。
表示部11は、操作者に対して各種の情報を表示する表示画面を有する。表示部11は、例えば液晶パネル等で形成する。操作部12は、操作者が後述する操作キーを入力するための入力部である。操作部12は、例えばタッチパネルで構成する。操作部12は、表示部11が表示する操作キーへの入力をタッチパネルにより検知する。すなわち、表示部11及び操作部12は、タッチパネル付きの表示装置により構成できる。なお、操作部12は、メカニカルなハードキーを含むものであっても良い。
また、表示部11は、報知動作として操作者に注意を促す案内を表示する報知手段としても機能する。表示部11は、例えば、注意を促す案内として、表示画面の一部又は全部を点滅させたり、特定の表示形式(例えば特定の色)で表示したりする。また、表示部11は、制御部51からの指示に応じて複数種類の表示パターンから選択される表示パターンで操作員に注意を促す案内を表示する。
RWインターフェース53は、リーダライタRの携帯端末インターフェース25と通信接続する。制御部51は、RWインターフェース53を介して、バッテリ残量情報を含む各種情報をリーダライタRとの間で送受信する。RWインターフェース53は、リーダライタRから送信されたICタグ情報を入力する。
無線通信部54は、サーバSと通信するための通信インターフェースである。無線通信部54は、例えば、棚卸作業を開始する場合、サーバSから棚卸の対象となる商品の管理情報を取得する。また、無線通信部54は、棚卸作業の結果を示す情報をサーバSへ送信する。例えば、無線通信部54は、棚卸作業の結果を示す情報として、ICタグの読取結果および操作員が入力する入力情報などをサーバSへ送信する。
スピーカ55は、音を発生させる。スピーカ55は、報知動作として操作者に注意を促す警報音を発生させる報知手段として機能する。スピーカ55は、例えば、警報音としてブザーを鳴らす機能を有する。また、スピーカ55は、制御部51からの指示に応じて複数種類の警報音から選択する警報音を発する。
振動部56は、当該携帯端末Dの本体を振動させる。振動部56は、報知動作として操作者に注意を促す振動を発生する報知手段として機能する。また、振動部56は、当該携帯端末Dを装着したリーダライタRを振動させるものであっても良い。振動部56は、制御部51からの指示に応じて複数種類の振動パターンから選択される振動パターンで振動を発生させる。
バッテリ57は、携帯端末Dの各部に電力を供給する。
サーバSは、図3に示す構成例において、制御部71、メモリ部72および無線通信部73を有する。また、制御部71は、プロセッサ81、プログラムメモリ82及びワーキングメモリ83を有する。
プロセッサ81は、プログラムを実行する。プロセッサ81は、例えば、CPUである。プログラムメモリ82は、各種プログラム及び制御データを記憶する。プログラムメモリ82は、例えば、リードオンリーメモリ(ROM)により構成する。ワーキングメモリ83は、各種データを展開するメモリである。ワーキングメモリ83は、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)で構成する。プロセッサ81は、データバスを介して、プログラムメモリ82、ワーキングメモリ83、メモリ部72に接続する。
制御部71は、プロセッサ81がワーキングメモリ83を使用してプログラムメモリ82又はメモリ部72に記憶したプログラムを実行することで種々の処理を実現する。
メモリ部72は、書換え可能な不揮発性のメモリにより構成する。メモリ部72は、例えば、電源を切っても記憶情報が保持されるHDDやフラッシュメモリ等で実現できる。メモリ部72は、制御プログラムあるいは制御データなどを記憶する。例えば、メモリ部72は、制御プログラムを適宜インストール可能である。
また、メモリ部72は、商品の管理情報を記憶するデータベースMを有する。データベースMは、マスタデータとしての商品の管理情報を記憶する。データベースMは、各携帯端末から取得する棚卸作業の結果を示す情報に基づいて更新される。
無線通信部73は、携帯端末Dと通信するための通信インターフェースである。例えば、無線通信部73は、棚卸作業を実施する領域(例えば、店舗内及び商品(商材)の在庫置場など)を通信範囲して無線通信する。無線通信部73は、例えば、棚卸作業を開始する場合、携帯端末Dへ棚卸の対象となる商品の管理情報を転送する。また、無線通信部73は、棚卸作業の結果を示す情報を携帯端末Dから取得する。例えば、制御部71は、無線通信部73により複数の携帯端末Dから取得する棚卸作業の結果を示す情報に対して重複チェックなどを実施してデータベースMを更新する。
次に、携帯端末Dが保持する情報について説明する。
図3に示す構成例において、メモリ部52は、在庫情報記憶部52a、棚卸記憶部52bおよびカウンタ52cを有する。
在庫情報記憶部52aは、サーバSから取得する在庫管理情報を記憶する。例えば、在庫情報記憶部52aは、在庫管理を開始する時点でサーバSからダウンロードする在庫管理情報を記憶する。在庫管理情報は、少なくとも商品を識別する最小の管理単位としての品番としてのSKU(Stock Keeping Unit)と個々の商品(又は個々の商品に付するICタグ)に付与するユニークなシリアルデータと含む情報に基づいて各商品を管理する情報である。在庫管理情報は、在庫管理に用いられる。棚卸処理は、在庫管理情報で管理する理論在庫数と実際の在庫数とを確認する処理である。在庫管理情報及び棚卸処理については、後述する。
棚卸記憶部52bは、棚卸処理の結果を示す情報を記憶する。例えば、棚卸記憶部52bは、ICタグを付した個々の商品ごとに、棚卸処理結果を記憶する。例えば、棚卸記憶部52bは、リーダライタRで実際にICタグが読み取れた商材を示す情報、あるいは、操作員がマニュアルで棚卸した結果を示す情報などを記憶する。
また、カウンタ52cは、SKUごとにカウントした情報(棚卸完了数)を記憶する。カウンタ52cは、実際に読み取れたICタグの数を棚卸処理数としてSKUごとにカウントした値を記憶する。
次に、在庫管理情報について説明する。
図4は、在庫管理情報の例を示す図である。
サーバSは、データベースMに商品の管理情報を記憶する。サーバSのデータベースMに記憶する商品の管理情報は、各商品の在庫を示す在庫情報のマスタデータである。例えば、携帯端末Dは、在庫管理(棚卸)作業を実施する場合、サーバSから棚卸の対象となる商品の管理情報をダウンロードする。
在庫管理情報(在庫情報)は、少なくともSKUとシリアルデータとを含む。図4に示す例では、商品の関する情報としては、SKU、シリアルデータ(RFIDのシリアルデータ)、品名、サイズなどを含む。また、図4に示す例では、棚卸に関する情報として、報知設定、棚卸完了フラグ、タグ読取フラグを記憶する。
品名およびサイズは、商品を分類するための情報(商品情報)である。SKUは、商品を識別するための情報である。すなわち、SKUは、品名、サイズの各情報で分類される商品ごとの識別情報である。SKUは、在庫数を管理する単位で各商品を識別できるものであれば良い。例えば、SKUは、品名、サイズの各情報をコード化した情報を含む品番であっても良い。また、SKUは、JAN(Japanese Article Number)コード、EAN(European Article Number)コード、UPC(Universal Product Code)などであっても良い。
シリアルデータは、個々の商品に付与されるICタグの識別情報である。シリアルデータは、個々のICタグに対してユニークな情報である。例えば、同じ商品が複数存在する場合、同じ商品であっても、個々の商品には、異なるシリアルデータを保持するICタグがそれぞれに付される。
報知設定は、当該SKUのICタグを読み取った場合にどのような報知を行うか否かを示す情報である。報知設定は、棚卸処理などのICタグの読取処理において、読取り作業に注意が必要なSKUに対してセットされる。報知設定がセットされたSKUのICタグを読み取ると、制御部51は、操作員への報知処理を行う。例えば、電波を反射する素材を含む商品に付されたICタグは、リーダライタRとの電波の送受信がし難く、読取処理が難しくなることがある。ICタグが読み取り難い状況となる商品については、報知設定を行う。また、報知設定は、実際の運用に応じて変更が可能である。
報知設定としては、例えば、音、振動、表示が設定できる。図4に示す例では、商品管理情報のデータベースにおいて、報知設定として、音、振動、表示を個々のICタグ(シリアルデータ)ごとに設定できる。ただし、本実施形態においては、SKUごとに報知設定を行うものとする。
また、報知設定としての音、振動、及び表示は、それぞれを各SKUに対して独立して設定できる。例えば、あるSKUには、音、信号、又は、表示の何れを設定したり、別のSKUには、音と振動と表示とを同時に設定したりできる。このような設定によれば、様々な形態での注意喚起をSKUごとに設定できる。
さらに、報知設定としての音、振動及び表示は、それぞれ複数のパターンを設定できるようにしても良い。警報音としての音は、1つのパターンだけでなく、複数種類の警報音を設定できる。図4の例は、品名「メンズジャケット」にパターン「1」の警報音を設定し、品名「ジーンズ」にはパターン「2」の警報音を設定し、品名「デンガロンハット」にはパターン「3」の警報音を設定する。
また、振動についても、1つの振動パターンだけでなく、複数種類の振動パターンを設定できる。図4の例は、品名「メンズジャケット」にパターン「2」の振動を設定し、品名「デンガロンハット」にパターン「1」の振動を設定する。
また、表示についても、複数種類の表示パターンを設定できる。例えば、表示パターンとしては、読み取ったICタグのSKUの表示欄を他とは異なる背景色で表示したり、SKUの表示欄を点滅させたり、表示画面全体を点滅させたりすることが設定できる。図4の例は、品名「メンズジャケット」にパターン「1」の表示を設定し、品名「デンガロンハット」にパターン「2」の振動を設定する。
棚卸完了フラグ、タグ読取フラグは、個々の商品に対する棚卸処理の結果を示す情報である。棚卸完了フラグは、SKUに対する棚卸が完了したか未完了かを示す情報である。例えば、棚卸が完了しているSKUについては、棚卸完了フラグが「1」にセットされる。また、棚卸が未完了のSKUについては、棚卸完了フラグが「0」にセットされる。タグ読取フラグは、シリアルコードで識別される個々の商品のICタグを読み取れたか否かを示す情報である。例えば、棚卸作業において、ICタグ(RFID)が読み取れた商品(商材)については、タグ読取フラグが「1」にセットされる。また、対応するシリアルコードのICタグ(RFID)が読み取れていない商品については、タグ読取フラグが「0」にセットされる。
なお、携帯端末Dは、SKU(品番)、シリアルデータ、品名およびサイズなどの商品情報を在庫情報記憶部52aに記憶する。携帯端末Dは、商品情報をサーバSからダウンロードすることにより取得する。また、携帯端末Dは、SKU及びシリアルデータに対応づけて、棚卸完了フラグおよびタグ読取フラグなどの情報を棚卸記憶部52bに記憶する。また、携帯端末Dは、SKUごとの理論在庫数と棚卸処理済みの数(ICタグの読取数)とをカウンタ52cに記憶する。
次に、リーダライタRによるICタグの読取処理について説明する。
図5は、リーダライタRによるICタグの読取処理の流れを説明するためのフローチャートである。
リーダライタRは、携帯端末Dを装着した状態において、ICタグ(RFID)との通信を行うための電波が送受信可能となる。この状態において、制御部21は、トリガスイッチ5がオンされた状態であるか否かを検知する(ACT11)。
トリガスイッチ5がオンされた状態であると判断した場合(ACT11、Yes)、制御部21は、通信制御部23によりアンテナ24を介して、商品に付されたICタグに対する応答要求を含む電波を放射する(ACT12)。これに対して、各ICタグは、リーダライタRからの応答要求を含む電波を受信すると、当該ICタグが記憶しているICタグ情報を含む応答電波を返信する。
応答要求を含む電波を放射した状態において、リーダライタRは、ICタグからのICタグ情報を含む応答が受信可能な状態となる。制御部21は、ICタグからの応答電波を受信した場合(ACT13、Yes)、携帯端末インターフェース25を介して受信したICタグ情報を携帯端末Dへ送信する(ACT14)。制御部21は、受信したICタグ情報を携帯端末Dへ転送した後、ACT11に戻る。また、制御部21は、ICタグ情報を含む応答電波を受信していなければ(ACT13、No)、ACT11に戻る。
また、トリガスイッチ5がオンしていないと判断した場合(ACT11、No)、制御部21は、通信制御部23によるアンテナ3からの電波の放射を停止する(ACT15)。電波の放射を停止した場合、制御部21は、ACT11に戻り、再びトリガスイッチ5がオンされるか否かを検知する。
次に、携帯端末Dを用いた棚卸処理について説明する。
図6及び図7は、携帯端末Dにおける棚卸処理の流れを説明するためのフローチャートである。また、図8乃至12は、携帯端末Dの表示部11が表示する表示画面の例である。
なお、図6又は図7に示す各処理は、携帯端末用の棚卸処理のアプリケーションプログラムを制御部51のプロセッサ31が実行することにより実現される。例えば、棚卸処理のアプリケーションプログラムは、携帯端末の制御部51が実装するOS(Operation System)上で実行するプログラムとして提供される。すなわち、棚卸作業を実施する操作員は、棚卸処理用のアプリケーションプログラムをイントールした携帯端末DをリーダライタRに装着する。操作員は、リーダライタRに装着した携帯端末Dの操作部12により棚卸の開始を指示する。
棚卸の開始が指示されると(ACT21、YES)、携帯端末Dの制御部51は、
選択された当該店舗の在庫管理情報をサーバSからダウンロードする(ACT22)。例えば、制御部51は、無線通信部54によりサーバSに対して在庫管理情報のダウンロードを要求する。サーバSは、無線通信部73により携帯端末Dからの在庫管理情報のダウンロード要求を受信する。サーバSの制御部71は、ダウンロード要求に応じてデータベースMが記憶する在庫管理情報を携帯端末Dへダウンロードする。
なお、棚卸対象とする在庫管理情報は操作員が選択するようにしても良い。例えば、棚卸を店舗ごとに実行する運用を想定すれば、棚卸対象とする在庫管理情報は、店舗単位で選択できるようにしても良い。この場合、携帯端末Dは、操作部12により選択される店舗の在庫管理情報のダウンロードのサーバSへ要求すれば良い。
在庫管理情報のダウンロードが完了すると、携帯端末Dの制御部51は、表示部11に棚卸作業を行うための棚卸操作画面を表示する(ACT23)。制御部51は、表示部11に表示する操作画面において、棚卸対象の商品の品番ごとの在庫数と読取(棚卸)数を表示するとともに、各種の操作ボタンを表示する。
また、携帯端末Dは、当該端末が棚卸処理を行う商品分類を選択できるようにしても良い。例えば、商品が複数のカテゴリに分類されている場合、携帯端末Dは、棚卸対象の商品群をカテゴリで選択できるようにしても良い。棚卸処理を行う商品分類を選択する場合、携帯端末Dは、選択された商品群に対する棚卸作業の操作画面を表示するようにすれば良い。
図8は、表示部11が表示する棚卸操作画面の表示例である。
図8に示す棚卸操作画面では、案内表示部に、棚卸の状況の案内として、SKU(品番)単位で品名と数量と状態とを表示する。品名は、在庫管理情報においてSKUと対応する情報である。数量は、SKUごとの理論在庫数とICタグの読取数とを示す。状態は、棚卸が完了したか否かを示す。また、案内表示部では、棚卸が完了したSKUについては反転表示する。理論在庫数は、サーバSからダウンロードした在庫管理情報における当該SKUの総数である。読取数は、当該SKUの商品のうち、リーダライタRを用いた読取処理によってICタグを読み取った数を示す。
また、図8に示す棚卸操作画面では、上述の案内とともに、操作部12としてのタッチパネルにて選択可能な各種の操作ボタンが表示される。図8に示す棚卸操作画面では、読取開始ボタン111、読取中断ボタン112および範囲指定ボタン113が表示される。
読取開始ボタン111は、ICタグの読取処理の開始を指示するボタンである。読取中断ボタン112は、ICタグの読取処理を中断することを指示するボタンである。範囲指定ボタン113は、読取対象を指定するためのボタンである。特定のSKUを優先的に読み取るセレクトモードでの読取処理を実行する場合、範囲指定ボタン113が指示される。
棚卸操作画面において読取開始ボタン111が指示されると(ACT24、YES)、携帯端末Dの制御部51は、リーダライタRを用いたICタグの読取処理を開始する(ACT25)。制御部51は、リーダライタRに対してICタグの読取開始を指示する。リーダライタRは、携帯端末DからのICタグの読取開始の指示に応じてICタグの読取処理を実行する。例えば、リーダライタRは、上述した図5に示すフローチャートで示すような処理によってICタグの読取処理を行う。携帯端末Dの制御部51は、読取処理を開始した後、リーダライタRがICタグから読み取る情報を取得するとともに、各操作ボタンへの指示に応じた処理を実行する。
読取中断ボタン112が指示された場合(ACT26、YES)、制御部51は、リーダライタRによるICタグの読取処理を中断する(ACT27)。この場合、携帯端末Dの制御部51は、リーダライタRに対して読取停止を指示する。リーダライタRは、携帯端末Dの読取停止の指示に従ってICタグの読取処理を中断する。携帯端末Dの制御部51は、ICタグの読取処理を中断すると、上記ACT24へ戻り、読取処理の再開を受け付ける。
また、ICタグの読取処理中において、制御部51は、フィルタ使用(セレクトモード)が有効であるか否かを判断する(ACT28)。例えば、制御部51は、範囲指定ボタン114によりフィルタ使用の有効無効を切替るようにしても良い。この場合、範囲指定ボタン113が選択された状態であれば、制御部51は、フィルタ使用が有効であると判断する。
なお、フィルタ使用は、セレクトコマンドによる読取制御(セレクトモードでの読取処理)を意味する。フィルタは、セレクトコマンドで指定したSKUに設定される。フィルタ使用中において、フィルタが設定されたSKUのICタグは、優先的な読取対象として読取処理される。また、フィルタ使用中(セレクトモードでの読取処理において)、フィルタが設定されたSKUに対して電波の出力が大きくなるような制御が行われる。このため、フィルタ使用(セレクトモードでの読取処理)によって、フィルタが設定されたSKUが読取易くなるようになる。なお、セレクトコマンドによる読取制御(セレクトモードでの読取処理)は、例えば、EPC global Class1 Generation2で規定される。
フィルタ使用が有効である場合(ACT28、YES)、制御部51は、操作部12によるSKUの指示(選択)を受け付ける(ACT29)。フィルタ使用が有効な状態において操作部12でSKUが指示された場合(ACT29)、制御部51は、指示されたSKUがフィルタ使用中であるか否かを判断する(ACT30)。ここでは、SKUが選択される毎に、フィルタの設定及び非設定が切り替えられるものとする。つまり、制御部51は、フィルタ使用中のSKUが指示された場合は当該SKUに対するフィルタを解除し、フィルタが未使用のSKUが指示された場合は当該SKUにフィルタを設定する。
指示されたSKUがフィルタ使用中でないと判断した場合(ACT30、NO)、制御部51は、セレクトコマンドにより当該SKUに対してフィルタを設定する(ACT31)。指示されたSKUに対してフィルタ使用中であると判断した場合(ACT30、YES)、制御部51は、当該SKUに対するフィルタを解除する(ACT32)。例えば、制御部51は、当該SKUに対するセレクトコマンドを解除するコマンドを発行することによりフィルタを解除する。
また、ICタグの読取処理中において、リーダライタRは、携帯端末インターフェース25を介してICタグから読みとったICタグ情報を携帯端末Dへ供給する。携帯端末Dの制御部51は、リーダライタRが読取ったICタグ情報を取得すると、リーダライタRが読取ったICタグ情報が新たに読取った情報か否かを判断する(ACT41)。新たなICタグ情報を読み取ったと判断した場合(ACT41、YES)、制御部51は、当該ICタグ情報を読取済みのICタグとして記録する(ACT42)。
新たなICタグ情報を読み取ると、制御部51は、読み取ったICタグのSKUに対して報知設定がされているか否かを判断する(ACT43、45、47)。すなわち、制御部51は、読み取ったICタグのSKUに報知設定として音が設定されているか否かを判断する(ACT43)。報知設定として音が設定されている場合(ACT43、YES)、制御部51は、スピーカ55により注意を喚起するための警報音を発生させる(ACT44)。また、制御部51は、警報音の種類は、各SKU又は個々のICタグごとに設定できるようにしても良い。警報音の種類が設定される場合、制御部51は、報知設定に従って判別する種類の警報音を発生させる。
また、制御部51は、読み取ったICタグのSKUに報知設定として振動が設定されているか否かを判断する(ACT45)。報知設定として振動が設定されている場合(ACT45、YES)、制御部51は、振動部56あるいはリーダライタRの振動部26により注意を喚起するための振動を発生させる(ACT46)。また、振動のパターンは、各SKU又は個々のICタグごとに設定できるようにしても良い。振動のパターンが設定される場合、制御部51は、報知設定に従って判別するパターンの振動を発生させる。
また、制御部51は、読み取ったICタグのSKUに報知設定として表示が設定されているか否かを判断する(ACT47)。報知設定として表示が設定されている場合(ACT47、YES)、制御部51は、表示部11により注意を喚起するための案内を表示する(ACT48)。また、注意を喚起するための表示案内の種類は、各SKU又は個々のICタグごとに設定できるようにしても良い。複数種類の注意喚起の案内が設定される場合、制御部51は、報知設定に従って判別する種類の注意喚起の案内を表示部11に表示させる。
また、音、振動又は表示により報知動作を実行した後、制御部51は、操作員による報知動作の停止指示を受け付ける(ACT49)。例えば、報知動作の停止は、表示部11に表示する操作部12で指示可能な停止ボタンにより指示するようにしても良い。制御部51は、報知動作の停止指示を受けた場合(ACT49、YES)、報知動作を停止する(ACT50)。
なお、報知動作は、操作部12での停止指示以外の方法で停止するようにしても良い。例えば、制御部51は、所定期間後に報知動作を自動的に停止しても良い。また、制御部51は、携帯端末Dに設けた音声入力部によって検知可能な操作員が発する音声で報知動作を停止しても良い。また、制御部51は、携帯端末Dに設けた傾きセンサ或いは加速度センサなどによって検知可能な携帯端末D自体の動き(携帯端末Dが傾けられた事、或いは、携帯端末Dが振られた事)により、報知動作を停止するようにしても良い。
さらに、携帯端末Dの制御部51は、操作員の指示に応じて報知動作の設定を変更できるようにしても良い。例えば、制御部51は、操作員に指示に応じて、報知動作の停止とともに、報知動作中のSKUに対する以降の報知動作を停止するように制御しても良い。この場合、制御部51は、データベースMに保存する報知設定を変更するようにしても良い。また、制御部51は、データベースMの報知設定は変更せずに実施している棚卸処理中だけ特定のSKUの報知動作を停止するようにしても良い。
全てのSKUのICタグの完了していない間(ACT49、NO)、制御部51は、上記ACT26へ戻り、上述の処理を繰り返し実行する。また、全てのSKUに対する棚卸(ICタグの読取処理)が完了した場合(ACT49、YES)、制御部51は、棚卸結果を示す情報をサーバSへアップロードし(ACT50)、棚卸処理を終了する。
上記のように、実施形態に係る携帯端末は、物品ごとの識別情報(SKU)と各物品に付するICタグごとの識別情報と注意喚起の報知設定情報とを関連付けた在庫管理情報を保持する。携帯端末は、リーダライタが新たなICタグを読み取ると、読み取ったICタグの識別情報に対応するSKUに対する報知設定に従って操作員に注意を促す報知動作を行う。
これにより、本実施形態によれば、特定のSKUを読み取るごとに読取作業(棚卸)を実施する操作者に対して注意を促すことができる。この結果、特定の物品のICタグを読み取る場合に操作者に注意を喚起することにより、無線では読取り難い物品などに付されたICタグの読取作業を支援できる。
また、在庫管理情報におけるSKUごとの報知設定としては、音、振動、および、表示をそれぞれ設定できる。これにより、本実施形態よれば、実際に運用などに応じてSKUごとに様々な方法で注意喚起が行える。この結果、操作者に対してSKUに応じた注意喚起が行え、ICタグの読取り率の向上とともに効率の良い読取り(棚卸)作業を支援できる。例えば、音或いは振動であれば、操作員が表示画面などを目視しなくても注意を促せる。また、振動或いは表示であれば、周囲の人物の注意を引く事無く、操作員に対して注意を喚起できる。また、音、振動および表示のうち複数を組み合わせて注意を促すことにより、より確実に操作員に注意を喚起できる。さらに、SKUごとに報知設定を行えるため、各SKUに対する注意喚起のレベルに応じた注意喚起を行う事もできる。
さらに、上記実施形態に係る携帯端末は、セレクト(SELECT)コマンドを用いて操作部で指定されたSKUのICタグを優先的に読み取るフィルタを設定できる。これにより、本実施形態によれば、棚卸が未完了のSKUのうち操作員が指定するSKUを絞り込んで上で、特定のSKUの読取り時に注意を喚起することが可能となる。
なお、上記実施形態において、携帯端末の制御部が実施する各種の処理は、一部又は全部をリーダライタの制御部が行うようにしても良い。つまり、携帯端末を装着したリーダライタがタグ読取装置として、上述の処理を実施するようにしても良い。また、在庫記憶部、棚卸記憶部、カウンタおよび入力情報記憶部の一部又は全部もリーダライタRのメモリ部に設けても良い。
また、上記実施形態では、リーダライタは、ハンディタイプ以外のリーダライタであってもよい。例えば、RFIDリーダライタの代わりに、読取専用のリーダを用いてもよい。また、RFID以外のICタグ情報を読み取るリーダライタ、またはリーダを用いてもよい。
上述した実施形態の携帯端末で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記録されて提供される。また、実施形態の携帯端末で実行されるプログラムは、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布しても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
D…携帯端末(物品管理装置)、R…リーダライタ(無線タグリーダ)、S…サーバ、M…データベース、11…表示部(報知手段)、12…操作部(操作手段)、21…制御部、23…通信制御部、24…アンテナ、25…携帯端末インターフェース、51…制御部(制御手段)、52…メモリ部、53…RWインターフェース、54…無線通信部(取得手段)、55…スピーカ(報知手段)、56…振動部(報知手段)。

Claims (5)

  1. 管理対象とする物品に付した無線タグの情報と前記物品に対応づけた報知設定情報とを含む物品管理情報を取得する取得手段と、
    無線タグリーダが無線タグから読み取った無線タグの情報に対応する物品の報知設定情報に基づいて注意喚起が必要かを判断する制御手段と、
    前記制御手段により注意喚起が必要であると判断した場合、操作員に注意を促す報知動作を実行する報知手段と、
    を有する物品管理装置。
  2. 前記報知手段は、操作員に注意を促す警報音を発するスピーカである、
    請求項1に記載の物品管理装置。
  3. 前記報知手段は、操作員に注意を促す振動を発生させる振動部である、
    請求項1又は2の何れかに記載の物品管理装置。
  4. 前記報知手段は、操作員に注意を促す表示を行う表示部である、
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の物品管理装置。
  5. さらに、フィルタを使用した読取対象とする物品を指定する操作手段を有し、
    前記制御手段は、セレクトコマンドにより前記操作手段で指定された物品を前記無線タグリーダによる読取対象とする、
    請求項1乃至4の何れか1項に記載の物品管理装置。
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