JP2016159285A - 粉砕ローラ及び粉砕機 - Google Patents

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Abstract

【課題】粉砕ローラにおいて、ローラハウジングの疲労強度を確保できるようにして製品寿命を確保することができるようにする。
【解決手段】ローラハウジング100と、ローラ本体110と、押え板120と、タブ穴204Aと、タブ230Aとを備え、ローラハウジング100の固定用ストッパ部102の基部において押え板120による締結応力が集中する線L2と、ローラハウジング100のタブ穴204Aの基部においてローラ本体110が受ける粉砕荷重による応力が集中する線L1とが、互いに交差しないようにずれて配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、石炭をはじめとした固形物を粉砕して微粉化する粉砕ローラ及びそれを備えた粉砕機に関するものである。
従来、石炭粉砕機(ミル)を用いて、石炭を微粉状に粉砕した微粉炭を燃料とする火力発電ボイラ等の微粉炭燃焼装置が知られている。石炭粉砕機は、給炭機より送られてきた原炭を、粉砕ローラと粉砕テーブルにて粉砕(微粉炭を製造)し、一次空気の流れを利用して、ボイラ側に搬送する(特許文献1参照)。
このような石炭粉砕機の粉砕ローラ10は、図6,図7に示すように、ローラハウジング(以下、単にハウジングとも言う)100と、このハウジング100に対して外嵌され着脱可能なローラ本体(以下、単にローラとも言う)110とを有している。石炭粉砕機の主要部品であるローラ110は、運転とともに摩耗が生じるため、ハウジング100にローラ110を嵌め込んで固定する構造とし、摩耗量に応じてローラ110のみを交換している。
ハウジング100は、筒状に形成され、外周には拡径したローラ支持部(以下、単に支持部とも言う)101が形成される。ハウジング100の内周に支持軸(図示略)が嵌装され、ハウジング100の支持部101外周にローラ110が嵌装される。ローラ110は、環状に形成され、内周側にハウジング100に固定されるホルダ部111を有し、ホルダ部111の外周に粉砕対象の石炭に圧接し粉砕する粉砕圧接部112が固設されている。
ローラ110は、ホルダ部111をハウジング100に外嵌され固定されるが、この固定として、軸方向への固定と共に回転方向への固定が行なわれる。軸方向への固定は、ローラ110の軸方向両端を、ハウジング100に形成されたフランジ状の固定用ストッパ部(以下、単にストッパ部とも言う)102と、ハウジング100に結合される押え板120とて挟み付けるようにして行なわれる。回転方向への固定は、ハウジング100及びローラ110の双方に形成されたタブ穴にタブ130を内装し固定することにより行なわれる。
軸方向への固定について説明すると、ハウジング100の支持部101の一端側外周には、ストッパ部102が突出して形成され、ローラ110の一端側内周には、ストッパ部102と嵌合する環状溝部113が形成される。また、ハウジング100の支持部101の他端側外周には、押え板120が装着される環状溝部103が形成され、ローラ110の他端側内周には、押え板120が装着される環状溝部114が形成される。
ハウジング100のストッパ部102及びローラ110の環状溝部113には、互いに対向し圧接する圧接面102a,113aが形成され、ハウジング100の環状溝部103及びローラ110の環状溝部114には、押え板120に対向し圧接する圧接面103a,114aが形成されている。
押え板120は環状に形成された板材であり、ローラ110がハウジング100の支持部101の外周に嵌め込まれた状態で、ハウジング100の他端側の環状溝部103及びローラ110の他端側の環状溝部114に装着され、多数のボルト121によってハウジング100に締結される。
この締結によって、ハウジング100の圧接面103a及びローラ110の圧接面114aと対向する押え板120の圧接面120aが、ハウジング100の圧接面103aに圧接すると共に、それ以上の圧接力によってローラ110の圧接面114aに圧接する。また、同時に、この締結によって、ハウジング100のストッパ部102の圧接面102aとローラ110の環状溝部113の圧接面113aも圧接する。これにより、ローラ110はハウジング100に対して軸方向へ固定される。
回転方向への固定について説明すると、ハウジング100の支持部101の一端側外周には、ストッパ部102を切り欠くようにして、複数のタブ穴(タブ装着溝)104が形成され、ローラ110の一端側内周にも、環状溝部113を切り欠くようにして、複数のタブ穴(タブ装着溝)115が形成される。ハウジング100のタブ穴104と、ローラ110のタブ穴115とは、互いに回転方向位相を一致させて設けられている。ここでは、90度ずつ位相を変えて4つずつタブ穴104,115が設けられている。
各タブ穴104,115のローラ回転方向両端部には、ローラ回転方向と直角な方向に延びる回転方向面104a,115aが形成され、これらのタブ穴104,115内に装着されるタブ130にも、その装着時にローラ回転方向両端部となる箇所にローラ回転方向と直角な方向に延びる回転方向面130aが形成される。各タブ穴104,115の回転方向面104a,115aと、それぞれに対向するタブ130の回転方向面130aは互いに当接可能である。
ハウジング100とローラ110とは、タブ穴104,115の回転位相が一致するように配置された上で、互いに位相が一致した4箇所のタブ穴104,115内にそれぞれタブ130が配置される。そして、タブ穴104,115の回転方向面104a,115aと、それぞれに対向するタブ130の回転方向面130aとの間に隙間状態に応じて厚さを選定された又は枚数を選定された調整板(シム)132を介装して、タブ押え131を被せて、タブ押え131を図示しないボルトでハウジング100に締結する。
実公平7−53710号公報
ところで、前記の粉砕ローラ10において、ローラ110は摩耗すれば交換する交換部品であるが、ハウジング100については耐久性を確保したい。そこで、所定の疲労強度を確保できるようにハウジング100の設計を行なっているが、ハウジング100に、設計通りの疲労強度が得られないものがあることが判明した。
本発明は、上述の課題に鑑み創案されたもので、ローラハウジングの疲労強度を確保できるようにして製品寿命を確保することができるようにした、粉砕ローラ及びそれを備えた粉砕機を提供することを目的とする。
本発明者は、ハウジングのうちのタブとの接触部の近傍が破損し易く、このため、設計通りの疲労強度が得られないものがあることを見出した。そして、この原因を以下のように考察した。なお、以下の説明では、図6,図7の構成を対象に説明する。
石炭粉砕機において、前記の粉砕ローラ10は回転しながら、石炭を粉砕する。このとき、粉砕ローラ10は、石炭を噛み込むことにより、図8に示すように、下方の粉砕テーブル及び粉砕する石炭からの反力(粉砕荷重)を受ける。この時、タブ130の位相変化によって、タブ130を通じてローラハウジング100の一部が粉砕荷重の影響を周期的に強く受けて応力集中を生じる。
例えば、図8(a)に示すように、粉砕荷重を受けるローラ110の下部領域からタブ130がずれた位置にあると、粉砕荷重は主としてローラ110とローラハウジング100とが直接接触している各周面において(図中に荷重伝達箇所と記す)伝達されるため、ローラハウジング100の一部が粉砕荷重の影響をあまり受けない。
一方、図8(b)に示すように、粉砕荷重を受けるローラ110の下部領域にタブ130が入ると、これと90度位相をずらせたタブ130において、ローラ本体110の回転方向面115a(図7参照)とこれに対向するタブ130の回転方向面130a(図7参照)との間で、及び、タブ130の回転方向面130aとこれに対向するローラハウジング100のタブ穴104の回転方向面104a(図7参照)との間で(何れも図中に荷重伝達箇所と記す)、両者のガタ(隙間)に起因した大きな荷重伝達が行なわれる。
つまり、ローラ本体110の回転方向面115aとタブ130の回転方向面130aとの間、及び、タブ130の回転方向面130aとローラハウジング100の回転方向面104aとの間の隙間には、シム132が介装されてはいるが、ガタを完全には解消できない。このため、対向する回転方向面115a,130a,104aが離接する方向に力を受けると、回転方向面115a,130a,104aにはガタに起因した荷重が加わる。
粉砕ローラ10の回転中に、タブ130の回転方向面130aがローラ本体110の回転方向面115aを通じて受ける粉砕荷重の方向が変化するので、対向する回転方向面115a,130a,104aが離接する方向に受ける粉砕荷重の成分が周期的に変化する。図8(a)に示すように、回転方向面115a,130a,104aが粉砕荷重の方向に対して傾斜していると、その傾斜分だけ受ける粉砕荷重の成分は小さくなる。しかし、その傾斜が小さくなると回転方向面115a,130a,104aが受ける粉砕荷重の成分は大きくなり、図8(b)に示すように、回転方向面115a,130a,104aが粉砕荷重の方向に対して直角に対向する向きになると、受ける粉砕荷重の成分は最大になる。
また、ローラ110の軸方向は、押え板120をボルト121でローラハウジング100に締め付けることで、ローラハウジング100のストッパ部102と押え板120とにより挟み付けて固定している。このため、図9に示すように、ストッパ部102の基部(付け根)に、定常的に高い応力(定常応力)が生じる。
図10は、タブ130が装着されるタブ穴104の付近の応力が集中する箇所を説明する要部断面図及びそのD部拡大図である。図10に示すように、ローラハウジング100のタブ穴104の回転方向面104aの基部の線L1に、周期的に変動する粉砕荷重による応力が集中し、ストッパ部102の基部の線L2に、押え板120の締結による定常応力が集中する。図10(b)に示すように、回転方向面104aの基部の応力集中線L1とストッパ部102の基部の応力集中線L2とが交叉する関係にあると、図10(b)にXで示すように、応力集中線L1,L2が交叉する箇所に大きな応力集中が生じる。
図11は、一般的な疲労曲線(応力変動範囲と繰返し数の関係)を示すが、疲労強度は定常応力と重畳することで、低下する傾向にある。つまり、定常応力がなければ、応力変動範囲の上限をある程度抑えることにより、疲労強度(繰返し数)を大きく確保することができるが、定常応力が重畳した場合、応力変動範囲の上限を大幅に抑えなければ疲労強度を大きく確保することはできず、設計の応力変動範囲では疲労強度を十分に確保することができない。
本願発明は、上記の知見に基づいて創案されたものである。
(1)上記の目的を達成するために、本発明の粉砕ローラは、外周にローラ支持部を有し、前記ローラ支持部の一端部外周に固定用ストッパ部が形成されたローラハウジングと、前記ローラハウジングの外周の前記ローラ支持部に装着されるローラ本体と、前記ローラ支持部の他端側に締結され、前記固定用ストッパ部と協働して前記ローラ本体を前記ローラハウジングに対し軸方向に固定する押え板と、前記ローラ支持部の一端側外周と前記ローラ本体の一端側内周との双方に形成されたタブ穴と、前記両タブ穴内に配置されて前記ローラ支持部の一端側に固定され、前記ローラ本体を前記ローラハウジングに対して回転方向に固定するタブと、を備えた粉砕ローラであって、前記固定用ストッパ部の基部において前記押え板による締結応力が集中する線と、前記ローラハウジングの前記タブ穴の基部において前記ローラ本体が受ける粉砕荷重による応力が集中する線とが、互いに交差しないようにずれて配置されていることを特徴としている。
(2)前記の各タブ穴及び前記タブには、ローラ回転方向に対向する互いに当接可能な回転方向面が備えられ、前記ローラハウジングの前記タブ穴の前記回転方向面の基部は、前記固定用ストッパ部の基部よりもローラ回転中心側にシフトして配置されていることが好ましい。
(3)前記の各タブ穴及び前記タブには、ローラ回転方向に対向する互いに当接可能な回転方向面が備えられ、前記ローラハウジングの前記タブ穴の前記回転方向面の基部は、応力を分散させる曲面形状に形成されていることが好ましい。
(4)本発明のもう一つの粉砕ローラは、外周にローラ支持部を有し、前記ローラ支持部の一端部外周に固定用ストッパ部が形成されたローラハウジングと、前記ローラハウジングの外周の前記ローラ支持部に装着されるローラ本体と、前記ローラ支持部の他端側に締結され、前記固定用ストッパ部と協働して前記ローラ本体を前記ローラハウジングに対し軸方向に固定する押え板と、前記ローラ本体の一端側に形成されたタブ穴と、前記ローラハウジングに形成されて前記タブ穴内に配置され、前記ローラ本体を前記ローラハウジングに対して回転方向に固定するタブ部と、を備えた粉砕ローラであって、前記固定用ストッパ部の基部において前記押え板による締結応力が集中する線と、前記ローラハウジングの前記タブ部の基部において前記ローラ本体が受ける粉砕荷重による応力が集中する線とが、互いに交差しないようにずれて配置されていることを特徴としている。
(5)前記タブ穴及び前記タブ部には、ローラ回転方向に対向する互いに当接可能な回転方向面が備えられ、前記ローラハウジングの前記タブ部は、前記固定用ストッパ部よりも径方向外側に突設されると共に、前記タブ部の前記回転方向面の基部は、応力を分散させる曲面形状に形成されていることが好ましい。
(6)本発明の粉砕機は、中空形状をなすハウジングと、前記ハウジング内に鉛直方向に沿う支持軸心により駆動回転可能に支持される粉砕テーブルと、前記粉砕テーブルの上方に配置されて支持軸により回転自在に支持されると共に外周面が前記粉砕テーブルの上面に接触して連れ回り可能であって、請求項1〜5の何れか1項に記載の粉砕ローラと、を有することを特徴としている。
本発明の粉砕ローラによれば、粉砕荷重による応力(変動)と押え板の締め付けによる応力(定常)とが、重畳しない構造となるため、疲労強度が向上し、製品寿命を向上させることができる。
第1実施形態にかかる粉砕ローラの要部を示す図であり、(a)はその要部断面図、(b)は図1(a)のA1部拡大図である。 各実施形態にかかる粉砕ローラを備えた石炭粉砕機要部を示す断面図である。 第2実施形態にかかる粉砕ローラの要部を示す図であり、(a)はその要部断面図、(b)は図3(a)のA2部拡大図である。 第3実施形態にかかる粉砕ローラの要部を示す図であり、(a)はその要部断面図、(b)は図4(a)のB1部拡大図である。 第4実施形態にかかる粉砕ローラの要部を示す図であり、(a)はその要部断面図、(b)は図5(a)のB2部拡大図である。 背景技術にかかる粉砕ローラを示す図であり、(a)はその斜視図、(b)はその縦断面図である。 背景技術にかかる粉砕ローラを示す分解斜視図である。 本発明の課題の分析を説明する図であり、(a)は粉砕荷重の影響が小さい場合を示し、(b)は粉砕荷重の影響が大きい場合を示す。 本発明の課題の分析を説明する図であり、(a)は粉砕ローラの模式的縦断面図、(b)は図9(a)のC部拡大図である。 本発明の課題の分析を説明する粉砕ローラの要部を示す図であり、(a)はその要部断面図、(b)は図10(a)のD部拡大図である。 本発明の課題の分析を説明するための図であり、一般的な疲労曲線(応力変動範囲と繰返し数の関係)を示す。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
なお、本実施形態では、本発明にかかる粉砕ローラを、石炭を粉砕して微粉化する石炭粉砕機に適用する場合を説明するが、本粉砕ローラは、石炭のみならず固形物を粉砕して微粉化するための粉砕機に広く適用しうるものである。
〔第1実施形態〕
〔石炭粉砕機の構成〕
まず、図2を参照して、本実施形態にかかる石炭粉砕機の構成を説明する。図2に示すように、竪型ミルとも呼ばれる石炭粉砕機は、竪型の円筒中空形状をなすハウジング11を備えのハウジング11の天井部11aの中心軸線位置は、粉砕すべき原材料の石炭を投入する石炭投入管14が配置される。石炭投入管14の直下の台座12上には、石炭投入管14から投入された石炭を粉砕する粉砕テーブル13が配置される。粉砕テーブル13は、図示しない駆動装置により前記中心軸線に沿った鉛直方向の軸心周りに回転駆動される。
粉砕テーブル13の上面には、中心軸線と同心に環状の粉砕面13aが形成され、粉砕面13aの上方に、粉砕面13aと対向して複数(例えば、3個)の粉砕ローラ10が周方向に均等間隔で配置されている。各粉砕ローラ10は、ハウジング11の周壁11bから中心部側へ下方に傾斜するように配置された支持軸16の先端部に、軸受(図示略)を介して回転自在に支持されている。
なお、支持軸16を支持するホルダ17には、粉砕テーブル13の外周の接線方向に延びるピン18が設けられている。ホルダ17,支持軸16及び粉砕ローラ10は、このピン18を介して、粉砕面13aに接近する方向と粉砕面13aから離隔する方向とに、周壁11bに揺動可能に支持されている。
ホルダ17には下方に突設された突起17aが形成され、周壁11bにはストッパ19が装備されている。ストッパ19の先端が突起17aに当接すると粉砕ローラ10の粉砕面13aへの接近が規制される。ストッパ19は、アクチュエータ20によって進退駆動されることによって、その先端位置が調整される。
また、粉砕ローラ10に石炭を粉砕するための荷重を加える付勢装置21が装備される。付勢装置21は、周壁11bに固定された油圧シリンダ22と、油圧シリンダ22により軸方向へ駆動されるプランジャ23とを備える。ホルダ17の上部にはアーム17bが延びており、プランジャ23の先端がアーム17bに押し付けられることにより、粉砕ローラ10に粉砕面13a上の石炭を粉砕する下向き(粉砕面13aに向く)荷重が加えられる。
ハウジング11の下部には、粉砕テーブル13の外周辺に位置して一次空気が送り込まれる入口ポート24が設けられる。図示しない一次送風機によって圧縮された空気が、この入口ポート24から一次空気としてハウジング11内に送り込まれ、ハウジング11内が高圧雰囲気とされる。
ハウジング11の上部には、石炭投入管14の外周辺に位置して、粉砕された固形物(以下、粉砕物)を分級ブレード25によって分級するロータリセパレータ(分級装置)26が設けられる。また、ハウジング11の天井部11aには、分級した粉砕物を排出する出口ポート27が設けられている。更に、ハウジング11の下部には、固形物に混在する礫や金属片などの異物(スピレージ)を粉砕テーブル13の外周部から落下させて排出する異物排出管28が設けられる。
粉砕ローラ10により粉砕された固形物は粉砕物となり、一次送風機を駆動させることで入口ポート24からハウジング11内に送り込まれた一次空気により、乾燥されつつ上昇する。この上昇した粉砕物は、ロータリセパレータ26により分級され、粗粉は落下して再び粉砕テーブル13上に戻されて再粉砕が行われ、細粒粉は、ロータリセパレータ26を通過し、気流に乗って出口ポート27から排出される。また、固形物に混在した礫や金属片などのスピレージは、粉砕テーブル13の遠心力により外周部から外方に落下し、異物排出管28により排出される。
〔粉砕ローラの構成〕
このような石炭粉砕機に装備される粉砕ローラ10の概略構成は、図6,図7に例示した背景技術のものとほぼ同様であるので、ここでは、説明が一部重複するが、図6,図7を参照して説明する。
ただし、ローラハウジング100のタブ穴(タブ装着溝)104及びタブ130については、背景技術のものと異なるので、ハウジング100のタブ穴については符号204Aに読み替え、タブ穴204Aの回転方向面については符号204aに読み替え、タブについては符号230Aに読み替え、タブ230Aの回転方向面については符号230aに読み替えて説明する。
図6,図7に示すように、粉砕ローラ10は、ローラハウジング(以下、単にハウジングとも言う)100と、このハウジング100に対して外嵌され着脱可能なローラ本体(以下、単にローラとも言う)110とを有している。るローラ110は、運転とともに摩耗が生じるため、ハウジング100にローラ110を嵌め込んで固定する構造とし、摩耗量に応じてローラ110のみを交換する。
ハウジング100は、筒状に形成され、外周には拡径したローラ支持部(以下、単に支持部とも言う)101が形成される。ハウジング100の内周に支持軸16が嵌装され、ハウジング100の支持部101外周にローラ110が嵌装される。ローラ110は、環状に形成され、内周側にハウジング100に固定されるホルダ部111を有し、ホルダ部111の外周に粉砕対象の石炭に圧接し粉砕する粉砕圧接部112が固設される。
ローラ110は、ホルダ部111をハウジング100に外嵌して固定されるが、この固定として、軸方向への固定と共に回転方向への固定が行なわれる。軸方向への固定は、ローラ110の軸方向両端を、ハウジング100に形成されたフランジ状の固定用ストッパ部(以下、単にストッパ部とも言う)102と、ハウジング100に結合される押え板120とて挟み付けるようにして行なわれる。回転方向への固定は、ハウジング100及びローラ110の双方に形成されたタブ穴にタブ230A,115(図1参照)を内装し固定することにより行なわれる。
軸方向への固定について説明すると、ハウジング100の支持部101の一端側外周には、ストッパ部102が突出して形成され、ローラ110の一端側内周には、ストッパ部102と嵌合する環状溝部113が形成される。また、ハウジング100の支持部101の他端側外周には、押え板120が装着される環状溝部103が形成され、ローラ110の他端側内周には、ストッパ部102と嵌合する環状溝部114が形成される。
ハウジング100のストッパ部102及びローラ110の環状溝部113には、互いに対向し圧接する圧接面102a,113aが形成され、ハウジング100の環状溝部103及びローラ110の環状溝部114には、押え板120に対向し圧接する圧接面103a,114aが形成されている。
押え板120は環状に形成された板材であり、ローラ110がハウジング100の支持部101の外周に嵌め込まれた状態で、ハウジング100の他端側の環状溝部103及びローラ110の他端側の環状溝部114に装着され、多数のボルト121によってハウジング100に締結される。
この締結によって、ハウジング100の圧接面103a及びローラ110の圧接面114aと対向する押え板120の圧接面120aが、ハウジング100の圧接面103aに圧接すると共に、それ以上の圧接力によってローラ110の圧接面114aに圧接する。同時に、この締結によって、ハウジング100のストッパ部102の圧接面102aとローラ110の環状溝部113の圧接面113aも圧接する。
回転方向への固定について説明すると、ハウジング100の支持部101の一端側外周には、ストッパ部102を切り欠くようにして、複数のタブ穴(タブ装着溝)204A(図1参照)が形成され、ローラ110の一端側内周にも、環状溝部113を切り欠くようにして、複数のタブ穴(タブ装着溝)115が形成される。ハウジング100のタブ穴204Aと、ローラ110のタブ穴115とは、互いに回転方向位相を一致させて設けられている。ここでは、90度ずつ位相を変えて4つずつタブ穴204A,115が設けられる。
各タブ穴204A,115のローラ回転方向両端部には、ローラ回転方向と対向する回転方向面204a,115aが形成され、これらのタブ穴204A,115内に装着されるタブ230Aの装着時にローラ回転方向両端部となる箇所にも、ローラ回転方向と対向する回転方向面230aが形成される。各タブ穴204A,115の回転方向面204a,115aと、それぞれに対向するタブ230Aの回転方向面230aは互いに当接可能である。
ハウジング100とローラ110とが、タブ穴204A,115の回転位相が一致するように配置された上で、互いに位相が一致した4箇所のタブ穴204A,115内にそれぞれタブ230Aが配置される。そして、タブ穴204A,115の回転方向面204a,115aと、それぞれに対向するタブ230Aの回転方向面230aとの間に隙間状態に応じて厚さを選定された又は枚数を選定された調整板(シム)132を介装して、タブ押え131を被せて、タブ押え131を図示しないボルトでハウジング100に締結する。
〔タブ,タブ穴の構成〕
本実施形態の粉砕ローラ10は、図1に示すように、ハウジング100のタブ穴204Aの形状,大きさ、及びタブ230Aの形状に特徴がある。なお、図1はハウジング100及びローラ110のタブ穴204A,115の周方向中央(回転方向中央)で破断してその半部を示す断面図であり、タブ穴204A,115の他の半部はこれと対称な形状に形成される。また、図1(a)はタブ230A及びシム132を装着した状態で示し、図1(b)はタブ230A及びシム132を外した状態で示す。
図1(a)に示すように、ハウジング100のタブ穴204Aは、ストッパ部102の一部を切り欠くようにして形成されるが、タブ穴204Aはストッパ部102の基部(付け根)よりもローラ回転中心側に深く形成されている。したがって、タブ穴204Aの回転方向面204aの基部(ローラ回転中心側の箇所)は、ストッパ部102の基部よりもローラ回転中心側にシフトした位置に配置されている。
なお、タブ穴204Aの回転方向面204aとタブ穴204Aのローラ回転中心側の面(底面)204cとは滑らかに連続する曲面205で接続されており、タブ穴204Aの回転方向面204aの基部は、この曲面205上に位置している。
また、タブ230Aも、タブ穴204Aの形状に合わせて径方向に大きく形成され、タブ穴204Aの回転方向面204aと対向するタブ230Aの回転方向面230aや、タブ穴204Aの底面204cと対向するタブ230Aの底面230cも、タブ穴204Aの形状に合わせて形成されている。なお、ローラ110のタブ穴115は特に変更されていない。
したがって、ストッパ部102の基部において押え板120による締結応力が集中する線L2と、ローラハウジング100のタブ穴204Aの基部においてローラ本体110が受ける粉砕荷重による応力が集中する線L1とが、互いに交差しないようにずれて配置されており、応力集中が緩和されるようになっている。
また、タブ穴204Aの回転方向面204aの基部をストッパ部102の基部と径方向同位置に合わせた場合よりも、タブ穴204Aの回転方向面204aやタブ230Aの回転方向面230aは拡張されており、回転方向面204a,230aで互いに伝達される回転方向の力は、接触面積の拡張によって分散され、この点からも、応力集中が緩和されるようになっている。
また、タブ穴204Aの回転方向面204aとタブ穴204Aの底面204cとの境界部分が滑らかでないと、この部分(回転方向面204aの基部)に応力集中が生じ易いが、回転方向面204aと底面204cとの境界部分は滑らかな曲面205で接続されており、この点からも、応力集中が緩和されるようになっている。
〔作用及び効果〕
本実施形態にかかる粉砕ローラ10は、上述のように構成されているので、ローラハウジング100のタブ穴204Aの回転方向面204aの基部等における応力集中が緩和されて、疲労強度が向上し、製品寿命を向上させることができる。
つまり、ストッパ部102の基部の押え板120による締結応力が集中する線L2と、ローラハウジング100のタブ穴204Aの基部のローラ本体110が受ける粉砕荷重による応力が集中する線L1とがずれて配置されるため応力集中が緩和される。
また、タブ穴204Aの回転方向面204aが拡張されて、回転方向面204a,230aで伝達される回転方向の力が分散されて、応力集中が緩和される。
さらに、タブ穴204Aの回転方向面204aとタブ穴204Aの底面204cとの境界部分が滑らかな曲面205接続されるため、応力集中が緩和される。
〔第2実施形態〕
〔タブ,タブ穴の構成〕
本実施形態は、第1実施形態の一部を変更したものであり、図3を参照して、第1実施形態に対する変更箇所を説明する。なお、図3において、図1と同符号は同様のものを示し、説明は省略又は簡略化する。
本実施形態の粉砕ローラ10は、図3に示すように、ハウジング100のタブ穴204Bの形状,大きさ、及びタブ230Bの形状の一部が第1実施形態のものと異なっている。
つまり、本実施形態では、ハウジング100のタブ穴204Bは、第1実施形態のものと同様に、図3に示すように、タブ穴204Bはストッパ部102の基部(付け根)よりもローラ回転中心側に深く形成されている。ただし、タブ穴204Bの回転方向面204bとタブ穴204Bのローラ回転中心側の面(底面)204dとは不連続に屈曲して接続されている。タブ230Bの回転方向面230bや底面230dも、タブ穴204Bの回転方向面204bや底面204dと対応した形状に形成されている。
〔作用及び効果〕
本実施形態にかかる粉砕ローラ10は、上述のように構成されているので、ストッパ部102の基部の押え板120による締結応力が集中する線L2と、ローラハウジング100のタブ穴204Bの基部のローラ本体110が受ける粉砕荷重による応力が集中する線L1とがずれて配置されることによる応力集中の緩和と、タブ穴204Bの回転方向面204bの拡張による応力集中の緩和とによって、疲労強度が向上し、製品寿命を向上させることができる。
〔第3実施形態〕
〔タブ部の構成〕
本実施形態では図4に示すように、タブ部330Aがローラハウジング100と一体に形成されているが、ローラハウジング100への応力集中を緩和させる点では、第1,2実施形態と同様の技術思想を有している。なお、図4において、図1と同符号は同様のものを示し、説明は省略又は簡略化する。
図4に示すように、ローラハウジング100には、ストッパ部102よりも径方向外側に突出してタブ部330Aが形成されている。このタブ部330は、第1,2実施形態においてタブ穴204A,204Bが形成される箇所に対応して形成される。ローラ110には、このタブ部330Aが内挿されるタブ穴115が形成されている。
タブ部330Aには、ローラ回転方向と対向する回転方向面330aが形成され、ローラ110のタブ穴115には、この回転方向面330aと対向する回転方向面115aが形成されている。
また、タブ部330Aの回転方向面330aの基部、即ち、回転方向面330aのローラ回転中心側の縁部は、ストッパ部102の基部(付け根)よりも、径方向外側にシフトして配置されている。
したがって、ローラハウジング100のストッパ部102の基部において押え板120による締結応力が集中する線L2と、ローラハウジング100のタブ部330Aの基部においてローラ本体110が受ける粉砕荷重による応力が集中する線L1とが、互いに交差しないようにずれて配置されており、応力集中が緩和されるようになっている。
また、タブ部330Aの回転方向面330aとストッパ部102の外周面とは、滑らかに連続する曲面305で接続されており、タブ部330Aの回転方向面330aの基部は、この曲面305上に位置しており、この曲面305によっても応力集中が緩和されるようになっている。
〔作用及び効果〕
本実施形態にかかる粉砕ローラ10は、上述のように構成されているので、ストッパ部102の基部の押え板120による締結応力が集中する線L2と、ローラハウジング100のタブ部330Aの基部のローラ本体110が受ける粉砕荷重による応力が集中する線L1とがずれて配置されることによる応力集中の緩和と、タブ部330Aの回転方向面330aとストッパ部102の外周面とが曲面305で接続されることによる応力集中の緩和とによって、疲労強度が向上し、製品寿命を向上させることができる。
〔第4実施形態〕
〔タブ部の構成〕
本実施形態は、第3実施形態の一部を変更したものであり、図5を参照して、第1実施形態に対する変更箇所を説明する。なお、図5において、図4と同符号は同様のものを示し、説明は省略又は簡略化する。
本実施形態の粉砕ローラ10は、図5に示すように、ハウジング100のタブ部330Bの形状の一部が第3実施形態のものと異なっている。
つまり、本実施形態では、タブ部330Bの回転方向面330bとストッパ部102の外周面とが不連続に屈曲して接続されている。この点を除いて第3実施形態のものと同様に構成されている。
〔作用及び効果〕
本実施形態にかかる粉砕ローラ10は、上述のように構成されているので、ストッパ部102の基部の押え板120による締結応力が集中する線L2と、ローラハウジング100のタブ部330Aの基部のローラ本体110が受ける粉砕荷重による応力が集中する線L1とがずれて配置されることによる応力集中の緩和によって、疲労強度が向上し、製品寿命を向上させることができる。
〔その他〕
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記の実施形態を適宜変更して実施しうるものである。
例えば、上記実施形態では言及していないが、第1,2実施形態では粉砕荷重を受ける面積を増やすことで、変動応力範囲の大きさを小さくしているが、この他、定常応力の低減対策として、ストッパ部の肉厚を増やすことで、変動応力範囲、定常応力ともに低減される。
10 粉砕ローラ
11 ハウジング
13 粉砕テーブル
13a 粉砕面
14 石炭投入管
16 支持軸
17 ホルダ
18 ピン
19 ストッパ
20 アクチュエータ
21 付勢装置
22 油圧シリンダ
23 プランジャ
24 入口ポート
25 分級ブレード
26 ロータリセパレータ(分級装置)
27 出口ポート
28 異物排出管
100 ローラハウジング(ハウジング)
101 ローラ支持部(支持部)
102 固定用ストッパ部(ストッパ部)
103 環状溝部
102a,103a 圧接面
110 ローラ本体(ローラ)
111 ホルダ部
112 粉砕圧接部
113,114 環状溝部
113a,114a 圧接面
115,204A タブ穴(タブ装着溝)
115a,204a 回転方向面
120 押え板
120a 圧接面
121 ボルト
131 タブ押え
132 調整板(シム)
204A,204B タブ穴
204a,204b 回転方向面
204c,204d 底面
205,305 曲面
230A,230B タブ
230a,230b 回転方向面
230c,230d 底面
330A,330B タブ部
330a,330b 回転方向面

Claims (6)

  1. 外周にローラ支持部を有し、前記ローラ支持部の一端部外周に固定用ストッパ部が形成されたローラハウジングと、
    前記ローラハウジングの外周の前記ローラ支持部に装着されるローラ本体と、
    前記ローラ支持部の他端側に締結され、前記固定用ストッパ部と協働して前記ローラ本体を前記ローラハウジングに対し軸方向に固定する押え板と、
    前記ローラ支持部の一端側外周と前記ローラ本体の一端側内周との双方に形成されたタブ穴と、
    前記両タブ穴内に配置されて前記ローラ支持部の一端側に固定され、前記ローラ本体を前記ローラハウジングに対して回転方向に固定するタブと、を備えた粉砕ローラであって、
    前記固定用ストッパ部の基部において前記押え板による締結応力が集中する線と、前記ローラハウジングの前記タブ穴の基部において前記ローラ本体が受ける粉砕荷重による応力が集中する線とが、互いに交差しないようにずれて配置されている
    ことを特徴とする、粉砕ローラ。
  2. 前記の各タブ穴及び前記タブには、ローラ回転方向に対向する互いに当接可能な回転方向面が備えられ、
    前記ローラハウジングの前記タブ穴の前記回転方向面の基部は、前記固定用ストッパ部の基部よりもローラ回転中心側にシフトして配置されている
    ことを特徴とする、請求項1記載の粉砕ローラ。
  3. 前記の各タブ穴及び前記タブには、ローラ回転方向に対向する互いに当接可能な回転方向面が備えられ、
    前記ローラハウジングの前記タブ穴の前記回転方向面の基部は、応力を分散させる曲面形状に形成されている
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の粉砕ローラ。
  4. 外周にローラ支持部を有し、前記ローラ支持部の一端部外周に固定用ストッパ部が形成されたローラハウジングと、
    前記ローラハウジングの外周の前記ローラ支持部に装着されるローラ本体と、
    前記ローラ支持部の他端側に締結され、前記固定用ストッパ部と協働して前記ローラ本体を前記ローラハウジングに対し軸方向に固定する押え板と、
    前記ローラ本体の一端側に形成されたタブ穴と、
    前記ローラハウジングに形成されて前記タブ穴内に配置され、前記ローラ本体を前記ローラハウジングに対して回転方向に固定するタブ部と、を備えた粉砕ローラであって、
    前記固定用ストッパ部の基部において前記押え板による締結応力が集中する線と、前記ローラハウジングの前記タブ部の基部において前記ローラ本体が受ける粉砕荷重による応力が集中する線とが、互いに交差しないようにずれて配置されている
    ことを特徴とする、粉砕ローラ。
  5. 前記タブ穴及び前記タブ部には、ローラ回転方向に対向する互いに当接可能な回転方向面が備えられ、
    前記ローラハウジングの前記タブ部は、前記固定用ストッパ部よりも径方向外側に突設されると共に、前記タブ部の前記回転方向面の基部は、応力を分散させる曲面形状に形成されている
    ことを特徴とする、請求項4記載の粉砕ローラ。
  6. 中空形状をなすハウジングと、
    前記ハウジング内に鉛直方向に沿う支持軸心により駆動回転可能に支持される粉砕テーブルと、
    前記粉砕テーブルの上方に配置されて支持軸により回転自在に支持されると共に外周面が前記粉砕テーブルの上面に接触して連れ回り可能であって、請求項1〜5の何れか1項に記載の粉砕ローラと、を有する
    ことを特徴とする、粉砕機。
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