JP2016158811A - 制御装置、制御方法、医用画像撮影装置、医用画像撮影システムおよびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 撮影画像から一部の部分画像を切り出すための領域を指定する領域指定表示の一部を側性に応じて変更することにより、被検査物の側性を識別可能な技術を提供する。【解決手段】制御装置は撮影画像における被検査物の側性を示す情報を入力する入力部と、撮影画像から一部の部分画像を切り出すための領域を指定する領域指定表示を撮影画像に重畳して表示部に表示させる表示制御部とを備え、表示制御部は、領域指定表示の一部を側性に応じて変更して表示部に表示させる。【選択図】 図1
Description
本発明は、制御装置、制御方法、医用画像撮影装置、医用画像撮影システムおよびプログラムに関する。
近年病院において、例えば、放射線撮影装置などの医用画像撮影装置は、ネットワークを介して、病院情報システム(Hospital Information System:HIS)や画像保存通信システム(Picture Archiving and Communication Systems: PACS)と接続し、撮影された画像データ(放射線撮影画像)はデジタルデータとして管理されるようになっている。
特許文献1、2では、デジタルデータとして管理される画像データ(放射線撮影画像)に情報を付加する方法が提案されている。撮影された放射線撮影画像に付加する情報としては、例えば、医師や放射線技師が被験者の対臓器を撮影する際の方向性(例えば、左右)を判断するためのマーク(側性マーカー)の情報が挙げられる。
また、医師や放射線技師が撮影された放射線撮影画像のうち一部に着目した範囲を選択する操作(切り出し処理)を行う際、医用画像撮影装置は範囲の選択操作のために切り出し枠を放射線撮影画像上に表示する。ここで、切り出し処理は、例えば、病変位置のみに着目する場合、放射線の素抜け領域を削除する場合、健康診断などで一律のサイズで画像を転送する場合などのために行われる処理である。切り出し処理の完了後、医用画像撮影装置は切り出された範囲の画像をPACSへ転送する。ここで、切り出し範囲外に側性マーカーが配置されていた場合は、出力後の画像には画像の方向性を示す側性マーカーの情報が失われてしまい、切り出された画像を医師や放射線技師が後に見た場合、撮影されている臓器の方向性を識別することが困難になる。
従来技術では、放射線撮影画像内において側性マーカーと切り出し枠とは別々に、撮影画像に対して重畳表示されており、医師や放射線技師等の操作者は、病変部の観察と、切り出し範囲の判別と、左右どちらの臓器かを示す側性マーカーの判別とを個別に行う必要があった。また、医師や放射線技師等の操作者は、側性マーカーと切り出し枠を放射線撮影画像上に配置する操作を行う際、側性マーカーが、観察している病変部に重ならないように配置する必要がある。また、切り出し後に撮影の方向性を確認することができるようにするため、切り出し枠内に収まる位置に側性マーカーが配置されるように注意をしながら操作をする必要があり、病変部の観察を行いながらこれらの操作を行うことは医師や放射線技師等の操作者の負担となっていた。
本発明は、撮影画像から一部の部分画像を切り出すための領域を指定する領域指定表示の一部を側性に応じて変更することにより、被検査物の側性を識別可能にする技術を提供する。
本発明の一つの側面に係る制御装置は、撮影画像における被検査物の側性を示す情報を入力する入力手段と、前記撮影画像から一部の部分画像を切り出すための領域を指定する領域指定表示を前記撮影画像に重畳して表示手段に表示させる表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記領域指定表示の一部を前記側性に応じて変更して前記表示手段に表示させることを特徴とする。
本発明によれば、撮影画像から一部の部分画像を切り出すための領域を指定する領域指定表示の一部を側性に応じて変更することにより、被検査物の側性を識別することが可能になる。
また、撮影画像から一部を切り出す領域指定表示内の部分画像を見やすく表示することが可能になる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を例示的に詳しく説明する。ただし、実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
本実施形態の構成は、医用画像撮影を制御する制御装置、制御装置を含む制御システム、および医用画像撮影装置として、X線、α線、β線、γ線、粒子線などによる放射線撮影を含む放射線撮影装置にも適用可能である。また、医用画像撮影装置を含む医用画像撮影システムにも適用可能である。
なお、一連の処理を説明するために、制御装置、制御システム、医用画像撮影装置(放射線撮影装置)、医用画像撮影システムを医師が操作することを想定して説明するが、他の場合であっても同様に利用可能である。例えば、操作者については放射線技師が操作しても同様に利用可能である。また、医用画像撮影装置(放射線撮影装置)は医用画像撮影システム(放射線撮影システム)と呼ぶ場合がある。
<前提技術>
撮影された画像データ(放射線撮影画像)はデジタルデータとして管理され、画像データに情報を付加することが可能になっている。画像データに配置する情報として、例えば、被験者の左右に存在する被検査物(対臓器)の片側が写っている場合に、医師や放射線技師が左右どちらの被検査物(対臓器)かを判断するための情報がある。画像上に、被検査物の方向性を示すマークを配置しておくことで、後から画像を見た際に被検査物(対臓器)のどちらかを判別することができる。また、被検査物として対臓器の両方が一枚の画像に写っている場合には左右どちらの対臓器かを明示する目的で、撮影画像において被検査物(対臓器)の左右を識別できるように方向性を識別するためのマークを配置する場合もある。以下の説明では、被検査物(対臓器)について、方向性を示す属性(例えば、左右どちらの臓器かを示す属性)を「側性」(Laterality)と呼び、撮影画像における被検査物の側性を示す情報を側性情報と呼ぶ。また、側性を示すマークを以下では「側性マーカー」と呼ぶ(側性マーカーを識別マークともいう)。一般的に、側性マーカーは、方向として左右を示す場合、左を表す「L」、右を表す「R」などの記号(符号)が用いられる。尚、撮影画像における側性は左右に限定されるものではなく、上下の方向を識別する場合も同様である。この場合、側性マーカーは、上を表す「S(superior)」、下を表す「I(inferior)」などの記号(符号)を用いることが可能である。また、被験者の顔が向いている方が前(A(anterior))、背部が向いている方が後ろ(P(posterior))を示すように、側性マーカーの記号(符号)を用いることが可能である。
撮影された画像データ(放射線撮影画像)はデジタルデータとして管理され、画像データに情報を付加することが可能になっている。画像データに配置する情報として、例えば、被験者の左右に存在する被検査物(対臓器)の片側が写っている場合に、医師や放射線技師が左右どちらの被検査物(対臓器)かを判断するための情報がある。画像上に、被検査物の方向性を示すマークを配置しておくことで、後から画像を見た際に被検査物(対臓器)のどちらかを判別することができる。また、被検査物として対臓器の両方が一枚の画像に写っている場合には左右どちらの対臓器かを明示する目的で、撮影画像において被検査物(対臓器)の左右を識別できるように方向性を識別するためのマークを配置する場合もある。以下の説明では、被検査物(対臓器)について、方向性を示す属性(例えば、左右どちらの臓器かを示す属性)を「側性」(Laterality)と呼び、撮影画像における被検査物の側性を示す情報を側性情報と呼ぶ。また、側性を示すマークを以下では「側性マーカー」と呼ぶ(側性マーカーを識別マークともいう)。一般的に、側性マーカーは、方向として左右を示す場合、左を表す「L」、右を表す「R」などの記号(符号)が用いられる。尚、撮影画像における側性は左右に限定されるものではなく、上下の方向を識別する場合も同様である。この場合、側性マーカーは、上を表す「S(superior)」、下を表す「I(inferior)」などの記号(符号)を用いることが可能である。また、被験者の顔が向いている方が前(A(anterior))、背部が向いている方が後ろ(P(posterior))を示すように、側性マーカーの記号(符号)を用いることが可能である。
以下の説明では、撮影画像から一部の部分画像を切り出すための領域を指定する領域指定表示を切り出し枠として説明する。また、領域指定表示の一部を切り出し枠の辺として説明する。
まず、前提技術として、側性マーカーと切り出し枠の表示と、切り出し枠のサイズの変更に応じて側性マーカーの表示位置を変更する表示制御の例について説明する。この表示制御の例を説明するために、医師や放射線撮影技師などの操作者が意図しない箇所に側性マーカーが配置されるケースを、図8を用いて具体的に説明する。図中、撮影画像801において、切り出し枠802、および側性マーカー803が撮影画像に重畳して表示されている(図8(a))。このように切り出し枠802、および側性マーカー803が配置されている状態から、切り出し枠802を切り出し枠804のように縮小変更する場合を考える(図8(b))。例えば、特許第4018260号明細書に記載の方法を用いた場合、初期位置の側性マーカー803は縮小変更後の側性マーカー805のように、切り出し枠804内に収まる位置に移動する。
しかし、図8(b)に示す表示状態から縮小変更後の切り出し枠804を拡大変更後の切り出し枠806のように広げた場合(図8(c))、縮小変更後の側性マーカー805は、拡大変更後の切り出し枠806内において、拡大変更後の側性マーカー807に示すように、縮小変更後の位置から移動しない。
このまま、切り出し枠内の画像がPACSへ転送されたり、プリント処理のためプリンタに転送されると、転送処理された画像の右側が被験者の左側であるように見えてしまい、当初意図していた画像の左側が被験者の左側であるという意味付けとは異なるものとなる。そのため、医師等の操作者は側性マーカーの位置を修正しなければならないが、もしも側性マーカーの位置の修正を忘れた場合には病変位置を誤って判断してしまう可能性がある。
このような場合、切り出し枠と側性マーカーとの位置関係を保つように側性マーカーを自動的に移動させれば、図8で説明したような切り出し枠の変更操作を行った場合に意図しない箇所に側性マーカーが配置されることは防ぐことができる。
しかし、切り出し枠と側性マーカーの位置関係を保つように側性マーカーを自動的に移動する機能を実現させた場合であっても、側性の識別が困難になる場合は存在する。そのような場合について、図9を用いて説明する。図中、撮影画像901において、切り出し枠902、および側性マーカー903が撮影画像に重畳して表示されている(図9(a))。撮影画像901の右下側に、被検査物として両手が写っており、画像左に位置する手が左手であることを示すために、医師が側性マーカー903を配置した後、放射線素抜け領域を切り取るように切り出し処理を行うとする。初期位置の切り出し枠902は切り出し枠904のように縮小変更される(図9(b))。側性マーカー903が切り出し枠のサイズを変更する操作と連動して移動する機能が実装されていると、初期位置の側性マーカー903は縮小変更後の側性マーカー905の位置に移動する。縮小変更後の位置に側性マーカー905が移動すると、左手と右手の間に側性マーカー905が配置されてしまい、どちらの手に対して側性マーカーの「L」を配置したのかが分からなくなってしまう。このように、切り出し枠と側性マーカーの位置関係を保つように側性マーカーを移動する機能を実現させた場合であっても、意図しない箇所に側性マーカーが移動してしまう場合が生じ得る。
<第1の実施形態>
以下、第1の実施形態について説明する。本実施形態では、撮影画像における被検査物の側性を示す情報(側性情報)を、撮影画像から一部の部分画像を切り出すための領域を指定する領域指定表示(切り出し枠の表示)に付与する構成について説明する。図2は、第1の実施形態の制御装置、医用画像撮影装置(放射線撮影装置)およびPACSの概略構成を示す図である。
以下、第1の実施形態について説明する。本実施形態では、撮影画像における被検査物の側性を示す情報(側性情報)を、撮影画像から一部の部分画像を切り出すための領域を指定する領域指定表示(切り出し枠の表示)に付与する構成について説明する。図2は、第1の実施形態の制御装置、医用画像撮影装置(放射線撮影装置)およびPACSの概略構成を示す図である。
放射線撮影装置213は、制御装置208(制御部)、放射線センサ211(検出部)、入力部202および表示部203を有する。放射線撮影装置213には、ネットワーク209を介して放射線発生装置212が接続される。放射線撮影装置213および放射線発生装置212により医用画像撮影システム(放射線撮影システム)が構成される。
制御装置208は、CPU201、BUS204、ROM205、RAM206、大容量記憶装置207(DISK)を有し、医用画像撮影装置(放射線撮影装置)を制御することにより医用画像の撮影(放射線画像の撮影)を制御する。ネットワーク209は、放射線撮影装置213とPACS210とを結ぶLANである。PACS210は、画像保存通信システムであり、ネットワーク209を介して放射線撮影装置213との間で通信し、放射線撮影装置213で撮影された画像を保管する。
放射線センサ211は、放射線を蛍光体によって放射線の強度に比例した可視光に変換し、その可視光を光電変換素子により電気信号に変換し、それをA/D変換器でデジタル変換することで放射線画像を取得する。放射線発生装置212は、制御装置208による制御に基づき、放射線管から放射線を照射する。
CPU201は中央演算処理装置であり、以下に述べる各部を統括的に制御する。入力部202はマウス、ボタン、キーボード、タッチパネル等により構成することが可能であり、操作者は入力部202を介して各種の指示を行うことが可能である。表示部203は液晶ディスプレイ等であり、診療録等を表示する。また、表示部203は制御装置208の表示制御により撮影画像等を表示することが可能である。BUS204は、各種信号やデータの転送経路となる通信バスである。例えば、CPU201から制御対象である各デバイスへの指示を行う信号や、各デバイス間のデータを所定の処理部に転送する。
ROM205は読出専用の不揮発性メモリである。ROM205はCPU201のブートプログラム、システムの制御プログラム、各種処理で参照される各種初期データ等を記憶する。
RAM206は読み書き可能なランダムアクセスメモリであり、各デバイスからの各種データの一時記憶や、CPU201の作業領域等として機能する。RAM206には処理に必要なデータを記憶する各種ワーク領域、処理中に必要なスタック、処理中に値変更が行われる各種データが格納されている。後述するデフォルト設定された領域指定表示(切り出し枠)と側性を示す情報との対応関係もRAM206に格納されている。
また、CPU201はROM205から放射線撮影装置213を制御する撮影制御プログラムを読出してRAM206に展開し、実行する。ここでRAM206に展開される撮影制御プログラムは、機能構成として、表示制御部214、側性入力部215、側性付与部216、生成部217とを有する。
側性入力部215は、撮影画像における被検査物の側性を示す情報を入力する。側性入力部215は、入力部202からの入力またはCPU201の命令により撮影画像に対する側性情報の入力を受け付けることが可能である。
表示制御部214は、撮影画像から一部の部分画像を切り出すための領域を指定する領域指定表示(切り出し枠)を撮影画像に重畳して表示部203に表示させる。表示制御部214は、領域指定表示の一部(切り出し枠の辺)を側性に応じて変更して表示部203に表示させる。表示制御部214は、例えば、CPU201により指示された箇所に転送用画像の範囲を示す切り出し枠を表示部203に表示させることが可能である。
側性付与部216は、領域指定表示(切り出し枠)を表示するための表示データに側性を示す情報を付与する。例えば、側性付与部216は、側性入力部215またはCPU201の命令により、側性を示す情報(側性情報)を、領域指定表示の一部(切り出し枠の辺)を表示するための表示データに対して付与する。表示制御部214は、側性を示す情報が付与された表示データに基づいて、領域指定表示の一部(切り出し枠の辺)を変更して表示部203に表示させる。表示の変更例として、表示制御部214は、表示データに基づいて、領域指定表示の一部(切り出し枠の辺)の形状または表示色を変更して表示部203に表示させることが可能である。
生成部217は、撮影画像から一部が切り出される部分画像を外部装置に出力するための出力用の画像データを生成する。生成部217は、例えば、CPU201の命令によりPACS210やプリンタなどの外部装置に出力するために転送用画像の生成を行う。
大容量記憶装置207(DISK)は大量のデータを変更可能に記憶する。大容量記憶装置207(DISK)は、例えば、ハードディスクやSSD(Solid State Drive)等で構成することが可能である。大容量記憶装置207(DISK)の一部には撮影画像保存部が構成され、CPU201は放射線撮影装置213にて撮影された画像を撮影画像保存部に保存する。尚、CPU201により実行される制御プログラムや参照される各種初期データは、必要に応じてRAM206上の一時記憶部にロードされ、CPU201は、ロードされた撮影制御プログラムを実行し、もしくは各種初期データを参照する。このようにすることでプログラムや初期データを固定化せず途中で修正可能にすることができ、柔軟な装置構成(システム)を実現することができる。また、端末の電源を切るなどの終了処理が行われる際に、CPU201は終了処理中にRAM206が保持するデータや画像などを、大容量記憶装置207(DISK)上に保存する処理を行う。そして、次回の起動時に、CPU201は大容量記憶装置207(DISK)上に保存した各種データをRAM206に読み出すことにより、終了したときの状態にて再開可能である。
次に、図1および図3を用いて、本実施形態の制御装置が実行する処理の概略を説明する。図1は、制御装置の処理の流れの一例を示したフローチャートであり、図3は撮影制御プログラムの実行中において、撮影画像における被検査物の側性を示す情報(側性情報)を領域指定表示(切り出し枠)に付与する例を説明する図である。
まず、図1のフローチャートについて順を追って説明する。ステップS101では、制御装置208のCPU201は撮影制御プログラムの起動処理を実行する。CPU201は各種データやソフトウェアモジュールの初期化、外部接続された放射線センサ211や放射線発生装置212との通信の開始処理などを行う。
そして、ステップS102において、CPU201は被験者情報の入力処理を行う。CPU201は、操作者により入力部202から入力される被験者情報を用いて入力処理を行うことが可能である。また、CPU201は、放射線科情報システム(Radiology Information System)などから取得した情報を被験者情報として利用することが可能である。被験者情報の入力が完了すると処理は、ステップS103へと遷移する。
ステップS103において、CPU201は、被験者のどの部位をどのような方法で撮影するかを表す「撮影条件(プロトコル)」を選択する撮影条件(プロトコル)選択処理を実行する。ステップS103の処理は、先のステップS102において、入力部202を介した被験者情報の入力処理が行われた場合は必ず行う必要がある処理である。しかし、先のステップS102において、放射線科情報システムから取得した被験者情報に撮影条件(プロトコル)が付加されていれば、ステップS103の処理を省略することは可能である。この場合、CPU201は、放射線科情報システムから取得した被験者情報を解析し、被験者情報に撮影条件(プロトコル)が付加されているか否かを判定する。被験者情報に撮影条件(プロトコル)が付加されている場合は、上記のように撮影条件(プロトコル)の入力を行うことなく次のステップに処理は進められる。一方、被験者情報に撮影条件(プロトコル)が付加されていない場合、CPU201は、表示部203を制御して操作者に対して撮影条件(プロトコル)の入力を促す報知情報を表示させる。入力部202を介して操作者から撮影条件(プロトコル)が入力されると、撮影条件(プロトコル)選択処理は終了し、処理はステップS104に遷移する。
ステップS104において、CPU201は撮影画面の表示処理を実行し、撮影のための画面を表示部203に表示させる。撮影画面の表示処理が完了すると、処理はステップS105に遷移する。尚、先のステップS103において、入力部202からの入力や放射線科情報システムからの入力では1つの検査に対して複数の撮影条件(プロトコル)を選択することが可能である。放射線撮影装置(システム)の操作者は入力部202により撮影条件(プロトコル)を選択すると、次のステップS105にて撮影条件(プロトコル)の設定処理が実行される。
ステップS105では、先のステップS103において、入力部202により撮影条件(プロトコル)が選択されると、CPU201は、選択された撮影条件(プロトコル)を選択状態として、撮影に必要な各種データの設定や、放射線照射線量などの情報を放射線発生装置212へ通知する。この通知に基づいて、放射線発生装置212は放射線照射線量を設定する。撮影条件(プロトコル)の設定が終わると、処理はステップS106に遷移する。
ステップS106において、CPU201は、照射開始の判定処理を行う。放射線発生装置212に付随した照射ボタンが押下されると、照射ボタンの押下を示す信号が制御装置208に入力され、CPU201は、この信号の有無により照射開始の判定処理を行う。CPU201は照射ボタンの押下を示す信号が制御装置208に入力されるまで待機する。放射線発生装置212が放射線照射を行わない場合(S106−No)、制御装置208は照射開始を待ち受ける待機状態となる。一方、放射線発生装置212が放射線の照射を行うと(S106−Yes)、制御装置208のCPU201は処理をステップS107に遷移して画像受信処理を行う。
ステップS107において、放射線発生装置212が放射線の照射を行い、放射線センサ211が被験者を通過した放射線に基づく画像(撮影画像)を取得する。制御装置208のCPU201は放射線センサ211(検出部)からネットワーク209を介して取得した撮影画像を、RAM206に展開する。
その後、ステップS108において、CPU201は撮影された画像の撮影条件(プロトコル)情報を取得する。CPU201は取得した撮影条件(プロトコル)情報に基づいて、デフォルトで側性情報が、領域指定表示(切り出し枠)と関連付けられている場合、関連付けられている側性情報と領域指定表示(切り出し枠)の情報とを取得する。領域指定表示(切り出し枠)と側性情報との対応関係はRAM206に格納されており、制御装置208のCPU201はRAM206から領域指定表示(切り出し枠)と側性情報との対応関係を示す情報を取得することが可能である。
ステップS109において、CPU201は、撮影画像から一部の部分画像を切り出すための切り出し領域(クロップ領域ともいう)に側性情報を設定する。デフォルトで側性情報が領域指定表示(切り出し枠)と関連付けられている場合、CPU201は、関連付けられている側性情報を、領域指定表示(切り出し枠)を表示するための表示データに設定する。デフォルトで関連付けられている側性情報が存在しない場合において、操作者により表示部203および入力部202を介して側性情報が設定された場合、CPU201は、設定された側性情報を、領域指定表示(切り出し枠)を表示するための表示データに設定する。
その後、ステップS110において、CPU201は表示データを生成する。ここでは、先のステップS109で設定された側性情報に基づいて、CPU201は領域指定表示(切り出し枠)の一部の辺の形状や表示色などの変更処理を行うための表示データを生成する。
次にステップS111において、CPU201の制御の下、表示制御部214は、画面表示処理を実行することにより領域指定表示の一部(切り出し枠の辺)を側性に応じて変更して表示部203に表示させる。表示制御部214は、側性を示す情報(側性情報)が反映された表示データに基づいて、領域指定表示の一部(切り出し枠の辺)の表示を変更して表示部203に表示させる。
そしてステップS112において、CPU201は検査完了を受け付ける。検査に未撮影の撮影条件(プロトコル)のものが残っている場合(S112−No)、ステップS105に処理は戻され同様の処理が繰り返される。一方、未撮影の撮影条件(プロトコル)のものが無く、操作者からの検査完了指示をCPU201が受け付けた場合(S112−Yes)、CPU201は検査完了処理を行い、一連の処理が終了する。
次に図3を用いて、撮影制御プログラムの実行中において、撮影画像における被検査物の側性を示す情報(側性情報)を領域指定表示(切り出し枠)に付与する例を説明する。撮影制御プログラムの撮影画面GUI300において、撮影画像301、切り出し枠302、および側性入力ボタン303が表示されている(図3(a))。撮影画像301には、図1のステップS111における画面表示処理の結果に基づく画像が表示されている。ここでは、図1のステップS108の処理において、デフォルトで設定されている側性情報が存在せずに処理がステップS109に進んだものとして撮影画像が表示されている。
ここで、側性入力ボタン303が操作者により押下されると、側性入力部215は、撮影画像における被検査物の側性を示す情報を入力する。すなわち、側性入力部215は、入力部202を介した側性入力ボタン303からの入力により撮影画像に対する側性情報の入力を受け付ける。CPU201の制御の下、側性付与部216は、図1のステップS109における側性情報の設定処理を行い、入力された側性情報を、領域指定表示(切り出し枠)を表示するための表示データに付与する。
そして、CPU201の制御の下、生成部217は、設定された側性情報に基づいて、CPU201は領域指定表示(切り出し枠)の一部の辺の形状や表示色などの変更処理を行うための表示データを生成する(S110)。そして、CPU201の制御の下、表示制御部214は、ステップS110で生成された表示データを表示部203に出力して、領域指定表示の一部(切り出し枠の辺)を側性に応じて変更して表示部203に表示させる(S111)。ここでは、操作者の操作により側性入力ボタン303が押下され、領域指定表示の一部として、切り出し枠302の左辺に、側性を示す情報(側性情報)「L」が設定されたとする。
表示制御部214の表示制御により、表示部203の切り出し枠302の左辺は破線304のように表示される(図3(b))。ここでは、実線の表示(図3(a))を破線の表示(図3(b))に変更することにより、切り出し枠302に対して、側性を示す情報(側性情報)が設定されていることが示されている。本実施形態はこの例に限定されず、領域指定表示の一部(切り出し枠の辺)の表示の変更例として、形状(線種、線の太さ等)や表示色などの変更を画像生成処理により行うことが可能である。
その画像生成処理の結果を表示部に表示させる表示制御処理において、撮影画像から一部の部分画像を切り出すための領域を指定する領域指定表示の一部を側性に応じて変更することにより、被検査物の側性を識別することが可能になる。また、撮影画像から一部を切り出す領域指定表示内の部分画像を見やすく表示することが可能になる。
尚、画面の淵と切り出し枠とが重なる場合、操作者から切り出し枠の辺の形状変更が見えにくくなる場合も生じ得る。このような場合、CPU201は画面の淵と切り出し枠の辺との相対的な位置情報を取得する。そして、切り出し枠の辺の位置が画面の淵に対して一定範囲内に位置する場合、生成部217は、側性情報に基づいて、側性を示す側性マーカーを切り出し枠辺に付随するように画像データを生成し、表示制御部214は、生成された画像データを表示部203に表示させることも可能である。切り出し枠の辺の形状変更を行う代わりに、側性マーカーを表示させることにより、操作者は画像における被検査物(対臓器)の側性を識別しやすくすることができる。
生成部217は、切り出し枠の辺の形状変更、および、側性マーカーを付加表示するための画像データを生成することも可能であり、表示制御部214は、生成部217により生成された画像データに基づく表示を表示部203にさせることも可能である。これにより、画面の淵の近傍に切り出し枠の辺が位置するような場合であっても、操作者は画像における被検査物(対臓器)の側性を識別しやすくすることができる。
図3で示した例では、側性入力ボタン303の操作入力により側性を示す情報(側性情報)の入力を行う例を説明したが、側性情報の入力方法は、この方法に限定されず他の方法を用いてもよい。例えば、図4に例示する入力方法により、側性を示す情報(側性情報)の入力を行うことも可能である。
図4に示す撮影制御プログラムの撮影画面GUIにおいて、撮影画像401、および切り出し枠402が表示されている(図4(a))。矢印403は入力部202のマウスカーソルを表している。医師や放射線撮影技師などの操作者がマウスカーソルの矢印403を、切り出し枠402の左辺の近傍に移動させて、クリック操作を行うと、表示制御部214は側性入力部215として機能する側性選択部404を撮影画面GUI上に表示させる。
医師や放射線撮影技師などの操作者が側性選択部404から側性を示す情報(側性情報)として、左(L)または右(R)を選択すると、側性選択部404からの選択に基づいて、側性付与部216は選択された側性情報を切り出し枠の辺に対して付与する。すなわち、側性付与部216は領域指定表示(切り出し枠)を表示するための表示データに側性を示す情報(側性情報)を付与する。ここでは側性情報として側性選択部404から「L」が選択したとする。すると、CPU201の制御の下、側性付与部216は、切り出し枠402を表示するための表示データに側性情報「L」を付与し、表示データおよび側性情報をRAM206に記憶させる。そして、CPU201の制御の下、表示制御部214は、側性情報が付与された表示データに基づいて、切り出し枠405の左辺の表示を変更する(図4(b))。図4(b)に示す例では、切り出し枠405の左辺の実線の表示を破線の表示に変更することにより、切り出し枠405に対して、側性を示す情報(側性情報)が設定されていることが示されている。図4(b)では線種の変更による側性情報の設定例を示しているが、この例に限定されず、側性情報が付与されていることが分かればよい。例えば、線の形状や太さを変える、線を波線に変える、線の色を変える、側性マーカーを切り出し枠の辺の外側に付随させて表示するなど、種々の変更が可能である。
このように、部分画像を切り出すための領域を指定する領域指定表示(切り出し枠)の一部を側性に応じて変更することにより、領域指定表示(切り出し枠)の配置位置または領域指定表示(切り出し枠)の大きさの変更や、回転反転により領域指定表示(切り出し枠)の位置やサイズを変更した場合にも、側性情報の設定を維持した状態で領域指定表示(切り出し枠)の表示を行うことが可能になる。
このように、領域指定表示(切り出し枠)の一部を側性に応じて変更することにより、医師や放射線撮影技師などの操作者が初期位置の切り出し枠405を縮小変更後の切り出し枠406に変更する場合や(図4(c))、縮小変更後の切り出し枠406から拡大変更後の切り出し枠407のように変更する場合であっても(図4(d))、領域指定表示(切り出し枠)内の部分画像の左側が被検査物(対臓器)の左側を示す側性「L」を示すことが判別可能である。
本実施形態では、領域指定表示として、切り出し枠を構成する辺として一辺の表示を側性に応じて変更する例を説明したが、この例に限定されず、本実施形態で説明した方法と同様の方法を適用することにより、複数の辺の表示を側性に応じて変更することも可能である。
放射線撮影装置(システム)により撮影された画像が回転されている場合がある。例えば、90度回転して、切り出し枠の左辺が切り出し枠の上辺に回転移動し、切り出し枠の右辺が切り出し枠の下辺に回転移動するような場合でも、側性付与部216は切り出し枠の上下の辺に側性情報を付与することは可能である。
本実施形態では、側性情報の付与方法として、図3では、側性入力ボタン303を使用する例を説明し、図4では側性選択部404を使用する例を説明した。側性情報の付与方法としては、この方法に限らず、別の方法を用いることも可能である。例えば、表示部203に表示される撮影制御プログラムの操作画面上に、側性情報を選択する選択部を設け、領域指定表示(切り出し枠)を表示するための表示データに選択部から選択された側性情報を付与することも可能である。
その他にも、操作者が、マウスなどの入力部202を操作して、画像上に配置された側性を示すアイコンを切り出し枠の辺の近傍に移動させて、側性と切り出し枠の辺とを関連付けることも可能である。例えば、側性を示すアイコンをマウスの操作により切り出し枠の辺の近傍に移動させることにより、アイコンが配置された近傍の辺の表示データに側性情報を設定することも可能である。このように、領域指定表示(切り出し枠)を表示するための表示データに側性情報を付与する方法は種々の変形が可能であるが、領域指定表示(切り出し枠)の表示データに側性情報が付与された後は、切り出し枠の辺の形状変更、表示色の変更、側性マーカーを付随して表示するなどの表示制御を行えばよい。
第1の実施形態の構成によれば、撮影画像から一部の部分画像を切り出すための領域を指定する領域指定表示の一部を側性に応じて変更することが可能になる。これにより、医師や放射線撮影技師などの操作者は領域指定表示(切り出し枠)を見ることで、被検査物(対臓器)の側性も同時に認識可能である。そのため、医師等の診断効率の向上とともに、従来技術のように側性を示すマークが病変に重なり診断の妨げとなる可能性を低減することが可能である。
また、医師等の操作者が領域指定表示(切り出し枠)の範囲の変更を行った場合であっても、医師等は再度、側性マーカーの位置を変更する必要が無く、利便性の向上を図ることが可能になる。また、医師等の操作者が意図した方向(被検査物の側性に応じた方向)において、領域指定表示(切り出し枠)の一部を変更することが可能になる。
<第2の実施形態>
ここまで、制御装置208の制御の下に放射線撮影画像を表示制御して、領域指定表示(切り出し枠)の一部を側性に応じて変更する方法を説明した。制御装置208(放射線撮影装置)側で撮影画像を見ている場合は、領域指定表示(切り出し枠)や領域指定表示(切り出し枠)外の画像も表示部203に表示されているが、PACS210へ転送された場合や、プリント出力された場合は、領域指定表示(切り出し枠)内の画像のみが転送、出力される。また、領域指定表示(切り出し枠)は転送、出力された画像には表示されないためPACS210へ転送された場合やプリンタから出力された場合、側性情報が失われてしまう。第2の実施形態においては、出力画像に側性を示す側性マーカーを付与することにより、被検査物の側性を識別可能にする構成を説明する。
ここまで、制御装置208の制御の下に放射線撮影画像を表示制御して、領域指定表示(切り出し枠)の一部を側性に応じて変更する方法を説明した。制御装置208(放射線撮影装置)側で撮影画像を見ている場合は、領域指定表示(切り出し枠)や領域指定表示(切り出し枠)外の画像も表示部203に表示されているが、PACS210へ転送された場合や、プリント出力された場合は、領域指定表示(切り出し枠)内の画像のみが転送、出力される。また、領域指定表示(切り出し枠)は転送、出力された画像には表示されないためPACS210へ転送された場合やプリンタから出力された場合、側性情報が失われてしまう。第2の実施形態においては、出力画像に側性を示す側性マーカーを付与することにより、被検査物の側性を識別可能にする構成を説明する。
図5は、出力画像へ側性を示す情報を付与する方法を説明する図である。図5に示す撮影制御プログラムの撮影画面GUIにおいて、切り出し枠501が表示されている(図5(a))。側性付与部216は、切り出し枠501を表示するための表示データに側性情報「L」を付与し、表示制御部214は、側性情報が付与された表示データに基づいて、切り出し枠501の左辺の実線表示を破線表示に変更するように表示制御を行う。
この状態で検査が完了し、領域指定表示(切り出し枠)により切り出された撮影画像の一部の部分画像がPACSへ転送されたり、プリンタへ転送される際に、CPU201の制御の下、生成部217は、転送用画像の生成処理を行う。転送用画像の生成処理において、CPU201の制御の下、生成部217は切り出し枠501内部から側性情報「L」が設定されている切り出し枠501の辺の付近にて、放射線が被験者を透過せずに放射線センサ211(検出部)に直接照射された領域を探索する。
以下、この領域を放射線素抜け領域と呼ぶ。放射線素抜け領域は、通常、撮影画像において黒色の領域として表示される。放射線素抜け領域の検索方法として、生成部217は、領域指定表示における部分画像の画素値と閾値との比較により放射線素抜け領域の有無を判定することが可能である。例えば、切り出し範囲内であり、かつ、側性情報が設定されている切り出し枠辺の周辺領域において、CPU201は、切り出し枠の辺から既定範囲内の画素の画素値と、閾値と比較し、閾値未満の画像により構成される領域を放射線素抜け領域として探索することができる。尚、ここで探索される放射線素抜け領域は、ビット表現した際に全ビットが同一である黒色の必要はなく、例えば、人間の視認限界以下の黒色である領域を探せばよい。
生成部217は、部分画像において、放射線が被験者を透過せずに検出部に直接照射された領域である素抜け領域を部分画像の画素値に基づいて探索し、側性を示す側性マーカーを素抜け領域に配置した画像データを生成する。生成部217は、部分画像および側性マーカーを、外部装置に出力するための画像データとして生成する。
このようにすることで、医師や放射線撮影技師などの操作者にとって診断に不要な領域に側性マーカーを配置することができる。この放射線素抜け領域の探索方法を用いた場合、切り出し枠501で囲まれた画像は出力用の部分画像502のようになる(図5(b))。側性情報が付与されていた切り出し枠501は出力用の部分画像502において表示されていない。
そして、CPU201の制御の下、生成部217により生成された画像データに基づいて、表示制御部214は、放射線素抜け領域504に、側性を示す側性マーカー「L」を表示させる。
ここでは、放射線素抜け領域は、表示画面において黒色で表示される領域であるという前提のもとに説明してきた。しかし、デジタル化された放射線撮影装置(システム)では白黒反転する機能が基本的な機能として提供されている場合が多い。白黒反転機能を利用した場合は、放射線素抜け領域は白色の領域となる。そのため、放射線素抜け領域の探索方法としては、黒色の領域ではなく白色の領域を探索する、もしくは、RAM206に保存されている画像に対して内部的に白黒反転機能を無効にした状態で、CPU201は黒色の領域を探索する前述の探索方法を行い放射線素抜け領域を探索することが可能である。
以上のように転送画像を出力することで、PACS側において、側性を示す側性マーカーが配置された部分画像を閲覧することができる。医師や放射線撮影技師などの操作者は側性を示す側性マーカーを見ることで、被検査物(対臓器)の側性を認識可能である。
既存の放射線撮影装置(システム)が構成されている病院において、本実施形態の機能を実現するためには、制御装置208上で動くソフトウェアを改修すればよく、他の放射線撮影装置(システム)を改修する必要は無く、容易に導入することが可能である。
<第3の実施形態>
第2の実施形態においては、領域指定表示として、切り出し枠の辺の表示データに側性情報が付与されている状態において、転送用画像の生成処理が行われた場合、放射線素抜け領域に被検査物の側性を示す側性マーカーを配置する方法を説明した。本実施形態では、放射線素抜け領域が見つからなかった場合に、部分画像の領域に隣接する外部領域に側性を示す側性マーカーを配置する構成を説明する。
第2の実施形態においては、領域指定表示として、切り出し枠の辺の表示データに側性情報が付与されている状態において、転送用画像の生成処理が行われた場合、放射線素抜け領域に被検査物の側性を示す側性マーカーを配置する方法を説明した。本実施形態では、放射線素抜け領域が見つからなかった場合に、部分画像の領域に隣接する外部領域に側性を示す側性マーカーを配置する構成を説明する。
図6を用いて、放射線素抜け領域が存在しない場合における、側性マーカーの配置方法を説明する。撮影制御プログラムの撮影画面GUIにおいて、放射線撮影画像601、および切り出し枠602が表示されている(図6(a))。
撮影画像から一部の部分画像を切り出すための領域を指定する領域指定表示として、切り出し枠602の左辺の表示データに側性情報「L」が付与されている。表示制御部214は、側性情報「L」が付与された表示データに基づいて、表示部203に切り出し枠602の左辺603を破線で表示させる。
図6(a)に示す状態では、領域指定表示(切り出し枠)の一部を側性に応じて、実線表示を破線表示に変更することにより、被検査物の側性が左(L)であることを識別可能である。この状態で、医師や放射線撮影技師などの操作者がPACSへの転送指示を制御装置208に対して行うと、CPU201は切り出し枠602内部の部分画像が転送用の画像(部分画像)となるような切り出し処理を行う。
領域指定表示(切り出し枠)の表示データには側性情報「L」が付与されているため、CPU201の制御の下、生成部217は第2の実施形態で説明したように、領域指定表示である切り出し枠602の左辺603の近傍に側性マーカーを配置可能な放射線素抜け領域を探索する。
しかし、切り出し枠602の左辺603の内側近傍には被験者が写っており、CPU201の制御の下、生成部217は側性マーカーを転送画像(部分画像)内に配置することができる放射線素抜け領域を探索することができない。
そこで、生成部217は、部分画像に隣接する外部領域に側性を示す側性マーカーを配置する。生成部217は、部分画像および外部領域の画像および側性マーカーを、外部装置に出力するための一つの画像データとして生成する。ここで、生成部217は、部分画像の外周を囲み、予め定められた幅を有する枠画像を、外部領域の画像として生成する。生成部217は側性を示す情報に基づいて、枠画像内に側性マーカーを配置するように画像データを生成する。表示制御部214は、生成された画像データに基づいて、部分画像および外部領域の画像および側性マーカーを、表示部203に表示させる。
例えば、生成部217は、側性マーカーを配置することが可能なサイズ(幅)を有する黒色の枠画像を部分画像の周囲に配置し、側性マーカーと黒色の枠画像と部分画像とを組み合わせた枠画像付き部分画像を生成する。生成された枠画像付き部分画像がPACSに転送される部分画像となる。図6(b)において、転送用として部分画像605が切り出しされた場合、黒色の枠画像604を切り出された部分画像605の周囲に配置して1枚の画像とする。
黒色の枠画像604と部分画像605とを合わせて枠画像付き部分画像が生成される。CPU201の制御の下、生成部217は、枠画像付き部分画像に対して放射線素抜け領域を探索し、表示制御部214は切り出し枠602の左辺603に対応する枠画像の左領域(放射線素抜け領域)に側性マーカー「L」606を表示させる(図6(b))。本実施形態では、枠画像604が放射線素抜け領域として探索され、切り出し枠602の左辺603に対応する枠画像の左領域(放射線素抜け領域)に側性マーカー「L」606が配置される。
そして、CPU201の制御の下、生成部217は、黒色の枠画像604と切り出し用の部分画像605とを合わせて一枚の転送用画像を生成する。生成部217が生成した転送用画像は、切り出し枠602で指定されたサイズよりの画像も大きいサイズを有する画像となる。放射線撮影画像は、一般的に、医用画像の画像規格及び通信プロトコルを決めるDICOM(Digital Imaging and COmmunication in Medicine)規格に基づいて生成され、転送される。転送されるデータには、転送対象となる画像と画像の属性を示すヘッダ情報とが含まれる。ヘッダ情報(DICOMヘッダ)には、例えば、画像に対する縦横方向のピクセル数の情報が含まれている。ヘッダ情報に格納されている画像サイズ(画像のピクセル数)と、実際に転送される画像サイズ(転送画像のピクセル数)とが異なると、既存のPACSでは正しく画像を再生することが出来ない。
そこで、生成部217は、画像を転送する際に、部分画像605のサイズと黒色の枠画像604のサイズとを合わせた画像サイズをヘッダ情報(DICOMヘッダ)に記録する。すなわち、生成部217は、ネットワークを介して外部装置に画像データを転送する場合、部分画像のサイズおよび外部領域の画像のサイズに基づいて、画像データのサイズを示すヘッダ情報を設定する。
このようにすることで、既存のPACSを用いて従来の放射線撮影画像と同様に、黒色の枠画像604と切り出し用の部分画像605とを合わせた画像をPACSにおいて表示することが可能になる。本実施形態の構成によれば、従来の院内システムにおいて、制御装置208の処理(撮影制御プログラム)を変更すれば、PACSの構成を変更することなく容易に本実施形態の構成を適用することが可能である。
(変形例)
第3の実施形態の構成では、黒色の枠画像604は、切り出し用の部分画像605の全体を囲むように生成される構成を説明した。しかし実際には、部分画像の周囲を囲むように枠画像604を生成しなくても、部分画像の一部と隣接する領域に側性マーカーを配置するスペースが有ればよい。生成部217は、放射線素抜け領域が存在しない場合、部分画像608の一部と隣接し、予め定められた幅を有する部分枠画像607を、外部領域の画像データとして生成することも可能である。この際、生成部217は、部分画像の一部と隣接する部分枠画像を側性に応じた位置に配置するように画像データを生成る。そして、生成部217は、側性を示す情報に基づいて、部分枠画像内に側性マーカー609を配置するように画像データを生成する。表示制御部214は、部分画像および部分枠画像607および側性マーカー609を、表示部203に表示させる(図6(c))。
第3の実施形態の構成では、黒色の枠画像604は、切り出し用の部分画像605の全体を囲むように生成される構成を説明した。しかし実際には、部分画像の周囲を囲むように枠画像604を生成しなくても、部分画像の一部と隣接する領域に側性マーカーを配置するスペースが有ればよい。生成部217は、放射線素抜け領域が存在しない場合、部分画像608の一部と隣接し、予め定められた幅を有する部分枠画像607を、外部領域の画像データとして生成することも可能である。この際、生成部217は、部分画像の一部と隣接する部分枠画像を側性に応じた位置に配置するように画像データを生成る。そして、生成部217は、側性を示す情報に基づいて、部分枠画像内に側性マーカー609を配置するように画像データを生成する。表示制御部214は、部分画像および部分枠画像607および側性マーカー609を、表示部203に表示させる(図6(c))。
生成部217は、部分枠画像607と部分画像608とを合わせて1枚の転送用画像を生成する。このようにすることで、側性情報が付与されていない切り出し枠の辺の周囲に側性マーカーを配置するためのスペースを設ける必要が無くなり、転送を行う際の画像サイズを低減することが可能になる。これにより、ネットワークのトラフィックの低減、およびPACSにおける記憶領域の効率的利用が可能になる。
本実施形態の構成によれば、放射線素抜け領域が部分画像内に存在しない場合であっても、側性情報が付与された切り出し枠の辺の近傍に側性マーカーを配置することができる。また、このようにして側性マーカーを配置することで、放射線撮影画像の中でも医師や放射線撮影技師などの操作者が着目したい箇所(部分画像)以外に側性マーカーを配置することができる。そのため、撮影画像から一部を切り出す領域指定表示内の部分画像を見やすく表示することが可能になる。これにより、医師が放射線撮影画像から病変を判断する際の妨げとなることがなく、医師の利便性と診断の確実性向上を図ることが可能になる。
<第4の実施形態>
本実施形態では、予め定められている側性に基づいて自動的に切り出し枠を表示する表示データに側性情報を付与する方法を説明する。例えば、健康診断のように、多人数を短い時間で画一的な撮影方法で撮影する場合がある。一般的に健康診断では、被験者の胸部を後ろから撮影する胸部立位正面のPA撮影(Posterior-Anterior view)が行われる。このように予め撮影方法と撮影部位が決まっている場合、健康診断を始める前に撮影画像に対して被験者の左右が予めどのような配置となるかを事前に医師が判断することができる。本実施形態では、制御装置208上で動作する撮影制御プログラムにて、デフォルトとなる側性マーカーとその配置位置を定める機能を提供する。この機能を用いることで、医師や放射線撮影技師などの操作者は、例えば、胸部立位正面のPA撮影において、撮影画像の左側中段に側性マーカー「L」を配置するという設定が可能である。
本実施形態では、予め定められている側性に基づいて自動的に切り出し枠を表示する表示データに側性情報を付与する方法を説明する。例えば、健康診断のように、多人数を短い時間で画一的な撮影方法で撮影する場合がある。一般的に健康診断では、被験者の胸部を後ろから撮影する胸部立位正面のPA撮影(Posterior-Anterior view)が行われる。このように予め撮影方法と撮影部位が決まっている場合、健康診断を始める前に撮影画像に対して被験者の左右が予めどのような配置となるかを事前に医師が判断することができる。本実施形態では、制御装置208上で動作する撮影制御プログラムにて、デフォルトとなる側性マーカーとその配置位置を定める機能を提供する。この機能を用いることで、医師や放射線撮影技師などの操作者は、例えば、胸部立位正面のPA撮影において、撮影画像の左側中段に側性マーカー「L」を配置するという設定が可能である。
図7(a)は、撮影制御プログラムにて、撮影方法に対してデフォルト設定を行う設定画面701が、表示部203に表示されている状態を示す図である。設定画面701には、側性マーカー「L」および「R」のそれぞれについて、配置位置を設定する設定部702が設けられている。図7(a)に示すデフォルト設定の例では、側性マーカー「L」を「中―左」と設定している。この設定は、画像の上下方向の位置において中段(中央)の位置、左右方向において左側に側性マーカーを配置する設定を示している。また、側性マーカー「R」は「なし」と設定されているためデフォルト設定では撮影画像に側性マーカー「R」は配置されない。
このように側性マーカーを自動的に配置する設定を行っておき、撮影を実行する場合を説明する。撮影制御プログラムの撮影画面GUIにおいて、撮影画像703および切り出し枠704が表示されている(図7(b))。側性マーカー705はデフォルトの設定により、画像の上下方向の位置で中段(中央)の位置、左右方向において左側に配置される。側性マーカー705の配置は、設定部702によるデフォルト設定に基づくものである。自動的に側性マーカー705が配置された場合であっても、図8で示した前提技術の問題は同様に発生し得る。
本実施形態では、撮影方法に対して側性マーカーを自動的に配置するデフォルト設定を行っていた場合には、側性付与部216は切り出し枠707の表示データに、被検査物の側性を示す情報(側性情報)を自動的に付与する。そして、表示制御部214は、側性を示す情報(側性情報)が付与された表示データに基づいて、領域指定表示の一部を側性に応じて変更するよう表示部203に表示させる。
例えば、撮影制御プログラムの撮影画面GUIにおいて、撮影画像706および切り出し枠707が表示されている(図7(c))。表示制御部214の表示制御により、表示部203の切り出し枠707の左辺は破線708のように表示される。領域指定表示の実線表示を破線表示に変更することにより、医師等の操作者は、領域指定表示の一部が側性に応じて変更されていることを認識することができ、撮影画像における被検査物の側性が左であることを識別することが可能になる。
設定部702で側性マーカーを配置するデフォルト設定を行った場合に、デフォルト設定された側性マーカーの配置位置に基づいて、側性情報が領域指定表示(切り出し枠)の表示データに付与され、側性情報が付与された表示データに基づいて、領域指定表示の一部が側性に応じて変更される。
本実施形態によれば、撮影画像から一部の部分画像を切り出すための領域を指定する領域指定表示の一部を側性に応じて変更することにより、被検査物の側性を識別することが可能になる。また、撮影画像から一部を切り出す領域指定表示内の部分画像を見やすく表示することが可能になる。
本実施形態の構成によれば、側性マーカーのデフォルト設定(配置位置)が領域指定表示(切り出し枠)の一部を側性に応じて変更するための表示制御に反映される。医師や放射線撮影技師などの操作者は領域指定表示(切り出し枠)を見ることで、被検査物(対臓器)の側性も同時に認識可能である。また、医師等の操作者が領域指定表示(切り出し枠)の範囲の変更を行った場合であっても、医師等は再度、側性マーカーの位置を変更する必要が無く、利便性の向上を図ることが可能になる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
208 制御装置、211 放射線センサ、212 放射線発生装置、
213 放射線撮影装置、214 表示制御部、215 側性入力部、
216 側性付与部、217 生成部
213 放射線撮影装置、214 表示制御部、215 側性入力部、
216 側性付与部、217 生成部
Claims (17)
- 撮影画像における被検査物の側性を示す情報を入力する入力手段と、
前記撮影画像から一部の部分画像を切り出すための領域を指定する領域指定表示を前記撮影画像に重畳して表示手段に表示させる表示制御手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記領域指定表示の一部を前記側性に応じて変更して前記表示手段に表示させる
ことを特徴とする制御装置。 - 前記領域指定表示を表示するための表示データに前記側性を示す情報を付与する付与手段を更に備え、
前記表示制御手段は、前記側性を示す情報が付与された前記表示データに基づいて、前記領域指定表示の一部を変更して前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。 - 前記表示制御手段は、前記表示データに基づいて、前記領域指定表示の一部の形状または表示色を変更して前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
- 前記部分画像を外部装置に出力するための画像データを生成する生成手段を更に備え、
前記生成手段は、
前記部分画像において、放射線が検出手段に直接照射された領域である素抜け領域を前記部分画像の画素値に基づいて探索し、
前記側性を示す側性マーカーを前記素抜け領域に配置し、
前記部分画像および前記側性マーカーを、前記外部装置に出力するための画像データとして生成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の制御装置。 - 前記生成手段は、
前記部分画像において前記素抜け領域が存在しない場合、前記部分画像に隣接する外部領域に前記側性を示す側性マーカーを配置し、
前記部分画像および前記外部領域の画像および前記側性マーカーを、前記外部装置に出力するための一つの画像データとして生成することを特徴とする請求項4に記載の制御装置。 - 前記表示制御手段は、前記画像データに基づいて、前記部分画像および前記外部領域の画像および前記側性マーカーを、前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項5に記載の制御装置。
- 前記生成手段は、前記領域指定表示における前記部分画像の画素値と閾値との比較により前記素抜け領域の有無を判定することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の制御装置。
- 前記生成手段は、
前記素抜け領域が存在しない場合、前記部分画像の外周を囲み、予め定められた幅を有する枠画像を、前記外部領域の画像として生成し、
前記側性を示す情報に基づいて、枠画像内に前記側性マーカーを配置するように前記画像データを生成することを特徴とする請求項5に記載の制御装置。 - 前記表示制御手段は、前記部分画像および前記枠画像および前記側性マーカーを、前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項8に記載の制御装置。
- 前記生成手段は、
前記素抜け領域が存在しない場合、前記部分画像の一部と隣接し、予め定められた幅を有する部分枠画像を、前記外部領域の画像として生成し、
前記側性を示す情報に基づいて、部分枠画像内に前記側性マーカーを配置するように前記画像データを生成することを特徴とする請求項5に記載の制御装置。 - 前記生成手段は、前記側性に応じた位置に、前記部分画像の一部と隣接する前記部分枠画像を生成することを特徴とする請求項10に記載の制御装置。
- 前記表示制御手段は、前記部分画像および前記部分枠画像および前記側性マーカーを、前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項10または請求項11に記載の制御装置。
- 前記生成手段は、ネットワークを介して外部装置に前記画像データを転送する場合、前記部分画像のサイズおよび前記外部領域の画像のサイズに基づいて、前記画像データのサイズを示すヘッダ情報を設定することを特徴とする請求項5に記載の制御装置。
- 医用画像撮影を制御する制御装置の制御方法であって、
撮影画像における被検査物の側性を示す情報を入力する入力工程と、
前記撮影画像から一部の部分画像を切り出すための領域を指定する領域指定表示を前記撮影画像に重畳して表示手段に表示させる表示制御工程と、
前記領域指定表示の一部を前記側性に応じて変更して前記表示手段に表示させる工程と、
を有することを特徴とする制御方法。 - 撮影画像における被検査物の側性を示す情報を入力する入力手段と、
前記撮影画像から一部の部分画像を切り出すための領域を指定する領域指定表示を前記撮影画像に重畳して表示手段に表示させる表示制御手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記領域指定表示の一部を前記側性に応じて変更して前記表示手段に表示させる
ことを特徴とする医用画像撮影装置。 - 撮影画像における被検査物の側性を示す情報を入力する入力手段と、
前記撮影画像から一部の部分画像を切り出すための領域を指定する領域指定表示を前記撮影画像に重畳して表示手段に表示させる表示制御手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記領域指定表示の一部を前記側性に応じて変更して前記表示手段に表示させる
ことを特徴とする医用画像撮影システム。 - コンピュータを、請求項1乃至請求項13のいずれか1項に記載の制御装置の各手段として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015039317A JP2016158811A (ja) | 2015-02-27 | 2015-02-27 | 制御装置、制御方法、医用画像撮影装置、医用画像撮影システムおよびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015039317A JP2016158811A (ja) | 2015-02-27 | 2015-02-27 | 制御装置、制御方法、医用画像撮影装置、医用画像撮影システムおよびプログラム |
Publications (1)
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JP2016158811A true JP2016158811A (ja) | 2016-09-05 |
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ID=56843534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015039317A Pending JP2016158811A (ja) | 2015-02-27 | 2015-02-27 | 制御装置、制御方法、医用画像撮影装置、医用画像撮影システムおよびプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016158811A (ja) |
-
2015
- 2015-02-27 JP JP2015039317A patent/JP2016158811A/ja active Pending
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