JP2016158018A - 通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】マスタ装置に対してパラレル接続された複数のスレーブ装置のマスタ装置に対する誤組み付けを容易に検出することができる通信システムを提供する。
【解決手段】ECU100は、制御部120から出力された制御信号の信号値の大きさを端子110〜112毎に異ならせて各端子110〜112に入力する信号調整部130を有する。各センサ200〜220は、ECU100から入力した制御信号の信号値と判定値とを比較する受信機202、212、222を有する。各センサ200〜220は、受信機202〜222によってセンサ200〜220がECU100の各端子110〜112のうち接続されるべき端子に接続されていると判定された場合は制御部120に対して応答を行う。制御部120は、センサ200〜220から応答が無いものを誤組み付けとして検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、マスタ装置に対して複数のスレーブ装置がパラレルに接続されて構成された通信システムに関する。
従来より、マスタ装置に対して複数のスレーブ装置がデイジーチェーン接続されて構成された通信装置が、例えば特許文献1で提案されている。この通信装置では、マスタ装置に各スレーブ装置が接続された初期設定時に、マスタ装置が各スレーブ装置に対して固有のアドレスを設定することで各スレーブ装置を認識する。
各スレーブ装置はマスタ装置に組み付けられた後に各スレーブ装置にアドレスが設定される。したがって、各スレーブ装置に予めアドレスを与えておいて各スレーブ装置をマスタ装置に組み付ける場合に対し、マスタ装置に対する各スレーブ装置の誤組み付けを防止することができる。
特開2007−215102号公報
しかしながら、上記従来の技術では、各スレーブ装置がマスタ装置に対してデイジーチェーン接続されているので、各スレーブ装置は隣の装置と通信するための信号の入力端子、出力端子、及びグランド端子の3つの端子が必要になる。このため、スレーブ装置のサイズ及びコストが大きくなってしまうという問題があった。また、初期設定時のアドレス設定を行うための制御ロジックが複雑になってしまうという問題があった。
そこで、マスタ装置に対してスレーブ装置をパラレル接続することが考えられる。しかし、パラレル接続される各スレーブ装置には予め個々を認識するためのID(アドレス)が設定されているものの、各スレーブ装置は外観が同じであるので、マスタ装置に対して誤組み付けされてしまう可能性がある。
本発明は上記点に鑑み、マスタ装置に対してパラレル接続された複数のスレーブ装置のマスタ装置に対する誤組み付けを容易に検出することができる通信システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、複数の端子(110〜112)と、制御信号を出力する制御部(120)と、制御部(120)から制御信号を入力すると共に当該制御信号の信号値の大きさを複数の端子(110〜112)毎に異ならせて複数の端子(110〜112)に入力する信号調整部(130)と、を有するマスタ装置(100)を備えている。
また、互いに識別可能に構成されていると共に、マスタ装置(100)の複数の端子(110〜112)にそれぞれ接続されることでマスタ装置(100)に対してパラレル接続された複数のスレーブ装置(200〜220)を備えている。
そして、複数のスレーブ装置(200〜220)は、制御信号の信号値と比較すると共に複数の端子(110〜112)のうち接続されるべき端子に接続されているか否かを判定するための判定値を有し、マスタ装置(100)から入力した制御信号の信号値と判定値とを比較する比較部(202、212、222)を有している。また、比較部(202、212、222)によって接続されるべき端子に接続されていると判定された場合は制御部(120)に対して応答を行う一方、接続されるべき端子に接続されていないと判定された場合は制御部(120)に対して応答を行わない応答部(203、213、223、204、214、224、205、215、225)を有している。
さらに、制御部(120)は、信号調整部(130)を介して制御信号を複数のスレーブ装置(200〜220)に出力した後に複数のスレーブ装置(200〜220)の応答部(203、213、223、204、214、224、205、215、225)から制御信号に対する応答が無いスレーブ装置の誤組み付けを検出することを特徴とする。
これによると、マスタ装置(100)では、制御部(120)から出力される制御信号の信号値の大きさを信号調整部(130)によって各スレーブ装置(200〜220)に対応する大きさに調整することができる。また、各スレーブ装置(200〜220)では、複数の端子(110〜112)のうち接続されるべき端子に接続されていれば応答部(203、213、223、204、214、224、205、215、225)によって制御信号に対する応答を行うことができる。したがって、マスタ装置(100)の制御部(120)は、応答がないスレーブ装置についてマスタ装置(100)に対する誤組み付けを容易に検出することができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態に係る通信システムを示した図である。 図1の各センサの構成を示した図である。 各センサがECUに対して正しく接続された場合の車両の平面図である。 各センサがECUに対して正しく接続された場合の作動を説明するためのタイミングチャートである。 各センサがECUに対して誤組み付けされた場合の車両の平面図である。 各センサがECUに対して誤組み付けされた場合の作動を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態に係る通信システムを示した図である。 本発明の第3実施形態に係る通信システムを示した図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。本実施形態に係る通信システムは、例えば、車両のエアバッグシステムに適用される。図1に示されるように、通信システムは、ECU100(Electrical Control Unit;ECU)と、第1〜第3センサ200〜220と、を備えて構成されている。ECU100は各センサ200〜220に対するマスタ装置であり、各センサ200〜220はECU100に対するスレーブ装置である。
ECU100は、車両のエアバッグECUとして構成されている。ECU100は、第1〜第3端子110〜112、制御部120、信号調整部130、及び受信機140を有している。
各端子110〜112は、各センサ200〜220に電気的に接続される部品である。第1端子111は第1センサ200に接続され、第2端子111は第2センサ210に接続され、第3端子112は第3センサ220に接続される。本実施形態では、この接続状態が正しい組み付け状態であり、各センサ200〜220が接続されるべき端子に接続された状態である。
制御部120は、マイクロコンピュータを主体として構成され、内蔵されたROMに記憶された各種のエアバッグ制御用のプログラムを実行するように構成されている。このため、制御部120は各センサ200〜220に対して制御信号を出力する。
信号調整部130は、センサ200〜220毎に制御信号の信号値の大きさが異なるように制御信号を調整する回路部である。すなわち、信号調整部130は、制御部120から制御信号を入力すると共に当該制御信号の信号値の大きさを端子110〜112毎に異ならせて各端子110〜112に入力する。
このため、本実施形態では、信号調整部130は、送信機131及び第1〜第3抵抗132〜134を有して構成されている。送信機131は、制御部120から入力した制御信号を電圧信号として出力するものである。送信機131は、例えばトランスミッタである。
各抵抗132〜134は、送信機131に対して並列に接続されていると共に各端子110〜112にそれぞれ接続されている。すなわち、第1抵抗132が送信機131の出力端子と第1端子111との間に接続され、第2抵抗133が送信機131の出力端子と第2端子111との間に接続され、第3抵抗134が送信機131の出力端子と第3端子112との間に接続されている。
そして、各抵抗132〜134は、抵抗値がそれぞれ異なっている。第1抵抗132の抵抗値をR1とし、第2抵抗133の抵抗値をR2とし、第3抵抗134の抵抗値をR3とすると、本実施形態ではR1<R2<R3の関係になっている。これにより、各抵抗132〜134では抵抗値に応じた電圧降下分が異なる。したがって、送信機131から送信される制御信号(電圧信号)の信号値(電圧値)は一定であるが、各抵抗132〜134を介することによって各端子110〜112に入力される制御信号の信号値の大きさがそれぞれ異なる。
各センサ200〜220は、ECU100の各端子110〜112にそれぞれ接続されることでECU100に対してパラレル接続されている。また、各センサ200〜220は車両のうち所定の位置に配置される。
図2(a)に示されるように、第1センサ200は、端子201、第1受信機202、第1制御部203、第1センサ信号処理部204、及び第1送信機205を有している。このうちの端子201は、ECU100の第1端子111に図示しない配線を介して接続されている。
第1受信機202は、ECU100から送信された制御信号を受信すると共に、制御信号が当該第1センサ200に対応した信号であるか否かを判定する役割を果たす。このため、第1受信機202は、制御信号の信号値と比較すると共に各端子110〜112のうち接続されるべき端子に接続されているか否かを判定するための第1判定値を有している。
第1判定値は、制御信号の信号値が予め定められた範囲内に含まれるか否かを判定するための判定基準である。言い換えると、第1判定値は、ECU100から入力される制御信号が第1センサ200に対応しているか否かを判定するための判定基準であると言える。そして、第1受信機202は、ECU100から入力した制御信号の信号値と第1判定値とを比較し、比較結果を第1制御部203に出力する。
なお、第1受信機202は、当該第1センサ200がECU100の各端子110〜112のうち接続されるべき端子に接続されていないと判定した場合、比較結果を第1制御部203に出力しないように動作しても良い。
第1制御部203、第1センサ信号処理部204、及び第1送信機205は、第1受信機202によって当該第1センサ200がECU100の各端子110〜112のうち接続されるべき端子に接続されていると判定された場合はECU100の制御部120に対して応答を行う。一方、第1制御部203、第1センサ信号処理部204、及び第1送信機205は、ECU100の各端子110〜112のうち接続されるべき端子に接続されていないと判定された場合はECU100の制御部120に対して応答を行わない。
具体的に、第1制御部203は、例えばマイクロコンピュータ等を備えて構成されている。第1センサ信号処理部204は、物理量として加速度やドア内の圧力を検出するように構成されている。第1送信機205は、信号をECU100に送信する回路部である。
そして、第1制御部203は、第1受信機202によって当該第1センサ200がECU100の各端子110〜112のうち接続されるべき端子に接続されていると判定された場合、第1センサ信号処理部204からセンサ信号を入力する。また、第1制御部203は、当該センサ信号を制御信号に対する応答として第1送信機205に出力する。第1送信機205は当該センサ信号を例えば電流信号としてECU100に出力する。
一方、第1制御部203は、第1受信機202によって当該第1センサ200がECU100の各端子110〜112のうち接続されるべき端子に接続されていないと判定された場合、第1センサ信号処理部204からセンサ信号を入力したとしても、当該センサ信号を第1送信機205に出力しない。したがって、第1送信機205は当該センサ信号をECU100に出力しないので、第1センサ200の応答は無いことになる。
第2センサ210及び第3センサ220についても、第1センサ200と同じ構成である。具体的には、図2(b)に示されるように、第2センサ210は、端子211、第2受信機212、第2制御部213、第2センサ信号処理部214、及び第2送信機215を有している。端子211は、ECU100の第2端子111に図示しない配線を介して接続されている。また、図2(c)に示されるように、第3センサ220は、端子221、第3受信機222、第3制御部223、第3センサ信号処理部224、及び第3送信機225を有している。このうちの端子221は、ECU100の第3端子112に図示しない配線を介して接続される。
ここで、上述のようにECU100は各センサ200〜220に対して制御信号の信号値の大きさを異ならせて出力しているので、各センサ200〜220の各受信機202、212、222は、それぞれ異なる値の判定値が予め設定されている。つまり、各センサ200〜220はECU100に正しく組み付けられていればECU100から入力した制御信号に対する応答を行うことができるが、ECU100に対して誤組み付けされていると制御信号に対する応答を行うことができない。
また、各センサ200〜220は、互いに識別可能に構成されている。具体的には、各センサ200〜220の各制御部203、213、223にそれぞれ異なるIDが予め付与されている。このIDは、各センサ200〜220が製造された後、ECU100に接続される前に各制御部203、213、223のメモリにそれぞれ書き込まれる。例えば、第1センサ200にID:0001が付与され、第2センサ210にID:0002が付与され、第3センサ220にID:0003が付与されている。そして、各制御部203、213、223がIDをセンサ信号に含めて出力することにより、ECU100の制御部120が各センサ200〜220を識別できるようになっている。
さらに、各センサ200〜220は、すべて加速度を検出するセンサとして構成されていても良い。また、第1センサ200と第2センサ210が加速度を検出するセンサとして構成され、第3センサ220がドア内の圧力を検出するセンサとして構成されていても良い。
なお、ECU100及び各センサ200〜220は図示しないグランド端子をそれぞれ有すると共に各々が接続されている。つまり、第1センサ200は、端子201とグランド端子との2端子構成になっている。第2センサ210及び第3センサ220も同じである。以上が、本実施形態に係る通信システムの全体構成である。
次に、通信システムの作動について説明する。まず、ECU100に対して各センサ200〜220が正しく接続された場合について説明する。この場合、図3に示されるように、各センサ200〜220(S1、S2、S3)が車両300に対して適切な位置に配置されている。例えば車両300の右側面に衝突が発生した場合にエアバッグが動作する。
図3では、各センサ200〜220は車両300の進行方向に対して右側用と左側用とが車両300に設けられている。このため、図示しないが、ECU100は右側用及び左側用の信号調整部130及び受信機140をそれぞれ備えた構成になっている。制御部120は各信号調整部130にそれぞれ制御信号を出力する。
なお、ECU100からは右側用の各センサ200〜220に対して1本の配線が描かれているが、実際には上述のように3本の配線が接続されている。左側用の各センサ200〜220についても同様である。また、6個の各センサ200〜220はそれぞれ異なるIDが予め付与されている。
そして、図4に示されるように、ECU100から各センサ200〜220に対して出力された制御信号は、信号値の大きさが信号調整部130の各抵抗132〜134によって電圧降下分だけ小さくなる。したがって、図4(a)に示されるように、ECU100から第1センサ200の第1受信機202に入力される制御信号の信号値は、破線で示された大きさから第1判定値の範囲に含まれる大きさになる。これにより、第1センサ200の第1受信機202は制御信号の信号値が第1判定値の範囲内に含まれると判定し、その結果を第1制御部203に出力する。
同様に、図4(b)に示されるように、ECU100から第2センサ210の第2受信機212に入力される制御信号の信号値は、破線で示された大きさから第2判定値の範囲に含まれる大きさになる。これにより、第2センサ210の第2受信機212は制御信号の信号値が第2判定値の範囲内に含まれると判定し、その結果を第2制御部213に出力する。
また、図4(c)に示されるように、ECU100から第3センサ220の第3受信機222に入力される制御信号の信号値は、破線で示された大きさから第3判定値の範囲に含まれる大きさになる。これにより、第3センサ220の第3受信機222は制御信号の信号値が第3判定値の範囲内に含まれると判定し、その結果を第3制御部223に出力する。
そして、図4(d)に示されるように、各センサ200〜220は、第1センサ200から順番に制御信号に対する応答としてセンサ信号を出力する。各センサ200〜220の応答タイミングは予め各センサ200〜220に設定されているので、各センサ200〜220の応答が重複してしまうことはない。
一方、ECU100の制御部120は、図4(d)に示された応答タイミングで受信機140を介して各センサ200〜220の応答を受信する。ECU100に対して各センサ200〜220が正常に組み付けられている場合は全てのセンサ200〜220から応答がある。
続いて、ECU100に対して各センサ200〜220が誤組み付けされた場合について説明する。図5に示されるように、例えば右側用の各センサ200〜220のうち第1センサ200(S1)と第3センサ220(S3)とが入れ替わってECU100に誤組み付けされたとする。第2センサ210は正常に組み付けられている。
この場合、図6(a)に示されるように、ECU100から第1センサ200の第1受信機202に入力される制御信号の信号値は、破線で示された大きさから第3抵抗134の電圧降下分だけ小さくなる。これにより、第1センサ200の第1受信機202は制御信号の信号値が第1判定値の範囲内に含まれないと判定し、その結果を第1制御部203に出力する。
同様に、図6(c)に示されるように、ECU100から第3センサ220の第3受信機222に入力される制御信号の信号値は、破線で示された大きさから第1抵抗132の電圧降下分しか小さくならない。これにより、第3センサ220の第3受信機222は制御信号の信号値が第3判定値の範囲内に含まれないと判定し、その結果を第3制御部223に出力する。
一方、図6(b)に示されるように、ECU100から第2センサ210の第2受信機212に入力される制御信号の信号値は、図4(b)と同様に第2判定値の範囲内に含まれる。したがって、第2センサ210の第2受信機212は制御信号の信号値が第2判定値の範囲内に含まれると判定し、その結果を第2制御部213に出力する。
そして、図6(d)に示されるように、第1センサ200は応答せず、第2センサ210は応答し、第3センサ220は応答しない。したがって、ECU100の制御部120は、信号調整部130を介して制御信号を各センサ200〜220に出力した後に各センサ200〜220から制御信号に対する応答が無い第1センサ200及び第3センサ220の誤組み付けを検出する。
このような誤組み付けは、車両300に対して通信システムを搭載する際には動作チェックにより作業者が確認することができるので、車両300への通信システムの組み付け工程内で検出することができる。ここで、ECU100の制御部120から他の装置にダイアグ信号を出したり、他の報知手段によって誤組み付けを知らせるようにしても良い。誤組み付けの検出により、各センサ200〜220を正しい接続に組み付け直すことができる。
また、組み付け工程を通過したとしても、ECU100から異常を伝える信号を出力するようにしておけば、組み付け工程後に車両300の状態を調査する際に誤組み付けを発見することが容易である。
以上説明したように、ECU100では、制御部120から出力される制御信号の信号値の大きさを信号調整部130によって各センサ200〜220に対応する大きさに調整する構成となっている。また、各センサ200〜220では、ECU100の各端子110〜112のうち接続されるべき端子に接続されていれば制御信号に対する応答を行う構成となっている。したがって、ECU100の制御部120は、各センサ200〜220のうち応答がないものについてECU100に対する誤組み付けを容易に検出することができる。
また、本実施形態では、信号調整部130に抵抗132〜134を設けたことにより、抵抗値に応じた電圧降下分だけ容易に制御信号の信号値を異ならせることができる。
そして、エアバッグシステムでは、各センサ200〜220が車両300の適切な位置に設置されることで正常に動作する。つまり、車両300に衝突が発生してから各センサ200〜220の誤組み付けが発見されるのではなく、車両300に通信システムを組み付けた際に誤組み付けを検出することができるので、エアバッグシステムを正常に動作させることができる。
さらに、各センサ200〜220はECU100に対してパラレル接続されているので、各センサ200〜220は端子201、211、221とグランド端子との2端子構成になっている。このため、各センサ200〜220の構成が複雑になったりサイズが大きくならないようにすることができる。また、各センサ200〜220に予めIDが付与されているので、システムの初期設定時に各センサ200〜220にIDを付与するという制御が不要である。
なお、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、ECU100が特許請求の範囲の「マスタ装置」に対応し、センサ200〜220が特許請求の範囲の「スレーブ装置」に対応する。また、各受信機202、212、222が特許請求の範囲の「比較部」に対応し、各制御部203、213、223、各センサ信号処理部204、214、224、及び各送信機205、215、225が特許請求の範囲の「応答部」に対応する。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分について説明する。本実施形態では、図7に示されるように、ECU100の信号調整部130は3つの送信機151〜153を有して構成されている。
各送信機151〜153は、制御部120に対して並列に接続されていると共に、各端子110〜112にそれぞれ接続されている。すなわち、送信機151が制御部120と第1端子111との間に接続され、送信機152が制御部120と第2端子111との間に接続され、送信機153が制御部120と第3端子112との間に接続されている。
このような各送信機151〜153は、制御部120から入力した制御信号を電圧信号として出力する。また、各送信機151〜153は、電圧信号の電圧値をそれぞれ異ならせて複数の端子110〜112のうち対応する端子に入力する。例えば、送信機151から出力される電圧信号の電圧値が最も大きく、送信機153から出力される電圧信号の電圧値が最も小さくなるように各送信機151〜153の出力が設定されている。
以上のように、制御信号の信号値を異ならせる手段として送信機151〜153そのものを用いることもできる。
(第3実施形態)
本実施形態では、第1、第2実施形態と異なる部分について説明する。本実施形態では、図8に示されるように、ECU100の信号調整部130は第1〜第3ダイオード161〜163を有して構成されている。
各ダイオード161〜163は、制御部120に対して並列に接続されていると共に複数の端子110〜112にそれぞれ接続されている。すなわち、第1ダイオード161が制御部120と第1端子111との間に接続され、第2ダイオード162が制御部120と第2端子111との間に接続され、第3ダイオード163が制御部120と第3端子112との間に接続されている。
そして、各ダイオード161〜163は、制御部120から入力した制御信号を電圧信号として出力すると共に、電圧信号の電圧値をそれぞれ異ならせて各端子110〜112のうち対応する端子に入力する。本実施形態では、ダイオード素子の数によって電圧信号の電圧値をそれぞれ異ならせている。
具体的には、第1ダイオード161は1個のダイオード素子164で構成され、第2ダイオード162は2個のダイオード素子164が直列接続されて構成され、第3ダイオード163は3個のダイオード素子164が直列接続されて構成されている。これにより、各ダイオード161〜163においてダイオード素子164の電圧降下分がそれぞれ異なるので、制御信号の信号値を異ならせることができる。
以上のように、制御信号の信号値を異ならせる手段として各ダイオード161〜163を用いることもできる。
(他の実施形態)
上記各実施形態で示された通信システムの構成は一例であり、上記で示した構成に限定されることなく、本発明を実現できる他の構成とすることもできる。例えば、ECU100に接続されるセンサ200〜220は3個に限られない。2個でも良いし、4個以上の複数のセンサが接続されても良い。センサ200〜220の個数に合わせてECU100を構成すれば良い。
上記各実施形態では、ECU100から制御信号を電圧信号として出力していたが、電流信号として出力しても良い。この場合、信号調整部130は電流値を異ならせることができる回路部に構成すれば良い。
上記各実施形態では、通信システムは車両300のエアバッグシステムに適用されていたが、これは通信システムの利用形態の一例である。したがって、通信システムはエアバッグシステム以外に利用しても良い。
100 ECU(マスタ装置)
110〜112 第1、第2、第3端子
120 制御部
130 信号調整部
200〜220 第1、第2、第3センサ(スレーブ装置)
202、212、222 第1、第2、第3受信機(比較部)
203、213、223 第1、第2、第3制御部(応答部)
204、214、224 第1、第2、第3センサ信号処理部(応答部)
205、215、225 第1、第2、第3送信機(応答部)

Claims (5)

  1. 複数の端子(110〜112)と、制御信号を出力する制御部(120)と、前記制御部(120)から前記制御信号を入力すると共に当該制御信号の信号値の大きさを前記複数の端子(110〜112)毎に異ならせて前記複数の端子(110〜112)に入力する信号調整部(130)と、を有するマスタ装置(100)と、
    互いに識別可能に構成されていると共に、前記マスタ装置(100)の前記複数の端子(110〜112)にそれぞれ接続されることで前記マスタ装置(100)に対してパラレル接続された複数のスレーブ装置(200〜220)と、
    を備え、
    前記複数のスレーブ装置(200〜220)は、
    前記制御信号の前記信号値と比較すると共に前記複数の端子(110〜112)のうち接続されるべき端子に接続されているか否かを判定するための判定値を有し、前記マスタ装置(100)から入力した前記制御信号の前記信号値と前記判定値とを比較する比較部(202、212、222)と、
    前記比較部(202、212、222)によって前記接続されるべき端子に接続されていると判定された場合は前記制御部(120)に対して応答を行う一方、前記接続されるべき端子に接続されていないと判定された場合は前記制御部(120)に対して応答を行わない応答部(203、213、223、204、214、224、205、215、225)と、
    を有し、
    前記制御部(120)は、前記信号調整部(130)を介して前記制御信号を前記複数のスレーブ装置(200〜220)に出力した後に前記複数のスレーブ装置(200〜220)の前記応答部(203、213、223、204、214、224、205、215、225)から前記制御信号に対する応答が無いスレーブ装置の誤組み付けを検出することを特徴とする通信システム。
  2. 前記信号調整部(130)は、前記制御部(120)から入力した前記制御信号を電圧信号として出力する送信機(131)と、前記送信機(131)に対して並列に接続されていると共に前記複数の端子(110〜112)にそれぞれ接続された複数の抵抗(132〜134)と、を有し、
    前記複数の抵抗(132〜134)は、抵抗値がそれぞれ異なっていることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記信号調整部(130)は、前記制御部(120)に対して並列に接続されていると共に前記複数の端子(110〜112)にそれぞれ接続された複数の送信機(151〜153)を有し、
    前記複数の送信機(151〜153)は、前記制御部(120)から入力した前記制御信号を電圧信号として出力すると共に、前記電圧信号の電圧値をそれぞれ異ならせて前記複数の端子(110〜112)のうち対応する端子に入力することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  4. 前記信号調整部(130)は、前記制御部(120)に対して並列に接続されていると共に前記複数の端子(110〜112)にそれぞれ接続された複数のダイオード(161〜163)を有し、
    前記複数のダイオード(161〜163)は、前記制御部(120)から入力した前記制御信号を電圧信号として出力すると共に、前記電圧信号の電圧値をそれぞれ異ならせて前記複数の端子(110〜112)のうち対応する端子に入力することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  5. 車両(300)のエアバッグシステムに適用されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の通信システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018135060A (ja) * 2017-02-23 2018-08-30 株式会社デンソー 乗員保護システム
JP2020120222A (ja) * 2019-01-22 2020-08-06 ファナック株式会社 システム

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