JP2016157580A - 発熱体の冷却構造 - Google Patents

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智志 榎田
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Abstract

【課題】複数の発熱体の間に冷却風通路を形成して上流側から下流側まで高い冷却効果を得る。【解決手段】第1バッテリセル2Aと第2バッテリセル2Bとの間に冷却風通路Tを形成する通路構成部材41を配設する。通路構成部材41には、冷却風通路T内へ突出して冷却風の流れ方向に延びる第1突出部41dと、冷却風通路T内へ突出して冷却風の流れと交差する方向に延びる第2突出部41eとが設けられている。第1突出部41dと第2突出部41eとは交差している。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば電気自動車等に搭載される走行用モーターに電力を供給する車両用バッテリ等の発熱体の冷却構造に関するものである。
従来より、電気自動車やハイブリッド自動車等には、走行用モーターと、該走行用モーターに電力を供給するバッテリとが搭載されている。走行用モーターに電力を供給するバッテリは電力供給時の発熱量が大きいので、従来の電装品用のバッテリとは異なり、冷却構造が要求される(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のバッテリは複数のセルを有している。セルの間には、該セルの間に冷却風通路を形成するためのスペーサが配設されている。スペーサは、冷却風の流れ方向に延びる複数のリブと、複数のボスとを有しており、リブの間及びボスの間に冷却風通路が形成されている。リブは、スペーサにおける冷却風の流れ方向上流側に配置され、ボスは下流側に配置されている。
特開2007−200778号公報
ところで、スペーサにおけるリブが形成された部位では、リブが冷却風の流れ方向に延びているので、冷却風の整流効果を発揮し、冷却風がスムーズに流れることになる。一方、スペーサにおけるボスが形成された部位では、冷却風がボスに当たりながら流れていくので流れが乱れやすい。つまり、スペーサのリブが形成された部位では冷却効果が低く、ボスが形成された部位では冷却効果が比較的高くなると考えられるので、均一な冷却効果が得られない恐れがある。特に、リブが形成された部位での冷却効果を低下が顕著に表れやすい。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数の発熱体の間に冷却風通路を形成して上流側から下流側まで高い冷却効果を得ることにある。
上記目的を達成するために、本発明では、冷却風通路に、冷却風の流れ方向に延びる突出部と、冷却風の流れと交差する方向に延びる突出部とを配置するようにした。
第1の発明は、
第1発熱体と第2発熱体との間に、該発熱体を冷却するための冷却風通路を形成する通路構成部材を備えた発熱体の冷却構造において、
上記通路構成部材には、上記冷却風通路内へ突出して冷却風の流れ方向に延びる第1突出部と、上記冷却風通路内へ突出して冷却風の流れと交差する方向に延びる第2突出部とが設けられ、上記第1突出部と上記第2突出部とは交差していることを特徴とする。
この構成によれば、通路構成部材が発熱体の間に介在しているので、発熱体の熱が冷却風通路を流れる冷却風に伝わり、このことで発熱体が冷却される。冷却風通路には、冷却風の流れ方向に延びる第1突出部が配置されるので、第1突出部を介して冷却風に熱が伝達される。さらに、冷却風の流れと交差する方向に延びる第2突出部が第1突出部と交差しているので、第1突出部に沿って流れている途中の冷却風が第2突出部に当たり、このことで冷却風通路内の冷却風の流れが乱れやすくなる。
第2の発明は、第1の発明において、
上記通路構成部材は、上記第1発熱体に接する基板部を備え、
複数の上記第1突出部が上記基板部から上記第2発熱体へ向けて突出して突出方向先端部が該第2発熱体に接するように形成され、
上記第2突出部は複数の上記第1突出部に連続するように形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、通路構成部材が第1発熱体と第2発熱体との間でスペーサとして機能する。そして、第2突出部が複数の第1突出部に連続しているので、基板部に、第1突出部と第2突出部とで格子状のリブを形成することが可能になり、基板部の強度が向上する。
第3の発明は、第1または2の発明において、
冷却風が流通するダクトを備え、
上記第1発熱体と上記第2発熱体及び上記通路構成部材は、上記ダクトの壁部に接するように配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、第1発熱体と第2発熱体及び通路構成部材の熱がダクト内に伝わりやすくなるので、第1発熱体及び第2発熱体の冷却効果がより一層向上する。
第1の発明によれば、発熱体の間に冷却風通路を形成する通路構成部材を備え、通路構成部材には、冷却風の流れ方向に延びる第1突出部と、冷却風の流れと交差する方向に延びる第2突出部とが互いに交差するように設けられているので、冷却風通路の上流側から下流側まで高い冷却効果を得ることができる。
第2の発明によれば、通路構成部材が第1発熱体に接する基板部を備え、複数の第1突出部の先端部が第2発熱体に接するように形成され、第2突出部が複数の第1突出部に連続しているので、通路構成部材を第1発熱体と第2発熱体との間でスペーサとすることができ、この場合に、通路構成部材を軽量かつ高剛性にすることができる。
第3の発明によれば、第1発熱体と第2発熱体及び通路構成部材がダクトの壁部に接するように配置されているので、冷却効果をより一層向上させることができる。
本発明の実施形態1に係る車両用バッテリユニットの断面図である。 図1におけるII−II線に相当する断面図である。 図1におけるIII−III線に相当する断面図である。 実施形態2に係る図1相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
(実施形態1)
図1は、本発明に係る発熱体の冷却構造が適用された車両用バッテリユニット1の断面図である。車両用バッテリユニット1は、例えば電気自動車やハイブリッド自動車(プラグインハイブリッド自動車を含む)に搭載されるものであり、これら自動車の走行用モーターに電力を供給するように構成されている。
車両用バッテリユニット1は、第1〜第7バッテリセル(発熱体)2A〜2Gからなるバッテリ2と、バッテリケース3と、バッテリケース3の外部に配設されるダクト10と、第1送風機Aと、第2送風機B(図2に示す)と、バッテリケース3の内部に配設される第1〜7通路構成部材41〜47とを備えている。
第1〜第7バッテリセル2A〜2Gは、例えばリチウムイオン電池等の二次電池であり、図1における左から右に順に並んでいる。第1〜第7バッテリセル2A〜2Gは電極によって接続されている。また、第1〜第7バッテリセル2A〜2Gは、直列または並列に接続されており、外部からの電力供給によって全てのバッテリセル2A〜2Gに同時に充電可能となっている。また、走行用モーターに電力を供給する際には、全てのバッテリセル2A〜2Gから同時に供給可能となっている。尚、バッテリセルの数や配置は図示したものに限られず、例えば、バッテリセルを上下方向に2段や3段に並べて配置してもよい。
バッテリケース3は、第1〜第7バッテリセル2A〜2Gを収容する収容空間Rを形成するためのものであり、例えば樹脂材を成形してなる。バッテリケース3の下部には外方へ延出するフランジ3aが形成されている。
ダクト10は、第1〜第7バッテリセル2A〜2Gを下部から冷却するための冷却風が流通する下側冷却風通路Sを構成するものであり、収容空間Rの外部においてバッテリケース3の下部に設けられている。ダクト10は扁平な形状である。ダクト10の延びる方向は、第1〜第7バッテリセル2A〜2Gの並ぶ方向であり、この実施形態では、冷却風が図1の左側から右側へ向かって流れるようになっている。ダクト10は、第1〜第7バッテリセル2A〜2Gの並ぶ方向に延びる上壁部11と、上壁部11と略平行に延びる下壁部12と、図2に示す上壁部11の幅方向両端部から下壁部12まで延びる側壁部13、13とを有している。上壁部11の周縁部にバッテリケース3のフランジ3aが接合され、収容空間Rは、外部の埃や水等が入らないように密閉されている。第1〜第7バッテリセル2A〜2Gは、ダクト10の上壁部11に接するように配置されている。尚、ダクト10は、バッテリケース3の上部に設けてもよいし、側部に設けてもよい。ダクト10は、直線状に延びる形状であってもよいし、湾曲して延びる形状であってもよい。
第1送風機Aは、ダクト10の上流側に設けられており、冷却風を下側冷却風通路Sに導入するためのものである。冷却風としては、例えば車室外の空気や車室内の空気を使用することができる。第1送風機Aは、ダクト10の下流側に設けて冷却風を下側冷却風通路Sに上流側から導入するように構成してもよい。第1〜第7バッテリセル2A〜2Gの熱はダクト10の上壁部11に伝わり、ダクト10の下側冷却風通路Sを流れる冷却風が上壁部11の熱を奪うことによってバッテリ2が冷却される。
図2に示すように、ダクト10における上壁部11の下面(ダクト10の内面)には、下方へ突出し、上流側から下流側に亘って冷却風の流れ方向に延びる5つの下側第1突条部20A〜20Eが下側冷却風通路Sの幅方向に互いに間隔をあけて設けられている。上壁部11の熱は、下側第1突条部20A〜20Eを介して冷却風に伝達する。尚、下側第1突条部の数は、5つに限られるものではなく、例えば1つであってもよいし、6つ以上であってもよい。また、下側第1突条部20A〜20Eの間隔は、下側冷却風通路Sの形状に応じて設定することができ、不等間隔であってもよい。
また、ダクト10における上壁部11の下面には、下方へ突出し、冷却風の流れ方向と交差する方向に延びる下側第2突条部31〜36が設けられている。下側第2突条部31が冷却風流れ方向の最も上流側に配置され、下側第2突条部32〜36は順に冷却風流れ方向に並ぶように配置されている。下側第2突条部31〜36は、下側冷却風通路Sの幅方向一側の側壁部13から他側の側壁部13まで延びており、下側冷却風通路Sの幅方向に隣り合う下側第1突条部20A〜20Eに連続している。これにより、ダクト10の上壁部11には、互いに交差するリブを形成することができる。尚、下側第2突条部31〜36の突出高さは、下側第1突条部20A〜20Eと同じにしてもよいが、下側第1突条部20A〜20Eよりも低くすることや高くすることも可能である。
また、下側第2突条部31〜36は、屈曲または湾曲していてもよい。
また、下側第2突条部31〜36の断面形状は、下に頂点が位置する略三角形である。下側第2突条部31〜36の断面形状を略三角形とすることで、下側第2突条部31〜36における冷却風流れ方向上流側の面は、下側へ行くほど下流側に位置するように傾斜し、下側第2突条部31〜36における冷却風流れ方向下流側の面は、下側へ行くほど上流側に位置するように傾斜する。これにより、下側冷却風通路Sの上側を流れる冷却風が下側第2突条部31〜36の上流側の面に当たって下方へ案内され、その後、下流側の面に沿って上方へ流れて上壁部11の内面に当たり、このような冷却風の流れによって下側冷却風通路Sの上側で乱流が発生する。冷却風の流れが上壁部11の内面に当たることで、上壁部11の内面近傍を流れる空気に乱流が発生し、これにより、上壁部11の内面近傍の空気の流れをさらに乱し、上壁部11の内面近傍において断熱層となりやすい層流が形成されるのを抑制する。よって、冷却効率が向上する。尚、下側第2突条部31〜36の断面形状は、正三角形であってもよいし、二等辺三角形であってもよい。また、下側第2突条部31〜36の数は特に限定されるものではなく、例えば、1つであってもよい。
下側第2突条部31〜36の最大突出高さは、下側冷却風通路Sの上下方向の寸法の1/2以下とするのが好ましい。これにより、下側第2突条部31〜36を形成したことによる下側冷却風通路Sの圧力損失を抑制して冷却風の流量を十分に確保することができる。
また、図2に示すように、第2送風機Bは、バッテリケース3の左側壁部に形成された冷却風導入部3bに接続されており、第1送風機Aと同様な外気を冷却風とし、その冷却風をバッテリケース3の内部に送風するように構成されている。バッテリケース3の右側壁部には、バッテリケース3の内部に送風された空気を排出するための排出部3cが設けられている。したがって、第2送風機Bにより送風された冷却風は、バッテリケース3の内部で図2に示すように左側から右側へ流れることになる。
第1〜7通路構成部材41〜47は、それぞれ、バッテリケース3の内部において冷却風が流れる冷却風通路Tを形成するためのものである。第1通路構成部材41は、第1バッテリセル2Aと第2バッテリセル2Bとの間に配置される。第2通路構成部材42は、第2バッテリセル2Bと第3バッテリセル2Cとの間に配置される。第3通路構成部材43は、第3バッテリセル2Cと第4バッテリセル2Dとの間に配置される。第4通路構成部材44は、第4バッテリセル2Dと第5バッテリセル2Eとの間に配置される。第5通路構成部材45は、第5バッテリセル2Eと第6バッテリセル2Fとの間に配置される。第6通路構成部材46は、第6バッテリセル2Fと第7バッテリセル2Gとの間に配置される。第7通路構成部材47は、第7バッテリセル2Gにおける第6バッテリセル2F側とは反対側に配置される。第1〜6通路構成部材41〜46は、第1〜第7バッテリセル2A〜2Gの間隔を一定に保つためのスペーサとして機能する。尚、第1〜7通路構成部材41〜47は全て同じ構造であるため、以下、第1通路構成部材41の構造について詳細に説明する。
第1通路構成部材41は、上下方向に延び、第2バッテリセル2B(本発明の第1発熱体に相当)の側面に接する基板部41aと、基板部41aの上縁部から第1バッテリセル2A(本発明の第2発熱体に相当)側へ突出する上部突出部41bと、基板部41aの下縁部から第1バッテリセル2A側へ突出する下部突出部41cとを備えており、上部突出部41bと下部突出部41cとの間に、バッテリケース3の左側(図2における左側)から右側(図2における右側)へ延びる冷却風通路Tが形成される。第1通路構成部材41の下部突出部41cは、ダクト10の上壁部11に接するように配置されている。
基板部41aは、第2バッテリセル2Bの側面と略同じ形状とされており、第2バッテリセル2Bの熱が伝わるようになっている。上部突出部41b及び下部突出部41cは、基板部41の左右方向両端部に亘って延びており、突出方向先端部が第1バッテリセル2Aの側面に接している。下部突出部41cは、ダクト10の上壁部11の上面にも接している。
基板部41aには、冷却風通路T内へ突出して冷却風の流れ方向(左右方向)に延びる3つの第1突出部41d、41d、41dと、冷却風通路T内へ突出して冷却風の流れと交差する方向(上下方向)に延びる4つの第2突出部41e、41e、…とが設けられている。第1突出部41d、41d、41dは、基板部41の左右方向両端部に亘って延びており、上部突出部41bと下部突出部41cとの間において互いに上下方向に間隔をあけて配置されている。各第1突出部41dの突出方向先端部が第1バッテリセル2Aの側面に接している。第1突出部41d及び第2突出部41eの数は、任意の数に設定することができる。また、第2突出部41eは、傾斜して延びていてもよい。
第2突出部41e、41e、…は、基板部41aの左右方向に互いに間隔をあけて配置されており、各々が上部突出部41bから下部突出部41cまで延び、これら上部突出部41b及び下部突出部41cに連続している。また、第2突出部41e、41e、…は、第1突出部41d、41d、41dと交差するとともに、第1突出部41d、41d、41dにも連続して一体化している。これにより、基板部41aには、上部突出部41b、
下部突出部41c、第1突出部41d及び第2突出部41eによって、格子状のリブが形成されることになるので、基板部41aの強度が向上する。
また、第2突出部41eは、屈曲または湾曲していてもよい。
第2突出部41eの断面形状は、第1バッテリセル2A側に頂点が位置する略三角形である。第2突出部41eの断面形状を略三角形とすることで、第2突出部41eにおける冷却風流れ方向上流側の面(左側の面)は、右側へ行くほど下流側に位置するように傾斜し、第2突出部41eにおける冷却風流れ方向下流側の面(右側の面)は、左側へ行くほど上流側に位置するように傾斜する。これにより、冷却風通路Tの第2バッテリセル2B側を流れる冷却風が第2突出部41eの上流側の面に当たって案内され、その後、下流側の面に沿って流れて第2バッテリセル2B側の内面に当たり、このような冷却風の流れによって冷却風通路Tの内部で乱流が発生する。冷却風の流れが冷却風通路Tの内部において第2バッテリセル2B側の内面の内面に当たることで、その内面近傍を流れる空気に乱流が発生し、これにより、第2バッテリセル2B側の内面近傍の空気の流れをさらに乱し、その内面近傍において断熱層となりやすい層流が形成されるのを抑制する。よって、冷却効率が向上する。尚、第2突出部41eの断面形状は、正三角形であってもよいし、二等辺三角形であってもよい。また、第2突出部41eの数は、例えば1つであってもよい。
次に、バッテリ2を冷却する場合について説明する。第1送風機Aによって送風された冷却風は、ダクト10内の下側冷却風通路Sを流れる。このとき、第1〜第7バッテリセル2A〜2Gの熱が下側第1突条部20A〜20Eを介して冷却風に伝わる。さらに、下側冷却風通路Sを流れる冷却風が下側第2突条部31〜36に当たることで冷却風の流れが乱れて乱流が発生する。これにより、下側冷却風通路Sによる冷却効果が向上する。
また、第2送風機Bによって送風された冷却風は、バッテリケース3の内部に流入して第1〜7通路構成部材41〜47の冷却風通路Tを流れる。このとき、第1〜第6通路構成部材41〜46が第1〜第7バッテリセル2A〜2Gの間に介在しているので、第1〜第7バッテリセル2A〜2Gの熱が冷却風通路Tを流れる冷却風に伝わり、このことで第1〜第7バッテリセル2A〜2Gが冷却される。冷却風通路Tには、冷却風の流れ方向に延びる第1突出部41dが配置されるので、第1突出部41dを介して冷却風に効率よく熱が伝達される。さらに、冷却風の流れと交差する方向に延びる第2突出部41eが第1突出部41dと交差しているので、第1突出部41dに沿って流れている途中の冷却風が第2突出部41eに当たり、このことで冷却風通路T内の冷却風の流れが乱れやすくなる。したがって、この実施形態1によれば、冷却風通路Tの上流側から下流側まで高い冷却効果を得ることができる。
また、第1通路構成部材41の第2突出部41eが複数の第1突出部41dに連続しているので、第1突出部41dと第2突出部41eとによって格子状のリブを形成することができ、よって、第1通路構成部材41を軽量かつ高剛性にすることができる。第2〜第7通路構成部材42〜47も同様である。
(実施形態2)
図4は、本発明の実施形態2に係る車両用バッテリユニット1を示すものである。この実施形態2では、バッテリケース3の内部の通路構成部材の配置パターンが実施形態1のものと異なっており、他の部分は実施形態1と同じであるため、以下、実施形態1と同じ部分には同じ符号を付して説明を省略し、異なる部分について詳細に説明する。
実施形態2では、第1〜第3通路構成部材41〜43を備えている。そして、第2バッテリセル2Bと第3バッテリセル2Cとの間、及び、第4バッテリセル2Dと第5バッテリセル2Eとの間には、通路構成部材が配置されていない。すなわち、第1通路構成部材41は第1バッテリセル2Aと第2バッテリセル2Bとの間に配置され、また、第2通路構成部材42は第3バッテリセル2Cと第4バッテリセル2Dとの間に配置され、また、第3通路構成部材43は第5バッテリセル2Eと第6バッテリセル2Fとの間に配置されている。
この実施形態2においても、実施形態1と同様に、冷却風通路Tの上流側から下流側まで高い冷却効果を得ることができる。
尚、バッテリケース3の内部の通路構成部材の配置パターンは上述したパターンに限られるものではなく、任意のパターンで配置することができる。
また、上記実施形態1、2では、ダクト10及び第1送風機Aを設けているが、これに限らず、ダクト10及び第1送風機Aは省略してもよい。
また、上記実施形態1、2では、発熱体がバッテリセルである場合について説明したが、これに限らず、例えばインバーター装置やモーター等を発熱体として冷却するように構成してもよい。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明に係る発熱体の冷却構造は、例えば電気自動車やハイブリッド自動車のバッテリユニットに適用することができる。
1 車両用バッテリユニット
2A バッテリセル(第2発熱体)
2B バッテリセル(第1発熱体)
10 ダクト
11 上壁部
41 第1通路構成部材
41a 基板部
41d 第1突出部
41e 第2突出部
T 冷却風通路

Claims (3)

  1. 第1発熱体(2B)と第2発熱体(2A)との間に、該発熱体(2A、2B)を冷却するための冷却風通路(T)を形成する通路構成部材(41)を備えた発熱体の冷却構造において、
    上記通路構成部材(41)には、上記冷却風通路(T)内へ突出して冷却風の流れ方向に延びる第1突出部(41d)と、上記冷却風通路(T)内へ突出して冷却風の流れと交差する方向に延びる第2突出部(41e)とが設けられ、上記第1突出部(41d)と上記第2突出部(41e)とは交差していることを特徴とする発熱体の冷却構造。
  2. 請求項1に記載の発熱体の冷却構造において、
    上記通路構成部材(41)は、上記第1発熱体(2B)に接する基板部(41a)を備え、
    複数の上記第1突出部(41d)が上記基板部(41a)から上記第2発熱体(2B)へ向けて突出して突出方向先端部が該第2発熱体(2A)に接するように形成され、
    上記第2突出部(41e)は複数の上記第1突出部(41d)に連続するように形成されていることを特徴とする発熱体の冷却構造。
  3. 請求項1または2に記載の発熱体の冷却構造において、
    冷却風が流通するダクト(10)を備え、
    上記第1発熱体(2B)と上記第2発熱体(2A)及び上記通路構成部材(41)は、上記ダクト(10)の壁部(11)に接するように配置されていることを特徴とする発熱体の冷却構造。
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