JP2016156372A - 流量アシスト装置 - Google Patents
流量アシスト装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016156372A JP2016156372A JP2015249612A JP2015249612A JP2016156372A JP 2016156372 A JP2016156372 A JP 2016156372A JP 2015249612 A JP2015249612 A JP 2015249612A JP 2015249612 A JP2015249612 A JP 2015249612A JP 2016156372 A JP2016156372 A JP 2016156372A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- passage
- impeller
- purge
- pump
- electric motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)
- Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)
Abstract
【解決手段】蒸発燃料処理装置は、吸気負圧が小さい時にパージポンプ7を作動させてパージ処理を行い、吸気負圧が小さくない時はパージポンプ7を停止してパージ処理を行う。ECU8は、パージポンプ7を停止する際に、ホールIC25の検出結果に基づいて電動モータ11を通電制御して、翼通路出口αoをポート入口22iに一致させた状態で電動モータ11を停止させる。これにより、停止中のパージポンプ7が大きな通気抵抗として作用する不具合がなく、吸気通路3に発生した吸気負圧によって必要パージ量を確保することができる。
【選択図】 図2
Description
流量低下が予測される際にポンプ装置を作動させて流量の低下を防ぐ流量アシスト装置の一例として、蒸発燃料処理装置を用いて説明する。
蒸発燃料処理装置は、燃料タンク内で蒸発した蒸発燃料を保持するキャニスタと、このキャニスタが保持した蒸発燃料をスロットルバルブの吸気下流へ導くパージ通路と、このパージ通路の開閉および開度調整を行うパージバルブとを備える。
そこで、パージ通路に電動のパージポンプを設け、パージポンプの作動によりキャニスタが保持する蒸発燃料を吸気通路へ圧送する技術が提案されている。
近年では、ハイブリッド車やアイドルストップ車など、省エネやCO2低減等の目的で、エンジンの運転頻度が下がる傾向にある。そこで、エンジンの運転中は、キャニスタに保持させた蒸発燃料を常時吸気通路へ導くことが望まれる。すると、エンジンの運転中は、パージポンプを常時作動させることになる。
その結果、パージポンプには、極めて高寿命で高耐久の性能が望まれることになり、高コスト化の要因になる。また、パージポンプがエンジンの運転中に常時作動することで電力消費も多くなってしまう。
しかし、パージポンプを停止すると、パージポンプが大きな通気抵抗として作用することになり、停止したパージポンプによって蒸発燃料のパージ処理が阻害されてしまう。
すると、図9に示すように、翼15の外縁部が吐出ポート22のポート入口22iを塞ぐ状態になってしまい、パージポンプ7がパージ通路の流路抵抗を大きくしてしまう。その結果、吸気負圧が小さくないにも関わらず、停止中のパージポンプ7が蒸発燃料のパージ処理を阻害する不具合が生じてしまう。なお、符合は、後述する実施形態と同一機能物に同一符合を付したものである。
図1〜図5を参照して実施形態1を説明する。
蒸発燃料処理装置は、ハイブリッド車、アイドルストップ車、コンベ車などエンジンを搭載する自動車に用いられる。
蒸発燃料処理装置は、燃料タンク1の蒸発燃料をキャニスタ2に保持させ、エンジンの運転中にキャニスタ2が保持する蒸発燃料をエンジンの吸気通路3に導いてパージ処理を行う。
蒸発燃料処理装置は、キャニスタ2が保持した蒸発燃料をスロットルバルブ4の吸気下流の吸気通路3へ導くパージ通路5を備える。
蒸発燃料処理装置は、パージ通路5の開閉および開度調整を行うパージバルブ6を備える。
蒸発燃料処理装置は、パージバルブ6とキャニスタ2の間のパージ通路5に設けられて、キャニスタ2内における蒸発燃料を含む空気を吸気通路3へ向けて圧送するパージポンプ7を備える。
燃料処理装置に用いられる複数の電気機能部品は、エンジン制御を行うECU8(エンジン・コントロール・ユニットの略)により作動状態が制御される。
このキャニスタ2には、燃料タンク1内の蒸発燃料をキャニスタ2へ導くブリーザ通路9が接続され、燃料タンク1の上部空間と連通する。
なお、ブリーザ通路9と燃料タンク1との接続部には、周知のベントバルブ、ロールオーババルブ、カットオフバルブ等が設けられる。ベントバルブは、燃料タンク1の内圧がブリーザ配管より高くなると開弁する。ロールオーババルブは、給油時や車両転倒時に閉弁してベントバルブと燃料タンク1との接続を遮断する。カットオフバルブは、ロールオーババルブと並列に設けられ、ロールオーババルブより液面が上昇した際にベントバルブと燃料タンク1との接続を遮断する。
パージポンプ7は、電動モータ11によって回転駆動されインペラ12を備える。
パージポンプ7は、インペラ12を収容するハウジング13を備える。
具体的にインペラ12は、中心部において電動モータ11のモータ軸11aと結合される略円板形状のハブ14と、回転の中心側から外径方向へ向かう複数の翼15と、主板との間で複数の翼15を挟む略リング円板状のシュラウド16とを備える。
具体的にハウジング13は、ハブ14との間に隙間を隔てて対向するハウジングベース17と、インペラ12の外周を非接触に覆う円筒部18と、シュラウド16との間に隙間を隔てて対向する円板部19とを備える。
円筒部18と円板部19は、一体に設けられてカバーハウジング20を構成する。このカバーハウジング20は、ネジや接着剤等によってハウジングベース17に固定される。
なお、この実施形態では、吸入ポート21と吐出ポート22をカバーハウジング20に一体に設ける例を示すが、もちろん限定するものではない。
吐出ポート22は、インペラ12を通過した蒸発燃料を含む空気を外部へ導く排出口である。なお、パージポンプ7をパージバルブ6と一体的に設ける場合には、パイプ形状を呈する吐出ポート22を廃止することができる。
なお、電動モータ11がONした時の回転数は、定常回転に保たれるものであっても良いし、連続的あるいは段階的に可変制御されるものであっても良い。
具体的に、ECU8は、スロットルバルブ4の下流域の吸気負圧が予め設定した判定値より小さい場合に「ポンプ作動領域」と判定してパージポンプ7をONする。また、ECU8は、スロットルバルブ4の下流域の吸気負圧が予め設定した判定値より大きい場合に「ポンプ停止領域」と判定してパージポンプ7をOFFする。なお、「ポンプ作動領域」と「ポンプ停止領域」の作動境界には、パージポンプ7のON/OFF作動のハンチングを防ぐ手段としてヒステリシスが設定される。
また、パージポンプ7をON/OFF切替する判定値の具体的な一例は、吸気負圧だけではキャニスタ2から吸気通路3へ蒸発燃料を含む空気量を導くことができなくなる吸気負圧である。あるいは、吸気負圧だけではキャニスタ2から吸気通路3へ予め設定した単位時間当たりの流量を導けなくなる吸気負圧である。
このECU8は、エンジンの運転中にパージバルブ6の開度調整を行なって、吸気通路3へ導かれる蒸発燃料を調整するとともに、吸気通路3へ導かれる蒸発燃料の量に基づいて噴射補正値を算出する。そして、ECU8は、インジェクタが噴射する燃料噴射量を噴射補正値で補正し、空燃比をエンジンの運転状態に適した目標空燃比に保つように設けられている。なお、具体的なパージバルブ6の開度制御および蒸発燃料による噴射補正制御は周知技術を採用するものであり、説明は割愛する。
具体的に、この実施形態の蒸発燃料処理装置は、吸気負圧が小さい際に作動して、キャニスタ2からパージバルブ6へ導かれる蒸発燃料を含む空気量を増やす機能を備える。なお、吸気負圧が小さい際とは、吸気負圧だけではキャニスタ2からパージバルブ6へ導かれる蒸発燃料を含む空気量が予め設定される規定値に達しない際である。
なお、蒸発燃料を含む空気は、流体の一例である。
パージ通路5は、流体が通過可能な通路の一例である。
パージポンプ7は、遠心式のポンプ装置の一例である。
なお、パージ通路5を通過する蒸発燃料を含む空気の流量は、通路を通過する流体の流量の一例である。
ECU8は、制御装置の一例である。
複数の翼15の形状は、図2(b)に示すように、軸方向から見て、中心部から外径方向へ広がる形状に設けられる。
各インペラ通路αは、内径側の翼通路入口から外径端の翼通路出口αoまで通路断面が略一定に設けられる。あるいは、翼通路入口から翼通路出口αoに向かって徐々に通路断面が減少するように設けられる。
このように、インペラ通路αが外径方向に向かって広がらない形状に設けられることによって、複数の翼15の外縁部の回転方向の寸法L1が、吐出ポート22においてハウジング12内で開口するポート入口22iの回転方向の寸法L2より大きくなる。即ち、L1>L2の関係に設けられる。
言葉を代えて説明すると、翼通路出口αoとポート入口22iが一致する状態は、径方向における翼通路出口αoの投影面と、ポート入口22iの投影面とが、少なくとも一部において重なる状態である。
さらに言葉を代えて説明すると、翼通路出口αoとポート入口22iが一致する状態は、ポート入口22iの投射面上に翼通路出口αoが被ることを意味する。
角度検出手段23の型式は限定するものではなく、ロータリエンコーダ、レゾルバ、磁気式角度センサなど種々適用可能なものである。
なお、図2では、角度検出手段23を電動モータ11に設ける例を示すが、図2とは異なり、インペラ12とハウジング13よりなるポンプ部に角度検出手段23を設けるものであっても良い。
なお、この実施形態では、停止制御を行う手段としてコンピュータを用いた制御プログラムを採用するが、この実施形態とは異なりロジック回路等によるシーケンス制御を用いるものでっても良い。
パージポンプ7は、パージポンプ7において回転する部材(即ち、インペラ12側)に設けられる永久磁石24と、パージポンプ7において回転しない部材(即ち、ハウジング13側)に設けられるホールIC25と備える。
ECU8は、パージポンプ7を停止する際に、電動モータ11の回転数を予め設定した所定回転数B以下に低下させる第1処理と、ホールIC25の検出信号に基づいてインペラ12の停止位置を制御する第2処理とを実行する。
即ち、第2処理は、翼通路出口αoとポート入口22iの少なくとも一部が回転方向においてオーバーラップする状態でインペラ12を停止させる。
なお、より好ましい形態の第2処理は、翼通路出口αoの投影面の全てが、ポート入口22iの投影面の内側に存在する状態でインペラ12を停止させる。
定常回転数Aは、予め設定した回転数であっても良いし、パージポンプ7に定格の駆動電流を付与した際の回転数であっても良い。定常回転数Aは、吸気通路3内の吸気負圧が小さい状態であってもパージ処理を実施できる回転数である。理解補助の目的で定常回転数Aの一例を開示すると、定常回転数Aは4万rpm程である。
この実施形態では、翼通路出口αoとポート入口22iが、回転方向において少なくとも一部がオーバーラップする時に、図3に示すように永久磁石24とホールIC25が対向するように設けられる。
具体的には、翼通路出口αoとポート入口22iが回転方向においてオーバーラップを開始する時に、ホールIC25の出力が立ち上がるように、永久磁石24とホールIC25の位置関係が設定される。
このように、キー溝を用いてモータ軸11aとインペラ12を結合することにより、モータ軸11aに対してインペラ12を所定の回転角度で結合できる。即ち、永久磁石24と翼通路出口αoの相対的な回転角度を、常に所定の回転角度に設定できる。
ホールIC25は、ハウジング13または電動モータ11のヨークなどの回転しない部品側に設けられる。具体的に、ホールIC25は、図3に示すように、回転途中の永久磁石24と径方向において非接触に対向する位置に配置される。
ステップS1:電動モータ11の停止要求があったか否かの判断を行う。このステップS1の判断結果がNOの場合は、この制御ルーチンを終了する。
ステップS2:上記ステップS1の判断結果がYESの場合は、電動モータ11の減速制御を実施する。
ステップS4:上記ステップS3の判断結果がYESの場合は、ホールIC25の出力電圧が上昇を開始したタイミングで電動モータ11の通電を停止する。具体的には、ホールIC25の出力電圧が上昇を開始したタイミングで電動モータ11に逆電流を印加して電動モータ11を強制停止させる。このステップS4の実施により、翼通路出口αoとポート入口22iと一致させた状態でインペラ12を停止できる。
実施形態1の蒸発燃料処理装置は、上述したように、吸気負圧が小さい「ポンプ作動領域」ではパージポンプ7を作動させてパージ処理を行う。また、吸気負圧が小さくない「ポンプ停止領域」では、パージポンプ7を停止し、翼通路出口αoをポート入口22に一致させることで、キャニスタ2と吸気通路3を連通させてパージ処理を行う。
このように、吸気負圧の発生具合に応じてパージポンプ7を作動させる。このため、パージポンプ7の作動頻度を下げることができ、パージポンプ7に求められる耐久性能を下げることができる。
これにより、パージポンプ7の耐久性能を下げても、必要十分な高寿命を達成することが可能になる。即ち、パージポンプ7のコストを抑えて高寿命の蒸発燃料処理装置を提供することができる。
実施形態1の蒸発燃料処理装置は、上述したように、パージポンプ7の作動頻度を下げることができるため、パージポンプ7の電力消費量を抑えることができる。これにより、省エネ化が可能になるとともに、車両に搭載される発電システムの発電負荷およびバッテリ負荷を軽減することができる。
実施形態1の蒸発燃料処理装置は、パージポンプ7を停止する際に、翼通路出口αoとポート入口22iを一致させた状態でインペラ12の回転を停止させる。
これにより、パージ通路5の途中に停止中のパージポンプ7が介在しても、パージポンプ7がパージ通路5の流路抵抗を大きくする不具合が生じない。このため、パージポンプ7の停止中は、吸気通路3に発生した吸気負圧によって必要パージ量を確保することができる。
即ち、蒸発燃料処理装置は、吸気負圧が小さくない時にパージポンプ7を停止するものであるが、停止中のパージポンプ7がパージ処理を阻害する不具合が生じない。
図6を参照して実施形態2を説明する。なお、以下の各実施形態において上記実施形態1と同一符合は同一機能物を示すものである。また、以下では、実施形態1に対する変更箇所のみを開示するものであり、以下の各実施形態において説明していない箇所については先行して説明した形態を採用するものである。
インペラ12に形成される各インペラ通路αは、翼通路入口から外径方向へ向かう通路断面が一定のストレート通路α1と、このストレート通路α1から翼通路出口αoに向かって通路断面が徐々に小さくなる絞り通路α2とを組み合わせて構成される。
なお、図6では、絞り通路α2が円弧状に設けられる例を示すが、絞り通路α2を略直線形状に設けて、ストレート通路α1に対して絞り通路α2が所定の角度で曲がるものであっても良い。
また、インペラ12とハウジング13の間の流速と、インペラ12の回転速度とを近づけることで、乱流の発生を防止できるとともに、摩擦損失を低減することができる。
即ち、インペラ通路αが少ない場合に、より大きな効果を得ることができる。
図7を参照して実施形態3を説明する。
上記実施形態1の停止手段は、角度検出手段23を用い、ECU8の制御により翼通路出口αoをポート入口22iに一致させる例を示した。
これに対し、この実施形態3の停止手段は、通電制御ではなく、機械的な構造により翼通路出口αoをポート入口22iに一致させるものである。
このように設けることで、永久磁石31と磁性部材32が磁力により近づく磁気吸引力を利用して、翼通路出口αoをポート入口22iに一致させた状態でインペラ12の回転を停止させることができる。
また、実施形態1で示した角度検出手段23を搭載しなくても本発明を適用することが可能になる。
なお、この実施形態3とは異なる形態例として、樹脂にフェライト粉末を混合したフェライト樹脂によってインペラ12を設け、フェライト樹脂を着磁してインペラ12を永久磁石化にしても良い。そして、ハウジング13に磁性部材32を取り付けて、インペラ12の回転停止位置をコントロールしても良い。
図8を参照して実施形態4を説明する。
この実施形態4は、パージポンプ7とは別に、キャニスタ2内の空気を吸気通路3側へ圧送する第2ポンプ41をパージ通路5の途中に設けたものである。
なお、図8では、パージポンプ7とキャニスタ2の間のパージ通路5に第2ポンプ41が配置される例を示すが、パージポンプ7と吸気通路3の間のパージ通路5に第2ポンプ41が配置されるものであっても良い。
第2ポンプ41の制御例は限定するものでないが、一例を開示すると、第2ポンプ41はエンジンの運転中は常に作動するものである。あるいは、第2ポンプ41は、エンジン冷却水が所定温度に達した後は、エンジンが停止するまで作動するものである。
上記の実施形態では、本発明を蒸発燃料処理装置に適用する例を示したが、流量低下が予測される際にポンプ装置を作動させて流量の低下を防ぐ他の装置に本発明を適用しても良い。
また、ポンプ装置は、気体を駆動するタイプに限定しない。即ち、流量低下が予測される際に液体を駆動するポンプ装置を作動させて流量の低下を防ぐ装置に本発明を適用しても良い。
8・・ECU(制御装置) 11・・電動モータ
12・・インペラ 13・・ハウジング
15・・翼
22・・吐出ポート 22i・・ポート入口
24・・永久磁石 25・・ホールIC
α・・インペラ通路 αo・・翼通路出口
Claims (8)
- 通電により回転出力を発生する電動モータ(11)、この電動モータによって回転駆動され、回転の中心側から外径方向へ向かう複数の翼(15)が形成されたインペラ(12)、このインペラを収容するとともに吐出ポートが設けられるハウジング(13)を有し、流体が通過可能な通路(5)に設けられる遠心式のポンプ装置(7)と、
前記通路を通過する流量の低下が予測される際に前記ポンプ装置を作動させる制御装置(8)とを具備し、
前記複数の翼の外縁部の回転方向の寸法(L1)が、前記吐出ポートにおいて前記ハウジング内で開口するポート入口(22i)の回転方向の寸法(L2)より大きく設けられる流量アシスト装置において、
この流体アシスト装置は、前記翼と前記翼の間に形成されるインペラ通路(α)の外径方向の端の翼通路出口(αo)と前記ポート入口を一致させた状態で前記インペラの回転を停止させる停止手段を備えることを特徴とする流量アシスト装置。 - 通電により回転出力を発生する電動モータ、この電動モータによって回転駆動され、回転の中心側から外径方向へ向かう複数の翼が形成されたインペラ、このインペラを収容するとともに吐出ポートが設けられるハウジングを有し、流体が通過可能な通路に設けられる遠心式のポンプ装置と、
前記通路を通過する流量の低下が予測される際に前記ポンプ装置を作動させる制御装置とを具備し、
前記複数の翼の外縁部の回転方向の寸法が、前記吐出ポートにおいて前記ハウジング内で開口するポート入口の回転方向の寸法より大きく設けられる流量アシスト装置において、
この流量アシスト装置は、前記インペラ側に設けられる永久磁石(24)と、前記ハウジング側に設けられるホールIC(25)とを備え、
前記制御装置は、前記ポンプ装置を停止する際に、
前記電動モータの回転数を予め設定した所定回転数(B)以下に低下させる第1処理と、
前記電動モータの回転数が前記所定回転数以下に低下した後、前記ホールICの検出信号に基づいて前記インペラの停止位置を制御する第2処理と、
を実行することを特徴とする流量アシスト装置。 - 請求項2に記載の流量アシスト装置において、
前記ポンプ装置を作動させる際に前記電動モータへ与える電流の流れ方向とは逆方向の電流を逆電流とした場合、
前記制御装置は、前記第2処理を実行する際に、前記電動モータに前記逆電流を印加することを特徴とする流量アシスト装置。 - 請求項2または請求項3に記載の流量アシスト装置において、
前記翼と前記翼の間に形成されるインペラ通路の外径方向の端の翼通路出口と、前記吐出ポートにおいて前記ハウジング内で開口するポート入口とが、回転方向において少なくとも一部がオーバーラップする位置にて、前記永久磁石と前記ホールICが対向することを特徴とする流量アシスト装置。 - 請求項1に記載の流量アシスト装置において、
前記停止手段は、前記インペラまたは前記ハウジングの一方に設けられる永久磁石(31)と、前記インペラまたは前記ハウジングの他方に設けられて前記永久磁石に磁気吸引される磁性部材(32)とを用いて構成されることを特徴とする流量アシスト装置。 - 請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の流量アシスト装置において、
前記通路は、燃料タンク(1)内で蒸発した蒸発燃料を保持するキャニスタ(2)とエンジンの吸気通路(3)とを連通するパージ通路であり、
前記ポンプ装置は、前記キャニスタ内の空気を前記吸気通路側へ圧送するパージポンプであることを特徴とする流量アシスト装置。 - 請求項6に記載の流量アシスト装置において、
前記制御装置は、前記吸気通路の吸気負圧に基づいて前記パージポンプの運転と停止の切替制御を行うことを特徴とする流量アシスト装置。 - 請求項6または請求項7に記載の流量アシスト装置において、
前記パージ通路には、前記パージポンプとは別に、前記キャニスタ内の空気を前記吸気通路側へ圧送する第2ポンプ(41)を備えることを特徴とする流量アシスト装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015030836 | 2015-02-19 | ||
JP2015030836 | 2015-02-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016156372A true JP2016156372A (ja) | 2016-09-01 |
JP6597283B2 JP6597283B2 (ja) | 2019-10-30 |
Family
ID=56825477
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015249612A Expired - Fee Related JP6597283B2 (ja) | 2015-02-19 | 2015-12-22 | 流量アシスト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6597283B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03111697A (ja) * | 1989-09-22 | 1991-05-13 | Jidosha Denki Kogyo Co Ltd | 小型遠心ポンプ |
JP2004268272A (ja) * | 2003-03-05 | 2004-09-30 | Brother Ind Ltd | インクジェットプリンタ |
JP2005096279A (ja) * | 2003-09-25 | 2005-04-14 | Brother Ind Ltd | インクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタの制御方法、ポンプの制御方法 |
JP2007211689A (ja) * | 2006-02-09 | 2007-08-23 | Denso Corp | 蒸発燃料処理装置 |
JP2011109866A (ja) * | 2009-11-20 | 2011-06-02 | Konica Minolta Business Technologies Inc | モータ制御装置 |
-
2015
- 2015-12-22 JP JP2015249612A patent/JP6597283B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03111697A (ja) * | 1989-09-22 | 1991-05-13 | Jidosha Denki Kogyo Co Ltd | 小型遠心ポンプ |
JP2004268272A (ja) * | 2003-03-05 | 2004-09-30 | Brother Ind Ltd | インクジェットプリンタ |
JP2005096279A (ja) * | 2003-09-25 | 2005-04-14 | Brother Ind Ltd | インクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタの制御方法、ポンプの制御方法 |
JP2007211689A (ja) * | 2006-02-09 | 2007-08-23 | Denso Corp | 蒸発燃料処理装置 |
JP2011109866A (ja) * | 2009-11-20 | 2011-06-02 | Konica Minolta Business Technologies Inc | モータ制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6597283B2 (ja) | 2019-10-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007218161A (ja) | ベーン式ポンプ装置およびそれを用いたリークチェックシステム | |
JP6040962B2 (ja) | 蒸発燃料処理装置 | |
JP2016217172A (ja) | 蒸発燃料処理装置 | |
JP6993969B2 (ja) | 車両用気化ガスポンプ | |
WO2014132719A1 (ja) | エンジンユニットのセンサ設置構造 | |
CN108350897B (zh) | 涡流泵 | |
JP6597283B2 (ja) | 流量アシスト装置 | |
US10778073B2 (en) | Automotive auxiliary device with electric drive motor | |
JP2007162588A (ja) | 蒸発燃料処理装置 | |
US6215207B1 (en) | Torque motor having uniform torque output characteristics | |
JP2007263032A (ja) | 燃料供給装置 | |
US10662901B2 (en) | Vortex pump | |
JP2009222012A (ja) | 吸気制御装置 | |
JP2015059568A (ja) | 過給機付きエンジンの制御装置 | |
JP2010180708A (ja) | ターボチャージャ | |
JPH11206092A (ja) | トルクモータ | |
KR20080053676A (ko) | 자동차의 오일유량제어 가변식 오일펌프 | |
JPH11218059A (ja) | 燃料ポンプ | |
JP2006046212A (ja) | 燃料ポンプ | |
JP2019205323A (ja) | モータ制御装置及びモータ制御方法 | |
JP4962789B2 (ja) | 吸気制御装置 | |
WO2017090396A1 (ja) | 渦流ポンプ | |
WO2022038996A1 (ja) | 真空ポンプ、固定翼、およびスペーサ | |
JP2007278275A (ja) | バルブ装置 | |
JP2000116095A (ja) | トルクモータおよびそれを用いたスロットル装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180406 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190213 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190219 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190410 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190903 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190916 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6597283 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |