JP2016155576A - 蓋材とその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器本体の開口部を覆うように接着し、部分的に押し破って取り出し口を形成する蓋材で、製造工程中に切れて脱落する恐れのない蓋材とその製造方法を提供する。
【解決手段】容器本体2の開口部を覆うように接着する蓋材1であって、外側から、基材層11とシーラント層12からなり、基材層は少なくともその1つの層11aが連続した切断線4で囲まれた部分を有し、シーラント層は、ポリオレフィン系樹脂からなる。この製造方法は、少なくともその1つの層がレーザー照射により切断されやすい層からなる基材層と、シーラント層を積層し、レーザーを照射して、レーザー照射により切断されやすい層に連続した切断線で囲まれた部分を設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、蓋材とその製造方法に関するものである。特に、容器本体の開口部を覆うように接着し、部分的に押し破り取り出し口を設けられるようにした蓋材とその製造方法に関するものである。
インスタントコーヒーなどの食品や医薬品などの密封性、防湿性、酸化防止性などが要求される内容物の容器を密封するのに、アルミニウム箔を用いた蓋材が使用されている。このような蓋材には、一般的にシール層にイージーピール性を付与した樹脂が用いられ、容器から剥がれるようになっているが、内容物によってはイージーピール性の樹脂が使えない場合がある。
その場合、蓋材を破って開封することになるが、蓋材がアルミニウム箔単体であれば押し破ることも可能だが、ポリエチレンテレフタレートなど二軸延伸樹脂フィルムが積層されている場合は、押し破ることができず、刃物を使用するなどの手間が必要であった。
紙にアルミニウム箔を貼り合わせた積層体の蓋材では、押し破ることも可能と思われるが、破れる方向が制御できなったり、紙紛が内容物に混入したりすることが懸念される。
一方、予め二軸延伸樹脂フィルムに刃物を用いて断続した切れ目を入れておき、その切れ目に沿って開封することも可能であるが、ツナギ目部分から二軸延伸樹脂フィルムが、意図しない方向に切れることがあり開封には注意が必要であった。
また、このような切れ目などによる易破断線を形成した蓋材をインナーシール材としたものがある。このインナーシール材は、板紙を主体とするリシール層とシール層が剥離性樹脂層を介して積層され、容器口部にシール層側が接着され、シール層に取り出し用の開口部を形成するための易破断線が形成されている(特許文献1)。
このインナーシール材の易破断線は、例えば、ミシン目状の不連続線をなすスリット、鎖線状のスリット、更には、筋状の条溝等で構成され、打ち抜き加工、ハーフカット加工、ミシン針加工、スリット加工等で形成されている。
このようなスリットや筋状の条溝で設けた易破断線の場合、繋ぎ部分と切れ目部分が交互に連続して線状になっているが、この繋ぎ部分の長さと切れ目部分の長さのバランスによって切れたり切れなかったりする。そして切れやすい場合には、製造工程中に切れて脱落してしまう恐れがある。
公知文献を以下に示す。
特開平1−267167号公報
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、容器本体の開口部を覆うように接着し、部分的に押し破って取り出し口を形成する蓋材で、製造工程中に切れて脱落する恐
れのない蓋材とその製造方法を提供することを課題としている。
本発明は係る課題に鑑みなされたものであり、請求項1の発明は、容器本体の開口部を覆うように接着する蓋材であって、
外側から、基材層とシーラント層からなり、前記基材層は少なくともその1つの層が連続した切断線で囲まれた部分を有し、前記シーラント層は、ポリオレフィン系樹脂からなることを特徴とする蓋材である。
本発明の請求項2の発明は、連続した切断線が設けられた層が、ナイロンあるいはポリエチレンテレフタレートからなる層であることを特徴とする請求項1または2に記載の蓋材である。
本発明の請求項3の発明は、請求項1に記載の蓋材の製造方法であって、
少なくともその1つの層がレーザー照射により切断されやすい層からなる前記基材層と、前記シーラント層を積層し、レーザーを照射して、レーザー照射により切断されやすい層に連続した前記切断線で囲まれた部分を設けることを特徴とする蓋材の製造方法である。
本発明の容器本体の開口部を覆うように接着し、部分的に押し破って取り出し口を形成する蓋材は、製造工程中に切れて脱落する恐れがない。
本発明の蓋材の一例を用いた容器を模式的に平面で示した説明図である。 図1のX−X断面を模式的に示した説明図である。 (A)(B)(C)本発明の蓋材の他の例を用いた容器を模式的に断面で示した説明図である。
以下、本発明を実施するための形態につき説明する。
図1は、本発明の蓋材の一例を用いた容器を模式的に平面で示した説明図、図2は、図1のX−X断面を模式的に示した説明図、図3(A)(B)(C)は、本発明の蓋材の他の例を用いた容器を模式的に断面で示した説明図である。
本例の蓋材1は、図1の平面図、図2の断面図で示すように、容器本体2の開口部を覆うように接着部分3で接着される蓋材である。蓋材1は、外層側から、基材層11とシーラント層12が積層された積層フィルムからなっている。
基材層11には、連続した切断線4で囲まれた部分を有している。本例の蓋材1は、接着部分3で容器本体2から剥がして開封するのではなく、切断線4で囲まれた部分を外側から押して、切断線4に沿って、シーラント層12ごと蓋材1を切断し、切断線4で囲まれた部分を取り去ることによって取り出し口を形成して開封する。
本例の蓋材1の基材層11は、レーザー照射により切断されやすい層11aからなっている。また、シーラント層12は、レーザー照射の影響の受けにくいポリオレフィン系樹脂からなっている。すなわち、レーザー照射により切断されやすいとは、シーラント層12より切断されやすいことである。
レーザー照射により切断されやすい層には、ナイロンあるいはポリエチレンテレフタレートなどが用いられる。また、レーザー照射の影響の受けにくいポリオレフィン系樹脂としては、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンなどのポリエチレンや、エチレンアクリル酸共重合体、エチレンメタアクリル酸共重合体などの酸変性樹脂、もしくは、それから製造されるアイオノマーなどのポリオレフィン系の熱可塑性樹脂が用いられる。
基材層11は、レーザー照射により切断されやすい層以外の層があってもよい。図3(A)のように、レーザー照射により切断されやすい層11aの外側に、外層11bがあってもよいし、図3(B)のように、レーザー照射により切断されやすい層11aの内側に、内層11cがあってもよい。更には、図3(C)のように、レーザー照射により切断されやすい層11aの外側に、外層11bがあって、レーザー照射により切断されやすい層11aの内側に、内層11cがあってもよい。
外層11bや内層11cには、紙や、アルミニウム箔のような金属箔、あるいは、他の樹脂を用いることができる。これらを組み合わせてもちいてもよい。金属箔を用いる場合は、外層11bあるいは内層11cの一方にのみ用いる。
本例の蓋材1の製造方法について、以下説明する。
基材層1にシーラント層2を積層する。基材層1が多層の場合は、ドライラミネーションやサンドイッチラミネーションなどにより積層し、多層の基材層1を作成する。基材層1にシーラント層2においても、シーラント層2がフィルムであれば、同様に積層する。また、押し出しラミネーションによって、シーラント層2を製膜しながら積層してもよい。
また、シーラント層2を多層にしてもよい。フィルムを用いるときは、例えば、中間層を高密度ポリエチレンにして両面の層に低密度ポリエチレンや、直鎖状低密度ポリエチレンを設けた多層のシーラントフィルムを用いてもよい。
また、押し出しラミネーションの場合、多層押し出し機やタンデムの押し出し機で、基材層1側に酸変性樹脂を用いて、シール側に低密度ポリエチレンや、直鎖状低密度ポリエチレンを設け、多層のシーラント層2にしてもよい。
このように、基材層1にシーラント層2を積層した後、レーザーを照射して、レーザー照射により切断されやすい層を切断して、連続した切断線4で囲まれた部分を設ける。このとき用いるレーザーは炭酸ガスレーザーを用いることが好ましい。
また、レーザーは基材層1側から照射してもよいし、シーラント層2側から照射してもよい。基材層1にアルミニウム箔などの金属箔が用いられている場合は、金属箔でレーザー光が遮られない側から、ナイロンあるいはポリエチレンテレフタレートなどのレーザー照射により切断されやすい層に、レーザー光を照射する。
そして、容器本体2の開口部を塞ぐように、熱シールなどにより接着する。蓋材1の外形抜きは、接着する前でもよいし、接着した後で行ってもよい。以上のようにして本例の蓋材を製造することができる。
このようにして、本例の蓋材1は製造されるので、製造工程中に切れて脱落する恐れがない。そして、この蓋材1を容器本体2の開口部を塞ぐように、ヒートシールなどで接着した容器は、切断線4で囲まれた部分を指などで強く押すことによって、切断線4の位置で押し破られ、内容物の取り出し口を形成することができる。このとき、切断線4から外れて切れる恐れも無い。
また、本発明の蓋材は、押し破って開口するのではなく、電子レンジ調理食品の容器に用いて、加熱調理時の内圧の上昇によって、切断線4の位置で蓋材1が切れて蒸気が抜ける蒸気抜きの用途にも用いることができる。
以下に、本発明の具体的実施例について説明する。
アルミニウム箔12μmを外層11bとして、レーザー照射により切断されやすい層11aの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム12μmとドライラミネーションで貼り合わせ基材層1とした。
この基材層1の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム12μmの面に、シーラント層2の低密度ポリエチレンフィルムをドライラミネーションで貼り合わせ、蓋材用の積層体とし、低密度ポリエチレンフィルム面側から、炭酸ガスレーザーを照射し、図1のような形状の連続した切断線4を、レーザー照射により切断されやすい層11aの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムに設け蓋材1を作成した。
この蓋材1を容器本体2の開口部の周縁のフランジ部にヒートシールにより接着部分3を設けて接着して容器を作成した。この容器の蓋材の切断線4で囲まれた部分を指で押し破り、剥がすことによって内容物の取り出し口を開封した。
このとき、容易に押し破り、剥がすことができ、また、製造工程においては、従来のミシン目などの断続した切れ目を設けて貼りあわせた蓋材で起きた、繋ぎ部分が切れてしまって、折れたり皺になったりすることも無く、また、製造工程中に切れて脱落することも無かった。
1・・・蓋材
11・・・基材層
11a・・・層
11b・・・外層
11c・・・内層
12・・・シーラント層
2・・・容器本体
3・・・接着部分
4・・・切断線

Claims (3)

  1. 容器本体の開口部を覆うように接着する蓋材であって、
    外側から、基材層とシーラント層からなり、前記基材層は少なくともその1つの層が連続した切断線で囲まれた部分を有し、前記シーラント層は、ポリオレフィン系樹脂からなることを特徴とする蓋材。
  2. 連続した切断線が設けられた層が、ナイロンあるいはポリエチレンテレフタレートからなる層であることを特徴とする請求項1に記載の蓋材。
  3. 請求項1または2に記載の蓋材の製造方法であって、
    少なくともその1つの層がレーザー照射により切断されやすい層からなる前記基材層と、前記シーラント層を積層し、レーザーを照射して、レーザー照射により切断されやすい層に連続した前記切断線で囲まれた部分を設けることを特徴とする蓋材の製造方法。
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