JP2016155444A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】メータユニットの上部に取り付けられるヘッドアップディスプレイ装置を小型化すること。
【解決手段】ヘッドアップディスプレイ装置(40)は、情報が表示される表示器(57)と、この表示器(57)を照射するバックライト(53b)と、がメータユニット(20)の上部に配置されてなる。メータユニット(20)には、表示器(57)、及び、バックライト(53b)を制御するための制御基板(31)が収納されている。制御基板(31)からバックライト(53b)までを繋ぐ第1配線部(58)と、バックライト(53b)から表示器(57)までを繋ぐ第2配線部(59)と、を有している。
【選択図】図3
【解決手段】ヘッドアップディスプレイ装置(40)は、情報が表示される表示器(57)と、この表示器(57)を照射するバックライト(53b)と、がメータユニット(20)の上部に配置されてなる。メータユニット(20)には、表示器(57)、及び、バックライト(53b)を制御するための制御基板(31)が収納されている。制御基板(31)からバックライト(53b)までを繋ぐ第1配線部(58)と、バックライト(53b)から表示器(57)までを繋ぐ第2配線部(59)と、を有している。
【選択図】図3
Description
本発明は、メータユニットの上部に配置されたヘッドアップディスプレイ装置に関する。
例えば、車両の運転者に道路案内をするために、ヘッドアップディスプレイ装置が用いられる。ヘッドアップディスプレイ装置からの情報は、運転者の視線の移動量が少なくて済むよう、計器類が収納されたメータユニットの上方に表示されることが一般的である。運転者は、メータユニットの上方に表示された情報を参照しながら運転を行うことができる。このようなヘッドアップディスプレイ装置に関する従来技術として特許文献1に開示される技術がある。
特許文献1の図3には、ユニット化されたヘッドアップディスプレイ装置を、メータユニットの上部に取り付けることが開示されている。
ここで、メータユニットの上部のうち、ヘッドアップディスプレイ装置の取り付けに用いることができるスペースは限られている。ヘッドアップディスプレイ装置の小型化が望まれる。
本発明は、メータユニットの上部に取り付けられるヘッドアップディスプレイ装置の小型化を課題とする。
請求項1による発明によれば、情報が表示される表示器と、この表示器を照射するバックライトと、がメータユニットの上部に配置されたヘッドアップディスプレイ装置において、
前記メータユニットには、前記表示器、及び、前記バックライトを制御するための制御基板が収納され、
前記制御基板から前記バックライトまでを繋ぐ第1配線部と、前記バックライトから前記表示器までを繋ぐ第2配線部と、を有していることを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置が提供される。
前記メータユニットには、前記表示器、及び、前記バックライトを制御するための制御基板が収納され、
前記制御基板から前記バックライトまでを繋ぐ第1配線部と、前記バックライトから前記表示器までを繋ぐ第2配線部と、を有していることを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置が提供される。
請求項2に記載のごとく、好ましくは、前記バックライトは、バックライト基板によって支持され、
このバックライト基板の一面には、前記バックライトにおいて発生した熱を放熱するための放熱板が設けられ、
前記第1配線部、及び、前記第2配線部は、前記バックライト基板の、前記放熱板が設けられているのとは逆側の面に、接続されている。
このバックライト基板の一面には、前記バックライトにおいて発生した熱を放熱するための放熱板が設けられ、
前記第1配線部、及び、前記第2配線部は、前記バックライト基板の、前記放熱板が設けられているのとは逆側の面に、接続されている。
請求項3に記載のごとく、好ましくは、前記第1配線部は、前記バックライトの下方に位置し、
前記第2配線部は、前記バックライトの上方に位置している。
前記第2配線部は、前記バックライトの上方に位置している。
請求項1に係る発明では、表示器、及び、バックライトを制御するための制御基板は、メータユニットに収納されている。即ち、ヘッドアップディスプレイ装置の部品の一部をメータユニットに収納した。これにより、ヘッドアップディスプレイ装置の小型化を図ることができる。
加えて、制御基板からバックライトまでを繋ぐ第1配線部と、バックライトから表示器までを繋ぐ第2配線部と、を有している。即ち、表示器は、バックライトを介して制御基板に接続される。ヘッドアップディスプレイ装置は、ユニット化した上でメータユニットの上部に取り付けられることが一般的である。取り付けの際に、第1配線部及び第2配線部をそれぞれ制御基板に取り付けると、メータユニットへの取り付け作業が長時間化する虞がある。第2配線部をバックライトから表示器に繋ぐことにより、メータユニットの取り付け作業の際には、第1配線部のみを制御基板に接続すればよい。メータユニットの取り付け作業を簡単に行うことができる。また、外部に露出する配線を少なくすることにより、ヘッドアップディスプレイ装置の搬送を容易にすることができる。
請求項2に係る発明では、第1配線部、及び、第2配線部は、バックライト基板の、放熱板が設けられているのとは逆側の面に、接続されている。これにより、バックライト基板の一面の全体に放熱板を取り付けることができる。放熱面積を広く確保し、より効率的に放熱を行うことができる。
請求項3に係る発明では、第1配線部は、バックライトの下方に位置している。メータユニット及び制御基板は、バックライトよりも下方に設けられている。第1配線部をバックライトの下方に位置させることにより、第1配線部の全長を短くすることができる。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、説明中、左右とは車両の乗員を基準として左右、前後とは車両の進行方向を基準として前後を指す。また、図中Frは前、Rrは後、Leは乗員から見て左、Riは乗員から見て右、Upは上、Dnは下を示している。
<実施例>
<実施例>
本発明の実施例によるヘッドアップディスプレイ装置について、車両に搭載された場合を例に、説明する。
図1を参照する。車両10は、右ハンドル車であり、運転席から前方を見た状態において示されている。説明の便宜上、車両10は、ステアリングホイールが取り除かれた状態において示されている。
運転席の前方には、車幅方向に亘ってインストルメントパネル11が延び、このインストルメントパネル11にメータユニット20が取り付けられている。メータユニット20は、速度計30、タコメータ22、フューエルメータ23、及び、オドメータ24を有している。メータユニット20の前方には、フロントガラス15が設けられている。
図2を参照する。メータユニット20の上部には、ヘッドアップディスプレイ装置40が取り付けられている。
速度計30は、メータユニット20の筐体25の内部に収納された制御基板31と、この制御基板31の前部に設けられ制御基板31によって制御されるモータ32と、このモータ32の先端に取り付けられた指針33と、からなる。制御基板31を基準として、モータ32は、前面側に設けられ、指針33は、後面側に設けられている。
ヘッドアップディスプレイ装置40は、メータユニット20の筐体25の上部に取り付けられた表示ユニット50と、この表示ユニット50の後方に配置され表示ユニット50からの光を前方に反射させるミラーユニット42と、表示ユニット50の上部にスイング可能に設けられミラーユニット42において反射された光が投射される投射面部43と、この投射面部43が貫通していると共に表示ユニット50及びミラーユニット42を覆っているカバー44と、からなる。
詳細は後述するが、表示ユニット50、ミラーユニット42、投射面部43、及び、カバー44は、サブアッセンブリされて一体化されている。即ち、一体化された表示ユニット50、ミラーユニット42、投射面部43、及び、カバー44がメータユニット20の上部に取り付けられている。
図3を参照する。表示ユニット50は、筐体25に取り付けられたステー51と、このステー51の後部に取り付けられた放熱板52と、この放熱板52の後面に取り付けられたバックライトユニット53と、このバックライトユニット53の後部に配置されステー51に取り付けられたライトボックス54と、このライトボックス54によって支持されバックライトユニット53が発した光を透過するコンデンサレンズ55及びレンチキュラレンズ56と、ライトボックス54の後部に取り付けられ投射面部43(図2参照)に投射される情報が表示される表示器57と、からなる。
図4を参照する。バックライトユニット53は、バックライト基板53aにLED等からなるバックライト53bが6つ実装されてなる。
図2を併せて参照する。制御基板31の上端からバックライト基板53aの後面下部まで第1配線部58が接続されている。さらに、バックライト基板53aの後面上部から表示器57まで第2配線部59が接続されている。第1配線部58、及び、第2配線部59には、FPC(Flexible Printed Circuit)や、FFC(Flexible Flat Cable)等の柔軟性に富む配線が採用される。
第1配線部58、及び、第2配線部59は、バックライト基板53aに対して、コネクタ53c,53dを介して着脱自在に設けられている。これらのコネクタ53c,53dは、バックライト基板53aのバックライト53bが実装されるのと同じ面に設けられている。
メータユニット20に収納された制御基板31によって、バックライト53bの点滅、及び、表示器57の表示情報は、制御される。制御基板31は、メータユニット20の制御部であると共に、バックライト53b、及び、表示器57の制御部も兼ねている。制御基板31の前面の上部には、第1配線部58を接続するためのコネクタ31aが設けられている。
図2のみを参照する。ミラーユニット42は、メータユニット20の筐体25の上部に取り付けられたミラーホルダ42aと、このミラーホルダ42aによって保持されたミラー42bと、からなる。
投射面部43は、ステー51にスイング可能に支持されているコンバイナホルダ43aと、このコンバイナホルダ43aに保持され光が投射されるコンバイナ43bと、からなる。
例えば、車両10が右折をすべきタイミングになると、表示器57には、右折を促すための矢印が表示される。バックライト53bの光は、表示器57を照射する。表示器57を通過した光は、ミラー42bによって前方に反射され、カバー44の開口部44aを通過してコンバイナ43bに投射される。運転者Mnは、コンバイナ43bに投射された右向き矢印の虚像を視認することにより、右折すべきタイミングであることを認識する。
バックライト53bが点灯することにより発生する熱は、バックライト基板53aの前面に接触している放熱板52から放出される。ステー51には、放熱板52を露出するためのステー開口部51aが形成されている。
なお、ステー51と放熱板52とを、アルミニウムなどの熱伝導性の高い部材で一体に成形することもできる。熱容量を大きくして、放熱性を高めることができる。また、放熱板52とバックライト基板53aとの間に熱伝導性シートを設けることもできる。この場合には、バックライト53bの熱を効率よく放熱させることができる。
図5を参照する。ヘッドアップディスプレイ装置40は、メータユニット20に収納された制御基板31(図2参照)を除いてユニット化した上で、メータユニット20に取り付けられる。具体的には、ステー51をボルト61,61によって筐体25に固定すると共に、第1配線部58を制御基板31(図2参照)に接続する。
図6(a)を参照する。図6(a)には、比較例1によるヘッドアップディスプレイ装置140が示されている。ヘッドアップディスプレイ装置140は、メータユニット120の制御基板131aとは異なる制御基板131bを有している。そして、この制御基板131bに対して、バックライト153b及び表示部157が接続されている。
比較例1によるヘッドアップディスプレイ装置140によれば、ヘッドアップディスプレイ装置140内に制御基板131bを有するため、部品点数が増加すると共に、装置が大型化する。
図6(b)を参照する。図6(b)には、比較例2によるヘッドアップディスプレイ装置240が示されている。ヘッドアップディスプレイ装置240は、バックライト253b及び表示部257の制御を行うための制御基板231が、メータユニット220に収納されている。
比較例2によるヘッドアップディスプレイ装置240によれば、比較例1によるヘッドアップディスプレイ装置240に比べて、部品点数を削減すると共に、装置の小型化(α参照)を図ることができる。
しかし、メータユニット220へのヘッドアップディスプレイ装置240の取り付けの際に、制御基板231に第1配線部258及び第2配線部259を接続する作業が必要であり、取り付け作業に時間がかかる。
図6(c)を参照する。図6(c)には、実施例によるヘッドアップディスプレイ装置40が示されている。表示器57、及び、バックライト53bを制御するための制御基板31は、メータユニット20に収納されている。即ち、ヘッドアップディスプレイ装置40の部品の一部をメータユニット20に収納した。これにより、ヘッドアップディスプレイ装置40の部品数の削減、及び、小型化を図ることができる。
加えて、表示器57は、バックライト53bを介して制御基板31に接続される。図5も併せて参照し、ヘッドアップディスプレイ装置40は、ユニット化した上でメータユニット20の上部に取り付けられる。取り付けの際に、第1配線部58及び第2配線部59をそれぞれ制御基板31に取り付けると、メータユニット20への取り付け作業が長時間化する虞がある。第2配線部59をバックライト53bから表示器57に繋ぐことにより、メータユニット20の取り付け作業の際には、第1配線部58のみを制御基板31に接続すればよい。メータユニット20の取り付け作業を簡単に行うことができる。また、外部に露出する配線を少なくすることにより、ヘッドアップディスプレイ装置40の搬送を容易にすることができる。
図3を参照する、第1配線部58、及び、第2配線部59は、バックライト基板53aのなかの、放熱板52が当接しているのとは逆側の面に、接続されている。これにより、バックライト基板53aの一面の全体に放熱板52を取り付けることができる。放熱面積を広く確保し、より効率的に放熱を行うことができる。
さらに、第1配線部58は、バックライト53bの下方に位置している。メータユニット20及び制御基板31は、バックライト53bよりも下方に設けられている。第1配線部58をバックライト53bの下方に位置させることにより、第1配線部58の全長を短くすることができる。
図2を参照する。バックライト基板53aは、制御基板31を上方に延長させた延長線L1上に、少なくとも一部が接触するように配置されている。バックライト基板53aを制御基板31の近傍に配置することにより、第1配線部58の全長を短くすることができる。
さらに、制御基板31は、メータユニット20に収納された速度計30(計器30)の制御を行うための制御基板31と一体である。これにより、部品点数のさらなる削減を図ることができる。
さらに、制御基板31の上端は、速度計30の指針33を作動させるためのモータ32よりも上方に位置している。これにより、メータユニット20のより高い位置に制御基板31を配置することができる。メータユニット20の上部に配置されるバックライト53bまでの距離を短くし、第1配線部58をさらに短くすることができる。
尚、本発明によるヘッドアップディスプレイ装置は、車両に搭載された例を基に説明を行ったが、車両以外の乗り物、作業機、建機等にも適用可能である。さらに、本発明によるヘッドアップディスプレイ装置は、投射面部一体型のものに限らず、フロントガラスに投射するタイプのものにも適用可能である。さらに、投射面部に投射される情報は、道路案内の他にも任意の情報を選択することができる。
即ち、本発明の作用及び効果を奏する限りにおいて、本発明は、実施例に限定されるものではない。
本発明のヘッドアップディスプレイ装置は、車両に好適である。
20…メータユニット
31…制御基板
40…ヘッドアップディスプレイ装置
52…放熱板
53a…バックライト基板
53b…バックライト
57…表示器
58…第1配線部
59…第2配線部
31…制御基板
40…ヘッドアップディスプレイ装置
52…放熱板
53a…バックライト基板
53b…バックライト
57…表示器
58…第1配線部
59…第2配線部
Claims (3)
- 情報が表示される表示器と、この表示器を照射するバックライトと、がメータユニットの上部に配置されたヘッドアップディスプレイ装置において、
前記メータユニットには、前記表示器、及び、前記バックライトを制御するための制御基板が収納され、
前記制御基板から前記バックライトまでを繋ぐ第1配線部と、前記バックライトから前記表示器までを繋ぐ第2配線部と、を有していることを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。 - 前記バックライトは、バックライト基板によって支持され、
このバックライト基板の一面には、前記バックライトにおいて発生した熱を放熱するための放熱板が設けられ、
前記第1配線部、及び、前記第2配線部は、前記バックライト基板の、前記放熱板が設けられているのとは逆側の面に、接続されていることを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。 - 前記第1配線部は、前記バックライトの下方に位置し、
前記第2配線部は、前記バックライトの上方に位置していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
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