JP2016155409A - ハイブリッド車両の制御方法 - Google Patents

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卓史 池田
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洋紀 瀬戸
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Abstract

【課題】従来よりも燃費を向上させつつ、排ガス中のNOxの還元浄化を確実に行うことができるハイブリッド車両の制御方法を提供する。
【解決手段】HEV1の走行中に、リッチスパイク又はSパージの要求があったときは、モータ用クラッチ12を接状態にして電動発電機5を回転駆動させる一方で、湿式多板クラッチ32を断状態にし、バッテリー11のSOCセンサ13の測定値が下限値になったときは、湿式多板クラッチ32を接状態にするとともに、回転センサ34及び車速センサ35の測定値と第1のマップデータとから要求走行トルクを決定し、その要求走行トルクと第2のマップデータとから決定される要求回生トルクで電動発電機5を回生発電させてバッテリー11を充電する。
【選択図】図1

Description

本発明はハイブリッド車両の制御方法に関し、更に詳しくは、従来よりも燃費を向上させつつ、排ガス中のNOxの還元浄化を確実に行うことができるハイブリッド車両の制御方法に関する。
近年、燃費向上と環境対策などの観点から、エンジンが発生する駆動力の一部を、バッテリーを電源とする電動発電機で代替するとともに、通常走行時の余剰エネルギーや制動時の回生エネルギーを回収してバッテリーに電力として蓄えるハイブリッド車両が注目されている。
このハイブリッド車両のエンジンにディーゼルエンジンを用いる場合には、排ガスに含有される粒子状物質(PM)や窒素酸化物(NOx)などの有害物質を除去する排ガス浄化システムが必要となる。前者のPMについては、セラミックス製のハニカム状多孔体のフィルターによりPMを捕集するPM捕集フィルターが主に用いられている。また、後者のNOxについては、NOx吸蔵還元触媒(以下、「LNT触媒」という。)が注目されている(例えば、特許文献1を参照)。
このNOx吸蔵還元触媒を用いた排ガス浄化システムは、排ガス中のNOxを、空燃比がリーン状態のときにNOx吸蔵物質に一旦吸蔵させ、排ガスをリッチ状態にする(リッチスパイク)ことで吸蔵されたNOxを脱離させて三元機能により還元して排ガスを浄化するものである。ディーゼルエンジンの排ガスをリッチ状態にするには、排気通路内への直接噴射やポスト噴射により排ガス中に未燃燃料を供給する。
また、この噴射された未燃燃料や潤滑油等に含まれる硫黄分によって、NOx吸蔵物質が被毒してNOxの浄化率が低下することを防ぐため、排ガスをリッチ状態にして、かつ排ガス温度を高温(例えば、600〜700℃など)に上昇させることで硫黄の脱離を促進する脱硫操作(Sパージ)を適宜行う必要がある。
しかし、上記のリッチスパイクやSパージのために供給される燃料が、ハイブリッド車両の走行に必要な駆動力へ寄与するものではないため、LNT触媒においてNOxを浄化することと、ハイブリッド車両の燃費の悪化を招くという問題とはトレードオフの関係にある。
特開2001−355485号公報
本発明の目的は、従来よりも燃費を向上させつつ、排ガス中のNOxの還元浄化を確実に行うことができるハイブリッド車両の制御方法を提供することにある。
上記の目的を達成する本発明のハイブリッド車両の制御方法は、バッテリーに接続された電動発電機及びエンジンと駆動軸とをそれぞれ断接可能なハイブリッドシステムと、前記エンジンの排ガスが流れる排気通路に介設されたNOx吸蔵還元触媒及び前記排気通路に燃料を供給する燃料供給手段を有する排ガス浄化システムとを備えたハイブリッド車両の制御方法であって、前記ハイブリッド車両の走行中に、リッチスパイク又は硫黄パージの要求があったときは、前記電動発電機と前記駆動軸とを接状態にして前記バッテリーからの給電で該電動発電機を回転駆動させる一方で、前記エンジンと該駆動軸とを断状態にし、前記バッテリーの蓄電率が予め設定された下限値になったときは、前記燃料供給手段を起動して前記NOx吸蔵還元触媒による前記排ガス中のNOxの還元浄化又は該NOx吸蔵還元触媒の脱硫を開始する一方で、前記エンジンと前記駆動軸とを接状態にするとともに、該エンジンのエンジン回転数及び前記ハイブリッド車両の車速と予め設定された第1のマップデータとから要求走行トルクを決定し、前記要求走行トルクと予め設定された第2のマップデータとから決定される要求回生トルクで前記電動発電機を回生発電させて前記バッテリーを充電することを特徴とするものである。
本発明のハイブリッド車両の制御方法によれば、ハイブリッド車両の走行に必要なトルクの他に電動発電機の回生発電によってもディーゼルエンジンに負荷が加わるので、負荷変動を安定化し、NOx吸蔵還元触媒に流入する排ガスの温度を確実に上昇させる機会を得ることができる。その排ガスの温度上昇により、リッチスパイクやSパージのために用いる燃料の供給量を減少できるとともに、ディーゼルエンジンに加えられた負荷の一部を、電動発電機の回生発電によって電力エネルギーとして回収してバッテリーに充電することができる。そのため、ハイブリッド車両において、従来よりも燃費を向上させつつ、排ガス中のNOxの還元浄化を確実に行うことができる。
ハイブリッド車両の例を示す構成図である。 本発明の第1の実施形態からなるハイブリッド車両の制御方法を説明するフロー図である。 要求回生トルクの決定に係るマップデータの例を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態からなるハイブリッド車両の制御方法を説明するフロー図である。 本発明の第3の実施形態からなるハイブリッド車両の制御方法を説明するフロー図である。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、ハイブリッド車両の構成例を示す。
このハイブリッド車両(以下、「HEV」という。)1は、左右一対の駆動輪2、2に駆動力を伝達する駆動軸3に、ディーゼルエンジン4及び電動発電機5を変速機6を介してそれぞれ断接可能に連結させるハイブリッドシステム7と、ディーゼルエンジン4の排気通路8に設けられた排ガス浄化システム9とを備えている。
ハイブリッドシステム7は、電動発電機5にインバータ10を通じて電気的に接続するバッテリー11と、変速機6と電動発電機5との間に介設されたモータ用クラッチ12とを有している。また、バッテリー11には、蓄電率(SOC)を測定するSOCセンサ13が取り付けられている。このハイブリッドシステム7は、HCU14により制御される。
排ガス浄化システム9は、排気通路8に介設された太径の触媒コンバータ15と、その触媒コンバータ15の上流側の排気通路8に設置された燃料供給手段である噴射ノズル16とを有している。なお、燃料供給手段としては、噴射ノズル16の代わりに、ディーゼルエンジン4の気筒19への燃料噴射におけるポスト噴射を用いることもできる。
触媒コンバータ15内にはLNT触媒17が格納されている。LNT触媒17は、γアルミナ等で形成されたモノリスハニカムのセルの担持体の表面に、触媒金属及びNOx吸蔵物質を担持させて形成される。触媒金属としてはPtやPdが用いられる。またNOx吸蔵物質としては、K、Na、Li、Cs等のアルカリ金属や、Ba、Ca等のアルカリ土類金属のうちのいずれか1つ又は組み合わされた複数が用いられる。
この触媒コンバータ15の入口近傍には、LNT触媒17に流入する排ガスGの温度を測定する温度センサ20が設けられている。
ディーゼルエンジン4のエンジン本体22においては、吸気バルブ23が開弁したときに複数の気筒19内にそれぞれ供給された吸入空気は、インジェクタ24からの噴射燃料と混合・燃焼して、シリンダ25内のピストン26を往復動させてクランク軸27を回転駆動した後に、排気バルブ28が開弁したときに排ガスGとなってエキゾーストマニホールド29から排気通路8へ排気される。この排ガスGは、排気通路8に設けられた排気絞り弁30を通過した後に、上述した排ガス浄化システム9により浄化されて外部へ放出される。なお、排気絞り弁30は、触媒コンバータ15の下流側に設けられる場合もある。また、クランク軸27の回転動力は、流体継手31及び湿式多板クラッチ32を介して変速機6から駆動軸3に伝達される。
これらのエンジン本体22の各部及び排ガス浄化システム9は、HCU14に車載ネットワーク(一点鎖線で示す)を通じて接続するECU33により制御される。また、ECU33には、ディーゼルエンジン4のエンジン回転数を測定する回転センサ34、HEV1の車速を測定する車速センサ35及びアクセルの開度を検知するアクセル開度センサ36が接続している。
このようなHEV1における本発明の第1の実施形態からなるハイブリッド車両の制御方法(以下、単に「制御方法」という。)を、ECU33及びHCU14の制御内容として、図2に基づいて以下に説明する。
ECU33は、HEV1の走行中において、リッチスパイクの要求又はSパージの要求があった場合には(S10)、排ガスGをリッチ状態にする必要があると判定して(S12)、その旨をHCU14に伝達する。前者のリッチスパイクの要求は、定期的に発令される場合や、ディーゼルエンジン4の運転状態及び吸入空気量などから算出されるLNT触媒17でのNOx堆積量が、予め設定されたしきい値を超えたときに発令される場合などがある(例えば、特許文献1を参照)。また、後者のSパージの要求は、定期的に発令される場合や、触媒コンバータ15の下流側の排気通路8を流れる排ガスG中のNOx濃度が、予め設定されたしきい値未満となったときに発令される場合などがある。
この伝達を受けたHCU14は、モータ用クラッチ12を接状態にして(S14)、バッテリー11からのインバータ10を通じた給電により電動発電機5を回転駆動させるとともに、湿式多板クラッチ32を断状態にする(S16)。これによりHEV1は、電動発電機5の駆動力のみで走行する状態になる。次に、SOCセンサ13の検出値Vを予め設定された下限値Xと比較し(S18)、検出値Vが下限値Xに等しくなったときは、バッテリー11の放電が完了したと判定して(S20)、その旨をECU33に伝達する。なお、この下限値Xとしては、SOCが、0%超であって、かつバッテリー11の通常の使用範囲の下限である40%以下の範囲となる値を用いることが望ましい。
この伝達を受けたECU33は、噴射ノズル16から燃料を噴射して(S22)、LNT触媒17によるNOxの還元浄化又はLNT触媒17の脱硫を開始する。その一方で、湿式多板クラッチ32を接状態にする(S24)。これによりHEV1は、主にディーゼルエンジン4の駆動力で走行する状態になる。次に、回転センサ34の測定値及び車速センサ35の測定値を入力し(S26)、それらの測定値と予め設定された第1のマップデータとに基づいて、HEV1の走行に必要な要求走行トルクを決定して(S28)、HCU14に伝達する。この第1のマップデータとしては、ディーゼルエンジン4ごとに設定されるいわゆるトルクカーブが例示される。
HCU14は、伝達された要求走行トルクと予め設定された第2のマップデータとに基づいて、要求回生トルクを決定し(S30)、その要求回生トルクでの電動発電機5の回生発電を行って、インバータ10を通じてバッテリー11を充電する(S32)。
図3に、第2のマップデータの例を示す。このマップデータは、触媒コンバータ15の入口近傍における排ガスGの温度を予め設定された値にするための、ディーゼルエンジン4のエンジン回転数とトルクとの関係を、予め実験や計算により求めたものである。このマップデータにおいて、要求走行トルクHのときに、触媒コンバータ15の入口近傍における排ガスGの温度T(たとえば、リッチスパイク:約150〜200℃、Sパージ:約600〜700℃)及び燃費の最適点を得るための要求回生トルクDは、エンジン回転数Kにおける要求走行トルクHとマップデータとの差分となる。これらの要求走行トルクの決定並びに要求回生トルクの決定及び回生発電によるバッテリー11の充電は、HEV1の走行状態の変化に応じて繰り返し行われる(S26〜S32)。
以上のような制御を行うことで、要求走行トルクの他に電動発電機5の回生発電によってもディーゼルエンジン4に負荷が加わるので、LNT触媒17に流入する排ガスGの温度を確実に上昇させることができる。このように排ガスGの温度が上昇することで、リッチスパイクやSパージのために必要とする動力目的外の噴射ノズル16からの燃料噴射量が従来よりも減少するとともに、NOxの浄化中にディーゼルエンジン4に加えられた負荷の一部を、電動発電機5の回生発電によって電力エネルギーとして回収してバッテリー11に充電することができる。
このような理由から、HEV1において、従来よりも燃費を向上させつつ、排ガスG中のNOxの還元浄化を確実に行うことができるのである。
本発明の第2の実施形態からなる制御方法を、図4に基づいて以下に説明する。なお、図4においては、図2と同一の制御内容には同一のステップ番号を付し、その説明を省略する。
上述した第1の実施形態からなる制御方法においては、電動発電機5の回生発電によるバッテリー11の充電(S32)は、バッテリー11の劣化を防止する観点から、バッテリー11のSOCが予め設定された上限値に達したときには停止する必要がある。この上限値としては、バッテリー11の定格最大容量とすることが望ましい。なお、定格最大容量とは、バッテリー11の製造仕様に応じて予め規定された値であり、通常はバッテリー11のSOCが70〜90%となる状態である。
しかしながら、ステップ32においてバッテリー11の充電が停止されると、ECU33及びHCU14による制御が終了するため、LNT触媒17によるNOxの還元浄化や脱硫が不十分な状態で中断してしまうおそれがある。
そこで、バッテリー11のSOCが予め設定された上限値に達した後も、排ガスG中のNOxの確実な還元浄化を継続させるために、第1の実施形態からなる制御方法に加えて、以下の制御方法を実施する。
HCU14は、バッテリー11を充電した(S32)後に、SOCセンサ13の検出値Vを予め設定された上限値Yと比較する(S34)。そして、検出値Vが上限値Yに等しくなったときは、バッテリー11の充電が完了したと判定して(S36)、バッテリー11からのインバータ10を通じた給電により電動発電機5を回転駆動させるとともに、湿式多板クラッチ32を断状態にして(S38)、その旨をECU33に伝達する。
この伝達を受けたECU33は、インジェクタ24の燃料噴射量を調整してディーゼルエンジン4のエンジン回転数を予め設定された値にするとともに、排気絞り弁30を閉止する(S40)。このエンジン回転数に係る予め設定された値としては、HEV1を急加速した際に湿式多板クラッチ32を接状態に再度した場合に、トルク変動が生じにくくなるように、停車時のアイドル回転数よりも高い値とすることが好ましい。
以上のような制御を行うことで、バッテリー11が上限値Yまで充電された後の走行時において、HEV1はディーゼルエンジン4のアイドル運転状態を維持しつつ電動発電機5によるモータ走行を行うとともに、排気絞り弁30の閉止により排気圧力が高められて、そのディーゼルエンジン4に新たに負荷が加わるので、排ガスGの温度の低下を抑制して、NOxの確実な還元浄化を継続することができるのである。
本発明の第3の実施形態からなる制御方法を、図5に基づいて以下に説明する。なお、図5においては、図2及び図4と同一の制御内容には同一のステップ番号を付し、その説明を省略する。
上述した第1の実施形態からなる制御方法においては、LNT触媒17でのNOxの還元浄化中(S24〜S32)に、ドライバーがアクセルをオフにしてHEV1が慣性走行状態になると、LNT触媒17に流入する排ガスGの温度が低下するため、LNT触媒17によるNOxの還元浄化や脱硫が不十分な状態で中断してしまうおそれがある。
そこで、LNT触媒17でのNOxの還元浄化中にHEV1が慣性走行状態になった後も、排ガスG中のNOxの確実な還元浄化を継続させるために、第1の実施形態からなる制御方法に加えて、以下の制御方法を実施する。
要求走行トルクの決定並びに要求回生トルクの決定及び回生発電によるバッテリー11の充電を、HEV1の走行状態の変化に応じて繰り返し行う(S26〜S32)ことと並行して、ECU33は、アクセル開度センサ36の検出値からアクセルオフであるか否かを判断する(S42)。
アクセルオフになったときは、HEV1が減速や下り坂などで慣性走行状態になったと判定し(S44)、その旨をHCU14に伝達する。そして、湿式多板クラッチ32を断状態にして(S46)、インジェクタ24の燃料噴射量を調整してディーゼルエンジン4のエンジン回転数を予め設定された値にするとともに、排気絞り弁30を閉止する(S48)。このエンジン回転数に係る予め設定された値については、上述した第2の実施形態からなる制御方法におけるステップ40の場合と同様である。
上記の伝達を受けたHCU14は、並行して最大要求回生トルクDmaxでの電動発電機5の回生発電を行って、インバータ10を通じてバッテリー11を充電する(S50)。なお、最大要求回生トルクDmaxとは、図3に示す第2のマップデータにおいて、要求走行トルクHがゼロである場合などに相当する。
以上のような制御を行うことで、HEV1が下り坂等で慣性走行状態になった後の走行時において、HEV1はディーゼルエンジン4のアイドル運転状態を維持しつつ、排気絞り弁30の閉止により排気圧力が高められて、ディーゼルエンジン4に新たに負荷が加わるので、排ガスGの温度の低下を抑制して、NOxの確実な還元浄化を継続することができるとともに、回生発電も継続することができるのである。
1 HEV
3 駆動軸
4 ディーゼルエンジン
5 電動発電機
7 ハイブリッドシステム
8 排気通路
9 排ガス浄化システム
11 バッテリー
12 モータ用クラッチ
13 SOCセンサ
14 HCU
17 LNT触媒
32 湿式多板クラッチ
33 ECU
34 回転センサ
35 車速センサ
36 アクセル開度センサ

Claims (5)

  1. バッテリーに接続された電動発電機及びエンジンと駆動軸とをそれぞれ断接可能なハイブリッドシステムと、前記エンジンの排ガスが流れる排気通路に介設されたNOx吸蔵還元触媒及び前記排気通路に燃料を供給する燃料供給手段を有する排ガス浄化システムとを備えたハイブリッド車両の制御方法であって、
    前記ハイブリッド車両の走行中に、リッチスパイク又は硫黄パージの要求があったときは、前記電動発電機と前記駆動軸とを接状態にして前記バッテリーからの給電で該電動発電機を回転駆動させる一方で、前記エンジンと該駆動軸とを断状態にし、
    前記バッテリーの蓄電率が予め設定された下限値になったときは、前記燃料供給手段を起動して前記NOx吸蔵還元触媒による前記排ガス中のNOxの還元浄化又は該NOx吸蔵還元触媒の脱硫を開始する一方で、
    前記エンジンと前記駆動軸とを接状態にするとともに、該エンジンのエンジン回転数及び前記ハイブリッド車両の車速と予め設定された第1のマップデータとから要求走行トルクを決定し、
    前記要求走行トルクと予め設定された第2のマップデータとから決定される要求回生トルクで前記電動発電機を回生発電させて前記バッテリーを充電することを特徴とするハイブリッド車両の制御方法。
  2. 前記排気通路に介設された排気絞り弁を備え、
    前記バッテリーを充電した後に、前記バッテリーの蓄電率が予め設定された上限値になったときは、前記電動発電機と前記駆動軸とを接状態にして前記バッテリーからの給電で該電動発電機を回転駆動させ、
    前記エンジンと前記駆動軸とを断状態にして該エンジンのエンジン回転数を予め設定された値にするとともに、前記排気絞り弁を閉止する請求項1に記載のハイブリッド車両の制御方法。
  3. 前記予め設定された上限値が前記バッテリーの定格最大容量である請求項2に記載のハイブリッド車両の制御方法。
  4. 前記排気通路に介設された排気絞り弁を備え、
    前記バッテリーを充電した後に、前記ハイブリッド車両が慣性走行状態になったときは、最大要求回生トルクで前記電動発電機を回生発電させて前記バッテリーを充電し、かつ前記エンジンと前記駆動軸とを断状態にして該エンジンのエンジン回転数を予め設定された値にするとともに、前記排気絞り弁を閉止する請求項1に記載のハイブリッド車両の制御方法。
  5. 前記予め設定された下限値が、0超かつ40%以下の範囲の値である請求項1〜4のいずれか1項に記載のハイブリッド車両の制御方法。
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