JP2016155335A - 印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】奇数面印刷指定でも、ユーザにとって付加価値のある両面印刷させることが可能な印刷装置を提供すること。【解決手段】単数または複数色からなる染料面とオーバーコート面を周期的に有したシート状のインクリボンを被記録材に転写させるヘッド、動作時の各部材の駆動に関する情報を記憶する記憶手段、出力対象の画像データを所定の色再現性になるよう補正する第一の画像処理手段、第一の画像処理手段による補正後の画像データに対しインクリボンを構成する染料層、及び保護膜を転写させる通電量を演算する第二の画像処理手段、インクリボンを収納するインクカセットの種別を検知するカセット種別検知手段を有し、カセット種別検知手段での検知結果にもとづき片面印刷または両面印刷を実行する印刷装置において、両面印刷を実行し、かつ、印刷対象画面を1画面追加して印刷させることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、サーマルヘッドを用いる熱転写記録方法を用いた印刷装置に関する。
近年、デジカメ等で得られた画像データから、簡単に印画物を得るための印刷装置が普及している。従来、これらの印刷装置では、高画質な画像記録が得られる方法として、サーマルヘッドを用いる熱転写記録方法が用いられている。サーマルヘッドはライン状に複数の発熱素子(抵抗素子)が配列されており、これらの発熱素子を選択的に通電しインクリボンに塗布されて保持されている単数色または複数色分の染料を被記録材に転写することにより、印画が行われる。尚、インクリボンはインクカセットの中に組み込まれている。
また、これらの印刷装置では、印画後の画像の保護を目的としてあらかじめ、インクリボンに準備されたオーバーコート層を染料転写後の画像上に引き続いて転写することにより、画像上にオーバーコート層を形成することが行われている。これらの印刷装置においても、1台で片面印刷と両面印刷がともに可能であるものが求められ、その機能をもつ印刷装置も知られている。
また、特許文献1には、両面印刷を行うレーザープリンタについて記載があり、最終頁が奇数頁の場合は、最終奇数頁表面への印刷処理に続けて、白紙の偶数頁の印刷処理を行うことが記載されている。
上述の先行技術文献に記された技術では、奇数画面の印刷指定の場合最後の偶数頁に白地を印刷させている。両面印刷をインクリボンを用いてサーマルプリンタで行う場合、偶数頁に白地を印刷する処理を行うと、実際にはインクリボンのインクは転写していないのに、インクリボンが消費されてしまう。
そこで、本発明の目的は、インクリボンを用いて両面印刷を行う場合でも、ユーザにとって付加価値のある両面印刷させることが可能な印刷装置を提供することである。
単数または複数色からなる染料面とオーバーコート面を周期的に有したシート状のインクリボン(10)を被記録材(4)に転写させるヘッド(9)、動作時の各部材の駆動に関する情報を記憶する記憶手段(32)、出力対象の画像データを所定の色再現性になるよう補正する第一の画像処理手段(33)、前記第一の画像処理手段による補正後の画像データに対しインクリボン(10)を構成する染料層、及び保護膜を転写させる通電量を演算する第二の画像処理手段(39)、インクリボン(10)を収納するインクカセット(11)の種別を検知するカセット種別検知手段(30)を有し、前記カセット種別検知手段(30)での検知結果にもとづき片面印刷または両面印刷を実行する印刷装置において、両面印刷を実行し、かつ、ユーザによる印刷指定画面数がN画面(N=2n+1,nは整数)の場合、印刷対象画面を1画面追加して印刷させることを特徴とする印刷装置。
本発明によれば、両面印刷専用インクカセットが装填された場合、奇数面印刷指定でも、ユーザにとって付加価値のある両面印刷させることが可能な印刷装置を提供することができる。
例えば、発明によれば、同一画像を表面、裏面ともに異なる発色になるように印刷することにより、光源によって適した面を選択し鑑賞することが可能になる。
また、本発明の別の実施例によれば、ユーザが複数画面印刷した中からすぐに鑑賞したい画像が何番目に印刷された画像かをすぐに見つける手段を提供することが可能となる。また、一連の印刷動作で得られた印刷物の集合体によりアルバム等を作成したい場合には、アルバム中の何番目にユーザが鑑賞したい画像があるのかをすぐに特定しやすくなる。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態にかかわる、印刷装置動作のシーケンスを説明する図である。
[実施例1]
以下、図2(a)を参照して、本発明の第1の実施例による印刷装置の構成について、図2(a)、(b)、(c)を参照して当該印刷装置での印画の流れについて説明する。尚、図は一例として昇華型プリンタの構成を挙げており、本発明が適用される範囲はこれに限られたものではない。
以下、図2(a)を参照して、本発明の第1の実施例による印刷装置の構成について、図2(a)、(b)、(c)を参照して当該印刷装置での印画の流れについて説明する。尚、図は一例として昇華型プリンタの構成を挙げており、本発明が適用される範囲はこれに限られたものではない。
装置本体1の内部には、印画のためのインクリボン10を収納したインクカセット11がインクカセット設置部に設けられている。インクカセット11の周囲には長丸形の印画用搬送路Xが設けられ、印字部においては印画用搬送路X上のインクカセット11側にサーマルヘッド9が、これと対向する位置にプラテンローラ7が設けられている。
印画は、プラテンローラ7とサーマルヘッド9とを圧接させて被記録材4とインクリボン10を圧着させ、被記録材4およびインクリボン10を搬送しながらサーマルヘッド9上の各ドットを選択的に発熱させ、インクリボン10に塗布されたインクを被記録材4に転写させることによって行われる。インクリボン10を構成する面を検知するセンサ6が設けられており、インクリボン10を構成する先頭マーカ43ないしマーカ44(いずれも後述)を検出することでどの面の転写が開始されるのかがわかる。
インクカセット11の着脱は装置本体1の側面からサーマルヘッド9の長手方向に沿って差し込む(引き抜く)形式で行う。インクカセット11は片面印刷用と両面印刷用とがあり、装置本体1内のカセット種別検知手段(図示せず)でその種別を検知する。印画用搬送路Xのサーマルヘッド9の上流側には、グリップローラ3Aとピンチローラ3Bからなる第1のローラ対3が設けられている。また、印画用搬送路Xに合流する直線状の給紙用搬送路Wが設けられており、給紙用搬送路Wには給紙ローラ2が設けられている。
給紙用搬送路Wには被記録材4を収納する用紙カセット12が設けられており、印画時には装置本体1に複数枚の被記録材4を積載した用紙カセット12を差し込み、給紙準備を行う。被記録材4はカードサイズ、Lサイズ、ポストカード(4×6)サイズ、4×8サイズ等、複数種のサイズが使用可能であり、用紙カセット12はサイズに応じて専用の幅と長さを有しており、使用するサイズに応じて交換する。用紙カセット12の底部には押上げプレート13が回動可能に取り付けられており、装置本体1への装着時にはバネ14で付勢された押上げ板15によって押上げプレート13が給紙ローラ2に圧接される。したがって用紙カセット12内の被記録材4は押上げ板15により給紙ローラ2に圧接された状態となる。
印画用搬送路Xのサーマルヘッド9の下流側には、グリップローラ5Aとピンチローラ5Bからなる第2のローラ対5が設けられている。また、印画用搬送路Xから分岐する直線状の排紙用搬送路Yが設けられている。排紙用搬送路Yにはグリップローラ8Aとピンチローラ8Bからなる第3のローラ対8が設けられている。また、経路切替えを行うために第2のローラ対5に隣接する位置には第一搬送ガイド16、第3のローラ対8に隣接する位置には第二搬送ガイド17が設けられている。いずれも上下方向への押し下げが可能である。 上述の各ローラはそれぞれ、回動可能に装置本体1の両側の側壁によって支持されている。各ローラはそれぞれギア(図示せず)によってモータ(図示せず)に連結され、モータからの動力によって被記録材4の搬送を行う。
次に実際の印画の流れについて説明する。ユーザによりタブレットなどの端末からネットワークを介したり、PCとの接続時はPCのソフトウエアを介して印刷の指定が行われると、印刷対象の画像データは印刷装置本体1に送られる。画像データの転送後、給紙ローラ2を給紙方向に回転させ被記録材4を1枚ずつ分離給送する。このとき、第一搬送ガイド16、第二搬送ガイド17はいずれも下方向へ押し下げられた状態である。給紙ローラ2によって搬送された被記録材4は、印画用搬送路Xに進入しローラ対3によって挟持される。ローラ対3によって被記録材4の印刷開始位置がサーマルヘッド9の発熱部位まで搬送され印画動作が始まると、サーマルヘッド9はプラテンローラ7に圧接され被記録材4とインクリボン10は密着した状態で搬送され1色目の染料層塗布面(後述)の熱転写が行われる。インクリボン10には1色目の染料層塗布面(後述)の手前にはそれを識別する先頭マーカ(後述)があり、インクリボン10の巻取り過程でセンサ6がそれを検知する。
被記録材4はそのまま印画用搬送路Xを搬送され、ローラ対5にも狭持される。被記録材4の印画終了位置がサーマルヘッド9の発熱部位を通り過ぎると、1色目の印画は終了する。被記録材4はローラ対5によってさらに搬送され印画用搬送路Xを一周し、被記録材4の先端は再びローラ対3に狭持される。1色目の印画が終了すると一旦サーマルヘッド9のプラテンローラ7への圧接を解除してインクリボン10の巻上げを行い、次色以降の染料層塗布面の頭出しを行う。頭出しはインクリボン10を構成するマーカ44をセンサ6が識別することで行われる。一方、被記録材4を印画開始位置まで搬送した後、前述の印画動作を繰り返して次色の印画を行う。これを、保護膜塗布面(後述)の印画まで同様の動作で行う。
保護膜塗布面の転写が行われると、図2(b)に示すように、被記録材4が印画用搬送路Xではなく排紙用搬送路Yに搬送される。片面印刷用のインクカセット装填時はそのまま排紙される。具体的には、最終色の印画動作時には印画用搬送路Xの一部を形成していた搬送ガイド16が押し上げられ、第一搬送ガイド16と第二搬送ガイド17が排紙用搬送路Yの一部を形成する。最終色印画が開始されて被記録材4の搬送が行われると被記録材4は第一搬送ガイド16と第二搬送ガイド17に沿って排紙用搬送路Yに搬送され、回転するローラ対8により挟持される。被記録材4の後端がサーマルヘッド9の発熱部位を通り過ぎて、印画が終了した後もローラ対5により搬送は行われる。被記録材4がローラ対5から開放された後はローラ対8の回転力によって搬送が行われ、最終的に被記録材4は装置本体1外に排出される。
両面印刷用のインクカセット装填時は、被記録材4はローラ対8により挟持されたまま、ローラ対8が被記録材4の後端を挟持するまで排紙用搬送路Yを通過する。ローラ対8が被記録材4の後端を挟持すると、ローラ対8はグリップローラ8A、ピンチローラ8Bをこれまでと逆方向に回転する。これにより被記録材4の後端から先端まで、図2(c)に示す反転経路Zを通過できる。以降、被記録材4の後端が先端へ、被記録材4の先端は後端へとかわる。被記録材4の先端が反転経路Zと印画用搬送路Xと合流地点を通過し、印画用搬送路Xに入る。被記録材4の後端が印画用搬送路Xに入ると第一搬送ガイド16、第二搬送ガイド17はともに押し下げられる。
これにより、先ほど印画が完了した面と反対の面への印画が可能になる。次の印画画像を先述と同じ要領で染料層塗布面、保護膜塗布面の印画を行う。保護膜塗布面の印画が完了すると片面印刷用のインクカセット装填時と同様、最終的に被記録材4は装置本体1外に排出される。
次に、図3を用いて本発明に関わるプリンタ本体を構成する各手段のブロック図について説明する。30はカセット種別検知手段であり、インクカセット11が片面印刷用か両面印刷用かを検知する。31はヘッド制御手段であり、ヘッド9の駆動を制御する。32は記憶手段であり、動作時の各部材の駆動に関する情報や後述の第一画像処理手段33ならびに第二画像処理手段39で用いられる画像処理パラメータを記憶する。
また、記憶手段32では、用紙カセット11の抜き差しがあった場合にその旨を記憶することができる。第一画像処理手段33において、印画したい画像データの色再現性を補正し、RGBベースからCMYベースに変換する。39の第二画像処理手段において、第一画像処理手段33から受け取ったCMYベースの画像データを、記憶手段32に記憶された階調性や色味を制御するルックアップテーブルならびにヘッド9と装置本体1の内部温度に応じて転写に必要なパルス数に演算する。34はモータであり、35のモータ制御手段により駆動される。
モータ34の駆動により巻取り手段36が機能し、インクリボン10が巻き取られる。37はセンサ制御手段であり、センサ6の駆動を制御する。38は画像評価手段であり、両面印刷専用カセットが装填された時、必要に応じて印刷画面として追加すべき画面の選定を行う。
次に、図4を用いてインクリボン10の構成について説明する。41は染料層塗布面であり、例えばYellow、Magenta、Cyanといった複数色の面を有することが可能である。42は保護膜塗布面であり、1枚の画像について染料層塗布面41の転写が全て終了したのち転写される。43は先頭マーカであり、一枚の画像について最初の染料層塗布面の転写開始位置を検知するのに用いられる。44はマーカであり、2色目以降の染料層塗布面、保護膜塗布面42の転写位置を検知するのに用いられる。
以上の構成からなるプリンタにおける動作シーケンスについて、図1を用いて説明する。S101にて、ユーザがタブレットなどの端末を用いて印刷設定を行う。その設定結果はネットワークを介して印刷装置1に転送され、記憶手段32に記憶される。S102では、装填されているインクカセット11が両面印刷専用か片面印刷専用かを検出する。片面印刷専用である場合は、S109にて後述のS105に進む。両面印刷専用の場合は、S103にてユーザの指定した印刷画面数が奇数か偶数かを判別し、偶数の場合は後述S105に進む。奇数の場合、S104にて印刷画面を1画面追加する。追加された1画面にて印刷させる画像は、画像評価手段38により、ユーザが印刷指定した印刷画像の中から選定された画像となる。選定方法の一例として以下、印刷後に鑑賞する光源種類によって見栄えが最も大きく変化すると考えられる画像を追加する場合について説明する。
まず、各印刷画面について、構成する各画素のYUV値を式(1)〜(9)によりL*a*b*値に変換する。
次に、各画素のa*,b*から式(10)によりcを算出し、各画素のc値の分布を求める。
指定された印刷画像ごとにc値の分布を求め、c値が小さい領域に最も多く画素が分布されている印刷画像を選定画像とする。ただし、c値が0の画素については分布に含めない。
S105では、S104で決定した追加すべき印刷画面を含めた全ての印刷画面の印刷順を記憶する。ここでは、追加対象となった印刷画面が1枚の被記録材4で2画面、両面に印刷できるようにする。S104の前の時点で追加対象の印刷画面がN’(N=2n’+1、n’は整数)番目の印刷順に指定されていた場合は、もともと(N’+1)番目以降に印刷されるはずであった印刷画面の印刷順を1つずつ繰り下げ、(N’+1)番目に追加対象と同一の印刷画面を印刷させる。そして、新たに挿入させた印刷画面の印刷順AddNumとして(N’+1)を記憶する。
S104の前の時点で追加対象の印刷画面がN’(N=2n’+2、n’は整数)番目の印刷順に指定されていた場合は、もともと(N’+1)番目に印刷されるはずであった印刷画面をN’番目の印刷に繰り上げ、(N’+1)番目と(N’+2)番目に追加対象の印刷画面を印刷させる。そして、新たに挿入させた印刷画面の印刷順AddNumとして(N’+2)を記憶する。尚、S104を実施していない場合は、印画順をユーザによる印刷指定のまま、AddNum=0として記憶する。
S106でN番目(N≧1)の印刷と指定した画面を呼び出し、S107ではNが先述のAddNum値と一致するかを判別する。一致しない場合はS108にて第一画像処理手段33により画像処理を行う。一致する場合はS109にて、S108での画像処理とは異なるパラメータを用いて第一画像処理33により画像処理を行う。画像処理後の各画素のデータはYUVからCMYベースに変換される。ここで、S108とS109で用いられるパラメータの違いについて説明する。S108で用いられるパラメータは、太陽光光源下において最終的に出力される印刷物の見栄えが狙いの明るさ、色味になるように設定されたものである。
それに対し、S109で用いられるパラメータは、色温度T(K)が2000≦T<5000を満たす光源下において最終的に出力される印刷物の見栄えが狙いの明るさ、色味になるように設定されたものである。該当する光源の例としてタングステン光源などがある。
S110では、第二画像処理手段39が第一画像処理手段33から受け取ったCMYベースの画像データを、記憶手段32に記憶されたパラメータならびにヘッド9と印刷装置本体1の内部温度に応じて転写に必要な通電量に演算する。ヘッド9と印刷装置本体1の温度は、Yellow面、Magenta面、Cyan面、OC面それぞれの転写直前に測定された値を用いる。ここでのパラメータとは、階調性と色味を制御するための値でYellow、Magenta、Cyan、OC各面に対しそれぞれ適した値を設定する。
S111では未だ印刷されていない画面があるかを判別し、ない場合は本シーケンスを終了する。ある場合は、S112でNに1加算した値を新たなN値としS113でそのNが偶数か奇数かを判別する。Nが偶数、つまり次に印刷されるのは被記録材4の裏面である場合はS114にて図2(c)に示すように反転経路Zへ用紙を搬送させることで裏面への印刷を可能としたうえで、S106の処理に戻る。Nが奇数の場合は次に印刷されるのは被記録材4の表面の為、そのままS106の処理に戻る。
尚、ここでは本発明の目的を達成するための一例となるシーケンスを説明したが、決してこれに限られたものではない。例えば、以下の構成でもよい。S110の各面転写にて用いる先述パラメータを各面とも2種類もたせる。そして、図1中S109のN=AddNum時になされる画像処理をS108での画像処理と共通の補正値で行い、S110においてN≠AddNum時には、各面とも第一のパラメータ、N=AddNum時には各面とも第二のパラメータを用いて転写を行う。
ここで、第一のパラメータは、太陽光光源下において最終的に出力される印刷物の見栄えが狙いの明るさ、色味になるように設定されたものである。それに対し、第二のパラメータは色温度T(K)が2000≦T<5000を満たす光源下において最終的に出力される印刷物の見栄えが狙いの明るさ、色味になるように設定されたものである。
[実施例2]
以下、図5を用いて本発明の第二の実施例について説明する。ここでは、第一の実施例と重複する部分の説明は割愛する。
以下、図5を用いて本発明の第二の実施例について説明する。ここでは、第一の実施例と重複する部分の説明は割愛する。
S504では、第一画像処理手段33において新たな画像データを作成する。ここでは、ユーザにより指定された印刷対象の全画面を構成する画像を一画面で表示可能なように配置された画像を作成する。当該画像を印刷するための一画面分、印刷画面を追加する。S505ではS504で追加された印刷画面を含め全ての印刷画面の印刷順を記憶する。追加分の印刷画面をもともとの印刷画面順のどこに挿入するかはユーザに選択させてもよいし、先頭、最終画面のいずれかに挿入させてもよい。S507では、第一画像処理手段33にて印刷画面を構成する画像データを補正し、S508では第一画像処理手段33から受け取ったCMYベースの画像データを、記憶手段32に記憶されたパラメータならびにヘッド9と印刷装置本体1の内部温度に応じて転写に必要な通電量に演算する。
本発明を印刷装置に適用することにより、両面印刷専用インクカセットが装填された場合、奇数画面の印刷指定でも、ユーザにとって付加価値のある両面印刷させることが可能な印刷装置を提供することができる。
1 装置本体、2 給紙ローラ、3 ローラ対、3A グリップローラ、
3B ピンチローラ、4 被記録材、5 ローラ対、5A グリップローラ、
5B ピンチローラ、6 センサ、7 プラテンローラ、8 排紙ローラ、
9 サーマルヘッド、10 インクリボン、11 インクカセット、
12 用紙カセット、13 押上げプレート、14 バネ、15 押上げ板、
16 第一搬送ガイド、17 第二搬送ガイド、30 カセット種別検知手段、
31 ヘッド制御手段、32 記憶手段、33 第一画像処理手段、34 モータ、
35 モータ制御手段、36 巻取手段、37 センサ制御手段、38 画像評価手段、
39 第二画像処理手段、41 染料層塗布面、42 保護膜塗布面、43 先頭マーカ、44 マーカ
3B ピンチローラ、4 被記録材、5 ローラ対、5A グリップローラ、
5B ピンチローラ、6 センサ、7 プラテンローラ、8 排紙ローラ、
9 サーマルヘッド、10 インクリボン、11 インクカセット、
12 用紙カセット、13 押上げプレート、14 バネ、15 押上げ板、
16 第一搬送ガイド、17 第二搬送ガイド、30 カセット種別検知手段、
31 ヘッド制御手段、32 記憶手段、33 第一画像処理手段、34 モータ、
35 モータ制御手段、36 巻取手段、37 センサ制御手段、38 画像評価手段、
39 第二画像処理手段、41 染料層塗布面、42 保護膜塗布面、43 先頭マーカ、44 マーカ
Claims (9)
- 単数または複数色からなる染料面とオーバーコート面を周期的に有したシート状のインクリボン(10)を被記録材(4)に転写させるヘッド(9)、動作時の各部材の駆動に関する情報を記憶する記憶手段(32)、出力対象の画像データを所定の色再現性になるよう補正する第一の画像処理手段(33)、前記第一の画像処理手段による補正後の画像データに対しインクリボン(10)を構成する染料層、及び保護膜を転写させる通電量を演算する第二の画像処理手段(39)、インクリボン(10)を収納するインクカセット(11)の種別を検知するカセット種別検知手段(30)を有し、前記カセット種別検知手段(30)での検知結果にもとづき片面印刷または両面印刷を実行する印刷装置において、両面印刷を実行し、かつ、ユーザによる印刷指定画面数がN画面(N=2n+1,nは整数)の場合、印刷対象画面を1画面追加して印刷させることを特徴とする印刷装置。
- 追加される1画面では画像評価手段(38)によるユーザが印刷指定済の印刷画像の中からの選定画像が印刷され、当該画像が1枚の被記録材(4)の表面、裏面ともに転写されるように印刷順を決定することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
- 前記選定画像とは、ユーザによる印刷指定済の印刷画像それぞれについて画像を構成する全画素のa*、b*値を基に画像の彩度分布を求め、低い彩度の値に最も多く画素が集まっている画像であることを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
- 追加される1画面が被記録材(4)に転写される場合とそれ以外の場合とでは、前記第一の画像処理手段(33)で用いられるパラメータが異なることを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
- 追加される1画面が被記録材(4)に転写される場合とそれ以外の場合とでは、前記第二の画像処理手段(39)で用いられるパラメータが異なることを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
- 追加される1画面では、ユーザにより印刷指定済の印刷画像全てに関するサムネイル画像が印刷されることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
- 前記サムネイル画像を印刷させるタイミングはユーザにより決定されることを特徴とする請求項6に記載の印刷装置。
- 前記サムネイル画像は全印刷画面中先頭の第一画面目で印刷されることを特徴とする請求項6に記載の印刷装置。
- 前記サムネイル画像は全印刷画面中最終画面で印刷されることを特徴とする請求項6に記載の印刷装置。
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