JP2016155204A - 研削加工装置 - Google Patents

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【課題】ウェハ全体の厚みを均一に研削するために、ウェハチャックの傾きを正確且つ簡便に調整可能な研削加工装置を提供する。【解決手段】研削加工装置は、制御手段と、傾斜調整手段と、座標測定手段30と、を備えている。傾斜調整手段は、ウェハチャック3を支持する固定支持部と複数の可動支持部とを備え、ウェハチャック3を任意の角度に傾ける。座標測定手段30は、固定支持部に対応した基準点P0に対するウェハW及びウェハチャック3上の複数の測定点P1、P2の座標を測定する。制御手段は、基準点P0と測定点P1、P2とを含む基準面S1の法線ベクトルと基準点P0と測定点P1’、P2’とを含む平面S2の法線ベクトルとを導出し、S1、S2の法線ベクトルの変位に応じてウェハチャック3の傾きを導出する。【選択図】図4

Description

本発明は、研削加工装置に関し、特に、ウェハを砥石に対して傾けて研削加工することによりウェハを均一な厚みに研削する研削加工方法及び研削加工装置に関する。
半導体製造の分野では、シリコンウェハ等の半導体ウェハ(以下、「ウェハ」という)の表面を研削加工する研削加工装置としては、ウェハの裏面を吸着保持するウェハチャックと該ウェハチャックの上方に配置された砥石とを備え、ウェハチャック及び砥石をそれぞれ回転させながら、砥石をウェハに押圧することにより、ウェハの表面を研削するものが知られている。
このような研削加工装置では、ウェハの径方向における周速差等に起因して、研削加工後のウェハに厚みムラが生じることがあった。そこで、ウェハの厚みを均一に研削加工するために、ウェハを保持するウェハチャックを砥石に対して傾けてウェハを研削する研削加工装置が知られている。特許文献1には、研削中のウェハの厚みを測定し、ウェハの断面形状を把握した上で、砥石とウェハチャックとの直角度変化の位相と大きさとを計算し、4つの圧電素子をそれぞれ起動してウェハチャックを傾けることにより、ウェハ表面の平坦度、平行度を向上させている。
特開平9−85619号公報
しかしながら、上述した研削加工装置では、各圧電素子の変位量からウェハチャックの傾きを測定するため、圧電素子の印加電圧を制御しながらウェハチャックを所望の角度に傾ける必要があり、ウェハチャックの傾きの微調整が煩雑であるという問題があった。
そこで、ウェハ全体の厚みを均一に研削するために、ウェハチャックの傾きを正確且つ簡便に調整するという解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は、この課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、ウェハを研削する砥石と、前記ウェハを吸着保持するウェハチャックと、を備え、前記ウェハを研削する研削加工装置であって、前記ウェハチャックを支持する固定支持部と複数の可動支持部とを備え、前記可動支持部を昇降させて前記ウェハチャックを任意の角度に傾ける傾斜調整手段と、前記固定支持部に対応した基準点に対する前記ウェハ及び前記ウェハチャック上の複数の測定点の座標を測定する座標測定手段と、前記基準点と前記測定点とを含む平面の法線ベクトルを導出し、前記法線ベクトルの変位に応じて前記ウェハチャックの傾きを導出する制御手段と、を備えている研削加工装置を提供する。
この構成によれば、固定支持部に対応した基準点とウェハ及びウェハチャック上の複数の測定点とを含む平面の法線ベクトルの変位に基づいて、ウェハチャックの傾きを得ることにより、ウェハチャックの角度調整を容易且つ正確に行うことができる。すなわち、固定支持部に対して複数の可動支持部を相対的に昇降させることにより、ウェハチャックが固定支持部を中心に搖動して任意の角度に傾けられる。ウェハチャックの傾きは、傾斜前後の前後の基準点と測定点とを含む平面の法線ベクトルの変位に応じて導出される。法線ベクトルの変位に応じて、ウェハチャックの傾きを導出することにより、可動支持部の変位量に基づいてウェハチャックの傾きを間接的に測定することなく、測定点の座標から直接的にウェハチャックの傾きを得られるため、ウェハチャックの角度を容易且つ正確に調整することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、前記測定点は、前記ウェハ及び前記ウェハチャックにそれぞれ配置されている研削加工装置を提供する。
この構成によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、ウェハ上の測定点の座標とウェハチャック上の測定点の座標とに基づいて、ウェハの厚みを測定することができる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明の構成に加えて、前記ウェハの実形状を測定する形状測定手段を備え、前記制御手段は、予めウェハの実形状と目標形状との誤差を補正する補正角度を記憶し、前記ウェハチャックの傾きを前記補正角度に一致させる研削加工装置を提供する。
この構成によれば、請求項1又は2記載の発明の効果に加えて、ウェハの実形状と目標形状との誤差を補正する補正角度と、基準点と各測定点とを含む平面の法線ベクトルの変位に基づいて導出されたウェハチャックの傾きと、を一致させることにより、ウェハ全体を均一な厚みで研削加工することができる。
本発明は、傾斜前後の基準点と測定点とを含む平面の法線ベクトルの変位に基づいて、ウェハチャックの傾きを得ることにより、ウェハ及びウェハチャック上の測定点から直接的にウェハチャックの傾きを得られるため、ウェハチャックの角度を容易且つ正確に調整することができる。
本発明の一実施例に係る研削加工装置を示す平面図。 精研削ステージを示す一部切欠側面図。 ウェハチャック及び座標測定手段を示す斜視図。 ウェハWを傾ける様子を示す模式図。 基準点と測定点を含む平面の法線ベクトルを示す模式図。 ウェハをX軸回りに傾けたときのウェハの断面形状を示す模式図であり、(a)は、傾斜角度を大きくした場合のウェハの断面形状を示すものであり、(b)は、傾斜角度を小さくした場合のウェハの断面形状を示すものである。 ウェハをY軸回りに傾けたときのウェハの断面形状を示す模式図であり、(a)は、傾斜角度を大きくした場合のウェハの断面形状を示すものであり、(b)は、傾斜角度を小さくした場合のウェハの断面形状を示すものである。 本発明の変形例に係るウェハチャック及び座標測定手段を示す斜視図。
本発明に係る研削加工装置は、ウェハ全体の厚みを均一に研削するために、ウェハチャックの傾きを正確且つ簡便に調整するという目的を達成するために、ウェハを研削する砥石と、ウェハを吸着保持するウェハチャックと、を備え、ウェハを研削する研削加工装置であって、ウェハチャックを支持する固定支持部と複数の可動支持部とを備え、可動支持部を昇降させてウェハチャックを任意の角度に傾ける傾斜調整手段と、固定支持部に対応した基準点に対するウェハ及びウェハチャック上の複数の測定点の座標を測定する座標測定手段と、基準点と測定点とを含む平面の法線ベクトルを導出し、法線ベクトルの変位に応じてウェハチャックの傾きを導出する制御手段と、を備えていることにより実現する。
以下、本発明の一実施例に係る研削加工装置1について説明する。なお、以下の実施例において、構成要素の数、数値、量、範囲等に言及する場合、特に明示した場合及び原理的に明らかに特定の数に限定される場合を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも構わない。
また、構成要素等の形状、位置関係に言及するときは、特に明示した場合及び原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似又は類似するもの等を含む。
また、図面は、特徴を分かり易くするために、特徴的な部分を拡大する等して誇張する場合があり、構成要素の寸法比率等が実際と同じであるとは限らない。また、断面図では、構成要素の断面構造を分かり易くするために、一部の構成要素のハッチングを省略することがある。
なお、本実施例において、「上」、「下」の語は、垂直方向(Z軸方向)における上方、下方に対応するものとする。
図1は、研削加工装置1の装置構成を示す図である。研削加工装置1は、図1の紙面を反時計回りに回動可能なINDEXテーブル2と、INDEXテーブル2上に互いに等間隔に離間して配置されている4台のウェハチャック3と、INDEXテーブル2の上方に配置された砥石4及び研磨布(ポリッシュパッド)5と、加工前のウェハWを収容するロードユニット6と、加工後のウェハを収容するアンロードユニット7と、ロードユニット6からウェハチャック3にウェハWを搬送する第1のアーム8と、ウェハチャック3からアンロードユニット7にウェハWを搬送する第2のアーム9と、を備えている。なお、研削加工装置1の構成は上記のものに限定されず、例えば、研削後のウェハWに研磨加工を施さないものであっても構わない。
研削加工装置1には、アライメントステージST1と、粗研削ステージST2と、精研削ステージST3と、研磨ステージST4と、洗浄ステージST5と、が設けられている。各ステージは、図示しないシャッターでそれぞれ区画されている。INDEXテーブル2が90°回転する度に、ウェハWは、粗研削、精研削、研磨の順に加工が施される。
アライメントステージST1では、第1のアーム8がロードユニット6からウェハWを取り出し、ウェハチャック3上にウェハWを載置する。ウェハWは、ウェハチャック3に真空吸着されて、ウェハチャック3と一体に固定される。ウェハWがウェハチャック3に取り付けられると、INDEXテーブル2が図1の紙面上で反時計回りに90°回転して、ウェハWは粗研削ステージST2に搬送される。また、第2のアーム9は、研磨後のウェハWをウェハチャック3からアンロードユニット7に搬送する。
粗研削ステージST2では、砥石4とウェハチャック3をそれぞれ自転させ、砥石4をウェハWに押し付けることで、ウェハWの表面を研削する。粗研削加工後には、INDEXテーブル2が図1の紙面上で反時計回りに90°回転して、ウェハWは精研削ステージST3に搬送される。
精研削ステージST3では、砥石4とウェハチャック3をそれぞれ自転させ、砥石4をウェハWに押し付けることで、ウェハWの表面を研削する。精研削加工後には、INDEXテーブル2が図1の紙面上で反時計回りに90°回転して、ウェハWは研磨ステージST4に搬送される。
研磨ステージST4では、研磨布5とウェハチャック3をそれぞれ自転させ、研磨布5をウェハWに押し付けることで、ウェハWの表面を鏡面に研磨する。研磨加工後には、INDEXテーブル2が図1の紙面上で反時計回りに90°回転して、ウェハWはアライメントステージST1に搬送される。
洗浄ステージST5では、第2のアーム9によってアンロードユニット7に搬送された研磨後のウェハWに図示しない洗浄ノズルから洗浄液を吐出して研削屑等を取り除いた後に、アンロードユニット7を高速回転させ、ウェハWを乾燥させる。
研削加工装置1の動作は、制御手段10によって制御される。制御手段10は、研削加工装置1を構成する構成要素をそれぞれ制御するものである。制御手段10は、例えば、CPU、メモリ等により構成される。なお、制御手段10の機能は、ソフトウェアを用いて制御することにより実現されても良く、ハードウェアを用いて動作することにより実現されても良い。
次に、精研削ステージST3について、図面に基づいて詳細に説明する。図2は、ウェハチャック3及び砥石4を示す一部切欠側面図である。図3は、ウェハチャック3及び座標測定手段30を示す斜視図である。
精研削ステージST3では、ウェハチャック3と砥石4とが垂直方向に対向して配置されている。
砥石4は、回転軸O1回りに自転する。砥石4は、ウェハチャック3の上方に配置されており、垂直方向に昇降可能である。砥石4の研削面は、水平状態を維持されている。
ウェハチャック3は、チャックベース3aと、チャックベース3aを支持する回転部3bと、チャックベース3aと略同径に形成されてチャックベース3aの上面に載置されたチャック3cと、を備えている。チャック3cの上面には、アルミナ等の多孔質材料からなる吸着体3dが埋設されている。回転部3bは、モータ3eによってロータリージョイント3f及びプーリ3gを介して回転軸O2回りに自転する。
チャック3c内には、チャック3cの中心からチャックベース3aおよび回転部3bを通ってチャック3cの表面に延びる管路3hが設けられている。管路3hは、図示しない真空源と圧縮空気源と給水源とに接続されている。真空源を起動すると、チャック3cに載置されたウェハWはチャック3cに吸着保持されるようになっている。
精研削ステージST3には、傾斜調整手段20と、座標測定手段30と、が設けられている。
傾斜調整手段20は、ウェハチャック3を支持する1つの固定支持部21と、2つの可動支持部22、22とを備えている。固定支持部21と可動支持部22とは、平面視でウェハチャック3を中心に120度ずつ等間隔に離間して配置されている。以下、2つの可動支持部22、22を結ぶ線分と平行な方向をX軸方向、X軸と直交する方向をY軸方向とする。
固定支持部21は、回転部3bの下方に配置され、ウェハチャック3のスピンドルベース3iを支持するチルト用固定支点である。
可動支持部22は、INDEXテーブル2に固定されたチルト用モータ22aと、チルト用モータ22aに連結されたチルト用ネジ22bと、スピンドルベース3iに固定されてチルト用ネジ22bに螺合するナット22cと、を備えている。チルト用モータ22aが駆動すると、チルト用ネジ22bが回転してナット22cに対して進退することにより、スピンドルベース3iが固定支持部21を中心に搖動する。
座標測定手段30は、ウェハW及びウェハチャック3に対向するように配置された変位計である。変位計は、例えば、非接触式光センサ等である。座標測定手段30は、対向する測定点P1、P2(P1’、P2’)の3次元座標を測定する。測定点P1、P2の座標は、固定支持部21に対応する基準点P0を原点として測定される。基準点P0は、固定支持部21を測定点P1、P2を含む水平面である基準面上に投影した点である。以下、ウェハチャック3を傾ける前の測定点を「P1、P2」とし、ウェハチャック3を傾けた後の測定点を「P1’、P2’」とする。
また、精研削ステージST3には、ウェハWの実形状を測定する図示しない形状測定手段が設けられている。形状測定手段は、公知の構成であり、例えば、ウェハWの厚みを放射状にスキャンすることにより、ウェハWの形状を得ることができる。
次に、ウェハWの傾きの制御手順を図4、5に基づいて説明する。図4は、ウェハWを傾ける様子を示す模式図である。図5は、基準点P0と測定点P1、P2を含む基準面S1の法線ベクトルV1と、基準点P0と測定点P1’、P2’を含む平面S2の法線ベクトルV2とを示す模式図である。
制御装置10が、可動支持部22を垂直方向に昇降させると、図4中の破線で示すように、ウェハWとウェハチャック3が搖動して傾く。制御装置10には、座標測定手段30によって測定された、傾ける前の測定点P1、P2の座標データと傾けた後の測定点P1’、P2’の座標データとが送られる。制御装置10は、これら座標データに基づいて、基準点P0と測定点P1、P2を含む基準面S1の法線ベクトルV1と、基準点P0と測定点P1’、P2’を含む平面S2の法線ベクトルV2とを算出する。そして、制御装置10は、図5に示すように、ウェハWを傾ける前後の法線ベクトルV1、V2の変位からウェハWの傾きを得る。
次に、精研削ステージST3での研削加工の手順を図6、7に基づいて説明する。図6は、X軸回りにウェハWを傾けた場合のウェハWの断面形状を示す模式図である。図7は、Y軸回りにウェハWを傾けた場合のウェハWの断面形状を示す模式図である。
精研削ステージST3では、形状測定手段を用いてウェハWの実形状を計測する。形状測定手段は、ウェハWの実形状の形状データを制御手段10に送る。
制御手段10は、ウェハWの実形状の形状データに基づいて、ウェハWをX軸、Y軸回りに傾ける補正角度を導出する。ここで、「補正角度」とは、ウェハWの形状とウェハWの実形状を目標形状に一致させるように研削するために、ウェハWをX軸、Y軸回りに傾ける角度をいう。また、「目標形状」とは、ウェハWが表裏両面を平坦に形成されたウェハ形状をいう。ウェハWをX軸、Y軸回りに傾けることにより、ウェハWの形状を所望の形状に研削することができる。例えば、X軸回りの傾斜角度を大きくすると、図6(a)に示すように、ウェハWの断面形状は、凸状に形成され、X軸回りの傾斜角度を小さくすると、図6(b)に示すように、ウェハWの断面形状は、凹状に形成される。また、Y軸回りの傾斜角度を大きくすると、図7(a)に示すように、ウェハWの断面形状は、M字状に形成され、Y軸回りの傾斜角度を小さくすると、図7(b)に示すように、ウェハWの断面形状は、W字状に形成される。したがって、補正角度は、ウェハの実形状と目標形状との誤差に応じて適当な角度に設定される。補正角度は、制御手段10に予め記録される。
そして、制御装置10は、基準点P0と測定点P1、P2とを含む基準面S1の法線ベクトルV1と、基準点P0と測定点P1’、P2’とを含む傾斜面S2の法線ベクトルV2との変位から導出したウェハWのX軸、Y軸回りの傾きを、制御手段10が導出したX軸、Y軸回りの補正角度に一致するように、可動支持部21を制御する。
なお、ウェハW及びウェハチャック3の表面の座標が直接測定される本実施例の変形例として、ウェハW及びウェハチャック3の表面の座標が間接的に測定されるものが考えられる。このような変形例では、図8に示すように、ウェハチャック3のスピンドルベース3iに測定点P1、P2を設けても構わない。図8では、座標測定手段30は、スピンドルベース3iの下面に埋設されたセンサである。また、測定点P1、P2は、上述したものの他、基準点と複数の測定点とが平面を成すものであれば如何なる配置であっても構わない。なお、測定点間の間隔は、長いものが好ましい。これにより、ウェハW及びウェハチャック3が傾いた際の測定点のZ座標を精度良く測定することができる。
このようにして、上述した本実施例に係る研削加工装置1は、固定支持部21に対応した基準点P0とウェハW及びウェハチャック3上の測定点P1、P2とを含む基準面S1の法線ベクトルV1と、基準点P0と測定点P1’、P2’を含む平面S2の法線ベクトルV2の変位に基づいて、ウェハチャック3の傾きを得ることにより、ウェハW及びウェハチャック3の傾きを直接的に得られるため、ウェハチャック3の角度を容易且つ正確に調整することができる。
また、測定点P1をウェハWに配置し、測定点P2をウェハチャック3上に配置することにより、測定点P1、P2の座標に基づいて、ウェハWの厚みを測定することができる。
さらに、ウェハWの実形状と目標形状との誤差を補正する補正角度と、法線ベクトルV1、V2の変位に基づいて導出されたウェハチャック3の傾きとを一致させることにより、ウェハW全体を均一な厚みで研削加工することができる。
なお、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変をなすことができ、そして、本発明が該改変されたものにも及ぶことは当然である。
1 ・・・ 研削加工装置
2 ・・・ INDEXテーブル
2a・・・ 仕切壁
3 ・・・ ウェハチャック
4 ・・・ 砥石
4a・・・ 砥石送り装置
5 ・・・ 研磨布(ポリッシュパッド)
6 ・・・ ロードユニット
7 ・・・ アンロードユニット
8 ・・・ 第1のアーム
9 ・・・ 第2のアーム
10・・・ 制御手段
20・・・ 傾斜調整手段
21・・・ 固定支持部
22・・・ 可動支持部
22a・・・チルト用モータ
22b・・・チルト用ネジ
22c・・・ナット
30・・・ 座標測定手段
W ・・・ ウェハ
P0・・・ 基準点
P1、P2、P1’、P2’・・・測定点
S1・・・ (傾ける前の)基準点と測定点とを含む平面
S2・・・ (傾けた後の)基準点と測定点とを含む平面
V1・・・ (傾ける前の)法線ベクトル
V2・・・ (傾けた後の)法線ベクトル

Claims (3)

  1. ウェハを研削する砥石と、前記ウェハを吸着保持するウェハチャックと、を備え、前記ウェハを研削する研削加工装置であって、
    前記ウェハチャックを支持する固定支持部と複数の可動支持部とを備え、前記可動支持部を昇降させて前記ウェハチャックを任意の角度に傾ける傾斜調整手段と、
    前記固定支持部に対応した基準点に対する前記ウェハ及び前記ウェハチャック上の複数の測定点の座標を測定する座標測定手段と、
    前記基準点と前記測定点とを含む平面の法線ベクトルを導出し、前記法線ベクトルの変位に応じて前記ウェハチャックの傾きを導出する制御手段と、
    を備えていることを特徴とする研削加工装置。
  2. 前記測定点は、前記ウェハ及び前記ウェハチャックにそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項1記載の研削加工装置。
  3. 前記ウェハの実形状を測定する形状測定手段を備え、
    前記制御手段は、予めウェハの実形状と目標形状との誤差を補正する補正角度を記憶し、前記ウェハチャックの傾きを前記補正角度に一致させることを特徴とする請求項1又は2記載の研削加工装置。
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