JP2017104952A - 研削装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】研削加工の際に生じる摩擦熱に起因したチルト角の誤差を考慮して、ウェハを所望の形状に研削する研削装置を提供する。【解決手段】研削装置は、可動支持部83でウェハチャック3を研削手段に対して傾斜可能な傾斜手段5と、可動支持部83の温度を計測する接触式温度センサと、研削加工前後の可動支持部83の計測温度に応じて、可動支持部83の熱変形量を演算し、該熱変形量をキャンセルするように可動支持部83の伸縮量を制御する制御手段と、を備えている【選択図】図2

Description

本発明は、ウェハを研削砥石に対して傾斜させて研削可能な研削装置に関し、特に、研削加工の際に生じる摩擦熱に起因したチルト角の影響をキャンセルする研削装置に関する。
半導体製造分野では、シリコンウェハ等の半導体ウェハ(以下、「ウェハ」という)を薄膜に形成するために、ウェハの裏面を研削する裏面研削が行われている。
ウェハの裏面研削を行う研削装置として、特許文献1には、ウェハを保持する保持手段と、ウェハを研削する研削手段と、保持手段の傾きを任意の角度に調整する傾き角度調整手段と、ウェハの厚みを径方向で複数のポイントで計測する非接触式厚み計測手段と、を備えたものが開示されている。傾き角度調整手段は、計測されたウェハの厚みに基づいて、ウェハの厚みが均一になるように保持手段の傾きを調整し、研削手段は、ウェハに対して斜めに当接した状態で研削を進める。
特開2010−131687号公報
しかしながら、上述したような特許文献1記載の研削装置では、研削加工の際に生じる摩擦熱で保持手段や傾き角度調整手段が熱変形すると、ウェハの厚みに応じて調整されるチルト角が所望の値から外れ、ウェハを所望の形状に研削できない虞があった。
そこで、研削加工の際に生じる摩擦熱に起因したチルト角の誤差を考慮して、ウェハを所望の形状に研削するという解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は、この課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、ウェハを保持する保持手段と、前記ウェハを研削する研削手段と、鉛直方向に伸縮自在な昇降手段で前記保持手段を前記研削手段に対して傾斜可能な傾斜手段と、を備えた研削装置であって、前記昇降手段の温度を計測する温度計測手段と、研削加工前後の前記昇降手段の計測温度に応じて、前記昇降手段の熱変形量を演算し、該熱変形量をキャンセルするように前記昇降手段の伸縮量を補正する制御手段と、を備えている研削装置を提供する。
この構成によれば、制御手段が、研削加工前後の可動支持部の温度差から可動支持部の熱変形量を演算し、この熱変形量をキャンセルするように可動支持部の伸縮量を補正するため、研削加工の摩擦熱に起因して可動支持部が熱変形する場合であっても、チルト角を所望の値に維持してウェハを所望の形状に研削することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、研削加工の際に前記昇降手段に作用する圧力を計測する圧力計測手段を備え、前記制御手段は、前記昇降手段に作用する圧力に応じて、前記昇降手段の圧縮量を演算し、該圧縮量をキャンセルするように前記昇降手段の伸縮量を補正する研削装置を提供する。
この構成によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、制御手段が、研削手段がウェハを押圧して研削する際に可動支持部に作用する圧力から可動支持部の圧縮量を演算し、この圧縮量をキャンセルするように可動支持部の伸縮量を補正するため、研削加工時に可動支持部が沈降する場合であっても、チルト角を所望の値に維持してウェハを所望の形状に研削することができる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明の構成に加えて、前記温度計測手段は、前記昇降手段の近傍に配置されている研削装置を提供する。
この構成によれば、請求項1又は2記載の発明の効果に加えて、温度計測手段は、可動支持部の僅かな温度上昇でも精度良く計測可能なため、チルト角を早期に所望の値に復帰させることができる。
本発明は、制御手段が、研削加工前後の可動支持部の温度差から可動支持部の熱変形量を演算し、この熱変形量をキャンセルするように可動支持部の伸縮量を補正するため、研削加工の摩擦熱に起因して可動支持部が熱変形する場合であっても、チルト角を所望の値に維持してウェハを所望の形状に研削する
本発明の一実施例に係る研削装置を示す一部切り欠き側面図。 ウェハチャックの内部構造を示す断面図。 可動支持部の近傍を示す要部拡大断面図。 傾斜手段を示す斜視図。 研削加工時の摩擦熱によるウェハ回転機構及び傾斜手段の温度変化の様子を示すグラフ。 複数のウェハを連続して加工した場合のチルト角の変位量を示すグラフ。
本発明に係る研削装置は、研削加工の際に生じる摩擦熱に起因したチルト角の誤差を考慮して、ウェハを所望の形状に研削するという目的を達成するために、ウェハを保持する保持手段と、ウェハを研削する研削手段と、鉛直方向に伸縮自在な昇降手段で前記保持手段を前記研削手段に対して傾斜可能な傾斜手段と、を備えた研削装置であって、前記昇降手段の温度を計測する温度計測手段と、研削加工前後の前記昇降手段の計測温度に応じて、前記昇降手段の熱変形量を演算し、該熱変形量をキャンセルするように前記昇降手段の伸縮量を補正する制御手段と、を備えていることにより実現する。
以下、本発明の一実施例に係る研削装置1について図面に基づいて説明する。なお、以下の実施例において、構成要素の数、数値、量、範囲等に言及する場合、特に明示した場合及び原理的に明らかに特定の数に限定される場合を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも構わず、また、装置構成も研削装置に限らず、研削軸が研磨軸に置換された研磨装置であっても構わない。
また、構成要素等の形状、位置関係に言及するときは、特に明示した場合及び原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似又は類似するもの等を含む。
また、図面は、特徴を分かり易くするために特徴的な部分を拡大する等して誇張する場合があり、構成要素の寸法比率等が実際と同じであるとは限らない。また、断面図では、構成要素の断面構造を分かり易くするために、一部の構成要素のハッチングを省略することがある。
図1は、研削装置1の基本的構成を示す一部切り欠き側面図である。図2は、ウェハチャック3を示す断面図である。図3は、可動支持部83の近傍を示す要部拡大断面図である。図4は、傾斜手段5を示す斜視図である。
研削装置1は、研削手段2でウェハWを裏面研削して薄膜に形成する。研削手段2は、砥石21と、砥石21を先端に取り付けたスピンドル22と、スピンドル22を所定の送り速度で送るスピンドル送り機構23と、を備えている。
砥石21は、スピンドル22の先端に水平に取り付けられ、砥石21の研削面は水平状態に維持されている。砥石21がウェハWに押し当てられることにより、ウェハWが研削される。
スピンドル22は、図示しないモータによって砥石21を回転軸A1回りに回転させる。
スピンドル送り機構23は、鉛直方向Vに沿って延設され、コラム4に装着されたボールネジ23aと、ボールネジ23aの上端に配置され、ボールネジ23aを回転させるモータ23bと、ボールネジ23aの回転に応じて昇降するスライダ23cと、を備えている。
研削手段2の下方には、ウェハチャック3が配置されている。ウェハチャック3は、ウェハWを保持するウェハ保持機構5と、ウェハWを回転させるウェハ回転機構6と、を備えている。なお、複数のウェハWを連続して研削加工するために、研削装置1は、複数のウェハチャック3を備えている。複数のウェハチャック3は、インデックステーブル7上に回転軸A1を中心に円周上で所定の間隔を空けて配置されている。
ウェハ保持機構5は、チャックベース51と、チャックベース51と略同径に形成されてチャックベース51の上面に載置されたチャック52と、チャック52の上面に埋設されたアルミナ等の多孔質材料からなる吸着体53と、を備えている。
ウェハ保持機構5は、チャックベース51及びウェハ回転機構6を通ってチャック52内からチャック52の表面に延びる管路54を備えている。管路54は、後述するロータリージョイント62を介して図示しない真空源、圧縮空気源及び給水源に接続されている。真空源が起動すると、チャック52に載置されたウェハWがチャック52に吸着保持されている。また、圧縮空気源又は給水源が起動すると、ウェハWとチャック52との吸着を解除する。
ウェハ回転機構6は、ウェハ保持機構5が保持するウェハWを回転軸A2回りに回転させる。ウェハWの回転方向は、砥石21の回転方向とは逆向きに設定される。ウェハウェハ回転機構6は、モータ61と、ロータリージョイント62と、エアベアリング63と、を備えている。
モータ61は、インデックステーブル7の裏面に装着されている。モータ61の出力軸61aとロータリージョイント62のプーリ62aとにベルト61bが掛けられており、モータ61の出力が、ロータリージョイント62に伝動される。
ロータリージョイント62は、非回転部がインデックステーブル7に固定されると共に、回転部が後述するロータ63aを介してチャックベース51と連結されている。ロータリージョイント62は、回転軸A2回りに回転可能である。
エアベアリング63は、回転軸A2回りに回転可能なロータ63aと、ロータ63aの外周に配置されたステータ63bと、を備えている。ロータ63aとチャックベース51とは、ボルト63cを介して固定されている。ロータ63aとステータ63bとの間には、所定の間隙(エアギャップ)を設けられており、この間隙に圧縮空気を外部から供給することにより、ロータ63aがステータ63bに対して非接触で回転することができる。
研削装置1は、ウェハチャック3の回転軸A2を砥石21の回転軸A1に対して傾斜させる傾斜手段8を備えている。傾斜手段8は、チルトテーブル81と、固定支持部82と、可動支持部83と、を備えている。
チルトテーブル81は、平面視で略三角形状に形成されている。チルトテーブル81には、1つの固定支持部82及び2つの可動支持部83が、回転軸A2を中心にして円周上に120度離れて配置されている。
固定支持部82は、チルトテーブル81にボルト82aで締結されている。固定支持部82は、砥石21の下方に配置されている。固定支持部82には、図示しない温度計測手段や圧力計測手段が設けられていても構わない。
可動支持部83は、チルトテーブル81に埋め込まれたナット83aと、インデックステーブル7に固定され、上部がナット83aに螺合するチルト用ボールネジ83bと、チルト用ボールネジ83bを回転させるチルト用モータ83cと、を備えている。可動支持部83は、固定支持部82より長く形成されている。2つの可動支持部83のうち一方は、砥石21の下方に配置されている。なお、可動支持部83は、鉛直方向Vに伸縮可能なものであれば良く、例えば、エアシリンダ等であっても構わない。
研削装置1は、可動支持部83の温度を計測する温度計測手段9としての接触式温度センサ9aと非接触式温度センサ9bを備えている。温度計測手段9は、公知の温度センサであり、接触式、非接触式の何れであっても構わない。温度計測手段9は、可動支持部83の近傍に配置され、可動支持部83の温度変化を正確に計測するのが好ましい。接触式温度センサ9aは、チルト用ボールネジ83bの上端に埋設され、チルト用ボールネジ83bの上部の温度を計測する。非接触式温度センサ9bは、チルト用ボールネジ83bの中央近傍に配置され、チルト用ボールネジ83bの中央部の温度を計測する。
研削装置1は、可動支持部83に作用する圧力を計測するロードセル10を備えている。ロードセル10は、砥石21をウェハWに押圧する際に、可動支持部83に作用する圧力を計測する。
研削装置1の動作は、制御装置11によって制御される。制御装置11は、研削装置1を構成する構成要素をそれぞれ制御するものである。制御装置11は、例えば、CPU、メモリ等により構成される。なお、制御装置11の機能は、ソフトウェアを用いて制御することにより実現されても良く、ハードウェアを用いて動作することにより実現されても良い。
制御装置11は、図示しない厚みセンサが計測したウェハWの現在の厚みに基づいて、所望のウェハ厚を得られるように、回転軸A2を回転軸A1に対して傾斜させて、砥石21がウェハWを研削する加工領域を調整する。なお、厚みセンサは、研削装置1の構成に含まれるものに限らず、例えば、研削装置1の外部装置で計測したデータを制御装置11にフィードバックさせるものであっても構わない。以下、回転軸A1に対する回転軸A2の角度を「チルト角」と称す。2つの可動支持部83をそれぞれ独立して鉛直方向Vに沿って伸縮させ、チルトテーブル81が固定支持部82を基準として傾斜することにより、回転軸A2を傾けることができる。
制御装置11には、チルト角に応じたウェハWの研削量のデータが記憶されている。これにより、ウェハWの研削前又は研削中の厚みを計測し、この厚みと所望の厚みから研削量及びチルト角を調整する。また、制御装置11には、可動支持部83の熱変形量及び圧縮量に関するデータが記憶されている。具体的には、熱変形量に関するデータは、例えば、チルト用ボールネジ83bの長さ、チルト用ボールネジ83bの線膨張係数等である。また、圧縮量に関するデータは、例えば、チルト用ボールネジ83bの長さ、縦弾性係数及び断面積等である。
次に、傾斜手段8の作用について説明する。図5は、研削加工時の摩擦熱によるエアベアリング63及びチルト用ボールネジ83bの温度変化の様子を示すグラフである。図6は、複数のウェハWを連続して加工した場合のチルト角の変位量を示すグラフである。
ウェハWを研削加工する際に生じる摩擦熱で、ウェハ回転機構6及び傾斜手段8は昇温される。この昇温の温度差は部材とウェハWからの距離に応じて異なり、例えば、ウェハWに近いエアベアリング63とウェハWから遠いチルト用ボールネジ83bとでは、図5に示すように、加工が進むにつれて温度差が生じる。したがって、温度計測手段9は、チルト用ボールネジ83bの近傍に配置されるのが好ましい。これにより、傾斜手段8、特に、可動支持部83の温度変化を正確に計測することができる。
また、傾斜手段8のチルト角は、可動支持部83に作用する圧力に応じても変動する。具体的には、図6に示すように、研削加工が始まると、可動支持部83に作用する圧力でウェハ保持機構5が沈降して、可動支持部83が長手方向に圧縮され、傾斜手段8のチルト角が小さくなる。次に、ウェハWを所望の厚みに研削されるまで、可動支持部83が伸長してチルト角が上昇する。また、ウェハWを連続的に加工する場合には、ウェハW交換の際にチルト角をリセットすることなく、ウェハWのチルト角の変位量は積算される。
そこで、傾斜手段8のチルト角は、以下のように適正に補正される。まず、制御装置11は、接触式温度センサ9a及び非接触式温度センサ9bが計測した研削加工前後の可動支持部83の温度に基づいて、可動支持部83の長手方向の熱変形量ΔLsを求める。
そして、制御装置11は、熱変形量ΔLsを考慮してチルト角を調整する。具体的には、制御手段11は、ウェハWを所望の厚みに研削加工するために必要なチルト角及びこのチルト角を実現するチルト用ボールネジ83bの補正前伸縮量ΔL1を求める。次に、制御手段11は、補正前伸縮量ΔL1を熱変形量ΔLsの分だけ減じて、チルト用ボールネジ83bの補正伸縮量ΔL2を求める。すなわち、制御手段11は、熱変形量ΔLsをキャンセルするよう、可動支持部83の伸縮量を補正する。
可動支持部83は、固定支持部82より長く形成されているため、固定支持部83が固定支持部82より大きく熱変形する。そのため、可動支持部83の熱変形量ΔLsを減じることで、摩擦熱の影響を大幅に低減することができる。なお、制御装置11は、固定支持部82の熱変形を考慮して、伸縮量を補正するものであっても構わない。すなわち、補正伸縮量ΔL2は、補正前伸縮量ΔL1に可動支持部83の熱変形量ΔLsを減じると共に固定支持部82の熱変形量ΔL’を加えることで、摩擦熱の影響をキャンセルすることができる。
また、制御装置11は、ロードセル10が計測した圧力に基づいて、可動支持部83の長手方向の圧縮量ΔLpを求める。
制御装置11は、圧縮量ΔLpを考慮して、チルトステージ81のチルト角を調整する。すなわち、制御手段11は、チルト用ボールネジ83bの補正伸縮量ΔL2に圧縮量ΔLpを加え、圧縮量ΔLpをキャンセルするように可動支持部83の再補正伸縮量ΔL3を求める。
特に、砥石21の下方に配置された可動支持部83は、他方の可動支持部83に比べて、研削加工時に高い圧力が作用する。したがって、2つの可動支持部83に作用する圧力を個別に計測し、各可動支持部83について圧縮量ΔLp、再補正伸縮量ΔL3を個別に求めるのが好ましい。なお、制御装置11は、固定支持部82の圧縮量を考慮して、伸縮量を補正するものであっても構わない。すなわち、再補正伸縮量ΔL3は、補正伸縮量ΔL2に可動支持部83の圧縮量ΔLpを加えると共に固定支持部82の圧縮量ΔL”を減じることで、研削加工時に砥石21を押し付けることで生じる圧力の影響を更に正確にキャンセルすることができる。
このようにして、上述した研削装置1は、制御装置11が、研削加工前後の可動支持部83の温度差から可動支持部83の熱変形量を演算し、この熱変形量をキャンセルするように可動支持部83の伸縮量を制御するため、研削加工の摩擦熱に起因して可動支持部83が熱変形する場合であっても、チルトテーブル81のチルト角を所望の値に維持してウェハWを所望の形状に研削することができる。
さらに、制御手段11が、研削手段2がウェハWを押圧して研削する際に可動支持部83に作用する圧力から可動支持部83の圧縮量を演算し、この圧縮量をキャンセルするように可動支持部83の伸縮量を制御するため、研削加工時に可動支持部83が沈降する場合であっても、チルトテーブル81のチルト角を所望の値に維持してウェハWを所望の形状に研削することができる。
なお、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変をなすことができ、そして、本発明が該改変されたものにも及ぶことは当然である。
1 ・・・ 研削装置
2 ・・・ 研削手段
21・・・ 砥石
22・・・ スピンドル
23・・・ スピンドル送り機構
23a・・・ボールネジ
23b・・・モータ
23c・・・スライダ
3 ・・・ ウェハチャック(保持手段)
4 ・・・ コラム
5 ・・・ ウェハ保持機構
51・・・ チャックベース
52・・・ チャック
53・・・ 吸着体
54・・・ 管路
6 ・・・ ウェハ回転機構
61・・・ モータ
61a・・・出力軸
61b・・・ベルト
62・・・ ロータリージョイント
62a・・・プーリ
63・・・ エアベアリング
63a・・・ロータ
63b・・・ステータ
63c・・・ボルト
7 ・・・ インデックステーブル
8 ・・・ 傾斜手段
81・・・ チルトテーブル
82・・・ 固定支持部
82a・・・ボルト
83・・・ 可動支持部
83a・・・ナット
83b・・・チルト用ボールネジ
83c・・・チルト用モータ
9 ・・・ 温度計測手段
9a ・・・接触式温度センサ
9b ・・・非接触式温度センサ
10・・・ ロードセル
11・・・ 制御装置(制御手段)
A1・・・ (研削手段の)回転軸
A2・・・ (ウェハチャックの)回転軸
V ・・・ 鉛直方向
W ・・・ ウェハ

Claims (3)

  1. ウェハを保持する保持手段と、前記ウェハを研削する研削手段と、鉛直方向に伸縮自在な昇降手段で前記保持手段を前記研削手段に対して傾斜可能な傾斜手段と、を備えた研削装置であって、
    前記昇降手段の温度を計測する温度計測手段と、
    研削加工前後の前記昇降手段の計測温度に応じて、前記昇降手段の熱変形量を演算し、該熱変形量をキャンセルするように前記昇降手段の伸縮量を補正する制御手段と、
    を備えていることを特徴とする研削装置。
  2. 研削加工の際に前記昇降手段に作用する圧力を計測する圧力計測手段を備え、
    前記制御手段は、前記昇降手段に作用する圧力に応じて、前記昇降手段の圧縮量を演算し、該圧縮量をキャンセルするように前記昇降手段の伸縮量を補正することを特徴とする請求項1記載の研削装置。
  3. 前記温度計測手段は、前記昇降手段の近傍に配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の研削装置。
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