JP2016153271A - ハンドル及びそのカバー体 - Google Patents

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Abstract

【課題】衝撃吸収特性が良好なステアリングホイール及びそのカバー体を提供する。
【解決手段】ボス部16の背面側に位置するカバー底板部48からスポーク部の背面側に向けて正面方向にカバー基板部49を立ち上げる。カバー基板部49から正面背面方向に対して交差する方向に膨出するとともに正面側に開口する収納部50を設ける。収納部50の少なくとも一部に、面状の弱部である突出壁部65及び連結壁部66を設ける。ステアリングホイール本体11のリム部15に入力した荷重に対して収納部50を確実にカバー体13の内方へと変形させることができ、収納部50からの反力を抑制して、衝撃吸収特性を良好にできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハンドル本体に取り付けられるハンドルのカバー体及びこれを備えたハンドルに関する。
従来、自動車などの車両において、円環状をなすリム部と、このリム部の内側に位置するボス部と、これらリム部とボス部とを連結する複数のスポーク部とを備えたハンドル本体としてのステアリングホイール本体を備えたハンドルとしてのステアリングホイールが用いられている。そして、ステアリングホイール本体のボス部にはエアバッグ装置及びホーン装置などを構成するモジュールが取り付けられる。
また、ステアリングホイール本体の背面側には、樹脂製のカバー体が取り付けられている。このカバー体は、概略として、ボス部の背面側に位置する基部と、この基部からスポーク部の背面側に向けて正面方向に立ち上げられた側壁部とを有している。そして、このカバー体の側壁部から基部に亘って薄肉な溝状の破断部を形成し、ステアリングホイール本体に過大な力が加わって芯金が変形及び移動したときにこの破断部を破断させることにより衝撃を吸収して応力を緩和し、自動車の衝突時などに乗員を保護するようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
また、ステアリングホイール本体の芯金に衝撃により変形可能な変形可能部を形成するとともに、この変形可能部に対向するカバー体の側壁部に帯状の弱部を形成し、ステアリングホイール本体に過大な力が加わって芯金の変形可能部の変形により弱部の部分でカバー体を変形させて、衝撃をより確実に吸収する構成も知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平9−76854号公報 (第2−3頁、図1−4) 特開2011−213302号公報 (第4−12頁、図1−9)
近年、環境負荷の少ない電気自動車(EV)の普及の推進に伴い、消費電力が大きい暖房(エアコン)用の電力消費を抑制するために、ステアリングホイールのリム部にヒータ装置を組み込み、始動から間もない、まだ各種機関が充分に温まらないときでもステアリングホイールを温めることで、例えば冬季の屋外に駐車していた車両である自動車を始動して運転するとき、ステアリングホイールが冷たいことに起因する操作のしづらさや不快感を軽減しつつ、暖房の使用を抑制して電力消費を抑制可能としている。
この構成の場合、ヒータ線の温度を制御する温度制御装置を収納するための収納部が必要となる。このとき、カバー体の内部には、収納部を形成する充分なスペースを確保することが容易でないことから、カバー体の側壁部の一部を制御装置の収納スペース分膨出させて収納部を形成することとなる。
しかしながら、このように膨出した収納部を構成する場合、収納部の外壁部が正面方向に向かって延びるため、正面側からリム部に加わった力に対してこの外壁部が大きな反力を発生させる。したがって、上記特許文献1及び2記載の発明の構成によるリム部の変形及び移動による衝撃の吸収を妨げないよう、別途の構成が必要になる。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、衝撃吸収特性が良好なハンドル及びそのカバー体を提供することを目的とする。
請求項1記載のハンドルのカバー体は、把持されるリム部、このリム部の背面側に位置し操縦装置に連結されるボス部、及びこれらリム部とボス部とを連結するスポーク部を備えたハンドル本体に取り付けられるハンドルのカバー体であって、前記ボス部の背面側に位置する基部と、この基部から前記スポーク部の背面側に向けて正面方向に立ち上げられた側壁部と、この側壁部から正面背面方向に対して交差する方向に膨出するとともに正面側に開口して設けられた膨出部とを備え、前記膨出部は、面状に形成された弱部を少なくとも一部に有しているものである。
請求項2記載のハンドルのカバー体は、請求項1記載のハンドルのカバー体において、膨出部は、所定の制御装置を収納する収納部であるものである。
請求項3記載のハンドルのカバー体は、請求項1または2記載のハンドルのカバー体において、膨出部は、略全体が弱部となっているものである。
請求項4記載のハンドルのカバー体は、請求項1ないし3いずれか一記載のハンドルのカバー体において、側壁部は、この側壁部の両側縁部と膨出部の弱部の両側部との間を連続して設けられた帯状の側部弱部を備えたものである。
請求項5記載のハンドルは、把持されるリム部、このリム部の背面側に位置し操縦装置に連結されるボス部、及びこれらリム部とボス部とを連結するスポーク部を備えたハンドル本体と、前記ハンドル本体に取り付けられる請求項1ないし4いずれか一記載のカバー体とを具備したものである。
請求項6記載のハンドルは、請求項5記載のハンドルにおいて、ハンドル本体の把持部に少なくとも一部が配置されたヒータ線と、このヒータ線の温度を制御する制御装置とを具備し、膨出部は、前記制御装置を収納する収納部であるものである。
請求項1記載のハンドルのカバー体によれば、側壁部から正面背面方向に対して交差する方向に膨出し正面側に向けて開口する膨出部の少なくとも一部に面状の弱部を設けることで、ハンドル本体のリム部に入力された荷重に対して膨出部を確実に膨出方向と反対方向へと変形させることができ、膨出部からの反力を抑制して、衝撃吸収特性を良好にできる。
請求項2記載のハンドルのカバー体によれば、請求項1記載のハンドルのカバー体の効果に加え、膨出部に所定の制御装置を収納することで、制御装置の収納スペースを確保できる。
請求項3記載のハンドルのカバー体によれば、請求項1または2記載のハンドルのカバー体の効果に加え、膨出部の略全体を弱部としているので、リム部に入力された衝撃に対して膨出部をより確実にカバー体の内方へと変形させることができ、衝撃吸収特性をより向上できる。
請求項4記載のハンドルのカバー体によれば、請求項1ないし3いずれか一記載のハンドルのカバー体の効果に加え、側壁部に、この側壁部の両側縁部と膨出部の弱部の両側部との間を連続する帯状の側部弱部を設けることで、リム部に入力された衝撃によりカバー体に荷重が入力されたときに、これら側部弱部と膨出部の弱部とが連続する位置を、膨出部を変形させる起点として明確に設定でき、膨出部をより確実に変形させることができる。
請求項5記載のハンドルによれば、請求項1ないし4いずれか一記載のカバー体をハンドル本体に適用することで、リム部に入力された衝撃に対する膨出部による反力を抑制して、衝撃吸収特性が良好なハンドルを提供できる。
請求項6記載のハンドルによれば、請求項5記載のハンドルの効果に加え、リム部に配置したヒータ線の温度を制御する制御装置をカバー体の膨出部に収納することで、制御装置の収納スペースを確保でき、制御装置及びヒータ線を介してリム部を温めることができ、操作性を向上しつつ、暖房の使用を抑制して電力消費を抑制可能とした、使い勝手が良好で省エネルギーのハンドルを提供できる。
本発明のハンドル及びそのカバー体の一実施の形態を示し、(a)は側方から見た端面図、(b)は下方から見た端面図である。 同上カバー体の内部の一部を上方から示す平面図である。 (a)は同上ハンドルの一部の分解斜視図、(b)はハンドルの正面図、(c)はハンドルの側面図である。
以下、本発明のハンドル及びそのカバー体の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図3(a)ないし図3(c)において、10は(ステアリング)ハンドルとしてのステアリングホイールで、このステアリングホイール10は、自動車の運転席の乗員の前方に配置され、ハンドル本体としてのステアリングホイール本体11、このステアリングホイール本体11の乗員側に装着されたモジュールとしてのエアバッグ装置12と、及び、このステアリングホイール本体11の背面側(反乗員側)を覆うカバー体13などから構成されている。
そして、ステアリングホイール10は、通常傾斜した状態で備えられる操縦装置としてのステアリングシャフト14に装着されるものであるが、以下、エアバッグ装置12側を乗員側、正面側あるいは後側、ステアリングシャフト14側を車体側、背面側あるいは前側とし、このステアリングシャフト14に沿った前後方向を軸方向とし、その他、このステアリングホイール10が備えられる車体の直進方向を基準として、前後方向、左右方向及び上下方向などの方向を説明する。すなわち、図3などに示す矢印FR方向を前方向、矢印RR方向を後方向、矢印L方向を左方向、矢印R方向を右方向、矢印U方向を上方向、矢印D方向を下方向として説明する。
そして、ステアリングホイール本体11は、円環状をなす把持部としてのリム部(リング部)15と、このリム部15の内側に位置するボス部16と、これらリム部15とボス部16とを連結する複数の、本実施の形態では例えば4本のスポーク部17とから構成されている。
そして、このステアリングホイール本体11は、金属製の芯金21、この芯金21の一部を一体的に覆う軟質の被覆部22などを備えている。
芯金21は、リム部15、ボス部16及びスポーク部17に対応し、リム芯金25、ボス芯金26、及びスポーク芯金27を備えている。そして、ボス芯金26は、ボスプレートなどとも呼ばれるもので、ステアリングシャフト14に嵌着される円筒状のボス26aを備え、このボス26aを金型に配置しマグネシウム合金などのインサート成形により、ボス芯金26の一部、円環状のリム芯金25及び放射状に配置されるスポーク芯金27が一体的に形成されている。また、この芯金21は、乗員を保護するため、大きな力が加わった状態で移動及び一部が変形し、衝撃を吸収するようになっている。
スポーク芯金27は、ボス芯金26の上側部から両側に延びる両側一対の上部スポーク芯金31と、ボス芯金26の下側部から下方両側に延びる両側一対の下部スポーク芯金32とを備えている。そして、各上部スポーク芯金31及び各下部スポーク芯金32は、それぞれリム芯金25に向けて後側に傾斜状に延びてリム芯金25と連結されている。このため、本実施の形態において、スポーク部17は、ステアリングホイール10(ステアリングホイール本体11)のリム部15の左右(9時方向及び3時方向)に設定される一対の上部スポーク部33と、下部の左右(7時方向及び5時方向)に設定される一対の下部スポーク部34とを備えている。
また、被覆部22は、リム芯金25の外周部と、スポーク芯金27のリム部15側の部分の外周部を覆うようにして、ウレタン例えば軟質の発泡ポリウレタンなどにより軟質に形成されている。そして、この被覆部22の内部には、リム部15を温めるためのヒータ線36がリム部15の位置にて略全周に埋め込み配置され、その端部がスポーク部17(下部のスポーク部17)の位置からステアリングホイール本体11の中心側(ボス部16側)へと導出されて制御装置としての温度制御装置(ECU)37(図1)と接続されている。
ヒータ線36は、通電時に発熱する、例えばニッケルなどを含む抵抗線である芯線の表面に、絶縁膜を設けたものである。このヒータ線36は、被覆部22の成形時に埋め込んでもよいし、被覆部22を成形した後に被覆部22に配置してもよい。また、このヒータ線36は、線状としてもよいし、網目状などとしてもよい。このヒータ線36は、任意の配置とすることができるが、本実施の形態では、例えばリム部15の略全周に亘って、リム部15の緯線(大径)に対して交互に交差する波状に蛇行して配置され、スポーク部17(下部スポーク部34,34)の位置からボス部16(エアバッグ装置12)側へと延びている。なお、図3(a)においては、説明をより明確にするために、ヒータ線36は一部のみを図示し、他を省略している。
温度制御装置37(図1)は、ヒータ線36の温度を制御するもので、例えばサーモスタットなどを備え、図示しない給電線を介してヒータ線36の両端部と図示しないコネクタを介して電気的に接続されている。この温度制御装置37は、例えばステアリングホイール本体11(芯金21)に絶縁された状態で保持されている。そして、この温度制御装置37は、例えばカバー体13とステアリングホイール本体11のスポーク部17の下部スポーク芯金32,32との間に収納されている。
一方、図3(b)などに示すエアバッグ装置12は、エアバッグモジュールとも呼ばれるもので、図示しないベースプレート、このベースプレートに取り付けられた図示しないインフレータ、図示しない袋状のエアバッグ、ベースプレートとの間でエアバッグを収納する例えば合成樹脂製などのエアバッグカバー44、インフレータをエアバッグ及びベースプレートに固定する図示しないリテーナ、及びベースプレートに組み付けられエアバッグ装置12をステアリングホイール本体11に対して取り付けるワンタッチ取付機構などの図示しない取付機構などを備えている。また、このエアバッグ装置12は、本実施の形態ではステアリングホイール本体11に対して後方に付勢された状態で前後方向に進退可能に設けられ、ステアリングホイール本体11に対して付勢に抗して押動することでホーン装置を作動させるホーンスイッチ装置を、このエアバッグ装置12とステアリングホイール本体11(芯金21)とにより構成している。
そして、図1ないし図3に示すカバー体13は、ボディカバー、ロアカバー、あるいは裏カバーなどとも呼ばれるもので、ステアリングホイール本体11のボス部16およびスポーク部17のボス部16側の部分の背面側すなわち裏面側を覆い、例えば絶縁性を有する熱可塑性の合成樹脂などを金型内に射出成形して一体に形成されている。そして、このカバー体13は、基部としてのカバー底板部48と、このカバー底板部48から正面側である後側にスポーク部17に向けて拡開状に立ち上げられた側壁部としてのカバー基板部49と、このカバー基板部49に対して下方すなわちカバー体13の外側に膨出して正面側である後側に開口し温度制御装置37を内部に収納する膨出部としての収納部50とを備えている。なお、このカバー体13のカバー底板部48及びカバー基板部49には、このカバー体13をステアリングホイール本体11(芯金21)に位置決めして取り付け固定するための係止部、受け部、あるいはねじボス部などの各種取付部が形成されているが、説明をより明確にするために図3(a)においては図示を省略している。
カバー底板部48は、ボス部16の底部(背面側)に対向し、ボス26a及びこのボス26aの周辺部が挿通する開口部48aが形成されている。
カバー基板部49は、ボス部16の外周部及びスポーク部17の背面側に対向している。このカバー基板部49は、スポーク芯金27(スポーク部17)の背面側に対向する芯金対向部53と、この芯金対向部53を除く部分であり芯金対向部53を連結する連結部54とを備えている。なお、このカバー基板部49には、エアバッグ装置12の取付機構を操作することでエアバッグ装置12をステアリングホイール本体11から取り外すための治具を挿入可能な作業用開口が設けられていてもよい。
芯金対向部53には、スポーク芯金27(スポーク部17)の上部スポーク芯金31(上部スポーク部33)に対向する上部芯金対向部55と、スポーク芯金27(スポーク部17)の下部スポーク芯金32(下部スポーク部34)に対向する下部芯金対向部56とが設定されている。
上部芯金対向部55は、本実施の形態ではカバー体13(カバー基板部49)の左右両側に離間されて設定されている。これら上部芯金対向部55は、上部スポーク芯金31に対して前方に離間されて位置している。また、これら上部芯金対向部55は、左右方向に沿って、すなわち上部スポーク芯金31(上部スポーク部33)の長手方向に沿って長手状に形成され、カバー底板部48から延びている。
下部芯金対向部56は、下側アーム部などとも呼ばれ、本実施の形態ではカバー体13(カバー基板部49)の下部の左右両側に離間されて設定されている。これら下部芯金対向部56は、収納部50の両側部に隣接して位置している。また、これら下部芯金対向部56は、下部スポーク芯金32に対して前方に対して離間されて位置している。さらに、これら下部芯金対向部56は、上下方向に沿って、すなわち下部スポーク芯金32(下部スポーク部34)の長手方向に沿って長手状に形成され、カバー底板部48から延びて、先端側が収納部50よりも下側に延出している。また、これら下部芯金対向部56には、カバー体13をステアリングホイール本体11(芯金21)に対して位置決め及び取り付け固定するためのボス状の取付部58が収容部50の側部に位置して設けられている。さらに、これら下部芯金対向部56には、収納部50の両側部から取付部58の前方の位置を経由して先端側の両側(カバー基板部49(カバー体13)の両側縁部)に亘って細長く帯状に延びる側部弱部59がそれぞれ形成されている。これら側部弱部59は、カバー基板部49のその他の部分である一般部60及びカバー底板部48よりも薄肉に形成されて変形容易な薄肉部(溝部)である。これら側部弱部59は、後方に向けて左右方向に拡開状に傾斜して形成され、先端側が下部芯金対向部56の先端側にて、この下部芯金対向部56の収納部50と反対側の側部に連続している。
連結部54には、上部芯金対向部55,55間を連結する上部連結部61と、各上部芯金対向部55と各下部芯金対向部56との間を連結する両側一対の下部連結部62とが設定されている。
上部連結部61は、上部芯金対向部55,55間に亘って左右方向に延びて形成されている。この上部連結部61は、ボス芯金26の上部から上部スポーク芯金31,31(上部スポーク部33,33)の上部に亘って対向して位置している。
各下部連結部62は、各上部芯金対向部55から各下部芯金対向部56へと、左右両側の中心側に向かって徐々に傾斜するように延びて形成されている。これら下部連結部62は、上部スポーク部33,33から下部スポーク部34,34間に亘って位置している。
そして、収納部50は、アーム部などとも呼ばれ、カバー体13の左右方向の中心位置の下部、本実施の形態では下部スポーク部34,34(下部スポーク芯金32,32)間、換言すればリム部15の6時方向に位置している。この収納部50は、前部がカバー底板部48の下部と連続するとともに、両側部がカバー基板部49(各下部芯金対向部56)と連続している。より詳細には、この収納部50は、カバー底板部48の下部から下側すなわちカバー体13の外側(温度制御装置37に対して離反する方向)に凸状に湾曲して突出する弱部である突出面部としての突出壁部65と、この突出壁部65の両側部と各下部芯金対向部56(カバー基板部49)とを連結する弱部である側面部としての連結壁部66とを一体に有している。
突出壁部65は、収納部50に収納された温度制御装置37の下部に対向する部分であり、カバー基板部49(各下部芯金対向部56)よりも下方に膨出するように後方(乗員側)に向けて湾曲している。すなわち、この突出壁部65は、基端側であるカバー底板部48側から先端側に向けて、湾曲方向が下方から後方へと徐々に変化するように略円弧状に湾曲している。また、この突出壁部65は、基端側(カバー底板部48側)の両側部が連結壁部66を介してカバー基板部49(下部芯金対向部56の基端側)と連続し、かつ、先端側の両側部がカバー基板部49(各下部芯金対向部56の先端側)に対して直接連続している。さらに、この突出壁部65には、厚みや強度が局所的に変化するような凹凸部が形成されておらず、略一定厚みの板状となっている。
連結壁部66は、収納部50に収納された温度制御装置37の両側部に対向する部分であり、突出壁部65の両側部及びカバー基板部49(各下部芯金対向部56の基端側)とそれぞれ湾曲状に連続している。これら連結壁部66の湾曲は、カバー基板部49(各下部芯金対向部56の基端側)に対し、突出壁部65の両側部と連続する位置よりも急峻となっており、これら連結壁部66とカバー基板部49(各下部芯金対向部56の基端側)とが連続する部分は実質的に段差状に屈曲している。したがって、収納部50の両側部、すなわち突出壁部65の両側部及び連結壁部66の両側部とカバー基板部49(各下部芯金対向部56)とが連続する前後方向に延びる位置が、それぞれ湾曲状の収納部50の端部である湾曲止まり(R止まり)部50aとなっている。さらに、これら連結壁部66には、厚みや強度が局所的に変化するような凹凸部が形成されておらず、略一定厚みの板状となっている。このため、これら突出壁部65及び連結壁部66は、互いに連続する一連の板状に形成されている。
そして、これら突出壁部65及び連結壁部66は、それぞれカバー底板部48及びカバー基板部49の側部弱部59を除く一般部60よりも基本肉厚が薄い、すなわち薄肉の面状に形成された弱部(薄肉部)である。したがって、収納部50は、湾曲止まり部50a付近の両側部の領域を含む略全体がカバー底板部48及びカバー基板部49の側部弱部59を除く一般部60よりも変形容易な弱部となっており、両側部が前後方向の略中心近傍の位置で各側部弱部59と連続している。すなわち、カバー体13は、仮想線A(図2)で囲む領域が弱部(薄肉部)となっている。本実施の形態では、これら突出壁部65及び連結壁部66と各側部弱部59とは、互いに略等しい厚みに形成されている。
そして、カバー体13は、ステアリングホイール本体11に対して背面側から組み合わせ、取付部58などによりステアリングホイール本体11に位置決めされて取り付け固定される。この状態で、ステアリングホイール本体11(芯金21)に保持された温度制御装置37は、収納部50の突出壁部65及び連結壁部66に対して離間されて、いわば宙吊りの状態で収納部50内に収納される(図1(a)及び図1(b))。次いで、このカバー体13を取り付けたステアリングホイール本体11は、ボス26aをステアリングシャフト14に嵌着し、図示しないナットで締め付け固定する。さらに、エアバッグ装置12は、取付機構を用いてステアリングホイール本体11に取り付ける。このとき、取付機構としては、エアバッグ装置12をステアリングホイール本体11に正面側から押し込むのみでワンタッチで取り付け可能とするワンタッチ取付機構を用いることができる。この後、例えば温度制御装置37と給電線及びヒータ線36との接続などの電気的な配線を行うことにより、エアバッグ装置12を備えたステアリングホイール10がステアリングシャフト14に取り付けられた状態で構成される。
そして、このように構成されたステアリングホイール10は、車両の起動後、所定のスイッチなどを操作することにより給電線から給電されて動作した温度制御装置37によってヒータ線36が所定の温度に発熱されてリム部15が温められ、このリム部15を把持した運転席の乗員の不快感などを抑制する。また、走行時には、乗員がこの把持したリム部15を回動することにより操舵が行われる。さらに、乗員が押動部を兼ねたエアバッグ装置12のエアバッグカバー44を付勢に抗して押動することにより、車体側のホーン装置が吹鳴される。
一方、車両の正面衝突などの際は、インフレータからエアバッグの内部にガスが急速に噴射されて、折り畳まれて収納されたエアバッグが急激に膨張する。すると、このエアバッグの膨張の圧力により、エアバッグカバー44がこのエアバッグカバー44に設けられたテアラインに沿って開裂してエアバッグの突出口が形成され、この突出口からエアバッグが突出して乗員の前方で膨張展開し、乗員を拘束して保護するようになっている。
さらに乗員が前方に移動するなどして、エアバッグを介してステアリングホイール本体11のリム部15が押圧されると、カバー体13が変形して衝撃を吸収し、乗員を保護する。より詳細には、車両が正面衝突すると、乗員は前側に投げ出されるように前方に移動し、乗員に最も近いリム部15の下側部に当接し、図1(a)に矢印Fで示す前方に向かいリム部15の下側部を後方から押圧して荷重を加える。すると、リム部15を構成するリム芯金25に連結された下側のスポーク芯金27すなわち各下部スポーク芯金32がカバー体13の各下部芯金対向部56に当接してカバー体13に矢印F方向の荷重が加わることで、各下部芯金対向部56と連続する収納部50が前後方向の略中心部(各側部弱部59と連続する位置)を起点として開口側である正面側が下側に広がるように変形する(図2に二点鎖線で示す位置がカバー体13の変形ラインとなる)ことで、収納部50(突出壁部65)が上方すなわちカバー体13の内側へと、すなわち湾曲形状が反転するように曲がって変形する(図1(a)の二点鎖線に示す)。この結果、収納部50の位置でカバー体13がリム部15の移動に対して突っ張らず、荷重を優しく受け止めることができる。
このように、本実施の形態によれば、温度制御装置37を収納するスペースを収納部50により確保しつつ、この収納部50による過大な反力の発生を防止してステアリングホイール10の衝撃吸収特性を良好にできる。すなわち、温度制御装置37を収納し後方(乗員側)に向けて開口する収納部50をカバー基板部49に正面背面方向(前後方向)と交差する下方に膨出させることで温度制御装置37を収納するスペースを確保する場合、乗員側からステアリングホイール本体11(リム部15)に対して入力された衝撃により、収納部50の膨出を構成する突出壁部65及び各連結壁部66に対して先端側から荷重が入力されることとなる。そのため、単なる帯状の弱部を収納部50に設けただけでは、荷重が完全に分散せず、収納部50(突出壁部65及び各連結壁部66)が突っ張って充分な衝撃吸収特性を得ることができないおそれがある。そこで、本実施の形態では、この収納部50に面状の弱部を設けることで、入力された荷重に対して収納部50を確実に膨出方向と反対方向である内方(上方)へと変形(反転変形)させて荷重を分散させ、応力を緩和でき、収納部50(突出壁部65及び各連結壁部66)からの反力を抑制して、ステアリングホイール10の衝撃吸収特性を良好にできる。
また、収納部50の略全体、具体的にはこの収納部50の外壁部となる突出壁部65及び各連結壁部66を弱部としているので、リム部15(ステアリングホイール本体11)に入力された衝撃に対して収納部50をより確実にカバー体13の内方へと変形させることができ、衝撃吸収特性をより向上できる。
さらに、カバー基板部49に、このカバー基板部49の両側縁部と収納部50(収納部50の弱部である各連結壁部66)の両側部との間を連続する帯状の側部弱部59を設けることで、ステアリングホイール本体11(リム部15)に入力された衝撃によりカバー体13に荷重が入力されたときに、これら側部弱部59と収納部50とが連続する位置を、収納部50を変形させる起点として明確に設定でき、収納部50をより確実に変形させることができる。換言すれば、側部弱部59によって、収納部50の変形の起点を容易に設定できるので、側部弱部59の位置を調整することで、カバー体13の変形による衝撃吸収特性のチューニングが容易になる。
したがって、このカバー体13をステアリングホイール本体11に適用することで、温度制御装置37を収納するスペースを収納部50により確保しつつ、リム部15(ステアリングホイール本体11)に入力された衝撃に対する収納部50による反力を抑制して、衝撃吸収特性が良好なステアリングホイール10を提供できる。
特に、ヒータ線36の温度を制御する温度制御装置37をカバー体13の収納部50に収納することで、温度制御装置37の収納スペースを確保できるとともに、温度制御装置37及びヒータ線36を介してリム部15を温めることができ、例えば寒冷地や冬季などにおいてステアリングホイール10(リム部15)が冷たいことに起因する操作のしづらさや不快感を軽減して操作性を向上しつつ、暖房の使用を抑制して電力消費を抑制可能とした、使い勝手が良好で省エネルギーのステアリングホイール10を提供できる。
なお、上記の実施の形態において、カバー体13の弱部(突出壁部65、連結壁部66あるいは側部弱部59)をメッシュ状としてもよいし、薄肉部とメッシュ状の部分とを併用してもよい。
また、制御装置としては、温度制御装置37に限られず、例えばスイッチ装置などを備えている場合、そのスイッチ装置の駆動用の制御装置などを用いることもできる。
さらに、エアバッグ装置12がホーンスイッチ装置の一部を兼ねる構成としたが、ホーンスイッチ装置は別途設けてもよい。
また、モジュールとしてエアバッグ装置12を装着したが、例えば衝撃吸収装置(Energy Absorber、EA)などのモジュールを用いてもよいし、単なるホーンスイッチ装置など、その他任意のモジュールを用いることもできる。
さらに、ハンドルは、円環状のリム部15を有するステアリングホイール10としたが、この構成に限られず、例えば上端部が連続していない円弧状のリム部を備えたハンドルに適用することもできる。
また、スポーク部17は4本に限られず、例えば左右2本、あるいは左右2本と下部1本の3本などとしてもよい。
さらに、収納部50は、面状の弱部を有していれば、全体を弱部としなくてもよい。
本発明は、ステアリングホイール本体の背面側に取り付けるカバー体、及びこのカバー体を取り付けたステアリングホイールに適用できる。
10 ハンドルとしてのステアリングホイール
11 ハンドル本体としてのステアリングホイール本体
13 カバー体
14 操縦装置としてのステアリングシャフト
15 リム部
16 ボス部
17 スポーク部
36 ヒータ線
37 制御装置としての温度制御装置
48 基部としてのカバー底板部
49 側壁部としてのカバー基板部
50 膨出部としての収納部
59 側部弱部
65 弱部である突出壁部
66 弱部である連結壁部

Claims (6)

  1. 把持されるリム部、このリム部の背面側に位置し操縦装置に連結されるボス部、及びこれらリム部とボス部とを連結するスポーク部を備えたハンドル本体に取り付けられるハンドルのカバー体であって、
    前記ボス部の背面側に位置する基部と、
    この基部から前記スポーク部の背面側に向けて正面方向に立ち上げられた側壁部と、
    この側壁部から正面背面方向に対して交差する方向に膨出するとともに正面側に開口して設けられた膨出部とを備え、
    前記膨出部は、面状に形成された弱部を少なくとも一部に有している
    ことを特徴とするハンドルのカバー体。
  2. 膨出部は、所定の制御装置を収納する収納部である
    ことを特徴とする請求項1記載のハンドルのカバー体。
  3. 膨出部は、略全体が弱部となっている
    ことを特徴とする請求項1または2記載のハンドルのカバー体。
  4. 側壁部は、この側壁部の両側縁部と膨出部の弱部の両側部との間を連続して設けられた帯状の側部弱部を備えた
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載のハンドルのカバー体。
  5. 把持されるリム部、このリム部の背面側に位置し操縦装置に連結されるボス部、及びこれらリム部とボス部とを連結するスポーク部を備えたハンドル本体と、
    前記ハンドル本体に取り付けられる請求項1ないし4いずれか一記載のカバー体と
    を具備したことを特徴とするハンドル。
  6. ハンドル本体の把持部に少なくとも一部が配置されたヒータ線と、
    このヒータ線の温度を制御する制御装置とを具備し、
    膨出部は、前記制御装置を収納する収納部である
    ことを特徴とする請求項5記載のハンドル。
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