JP2008056093A - ステアリングホイール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ステアリングホイール13は、衝撃に応じて変形し得る芯金20を骨格部材として備えるとともに、通電により放熱してパッド部15の周りのハンドル部(リング部14)の温度を調節する温度調節部35と、その温度調節部35に対する通電を制御する制御装置36とを備える。制御装置36は、パッド部15の裏側部分を構成するロアカバー18内であって、芯金20の変形に及ぼす影響の少ない箇所に配置されて同ロアカバー18に取り付けられている。同箇所として、制御装置36は、ロアカバー18内の芯金20の変形経路から外れた箇所、ここでは隣り合う2本のスポーク部芯金25,26により挟まれた空間42に配置されている。
【選択図】図3
Description
請求項1に記載の発明は、衝撃に応じて変形し得る芯金を骨格部材として備えるとともに、通電により放熱又は吸熱してパッド部の周りのハンドル部の温度を調節する温度調節部と、前記温度調節部に対する通電を制御する制御装置とを備えるステアリングホイールにおいて、前記制御装置は、前記パッド部の裏側部分を構成するロアカバー内であって、前記芯金の変形に及ぼす影響の少ない箇所に配置されて同ロアカバーに取り付けられていることを要旨とする。
図1及び図2の少なくとも一方に示すように、車両の運転席の前方(図1の右方)には操舵軸(ステアリングシャフト)11が運転席側ほど高くなるように傾斜した状態で回転可能に設けられ、その周りには、箱状をなしていて剛性の高いステアリングコラムカバー12が設けられている。操舵軸11には本実施形態のステアリングホイール13が取り付けられている。ステアリングホイール13は、ハンドル部、パッド部15及びスポーク部16を備えて構成されている。ハンドル部は円環状をなすリング部(リム部と呼ばれる場合もある)14によって構成されている。操舵軸11が上記のように傾斜していることから、ステアリングホイール13もまた下側ほど運転席に近づくように傾斜している。
ロアカバー18内の上記芯金20の変形経路から外れた箇所が、芯金20の変形に及ぼす影響の少ない箇所とされている。この箇所であれば、芯金20が変形しても制御装置36が芯金20に当たってその変形を妨げることがないからである。
下側の2本のスポーク部芯金25,26によって挟まれた空間42は、ボス部芯金22から遠ざかるほど間隔が拡がる略三角柱状をなしている。この空間42は空きスペースとなっているが十分大きなものではない。一方、制御装置36に本来の機能を発揮させるためには、小型化するにも限度がある。そこで、本実施形態では、制御装置36の外殻をなすケース40の外形形状が上記空間42に対応した形状、すなわち、ボス部芯金22から遠ざかるに従い左右幅が広くなる略三角柱状にされている。また、同ケース40は上記空間42よりも若干小さな大きさに形成されている。そのため、制御装置36が空間42に配置された状態では、同制御装置36が空間42の大部分を占めることになる。
図5、図7及び図8の少なくとも1つに示すように、ロアカバー18の底部18aであって、上記空間42(図6参照)内の複数箇所に取付ボス43が設けられている。ここでは、底部18aについて、側壁部18bの近傍であり、かつスポーク部芯金25,26の近傍である2箇所に取付ボス43,43が設けられている。両取付ボス43,43は、本実施形態では底部18aに一体に形成されているが、底部18aとは別部材によって構成されて、底部18aに別途に固定されたものであってもよい。各取付ボス43は、底部18aに対し略直交する方向(図5では左方、図7及び図8では上方)へ向けて突出している。各取付ボス43内には、少なくともその先端面において開口するねじ孔44が形成されている。本実施形態では、これらのねじ孔44が底部18aを貫通しているが、貫通していないものであってもよい。
車両が冬季の厳寒下で駐車されると、車内の温度が低くなり、これに伴い、リング部14を含むステアリングホイール13の温度もまた低くなる。このような状態で運転者が運転席に座って運転を開始する場合、運転者は冷えたリング部14を握ることになり、操舵がしづらい。エアコンによる車内温度の調整によりリング部14の温度上昇を待っていると、迅速な運転開始に支障をきたす。
(1)温度調節部35(ヒータエレメント)に対する通電を制御する制御装置36を、ロアカバー18内であって、芯金20の変形に及ぼす影響の少ない箇所に配置して同ロアカバー18に取り付けている。そのため、制御装置36による温度調節部35の通電制御により、リング部14をエンジン始動のためのスイッチ操作の後、早期に運転者の握りやすい適温にすることができる。
これに伴い次の効果も得られる。制御装置が芯金に取り付けられる場合には、乗員保護性能の確保のために制御装置の仕様毎に芯金の変形特性の設計仕様が求められるが、乗員保護性能を確保できる本実施形態では、こうした制御装置36の仕様毎に芯金20の変形特性を設計する必要がなくなる。そのため、制御装置が芯金に取り付けられる場合に比べ、製品(ステアリングホイール13)を設計する効率が向上する。
・芯金20の変形に及ぼす影響の少ない箇所として、制御装置36を、芯金20の変形経路上であって、同制御装置36を介してロアカバー18に衝撃を伝達して同ロアカバー18を変形させ得る箇所に配置してもよい。こうした箇所としては、例えば、図6において二点鎖線で示すように、ロアカバー18内の側壁部18bの内側近傍が挙げられる。
Claims (6)
- 衝撃に応じて変形し得る芯金を骨格部材として備えるとともに、通電により放熱又は吸熱してパッド部の周りのハンドル部の温度を調節する温度調節部と、前記温度調節部に対する通電を制御する制御装置とを備えるステアリングホイールにおいて、
前記制御装置は、前記パッド部の裏側部分を構成するロアカバー内であって、前記芯金の変形に及ぼす影響の少ない箇所に配置されて同ロアカバーに取り付けられていることを特徴とするステアリングホイール。 - 前記制御装置は、前記芯金の変形に及ぼす影響の少ない箇所として、前記芯金の変形経路から外れた箇所に配置されている請求項1に記載のステアリングホイール。
- 前記芯金は複数本のスポーク部芯金を有し、前記制御装置は、前記変形経路から外れた箇所として、隣り合うスポーク部芯金により挟まれた空間に配置されている請求項2に記載のステアリングホイール。
- 前記制御装置の外殻部分はケースにより構成され、同ケースは、隣り合う前記スポーク部芯金により挟まれた前記空間に対応した形状及び大きさに形成されている請求項3に記載のステアリングホイール。
- 前記制御装置は、前記芯金の変形に及ぼす影響の少ない箇所として、前記芯金の変形経路上であって、同制御装置を介して前記ロアカバーに前記衝撃を伝達して同ロアカバーを変形させ得る箇所に配置されている請求項1に記載のステアリングホイール。
- 前記制御装置は、前記ロアカバーを変形させ得る箇所として、同ロアカバーにおける板状の側壁部の内側近傍に配置されている請求項5に記載のステアリングホイール。
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