JP2016152927A - 取り外し可能なトレーを備えた生検装置組織標本ホルダー - Google Patents

取り外し可能なトレーを備えた生検装置組織標本ホルダー Download PDF

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Abstract

【課題】取り外し可能なトレーを備えた生検装置組織標本ホルダーを提供する。【解決手段】生検装置は、本体、針、カッター、および組織標本ホルダーを含む。組織標本ホルダーは、外側カップ、およびキャップを含む。トレーが、生検処置による切断された組織標本を保持する。トレーは、ユーザーによる片手操作で、キャップから選択的に分離可能としてもよい。キャップは、ねじ山付き部分を含んでよく、このねじ山付き部分は、標本容器をシールするために標本容器の相補的なねじ山付き部分に係合するように構成される。1つまたは複数のポートが、キャップ内に設けられて、組織標本ホルダーの外側カップ内部における余分な流体を管理し、かつ/またはマーカー送達装置の一体的アクセスを提供することができる。トレーがキャップの排出特徴部の作用を受けると、トレーがキャップから排出されるように構成されてもよい。【選択図】図13

Description

開示の内容
〔優先権〕
本出願は、「Biopsy Device Tissue Sample Holder with Removable Basket」の名称で2010年9月10日に出願された米国仮特許出願第61/381,466号の優先権を主張し、その開示は、参照により本明細書に組み込まれる。
〔背景〕
生検標本は、さまざまな装置を使用した種々の医療処置においてさまざまな方法で得られてきた。生検装置は、定位誘導、超音波誘導、MRI誘導、PEM誘導、BSGI誘導、またはその他の下で使用され得る。例えば、一部の生検装置は、ユーザーが片手で十分に操作可能であり、1回の挿入で、患者から1つまたは複数の生検標本を捕捉することができる。さらに、一部の生検装置は、例えば流体(例えば、加圧空気、食塩水、大気、真空など)の連通のため、電力伝達のため、および/またはコマンドなどの通信のために、真空モジュールおよび/または制御モジュールにつながれることができる。他の生検装置は、別の装置とつながれたり、別様に接続されたりせずに、完全に、または少なくとも部分的に動作可能とすることができる。
単に例示的な生検装置が、以下に開示されている:「Method and Apparatus for Automated Biopsy and Collection of Soft Tissue」の名称で1996年6月18日に発行された米国特許第5,526,822号;「Control Apparatus for an Automated Surgical Biopsy Device」の名称で2000年7月11日に発行された米国特許第6,086,544号;「MRI Compatible Surgical Biopsy Device」の名称で2003年9月30日に発行された米国特許第6,626,849号;「Biopsy Apparatus and Method」の名称で2006年4月6日に公開された米国特許出願公開第2006/0074345号;「Remote Thumbwheel for a Surgical Biopsy Device」の名称で2008年10月28日に発行された米国特許第7,442,171号;「Presentation of Biopsy Sample by Biopsy Device」の名称で2008年9月4日に公開された米国特許出願公開第2008/0214955号;「Clutch and Valving System for Tetherless Biopsy Device」の名称で2010年12月21日に発行された米国特許第7,854,706号;「Hand Actuated Tetherless Biopsy Device with Pistol Grip」の名称で2010年6月17日に公開された米国特許出願公開第2010/0152610号;「Biopsy Device with Central Thumbwheel」の名称で2010年6月24日に公開された米国特許出願公開第2010/0160819号;「Tetherless Biopsy Device with Reusable Portion」の名称で2010年12月16日に公開された米国特許出願公開第2010/0317997号;「Handheld Biopsy Device with Needle Firing」の名称で2010年11月24日に出願された米国特許出願第12/953,715号;「Biopsy Device with Motorized Needle Firing」の名称で2011年4月14日に出願された米国特許出願第13/086,567号;「Biopsy Device with Manifold Alignment Feature and Tissue Sensor」の名称で2011年5月3日に出願された米国特許出願第13/099,497号;「Needle Assembly and Blade Assembly for Biopsy Device」の名称で2011年6月1日に出願された米国特許出願第13/150,950号;「Access Chamber and Markers for Biopsy Device」の名称で2011年8月8日に出願された米国特許出願第13/205,189号。前記に列挙した米国特許、米国特許出願公開、および米国非仮特許出願それぞれの開示は、参照により本明細書に組み込まれる。
いくつかの環境では、後に参照するために生検部位の場所をマークすることが望ましい場合がある。例えば、1つまたは複数のマーカーが、組織標本を生検部位から採取する前、採取する間、または採取した後で、生検部位に置かれ得る。生検部位をマークする例示的な装置および方法が、以下に開示されている:「Flexible Biopsy Marker Delivery Device」の名称で2011年3月24日に公開された米国特許出願公開第2011/0071423号;「Biopsy Marker Delivery Device」の名称で2011年3月24日に公開された米国特許出願公開第2011/0071424号;「Biopsy Marker Delivery Device with Positioning Component」の名称で2011年3月24日に公開された米国特許出願公開第2011/0071391号;「Biopsy Marker Delivery Device」の名称で2011年3月24日に公開された米国特許出願公開第2011/0071431号;「Biopsy Method」の名称で2009年8月20日に公開された米国特許出願公開第2009/0209854号;「Devices Useful in Imaging」の名称で2009年10月29日に公開された米国特許出願公開第2009/0270725号;「Biopsy Marker Delivery Device」の名称で2010年2月25日に公開された米国特許出願公開第2010/0049084号;「Devices for Marking and Defining Particular Locations in Body Tissue」の名称で2001年5月8日に発行された米国特許第6,228,055号;「Subcutaneous Cavity Marking Device and Method」の名称で2002年4月16日に発行された米国特許第6,371,904号;「Tissue Site Markers for In Vivo Imaging」の名称で2006年1月31日に発行された米国特許第6,993,375号;「Imageable Biopsy Site Marker」の名称で2006年2月7日に発行された米国特許第6,996,433号;「Devices for Defining and Marking Tissue」の名称で2006年5月16日に発行された米国特許第7,044,957号;「Tissue Site Markers for In Vivo Imaging」の名称で2006年5月16日に発行された米国特許第7,047,063号;「Methods for Marking a Biopsy Site」の名称で2007年6月12日に発行された米国特許第7,229,417号;「Marker Device and Method of Deploying a Cavity Marker Using a Surgical Biopsy Device」の名称で2008年12月16日に発行された米国特許第7,465,279号;「Access Chamber and Markers for Biopsy Device」の名称で2011年8月8日に出願された米国特許出願第13/205,189号。前記に列挙した米国特許、米国特許出願公開、および米国特許出願それぞれの開示は、参照により本明細書に組み込まれる。
いくつかのシステムおよび方法が、生検標本を入手し、標本の場所をマークするために作られ使用されてきたが、発明者らより前に請求項に記載する発明を行うか、または使用した者はいないと考える。
本明細書は、本発明を具体的に指し示し明白に請求する請求項で締めくくられるが、本発明は、添付図面と共に理解される特定の実施例に関する以下の説明から、よりよく理解されると考えられる。添付図面では、同様の参照符号が、同じ要素を特定している。
図面は、限定的とすることを決して意図しておらず、本発明のさまざまな実施形態が、図面には必ずしも描かれていないものを含め、さまざまな他の方法で実行され得ることを企図している。本明細書に組み込まれ、その一部を形成する添付図面は、本発明のいくつかの態様を示しており、説明と共に、本発明の原理の説明に役立つものであるが、本発明は、図示する厳密な構成に限定されないことが理解される。
〔詳細な説明〕
本発明の特定の実施例に関する以下の説明は、本発明の範囲を制限するために使用されるべきではない。本発明の他の実施例、特徴、態様、実施形態、および利点が、以下の説明から当業者には明らかとなるであろう。以下の説明は、例として、本発明を実施するために企図される最良の方式のうちの1つである。認識されるであろうが、本発明は、本発明から逸脱しない、他の異なる明らかな態様が可能である。したがって、図面および説明は、例示的な性質のものとみなされるべきであり、限定的なものではない。
I.概観
A.例示的な生検装置
図1に示すように、例示的な生検装置(10)は、針(20)、本体(30)、組織標本ホルダー(40)、およびカッター(50)を含む。具体的には、針(20)は、本体(30)の遠位部分から遠位に延び、組織標本ホルダー(40)は、本体(30)の近位部分から近位に延びる。本体(30)は、生検装置(10)をユーザーが片手で操作することができるように、サイズ決めされ構成されている。具体的には、ユーザーは、本体(30)をつかみ、針(20)を患者の乳房に挿入し、患者の乳房内部から1つまたは複数の組織標本を採取することができ、これらはすべて片手だけで行われる。あるいは、ユーザーは、2つ以上の手で、かつ/または、任意の所望の助けを得て、本体(30)をつかむことができる。いくつかの環境では、ユーザーは、針(20)を患者の乳房に1回挿入しただけで、複数の組織標本を捕捉することができる。このような組織標本は、組織標本ホルダー(40)内に空気圧で堆積され、後に、分析のため組織標本ホルダー(40)から回収されることができる。本明細書に記載する実施例では、患者の乳房から生検標本を取得することについてしばしば言及するが、生検装置(10)は、さまざまな他の目的でさまざまな他の処置で、また、患者の解剖学的構造のさまざまな他の部分で、使用され得ることを理解されたい。
本実施例の針(20)は、組織貫通先端部(22)、側方孔(23)、およびハブ(24)を備えたカニューレ(21)を含む。組織貫通先端部(22)は、多量の力を必要とせず、また先端部(22)の挿入前に組織に開口部を予め形成することも必要とせず、組織を貫通し穿通するように構成される。あるいは、先端部(22)は、所望により、とがっていなくてもよい(例えば、丸みを帯びる、平らであるなど)。側方孔(23)は、装置(10)の操作中に組織検体から組織を受け取るようにサイズ決めされる。カニューレ(21)内にはカッター(50)が位置しており、カッターは、カニューレ(21)に対して回転および並進し、側方孔(23)を通り過ぎ、側方孔(23)を通って突出する組織から組織標本を切断する。ハブ(24)は、針(20)の周りにオーバーモールドされるか、または別様に針(20)に固定されるプラスチックで形成されてよく、ハブ(24)は、針(20)に一体的に固定される。あるいは、ハブ(24)は、任意の適切なプロセスを通じて、任意の他の適切な材料で形成されてもよく、また、針(20)と任意の他の適切な関係を有してよい。本実施例のハブ(24)は、真空導管(不図示)と連結され、真空(または大気、食塩水、加圧流体など)を真空導管から側方孔(23)に伝達するように動作可能である。真空導管は、参照により開示が本明細書に組み込まれる、「Tetherless Biopsy Device with Reusable Portion」の名称で2010年12月16日に公開された米国特許出願公開第2010/0317997号、および/または「Presentation of Biopsy Sample by Biopsy Device」の名称で2008年9月4日に公開された米国特許出願公開第2008/0214955号の教示にしたがって、生検装置(10)の内部または外部にある真空源を含むがこれに限定されない、さまざまな供給源と連結され得る。真空導管が連結され得る、さらに他の適切な流体供給源は、本明細書の教示を鑑みれば、当業者には明らかであろう。当然、任意の適切なタイプの弁および/または切替機構が、例えば、参照により開示が本明細書に組み込まれる、「Tetherless Biopsy Device with Reusable Portion」の名称で2010年12月16日に公開された米国特許出願公開第2010/0317997号、および/または「Presentation of Biopsy Sample by Biopsy Device」の名称で2008年9月4日に公開された米国特許出願公開第2008/0214955号で教示されるように、真空導管と連結されてもよい。また、真空、大気、食塩水などの液体等も、カッター(50)により画定される内腔に選択的に連通され得ることも、理解されたい。
本実施例の本体(30)は、ハウジング(31)を含む。いくつかのバージョンでは、本体(30)は、プローブ部分およびホルスター部分を含む、少なくとも2つの部品で形成される。例えば、いくつかのそのようなバージョンでは、プローブ部分は、ホルスター部分から分離可能であってよい。さらに、プローブ部分は、使い捨て構成要素として設けられてよく、ホルスター部分は、再利用可能な部分として設けられてよい。ほんの一例として、このようなプローブおよびホルスター構成は、開示が参照により本明細書に組み込まれる、「Tetherless Biopsy Device with Reusable Portion」の名称で2010年12月16日に公開された米国特許出願公開第2010/0317997号、および/または「Presentation of Biopsy Sample by Biopsy Device」の名称で2008年9月4日に公開された米国特許出願公開第2008/0214955号、および/または「Handheld Biopsy Device with Needle Firing」の名称で2010年11月24日に出願された米国特許出願第12/953,715号の教示にしたがって設けられてよい。あるいは、任意の他の適切なプローブおよびホルスター構成を使用してよい。本体(30)は、分離可能なプローブ部分およびホルスター部分を有しないように構成されてよいことも理解されたい。本体(30)を構成し得るさまざまな他の適切な方法が、本明細書の教示を鑑みれば、当業者には明らかであろう。
本実施例の組織標本ホルダー(40)は、キャップ(41)、および外側カップ(42)を含む。以下でさらに詳細に説明するように、トレー(46)(図10〜図13に示す)が、外側カップ(42)内部に設けられる。カップ(42)は、本実施例では、本体(30)に固定される。このような係合は、任意の適切な様式で提供されることができる。本実施例の外側カップ(42)は、実質的に透明であり、ユーザーがトレー(46)上の組織標本を見ることができるが、外側カップ(42)は、必要に応じて任意の他の適切な性質を有してよい。
外側カップ(42)の中空内部は、本実施例ではカッター(50)と、そして、真空源(70)と、流体連通している。したがって、組織標本がカッター(50)により組織検体から切断されると、組織標本は、真空によりカッター(50)から組織標本ホルダー(40)まで引っ張られる。本実施例では、また、以下で詳細に説明するように、真空源(70)は、本体(30)内部、または本体(30)の外部にあってよい。ほんの一例として、真空は、外側カップ(42)に提供されてよく、そのような真空は、参照により開示が本明細書に組み込まれる、「Tetherless Biopsy Device with Reusable Portion」の名称で2010年12月15日に公開された米国特許出願公開第2010/0317997号、および/または「Handheld Biopsy Device with Needle Firing」の名称で2010年11月24日に出願された米国特許出願第12/953,715号の教示にしたがって、カッター(50)にさらに伝達され得る。別の単に例示的な実施例として、真空は、開示が参照により本明細書に組み込まれる、「Presentation of Biopsy Sample by Biopsy Device」の名称で2008年9月4日に公開された米国特許出願公開第2008/0214955号の教示にしたがって、外部真空源(70)から外側カップ(42)に提供され得る。真空を外側カップ(42)に提供し得る、さまざまな他の適切な方法は、本明細書の教示を鑑みれば、当業者には明らかであろう。外側カップ(42)は、針(20)の真空導管と同じ真空源(70)から真空を受け取ってよいことも、理解されたい。生検装置(10)は、外側カップ(42)および真空導管が共通の真空源に連結されているか、または他の流体源に連結されているかにかかわらず、外側カップ(42)および/または真空導管への真空および/または他の流体の伝達を選択的に調節するように、1つまたは複数の弁(例えば、シャトル弁、電気機械的電磁弁など)をさらに含んでよい。
キャップ(41)は、本実施例では外側カップ(42)と取り外し可能に連結され、ユーザーは、生検プロセス中に外側カップ(42)内部のトレー(46)上に集められた組織標本にアクセスするため、キャップ(41)を取り外すことができる。一対のラッチ(43)が、キャップ(41)と外側カップ(42)との間の選択的係合をもたらす。具体的には、ラッチ(43)が、外側カップ(42)のリップ(44)に係合する。リップ(44)は、ラッチ(43)の通過を可能にする間隙(45)を有し、ユーザーは、ラッチ(43)を間隙(45)と整列させ、キャップ(41)を外側カップ(42)上に押し、その後、間隙(45)を通り過ぎてキャップ(41)を回転させてラッチ(43)をリップ(44)と係合させることによって、キャップ(41)を外側カップ(42)に固定することができる。あるいは、キャップ(41)は、任意の他の適切な形で(例えば、ラッチ(43)が弾性特性および/またはリビングヒンジを有して、ラッチ(43)とリップ(44)との係合を可能にするなど)外側カップ(42)に固定され得る。キャップ(41)が外側カップ(42)と係合されると、Oリング(不図示)が、シールをもたらす。よって、キャップ(41)が外側カップ(42)に固定されると、真空は、外側カップ(42)内部で維持されることができる。操作中、ユーザーは、生検プロセス中に外側カップ(42)内部のトレー(46)上に集められた組織標本にアクセスするため、キャップ(41)を取り外すことができる。本実施例では、キャップ(41)は、ラッチ(43)を間隙(45)と整列させるようにキャップ(41)を回転させた後で、キャップ(41)を引っ張って外すことにより、取り外される。当然、キャップ(41)は、任意の他の適切な形で、外側カップ(42)から取り外されてよい。
本実施例の組織標本ホルダー(40)は、少なくとも10個の組織標本を保持するように構成される。あるいは、組織標本ホルダー(40)は、任意の他の適切な数の組織標本を保持するように構成されてよい。本明細書に記載する他の構成要素と同様に、組織標本ホルダー(40)は、さまざまな方法で変更、改変、置換、または補足されてよいこと、および、組織標本ホルダー(40)は、さまざまな代替的特徴部、構成要素、構成、および機能性を有してよいことを理解されたい。あるいは、例えば、組織標本ホルダー(40)は、固定のトレー(46)を有する代わりに、織標本ホルダー(40)が、回転可能なマニホールドと取り外し可能に連結された複数のトレーまたは区画を有し得るように構成されてよく、このマニホールドは、カッター(50)の連続的な切断ストロークで得られた組織標本を別々に受容するため、カッター(50)に対して各トレーまたは区画を連続して割り出しする(index)ように動作可能である。例えば、組織標本ホルダー(40)は、開示が参照により本明細書に組み込まれる、「Presentation of Biopsy Sample by Biopsy Device」の名称で2008年9月4日に公開された米国特許出願公開第2008/0214955号の教示にしたがって、構成され、また動作可能とされてよい。このような割り出しは、自動で、または手動で提供されることができる。ほんの一例として、組織標本ホルダー(40)は、開示が参照により本明細書に組み込まれる、「Revolving Tissue Sample Holder for Biopsy Device」の名称で2008年8月14日に公開された米国特許出願公開第2008/0195066号;「Tissue Biopsy Device with Rotatably Linked Thumbwheel and Tissue Sample Holder」の名称で2010年6月24日に公開された米国特許出願公開第2010/0160826号;開示が参照により本明細書に組み込まれる、「Biopsy Device with Discrete Tissue Chambers」の名称で2010年6月24日に公開された米国特許出願公開第2010/0160824号;または、開示が参照により本明細書に組み込まれる、「Mechanical Tissue Sample Holder Indexing Device」の名称で2010年6月24日に公開された米国特許出願公開第2010/0160816号の教示にしたがって、構成され、また動作可能とされることができる。いくつかの他のバージョンでは、組織標本ホルダー(40)は、開示が参照により本明細書に組み込まれる、「Tetherless Biopsy Device with Reusable Portion」の名称で2010年12月16日に公開された米国特許出願公開第2010/0317997号の教示にしたがって、構成される。組織標本ホルダー(40)の、他の適切な代替的バージョン、特徴部、構成要素、構成、および機能性は、本明細書の教示を鑑みれば、当業者には明らかであろう。
本明細書に記載する他の構成要素と同様に、針(20)、本体(30)、組織標本ホルダー(40)、およびカッター(50)は、さまざまな方法で変更、改変、置換、または補足されてよいこと、ならびに針(20)、本体(30)、組織標本ホルダー(40)、およびカッター(50)は、さまざまな代替的特徴部、構成要素、構成、および機能性を有してよいことを理解されたい。いくつかの単に例示的なバリエーション、改変、置換、または補足は、開示が参照により本明細書に組み込まれる、「Spring Loaded Biopsy Device」の名称で2010年2月22日に出願された米国非仮特許出願第12/709,624号に記載されている。さらに、針(20)、本体(30)、組織標本ホルダー(40)、およびカッター(50)の他の適切な代替的バージョン、特徴部、構成要素、構成、および機能性は、本明細書の教示を鑑みれば、当業者には明らかであろう。
図2に示すように、図1の装置の一部であるか、またはそれと共に使用される例示的な構成要素(そのうちいくつかが前記で紹介済みである)は、電源(60)、真空源(70)、真空制御モジュール(80)、モーター(90)、一組のギア(100)、およびカッターアクチュエータ(110)を含む。本実施例では、電源(60)は、電力を真空源(70)、真空制御モジュール(80)、およびモーター(90)に提供する。いくつかのバージョンでは、電源(60)は、生検装置(10)の中に位置しており、例えばバッテリーであり、いくつかの他のバージョンでは、電源(60)は、生検装置(10)からいくらか距離をおいて位置しており、例えば、生検装置(10)へのケーブル接続部を備えた標準的電気レセプタクルからの、かつ/または、電気レセプタクルと生検装置(10)との間の追加のモジュールを通じた、線間電圧である。電源(60)のさまざまな構成および改変は、本明細書の教示を鑑みれば、当業者には明らかであろう。
本実施例では、真空源(70)は、針(20)の側方孔(23)内へ組織を引き込むために、真空を生検装置(10)に提供する。真空源(70)はまた、切断された組織標本をカッター(50)から組織標本ホルダー(40)に輸送するために、真空を生検装置(10)に提供する。いくつかのバージョンでは、真空源(70)は、生検装置(10)内に位置する真空ポンプを含む。ほんの一例として、このような内蔵真空源(70)は、モーター(90)で駆動される隔膜ポンプを含み得る。いくつかのこのようなバージョンでは、真空源(70)は、電源(60)と連結されず、真空制御モジュール(80)が省略される。いくつかの他のバージョンでは、真空源(70)は、生検装置(10)からいくらか距離をおいて位置する真空ポンプを含み、この真空ポンプは、真空ケーブルまたは導管経由で真空を提供する。当然、真空源(70)は、必要に応じて、ハウジング(31)内に位置する真空ポンプと、ハウジング(31)外部にある真空ポンプとの組み合わせを含むことができる。本実施例では、真空源(70)は、真空制御モジュール(80)と連絡している。真空制御モジュール(80)は、真空源(70)から生検装置(10)への真空の供給および送達を制御する機能を含む。真空の供給および送達方法を制御するために真空制御モジュール(80)と共に使用され得る、さまざまな機能および性能は、本明細書の教示を鑑みれば、当業者には明らかであろう。また、真空源(70)および真空制御モジュール(80)のさまざまな他の構成および改変は、本明細書の教示に基づいて、当業者には明らかとなるであろう。
本実施例のモーター(90)は、従来のDCモーターを含むが、任意の他の適切なタイプのモーターを使用し得ることを理解されたい。ほんの一例として、モーター(90)は、加圧空気で動く空気モーター(例えば羽根車を有するなど)、空気圧式リニアアクチュエーター、電気機械的リニアアクチュエーター、圧電モーター(例えば、MRI環境で使用される)、または、さまざまな他のタイプの運動誘導装置を含むことができる。前記のとおり、モーター(90)は、電源(60)から電力を受け取る。いくつかのバージョンでは、モーター(90)は、生検装置(10)の中に位置する(例えば、ハウジング(31)内部)。いくつかの他のバージョンでは、モーター(90)は、生検装置(10)からいくらか距離をおいて位置し、駆動シャフトまたはケーブルを通じて生検装置(10)にエネルギーを提供する。本実施例では、モーター(90)は、駆動シャフト(不図示)を回転させるように動作可能であり、駆動シャフトは、モーター(90)からギアセット(100)まで遠位に延びて、ギアセット(100)内へ回転入力を与える。駆動シャフトはモーター(90)からギアセット(100)内へ直接延びるが、さまざまなギア、クラッチなどを含むがこれらに限定されない、さまざまな他の構成要素がモーター(90)とギアセット(100)との間に連結され得ることを理解されたい。ギアセット(100)は、駆動ギア(不図示)が固定された出力シャフト(不図示)を含み、カッターアクチュエータ(110)を選択的に作動させるように動作可能である。ギアセット(100)は、遊星ギアボックスを含んでよく、減速をもたらすように構成されてよい。モーター(90)およびギアセット(100)のさまざまな適切な構成は、本明細書の教示を鑑みれば、当業者には明らかであろう。
本実施例のカッターアクチュエータ(110)は、発射ストロークにおいて本体(30)および針(20)に対するカッター(50)の回転および遠位並進運動を同時にもたらすように相互作用するさまざまな構成要素を含む。カッターアクチュエータ(110)は、カッター(50)が発射する準備をするために、カッター(50)を近位に後退させるようにも動作することができる。ほんの一例として、カッターアクチュエータ(110)は、開示が参照により本明細書に組み込まれる、「Spring Loaded Biopsy Device」の名称で2010年2月22日に出願された米国非仮特許出願第12/709,624号、および/または「Presentation of Biopsy Sample by Biopsy Device」の名称で2008年9月4日に公開された米国特許出願公開第2008/0214955号の教示にしたがって、構成され動作可能とすることができる。本明細書に記載する他の構成要素と同様、カッターアクチュエータ(110)は、さまざまな方法で変更、改変、置換、または補足されること、ならびにカッターアクチュエータ(110)がさまざまな代替的特徴部、構成要素、構成、および機能性を有し得ること、を理解されたい。カッターアクチュエータ(110)の適切な代替的バージョン、特徴部、構成要素、構成、および機能性は、本明細書の教示を鑑みれば、当業者には明らかであろう。
図3〜図6の連続図に示すように、例示的なカッター(50)の発射シーケンスが図示される。図3は、遠位位置にあるカッター(50)を描き、カッター(50)の遠位エッジ(51)が側方孔(23)の遠位に位置付けられていることにより、針(20)の側方孔(23)が効果的に「閉じられる」。この構成では、針(20)は、側方孔(23)を通って脱出する組織がない状態で、挿入され得る。図4は、カッターアクチュエータ(110)により後退されているカッター(50)を描いており、これにより、組織を側方孔(23)に対して露出し、カッター(50)のカッター内腔(52)が現れる。本実施例では、カッター(50)は、カニューレ(21)の第1の内腔(25)内部に位置付けられている。第1の内腔(25)の下には、第2の内腔(26)があり、第2の内腔(26)は、部分的には、分割機(27)により画定されている。分割機(27)は、第1の内腔(25)と第2の内腔(26)との間に流体連通をもたらす、複数の開口部(28)を含む。また、複数の外部開口部(不図示)が、針(20)内に形成されてよく、また、第2の内腔(26)と流体連通していてよい。例えば、そのような外部開口部は、開示が参照により本明細書に組み込まれる、「Biopsy Device with Vacuum Assisted Bleeding Control」の名称で2011年4月5日に発行された米国特許第7,918,804号の教示にしたがって構成されてよい。カッター(50)はまた、1つまたは複数の側部開口部(不図示)を含んでよい。当然、本明細書に記載する他の構成要素と同様、針(20)およびカッター(50)におけるこのような外部開口部は、単なるオプションである。
図5は、カッターアクチュエータ(110)により完全に後退したカッター(50)を描いており、側方孔(23)は、カッター(50)により完全にさえぎられなくなっている。この構成では、組織は、(例えば、針(20)の挿入時の組織の移動などにより生じる)組織の内圧に起因して、および/または第2の内腔(26)を通って提供され、開口部(28)を通って伝達される真空で、および/またはカッター内腔(52)を通って提供される真空によって、重力下で第1の内腔(25)内部の側方孔(23)を通って脱出することができる。図6は、組織が第1の内腔(25)内部に捕捉された時点で側方孔(23)を閉鎖するように前進した後のカッター(50)を描く(図5に最もよく図示されている)。組織は切断された状態で、カッター内腔(52)内部に捕捉され、組織標本ホルダー(40)まで近位に輸送される準備ができている。このようにカッター内腔(52)を通じて組織を近位に輸送して組織標本ホルダー(40)に到達させることは、(例えば、捕捉された組織標本の後ろ側で)カッター内腔(52)の近位部分を通じて真空を引くと共に、(例えば、捕捉された組織標本の前で)カッター内腔(52)の遠位部分を通気して圧力差を与えることにより、もたらされ得る。あるいは、カッター(50)により切断された組織標本は、組織標本ホルダー(40)へと近位に伝達されるか、または別様に任意の他の適切な形で処理されることができる。
B.例示的なマーカー送達装置
組織標本の入手後、いくつかの環境では、後に参照するために生検部位の場所をマークすることが望ましい場合がある。例えば、組織標本を生検部位から採取した後で、1つまたは複数のマーカーが、生検部位に置かれ得る。当然、1つまたは複数のマーカーは、標本採取処置前または標本採取処置中にも、生検部位に置かれ得る。図7〜図9は、例示的なマーカー送達装置(1000)を示し、このマーカー送達装置(1000)は、細長い可撓性外側配備チューブ(elongate flexible outer deployer tube)(1002)と、配備チューブ(1002)の遠位端部の近くに形成されるが、配備チューブの遠位端部から近位側に離間した、側方開口部(1004)と、を含む。グリップ(1006)が、配備チューブ(1002)の近位端部に設けられる。プッシュロッド(1008)が、配備チューブ(1002)の中を同軸上に延び、プッシュロッド(1008)は、図9に示すように、側方開口部(1004)を通じて1つまたは複数のマーカー(1100)を転置するために、配備チューブ(1002)内部で並進するように構成される。配備チューブ(1002)およびロッド(1008)は、屈曲時に比較的可撓性であってよく、配備チューブ(1002)は、マーカー(1100)を生検部位に配備するために、まっすぐな経路または湾曲経路に沿って挿入されることができる。ロッド(1008)を配備チューブ(1002)内で遠位に押して、マーカー(1100)を配備チューブ(1002)から出して配備するために、プランジャ(1010)が、ロッド(1008)の近位端部に設けられる。ユーザーは、2本の指でグリップ(1006)をつかむことができ、その同じ手の親指を使ってプランジャ(1010)を押すことができるので、マーカー送達装置(1000)は、ユーザーの片手で操作されることができる。バネ(不図示)または他の特徴部が、ロッド(1008)の周りに設けられて、ロッド(1008)を、グリップ(1006)および配備チューブ(1002)に対して近位に付勢することができる。
図8は、マーカー送達装置(1000)の遠位部分の断面図を描いている。図8は、配備チューブ(1002)の内腔(1005)の中に配された生検マーカー(1100)を示す。本実施例のマーカー(1100)は、コラーゲンもしくは他の適切なポリマー材料の、概ね円筒形の本体といった、生物分解性または別様に生体再吸収性(bioresorbable)の本体(1106)と、本体(1106)内部に配されるか、もしくは本体(1106)により別様に支持された(透視図で示す)金属製で概ね放射線不透過性のマーカー要素(1110)と、を含む。マーカー(1100)は、本明細書に挙げるさまざまな米国特許、米国特許出願公開、または米国特許出願のうちのいずれかの教示にしたがって、組み立てられ、かつ/または構成されることができる。あるいは、マーカー(1100)は、任意の他の適切な組成および/または構成を有することができる。必要に応じて、複数のマーカー(1100)が配備チューブ(1002)内部に(例えば、端と端とを接した配列などで)設けられてよいことも理解されたい。複数のマーカー(1100)を使用する場合、1つの配備チューブ(1002)内部の複数のマーカー(1100)が、同じサイズ、形状および/または組成を有し得ることを理解されたい。あるいは、1つの配備チューブ(1002)内部の複数のマーカー(1100)は、異なるサイズ、形状および/または組成を有してもよい。
配備チューブ(1002)は、任意の適切な金属もしくは非金属材料から形成されてよく、または、金属材料と非金属材料との組み合わせから形成されてもよい。本実施例では、配備チューブ(1002)は、適切な医療グレードのプラスチックまたはポリマーで形成された、比較的可撓性で薄壁の中空チューブで形成される。1つの適切な材料は、PEBAXの商標名で知られるものなどのポリエーテルブロックアミド(PEBA)といった、熱可塑性エラストマーである。よって、配備チューブ(1002)は、PEBAXで形成されてよく、また、可視光およびX線に対して実質的に透明であってよい。側方開口部(1004)は、配備チューブ(1002)の壁の一部分を切り取ることによって、または、任意の他の適切な技術を用いて、形成されることができる。側方開口部(1004)は、配備チューブ(1002)の内腔(1005)と連絡している。側方開口部(1004)は、図8に示すように、近位開口端部(1004A)から遠位開口端部(1004B)まで軸方向に(内腔(1005)の軸に平行な方向に)延びる。
配備チューブ(1002)の遠位端部から延びる遠位先端部(1012)は、図8に示すように丸みを帯びていてよい。当然、遠位先端部(1012)は、代わりに、任意の他の適切な構成を有し得る。さらに図8を参照すると、本実施例のマーカー送達装置(1000)は、配備チューブ(1002)の遠位端部の所定の場所に形成された一体的末端部(1011)により、配備チューブ(1002)の遠位端部を閉じさせ、末端部(1011)の一部は、配備チューブ(1002)の内腔(1005)内に延びている。遠位末端部(1011)は、成型構成要素または鋳造構成要素であってよく、先端部(1012)と、傾斜表面(1016)を有する傾斜部(1014)と、マーカー係合要素(1018)との一体形成された組み合わせを提供することができる。傾斜表面(1016)は、内腔(1005)から側方開口部(1004)を通してマーカー(1100)を導くのを助けることができる。マーカー係合要素(1018)は、ユーザーがマーカー(1100)を配備しようとするまで、マーカー(1100)を内腔(1005)内に実質的に保持するために使用され得る。
本実施例のマーカー係合要素(1018)は、内腔(1005)内部に配され、マーカー係合要素(1018)の少なくとも一部分が、側方開口部(1004)の近位端部(1004A)の遠位に配される。マーカー係合要素(1018)は、開口部(1004)の下で、内腔(1005)の底部の一部分に沿って延び、開口部(1004)が形成される配備チューブ(1002)の部分を強化するように位置付けられる。例えば、図8に示すようにマーカー係合要素(1018)を開口部(1004)の下に位置付けることにより、マーカー係合要素(1018)は、配備チューブ(1002)の壁が切られて開口部(1004)を形成している領域において配備チューブ(1002)を実質的に硬化させるのを助けることができる。マーカー係合要素(1018)は、傾斜表面(1016)の最近位部分から延び、側方開口部(1004)の近位には延びないが、いくつかの他のバージョンでは、必要に応じて、マーカー係合要素(1018)の一部分が、開口部(1004)の近位に延びることができる。マーカー係合要素(1018)は、マーカー係合要素(1018)が本実施例ではテーパー状の近位端部(1020)を有することを除いて、その要素の軸方向長さに沿って概ね均一の厚さ(T)を有する段部の形態をしている。テーパー状の近位端部(1020)は、約45°の、内腔(1005)の長さ方向軸との夾角(図8の水平線との夾角)を形成でき、傾斜表面(1016)は、長さ方向軸と、約30°の夾角を形成することができる。当然、これらの角度は単なる例であり、任意の他の適切な角度を使用してよいことを理解されたい。図8に示すように、マーカー係合要素(1018)の上向き表面(1022)(開口部(1004)のほうを向く表面)は、マーカー係合要素(1018)のテーパー状の近位端部(1020)から遠位に延びて、傾斜表面(1016)に接触する。
マーカー係合要素(1018)の厚さ(T)は、配備チューブ(1002)の壁厚(t)よりも厚くてよい。例えば、いくつかのバージョンでは、厚さ(T)は、厚さ(t)の少なくとも約2倍である。ほんの一例として、マーカー係合要素(1018)の厚さ(T)は、約0.457mm〜約1.016mm(約0.018インチ〜約0.040インチ)であってよく、配備チューブ(1002)の壁厚(t)は、約0.127mm〜約0.203mm(約0.005インチ〜約0.008インチ)であってよい。内腔(1005)の内径は、約3.048mm(約0.120インチ)であってよい。当然、任意の他の適切な寸法を、これらの構成要素に使用することができる。本明細書に記載する他の構成要素と同様、マーカー係合要素(1018)は、任意の他の適切な構成を有してよく、また、所望に応じて省略されてもよいことを理解されたい。
必要に応じて、マーカー係合要素(1018)、傾斜部(1014)、および/または先端部(1012)は、配備チューブ(1002)の壁よりも比較的放射線不透過性である材料で形成されるか、またはそのような材料を含むことができる。例えば、マーカー係合要素(1018)、傾斜部(1014)、および先端部(1012)が一体的末端部(1011)として形成された場合、末端部(1011)は、硫酸バリウムなど、放射線不透過性添加剤を含むことができる。ほんの一例として、末端部(1011)は、約20重量%の硫酸バリウムが溶融PEBAX成型組成物に加えられた、PEBAXで成型された構成要素であってよい。比較的放射線不透過性であるマーカー係合要素(1018)、傾斜部(1014)、および先端部(1012)は、放射線撮像を使用してそれらの構成要素の位置を識別するのに有用となり得る。また、傾斜部(1014)および/またはマーカー係合要素(1018)の段部が開口部(1004)と関連して位置付けられる場合、放射線不透過性材料を添加することは、マーカー(1100)の配備前、配備中、または配備後に、開口部(1004)の位置、および開口部(1004)に対するマーカー(1100)の位置を特定するのに役立ち得る。
いくつかのバージョンでは、配備チューブ(1002)は、可視光およびX線に対して概ね透明であり、末端部(1011)は、可視光およびX線に対して概ね不透明である。必要に応じて、末端部(1011)は、液体成型組成(liquid mold composition)において染料または他の適切な着色剤で着色されてよい。例えば、異なる生検処置のために異なるサイズのマーカー(例えば長さおよび/または直径など)を有することが望ましい場合がある。例えば、比較的大きな生検標本を採取する場合は、より大きなマーカーを提供し、比較的小さな生検標本を採取する場合は、より小さなマーカーを提供することが望ましい場合がある。末端部(1011)は、配備チューブ(1002)内に配されたマーカーのサイズを示すために、複数の色のうち1つを使用して着色されてよい。例えば、3つのマーカーサイズを提供する場合、末端部(1011)は、マーカーサイズのうちどれが、特定のマーカー送達装置(1000)内に配されたのか特定するために、3つの色のうちの1つで着色され得る。末端部(1011)はまた、マーカー送達装置(1000)と共に使用される生検針の特定のサイズ(例えば、直径もしくは長さなど)または種類を示すために着色されることもできる。さらに、複数のマーカー送達装置(1000)が、キット形態で包装されてよく、このキットは、異なるサイズのマーカー、およびそれに対応して着色された末端部(1011)を有するマーカー送達装置(1000)を含む。さらに他の変形体は、本明細書の教示を鑑みれば、当業者には明らかであろう。
図9に示すように、マーカー送達装置(1000)は、患者の体内の特定の場所をマークするため、マーカー(1100)を配備するのに使用され得る。例えば、図9は、生検針(20)を通って使用されているマーカー送達装置(1000)を描いている。具体的には、図9は、針(20)の内部に配されたマーカー送達装置(1000)の遠位端部を示す。本実施例の針(20)は、貫通先端部(22)を備える閉じた遠位端部と、組織受容側方孔(23)と、を有する。針(20)は組織内に位置付けられてよく、生検標本が、側方孔(23)を通って入手されることができ、これにより、側方孔(23)に隣接して生検キャビティがもたらされることを理解されたい。次に、組織標本が入手され、針(20)を通って近位に運ばれた後で、針(20)を患者の組織から取り外さずに、マーカー送達装置(1000)が、本明細書中以下に説明する針(20)の近位開口部(不図示)を通って挿入されることができる。具体的には、針(20)およびマーカー送達装置(1000)は、配備チューブ(1002)の開口部(1004)、および針(20)の側方孔(23)が軸方向および周方向において実質的に整列するように位置付けられる。次に、マーカー送達装置(1000)および針(20)が生検キャビティにこのように位置付けられた状態で、プッシュロッド(1008)は、前進させられ、マーカー(1100)を、傾斜表面(1016)上へ、開口部(1004)を通し、その後、側方孔(23)を通して、生検キャビティ内へと配備することができる。
こうして、マーカー送達装置(1000)は、生検針(20)を通って生検部位へと導入されることができる。生検針(20)は、生検部位から組織標本を採取するのに使用された、同じ針(20)であってよい。生検針(20)は、1回の挿入で複数の標本を取る真空支援生検装置(single insertion, multiple sample vacuum assisted biopsy devices)と共に使用されるタイプのものであってよい。いくつかのそのような生検装置は、言及し、参照により本明細書に組み込まれる、さまざまな米国特許、米国特許出願公開、および米国特許出願に開示されているが、マーカー送達装置(1000)はさまざまな他の生検装置と共に使用され得ることを理解されたい。
いくつかの(しかし必ずしもすべてではない)環境では、マーカーが、意図した配備より前の時点などに、配備装置(deployer)から非意図的に外れることを実質的に防ぐことが望ましい場合がある。さらに、いくつかの(しかし必ずしもすべてではない)環境では、配備装置の可撓性チューブの先端部を、その先端部が生検装置、または生検部位までの経路を提供するのに使用される他のアクセス装置に挿入される際に、案内し、かつ/または固定することが望ましい場合がある。マーカー送達装置のこれらおよび他の改変および代替的構成のうちいくつかが、開示を参照により本明細書に組み込む、「Flexible Biopsy Marker Delivery Device」の名称で2011年3月24日に公開された米国特許出願公開第2011/0071423号;および、開示を参照により本明細書に組み込む、「Biopsy Marker Delivery Device」の名称で2010年5月26日に出願された米国非仮特許出願第12/787,492号に記載されている。
前記段落では、例示的な生検装置(10)およびマーカー送達装置(1000)、ならびにそれらの使用を実施可能にする説明(enabling description)を提供しているが、例示的な生検装置(10)のさらなる説明ならびに例示的な動作方法が、開示が参照により本明細書に組み込まれる、「Spring Loaded Biopsy Device」の名称で2010年2月22日に出願された米国非仮特許出願第12/709,624号、および「Presentation of Biopsy Sample by Biopsy Device」の名称で2008年9月4日に公開された米国特許出願公開第2008/0214955号の教示により与えられる。例示的なマーカー送達装置(1000)のさらなる説明ならびに例示的な動作方法は、開示を参照により本明細書に組み込む、「Flexible Biopsy Marker Delivery Device」の名称で2011年3月24日に公開された米国特許出願公開第2011/0071423号;開示を参照により本明細書に組み込む、「Biopsy Marker Delivery Device」の名称で2010年5月26日に出願された米国非仮特許出願第12/787,492号;および、開示を参照により本明細書に組み込む、「Access Chamber and Markers for Biopsy Device」の名称で2011年8月8日に出願された米国特許出願第13/205,189号の教示により提供される。当然、生検装置(10)およびマーカー送達装置(1000)の構造および使用の前記実施例は、単に例示的なものである。生検装置(10)およびマーカー送達装置(1000)を製造し使用し得る、他の適切な方法は、本明細書の教示を鑑みれば、当業者には明らかであろう。
II.取り外し可能なトレーを備えた例示的な組織標本ホルダー
図10〜図13は、例示的な組織標本キャップ(41)およびトレー(46)を示す。本実施例の組織標本キャップ(41)およびトレー(46)は、前述した組織標本ホルダー(40)の構成要素である。例えば、図10〜図13に示すキャップ(41)は、図1に示し、前述したように、カップ(42)と共に動作可能である。前述のように、キャップ(41)のラッチ(43)が、カップ(42)の特徴部と協働して、キャップ(41)をカップ(42)に取り外し可能に固定する。以下でさらに詳細に論じるように、キャップ(41)のラッチ(43)は、トレー(46)の特徴部と協働して、トレー(46)をキャップ(41)から係合解除する。
図10に示すように、トレー(46)は、キャップ(41)と一体である。よって、キャップ(41)がカップ(42)から取り外されると、キャップ(41)および取り付けられたトレー(46)双方が、単一ユニットとしてカップ(42)から取り外される。いくつかのバージョンでは、トレー(46)は、キャップ(41)に取り外し可能に固定され、トレー(46)は、キャップ(41)から分離することができる。本実施例では、トレー(46)は、締まり嵌めまたはスナップ嵌めによって、キャップ(41)に取り外し可能に固定される。例えば、トレー(46)は、近位端部(47)を含み、この近位端部は、本実施例では概ね矩形の形状を有するが、他の形状を使用することもできる。近位端部(47)は、キャップ(41)の内側受容部材(48)と係合するように構成される。内側受容部材(48)は、ドッキング部材(不図示)を含むように構成され、ドッキング部材に対して、近位端部(47)がぴったりと適合し、ドッキング部材と近位端部(47)との間で締まり嵌めが作り出される。いくつかのバージョンでは、Oリング(不図示)またはエラストマー材料が、ドッキング部材(不図示)および/または近位端部(47)上に含まれて、トレー(46)とキャップ(41)との間に摩擦で固定されシールされた接続部が作り出され得る。前述した締まり嵌めは、固定して、しかし取り外し可能にトレー(46)をキャップ(41)に取り付けるための1つの方法であるが、トレー(46)をキャップ(41)に接続する、他の適切な方法は、本明細書の教示に基づいて、当業者には明らかとなるであろう。
本実施例のトレー(46)は、標本表面(402)、および開口部(404)を含む。図12〜図13に示すように、標本表面(402)は、生検処置でカッターにより切断された組織標本(410)を受容するように構成される。本実施例では、組織標本(410)は、真空によりカッター内腔(52)を通って標本表面(402)へ運ばれる。当然、標本表面(402)上に組織標本(410)を堆積させる他の手段(例えば、空気または食塩水などの加圧流体)が、本明細書の教示に基づいて、当業者には明らかであろう。やはり図10〜図13に示すように、標本表面(402)は、直立側部(406)、および傾斜面(408)を含む。傾斜面(408)は、標本表面(402)および直立側部(406)をトレー(46)の近位端部(47)と連結する。トレー(46)の開口部(404)は、トレー(46)の直立側部(406)に沿って、また、標本表面(402)に沿って位置付けられる。当然、開口部(404)は、本明細書の教示に基づいて、当業者には明らかとなるであろう、任意の他の適切な構成を代わりに有してよく、あるいは、開口部(404)は完全に排除されてもよい。本実施例では、開口部(404)は、(例えば、真空によって組織標本と共に、または真空によって排出処置の一環として、など)トレー(46)に運ばれた流体が、トレー(46)を通って流れ、別の構造体により収集されることを可能にするよう、十分に大きい(例えば、本実施例では、開口部(404)を通過した流体が、カップ(42)内部に保持されるが、組織標本(410)が標本表面(402)上に保持されるよう十分に小さい)。
本実施例のトレー(46)は、透明なプラスチックから構築される。当然、本明細書の教示に基づいて、当業者には理解されるように、不透明材料を含む他の材料を他のバージョンで使用してよい。いくつかのバージョンでは、トレー(46)は、直立側部(406)に接続され、このため、標本表面(402)の上に標本表面(402)を覆って延びる、天井部材(不図示)を含む。このようないくつかのバージョンでは、トレー(46)のすべて、またはトレー(46)の一部分が、透明なプラスチックから構築される。すべてまたは一部分が透明材料から構築されたトレー(46)を有することにより、ユーザーは、キャップ(41)およびトレー(46)がいったんカップ(42)から取り外されると、収集された組織標本(410)を可視化することができるようになる。当然、いくつかの他のバージョンでは、カップ(42)のすべてまたは一部分は、キャップ(41)がカップ(42)と依然として接続されていて、トレー(46)がカップ(42)内部に位置する場合でも、収集された組織標本(410)を可視化することができるように、透明材料から作られることもできる。
図12と図13とを比較することで分かるように、このキャップ(41)とトレー(46)との組み合わせの別の特徴は、トレー(46)をキャップ(41)から排出する能力である。排出可能なトレー(46)では、標本表面(402)上に捕捉されたあらゆる組織標本(410)を含むトレー(46)全体が、キャップ(41)から、ホルマリンまたは何らかの他の流体の容器内部へと排出されることができる。本実施例では、ラッチ(43)は、弾性特性を有する。ラッチ(43)が外側面(412)からトレー(46)の中心軸に向けて押されると、ラッチ(43)は、内側に屈曲して、トレー(46)の傾斜面(408)に接触する。傾斜面(408)の形状により、ラッチ(43)が傾斜面(408)と接触した際にさらに押し下げられると、トレー(46)は、キャップ(41)から離れて遠位方向に駆動される。この力および駆動運動は、近位端部(47)がキャップ(41)のドッキング部材(不図示)から分離するように十分なものであり、これにより、トレー(46)がキャップ(41)から効果的に排出される。
例示的な使用では、生検処置を行い、組織標本(410)をトレー(46)の標本表面(402)上に収集した後、ユーザーはキャップ(41)をねじって、ラッチ(43)を外側カップ(42)のリップ(44)から係合解除する。ラッチ(43)がリップ(44)から係合解除されると、キャップ(41)および取り付けられたトレー(46)が外側カップ(42)から取り外される。それから、ユーザーは、捕捉した組織標本(410)を可視化する。組織標本(410)をホルマリンまたは他の流体の容器内に置く準備ができたら、ユーザーは、トレー(46)を、ホルマリンの容器の開口部と整列させ、その後、ラッチ(43)をキャップ(41)およびトレー(46)の中心軸に向けて内側に押し下げることによってトレー(46)を排出する。ラッチ(43)が提供する排出力は、トレー(46)の近位端部(47)とキャップ(41)のドッキング部材(不図示)との間の締まり嵌めを克服するのに十分であり、これにより、組織標本(410)を有するトレー(46)がホルマリンまたは他の流体の容器内部に置かれる。この時点で、標本を有するホルマリンの容器は、検査のためシールされ、輸送されることができる。さらに、ユーザーが望む場合、その後の処置のため、または、追加の組織標本(410)を捕捉するために、別のトレー(46)をキャップ(41)に取り付けることができる。
本実施例では、ユーザーは、キャップ(41)を外側カップ(42)から取り外し、組織標本(410)を可視化し、ユーザーの手をキャップ(41)上に再び置く必要なしにトレー(46)をキャップ(41)から排出し得ることを、前記から理解されたい。例えば、ユーザーは、ラッチ(43)の外側面(412)に沿ってキャップ(41)をつかむことができ、その後、キャップ(41)を回転させて、キャップ(41)を外側カップ(42)から係合解除することができ、それに続いて、ラッチ(43)を押し下げて、トレー(46)を排出する。当然、この片手動作は、必須ではなく、このバージョンおよび他のバージョンでは、ユーザーの手を置き直すことが、所望の場合、または必要な場合に行われ得る。さらに、本実施例では、ラッチ(43)の操作性は、キャップ(41)が外側カップ(42)と係合すると、ラッチ(43)が、トレー(46)を排出するように十分押し下げられることができないようになっている。ラッチ(43)が前述したように内側に屈曲してトレー(46)の傾斜面(408)に接触し得るのを外側カップ(42)が妨げるため、このようになる。
前記段落では、ラッチ(43)を押し下げることで排出される取り外し可能なトレー(46)を有する例示的な標本ホルダー(40)を説明してきたが、トレー(46)をキャップ(41)から選択的に切り離す他の方法は、本明細書の教示に基づいて、当業者には明らかであろう。ほんの一例として、キャップ(41)およびトレー(46)は、さまざまなバネおよびトリガー構成要素を備えて構成されてよく、トレー(46)は、キャップ(41)にバネで留めてあってよく、トリガーは、バネを解放し、それによりトレー(46)を排出するように、選択的に作動されることができる。よって、弾性ラッチ(43)と傾斜面(408)との間の相互作用は、単に例示的な一実施例に過ぎないことを理解されたい。
III.ねじ山付きキャップを備えた例示的な組織標本ホルダー
図14〜図16は、外側カップ(42)、ねじ山付きキャップ(241)、およびねじ山付き標本容器(300)を含む、生検装置の例示的な構成要素を示す。本実施例の外側カップ(42)は、先に説明した通りであり、キャップ(241)のラッチ(243)と選択的に係合するためのリップ(44)および間隙(45)を含む。ラッチ(243)の係合は、外側カップ(42)、およびキャップ(41)のラッチ(43)に関して前述した通りである。ラッチ(243)に加え、キャップ(241)は、雌ねじ(202)を含む。このねじ(202)は、標本容器(300)の相補的なねじ(302)と係合するように構成される。標本容器(300)はさまざまなサイズであってよいが、キャップ(241)は、従来の標本容器を含むがこれらに限定されない、種々の標本容器(300)と共に機能するように構成され得ることが、本明細書の教示に基づいて、当業者には明らかであろう。
例示的な使用では、生検処置を行って、組織標本を収集した後、ユーザーはキャップ(241)をねじり、ラッチ(243)を外側カップ(42)のリップ(44)から係合解除する。ラッチ(243)がリップ(44)から係合解除されると、キャップ(241)は、外側カップ(42)から取り外される。それから、ユーザーは、捕捉された組織標本を可視化する。本実施例では、組織標本は、外側カップ(42)により画定された空間内部に捕捉され保持される。前述のとおり、組織標本は、代わりに、トレー(例えば、トレー(46))上に、または先に述べたような、回転可能な連続組織標本捕捉構造体内部に、または任意の他の適切な手段によって、収集されることができる。本明細書の教示に基づいて、トレーまたは他の組織収集構造体を組み込むために図14〜図16に示す例示的な構成を改変する、適切な方法は、当業者に明らかとなろう。いくつかのバージョン(例えば、生検処置の最後に、液体がカップ(42)から排出されるものなど)では、生検装置(10)全体が、先端部(22)が上を向いた状態で、垂直に方向付けられてよく、組織標本は、キャップ(241)がカップ(42)から取り外される前にキャップ(241)の内表面上に本質的に下ろされ、また、組織標本は、キャップ(241)の内表面上で標本容器(300)に運ばれ得ることも、理解されたい。
組織標本の可視化後、ユーザーは、組織標本を標本容器(300)内に入れる。本実施例では、ユーザーは、キャップ(241)が外された生検装置(10)を傾け、カップ(42)から容器(300)内へ組織標本を本質的に下ろすことなどによって、外側カップ(42)の中身を単に空にして標本容器(300)内に移す。いくつかのバージョンでは、ユーザーは、外側カップ(42)の中身をろ過し、組織標本のみが標本容器(300)内へ移される。トレー(46)を組み込んだ、いくつかの他のバージョンでは、組織標本を収容するトレー(46)は、前述の通り、標本容器(300)内へ排出され得る。本明細書の教示に基づいて、組織標本ホルダー(40)から標本容器(300)へ組織標本を移す、他のモードは、当業者には明らかであろう。本実施例では、標本容器(300)は、捕捉した生検検体を後で分析するためにそれら検体を保持するのに使用されるホルマリンカップである。当然、標本容器(300)用の他のタイプの容器は、本明細書の教示に基づいて、当業者には明らかであろう。
組織標本が標本容器(300)内に堆積した状態で、キャップ(241)は、標本容器(300)の相補的なねじ山にねじ係合する。本実施例では、ラッチ(243)は、キャップ(241)を標本容器(300)にねじ係合させるのを妨げないように構成される。いくつかの他のバージョンでは、ラッチ(243)は、弾性であり、ねじ接続に加え、あるいはその代わりに、標本容器(300)の外表面(304)に対するクランプ部材として作用する。前記段落は、標本容器(300)にねじ係合する取り外し可能なキャップ(241)を有する例示的な組織標本ホルダー(40)を説明しているが、キャップ(241)を標本容器(300)に係合させる他の方法が、本明細書の教示に基づいて、当業者には明らかであろう。ほんの一例として、キャップ(241)および標本容器(300)は、キャップ(241)を外側カップ(42)に係合するのと同様の係合システムを使用して、互いに係合するように構成されてもよい。言い換えれば、標本容器(300)は、カップ(42)のリップ(44)および間隙(45)などと同様の、ラッチ(243)に係合するように構成された特徴部を有し得る。
IV.例示的な組織標本ホルダーの流体管理ポート
図17〜図18は、前述した組織標本ホルダー(40)などの組織標本ホルダーのための例示的なキャップ(541)を示す。本実施例のキャップ(541)は、組織標本ホルダーの外側カップ(不図示)と選択的に接続するように、動作可能に構成される。いくつかのバージョンでは、外側カップ(不図示)は、前述したような外側カップ(42)に類似している。いくつかのそのようなバージョンでは、キャップ(541)は、前述したラッチ(43)と同様のラッチを含み得る。しかしながら、本実施例では、キャップ(541)は、ラッチに係合せずに、外側カップとねじ接続する。
キャップ(541)は、キャップ(541)の遠位表面(504)におけるポート(502)と、シール(506)と、を含む。シール(506)は、ポート(502)と共に動作可能であり、(例えば、他の装置がポート(502)と別様に接続されていない場合に)概して組織標本ホルダーの外側カップ内部に流体を保持するように構成される。しかしながら、ポート(502)は、注射器(508)がポート(502)と接続可能で、外側カップ内部において流体を管理するように構成される。本実施例は、ポート(502)に接続可能なものとして注射器(508)を例示および説明しているが、ポート(502)に接続するのに適切な他の装置が、本明細書の教示に基づいて、当業者には明らかであろう。例えば、開示が参照により本明細書に組み込まれる「Biopsy Device with Auxiliary Vacuum Source」の名称で2010年2月22日に出願された米国特許出願第12/709,695号、またはその他の教示にしたがって、組織を組織標本ホルダー内に引き込むために、追加の真空を提供するように、補助的または追加的な真空がポート(502)に連結され得る。あるいは、外側カップが生検処置からの流体用の収集貯蔵部として作用するシステムでは、別の状況では外側カップを空にするにはキャップまたは外側カップを取り外す必要がある外側カップ内部に、ある量の流体が捕捉されたら、ユーザーは、代わりに、注射器(508)(例えば、20mL(20cc)の注射器など)をポート(502)に接続し、余分な流体を外側カップ内から引き出すことができる。いったんユーザーが所望の量の流体を引き出したら、注射器(508)は、ポート(502)から係合解除されてよく、シール(506)が、残りの流体、またはその後捕捉された流体を、外側カップ内部に保持する。シール(506)はまた、組織標本ホルダーのカップ内部で、真空を実質的に維持する。生検装置の針がまだ患者に(例えば、患者の乳房などに)挿入されているときでさえ、注射器(508)が生検処置中に1回または複数回、組織標本ホルダーから液体を除去するために使用され得ることを理解されたい。
本実施例では、シール(506)は、セルフシール膜を含む。図18に示すように、シール(506)は、キャップ(541)の内壁(510)に沿って位置付けられる。使用中、注射器(508)がポート(502)に取り付けられると、シール(506)は、穴をあけられて、流体を、外側カップと注射器(508)との間に通す。いったん注射器(508)がポート(502)から切り離されると、膜の性質で、穿刺部がシールされ、それにより、シール(506)の完全性が回復される。別の単に例示的な実施例として、シール(506)は、注射器(508)がポート(502)と連結されると開くように作動される弁の一部であってよい。ポート(502)は、注射器(508)をポート(502)に取り外し可能に固定するのを助ける、ルアーロック特徴部(luer lock feature)を含み得ることも理解されたい。組織標本ホルダーのキャップ(541)上に位置付けられるシールポート(502)のための、さらに他の適切な構造および構成は、本明細書の教示を鑑みれば、当業者には明らかであろう。ポート(502)は、液体がポート(502)から除去される際に組織標本または組織粒子がポート(502)をふさぐのを、実質的に妨げるように構成された、スクリーンおよび/または他のタイプの特徴部を含み得ることも理解されたい。
V.一体的なマーカー送達アクセスを備えた例示的な組織標本ホルダー
図19〜図22は、マーカー送達装置(1000)への一体的アクセスを組み込んだ、組織標本ホルダー(40)の例示的なキャップ(641)およびトレー(646)を示す。本実施例では、キャップ(641)は、キャップ(641)の近位表面(604)上にポート(602)を備えた本体(601)を含む。キャップ(641)は、シール(606)をさらに含み、シール(606)は、本実施例では、本体(601)内部に位置付けられる。いくつかのバージョンでは、シール(606)は、一体的ゼロ閉鎖シールを含む。ほんの一例として、シール(606)は、開示が参照により本明細書に組み込まれる、「Fully Automated Iris Seal for Hand Assisted Laparoscopic Surgical Procedures」の名称で2008年6月19日に公開された米国特許出願公開第2008/0146884号に開示されるシールと同様の、ねじれ隔膜(twisted diaphragm)を含み得る。別の単に例示的な実施例として、シール(606)は、開示が参照により本明細書に組み込まれる、「Handoscopy Interwoven Layered Seal Laparoscopic Disk」の名称で2008年6月19日に公開された米国特許出願公開第2008/0146882号に開示されるシールと同様の、重なり部材で構成される絞りシール(iris seal)を含み得る。さらに、シール(606)は、近位に方向付けられた、ダックビル型シールを含み得る。当然、他の適切なタイプのシールは、本明細書の教示を鑑みれば、当業者には明らかであろう(例えば、隔壁シールなど)。シール(606)は、取り外し可能なストッパー、フラップ、ラッチ、および/または他の特徴部を含み得ることも、理解されたい。ポート(602)は、マーカー送達装置(1000)の進入を容易に案内するために、本実施例ではじょうご形状または円錐台(frustoconical)を備えて構成される。さらに、本実施例では、本体(601)の近位表面(604)は、じょうご形状または円錐台形状を有し、これにより、マーカー送達装置(1000)をポート(602)まで案内するのを助ける。任意の他の適切な構成を使用することができる。
ポート(602)は、通路(608)につながっており、通路(608)は、トレー(646)により少なくとも部分的に画定され、トレー(646)の下側長さに沿って延びている。ヒンジ付き傾斜部(607)が、トレー(646)から下向きに付勢され、弓形セクション(616)の上部から、トレー(646)の標本表面(612)に向かって遠位方向かつ下向きに延びており、組織標本がカッター内腔(52)を通って近位に輸送されると、ヒンジ付き傾斜部(607)は、組織標本をトレー(646)内へとそらす。シール(606)は、ポート(602)と通路(608)とを分離し、シール(606)は、マーカー送達装置(1000)が通路(608)に入るようにマーカー送達装置(1000)により開けられるか、または貫通されなければならない。通路(608)は、最終的には、直接的または間接的に他の構造を通って、針(20)につながり、マーカー送達装置(1000)の配備チューブ(1002)の側方開口部(1004)が、針(20)の側方孔(23)と整列され得る。例えば、図19〜図22に示す実施例では、マーカー送達装置(1000)が挿入されると、マーカー送達装置(1000)は、傾斜部(607)を上方に動かして、マーカー送達装置(1000)が通路(608)の軸方向長さに沿ってカッター(50)の内腔(52)内へ、また針(20)のほうへ進み続ける。この構成では、マーカー(1100)が、前記に詳細に説明したように、生検部位で配備され得る。ほんの一例として、通路(608)は、カッター内腔(52)と整列し、またカッター内腔(52)につながることができ、マーカー送達装置(1000)の配備チューブ(1002)は、側方開口部(1004)が側方孔(23)と実質的に整列するまで、ポート(602)を通って、通路(608)に沿って(かつ傾斜部(607)の下側で)、さらにカッター内腔(52)を通って、遠位に送られ得る。いくつかの他のバージョンでは、以下で説明するように、弓形セクション(616)なしの標本表面(612)が、通路(608)より下に位置し、通路(608)は、標本表面(612)より上に位置し、依然としてカッター内腔(52)につながっている。
本実施例のトレー(646)は、キャップ(641)と接続し、直立側部(610)、標本表面(612)、および開口部(614)を含む。直立側部(610)は、開口部(614)を含み、これらの開口部(614)は、先の実施例で説明したように、トレー(646)から流体を排出するように動作可能に構成される。当然、いくつかのバージョンでは、開口部(614)は、完全に省略されてよい。標本表面(612)は、直立側部(610)間に延び、ヒンジ付き傾斜部(607)、および弓形セクション(616)を含み、これは、図20で最もよく分かるように、通路(608)、具体的には通路(608)の上方部分の一部を画定する。さらに他のバージョンでは、弓形セクション(616)は、省略される。例えば、キャップ(641)およびトレー(646)は、標本表面(612)より実質的に高いがカッター内腔(52)と同軸上に整列している垂直位置に、ポート(602)が位置するように構成されてよく、配備チューブ(1002)は、ポート(602)を通じてカッター内腔(52)までの、妨げのない経路(clear path)を有し、組織標本表面(612)上に集められた組織標本は、配備チューブ(1002)がポート(602)を通じてカッター内腔(52)まで通過するのを、実質的に妨げない。さらに他の適切な構成は、本明細書の教示を鑑みれば、当業者には明らかであろう。
使用中、切断された組織標本は、前述のように、トレー(646)に輸送される。サンプリング処置中またはプレサンプリング処置中の任意の時点で、マーカー(1100)は、前述したように、基準インジケーターとして、生検部位または他の部位に配備され得る。マーカー(1100)を置くため、マーカー送達装置(1000)の配備チューブ(1002)が、ポート(602)に挿入される。配備チューブ(1002)が遠位に進められると、配備チューブ(1002)は、シール(606)に接触する。配備チューブ(1002)がさらに遠位に進められると、配備チューブ(1002)は通路(608)に入る。通路(608)は、針(20)と接続し、配備チューブ(1002)を進め続けることで、配備チューブ(1002)が針(20)内部に置かれる。いったん配備チューブ(1002)の側方開口部(1004)が、針(20)の側方孔(23)と整列すると、マーカー(1100)は、前記に詳細に説明したように、所望の部位まで配備される。マーカー(1100)が置かれた後、配備チューブ(1002)は、針(20)から引っ張りだされ、生検標本の捕捉が開始されるか、または場合によっては継続される。よって、マーカー(1100)は、針(20)を患者から引っ張り出す必要なく、また、キャップ(641)または組織標本ホルダーの任意の他の構成要素を生検装置(10)から取り外す必要なく、配備されることができることを理解されたい。マーカー送達装置(1000)への一体的アクセスの1つのアプローチは前述したが、そのような一体的アクセスの他のアプローチおよび/または改変は、本明細書の教示に基づいて、当業者には明らかであろう。
前記段落では、生検装置の組織標本ホルダーのさまざまな例示的特徴部を説明してきた。例えば、とりわけ、特徴部の一部は、取り外し可能なトレー(46)、標本容器(300)にねじ係合するように構成された、ねじ山付きキャップ(241)、組織標本ホルダーから余分な流体を引き出すためのポート(502)、およびマーカー送達装置(1000)への一体的アクセスを含む。本明細書の教示に基づいて、本明細書に記載する特徴部は、組み合わせられるか、または交換されてよいことが、当業者には明らかであろう。例えば、取り外し可能なトレー(46)は、ねじ山付きキャップ(241)と共に使用されるように構成されてよく、いったんトレー(46)が標本容器(300)内に排出されると、残ったキャップ(241)は、前述した相補的ねじ山システムによって標本容器(300)に取り付けられ得る。同様に、トレー(46)を排出するように動作可能であるキャップ(41)はまた、マーカー送達装置(1000)へのアクセスを提供するポート(602)を含むこともできる。さらに他の組み合わせ、交換、および変形体が、本明細書の教示に基づいて、当業者には明らかであろう。
VI.追加の例示的な生検装置、例示的な再充電ドック、および例示的な組織標本ホルダー
1つの例示的な代替の生検装置(700)が図23に示され、この生検装置(700)は、針(710)、本体(720)、組織標本ホルダー(800)、およびカッター(730)を含む。代替の生検装置(700)は、先に説明した生検装置(10)に実質的にしたがって、構成され得る。具体的には、針(710)は、本体(720)の遠位部分から遠位に延び、組織標本ホルダー(800)は、本体(720)の近位部分から近位に延びる。ユーザーは、本体(720)をつかみ、針(710)を患者の乳房に挿入し、患者の乳房内部から1つまたは複数の組織標本を採取することができ、これらをすべて片手だけで行う。いくつかの環境では、ユーザーは、針(710)を患者の乳房に1回挿入しただけで、複数の組織標本を捕捉することができる。そのような組織標本は、組織標本ホルダー(800)の中に空気圧で堆積され、その後、分析のため組織標本ホルダー(800)から回収されることができる。本明細書に記載する実施例はしばしば、患者の乳房から生検標本を入手することに言及するが、生検装置(700)は、さまざまな他の目的のためにさまざまな他の処置において、患者の前立腺を含むがこれに限定されない、患者の解剖学的構造のさまざまな他の部分で、使用されることができることを理解されたい。本実施例では、本体(720)は、プローブ(722)、およびホルスター(724)を含む。プローブ(722)およびホルスター(724)は、分離可能な構成要素である。針(710)および組織標本ホルダー(800)は、プローブ(722)に連結可能であり、ホルスター(724)は、図2に示すものなど、他の内部構成要素を収容する。
生検装置(700)内または上に含まれ得る単に例示的な構成要素(図2に示すもの以外)が、図24に概略的に図示されている。図示される実施例では、生検装置(700)は、制御モジュール(750)を含む。本実施例の制御モジュール(750)は、さまざまな態様の生検装置(700)を制御するように構成されたマイクロコントローラを含む。1つの構成では、制御モジュール(750)は、エラーデータおよび/または使用データを、後の分析のために保存するように構成され得る。例えば、1つまたは複数の標本ボタン(760)が、制御モジュール(750)に連結され、カッター(730)を作動させて、(例えば、図3〜図6に描かれるカッター(50)の動きによって)組織標本を切断する。このようなボタン(760)は、ホルスター(724)上、かつ/またはプローブ(722)上に含まれ得る。孔トグルボタン(aperture toggle button)(762)も、制御モジュール(750)に連結され、カッター(730)を、側方孔が開く位置と、側方孔が閉じる位置との間で切り替える。標本ボタンLED(764)が、制御モジュール(750)に連結され、組織のサンプリングが行われているかどうかを示すように構成され得る。プローブ解放ボタン(766)も、制御モジュール(750)に連結されて、プローブ(722)の解放を電気的に引き起こすことができるが、プローブ解放ボタン(766)が代わりに、制御モジュール(750)に連結されない機械的解放部(mechanical release)であってもよいことを、理解されたい。さらに、1つまたは複数のLED(768)も制御モジュール(750)に連結され、ホルスター(724)の電源が電力を得ていない(out of power)かどうか、および/または何らかの他の状況を示すように構成され得る。スピーカー(770)も含まれ、スピーカー(770)は、制御モジュール(750)に連結されて、聴覚的指示をユーザーに与える。このような聴覚的指示は、標本採取の成功、エラー、低電力、電力がないこと、生検装置が準備できたこと、および/または任意の他の聴覚的指示を信号で知らせることができる。当然、これらの前記構成要素のいずれか、またはすべてが、変更されるか、置換されるか、補足されるか、または生検装置(700)から省略されることができる。いくつかのさまざまな構成要素を説明してきたが、さらに他の構成要素が、本明細書の教示を鑑みれば、当業者には明らかであろう。
A.例示的な再充電ドック
前記のように、ホルスター(724)はプローブ(722)から分離可能である。場合によっては、例えばホルスター(724)が、電源(60)(例えば、1つまたは複数のリチウムイオンバッテリーなど)などの一体化電源を含む場合、その電源は、使用と使用との間、または、一連の生検装置(700)の使用の間に、再充電される必要があり得る。このような場合、図25に示す再充電ドック(1200)を含むのが好ましい場合がある。再充電ドック(1200)は、基部(1210)、ホルスタースタンド(1220)、および1つまたは複数の電気コネクタ(1230)を含む。再充電ドック(1200)は、壁コンセントに差し込まれ得る電源コード(不図示)をさらに含んでよく、または、いくつかのバージョンでは、再充電ドック(1200)は、基部(1210)内部のバッテリーを含むことができる。再充電ドック(1200)は、1つまたは複数の通信ポート(不図示)、例えば、USBポート、シリアルポート、IEEE(またはファイヤーワイヤー)ポート、イーサネットポート、電話用ジャック、ブルートゥース送信機、Wi‐Fi装置、WLAN接続、3Gもしくは4G接続、および/または任意の他の適切な通信装置もしくはポート、もさらに含むことができる。ホルスタースタンド(1220)に挿入されると、ホルスター(724)は、ホルスタースタンド(1220)に対して傾き、後壁(1222)および側壁(1224)により所定の場所に保持され、ホルスタースタンド(1220)は、ホルスター(724)に構造的支持をもたらす。本実施例では、電気コネクタ(1230)は、ホルスター(724)がホルスタースタンド(1220)内部にある場合、ホルスター(724)上の相補的コネクタ(不図示)に連結される。電力および/またはデータは、ホルスター(724)と再充電ドック(1200)との間で送信され得る。本実施例では、再充電ドック(1200)は、その後の処置のため、ホルスター(724)内部にある電源(60)などの電源を再充電する。いくつかのバージョンでは、再充電ドック(1200)は、ホルスター(724)内部の制御モジュール(750)とも通信することができる。このような通信により、エラーデータおよび/または使用データを、分析のため、遠隔装置(例えばユーザーのコンピューター、または製造業者のサーバー)に送信することができるか、または、そのような通信を使用して、制御モジュール(750)を再プログラミングし、改変し、リセットし、かつ/または更新することができる。再充電ドック(1200)のさらに他の構成および操作性は、本明細書の教示を鑑みれば、当業者には明らかであろう。
B.例示的な代替の組織標本ホルダー
図26〜図28に示すように、本実施例の組織標本ホルダー(800)は、カップ(810)、トレー(830)、およびキャップ(850)を含む。本実施例では、カッターシール(802)が、カッター(730)の近位端部を、カップ(810)の遠位突出部(811)に連結し、それにより、カッター(730)とカップ(810)との間に実質的に流体シールを形成する。カップ(810)は、ホルスター(724)の真空源(70)などの真空と流体連通する、真空ポート(812)を含む。1つまたは複数の真空通路(813)が、真空ポート(812)をカップ(810)の内部(816)に流体連結する。本実施例の内部(816)は、トレー(830)を解放可能に受容するように構成された、カップ(810)の実質的に開放された領域を含む。凹部(814)がカップ(810)の遠位端部に形成され、以下に記載するように、トレー(830)の遠位突起(832)を受容するように構成される。凹部(814)は、カッター(730)の長さ方向軸と実質的に同軸である。フランジ(818)が、カップ(810)の近位端部の周りに配されており、近位カバー(822)に連結されるように構成される。具体的には、環状凹部(820)が、フランジ(818)の近位面内部に形成され、近位カバー(822)の環状突起(824)に連結されるように構成される。ほんの一例として、環状突起(824)および環状凹部(820)は、締まり嵌めを形成する。あるいは、ねじ、ボルト、クリップ、スナップ、溶接、接着剤、または他の連結アイテムを使用して、近位カバー(822)をフランジ(818)に連結することができる。近位カバー(822)は、中空円筒形突出部(823)をさらに含み、以下で説明するように、キャップ(850)のリップ(852)が、中空円筒形突出部(823)に連結することができる。
図28で最もよく分かるように、一対の出っ張り部材(826)が、近位カバー(822)からカップ(810)の内部(816)の中まで遠位に延びる。本実施例の出っ張り部材(816)は、端部クリップ(828)をさらに含み、端部クリップは、カップ(810)内部の特徴部(不図示)に連結され、近位カバー(822)をカップ(810)に連結するように構成される。当然、出っ張り部材(816)および/または近位カバー(822)は、省略されるか、または、カップ(810)と一体的に形成されることができる。1つの単に例示的な場合では、近位カバー(822)は、流体がカップ(810)内部にたまると、除去され得る。近位カバー(822)が(環状突起(824)を環状凹部(820)から分離するか、またはその他によって)除去されると、カップ(810)の内部は、放出され、廃棄され、かつ/または空にされてよい。次に、近位カバー(822)は、カップ(810)に再び取り付けられてよく、組織標本の収集を続けることができる。あるいは、近位カバー(822)は、以下で論じるように、組織標本が生検装置(700)から除去されると、トレー(830)およびキャップ(850)と共に取り外され得る。
本実施例のトレー(830)は、遠位突起(832)、標本表面(834)、近位壁(842)、および近位壁(842)の近位表面から近位に延びる柱(844)を含む。図27に最もよく示されているように、遠位突起(832)は、カップ(810)の凹部(814)に挿入可能であり、カッター(730)を受容する。標本表面(834)は、遠位突起(832)から近位に延び、本実施例では、複数の孔(836)が貫通して形成された弓形部材により、提示される。標本表面(834)は、標本表面(834)の側部から垂直に延びる側壁をさらに含み得る。標本表面(834)は、標本表面(834)の上部において組織標本を受容するように構成され、孔(836)は、流体をカップ(810)の中に落とす。当然、孔(836)は単なるオプションであり、省略されてよい。1つまたは複数の真空孔(838)が、トレー(830)の遠位壁上に設けられ、真空ポート(812)からの真空が、真空通路(813)を通って、真空孔(838)を通って、内部(816)の中へと提供され得る。前述した実施例で注目したように、真空を加えることで、組織標本がカッター内腔を通って組織標本ホルダー(800)内部へと引っ張られる。
前述のように、トレー(830)は、近位壁(842)をさらに含み、柱(844)が近位壁(842)から近位に延びる。本実施例の柱(844)は、以下で論じるように、キャップ(850)の内側領域(856)によってつかまれるように構成された、矩形部材である。しかし、柱(844)は、円筒形突起、ピラミッド型突起、五角柱、および/または他の構成を含む、他の外形を含み得ることも理解されたい。本実施例の柱(844)は、柱(844)の近位端部にフレア部分(846)をさらに含む。トレー(830)はまた、図28に最もよく示される、一対の肩部(840)を含む。肩部(840)は、近位カバー(822)の出っ張り部材(826)の頂上に位置するように構成され、トレー(830)は、近位カバー(822)により、少なくとも一部が、支持される。肩部(840)、出っ張り部材(826)、端部クリップ(828)、および端部クリップ(828)がカップ(810)内で連結される特徴部は、トレー(830)および/または近位カバー(822)をカップ(810)に挿入する際に、遠位突起(832)をカッター(730)の近位端部と整列させるのを助けることができる。
キャップ(850)は、近位カバー(822)に連結され、遠位に延びるリップ(852)、ハンドル(854)、および内側領域(856)を含み、内側領域(856)は、ハンドル(854)の遠位端部内部に形成され、内側領域(856)内に柱(844)のフレア部分(846)が挿入される。本実施例のキャップ(850)は、ゴムまたは半剛性プラスチックなど、可撓性材料で形成される。リップ(852)は、近位カバー(822)の中空円筒形突出部(823)に連結可能であり、キャップ(850)を近位カバー(822)に流体シールするように構成される。単に例示的な1つの構成では、リップ(852)は、近位カバー(822)に摩擦で嵌められる。ハンドル(854)は、ユーザーに握られるように構成され、ハンドル(854)の内側領域(856)が、フレア部分(846)に対して圧縮されて、柱(844)を握ることができる。
いったんユーザーが所望の組織標本を収集すると、ユーザーは、ハンドル(854)を握り、柱(844)のフレア部分(846)の周りで内側領域(856)を圧縮する。次に、ユーザーは、ハンドル(854)を近位に引っ張り、トレー(830)をカップ(810)内部から取り外す。キャップ(850)およびトレー(830)により、ユーザーは、その後、標本容器(300)などの標本容器上でトレー(830)を操縦し、必ずしもキャップ(850)を落とすことなく、ハンドル(854)に対する締め付け圧力(squeezing pressure)を解放することができる。圧力が解放されると、内側領域(856)は、弾性的に拡張して、フレア部分(846)を内側領域(856)からスライドさせる。ユーザーは、ハンドル(854)への握りを維持して、キャップ(850)をしっかり捕まえ、トレー(830)はその後、標本容器内へと落ちる。次に、ユーザーは、生検装置(700)と共に使用されるようカップ(810)に挿入されるべき別のトレー(830)のフレア部分(846)を握ることができる。1つの単に例示的な代替案では、近位カバー(822)は、カップ(810)から切り離し可能であってよく、トレー(830)、近位カバー(822)、およびキャップ(850)は、共に取り外される。トレー(830)およびキャップ(850)と共に近位カバー(822)が取り外されることにより、トレー(830)は、トレー(830)が輸送される際に出っ張り部材(826)上に置かれることができる。
カップ(810)、トレー(830)、およびキャップ(850)のさらに他の構成は、本明細書の教示を鑑みれば、当業者には明らかであろう。
C.例示的なプラグアダプタ
いったんキャップ(850)およびトレー(830)がカップ(810)から取り外されると、ユーザーが、他の医薬品目をマークし、かつ/または患者の組織内部に形成された生検キャビティに送達することが好ましい場合がある。したがって、プラグアダプタは、カップ(810)内部でカッター(730)に連結されるのに有用となり得る。図29〜図30に示すように、例示的なプラグアダプタ(870)が、前述したカップ(810)と共に使用されてよい。プラグアダプタ(870)は、本体(872)、本体(872)を貫通して長さ方向に形成されたプラグ内腔(874)、およびプラグ内腔(874)内部に配されたシール(876)を含む。じょうご(878、880)が、プラグ内腔(874)の近位端部(じょうご(880))、およびプラグ内腔(874)の遠位端部(じょうご(878))の双方に形成される。じょうご(878)は、プラグアダプタ(870)をカップ(810)に挿入する間、図29に示すように、カッター(730)をプラグアダプタ(870)に挿入するのを助けるように構成される。じょうご(880)は、マーカー配備装置(1000)などのマーカー配備装置を、プラグアダプタ(870)の近位端部に挿入するのを助けるように構成される。プラグアダプタ(870)は、環状肩部(882)をさらに含み、環状肩部(882)は、プラグアダプタ(870)が中空円筒形突出部(823)に挿入されると、中空円筒形突出部(823)の近位端部に当接する。この構成では、プラグアダプタ(870)は、カッター(730)の近位端部と近位カバー(822)の外部との間に管状通路を提供し、マーカー配備装置を、より容易にカッター(730)に挿入することができる。シール(876)は、カッター(730)に流体連結し、カッター(730)をプラグアダプタ(870)にシールし、プラグ内腔(874)内部のいかなる流体も、カップ(810)に入らない。当然、プラグアダプタ(870)は、省略されてよく、マーカー配備装置は、カップ(810)内部でカッター(730)の近位端部まで案内されることができる。
いくつかのバージョンでは、医薬流体(例えば、鎮痛薬、凝固剤など)が、プラグアダプタ(870)に挿入可能である遠位チューブ(不図示)を有する注射器(不図示)内部に収容され得る。プラグ内腔(874)および/またはじょうご(880)は、遠位チューブがプラグ内腔(874)および/またはじょうご(880)に挿入された際に、プラグ内腔(874)および/またはじょうご(880)と、注射器の遠位チューブとの間にシールが形成されるように、サイズ決めされてよい。シール(876)がカッター(730)に流体連結された状態で、ユーザーは、流体をカップ(810)に入れることなく、注射器内部に収容された流体をプラグ内腔(874)内に注入することができる。代わりに、カッター(730)が近位に後退した位置にある状態で、流体は、カッター(730)を通り、側方孔(23)を通って出て、生検部位まで移動する。当然、シール(876)および/またはカッター(730)の他の構成は、本明細書の教示を鑑みれば、当業者には明らかであろう。
1つの単に例示的な代替の構成では、じょうご(880)は、ルアーロックまたは貫通可能な膜として構成されてよく、医薬流体を備えた注射器または針は、プラグアダプタ(870)を通ってカッター(730)まで、そして最終的には、生検キャビティ内部まで、送達され得る。内腔(874)はまた、流体が内腔(874)を通って近位に連絡されるのを防ぐと共に、マーカー塗布カニューレまたは他のタイプの装置を、内腔(874)に直接通すことができるように構成された、1つまたは複数の特徴部も含むことができる。これにより、体液がカッター(730)を通って近位に、ゆえに内腔(874)を通って近位に漏れる可能性が低減され得る。プラグアダプタ(870)のさらに他の構成および使用は、本明細書の教示を考慮すれば、当業者には明らかであろう。
D.別の例示的な組織標本ホルダー
図31〜図32は、カップ(910)、トレー(940)、およびキャップ(960)を有する、さらに別の例示的な組織標本ホルダー(900)を描いている。本実施例では、カッターシール(802)は、カッター(730)の近位端部をカップ(910)の遠位突出部(911)に連結し、それによって、カッター(730)とカップ(910)との間に実質的に流体シールを形成する。カップ(910)は、真空源(70)などの真空と流体連通している真空ポート(912)を含む。1つまたは複数の真空通路(913)は、真空ポート(912)をカップ(910)の内部(916)に流体連結する。本実施例の内部(916)は、トレー(940)を解放可能に受容するように構成された、カップ(910)の実質的に開放された領域を含む。凹部(914)が、カップ(910)の遠位端部に形成され、以下で説明するように、トレー(940)の遠位突起(942)を受容するように構成されている。凹部(914)は、カッター(730)の長さ方向軸に実質的に同軸である。フランジ(918)が、カップ(910)の近位端部の周りに配され、近位カバー(922)に連結するように構成される。具体的には、環状凹部(920)が、フランジ(918)の近位面内部に形成され、近位カバー(922)の環状突起(924)に連結されるように構成される。ほんの一例として、環状突起(924)および環状凹部(920)は、締まり嵌めを形成する。あるいは、ねじ、ボルト、クリップ、スナップ、溶接、接着剤、または他の連結アイテムを使用して、近位カバー(922)をフランジ(918)に連結することができる。近位カバー(922)は、中空円筒形突出部(923)をさらに含み、これは、中空円筒形突出部(923)の内表面上に形成されたロック経路(938)を有する。ロック経路(938)は、中空円筒形突出部(923)の内表面内部に形成された螺旋状の凹部またはチャネルであり、以下で説明するように、差し込みピン取り付けスロットに類似のロック隆起部(locking nubs)(974)を保持するように構成される。外側環状凹部(934)も中空円筒形突出部(923)に形成され、Oリング(936)が、外側環状凹部(934)に挿入されて、中空円筒形突出部(923)をロックアダプタ(970)の肩部分(976)に対してシールする。これは、以下で説明する。
図32で最もよく分かるように、一対の出っ張り部材(926)が、近位カバー(922)から遠位に、カップ(910)の内部(916)内へと延びる。本実施例の出っ張り部材(926)は、端部クリップ(928)をさらに含み、端部クリップ(928)は、カップ(910)内部の特徴部(不図示)に連結され、近位カバー(922)をカップ(910)に連結するように構成される。当然、出っ張り部材(926)および/または近位カバー(922)は、省略されるか、または、カップ(910)と一体的に形成されることができる。1つの単に例示的な実施例では、近位カバー(922)は、流体がカップ(910)内部にたまると、取り外され得る。近位カバー(922)が(環状突起(924)を環状凹部(920)から切り離すこと、またはその他によって)取り外されると、カップ(910)の内部は、放出され、廃棄され、かつ/または空にされることができる。次に、近位カバー(922)は、カップ(910)に再び取り付けられてよく、組織標本の収集を続けることができる。あるいは、近位カバー(922)は、以下で論じるように、組織標本が生検装置(700)から除去されると、トレー(940)およびキャップ(960)と共に取り外され得る。
本実施例のトレー(940)は、遠位突起(942)、標本表面(944)、近位壁(952)、および近位壁(952)の近位表面から近位に延びる解放部材(954)を含む。図31に最もよく示されるように、遠位突起(942)は、カップ(910)の凹部(914)に挿入可能であり、カッター(730)を受容する。標本表面(944)は、遠位突起(942)から近位に延び、本実施例では、複数の孔(946)が貫通して形成された弓形部材により提示される。標本表面(944)は、標本表面(944)の側部から垂直に延びる側壁をさらに含むことができる。標本表面(944)は、標本表面(944)の上部に組織標本を受容するように構成され、孔(946)により、流体がカップ(910)の中に落ちる。当然、孔(946)は、単なるオプションであってよく、また、省略されてもよい。1つまたは複数の真空孔(948)が、トレー(940)の遠位壁に設けられて、真空ポート(912)からの真空が、真空通路(913)を通って、真空孔(948)を通って内部(916)の中へ提供され得る。前述の実施例で述べたように、真空の印加により、組織標本がカッター内腔を通って組織標本ホルダー(900)の中まで引っ張られる。トレー(940)は、近位壁(952)をさらに含み、近位壁から近位に解放部材(954)が延びている。本実施例の解放部材(954)は、以下で論じるように、キャップ(960)の押し解放部材(990)の内側領域(996)に挿入可能である、十字型の柱(cross-shaped post)(956)を含む。柱(956)は、円筒形突起、ピラミッド型突起、五角柱、および/または他の構成を含むがこれらに限定されない、他の外形を含み得ることを、理解されたい。解放部材(954)は、図32に示す、一対の弾性ラッチ(958)をさらに含み、これらの弾性ラッチは、以下でさらに詳細に説明するように、ロックアダプタ(970)の内部の周方向の出っ張り(979)に選択的に連結されるように構成される。本実施例の弾性ラッチ(958)は、十字部材(959)に連結され、十字部材は、柱(956)がユーザーにより遠位に押されると、遠位に曲がるように構成される。したがって、弾性ラッチ(958)は、十字部材(959)が遠位に曲がると、内側に屈曲し、周方向の出っ張り(979)から切り離される。トレー(940)はまた、図32に最もよく示される、一対の肩部(950)も含む。肩部(950)は、近位カバー(922)の出っ張り部材(926)の頂上に置かれるように構成され、トレー(940)は、近位カバー(922)によって少なくとも部分的に支持される。肩部(950)、出っ張り部材(926)、端部クリップ(928)、および端部クリップ(928)がカップ(910)内で連結する特徴部は、トレー(940)および/または近位カバー(922)をカップ(910)に挿入する際に、遠位突起(942)をカッター(730)の近位端部と整列させるのを助けることができる。
本実施例のキャップ(960)は、ロックアダプタ(970)と、押し解放部材(990)とを含む、2部品組立体を含む。図32に最もよく示されるように、ロックアダプタ(970)は、1つまたは複数のロック隆起部(974)を有する円筒形突起(972)、肩部分(976)、ロックアダプタ(970)の内部に形成された周方向の出っ張り(979)、一対のつまみ(980)、および一対のタブ凹部(982)を含む。円筒形突起(972)およびロック隆起部(974)は、近位カバー(922)に形成されるロック経路またはチャネルの空隙に挿入可能である。隆起部(974)が十分な距離挿入されると、ユーザーは、ロックアダプタ(970)を回転させ、隆起部(974)は、ロックアダプタ(970)の肩部分(976)が近位カバー(922)に当接するまで、ロック経路を螺旋状にたどる。差し込みピン取り付け台(bayonet mount)に類似の、1つまたは複数の戻り止めが、ロック経路内部に設けられて、隆起部(974)をこの位置で固定することができる。肩部分(976)は、円筒形突起(972)から近位に、その後、半径方向外側に延びて、L字型の外巻き部分を形成する。隆起部(974)が対応するロック経路の端部にあるときに、肩部分(976)の底部がOリング(936)を圧縮することにより、ロックアダプタ(970)を近位カバー(922)に流体シールする。肩部分(976)は、インジケーター(978)をさらに含んで、ロックアダプタ(970)を近位カバー(922)に対して切り離し/連結するのに必要なロック解除/ロック回転を示すことができる。周方向の出っ張り(979)は、L字型外巻き部分の内部に配され、弾性ラッチ(958)が周方向の出っ張り(979)に係合した際にトレー(940)を選択的に固定するように構成される。フレア状つまみ(980)が、肩部分(976)の近位端部から延び、ユーザーの1本または複数本の指で握られるように構成される。本実施例では、2つの凹部(982)がつまみ(980)内部に形成され、押し解放部材(990)のタブ(992)を受容するように構成され、これについては以下で説明する。
押し解放部材(990)は、一対のタブ(992)、内側領域(996)、および内側領域(996)の反対側にある可撓性ボタン(994)を有する、可撓性部材を含む。押し解放部材(990)は、タブ(992)を凹部(982)に挿入した状態で、ロックアダプタ(970)に挿入可能である。タブ(992)を凹部(982)に固定するために、接着剤を提供することができる。内側領域(996)は、その中に、柱(956)を受容し、摩擦により保持するように構成される。可撓性ボタン(994)が内側領域(996)に対して押し下げられると、柱(956)は、押し解放部材(990)に対して遠位に作動される。先に注目したように、柱(956)が遠位に作動されると、十字部材(959)は遠位に屈曲し、それにより、弾性ラッチ(958)が柱(956)に向かって内側に曲がる。したがって、トレー(940)の弾性ラッチ(958)は、ロックアダプタ(970)から分離し、柱は、内側領域(996)から放出される。よって、トレー(940)は、キャップ(960)から切り離し可能である。
いったんユーザーが所望の組織標本を収集したら、ユーザーは、ロックアダプタ(970)のつまみ(980)を握り、隆起部(974)が近位カバー(922)の長さ方向の隙間と整列するまでロックアダプタ(970)を回転させる。隆起部(974)および隙間が整列したら、ユーザーは次に、キャップ(960)を近位に引っ張って、トレー(940)をカップ(910)内部から取り外す。キャップ(960)およびトレー(940)を用いて、ユーザーは次に、標本容器(300)などの標本容器より上でトレー(940)を操縦し、可撓性ボタン(994)を遠位に押して、弾性ラッチ(958)を係合解除し、かつ、柱(956)を内側領域(996)内部から取り除くことができる。柱(956)は、次に、スライドして内側領域(996)から出て、トレー(940)はその後、標本容器内へ落ちる。ユーザーは、生検装置(700)と共に使用されるカップ(910)に挿入されるべき別のトレー(940)の柱(956)を整列させ挿入するために、つまみ(980)を握り続けることができる。
カップ(910)、トレー(940)、およびキャップ(960)のさらに他の構成は、本明細書の教示を鑑みれば、当業者には明らかであろう。
参照により本明細書に組み込まれると言われた任意の特許、公報、または他の開示資料は全体として、または部分的に、組み込まれる資料が本開示に記載される既存の定義、陳述、または他の開示資料と矛盾しない範囲でのみ、本明細書に組み込まれることが理解されるべきである。したがって、必要な範囲で、本明細書に明白に記載される開示は、参照により本明細書に組み込まれるあらゆる矛盾する資料に優先する。参照により本明細書に組み込まれると言われたが、本明細書に記載される既存の定義、陳述、または他の開示資料と矛盾する、あらゆる資料またはその一部は、組み込まれる資料と既存の開示資料との間に矛盾が生じない範囲で、組み込まれるに過ぎない。
本発明の実施形態は、従来の内視鏡および切開手術器具(endoscopic and open surgical instrumentation)における適用、ならびにロボット支援手術における適用を有している。
本明細書に開示した装置の実施形態は、1回使用した後で廃棄されるように設計されてよく、あるいは、複数回使用されるように設計されてもよい。いずれかの場合において、またはいずれの場合も、実施形態は、少なくとも1回使用した後で再利用のため再調整されることができる。再調整は、装置の分解ステップ、その後の、特定の部品の洗浄または置換ステップ、およびその後の再組立ステップの、任意の組み合わせを含むことができる。具体的には、装置の実施形態は、分解されてよく、装置の、任意の数の特定の部品または部分が、任意の組み合わせで、選択的に置換または除去されることができる。特定の部分が洗浄および/または置換されると、装置の実施形態は、再調整施設で、または、外科処置の直前に外科チームによって、その後使用されるように再組立され得る。当業者は、装置の再調整が、分解、洗浄/置換、および再組立のためのさまざまな技術を利用できることを認識するであろう。このような技術の利用、および結果として得られる再調整済み装置はすべて、本出願の範囲内である。
ほんの一例として、本明細書に記載する実施形態は、手術前に処理されることができる。まず、新しい器具または使用済みの器具を入手し、必要であれば洗浄することができる。この器具は、次に滅菌され得る。1つの滅菌技術では、器具が、プラスチックまたはTYVEKバッグなど、閉じられ密閉された容器の中に置かれる。容器および器具は、その後、γ放射線、x線、または高エネルギー電子などの、容器を貫通できる放射線場の中に置かれ得る。放射線が、器具上および容器内の細菌を死滅させ得る。滅菌された器具は、その後、滅菌容器内に保管され得る。密閉された容器は、医療施設で開封されるまで、器具を滅菌状態に保つことができる。βもしくはγ放射線、エチレンオキシド、または蒸気を含むがこれらに限定されない、当技術分野で既知の任意の他の技術を使用して、装置を滅菌することもできる。
本発明のさまざまな実施形態を図示および説明してきたが、本明細書に記載した方法およびシステムのさらなる改作は、本発明の範囲から逸脱せずに、当業者による適切な改変によって達成され得る。そのような潜在的な改変のうちいくつかには言及しており、他のものは、当業者には明らかであろう。例えば、前述の実施例、実施形態、幾何学的特徴、材料、寸法、比率、ステップなどは、例示的なものであり、必須ではない。したがって、本発明の範囲は、請求項の観点で考慮されるべきであり、本明細書および図面で図示および説明した構造および動作の詳細に限定されないと理解される。
〔実施の態様〕
(1) 生検処置で使用される装置において、
a.本体部分と、
b.前記本体部分から遠位に延びる針であって、
i.内腔を画定する外側カニューレ、
ii.先端部、および、
iii.組織を受容するように構成された側方孔であって、前記先端部の近位にある、側方孔、
を含む、針と、
c.前記側方孔内部に受容された組織から組織検体を切断するために、前記針に対して並進するように動作可能に構成されたカッターと、
d.前記カッターにより切断された組織検体を受容するように構成された組織標本ホルダーであって、
i.内側空間を画定する外側カップ、
ii.前記外側カップと選択的に連結されるキャップ、および、
iii.切断された前記組織検体を保持するように構成されたトレーであって、前記キャップと選択的に連結される、トレー、
を含む、組織標本ホルダーと、
を備える、装置。
(2) 実施態様1に記載の装置において、
前記トレーは、近位端部を含み、
前記キャップは、受容部材を含み、
前記トレーの前記近位端部および前記受容部材の構成は、前記トレーの前記近位端部と前記受容部材との間に締まり嵌めをもたらすように、互いに相補的である、装置。
(3) 実施態様1に記載の装置において、
前記キャップは、ハンドル、および前記ハンドル内へ近位に延びる内側凹部を含み、
前記トレーは、柱を含み、
前記柱は、前記キャップの前記内側凹部に挿入可能である、装置。
(4) 実施態様3に記載の装置において、
前記内側凹部の断面積は、前記柱の断面積より大きい、装置。
(5) 実施態様4に記載の装置において、
前記ハンドルは、変形可能な材料を含む、装置。
(6) 実施態様1に記載の装置において、
前記キャップは、押し解放ボタンを含み、
前記トレーは、柱を含み、
前記柱は、前記押し解放ボタンからの1つまたは複数の遠位延長部により画定される内側領域に挿入可能である、装置。
(7) 実施態様6に記載の装置において、
前記押し解放ボタンは、可撓性ボタンを含み、
前記柱は、前記可撓性ボタンを押し下げることによって、前記押し解放ボタンから選択的に解放可能である、装置。
(8) 実施態様6に記載の装置において、
前記押し解放ボタンに連結され、前記外側カップに選択的に連結可能である、ロックアダプタをさらに含む、装置。
(9) 実施態様1に記載の装置において、
前記トレーは、標本表面、近位端部、および一対の側部を含み、
前記標本表面は、前記一対の側部間で前記近位端部から遠位に延び、
前記標本表面は、前記トレーから流体を排出するように構成された、複数の開口部を含む、装置。
(10) 実施態様9に記載の装置において、
前記トレーは、透明なプラスチック材料を含む、装置。
(11) 実施態様1に記載の装置において、
前記キャップは、1つまたは複数のラッチによって前記外側カップと選択的に連結され、
前記キャップは、ねじ山付き部分を含み、前記ねじ山付き部分は、別個の標本容器の相補的なねじ山付き部分に係合するように構成される、装置。
(12) 実施態様1に記載の装置において、
前記キャップは、前記キャップを通じた選択的な流体連通をもたらすポートを含む、装置。
(13) 生検処置で使用される装置において、
a.本体部分と、
b.前記本体部分から遠位に延びる針であって、
i.内腔を画定する外側カニューレ、
ii.先端部、および、
iii.組織を受容するように構成された側方孔であって、前記先端部の近位にある、側方孔、
を含む、針と、
c.前記側方孔内部に受容された組織から組織検体を切断するために前記針に対して並進するように動作可能に構成された、カッターと、
d.前記カッターにより切断された組織検体を受容するように構成された組織標本ホルダーであって、
i.内側空間を画定する外側カップ、
ii.前記カップの前記内側空間に取り外し可能に受容される組織トレー、および、
iii.前記外側カップに対して取り外し可能に固定される変形可能なキャップであって、前記組織トレーに選択的に係合するように動作可能である、キャップ、
を含む、組織標本ホルダーと、
を備える、装置。
(14) 実施態様13に記載の装置において、
前記キャップは、前記組織トレーに選択的に係合するように変形可能である、装置。
(15) 実施態様13に記載の装置において、
前記キャップは、前記外側カップに選択的に係合するように変形可能である、装置。
(16) 実施態様13に記載の装置において、
前記組織トレーおよびキャップは、組立体として、前記外側カップから共に取り外し可能である、装置。
(17) 生検装置を操作する方法であって、前記生検装置は、カニューレ、カッター、および組織標本ホルダーを含み、前記カニューレは、横向きの組織受容孔を含み、前記カッターは、前記横向きの組織受容孔を通して受容された組織から標本を切断するように構成され、前記組織標本ホルダーは、前記カッターにより切断された1つまたは複数の組織標本を受容するように構成され、前記組織標本ホルダーは、チャンバ、前記チャンバ内に配されるトレー、および前記トレーと解放可能に係合可能なキャップを含む、方法において、
(a)少なくとも1つの組織標本を切断するために前記カッターを作動させることと、
(b)前記少なくとも1つの組織標本を、前記組織標本ホルダーの前記トレーに送ることと、
(c)前記キャップ、前記トレー、前記少なくとも1つの組織標本を共に前記チャンバから取り外すことと、
(d)前記トレーを前記キャップから解放することと、
を含む、方法。
(18) 実施態様17に記載の方法において、
前記キャップは、内側凹部を画定するハンドルを含み、
前記トレーは、前記内側凹部内に配された突出部を含み、
前記キャップ、前記トレー、および前記少なくとも1つの組織標本を取り外す行為は、前記内側凹部を変形させるために前記ハンドルをはさみ、それにより、前記突出部をつかむことを含み、
前記トレーを前記キャップから解放する行為は、前記内側凹部の変形を戻す(un-deform)ために前記ハンドルに対する圧力を軽減し、それにより前記突出部を解放することを含む、方法。
(19) 実施態様17に記載の方法において、
前記トレーを前記キャップから解放する行為は、片手で行われ、もう一方の手で前記トレーをつかむことはしない、方法。
(20) 実施態様17に記載の方法において、
(a)前記キャップ、前記トレー、および前記少なくとも1つの組織標本が前記チャンバから取り外された後で、前記チャンバにプラグを挿入することであって、前記プラグは、前記カッターと整列した内腔を画定する、ことと、
(b)前記プラグの前記内腔を通して、前記カッターに器具を挿入することと、
をさらに含む、方法。
例示的な生検装置の斜視図を示す。 図1の装置の一部であるか、またはそれと共に使用される構成要素の概略的ブロック図を示す。 図1の生検装置の針の一部の第1連続図(first series view)を示し、針が断面図で示され、カッターが初期の遠位位置にある。 図1の生検装置の針の一部の第2連続図を示し、針が断面図で示され、カッターは、後退中の中間位置にある。 図1の生検装置の針の一部の第3連続図を示し、針が断面図で示され、カッターは後退した近位位置にある。 図1の生検装置の針の一部の第4連続図を示し、針が断面図で示され、カッターは、前進した遠位位置にある。 例示的なマーカー送達装置の斜視図を示す。 図7のマーカー送達装置の遠位部分の断面図を示す。 生検装置の針に挿入された、図7のマーカー送達装置の側面図を示し、生検装置の針は断面図で示され、マーカーは、マーカー送達装置および生検装置の針の、整列した側方開口部を通って配備されている。 組織標本ホルダーの例示的なトレーおよびキャップの側面図を示す。 トレーの端部から見た、図10のトレーおよびキャップの正面図を示す。 図10のトレーおよびキャップの平面図を示し、トレーおよびキャップは、外側カップから取り外されているが、トレーがキャップに取り付けられた状態で示されている。 図10のトレーおよびキャップの平面図を示し、トレーはキャップから排出された状態で示されている。 組織標本ホルダーの例示的な外側カップの斜視図を示す。 組織標本ホルダーの例示的なキャップの斜視図を示す。 例示的な標本容器の斜視図を示す。 組織標本ホルダー用の例示的なキャップを示し、キャップは、流体管理用のポートを有している。 図17のキャップの断面図を示す。 組織標本ホルダーの例示的なトレーおよびキャップの斜視図を示す。 図19のトレーおよびキャップの別の斜視図を示す。 図19のトレーおよびキャップの断面図を示す。 トレーの端部から見た、図19のトレーおよびキャップの正面図を示す。 別の例示的な生検装置の斜視図を示す。 図23の装置のさまざまな構成要素の概略的なブロック図を示す。 図23の装置と共に使用されるホルスター再充電ステーションの斜視図を示す。 例示的な代替の組織標本ホルダーの後方斜視図を示し、一部分が切り取られて、取り外し可能なトレーおよび他の特徴部が現れている。 図26の代替の組織標本ホルダーの断面図を示す。 図26の組織標本ホルダーの分解組立斜視図を示す。 取り外し可能なトレーの代わりにプラグアダプタを備える、図26の組織標本ホルダーの断面図を示す。 図29の組織標本ホルダーおよびプラグアダプタの分解組立斜視図を示す。 取り外し可能なトレーを備えた、さらに別の例示的な組織標本ホルダーの断面図を示す。 図31の組織標本ホルダーの分解組立斜視図を示す。

Claims (20)

  1. 生検処置で使用される装置において、
    (a)本体部分と、
    (b)前記本体部分から遠位に延びる針であって、
    (i)内腔を画定する外側カニューレ、
    (ii)先端部、および、
    (iii)組織を受容するように構成された側方孔であって、前記先端部の近位にある、側方孔、
    を含む、針と、
    (c)前記側方孔内部に受容された組織から組織検体を切断するために、前記針に対して並進するように動作可能に構成されたカッターと、
    (d)前記カッターにより切断された組織検体を受容するように構成された組織標本ホルダーであって、
    (i)内側空間を画定する外側カップ、
    (ii)前記外側カップと選択的に連結されていて、少なくとも1つの排出特徴部を含む、キャップ、および、
    (iii)切断された前記組織検体を保持するように構成されたトレーであって、前記トレーは、前記キャップと選択的に連結され、前記トレーは、前記トレーが前記キャップの前記少なくとも1つの排出特徴部の作用を受けると、前記キャップから排出されるように構成されている、トレー、
    を含む、組織標本ホルダーと、
    を備える、装置。
  2. 請求項1に記載の装置において、
    前記トレーは、近位端部を含み、
    前記キャップは、受容部材を含み、
    前記トレーの前記近位端部および前記受容部材の構成は、前記トレーの前記近位端部と前記受容部材との間に締まり嵌めをもたらすように、互いに相補的である、装置。
  3. 請求項1に記載の装置において、
    前記キャップは、ハンドル、および前記ハンドル内へ近位に延びる内側凹部をさらに含み、
    前記トレーは、柱を含み、
    前記柱は、前記キャップの前記内側凹部に挿入可能である、装置。
  4. 請求項3に記載の装置において、
    前記内側凹部の断面積は、前記柱の断面積より大きい、装置。
  5. 請求項4に記載の装置において、
    前記ハンドルは、変形可能な材料を含む、装置。
  6. 請求項1に記載の装置において、
    前記キャップは、押し解放ボタンをさらに含み、
    前記トレーは、柱を含み、
    前記柱は、前記押し解放ボタンからの1つまたは複数の遠位延長部により画定される内側領域に挿入可能である、装置。
  7. 請求項6に記載の装置において、
    前記押し解放ボタンは、可撓性ボタンを含み、
    前記柱は、前記可撓性ボタンを押し下げることによって、前記押し解放ボタンから選択的に解放可能である、装置。
  8. 請求項6に記載の装置において、
    前記押し解放ボタンに連結され、前記外側カップに選択的に連結可能である、ロックアダプタをさらに含む、装置。
  9. 請求項1に記載の装置において、
    前記トレーは、標本表面、近位端部、および一対の側部を含み、
    前記標本表面は、前記一対の側部間で前記近位端部から遠位に延び、
    前記標本表面は、前記トレーから流体を排出するように構成された、複数の開口部を含む、装置。
  10. 請求項9に記載の装置において、
    前記トレーは、透明なプラスチック材料を含む、装置。
  11. 請求項1に記載の装置において、
    前記キャップは、1つまたは複数のラッチによって前記外側カップと選択的に連結され、
    前記キャップは、ねじ山付き部分を含み、前記ねじ山付き部分は、別個の標本容器の相補的なねじ山付き部分に係合するように構成されている、装置。
  12. 請求項1に記載の装置において、
    前記キャップは、前記キャップを通じた選択的な流体連通をもたらすポートを含む、装置。
  13. 生検処置で使用される装置において、
    (a)本体部分と、
    (b)前記本体部分から遠位に延びる針であって、
    (i)内腔を画定する外側カニューレ、
    (ii)先端部、および、
    (iii)組織を受容するように構成された側方孔であって、前記先端部の近位にある、側方孔、
    を含む、針と、
    (c)前記側方孔内部に受容された組織から組織検体を切断するために前記針に対して並進するように動作可能に構成された、カッターと、
    (d)前記カッターにより切断された組織検体を受容するように構成された組織標本ホルダーであって、
    (i)内側空間を画定する外側カップ、
    (ii)前記カップの前記内側空間に取り外し可能に受容される組織トレーであって、前記組織トレーから近位に延びる解放部材を含む、組織トレー、および、
    (iii)前記外側カップに対して取り外し可能に固定される変形可能なキャップであって、前記組織トレーに選択的に係合するように動作可能である、キャップ、
    を含む、組織標本ホルダーと、
    を備える、装置。
  14. 請求項13に記載の装置において、
    前記キャップは、可撓性ボタン部分を含み、
    前記可撓性ボタン部分は、前記変形可能なキャップから前記組織トレーを選択的に解放するために前記組織トレーの前記解放部材を作動させるように動作可能である、装置。
  15. 請求項13に記載の装置において、
    前記キャップは、前記外側カップに選択的に係合するように変形可能である、装置。
  16. 請求項13に記載の装置において、
    前記組織トレーおよびキャップは、組立体として、前記外側カップから共に取り外し可能である、装置。
  17. 生検処置で使用される装置において、
    (a)本体と、
    (b)前記本体から遠位に延びる針組立体であって、
    (i)外側カニューレ、
    (ii)先端部分、および、
    (iii)前記外側カニューレにより画定された側方孔、
    を含む、針組立体と、
    (c)前記側方孔内部に受容された組織から組織標本を切断するために前記針組立体に対して並進可能である、カッターと、
    (d)前記カッターにより切断された少なくとも1つの組織標本を受容するように構成された組織標本ホルダーであって、
    (i)内側空間を画定する外側カップ、
    (ii)前記カップの前記内側空間に挿入可能である組織トレーであって、前記組織トレーから近位に延びる解放部材を含む、組織トレー、および、
    (iii)変形可能な部分を含むキャップであって、前記変形可能な部分は、前記組織トレーの前記解放部材と選択的に係合するように構成されている、キャップ、
    を含む、組織標本ホルダーと、
    を備える、装置。
  18. 請求項17に記載の装置において、
    前記キャップの前記変形可能な部分は、少なくとも1つの受容部材を含み、
    前記受容部材は、前記組織トレーの前記解放部材と係合するように構成されている、装置。
  19. 請求項18に記載の装置において、
    前記組織トレーの前記解放部材は、前記キャップの前記少なくとも1つの受容部材に選択的に連結されるように構成されている、装置。
  20. 請求項17に記載の装置において、
    前記キャップは、前記外側カップの近位端部に選択的に連結されるように構成されている、装置。
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