JP6041879B2 - バルクチャンバおよび病理学的チャンバを備えた、生検装置の組織標本ホルダー - Google Patents

バルクチャンバおよび病理学的チャンバを備えた、生検装置の組織標本ホルダー Download PDF

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Description

開示の内容
〔背景〕
生検標本は、さまざまな装置を使用した種々の医療処置においてさまざまな方法で得られてきた。生検装置は、定位誘導、超音波誘導、MRI誘導、PEM誘導、BSGI誘導、またはその他の下で使用され得る。例えば、一部の生検装置は、ユーザーが片手で十分に操作可能であり、1回の挿入で、患者から1つまたは複数の生検標本を捕捉することができる。さらに、一部の生検装置は、例えば流体(例えば、加圧空気、食塩水、大気、真空など)の連通のため、電力伝達のため、および/またはコマンドなどの通信のために、真空モジュールおよび/または制御モジュールにつながれることができる。他の生検装置は、別の装置とつながれたり、別様に接続されたりせずに、完全に、または少なくとも部分的に動作可能とすることができる。
単に例示的な生検装置が、以下に開示されている:「Method and Apparatus for Automated Biopsy and Collection of Soft Tissue」の名称で1996年6月18日に発行された米国特許第5,526,822号;「Control Apparatus for an Automated Surgical Biopsy Device」の名称で2000年7月11日に発行された米国特許第6,086,544号;「MRI Compatible Surgical Biopsy Device」の名称で2003年9月30日に発行された米国特許第6,626,849号;「Biopsy Apparatus and Method」の名称で2006年4月6日に公開された米国特許出願公開第2006/0074345号;「Remote Thumbwheel for a Surgical Biopsy Device」の名称で2008年10月28日に発行された米国特許第7,442,171号;「Presentation of Biopsy Sample by Biopsy Device」の名称で2008年9月4日に公開された米国特許出願公開第2008/0214955号;「Clutch and Valving System for Tetherless Biopsy Device」の名称で2010年12月21日に発行された米国特許第7,854,706号;「Hand Actuated Tetherless Biopsy Device with Pistol Grip」の名称で2010年6月17日に公開された米国特許出願公開第2010/0152610号;「Biopsy Device with Central Thumbwheel」の名称で2010年6月24日に公開された米国特許出願公開第2010/0160819号;「Biopsy Device with Discrete Tissue Chambers」の名称で2010年6月24日に公開された米国特許出願公開第2010/0160824号;「Tetherless Biopsy Device with Reusable Portion」の名称で2010年12月16日に公開された米国特許出願公開第2010/0317997号;「Handheld Biopsy Device with Needle Firing」の名称で2010年11月24日に出願された米国非仮特許出願第12/953,715号;「Biopsy Device with Motorized Needle Firing」の名称で2011年4月14日に出願された米国非仮特許出願第13/086,567号。前記に列挙した米国特許、米国特許出願公開、および米国非仮特許出願それぞれの開示は、参照により本明細書に組み込まれる。
いくつかのシステムおよび方法が、生検標本を入手するために作られ使用されてきたが、発明者らより前に、請求項に記載する発明を行うか、または使用した者はいないと考える。
本明細書は、本発明を具体的に指し示し明白に主張する請求項で締めくくられるが、本発明は、添付図面と共に理解される特定の実施例に関する以下の説明から、よりよく理解されると考えられる。添付図面では、同様の参照符号が、同じ要素を特定している。図面では、いくつかの構成要素、または構成要素の一部が、破線で描かれているように、透視図で示されている。
図面は、限定的とすることを決して意図しておらず、本発明のさまざまな実施形態が、図面には必ずしも描かれていないものを含め、さまざまな他の方法で実行され得ることを企図している。本明細書に組み込まれ、その一部を形成する添付図面は、本発明のいくつかの態様を示しており、説明と共に、本発明の原理の説明に役立つものであるが、本発明は、図示する厳密な構成に限定されないことが理解される。
〔詳細な説明〕
本発明の特定の実施例に関する以下の説明は、本発明の範囲を制限するために使用されるべきではない。本発明の他の実施例、特徴、態様、実施形態、および利点が、以下の説明から当業者には明らかとなるであろう。以下の説明は、例として、本発明を実施するために企図される最良の方式のうちの1つである。認識されるであろうが、本発明は、本発明から逸脱しない、他の異なる明らかな態様が可能である。したがって、図面および説明は、例示的な性質のものとみなされるべきであり、限定的なものではない。
I.例示的な生検装置の概観
図1に示すように、例示的な生検システム(2)は、生検装置(10)と、真空制御モジュール(1400)とを含む。図3〜図4に示すように、生検装置(10)は、プローブ(100)、ホルスター(700)、および組織標本ホルダー(300)を含む。以下でさらに詳細に説明するように、また図4に示すように、プローブ(100)は、その対応するホルスター(700)から切り離すことができる。
ほんの一例として、プローブ(100)は、使い捨て構成要素として提供されてよく、ホルスター(700)は、再利用可能な構成要素として提供されてよい。真空制御モジュール(1400)は、本実施例ではカート(不図示)上に設けられるが、本明細書に記載する他の構成要素のように、カートは単なるオプションである。生検装置(10)に電気的および機械的通信を提供し、真空制御モジュール(1400)との電気的通信を提供するために、制御モジュールインターフェース(不図示)が生検装置(10)と真空制御モジュール(1400)との間に設けられてもよい。ほんの一例として、制御モジュール(1400)は、開示が参照により本明細書に組み込まれる、「Presentation of Biopsy Sample by Biopsy Device」の名称で2008年9月4日に公開された米国特許出願公開第2008/0214955号の教示の少なくとも一部に従って構築され、動作可能とすることができる。本明細書に記載する他の構成要素の中でも、フットスイッチ(不図示)および/または他の装置が、生検システム(2)の少なくとも一部の、少なくともある程度の制御を提供するために使用され得る。図1に示すように、導管(1200)が、真空制御モジュール(1400)から生検装置(10)への、力(例えば、ケーブルを通じた機械力、電力、空気動力など)、制御信号、食塩水、真空、および通気の伝達を提供する。これらの構成要素はそれぞれ、以下でさらに詳細に説明する。
図2〜図4は、例示的な生検装置(10)を示す。前記のとおり、この実施例の生検装置(10)は、プローブ(100)と、ホルスター(700)とを含む。図3〜図4を参照すると、針(110)がプローブ(100)から遠位に延びており、以下でさらに詳細に説明するように、組織標本を入手するために患者の組織に挿入される。これらの組織標本は、やはり以下でさらに詳細に説明するように、プローブ(100)の近位端部にある組織標本ホルダー(300)内に堆積される。本明細書で用語「ホルスター」が使用されることは、プローブ(100)の任意の部分が、ホルスター(700)の任意の部分に挿入されることを必要とするものとして読むべきではないことも、理解されたい。本実施例では、図4に示すように、突起(102)が、プローブ(100)をホルスター(700)に取り外し可能に固定するのに使用されるが、さまざまな他のタイプの構造、構成要素、特徴など(例えば、差込ピン取付台(bayonet mounts)、ラッチ、クランプ、クリップ、スナップフィット(snap fittings)など)が、プローブ(100)とホルスター(700)との取り外し可能な連結を提供するのに使用され得ることを、理解されたい。さらに、一部の生検装置(10)では、プローブ(100)およびホルスター(700)は、一体的または統合された構造のものであってよく、これら2つの構成要素は、分離できないようになっている。ほんの一例として、プローブ(100)およびホルスター(700)が分離可能な構成要素として設けられるバージョンでは、プローブ(100)は、使い捨て構成要素として提供されてよく、ホルスター(700)は、再利用可能な構成要素として提供されてよい。プローブ(100)とホルスター(700)との間のさらに他の適切な構造的および機能的関係は、本明細書の教示を鑑みれば、当業者には明らかであろう。
生検装置(10)のいくつかの変形体は、1つまたは複数のセンサー(不図示)を、プローブ(100)内および/またはホルスター(700)内に含んでよく、このセンサーは、プローブ(100)がホルスター(700)にいつ連結されたのかを検出するように構成される。このようなセンサーまたは他の特徴部は、あるタイプのプローブ(100)およびホルスター(700)のみが互いに連結されることを可能にするようにさらに構成され得る。さらに、または代わりに、このようなセンサーは、適切なプローブ(100)およびホルスター(700)が互いに連結されるまで、プローブ(100)および/またはホルスター(700)の1つまたは複数の機能を無効にするように構成され得る。当然、このようなセンサーおよび特徴部は、所望により変更または省略されてよい。
図2に示すようないくつかのバージョンでは、生検装置(10)は、真空ポンプなどの真空源(800)を含む。ほんの一例として、真空源(800)は、プローブ(100)に組み込まれ、ホルスター(700)に組み込まれ、かつ/またはまったく別個の構成要素であってよい。真空源(800)がプローブ(100)およびホルスター(700)とは分離されているバージョンでは、真空源(800)は、(真空制御モジュール(1400)および導管(1200)として図1の実施例に図示されており、以下でさらに詳細に説明するような)可撓性チューブ(1402、1408)などの1つまたは複数の導管により、プローブ(100)および/またはホルスター(700)と連結され得る。図2に示すように、真空源(800)は、組織標本ホルダー(300)および針(110)と流体連通している。よって、真空源(800)は、針(110)または針部分の側方孔(114)に組織を引き込むように作動され得る。組織標本ホルダー(300)はまた、カッター(200)と流体連通している。よって、真空源(800)は、カッター(200)の中空内部を通じて組織標本ホルダー(300)内に、切断された組織標本を引き込むように作動されることもできる。真空源(800)を使用し得る他の適切な方法は、本明細書の教示を鑑みれば当業者には明らかであろう。真空源(800)が所望により単に省略され得ることも理解されたい。
いくつかのバージョンでは、真空源(800)は、前記の参照により開示が組み込まれる、米国特許出願公開第2008/0214955号の教示に従って提供される。さらに、または、代わりに、真空源(800)は、前記の参照により開示が組み込まれる、米国非仮特許出願第12/953,715号の教示に従って提供され得る。さらに別の単に例示的な実施例として、真空源(800)は、開示が参照により本明細書に組み込まれる、「Biopsy Device with Auxiliary Vacuum Source」の名称で2010年2月22日に出願された米国非仮特許出願第12/709,695号の教示に従って提供され得る。真空源(800)を提供し得るさらに他の適切な方法は、本明細書の教示を鑑みれば当業者には明らかであろう。
本実施例の生検装置(10)は、台または固定物に据え付けられるように構成され、また、定位誘導下で使用される。当然、生検装置(10)は、代わりに、超音波誘導、MRI誘導、PEM誘導、BSGI誘導下、またはその他で使用されることができる。生検装置(10)がユーザーの片手で操作され得るように生検装置(10)がサイズ決めされ構成され得ることも理解されたい。具体的には、ユーザーは、生検装置(10)をつかみ、針(110)を患者の乳房に挿入し、患者の乳房内から1つまたは複数の組織標本を収集することができ、これらをすべて片手だけで行う。あるいは、ユーザーは、2つ以上の手で、かつ/または、任意の所望の助けを得て、生検装置(10)をつかむことができる。一部の環境では、ユーザーは、針(110)を患者の乳房に1回挿入しただけで、複数の組織標本を捕捉することができる。このような組織標本は、組織標本ホルダー(300)の中に空気圧で堆積され、その後、分析のために組織標本ホルダー(300)から回収されることができる。本明細書に記載される実施例は、しばしば、患者の乳房から生検標本を入手することに言及しているが、生検装置(10)が、さまざまな他の目的でさまざまな他の処置で、また、患者の解剖学的構造のさまざまな他の部分(例えば、前立腺、甲状腺など)で、使用され得ることを理解されたい。生検装置(10)の様々な例示的な構成要素、特徴部、構成、および操作性を以下でさらに詳細に説明するが、他の適切な構成要素、特徴部、構成、および操作性は、本明細書の教示を鑑みれば、当業者には明らかであろう。
図1に示すように、例示的な真空キャニスター(1500)は、真空制御モジュール(1400)と連結されるように構成される。真空制御モジュール(1400)は、真空キャニスター(1500)を通じて真空を誘導するように動作可能であり、このような真空は、生検プローブ(100)に伝えられ得る。例えば、真空制御モジュール(1400)は、チューブ(1404)を通して真空を伝えることができ、チューブ(1404)は、次に、以下に記載するように、組織標本ホルダー(300)を通じて、プローブ(100)のカッター内腔(不図示)に真空を伝えることができる。真空制御モジュール(1400)は、図3〜図4に示すように、チューブ(1402)を通じて、ハブ部材またはハブ(150)のマニホールドに真空を伝えることもでき、このマニホールドは、次に、真空を、針(110)の外側カニューレ(111)の真空内腔(不図示)に伝えることができる。
さらに、真空キャニスター(1500)は、生検プローブ(100)の使用中に生検プローブ(100)から送られた流体を収集するように動作可能である。よって、真空キャニスター(1500)は、生検プローブ(100)と真空制御モジュール(1400)との間に流体界面を与えるものとしてみなされ得る。参照により開示が本明細書に組み込まれる、「Presentation of Biopsy Sample by Biopsy Device」の名称で2008年9月4日に公開された米国特許出願公開第2008/0214955号、および「Biopsy Device with Discrete Tissue Chambers」の名称で2010年6月24日に公開された米国特許出願公開第2010/0160824号に記載されたものなど、任意の適切な真空制御モジュールおよび真空キャニスターが使用され得る。さらに、任意の他の適切な構成要素、システム、技術、または装置が、適切な制御モジュールまたは真空キャニスターと共に使用され得る。
図1に示すように、チューブ(1408)は、チューブ(1402)内へ送り込まれる。チューブ(1410)も、チューブ(1402)内へ送り込まれる。具体的には、コネクタ(1446)が、食塩水チューブ(1408)をチューブ(1402)と接続する。図示のとおり、コネクタ(1446)は、キャニスター(1500)に隣接して設けられ、コネクタ(1448)が、生検プローブ(100)付近に設けられる。本実施例では、コネクタ(1446、1448)は単に、チューブ(1410、1402)およびチューブ(1408、1402)それぞれの間に、常に開いた導管を提供する。いくつかの他のバージョンでは、コネクタ(1446、1448)は、任意の他の適切な構成要素(例えば、弁など)を有し得る。チューブ(1402、1408、1410)およびコネクタ(1446、1448)の構成により、真空、ベント(vent)、または食塩水のいずれかが、チューブ(1402)を通じて伝えられ得ることが、本明細書の開示を考慮すれば、理解されるであろう。チューブ(1402)を通して、これらのうちのどれを伝えるかという例示的な決定については、以下でさらに詳細に説明する。また、図示のとおり、食塩水バッグ(1444)が、任意の適切な従来の取り付け部品(fitting)を用いて、チューブ(1408)と連結される。
本実施例の真空制御モジュール(1400)は、ホルスター(700)のモーターを制御するように動作可能なコントローラ(1480)も含み得る。ほんの一例として、制御モジュール(1400)は、参照により開示が本明細書に組み込まれる、「Vacuum Timing Algorithm for Biopsy Device」の名称で2011年5月10日に発行された米国特許第7,938,786号の教示の少なくとも一部に従って構築され、動作可能とされてよい。真空、食塩水、他の流体および/または制御を与え得る、他の適切な方法は、本明細書の教示を鑑みれば当業者には明らかであろう。
II.例示的なプローブ
図2〜図4に示すように、本実施例のプローブ(100)は、遠位に延びる針(110)を含む。プローブ(100)は、シャシー(120)および上方ハウジング(130)も含み、これらは互いにしっかりと固定されている。図4で最もよく分かるように、歯車(140)が、シャシー(120)の開口部(142)を通して露出されており、プローブ(100)のカッター作動機構(202)(図2)を駆動するように動作可能である。やはり図4で分かるように、別の歯車(144)が、シャシー(120)の別の開口部(146)を通って露出されており、針(110)を回転させるように動作可能である。プローブ(100)の歯車(140)は、プローブ(100)およびホルスター(700)が互いに連結されると、ホルスター(700)の露出した歯車(740)と噛み合う。同様に、プローブ(100)の歯車(144)は、プローブ(100)およびホルスター(700)が互いに連結されると、ホルスター(700)の露出した歯車(744)と噛み合う。
以下でさらに詳細に説明するように、組織標本ホルダー(300)は、プローブ(100)の後方部材に取り外し可能に固定されるが、組織標本ホルダー(300)は、代わりに、プローブ(100)の何か他の構成要素に固定されてもよい。前記のとおり、図2〜図4には示していないが、一対のチューブ(1402、1404)が、プローブ(100)との流体連通をもたらすように、プローブ(100)と連結される。
プローブ(100)の適切な構成は、本明細書の教示を鑑みれば当業者には明らかであろう。例えば、プローブ(100)は、開示が参照により本明細書に組み込まれる、「Presentation of Biopsy Sample by Biopsy Device」の名称で2008年9月4日に公開された米国特許出願公開第2008/0214955号の教示のいずれかに従って構成され得る。プローブ(100)を構成し得る他の方法は、以下に開示されている:開示が参照により本明細書に組み込まれる、「Mechanical Tissue Sample Holder Indexing Device」の名称で2010年6月24日に公開された米国特許出願公開第2010/0160816号;開示が参照により本明細書に組み込まれる、「Biopsy Device With Sliding Cutter Cover」の名称で2010年6月24日に公開された米国特許出願公開第2010/0160821号;開示が参照により本明細書に組み込まれる、「Biopsy Device with Central Thumbwheel」の名称で2010年6月24日に公開された米国特許出願公開第2010/0160819号;開示が参照により本明細書に組み込まれる、「Biopsy Device with Motorized Needle Firing」の名称で2011年4月14日に出願された、米国非仮特許出願第13/086,567号;および/または、開示が参照により本明細書に組み込まれる、「Biopsy Device with Discrete Tissue Chambers」の名称で2010年6月24日に公開された米国特許出願公開第2010/0160824号。代替的技術、材料および構成を含む、プローブ(100)を形成し得る、さらに他の方法は、本明細書の教示を鑑みれば当業者には明らかであろう。
A.例示的な針
本実施例の針(110)は、貫通先端部(112)、先端部(112)より近位に位置する側方孔(114)、およびハブ部材(150)を含む。組織貫通先端部(112)は、多量の力を必要とせず、また先端部(112)の挿入前に組織に開口部を予め形成することも必要とせず、組織を貫通し穿通するように構成される。あるいは、先端部(112)は、必要に応じて、とがっていなくてもよい(例えば、丸みを帯びる、平らであるなど)。先端部(112)はまた、針(110)の他の部分よりも大きなエコー発生性を提供するように構成されてよく、超音波撮像下で先端部(112)の視認性を増大させる。ほんの一例として、先端部(112)は、参照により開示が本明細書に組み込まれる、「Echogenic Needle for Biopsy Device」の名称で2010年9月3日に出願された米国非仮特許出願第12/875,200号の教示のいずれかに従って、構成されてよい。先端部(112)に使用され得る他の適切な構成は、本明細書の教示を鑑みれば、当業者には明らかであろう。
側方孔(114)は、装置(10)の操作中に脱出した組織を受け取るようにサイズ決めされる。鋭利な遠位エッジ(不図示)を有する中空管状カッター(200)が、針(110)内部に位置する。カッター(200)は、針(110)に対して回転および並進し、側方孔(114)を通り過ぎ、側方孔(114)を通って突出する組織から組織標本を切断するように動作可能である。例えば、カッター(200)は、延出位置から後退位置まで動くことができ、これにより、側方孔(114)を「開いて」、側方孔を通して組織を突出させ、その後、後退位置から延出位置に戻って、突出する組織を切断することができる。側方孔(114)は、図3では上方位置を向けられて図示されているが、針(110)は、側方孔(114)を、針(110)の長さ方向軸周辺の任意の所望の角度位置に向けるように回転され得ることを、理解されたい。針(110)のこのような回転は、本実施例では、ハブ部材(150)によって、促進される。
本実施例のハブ部材(150)は、針(110)の周りにオーバーモールドされてよく、ハブ部材(150)および針(110)は、互いと一体的に回転および並進する。ほんの一例として、針(110)は金属から形成されてよく、ハブ部材(150)は、針(110)の周りにオーバーモールドされてハブ部材(150)を針(110)に一体的に固定して形成する、プラスチック材料で形成されてよい。ハブ部材(150)および針(110)は、代わりに、任意の他の適切な材料で形成されてよく、また、任意の他の適切な様式で、互いに固定されてよい。ハブ部材(150)は、環状フランジ(152)および指回し式円形板(154)を含む。歯車(144)は、ハブ部材(150)の近位部分(150)上にスライド可能かつ同軸に配され、ハブ部材(150)に連動され(keyed)、歯車(144)の回転によりハブ部材(150)および針(110)が回転するが、ハブ部材(150)および針(110)は、歯車(144)に対して並進することはできないようになっている。歯車(144)は、歯車(744)により回転可能に駆動される。あるいは、針(110)は、指回し式円形板(154)を回転させることにより、回転し得る。針(110)を手動で回転させ得る、様々な他の適切な方法が、本明細書の教示を鑑みれば当業者には明らかであろう。本明細書に引用するさまざまな参考文献に記載される自動的な針回転のさまざまな形態を含むがこれらに限定されない、種々の方法で、針(110)の回転が自動化され得ることも、理解されたい。針(110)は、特に、例えば針発射機構(400)(図2)によって、シャシー(120)および上方ハウジング(130)に対して長さ方向に並進され得る。
本明細書に記載する他の構成要素と同様に、針(110)が、様々な方法で変更、改変、置換、または補足されてよいこと、ならびに針(110)が、さまざまな代替的特徴部、構成要素、構成、および機能性を有してよいことを理解されたい。複数の外側開口部(不図示)が、針(110)に形成されてもよく、また、内腔(不図示)と流体連通していてもよい。例えば、このような外側開口部は、開示が参照により本明細書に組み込まれる、「Biopsy Device with Vacuum Assisted Bleeding Control」の名称で2011年4月5日に発行された米国特許第7,918,804号の教示に従って構成されてよい。カッター(200)は、1つまたは複数の側部開口部(不図示)を含んでもよい。当然、本明細書に記載する他の構成要素と同様に、針(110)およびカッター(200)における、このような外側開口部は、単なるオプションである。別の単に例示的な実施例として、針(110)は、参照により開示が本明細書に組み込まれる、「Presentation of Biopsy Sample by Biopsy Device」の名称で2008年9月4日に公開された米国特許出願公開第2008/0214955号の教示に従って、かつ/または、本明細書で引用する任意の他の参考文献の教示に従って、構築され、動作可能とされてよい。
プローブ(100)は、針(110)の少なくとも一部と流体連通している弁組立体も含んでよく、弁組立体は、カッター(200)の長さ方向位置など、任意の適切な状態に基づいて、針(110)の少なくとも一部の空気圧状態(pneumatic state)を選択的に変化させる。ほんの一例として、このような弁組立体は、開示が参照により本明細書に組み込まれる、「Tetherless Biopsy Device with Reusable Portion」の名称で2010年12月16日に公開された米国特許出願公開第2010/0317997号の教示に従って、かつ、開示が参照により本明細書に組み込まれる、「Handheld Biopsy Device with Needle Firing」の名称で2010年11月24日に出願された、米国非仮特許出願第12/953,715号の教示に従って、または別様に、構築され動作可能とされてよい。さらに、または代わりに、弁調節(valving)は、開示が参照により本明細書に組み込まれる、「Presentation of Biopsy Sample by Biopsy Device」の名称で2008年9月4日に公開された米国特許出願公開第2008/0214955号で教示されるものなどの、真空源(800)(図2)および/または真空キャニスターにより提供されてよい。針(110)の他の適切な代替的バージョン、特徴、構成要素、構成および機能性は、本明細書の教示を鑑みれば当業者には明らかであろう。
B.例示的なカッター作動機構
前記のとおり、カッター(200)は、針(110)に対して回転および並進し、側方孔(114)を通り過ぎて、側方孔(114)を通って突出する組織から組織標本を切断するように動作可能である。カッター(200)のこの作用は、カッター作動機構(202)によりもたらされる。カッター作動機構(202)は、本実施例では主にプローブ(100)内に位置付けられるが、カッター作動機構(202)は、ホルスター(700)内に、かつ/またはプローブ(100)およびホルスター(700)双方の中に、主として位置付けられてよいことを、理解されたい。カッター作動機構(202)は、噛み合い歯車(140、740)を含み、歯車(740)は、モーター(204)により駆動される。モーター(204)は、本実施例ではホルスター(700)内に位置するが、モーター(204)は、代わりに、プローブ(100)内および/または他の場所に位置してもよいことを理解されたい。
ほんの一例として、カッター作動機構(202)は、前記の参照により開示が組み込まれる米国特許出願公開第2008/0214955号の教示に従って、構築され、動作可能とされてよい。単に例示的な別の実施例として、カッター作動機構(202)は、前記参照により開示が組み込まれる米国特許出願公開第2010/0317997号の教示に従って、構築され、動作可能とされ得る。さらに別の単に例示的な実施例として、カッター作動機構(202)は、開示が参照により本明細書に組み込まれる、「Tetherless Biopsy Device with Self-Reversing Cutter Drive Mechanism」の名称で2010年11月18日に公開された米国特許出願公開第2010/0292607号の教示に従って構築され、動作可能とされ得る。あるいは、カッター作動機構(202)は、本明細書に引用した任意の他の参考文献の教示に従って構築されてもよい。生検装置(10)は、カッター(200)が並進しないように(例えばカッター(200)が単に回転するように、など)、またはカッター(200)が回転しないように(例えばカッター(200)が単に並進するように、など)、構成され得ることも理解されたい。別の単に例示的な実施例として、カッター(200)は、機械的構成要素により作動されることに加え、または、その代わりに、空気圧で作動され得る。カッター作動機構(202)の、他の適切な代替的バージョン、特徴部、構成要素、構成、および機能性は、本明細書の教示を鑑みれば、当業者には明らかであろう。
C.例示的なカッター
中空カッター(200)が、本実施例では、外側カニューレ(111)のカニューレ内腔内部に配される。カッター(200)の内部は、カッター内腔を画定し、流体および組織は、このカッター内腔を経由してカッター(200)を通って送られ得る。以下でさらに詳細に説明するように、カッター(200)は、外側カニューレ(111)のカニューレ内腔内部で回転し、かつ外側カニューレ(111)のカニューレ内腔内部で軸方向に並進するように構成される。具体的には、カッター(200)は、外側カニューレ(111)の横向き孔(114)を通って突出する組織から生検標本を切断するように構成される。以下でさらに詳細に説明するように、カッター(200)は、切断された組織標本がカッター内腔を通って近位に送られ得るように、さらに構成される。このような切断、および近位に送ることの、単に例示的な実施例は、参照により開示が本明細書に組み込まれる、「Method and Apparatus for Automated Biopsy and Collection of Soft Tissue」の名称で1996年6月18日に発行された米国特許第5,526,822号に記載されているが、任意の他の適切な構造または技術が、生検システム(2)内部で組織標本を切断し、かつ/または送るために使用され得る。代替的な技術および材料を含め、カッター(200)を構成するかまたは取り扱うことのできる、さらに他の方法は、本明細書の教示を鑑みれば当業者には明らかであろう。
D.例示的な組織標本ホルダー
以下でさらに詳細に説明する、本実施例の組織標本ホルダー(300)は、外側カップ(303)と、回転可能なマニホールドまたは内側ハウジング(304)とを含み、回転可能なマニホールドまたは内側ハウジング(304)は、カッター(200)により切断され、カッター(200)の中空内部を通って近位に送られた組織標本を受容するように構成された、複数のチャンバを含む。組織標本ホルダー(300)は、1つまたは複数の取り外し可能なトレーも含み、この取り外し可能なトレーにより、ユーザーは、組織標本ホルダー(300)をシャシー(120)から取り外す必要なしに、切断された組織標本を組織標本ホルダー(300)から取り出すことができる。組織標本ホルダー(130)は、以下で詳細に説明されるように、内側ハウジングまたは回転可能なマニホールドをさらに含んでよく、内側ハウジングまたは回転可能なマニホールドは、真空源(800)およびカッター(200)と流体連通しており、また、カッター(200)に対しチャンバを連続して割出す(index)ように回転可能である。具体的には、マニホールドは、モーター(301)により駆動される、組織標本ホルダー回転機構(302)により回転させられる。組織標本ホルダー回転機構(302)および/またはモーター(301)の少なくとも一部が、プローブ(100)内、ホルスター(700)内、または、プローブ(100)およびホルスター(700)双方の中に組み込まれ得ることを、理解されたい。組織標本ホルダー(300)のいくつかのバージョンが、手動で、空気圧で、または別様に駆動され得ることも、理解されたい。
ほんの一例として、組織標本ホルダー(300)は、前記の参照により開示が組み込まれる、米国特許出願公開第2008/0214955号の教示に従って、構築され、動作可能とされてよい。単に例示的な別の実施例として、組織標本ホルダー(300)は、開示が参照により本明細書に組み込まれる、「Biopsy Device with Discrete Tissue Chambers」の名称で2010年6月24日に公開された米国特許出願公開第2010/0160824号の教示に従って、構築され、動作可能とされてよい。さらに別の単に例示的な実施例として、組織標本ホルダー(300)は、開示が参照により本明細書に組み込まれる、「Biopsy Sample Storage」の名称で2008年9月11日に公開された米国特許出願公開第2008/0221480号の教示に従って、構築され、動作可能とされてよい。
本明細書に開示された実施例の外側カップ(303)は、遠位端部および近位端部を画定する円筒形状を有するが、任意の他の適切な形状または構成を使用することができる。外側カップ(303)は、差込ピン式(bayonet fashion)にプローブ(100)に係合するように構成され、外側カップ(303)は、選択的に、プローブ(100)から取り外されるか、またはプローブに固定されることができる。より具体的には、外側カップ(303)の遠位端部は、外側カップ(303)がプローブ(100)に対して十分に回転すると、プローブ(100)の突出部(不図示)に係合することができる、複数のスロット(305)を含む。外側カップ(303)とプローブ(100)との間に選択的な係合をもたらす、他の適切な構成は、本明細書の教示を鑑みれば当業者には明らかであろう。さらに、カップ(303)は、ハウジング(304)がカップ(303)内部で回転する間、静止したままである。カップ(303)はまた、全体として組織標本ホルダー(302)に追加的な密封をもたらすこともできる。しかしながら、本明細書に記載する他の構成要素のように、カップ(303)は単にオプションであり、所望により、省略されるか、もしくはいくつかの方法で変化され得ることを、理解されたい。組織標本ホルダー(300)を構築し、動作可能とし得る、さらに他の適切な方法は、本明細書の教示を鑑みれば当業者には明らかであろう。
III.例示的なホルスター
図3〜図4に示すように、本実施例のホルスター(700)は、上方ハウジングカバー(702)、サイドパネル(704)、およびハウジング基部(706)を含み、これらは互いにしっかり固定されている。図4で最もよく分かるように、また前述のとおり、歯車(740、744)は、上方ハウジングカバー(702)を通って露出されており、プローブ(100)およびホルスター(120)が互いに連結されるとプローブ(100)の歯車(140、144)と噛み合う。具体的には、歯車(740、140)は、カッター作動機構(202)を駆動し、歯車(744、144)は、針(110)を回転させるのに使用される。以下でさらに詳細に説明するように、ホルスター(700)は、発射ロッド(730)および分岐部(732)も含み、これらは、針(110)と連結されて、針(110)を遠位に発射する。
本明細書で言及されるすべてのモーター(204、304、402)は、本実施例ではホルスター(700)内部に収容され、ケーブル(720)により外部電源から電力を受け取る。さらに、または代わりに、所望により、データが、ケーブル(720)を介して、ホルスター(700)から、かつ/またはホルスター(700)へ、通信され得る。他のいくつかのバージョンでは、モーター(204、304、402)は、ホルスター(700)および/またはプローブ(100)内部に位置する1つまたは複数のバッテリーにより電力供給される。したがって、本明細書に記載する他の構成要素と同様に、ケーブル(720)は単にオプションであることを、理解されたい。単に例示的なさらに別の変形体として、モーター(204、304、402)は、空気圧で電力供給されてもよく、ケーブル(720)は、加圧流体媒質をホルスター(700)に送る導管と置き換えられてよい。さらに他の単に例示的な変形体として、ケーブル(720)は、ホルスター(700)の外部に位置するモーター(204、304、402)により駆動される1つまたは複数の回転駆動ケーブルを含み得る。モーター(204、304、402)のうち2つまたは3つが、単一のモーターとして組み合わせられ得ることも理解されたい。様々な機構(202、302、400)が駆動され得る、他の適切な方法は、本明細書の教示を鑑みれば当業者には明らかであろう。
A.例示的な針回転機構
前記のとおり、歯車(744)の回転により、針(110)がプローブ(100)に対して回転する。本実施例では、歯車(744)は、ノブ(710)を回転させることにより回転される。具体的には、ノブ(710)は、一連の歯車(不図示)およびシャフト(不図示)により歯車(744)と連結され、ノブ(710)の回転により、歯車(744)が回転する。第2のノブ(710)が、ホルスター(700)のもう一方の側から延びている。ほんの一例として、このような針回転機構は、参照により開示が本明細書に組み込まれる、米国特許出願公開第2008/0214955号の教示に従って、構築され得る。単に例示的な別の実施例として、針回転機構は、前記の参照により開示が組み込まれる、米国特許出願公開第2010/0160819号の教示に従って、構築され得る。いくつかの他のバージョンでは、針(110)は、モーターにより回転する。さらに他のバージョンでは、針(110)は単に、指回し式円形板(154)を回転させることにより回転する。針(110)を回転させ得る、様々な他の適切な方法は、本明細書の教示を鑑みれば当業者には明らかであろう。いくつかのバージョンは、針(110)の回転をもたらさない場合があることも理解されたい。
B.例示的な針発射機構
本実施例のホルスター(700)は、装填位置から針(110)を発射するように動作可能な針発射機構(400)をさらに含む。ほんの一例として、このような発射は、生検装置(10)が、先端部(112)を患者の乳房に隣接させた状態で、定位台固定具または他の固定具に据え付けられている場合に、有用となり得、針発射機構(400)は、針(110)を患者の乳房に打ち込むように作動され得る。針発射機構(400)は、任意の適切な運動範囲に沿って針(110)を駆動し、先端部(112)を、プローブ(100)の固定された構成要素に対して任意の適切な距離まで駆動するように構成され得る。本実施例の針発射機構(400)は、作動ボタン(760)および準備ボタン(arming buttons)(750)により作動される。作動ボタン(760)は、ホルスター(700)のサイドパネル(704)上に置かれた薄膜スイッチを含む。いくつかのバージョンでは、作動ボタン(760)は、ホルスター(700)の両側にあるが、他のバージョンでは、作動ボタン(760)は、ホルスター(700)の片側だけにあるか、または、他の場所(例えば、遠隔のユーザーインターフェース、真空源(800)もしくは他の場所など)に位置する。作動ボタン(760)は、針発射機構(400)を装填するためにモーター(402)を選択的に作動させるように動作可能である。準備ボタン(750)も、本実施例ではホルスター(700)の両側に設けられ、サイドパネル(704)に対して横方向に機械的に移動可能である。各準備ボタン(750)は、サイドパネル(704)との流体密封シールを提供するベローズ(752)を含む。当然、いずれのタイプのボタン(750、760)も、様々な他の構成要素、特徴部、構成および機能性を有し得る。
本実施例では、針発射機構(400)は、発射ロッド(732)および発射分岐部(732)を介して針(110)と連結される。発射ロッド(732)および発射分岐部(734)は、相補的な平坦部およびピン(738)により、互いに一体的に固定される。発射分岐部(732)は、針(110)のハブ部材(150)を間に受容する一対の突起(734)を含む。突起(734)は、環状フランジ(152)と指回し式円形板(154)との間に位置付けられ、針(110)は、発射ロッド(730)および分岐部(732)と一体的に並進する。それにもかかわらず、突起(734)は、ハブ部材(50)を取り外し可能に受容し、分岐部(732)は、プローブ(100)がホルスター(700)と連結されたときにハブ部材(150)に容易に固定されることができ、また、ハブ部材(150)は、プローブ(100)がホルスター(700)から外されると、分岐部(732)から容易に取り外され得る。突起(734)はまた、例えばノブ(710)が側方孔(114)の角度方向を変えるように回転されたときに、ハブ部材(150)を突起(734)間で回転させることができるように構成される。他の適切な構成要素、構成、および関係は、本明細書の教示を鑑みれば当業者には明らかであろう。ほんの一例として、針発射機構(400)は、参照により開示が本明細書に組み込まれる、「Biopsy Device with Motorized Needle Firing」の名称で2011年4月14日に出願された米国非仮特許出願第13/086,567号の教示の少なくとも一部に従って、構築され、動作可能とされ得る。針発射機構(400)を発射し得る、様々な他の適切な方法は、本明細書の教示を鑑みれば当業者には明らかであろう。いくつかのバージョンは針(110)の発射をもたらさない場合があることも理解されたい。
IV.組織標本ホルダーのための内側ハウジングの例示的な第1のバージョン
図5〜図8は、生検装置(10)の組織標本ホルダー(300)の内部または内側ハウジング(304A)の例示的な第1のバージョンを示す。図5は、バルクチャンバ(bulk chamber)(308)、およびトレー受容/組織標本チャンバ(345A)を含むものとして、例示的な内側ハウジング(304A)を示している。例示的な内側ハウジング(304A)は、プローブ(100)の遠位端部に配された、組織標本入口点またはポート(306)上に位置付けられ、これを通して、組織標本を受容することができる。図5は、プローブ(100)の遠位端部に配された真空ポート(307)も示す。内側ハウジング(304A)は、真空ポート(307)により、真空源(800)と流体連通している。真空は、真空源(800)からポート(307)を通って、次に、組織標本ホルダー(300)を通ってポート(306)へと伝えられる。このような伝達により、組織は、カッター(200)の内腔を通り、出口ポート(306)を通り、その後、組織標本ホルダー(300)内へ引き込まれる。
内側ハウジング(304A)は、ポート(306)およびカッター(200)に対し組織標本チャンバ(345A)またはバルクチャンバ(308)を割り出しするように、組織標本ホルダー(300)の外側カップ(303)内で回転可能である。さらに、または代わりに、外側カップ(303)は省略されてよく、内側ハウジング(304A)は、手動もしくは自動で回転して、カッター(200)に対し組織標本チャンバ(345A)を割り出すことができる。例えば、回転は、プローブ(100)および/またはホルスター(700)内に配され、モーターにより動作されるプローブ(100)およびホルスター(700)の相互噛み合い歯車と接続可能である、シャフト(422)(図13参照)などの歯車シャフトを介して、モーター(301)によりもたらされ得る。本開示の他の実施例の内側ハウジングの回転は、同様にもたらされてよい。
回転の一例として、図5の組織標本チャンバ(345A)は、矢印(A)の方向に沿って、また、反対側の方向に回転して、ポート(306)上に配されてよく、1つまたは複数の組織標本が、組織標本チャンバ(345A)内部に受容され得る。あるいは、図5の組織標本チャンバ(345A)は、組織標本チャンバ(345A)がポート(306)上に配されない位置まで回転されてもよく、そうすると、1つまたは複数の組織標本が、ポート(306)を介してバルクチャンバ(308)内部に受容される。プローブ(100)の真空ポート(307)は、バルクチャンバ(308)がポート(306)に対して割出しされたときに、組織が真空ポート(307)を塞ぐのを妨げるよう、フィルターまたはスクリーンを含み得る。さらに、または代わりに、プローブ(100)は、真空ポート(307)から残骸を除去し、かつ/または真空ポート(307)に位置付けられたフィルター/スクリーンをきれいにするために、真空ポート(307)を通じて正の空気圧を与えるように、圧力ポンプを含むか、または圧力ポンプと連絡することができる。カップ(303)が余分な流体の除去などのために、排水溜め特徴部(sump feature)を含み得ることも理解されたい。
図6を参照すると、内側ハウジング(304A)は、外壁面(312)、内壁面(314)、および外側環状壁(310)から横方向に突出する外側環状隆起部(316)を含む、外側環状壁(310)を含む。外側環状隆起部(316)は、ノッチ(318)を画定する内壁を含み、ノッチは、この実施例では、正方形の形状を有するように示されているが、円形もしくは三角形の形状またはそれらの組み合わせを含む、他の形状を含んでよい。さらに、隆起部(316)は、単一のノッチ(318)を含むように図示されているが、隆起部(316)は、同様または異なる形状および/もしくはサイズの、複数のノッチ(318)を含み得る。ノッチ(318)は、例えばプローブ(100)および/またはホルスター(700)に対する内側ハウジング(304A)の回転を助けるため、前述したプローブ(100)の回転支援部材の対応する突出部を受容することができる。
内側ハウジング(304A)は、壁(320、322、324)により隔てられた、組織標本チャンバ(345A)およびバルクチャンバ(308)を含む。図7に示すように、壁(320、322、324)の内面は、外側環状壁(310)の内壁面(314)の第1の部分(326)の方を向いており、第1の部分(326)と共に、組織標本チャンバ(345A)を画定している。壁(320、322、324)の外面は、外側環状壁(310)の内壁面(314)の第2の部分(328)の方を向いており、第2の部分(328)と共に、バルクチャンバ(308)を画定している。
壁(320、322)は、内側ハウジング(304A)の外側環状壁(310)の内壁面(314)から内側に突出し、壁(324)は、壁(320、322)の端部間に配される。壁(324)は、弓状に成形された内側部材として示されているが、壁(324)は、任意の他の適切なサイズおよび形状を含むように形成され得る。あるいは、壁(324)は省略されてもよく、壁(320、322)は、以下でさらに詳細に論じる変形体において、図12に示すように、ある地点で合流し、三角形の形状を形成する。
本実施例では、壁(320、322、324)はそれぞれ、上方近位部分と、下方遠位部分と、を含む。中心に配された壁(324)の上方近位部分(330)は、棚状突起(334)により壁(324)の下方遠位部分(332)から隔てられる。内側に突出する壁(320、322)の下方遠位部分は、中心に配された壁(324)の上方部分および下方部分が棚状突起(334)により隔てられる距離だけ、壁(320、322)の上方近位部分の幅より大きい幅を有する。
図7を参照すると、内側に突出する壁(320、322)の内面はそれぞれ、前方部分(F)、後方部分(R)、および長さ方向に延びる突出部(336)を含む。図7に示す実施例では、突出部(336)は、壁(320、324)それぞれの上方部分から内側に延びる。突出部は、代わりに、またはさらに、本開示の範囲内で記載される他の壁から延びることができる。細長い突出部(336)、壁(320、322)の内面の後方部分(R)、および外側環状壁(310)の内壁面(314)は、取り外し可能なトレー(340)を受容及び保持するためのトレー空間(338)の遠位端部を画定する。図8に示すように、壁(320、322)の内面の後方部分、外側環状壁(310)の内壁面(314)、および中心に配された壁(324)の上方部分の内面は、取り外し可能なトレー(340)を受容するトレー空間(338)の近位端部を共に画定する。
トレー(340)は、図8に示すように、近位エッジおよび遠位エッジを有する、弓状の細長い近位端壁(344)から近位に延びるハンドル(342)を含む。ハンドル(342)は、ユーザーが、トレー空間(338)にトレー(340)を挿入するか、もしくはトレー空間(338)からトレー(340)を取り外すこと、および、トレー(340)がトレー空間(338)内に受容されたときに内側ハウジング(304A)を手動で回転させること、を助けることができる。近位エッジおよび遠位エッジを有する、側壁または外側トレー壁(346、348)は、近位端壁(344)の裏側または遠位エッジから遠位に突出する。細長い弓状の壁(350、352)が、近位端壁(344)の下に、かつこれに近接して配されており、近位端壁(344)と実質的に同じ形状を有している。近位端壁(344)および細長い弓状壁(350、352)の末梢端部は、組織標本流体または組織標本の潜在的な漏出を防ぐために、トレー(340)が組織標本チャンバ(345A)のトレー空間(338)内に受容されると、トレー(340)の近位端部と組織標本チャンバ(345A)との間に追加シールを提供する、ワイパーシールとして作用し、また、チャンバ(345A)内部の真空を維持するのに役立つ。これらの末梢端部は、例えば、内側ハウジング(304A)のトレー空間(338)を画定する壁と摩擦嵌めを形成することができる。トレー(340)および/または組織標本ホルダー(300)の他の構成要素は、シールを作り出すため、面シール(face seals)および/または様々なタイプのエラストマーを含むこともできる。さらに、または代わりに、壁(344、350、352)のうちの1つまたは複数の壁の対向する側方末梢端部(peripheral opposite side ends)は、壁(320、322)の近位部分に画定される孔(354)に受容され得る。
弓状に成形された床部(356)が、トレー外壁(346、348)間に配され、孔(358)を含んでいる。遠位端部において、基部端壁(360)が、床部(356)から延び、トレー外壁(346、348)の端部間に配されている。基部端壁(360)は、トレー空間(338)内部に受容されるようなサイズである。基部端壁(360)は、孔(362)を画定し、この孔(362)を通して、組織標本が、例えば、前記のとおり、ポート(306)を介してカッター(200)から、受容され得る。床部(356)、トレー外壁(346、348)、壁(352)の裏側、および基部端壁(360)は、組織標本受容空間(364)を画定する。弓状に成形された床部(356)の孔(358)は、任意の適切な形状およびサイズのものであってよい。例えば、孔(358)は、円形の形状を有してよく、トレー空間(338)内に位置付けられたトレー(340)内に組織標本がとどまる間、組織標本受容空間(364)に受容された組織標本からの流体が、孔(358)を通って、流体受容空間(366)まで流れ得るように、十分大きなサイズであってよい。図7に示すように、壁(320、322)の内面の前方部分、細長い突出部(336)、棚状突起(334)の裏側、中心に配された壁(324)の遠位部分の内面、およびトレー(340)の床部(356)により、流体受容空間(366)が形成される。流体受容空間(366)は、ポート(306)上に組織標本チャンバ(345A)を位置付けるようにハウジング(304A)が回転すると、プローブ(100)の真空ポート(307)上に配される。流体は、その後、生検装置(10)を通って、真空源(800)に接続されたチューブまで流れて戻ることができる。
使用中、初期の1組の組織標本は、プローブ(100)のポート(306)上に配され、これと整列された、バルクチャンバ(308)内に受容されて積み上げられ得る。バルクチャンバ(308)がポート(306)上に配された内側ハウジング(304A)は、例えば、ポート(306)を通じて組織標本を受け取るごとに、前記のとおりモーター(301)を介して、自動的に割出しされ得る。最終的に、内側ハウジング(304A)は、バルクチャンバ(308)の一部の代わりに組織標本チャンバ(345A)がポート(306)上に配されてこれと整列する地点まで割り出しされ、組織標本を受け取る。この時点で、第1組の組織標本がバルクチャンバ(308)に受容された後、組織標本チャンバ(345A)内に受容された標本は、例えば実験室試験目的で病理学的標本として扱われてよく、バルクチャンバ(308)内に受容された標本は廃棄され得る。同様の使用が、本開示の内側ハウジングの実施例の任意のものにおいて、かつ任意のもののために、行われてよく、その使用において、組織標本チャンバ内部に受容された標本は、さらなる試験のための病理学的標本(例えば試験前にホルマリン中で保存された腫瘍学的標本(oncology sample)であってよく、バルクチャンバ(308)内に受容された標本は、廃棄され得る。
V.組織標本ホルダーのための内側ハウジングの例示的な第2のバージョン
図9〜図11は、生検装置(10)の組織標本ホルダー(300)の内側ハウジング(304B)の別の例示的なバージョンを示す。例示的な内側ハウジング(304B)は、内側ハウジング(304A)について前述したように、ポート(306)上に位置付けられる。内側ハウジング(304A)の同様の構成要素に使用された参照符号は、内側ハウジング(304B)にも使用される。さらに、本明細書のバージョン間における類似点については、さらに説明しない。トレー(370)が内側ハウジング(304B)のトレー空間に受容されると、近位端面図は、内側ハウジング(304A)について図6に示した近位端面図に類似する。しかしながら、内側ハウジング(304B)を遠位から見ると、またはトレー(370)が内側ハウジング(304B)のトレー空間内部に受容されていない場合、内側ハウジング(304B)は、ただ1つの組織標本チャンバ(345A)ではなく3つの組織標本チャンバ(345B)を含む点で、内側ハウジング(304A)とは異なる。内側ハウジング(304B)は、バルクチャンバ(308)も含む。組織標本チャンバ(345B)は、壁(320、322、324)によりバルクチャンバ(308)から隔てられる。壁(320、322)は、内側ハウジング(304A)の外側環状壁(310)の内壁面(314)から内側に突出しており、壁(324)は、壁(320、322)の端部間に配されている。壁(324)は、弓状に成形されたものとして図示されるが、壁(324)は、当業者には明らかである他の形状を含むように形成され得る。
組織標本ホルダー(300)の内側ハウジング(304B)の第2のバージョンは、内壁(372、374)をさらに含み、内壁(372、374)は、内側に延びる壁(320、322)間に配され、外側環状壁(310)の内壁面(314)と中心に配された壁(324)との間に延びて、3つの組織標本チャンバ(345B)を画定している。このような3つのチャンバがこの実施例で示されているが、より多いかまたは少ない数の内壁が、より多いかまたは少ない数のチャンバをそれぞれ画定するために含まれてよい。壁(320)、(324)の内面および内壁(372)は、外側環状壁(310)の内壁面(314)の第1の部分(P1)と共に、第1の組織標本チャンバ(345B)を画定する。内壁(372)の反対面、中心に配された壁(324)の内面、および、内壁(374)の面は、内壁面(314)の第2の部分(P2)と共に、第2の組織標本チャンバ(345B)を画定する。内壁(374)の反対面、壁(322、324)の内面、および内壁面(314)の第3の部分(P3)は、第3の組織標本チャンバ(345B)を画定する。壁(320、322、324)の外面は、内壁面(314)の第4の部分(P4)の方を向き、この第4の部分と共に、バルクチャンバ(308)を画定する。
図10に示すように、また、第1のバージョンと同様に、内側に突出する壁(320、322)の内面、ならびに内壁(372、374)の面はそれぞれ、前方部分(F)、後方部分(R)、および壁それぞれの上方部分から内側に延びる細長い突出部(336)を含む。細長い突出部(336)、壁(320、322、372、374)の後方部分、および外側環状壁(310)の内壁面(314)は共に、以下で説明するように、取り外し可能なトレー(370)の3つのそれぞれの突起(382、384、386)をそれぞれ受容および保持するための3つの別個のトレー空間空洞(376、378、380)の遠位端部を画定する。図11に示すように、壁(320、322、372、374)の後方部分、外側環状壁(310)の内壁面(314)の第1、第2、および第3の部分(P1、P2、P3)、ならびに中心に配された壁(324)の上方部分の内面は共に、取り外し可能なトレー(370)の突起(382、384、386)をそれぞれ受容するように、トレー空間空洞(376、378、380)の近位端部を画定する。
トレー(370)は、図11に示すように、弓状の細長い近位端壁(344)から近位に延びるハンドル(342)を含む。第1の突起(382)のトレー外壁(390、392)、第2の突起(384)のトレー外壁(390、392)、および第3の突起(386)のトレー外壁(390、392)はそれぞれ、近位端壁(344)の裏側から遠位に突出する。一対の弓状壁(394、396)が、突起それぞれについて、近位端壁(344)より遠位で、これに近接して配される。近位端壁(344)および弓状壁(394、396)の外側末梢端部は、組織標本液体または組織標本の潜在的な漏出を防ぐために、トレー(370)の3つの突起(382、384、386)がそれぞれ、組織標本チャンバ(345B)の壁により画定されたトレー空間空洞(376、378、380)に受容されると、トレー(370)の近位端部と組織標本チャンバ(345B)との間に追加シールを提供する、ワイパーシールとして作用し、また、チャンバ(345B)内部の真空を維持するのに役立つ。末梢端部は、例えば、内側ハウジング(304A)のトレー空間空洞(376、378、380)の壁と摩擦嵌めを形成することができる。トレー(370)および/または組織標本ホルダー(300)の他の構成要素は、シールを作り出すため、面シールおよび/または様々なタイプのエラストマーを含むこともできる。
床部(398)が、各組のトレー外壁(390、392)間に配され、孔(404)を含む。遠位端部において、突起はそれぞれ、それぞれの床部(398)から延びる基部端壁(406)を含む。各基部端壁(406)は、それぞれのトレー外壁(390、392)の端部間に配される。基部端壁(406)はそれぞれ、対応するトレー空間空洞(376、378、380)内部に受容されるようなサイズである。基部端壁(406)はそれぞれ、孔(408)を画定する内壁を含み、前記のとおり、孔(408)を通して、組織標本が、例えばカッター(200)から受容され得る。各突起について、床部(398)、トレー外壁(390、392)、壁(396)の裏側、および基部端壁(406)は、組織標本受容空間(410)を画定する。弓状に成形された床部(398)の孔(408)は、第1のバージョンについて前述されたのと同じようにサイズ決めされる。
使用中、内側ハウジング(304B)は、内側ハウジング(304A)と同じように割出しされ得、バルクチャンバ(308)は、最初にプローブ(100)のポート(306)上に配されて、組織標本を受容することができ、内側ハウジング(304B)は、組織標本チャンバ(345B)のうちの1つが組織標本を受容するまで、組織標本受容のたびに割出しされ得る。さらに、割出しは、組織標本チャンバ(345B)それぞれが、潜在的な病理学的使用のため、例えば試験前にホルマリン中に保管される腫瘍学的標本としての使用のために、それぞれの組織標本を受容するまで、続けられ得、バルクチャンバ(308)内に受容された組織標本は、廃棄されてよい。このような複数の組織標本チャンバに向けた自動割出しおよび複数の組織標本チャンバ内への受容は、複数の組織標本チャンバを含む、本明細書に開示する内側ハウジングの実施例で可能となる。
VI.組織標本ホルダーのための内側ハウジングの例示的な第3のバージョン
図12〜図14は、生検装置(10)の組織標本ホルダー(300)のための内側ハウジング(304C)の別の例示的なバージョンを示す。内側ハウジング(304A、304B)の同様の構成要素に使用された参照符号は、内側ハウジング(304C)についても使用される。さらに、これらバージョン間の類似点については、さらに説明しない。
図12を参照すると、内側ハウジング(304C)の近位側の図が、内側ハウジング(304C)の近位表面(414)から横方向に延びるタブ(412)を示す。図13は、トレー(416)が、プラグ(418)、バルクチャンバキャップ(420)、外側カップ(303)、および歯車シャフト(422)と共に内側ハウジング(304B)のトレー空間から取り外された際の、内側ハウジング(304B)の遠位側の図を示す。内側ハウジング(304C)が内側ハウジング(304A)と異なる1つの様式(One way)は、内側ハウジング(304C)が、バルクチャンバ(308)と共に単一のトレー受容チャンバを含むのではなく、バルクチャンバ(308)と共に2つの組織標本またはトレー受容チャンバ(345C)とプラグチャンバ(424)とを含む点である。
バルクチャンバキャップ(420)は、バルクチャンバ(308)をシールするようにバルクチャンバ(308)の形状と一致するように構成される。バルクチャンバキャップ(420)は、壁(320、322、324)により画定された外形を備えた、対応する形状を有する陥凹部分を含む。キャップ(420)は、近位表面(426)(図14)および遠位表面(428)(図13)と、これらの近位表面と遠位表面との間に配された3つの壁(430、432、434)と、を含む。図16に示すように、第1の長さ方向壁(430)が、遠位表面(428)から横向き壁(432)へと延びる。横向き壁(432)は、第1の長さ方向壁(430)と第2の長さ方向壁(434)との間に横向きに延びる。第2の長さ方向壁(434)は、キャップ(420)の近位表面(426)から延びる。第1の長さ方向壁(430)は、内側ハウジング(304C)の内壁面(314)および壁(320、322、324)の外面に隣接するように成形される。キャップ(420)の横向き壁(432)は、内側ハウジング(304C)の近位表面(414)およびタブ(412)の一部に隣接するように成形される。キャップ(420)が内側ハウジング(304C)上に配されると、キャップ(420)は、例えば、キャップ(420)の第1の垂直壁(430)と、内側ハウジング(304C)の内壁面(314)と、壁(320、322、324)の外面との間において、摩擦嵌め接続で内側ハウジング(304C)に接続され得る。タブ(412)上に延びて配されるキャップ(420)の長さ方向壁(432)により、キャップ(420)の取り外しは、内側ハウジング(304C)からキャップ(420)を持ち上げるのに十分な力が水平壁(432)の露出部分に加えられ得るように、キャップ(420)が内側ハウジング(304C)に対して設置されたときにキャップ(420)の長さ方向壁(432)の一部の下に空間ができるようにすることによって容易になり得る。図14は、組織標本ホルダー(300)がキャップ(420)、内側ハウジング(304C)、外側カップ(303)、および歯車シャフト(422)を含むように組み立てられたときに、内側ハウジング(304C)に接して設置されたキャップ(420)の図を示す。
キャップ(420)の近位表面(426)は、ハンドル(436)(図14)を含み、ハンドル(436)は、キャップ(420)を内側ハウジング(304C)に設置するかまたは内側ハウジング(304C)から取り外すのを助ける。ハンドル(436)は、内側ハウジング(304C)が手動で回転可能であるバージョンにおいて、外側カップ(303)内部での内側ハウジング(304C)の手動回転を容易にするのにも使用され得る。しかしながら、本実施例では、内側ハウジング(304C)の回転は、シャフト(422)を介して、モーター(301)によりもたらされる。第1の組織標本ホルダーのバージョンについて前述した回転と同様、内側ハウジング(304C)は、図12の組織標本チャンバ(345C)のうちの1つが図5に示すようにポート(306)上に配されるまで回転することができ、このため、組織標本は、選択された組織標本チャンバ(345C)内に受容され得る。あるいは、内側ハウジング(304C)は、参照により開示が本明細書に組み込まれる、「Biopsy Method」の名称で2009年8月20日に公開された米国特許出願公開第2009/0209854号の教示に従って構築され、動作可能とされ得る、マーカー配備装置などの送達手段により、アイテムまたは物質、例えばマーカーおよび/もしくは薬剤を送達するために、プラグチャンバ(424)が標本入口点上に配されるまで、回転され得る。プラグ(418)は、マーカーまたは薬剤が前記のとおり、配備装置により配備されていないときには、プラグチャンバ(424)内部に受容されるように構成され、組織標本が組織標本チャンバ(345C)のうちの1つに受容される間、プラグチャンバ(424)をシールするように作用する。プラグ(418)は、内部を通って延びる孔(440)を有する支柱(438)と、支柱(438)の近位端部に配されたハンドル(442)とを含む。プラグ(418)の支柱(438)は、細長いスロット(444)を画定し、このスロットは、孔(440)に対して開口していてよく、または、スロットドアにより孔(440)へのアクセスを制限し得る。
図12を再び参照すると、内側ハウジング(304C)は、組織標本チャンバ(345C)、プラグチャンバ(424)、およびバルクチャンバ(308)を含む。組織標本チャンバ(345C)およびプラグチャンバ(424)は、壁(320、322、324)によりバルクチャンバ(308)から隔てられる。壁(320、322)は、内側ハウジング(304A)の外側環状壁(310)の内壁面(314)から内側に突出し、壁(324)は、壁(320、322)の端部間に配される。壁(324)は、弓状に成形されたものとして図示されるが、壁(324)は、当業者には明らかである他の形状を含むように形成されてよい。
本実施例の内側ハウジング(304C)は、内壁(372、374)をさらに含み、内壁(372、374)は、内側に延びる壁(320、322)間に配され、外側環状壁(310)の内壁面(314)と中心に配された壁(324)との間に延びて、2つの組織標本チャンバ(345B)、およびプラグチャンバ(424)を画定する。この実施例では、2つの組織標本チャンバが図示されるが、より多いかまたは少ない数の内壁が、より多いかまたは少ない数の組織標本チャンバをそれぞれ画定するために含まれることもできる。さらに、この実施例では、単一のプラグチャンバが図示されるが、所望に応じて、より多くの数のプラグチャンバを画定するために、より多くの内壁が含まれてもよい。また、組織標本チャンバは、概ね台形の形状を有するように示され、プラグチャンバは、環状の形状を有するものとして示されるが、これらチャンバのための他の形状、サイズ、および構成も、本開示の範囲内である。
内側ハウジング(304B)の第3の組織標本チャンバ(345B)の代わりとして、内側ハウジング(304C)は、内壁(374)の反対面、壁(322、324)の内面、および内壁面(314)の第3の部分(P3)により画定される、環状プラグチャンバ(424)を含む。
中心に配された壁(324)の近位部分は、壁(320、322)の近位部分間に配され、壁(324)の遠位部分は、横方向に延びる棚状突起(445)を含み、棚状突起(445)から、3つの延長部(450)が遠位に突出し、中心部品(448)の床部(446)に向けて延びている。床部(446)は、壁(324)および壁(324)の延長部(450)から横方向に延びる。床部(446)は、壁(320、322)の近位部分と遠位部分との間それぞれに分離線を示すエリアに境界を画する、エッジ(452)を含む。床部(446)は、エッジ(452)から突出する環状部分(454)を含む。環状傾斜壁(456)が、床部(446)の環状部分(454)から、壁(320、322)の遠位部分に沿って、排水溜め床部(458)まで遠位に突出しており、排水溜め床部(458)は、孔(460)を含み、これらの孔(460)を通って、流体または液体が、内側ハウジング(304C)を通って吸引され、内側ハウジング(304C)から除去されることができる。
壁(320、322)の下方遠位部分、内側ハウジング(304C)の内壁面(314)の第4の部分(P4)、および排水溜め床部(458)の外側エッジが、空間(462)を画定し、この空間(462)を通って、組織標本がバルクチャンバ(308)内へ受容され得る。支柱(464)が、図13に示すように、床部(446)の遠位表面から突出している。支柱(464)は、歯車シャフト(422)の近位孔(不図示)内に受容されるようにサイズ決めされる。近位孔は、キーで留めた関係(keyed relationship)で支柱(464)を受容するように成形され、サイズ決めされる。このキーで留めた関係により、歯車シャフト(422)の回転で、支柱(464)を回転させることができ、これにより、内側ハウジング(304C)が外側カップ(303)内部で回転する。回転は、モーター(301)により駆動される回転機構(302)の構成要素と噛み合うシャフト(422)によってもたらされる。当然、回転は、代わりに、任意の他の適切な構成要素/技術によって、任意の他の適切な様式でもたらされてもよい。
図13に示すように、また、図10に示す第2のバージョンと同様に、内側に突出する壁(320、322)の内面、ならびに内壁(372、374)の面はそれぞれ、前方部分(F)、後方部分(R)、および壁それぞれの上方部分から内側に延びる細長い突出部(336)を含む。細長い突出部(336)、壁(320、372、374)の後方部分、および外側環状壁(310)の内壁面(314)は共に、以下で説明するように、取り外し可能なトレー(416A)の2つのそれぞれの突起(470、472)をそれぞれ受容および保持するための2つの別個のトレー空間空洞(466、468)の遠位端部を画定する。図12に示すように、トレー空間空洞(466、468)の反対側の近位端部は、取り外し可能なトレー(416)の突起(470、472)(図13)をそれぞれ受容する。トレー空間空洞(466、468)の近位端部は、壁(320、372、374)の後方部分、外側環状壁(310)の内壁面(314)の第1および第2の部分(P1およびP2)、ならびに中心に配された壁(324)の上方部分の内面により画定される。
図13に示すように、トレー(416A)は、弓状で細長い近位端壁(476)から近位に延びるハンドル(474)を含む。第1の突起(470)および第2の突起(472)のトレー外壁(478、480)はそれぞれ、近位端壁(476)の裏側から遠位に突出する。弓状壁(482)が、突起それぞれについて、近位端壁(476)の遠位に、かつこれに近接して配される。近位端壁(476)および弓状壁(482)の外側末梢端部は、組織標本液体または組織標本の潜在的な漏れを防ぐために、組織標本チャンバ(345C)の壁により画定されるトレー空間空洞(466、468)にトレー(416A)の突起(470、472)がそれぞれ受容されたときに、トレー(416A)の近位端部と組織標本チャンバ(345C)との間に追加シールを与えるワイパーシールとして作用し、また、チャンバ(345C)内部で真空を維持するのを助ける。末梢端部は、例えば、内側ハウジング(304C)のトレー空間空洞(466、468)の壁と摩擦嵌めを形成し得る。トレー(416A)および/または組織標本ホルダー(300)の他の構成要素は、シールを作り出すため、面シールおよび/または様々なタイプのエラストマーを含むこともできる。
床部(484)が、各組のトレー外壁(478、480)間に配され、孔(486)を含む。突起はそれぞれ、遠位端部においてそれぞれの床部(484)から延びる基部端壁(488)を含む。各基部端壁(488)は、それぞれのトレー外壁(478、480)の端部間に配される。基部端壁(488)はそれぞれ、対応するトレー空間空洞(466、468)内部に受容されるようにサイズ決めされる。基部端壁(488)はそれぞれ、孔(490)を画定する内壁を含み、これらの孔(490)を通して、組織標本が、前記のとおり、例えば、カッター(200)から受容され得る。各突起について、床部(484)、トレー外壁(478、480)、弓状壁(482)の裏側、および基部端壁(488)の近位表面が、組織標本受容空間(492)を画定する。弓状に成形された床部(484)の孔(486)は、第1のバージョンの孔(358)について前述したのと同じようにサイズ決めされる。同様に、プローブ(100)のポート(306)を介して、組織標本受容空間(492)に受容された組織標本からの流体は、組織標本がそれぞれのトレー空間内部に位置付けられたトレー(416)のそれぞれの突起内にとどまる間、孔(486)を通って、それぞれの流体受容空間(494)まで流れることができる。流体受容空間(494)は、図13に示すように、壁(322、372、374)の内面の前方部分(F)、細長い突出部(336)、棚状突起(445)の裏側、中心に配された壁(324)の遠位部分の延長部(450)の内面、およびトレー(416A)の突起(470、472)の床部(484)により形成される。次に、流体は、前記のとおり、真空ポート(307)を介して生検装置(10)を通って、真空源(800)に接続されたチューブまで戻ることができる。
VII.組織標本ホルダーのための内側ハウジングの例示的な第4のバージョン
図15〜図16は、生検装置(10)の組織標本ホルダー(300)のための内側ハウジング(304D)の別の例示的なバージョンを示す。内側ハウジング(304A、304B、304C)の同様の構成要素に使用された参照符号は、内側ハウジング(304D)にも使用される。さらに、これらのバージョン間の類似点については、さらに説明しない。
内側ハウジング(304D)は、内側ハウジング(304D)が複数の組織標本チャンバではなく、単一の組織標本チャンバ(345D)を、プラグチャンバ(424)と共に含む点で、内側ハウジング(304C)と異なる。内側ハウジング(304D)は、内側ハウジング(304C)について述べたのと同じように、キャップ(420)に対して設置された近位表面を含み得る。図15は、内側ハウジング(304D)の代替的な近位表面を示し、ここで、バルクチャンバ(308)は、内側ハウジング(304D)の外側環状壁(310)の上方周縁部内部に配された上方床部(500)によりシールされ、組織標本チャンバ(345D)およびプラグチャンバ(424)は、上方床部(500)に画定された孔と連絡している。
図16は、内側ハウジング(304D)の遠位端部を示す。壁(320、502)が、外側環状壁(310)の内壁面(314)の第1の部分と共に、組織標本チャンバ(345D)を画定する。壁(322、502)は、外側環状壁(310)の内壁面(314)の第2の部分と共に、プラグチャンバ(424)を画定する。トレー(416B)が第4のバージョンについて前述したのと同じように組織標本チャンバ(345D)の後方部分内部に受容されたときにトレー(416B)の床部(484)に隣接するのに十分な長さまで、リブ(504)が、内壁面(314)の第1の部分に向けて、壁(324)の内面から延びる。さらに、トレー(416B)が2つの突起ではなく単一の突起を含み、また、端壁(476)と弓状壁(482)との間に配された複数の貯蔵容器(bins)(506)を含むことを除いて、トレー(416B)は、第4のバージョンについて前述したトレー(416A)に類似している。さらには、トレー(416A)の各組織標本受容空間(492)は、単一の組織標本のみを受容するようにサイズ決めされていたのに対し、トレー(416B)の組織標本受容空間(492)は、いくつかの組織標本を受容するようにサイズ決めされている。
VIII.組織標本ホルダーのための内側ハウジングの例示的な第5のバージョン
図17〜図18は、生検装置(10)の組織標本ホルダー(300)のための内側ハウジング(304E)の別の例示的なバージョンを示している。これまでのバージョンの内側ハウジング(304A、304B、304C、304D)の同様の構成要素に使用された参照符号は、内側ハウジング(304E)にも使用される。さらに、本明細書中のバージョン間の類似点については、さらに説明しない。
内側ハウジング(304E)は、トレー(416B)を受容するように構成された、トレー受容チャンバ(345E)または組織標本チャンバを含む。トレー(416B)は、内側ハウジング(304D)に受容される単一突起のトレー(416B)に類似しているので、さらに説明はしない。
図17を参照すると、プラグチャンバ(424)が、第1および第2の組織標本チャンバ(345E)間に配された壁(600)内部の近位端部において画定されている。第3の組織標本チャンバ(345E)は、第1および第2の組織標本チャンバ(345E)間に配され、壁(602、604)により第1および第2の組織標本チャンバ(345E)から隔てられる。壁(600、602、604)はそれぞれ、内側環状壁(606)と外側環状壁(310)との間に延びる。棚状突起(608)は、内側環状壁(606)の中心部分から横方向に延びており、遠位に延びる環状延長部(610)と、床部(614)まで延びる垂直延長部(612)と、を含んでいる。第4のバージョンと同様に、また図18に示すように、支柱(464)が、床部(614)から遠位に突出している。内側ハウジング(304E)の遠位側の図を示す図18を参照すると、組織標本チャンバ(345E)およびプラグチャンバ(424)は、前方部分(F)および後方部分(R)を含む。壁(600、602、604)の遠位端部は、これまでのバージョンで前述したとおり、突出部(336)を含む。突出部(336)が内側環状基部(618)に対してそれぞれの壁上に位置付けられた距離と同じような距離まで、垂直なリブ(616)が、外側環状壁(310)の内壁面(314)に向けて、内側環状基部(618)から突出する。リブ(616)は、T字型の外形を含み、内側部分が、床部(614)より下に配された内側環状基部(618)から垂直に延びて、その内側部分に隣接する端部が、内側部分の幅より大きな幅を有する。再び図17を参照すると、リブ(616)の端部は、内側環状壁(606)上に配された突出部(620)から遠位に延びる。リブ(616)、棚状突起(608)の裏側、および内側環状基部(618)と床部(614)との間に延びる環状基部壁(622)により画定される空間、ならびに壁(600、602、604)、棚状突起(608)の裏側、および少なくとも1つのリブ(616)により画定される空間は、先の実施例の流体受容空間について前述したように動作する、流体受容空間(494)である。
参照により本明細書に組み込まれると言われた任意の特許、公報、または他の開示資料は、全体として、または部分的に、組み込まれる資料が本開示に記載される既存の定義、陳述、または他の開示資料と矛盾しない範囲でのみ、本明細書に組み込まれることが理解されるべきである。したがって、必要な範囲で、本明細書に明白に記載される開示は、参照により本明細書に組み込まれるあらゆる矛盾する資料に優先する。参照により本明細書に組み込まれると言われたが、本明細書に記載される既存の定義、陳述、または他の開示資料と矛盾する、あらゆる資料またはその一部は、組み込まれる資料と既存の開示資料との間に矛盾が生じない範囲で、組み込まれるに過ぎない。
本発明の実施形態は、従来の内視鏡および切開手術器具(endoscopic and open surgical instrumentation)における適用、ならびにロボット支援手術における適用を有している。
本明細書に開示した装置の実施形態は、1回使用した後で廃棄されるように設計されてよく、あるいは、複数回使用されるように設計されてもよい。いずれかの場合において、またはいずれの場合も、実施形態は、少なくとも1回使用した後で再利用のため再調整されることができる。再調整は、装置の分解ステップ、その後の、特定の部品の洗浄または置換ステップ、およびその後の再組立ステップの、任意の組み合わせを含むことができる。具体的には、装置の実施形態は、分解されてよく、装置の、任意の数の特定の部品または部分が、任意の組み合わせで、選択的に置換または除去されることができる。特定の部分が洗浄および/または置換されると、装置の実施形態は、再調整施設で、または、外科処置の直前に外科チームによって、その後使用されるように再組立され得る。当業者は、装置の再調整が、分解、洗浄/置換、および再組立のための様々な技術を利用できることを認識するであろう。このような技術の利用、および結果として得られる再調整済み装置はすべて、本出願の範囲内である。
ほんの一例として、本明細書に記載した実施形態は、手術前に処理され得る。まず、新しい器具または使用済みの器具を入手し、必要であれば洗浄することができる。この器具は、次に滅菌され得る。1つの滅菌技術では、器具が、プラスチックまたはTYVEKバッグなど、閉じられ密閉された容器の中に置かれる。容器および器具は、その後、γ放射線、x線、または高エネルギー電子などの、容器を貫通できる放射線場の中に置かれ得る。放射線が、器具上および容器内の細菌を死滅させることができる。滅菌された器具は、その後、滅菌容器内に保管され得る。密閉された容器は、医療施設で開封されるまで、器具を滅菌状態に保つことができる。βもしくはγ放射線、エチレンオキシド、または蒸気を含むがこれらに限定されない、当技術分野で既知の任意の他の技術を使用して、装置を滅菌することもできる。
本発明のさまざまな実施形態を図示し説明してきたが、本明細書に記載された方法およびシステムのさらなる改作物が、本発明の範囲を逸脱せずに、当業者による適切な改変により達成され得る。このような潜在的な改変のいくつかには言及しており、他のものは、当業者には明らかであろう。例えば、前述した実施例、実施形態、外形、材料、寸法、比率、工程などは、例示的なものであり、必須ではない。したがって、本発明の範囲は、以下の請求項の点で検討されるべきであり、本明細書および図面に示し説明した構造および動作の詳細に限定されないことが理解される。
〔実施の態様〕
(1) 生検装置において、
(a)プローブ本体と、
(b)前記プローブ本体から遠位に延び、横向きの組織受容孔を含む、針部分と、
(c)前記針部分内部に位置付けられた中空カッターであって、前記孔を通って突出する組織から組織標本を切断するために前記針部分内部で並進可能であり、カッター内腔を画定する、中空カッターと、
(d)組織標本ホルダーであって、
(i)少なくとも2つの組織標本チャンバおよび少なくとも1つのプラグチャンバであって、前記チャンバはそれぞれ、軸方向に延び、前記軸方向は、前記カッター内腔と平行であり、前記少なくとも1つのプラグチャンバは、前記組織標本チャンバのうち少なくとも1つが組織標本を受容するように構成されると、プラグを受容するように構成される、少なくとも2つの組織標本チャンバおよび少なくとも1つのプラグチャンバ、
(ii)前記組織標本チャンバのうち少なくとも1つと取り外し可能に係合された少なくとも1つのトレーであって、軸方向に前記組織標本チャンバから取り外し可能である、少なくとも1つのトレー、
を含む、組織標本ホルダーと、
を含み、
前記組織標本ホルダーは、組織標本チャンバを前記カッター内腔に対し選択的に割出しして、割出しされた前記チャンバ内に前記組織標本を受容するように動作可能である、生検装置。
(2) 実施態様1に記載の生検装置において、
前記組織標本ホルダーは、内側ハウジングをさらに含み、
前記内側ハウジングは、前記チャンバを画定し、
前記少なくとも1つのトレーは、前記内側ハウジングの前記少なくとも2つの組織標本チャンバのうちの少なくとも1つと取り外し可能に係合可能である、生検装置。
(3) 実施態様1に記載の生検装置において、
前記少なくとも1つのトレーは、少なくとも1つの突起を含み、
前記突起は、一対の側壁、各対の側壁間に延びる基部端壁、ならびに、各対の側壁および対応する基部端壁と一体の床部を含む、生検装置。
(4) 実施態様3に記載の生検装置において、
前記少なくとも2つの組織標本チャンバのうちの1つが、前記トレーの前記少なくとも1つの突起を受容するようにサイズ決めされる、生検装置。
(5) 実施態様3に記載の生検装置において、
前記トレーは、少なくとも第1の突起および第2の突起を含み、
前記組織標本ホルダーは、少なくとも第1のチャンバおよび第2のチャンバを含み、
前記第1の組織標本チャンバは、前記第1の突起を受容するようにサイズ決めされ、前記第2の組織標本チャンバは、前記第2の突起を受容するようにサイズ決めされる、生検装置。
(6) 実施態様1に記載の生検装置において、
前記組織標本ホルダーの少なくとも一部が、ホルマリンカップ内に嵌まるようにサイズ決めされる、生検装置。
(7) 実施態様1に記載の生検装置において、
各トレーは、少なくとも1つの突起を含み、各突起は、組織標本受容空間を画定し、
各突起の各組織標本受容空間は、対応する組織標本チャンバと関連する、生検装置。
(8) 実施態様1に記載の生検装置において、
前記組織標本ホルダーは、前記カッター内腔に送られる流体を、第1の方向から第2の方向に向け直すように構成される、生検装置。
(9) 実施態様1に記載の生検装置において、
前記組織標本ホルダーは、前記プローブ本体と選択的に係合可能であり、
前記組織標本ホルダーは、前記プローブ本体に対して前記組織標本ホルダーを選択的に解放するように動作可能な解放機構を含む、生検装置。
(10) 実施態様1に記載の生検装置において、
前記少なくとも2つの組織標本チャンバのうちの1つが、第1の容量を有する第1のチャンバを画定し、前記少なくとも2つの組織標本チャンバのうちの他方が、第2の容量を有する第2のチャンバを画定し、
前記第1の容量は、前記第2の容量と異なる、生検装置。
(11) 実施態様10に記載の生検装置において、
前記第1の容量は、前記第2の容量より実質的に大きい、生検装置。
(12) 実施態様11に記載の生検装置において、
前記第1のチャンバは、複数の組織標本を受容するように構成された、バルクチャンバである、生検装置。
(13) 実施態様12に記載の生検装置において、
前記第2のチャンバは、単一の組織標本のみを受容するように構成される、生検装置。
(14) 実施態様12に記載の生検装置において、
前記第2のチャンバは、前記バルクチャンバより少なくとも1つ少ない組織標本を受容するように構成される、生検装置。
(15) 実施態様1に記載の生検装置において、
前記組織標本ホルダーは、前記カッター内腔から真空内腔に流体を向け直すように構成される、生検装置。
(16) 生検プローブに係合し、組織標本を受容するように構成された、組織標本ホルダーにおいて、
(a)少なくとも第1のチャンバおよび第2のチャンバを含むハウジングであって、前記チャンバはそれぞれ、軸方向に沿って延び、前記第1のチャンバは、第1の容量を有し、前記第2のチャンバは、第2の容量を有し、前記第1の容量は、前記第2の容量とは異なる、ハウジングと、
(b)前記チャンバのうちの少なくとも1つの内部に軸方向に受容されるように構成され、組織標本を受容するように構成される、少なくとも1つのトレーと、
を含む、組織標本ホルダー。
(17) 実施態様16に記載の組織標本ホルダーにおいて、
前記ハウジングは、
(i)近位エッジおよび遠位エッジを有し、中央ボアを画定する、外側部材と、
(ii)前記外側部材から延びる、半径方向に延びる複数の壁と、
(iii)前記半径方向に延びる複数の壁の内側端部間に延びる内側部材であって、前記内側端部は、前記外側部材から離間しており、前記外側部材、前記内側部材、および前記壁は、前記少なくとも2つの組織標本チャンバのうちの少なくとも1つを画定する、内側部材と、
をさらに含み、
前記外側部材の第1の部分、前記内側部材、前記複数の壁の第1の外壁、および前記複数の壁の第2の外壁は、第1のチャンバを画定し、
前記外側部材の第2の部分、前記内側部材、および前記複数の壁のうちの少なくとも2つの壁は、前記少なくとも2つのチャンバのうちの第2のチャンバを画定し、
前記第1のチャンバは、前記第2のチャンバとは切り離されている、組織標本ホルダー。
(18) 実施態様17に記載の組織標本ホルダーにおいて、
前記チャンバのうちの各チャンバは、近位端部および遠位端部を含み、
前記近位端部は、トレーを受容するように構成され、
前記遠位端部は、前記プローブに近接して位置付けられるように構成され、
前記ハウジングの前記半径方向に延びる複数の壁は、前記近位端部と前記遠位端部との間に延びる、組織標本ホルダー。
(19) 実施態様17に記載の組織標本ホルダーにおいて、
前記少なくとも1つのトレーは、
(i)それぞれが近位エッジおよび遠位エッジを有する、一対の側壁と、
(ii)前記側壁と係合する基部端壁であって、近位エッジおよび遠位エッジを有し、孔を画定する、基部端壁と、
(iii)前記側壁の前記近位エッジおよび前記基部端壁の前記近位エッジに連結された床部と、
を含み、
前記トレーは、前記少なくとも2つの組織標本チャンバのうちの1つのチャンバ内部に受容されるように構成され、前記トレーの前記側壁の前記遠位エッジは、それぞれの前記チャンバ内に受容されるように構成される、組織標本ホルダー。
(20) 生検装置を操作する方法であって、前記生検装置は、(i)組織受容孔を有し、針軸を定める、針、(ii)前記孔において組織を切断するように構成されたカッター、(iii)前記カッターにより切断された組織を送るように構成された内腔、ならびに(iv)バルクチャンバおよびトレーチャンバを有する、組織標本ホルダーのための内側ハウジングを含み、前記バルクチャンバは、前記トレーチャンバより大きな容量を有し、前記トレーチャンバは、入口点を介して前記内腔を通じて送られた組織を受容するように構成された少なくとも1つのトレーを有する、方法において、
(a)前記針および前記カッターで組織標本を捕捉する工程と、
(b)前記入口点を介して、前記内腔を通じて前記バルクチャンバまで前記組織標本を送る工程と、
(c)前記入口点に対して前記内側ハウジングの位置を変えるように前記内側ハウジングを回転させる工程と、
(d)前記トレーが前記入口点上に配されるまで、工程(a)〜(c)を繰り返す工程と、
(e)前記入口点を介して、前記内腔を通じて前記トレーまでトレー組織標本を送る工程と、
(f)前記トレーを前記針軸に平行な軸方向に引っ張ることにより、前記組織標本ホルダーから前記トレーを取り外す工程と、
を含む、方法。
例示的な生検システムの概略図である。 例示的な生検装置の様々な構成要素を示す概略的ブロック図である。 互いに連結された、例示的な生検装置のホルスターおよびプローブの斜視図であり、プローブは、組織標本ホルダーを含む。 図3の生検装置の斜視図であり、プローブの裏側およびホルスターの上側を露出するように、ホルスターから切り離されたプローブを示している。 図3のプローブの端部に取り付けられた、図3の組織標本ホルダーのための内側ハウジングの実施例の端面図であり、プローブの組織標本入口点、内側ハウジング内部のバルクチャンバ、および内側ハウジング内部のトレー受容チャンバを示す。 図5の内側ハウジングおよび図5のトレー受容チャンバに受容される取り外し可能なトレーの近位端部の斜視図である。 図6の内側ハウジングおよび取り外し可能なトレーの遠位端部の斜視図である。 図6の内側ハウジングおよび取り外し可能なトレーの分解組立斜視図である。 図3のプローブの端部に取り付けられた図3の組織標本ホルダーのための内側ハウジングの別の実施例の端面図であり、プローブの組織標本入口点、内側ハウジング内部のバルクチャンバ、および内側ハウジング内部のトレー受容チャンバを示す。 図9の内側ハウジングおよび図9のトレー受容チャンバ内に受容された取り外し可能なトレーの遠位端部の斜視図である。 図10の内側ハウジングおよび取り外し可能なトレーの分解組立斜視図である。 図3の組織標本ホルダーのための内側ハウジングの別の実施例の近位端部の斜視図である。 図3の組織標本ホルダーの分解組立図であり、図12の内側ハウジング、2突起トレー、マーカーおよび/または薬剤シールプラグ、バルクチャンバキャップ、歯車シャフト、ならびに外側キャップを示す。 図13の組織標本ホルダーの組み立て済み斜視図である。 図3の組織標本ホルダーのための内側ハウジングの別の実施例の近位端部の斜視図である。 図3の組織標本ホルダーの分解組立図であり、図16の内側ハウジング、1突起トレー、マーカーおよび/または薬剤シールプラグ、バルクチャンバキャップ、歯車シャフト、ならびに外側キャップを示す。 図3の組織標本ホルダーのための内側ハウジングの別の実施例の近位端部の斜視図である。 図3の組織標本ホルダーの分解組立図であり、図17の内側ハウジング、複数の単一突起トレー、マーカーおよび/または薬剤シールプラグ、バルクチャンバキャップ、ならびに歯車シャフトを示す。

Claims (17)

  1. 生検装置において、
    (a)プローブ本体と、
    (b)前記プローブ本体から遠位に延び、横向きの組織受容孔を含む、針部分と、
    (c)前記針部分内部に位置付けられた中空カッターであって、前記孔を通って突出する組織から組織標本を切断するために前記針部分内部で並進可能であり、カッター内腔を画定する、中空カッターと、
    (d)組織標本ホルダーであって、
    (i)少なくとも2つの組織標本チャンバであって、前記チャンバはそれぞれ、軸方向に延び、前記軸方向は、前記カッター内腔と平行である、少なくとも2つの組織標本チャンバ、
    (ii)前記組織標本チャンバのうち少なくとも1つと取り外し可能に係合された少なくとも1つのトレーであって、軸方向に前記組織標本チャンバから取り外し可能である、少なくとも1つのトレー、
    を含む、組織標本ホルダーと、
    を含み、
    前記少なくとも2つの組織標本チャンバが、第1のチャンバ、および第2のチャンバを含み、前記第1のチャンバが第1の容量を画定し、前記第2のチャンバが第2の容量を画定し、前記第1の容量は、前記第2の容量より実質的に大きく、
    前記組織標本ホルダーは、組織標本チャンバを前記カッター内腔に対し選択的に割出しして、割出しされた前記チャンバ内に前記組織標本を受容するように動作可能であ
    前記組織標本ホルダーは、前記第1のチャンバが割出しされる第1の角度位置と前記第2のチャンバが割出しされる第2の角度位置とを含む、少なくとも2つの角度位置を通って、前記少なくとも2つの組織標本チャンバを選択的に回転させるように動作可能である、生検装置。
  2. 請求項1に記載の生検装置において、
    前記組織標本ホルダーは、内側ハウジングをさらに含み、
    前記内側ハウジングは、前記チャンバを画定し、
    前記少なくとも1つのトレーは、前記内側ハウジングの前記少なくとも2つの組織標本チャンバのうちの少なくとも1つと取り外し可能に係合可能である、生検装置。
  3. 請求項1に記載の生検装置において、
    前記少なくとも1つのトレーは、少なくとも1つの突起を含み、
    前記突起は、一対の側壁、各対の側壁間に延びる基部端壁、ならびに、各対の側壁および対応する基部端壁と一体の床部を含む、生検装置。
  4. 請求項3に記載の生検装置において、
    前記少なくとも2つの組織標本チャンバのうちの1つが、前記トレーの前記少なくとも1つの突起を受容するようにサイズ決めされる、生検装置。
  5. 請求項3に記載の生検装置において、
    前記トレーは、少なくとも第1の突起および第2の突起を含み
    前記第1の組織標本チャンバは、前記第1の突起を受容するようにサイズ決めされ、前記第2の組織標本チャンバは、前記第2の突起を受容するようにサイズ決めされる、生検装置。
  6. 請求項1に記載の生検装置において、
    前記組織標本ホルダーの前記第2のチャンバに受容された前記組織標本はさらなる試験のための病理学的標本である、生検装置。
  7. 請求項1に記載の生検装置において、
    各トレーは、少なくとも1つの突起を含み、各突起は、組織標本受容空間を画定し、
    各突起の各組織標本受容空間は、対応する組織標本チャンバと関連する、生検装置。
  8. 請求項1に記載の生検装置において、
    前記組織標本ホルダーは、前記カッター内腔に連通する流体を前記組織標本ホルダーに引き込むための負空気圧と、前記カッター内腔に連通する流体を前記組織標本ホルダーから除去するための正空気圧とを選択的に与えるように構成される、生検装置。
  9. 請求項1に記載の生検装置において、
    前記組織標本ホルダーは、前記プローブ本体と選択的に係合可能であり、
    前記組織標本ホルダーは、前記プローブ本体に対して前記組織標本ホルダーを選択的に取り外すように動作可能な解放機構を含む、生検装置。
  10. 請求項に記載の生検装置において、
    前記第1のチャンバは、複数の組織標本を受容するように構成され、生検装置。
  11. 請求項10に記載の生検装置において、
    前記第2のチャンバは、単一の組織標本のみを受容するように構成される、生検装置。
  12. 請求項10に記載の生検装置において、
    前記第2のチャンバは、前記第1のチャンバより少なくとも1つ少ない組織標本を受容するように構成される、生検装置。
  13. 請求項1に記載の生検装置において、
    前記組織標本ホルダーは、前記カッター内腔から真空内腔に流体を向けるように構成される、生検装置。
  14. 生検プローブに係合し、組織標本を受容するように構成された、組織標本ホルダーにおいて、
    (a)少なくとも第1のチャンバおよび第2のチャンバを含むハウジングであって、前記チャンバはそれぞれ、軸方向に沿って延び、前記第1のチャンバは、第1の容量を有し、前記第2のチャンバは、第2の容量を有し、前記第1の容量は、前記第2の容量とは異なる、ハウジングと、
    (b)前記チャンバのうちの少なくとも1つの内部に軸方向に受容されるように構成され、組織標本を受容するように構成される、少なくとも1つのトレーと、
    を含
    前記組織標本ホルダーは、チャンバを選択的に割出しして、割出しされた前記チャンバ内に前記組織標本を受容するように動作可能であり、
    前記組織標本ホルダーは、前記第1のチャンバが割出しされる第1の角度位置と前記第2のチャンバが割出しされる第2の角度位置とを含む、少なくとも2つの角度位置を通って、前記ハウジングを選択的に回転させるように動作可能である、組織標本ホルダー。
  15. 請求項14に記載の組織標本ホルダーにおいて、
    前記ハウジングは、
    (i)近位エッジおよび遠位エッジを有し、中央ボアを画定する、外側部材と、
    (ii)前記外側部材から延びる、半径方向に延びる複数の壁と、
    (iii)前記半径方向に延びる複数の壁の内側端部間に延びる内側部材であって、前記内側端部は、前記外側部材から離間しており、前記外側部材、前記内側部材、および前記壁は、前記少なくとも2つの組織標本チャンバのうちの少なくとも1つを画定する、内側部材と、
    をさらに含み、
    前記外側部材の第1の部分、前記内側部材、前記複数の壁の第1の外壁、および前記複数の壁の第2の外壁は、第1のチャンバを画定し、
    前記外側部材の第2の部分、前記内側部材、および前記複数の壁のうちの少なくとも2つの壁は、前記少なくとも2つのチャンバのうちの第2のチャンバを画定し、
    前記第1のチャンバは、前記第2のチャンバとは切り離されている、組織標本ホルダー。
  16. 請求項15に記載の組織標本ホルダーにおいて、
    前記チャンバのうちの各チャンバは、近位端部および遠位端部を含み、
    前記近位端部は、トレーを受容するように構成され、
    前記遠位端部は、前記プローブに近接して位置付けられるように構成され、
    前記ハウジングの前記半径方向に延びる複数の壁は、前記近位端部と前記遠位端部との間に延びる、組織標本ホルダー。
  17. 請求項15に記載の組織標本ホルダーにおいて、
    前記少なくとも1つのトレーは、
    (i)それぞれが近位エッジおよび遠位エッジを有する、一対の側壁と、
    (ii)前記側壁と係合する基部端壁であって、近位エッジおよび遠位エッジを有し、孔を画定する、基部端壁と、
    (iii)前記側壁の前記近位エッジおよび前記基部端壁の前記近位エッジに連結された床部と、
    を含み、
    前記トレーは、前記少なくとも2つの組織標本チャンバのうちの1つのチャンバ内部に受容されるように構成され、前記トレーの前記側壁の前記遠位エッジは、それぞれの前記チャンバ内に受容されるように構成される、組織標本ホルダー。
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