JP2016152871A - 吸収性物品 - Google Patents

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隆 糸井
智 石岡
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【課題】清涼剤の持続性が高く、装着時の肌への過度の刺激が抑えられ、ズレ止剤の糊残りを抑制できる吸収性物品を提供する。【解決手段】式(1)で表されるケイ酸エステル化合物を清涼剤として含む吸収性物品1。(式中、R1、R2、R3及びR4は各々独立に、水素原子、又は炭素数が1以上15以下の有機基を示し、互いに同じでも異なっていてもよく、R1、R2、R3及びR4の少なくとも1つはシクロヘキシル基又はシクロヘキシル基を有する基である。)【選択図】図1

Description

本発明は、パンティーライナーや生理用ナプキン、軽失禁パッド、使い捨ておむつなどの吸収性物品に関する。
パンティーライナー等の吸収性物品においては、蒸れやべたつきを抑えることが、良好な装着感の観点から重要な性能の1つであり、この問題に対処する提案がなされてきた。例えば、その1つとして、爽快感やドライ感を感じられる特定の清涼剤を吸収性物品に組み込む技術がある(例えば、特許文献1及び2参照)。この清涼剤は、揮発して着用者の肌の冷感受容器TRPM8を刺激し、体感温度を低減させることができる。
特表2004−528090号公報 特開2010−234031号公報
しかし、上記の清涼剤を組み込んだ吸収性物品に、下着等への固定のためのズレ止糊剤があると、下着に糊残りが生じる場合があることが分かってきた。この糊残りは、ほんの僅かであっても、肌のデリケートな部分に触れる着衣の汚れであるだけに回避することが重要となる。
このような現象は、清涼剤の揮発性が要因の1つであると考えられる。すなわち、清涼剤は、揮発すると下着に固定されたズレ止剤の界面に可塑剤として働き、該ズレ止剤を軟化させ、これにより下着に糊残りが生じるものと考えられる。
一方で、清涼剤の清涼作用もまた揮発性によるもので、これまで用いられた清涼剤では、肌に感じる清涼感を持続させようとすると糊残りの回避が難しかった。また、清涼剤の揮発の程度によっては肌へ強い刺激として感じられる場合もあった。
このように、清涼剤の冷感作用、肌へ過度の刺激防止、糊残り防止を全て達成することは難しかった。
本発明は、上記の点に鑑み、清涼剤の持続性が高く、装着時の肌への過度の刺激が抑えられ、ズレ止剤の糊残りを抑制しできる吸収性物品に関する。
本発明は、式(1)で表されるケイ酸エステル化合物を清涼剤として含む吸収性物品を提供する。
Figure 2016152871
(式中、R、R、R及びRは各々独立に、水素原子、又は炭素数が1以上15以下の有機基を示し、互いに同じでも異なっていてもよく、R、R、R及びRの少なくとも1つはシクロヘキシル基又はシクロヘキシル基を有する基である。)
本発明の吸収性物品は、清涼剤の持続性が高く、装着時の肌への過度の刺激が抑えられ、ズレ止剤の糊残りが抑制できる。
本発明の吸収性物品の好ましい一実施形態(第1実施形態)としてのパンティーライナーを模式的に示した一部切欠斜視図である。
本発明の吸収性物品は、式(1)で表されるケイ酸エステル化合物を清涼剤として含むものである。
Figure 2016152871
ここで「清涼剤」とは、着用者の皮膚又は粘膜表面の温度受容器(TRPM8等の冷感受容体)を刺激して、着用者に爽快感を伝えることのできる物質を意味する。本発明においては、このような物質としては、皮膚又は粘膜表面の温度受容器の幕を脱分極することができる成分を有する、上記式(1)で表されるケイ酸エステル化合物である。
上記の式(1)中、R、R、R及びRは各々独立に、水素原子、又は炭素数が1以上15以下の有機基を表し、互いに同じでも異なっていてもよい。ただし、R、R、R及びRの少なくとも1つはシクロヘキシル基又はシクロヘキシル基を有する基である。なお、前記有機基の炭素数の上限は、15以下であり、好ましくは12以下であり、より好ましくは10以下である。
本発明で用いられるケイ酸エステル化合物は、装着状態にある吸収性物品が接する汗や空気中の水蒸気などの水分との接触で加水分解して、清涼成分を徐々に排出(揮発)する性質(徐放性)を有する。例えば、加水分解時に、少なくとも1つ有するシクロヘキシル基又はシクロヘキシル基を有する基がヒドロキシ基と結合し、清涼成分としてのシクロヘキシル誘導体が徐々に放出(揮発)される。このように、ケイ酸エステル化合物は、清涼成分の揮発の時期と量を好適に制御することができる。これは、従来の清涼剤、例えば、メントールが、排泄とは無関係に、着用者の体温等で揮発してしまうのとは異なる作用である。つまり、本発明のケイ酸エステル化合物は、まず水分との接触による加水分解でメントールが発生し、次いで該メントールが着用者の体温等により揮発することにより、着用者に清涼感を与える。そのため、従来のようにメントールのみが吸収性物品に配されている場合よりも、長時間に亘って清涼感を持続させることができ、かつ、単位時間当たりのメントール揮発量が少ないために肌へ過度の刺激を与えることがない。
本発明においては、このようなケイ酸エステル化合物の作用は、パンティーライナー等の吸収性物品のムレ感の解消にとって好適なものとなる。通常、吸収性物品内のムレ感は、装着直後よりもその後の排泄後に高まりやすいものであり、本発明の吸収性物品では、この排泄によるムレ感の高まりに応じた肌への清涼作用の発現の調節が可能である。しかも、清涼成分の放出が徐々になされるため、その後の装着時間の長期化で高まるムレ感にも対応して、清涼作用を持続させることができる。例えば、前記剤を特別増量させなくても、着用者が清涼感を感じられるレベルを3時間程度持続させることも可能となる。加えて、清涼感の持続にも拘らず、前記の徐放性が、肌への過度な刺激を装着初期の段階から抑えることができ、かつ、ズレ止剤の下着への糊残りをも抑制することができる。これにより使用者は良好な装着感を感じることができ、大切な下着等の着衣を汚さずに安心して使用することができる。
本発明で用いられるケイ酸エステル化合物において、R、R、R及びRの少なくとも1つは、上記のように加水分解で清涼成分(化合物)となる基であれば特に制限されない。該清涼成分としては、例えば、「冷感剤」として知られる化合物(Handbook of cosmetic science and technology,3rd ed.,Andre’O.Barel,Marc Pa ye,Howard I.Maibach,Eds.,Informa Healthc are(Pub.),New York,2009)が挙げられる。例えば、シクロヘキシル基又はシクロヘキシル基を有する基から前述の加水分解で生成される、以下に示す1)シクロヘキシル誘導体(式(A))、2)シクロヘキサノール誘導体(式(B1)及び(B2))、3)カルボキサミド類(メンタンカルボキサミド(式(C1))、第3級又は第2級脂肪族カルボキサミド(式(C2))等が挙げられる。
ここで例示する化合物は、本発明で用いられるケイ酸エステル化合物のR、R、R及びRのいずれかの基として結合するとき、その結合形態は特に制限されるものではない。典型的には、酸または塩基の存在下での、原料ケイ酸エステルと清涼成分の化合物とのエステル交換反応で得られる。例えば、前記化合物が水酸基を有するものである場合、該水酸基を1つ除いた残基がR、R、R及びRのいずれかの基となって結合される。この場合、清涼成分としては、分子間架橋を避ける観点から、水酸基を1つだけ有するものが好ましい。また、より多くの清涼成分を原料ケイ酸エステルに導入する観点から、該水酸基が1級又は2級であるものが好ましい。なお、本発明のケイ酸エステル化合物には、上記の製造過程で副生する副生物や製造原料を含んでいてもよい。また、シロキサンが環状に縮合したものを含んでいてもよい。
1)シクロヘキシル誘導体
Figure 2016152871
(式中、Rは、基−CHCH(R)(OH)CHOR(ここで、Rは水素原子又はメチル基、Rは水素原子、炭素数1〜6の直鎖又は分岐アルキル基又は2−アルコキシエチル基を示す。)、基−(CH−OH(ここで、nは1以上10以下の整数を示す)、又は基−CO−R(ここで、Rは水素原子、炭素数1以上6以下の直鎖又は分岐アルキル若しくはアルケニル基、炭素数1以上6以下の直鎖又は分岐ヒドロキシアルキル基を示す。)を示し、Rは水素原子、水酸基、炭素数1〜6の直鎖又は分岐アルキル基、又は炭素数1〜6のアルコキシ基を示す。)
2)シクロヘキサノール誘導体
Figure 2016152871
(式中、R10は水素原子、水酸基又は炭素数1以上6以下のアルコキシ基を示し、R11及びR12はそれぞれ独立して水素原子又は炭素数1以上6以下の直鎖又は分岐アルキル基を示し、R13は水素原子、水酸基、炭素数1以上6以下の直鎖又は分岐アルキル基又は炭素数1以上6以下のアルコキシ基を示す。)
3)カルボキサミド類
Figure 2016152871
(式中、R14は水素原子又は炭素数1以上6以下の直鎖又は分岐アルキル基を示し、R15は炭素数1以上6以下の直鎖又は分岐アルキル基を示し、R16は水素原子又は炭素数1以上6以下の直鎖又は分岐アルキル基を示し、R17及びR18は独立して炭素数1〜6の直鎖又は分岐アルキル基を示す。)
該化合物のさらなる具体例としては、以下のものが挙げられる。
1)シクロヘキシル誘導体:
乳酸メンチル、メンチルエチルアミノシュウ酸、3−(l−メントキシ)プロパン−1,2−ジオール、3−(l−メントキシ)−2−メチルプロパン−1,2−ジオール、コハク酸メンチル、3−(l−メントキシ)エタン−1−オール、3−(l−メントキシ)プロパン−1−オール、3−(l−メントキシ)ブタン−1−オール、l−メンチル−4−ヒドロキシペンタノエート、l−メンチル−3−ヒドロキシブチレート等。
2)シクロヘキサノール誘導体:
メントール、p−メンタン−3,8−ジオール、イソプレゴール等。
3)カルボキサミド類:
N−エチル−p−メンタン−3−カルボキサミド(N−エチル−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキサン−1−カルボキサミド)、N,2,3−トリメチル−2−(l−メチルエチル)−ブタンアミド、l−メンチル酢酸N−エチルアミド等。
このうち、清涼感及び2−メチル−4−フェニル−1−ペンタノールによる刺激抑制効果の点から、メントール、乳酸メンチル及びN−エチル−p−メンタン−3−カルボキサミドが好ましい。
とりわけ、生成される化合物が、メントール又は乳酸メンチルであることが、清涼感効果の観点から好ましい。したがって、本発明で用いられるケイ酸エステル化合物において、R、R、R及びRの少なくとも1つが、下記の式(2)又は(3)で表される化合物から生じた基であることが好ましい。
Figure 2016152871
上記のような化合物を前述の加水分解により生成するシクロヘキシル基又はシクロヘキシル基を有する基は、1つのケイ酸エステル化合物につき少なくとも1つ存在し、効果の持続の観点から、2つ以上あることが好ましく、3つ以上あることがより好ましく、4つあることが最も好ましい。ただし、着用者の肌への刺激抑制及び吸収性物品のズレ止剤の下着への糊残り抑制の観点から、4つであることが好ましい。
本発明で用いられる、前記式(1)で表されるケイ酸エステル化合物は、塗布する場合の溶解性、粘度が増粘する等のハンドリング性の観点から、ポリマーとせずに吸収性物品に適用することが好ましい。また、前述した清涼成分の徐放作用に関して、ポリマーでは徐放量が少なく、清涼効果が極めて低くなる傾向にあるため、ポリマーとせずに吸収性物品に適用することが好ましい。
さらに、本発明で用いられるケイ酸エステル化合物は、R、R、R及びRのいずれかが、上記の清凉剤の化合物となる基とともに、刺激抑制剤である化合物「2−メチル−4−フェニル−1−ペンタノール」を生成する基を有していてもよい。「2−メチル−4−フェニル−1−ペンタノール」は、下記式で表され、これまで残香性の高い香料してスキンケア、柔軟剤などに使用されていた物質であり、「Pamplefleur」として市販されている。本発明者らは、2−メチル−4−フェニル−1−ペンタノールが、一過性受容器電位(TRP)イオンチャネルのスーパーファミリーに属する非選択性陽イオンチャネルであるTRPA1の活性を抑制し、メントール等の刺激感原因物質による皮膚や粘膜に対する刺激感の緩和に有効であることを見出し、既に特許出願している(PCT/JP2013/050347)。この刺激緩和作用を有する「2−メチル−4−フェニル−1−ペンタノール」を生成する基が、皮膚等を刺激して清凉作用をする化合物となる基といっしょに、1つのケイ酸エステル化合物に備えられている。このような構造の化合物であると、着用者の肌への刺激抑制するため長時間装着することが可能となる。
Figure 2016152871
2−メチル−4−フェニル−1−ペンタノールには、不斉炭素原子が存在し、立体異性体が存在するが、本発明においては、各異性体の混合物や単離されたものの何れであってもよい。
2−メチル−4−フェニル−1−ペンタノールは、通常用いられる方法(例えば、J.Org.Chem.2005,70,1281−1290)に準じて化学合成することができる。また、市販の「PAMPLEFLEUR」(International Flavors & Fragrances Inc.)を使用することもできる。
本発明で用いられるケイ酸エステル化合物において、R、R、R及びRのうち、シクロヘキシル基又はシクロヘキシル基を有する基以外の基が、炭素数が1以上15以下の有機基である場合、該有機基は、直鎖若しくは分枝鎖の、アルキル基、アルケニル基、フェニル基、アルコキシ基を有するアルキル基、アシルオキシ基を有するアルキル基、及びフェニル基を有するアルキル基、並びにシクロヘキシル基及びシクロヘキシル基を有する基からなる群から選ばれる少なくとも1種の基であることが好ましい。
前記有機基がアルキル基である場合、該アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、イソプロピル基が挙げられる。
前記有機基がアルケニル基である場合、該アルケニル基としては、例えば、イソプロペニル基などが挙げられる。
前記有機基がアルコキシ基を有するアルキル基である場合、該アルコキシ基を有するアルキル基としては、例えば、2−ヒドロキシプロパン(PG)、2,3−ジヒドロプロパン(グリセリン)などが挙げられる。
前記有機基がアシルオキシ基を有するアルキル基である場合、該アルキルオキシ基を有するアルキル基としては、例えば、乳酸メチルなどが挙げられる。
前記有機基がフェニル基を有するアルキル基である場合、該フェニル基を有するアルキル基としては、例えば、ベンジル基などが挙げられる。
本発明の吸収性物品中に含有される前記ケイ酸エステル化合物は、徐放性の特性を生かして、当該物品が接触する着用者の皮膚及び粘膜表面のいずれか又は両方の温度受容器を刺激し、それによって所望の爽快感を送給するのに十分な量であればよい。例えば、1吸収性物品当たり、坪量で1mg/m以上が好ましく、1.5mg/m以上がより好ましく、5mg/m以上が更に好ましい。またその上限は、皮膚への刺激緩和の観点から、25mg/m以下が好ましく、20g/m以下がより好ましく、15mg/m以下が更に好ましい。また、吸収性物品全体における含有量としては、その大きさにより異なるため一概に定まるものではないが、皮膚への清涼感の付与の観点から、10mg以上が好ましく、20mg以上がより好ましく、15mg以上が更に好ましい。またその上限は、皮膚への刺激緩和の観点から、200mg以下が好ましく、100mg以下がより好ましく、70mg以下が更に好ましい。
(ケイ酸エステル化合物の含有坪量及び物品1単位当たりの含有量の測定方法)
ケイ酸エステル化合物の含有量の測定方法は、吸収性物品1枚をヘキサン溶液100mlに浸漬後、そのヘキサン溶液をガスクロマトグラフ質量分析計(GC−MS)を用いて測定する。
市販品を分析する場合は、該市販品を液体窒素液の入れた後、各部材は剥がす。室温乾燥後、各部材をヘキサンに3時間浸漬後、ヘキサン溶液をGC−MS装置を用いてケイ酸エステルの定量を行う。
本発明のケイ酸エステル化合物を吸収性物品へ含有する方法は、通常用いられる方法を特に制限なく用いてすることができる。例えば、そのまま吸収性物品の構成部材間に配置するようにしてもよく、適宜エタノール、イソプロピルアルコール等の溶媒に溶解して構成部材に含有させてもよい。その際の好ましい配置については後述する。
排泄液や汗との接触でケイ酸エステル化合物から清涼成分等が的確に放出さて肌に清涼感を与えつつ、過度な肌への刺激を回避し、ズレ止剤の下着への糊残りを抑制する観点から次のような方法が好ましい。すなわち、前記ケイ酸エステル化合物を、適当なキャリアビヒクルを用いて、溶液、懸濁液、分散液、エマルション、ワックス等の形態とし、吸収性物品の構成部材に含有させる方法が好ましい。ここで代表的なキャリアビヒクルとしては、多価アルコール、炭化水素油、脂肪酸エステル、長鎖アルコール、及びシリコーン油のような油及び脂質、デンプン又はタルク等のような超微粒子状固体が挙げられる。
ここで、多価アルコールとしては、グリセリン、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビトール等が挙げられる。炭化水素油としては、スクワラン、スクワレン、ミンク油、ホホバ油、オリーブ油、ひまし油、カルナバロウ、ミツロウ、キャンデリラロウ、ラノリン、セレシン、ワセリン、流動パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、石油ワックス、ポリエチレンワックス等が挙げられる。脂肪酸エステルとしては、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチン、ミリスチン酸オクチルドデシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、イソステアリン酸コレステリル、グリセリン誘導体(モノグリセリド、ジグリセリド、トリグリセリド)等が挙げられる。長鎖アルコールとしては、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ラノリンアルコール、水素添加ラノリンアルコール、イソステアリルアルコール、コレステロール等が挙げられる。シリコーン油としては、直鎖又は環状のシリコーン、変性シリコーン等が挙げられる。
このうち、刺激緩和効果及び清涼効果の持続の点から、グリセリンを用いることが好ましい。また、キャリアビヒクル(例えば、グリセリン)の使用量は、吸収性物品当たり、0.1mg以上、好ましくは0.5mg以上、より好ましくは1mg以上である。その上限は、50mg以下、好ましくは30mg以下、より好ましくは20mg以下である。また、0.1〜50mg、好ましくは0.5〜30mg、より好ましくは1〜20mgである。
なお、前記ケイ酸エステル化合物は、前述のとおり徐放性を有するため、カプセル化しなくてもよい。
キャリアビヒクルを用いてケイ酸エステルを溶液等の形態としたものは、吸収性物品のいずれかの構成部材に、噴霧、浸漬、転写、ソーキングすること等によって、含有させることができる。また、含有させる構成部材は、いずれでの可能である。
本発明の吸収性物品における、上記ケイ酸エステル化合物の好ましい配置は、肌への刺激低減とズレ止剤の下着等への糊残り抑制の観点から、肌に触れるトップシートと着衣に触れるバックシートとの間が好ましい。この場合、トップシートの肌当接面及びバックシートの着衣当接面には含有させない。
とりわけ、肌から一定の距離を保って過度の刺激を回避し、同時に下着に触れるバックシート裏面のズレ止剤からも距離を保って糊残りを抑制する観点から、吸収体に上記のケイ酸エステル化合物を含ませることが好ましい。吸収体に該ケイ酸エステル化合物を含ませると、肌と吸収性物品とで囲まれた空間で清涼成分を拡散させながら肌の広い領域に作用させることができる。この拡散が、肌への1点集中した刺激を回避して、着用者に優しい爽快感を与え、良好な装着感が実現できる。また、この拡散が、ズレ止剤への作用も分散させることができるので、上記の離間距離による作用とともに糊残りを抑えることができる。これにより、着用者は、安心して着用することができる。
さらに、含有位置は、吸収性物品の幅方向両サイドより、中央部(いわゆる中心帯)、すなわち体液が排出される領域であることが好ましい。特に、吸収体の肌面側の中心帯に、前述の坪量の範囲で、多く存在するように含有するのが好ましい。
本発明において、前記ケイ酸エステル化合物が含有される「吸収性物品」とは、流体や滲出物、とりわけ排泄液や身体滲出物を、受け取り、吸収し、収容ないし保持することのできる、あらゆる物品を意味する。例えば、生理用ナプキンやパンティーライナー、失禁パッド、使い捨ておむつ等が挙げられる。また、その形状及び構成は特に限定されないが、少なくとも、使用時に着用者面側に位置する表面シート、使用時に直接衣類面側に位置するバックシート、その間に介挿された吸収体を具備するものが、典型例として挙げられる。ここで、表面シートは、使用時に直接着用者に面するトップシートの他に、トップシートと吸収体の間に位置するセカンドシートを含むことができる。図1に、吸収性物品として、パンティーライナーの例を示す。すなわち、当該吸収性物品1は、使用時に直接着用者に面するトップシート2、使用時に直接衣類に面するバックシート3、トップシート2と吸収体4との間にあるセカンドシート5、及びセカンドシート5とバックシート3の間に介挿された吸収体4を具備する。以下に、吸収体、表面シート、バックシートについて説明するが、夫々の構成要素は、この種の物品に通常使用されているものと同様のものを用いることができ、これらに限定されるものではない。
吸収体は、高分子吸収体若しくは親水性繊維等の繊維材料又はこれらの組み合わせから構成される。親水性繊維の例としては、粉砕パルプ、コットン等のセルロース、レーヨン、フィブリルレーヨン等の再生セルロース、アセテート、トリアセテート等の半合成セルロース、粒子状ポリマー、繊維状ポリマー、熱可塑性疎水性化学繊維、又は、親水化処理を施した熱可塑性疎水性化学繊維等を単独又は混合して用いることができる。これらの中でも、低コストと吸収体の成形し易さとを考慮すると、粉砕パルプを使用することが好ましい。高分子吸収体としては、吸収性、吸湿性のあるアクリル酸ナトリウム共重合体等の粒状ポリマーが挙げられる。親水性繊維と高分子吸収体とを被覆材で覆うことにより、吸収体を構成しても良い。
吸収体は、親水性繊維又は粉体をエアレイド法によってシート状に成形したエアレイドシートでもよい。エアレイドシートの例としては、繊維と粒子状ポリマーとをバインダー等でシート物に成形したものが挙げられる。なお、粒子状ポリマーは、エアレイドシートにおいて、層状に分散されていてもよいし、厚み方向に偏っていてもよい。また、吸収体は、例えば、銀・銅・亜鉛・シリカ・活性炭・アルミノケイ酸塩化合物・ゼオライト等の粒状消臭材、又は粒状抗菌材を添加してもよい。
吸収体には、着用中の型崩れやヨレの防止、又は厚みを調整するため、エンボスが形成されていてもよい。
表面シートは、単一の層又は多数の層で構成される。好適には、表面シートの着用者に面する表面を提供する第一層(トップシートとも呼ばれる)、及びその第一層と吸収体との間にある第二層(セカンドシートとも呼ばれる)を具備するものが挙げられる。
表面シートは、織布、不織布、有孔プラスチックシート(開孔フィルム)等、液体を透過する構造のシート状の材料であれば、特に限定されない。織布や不織布の素材としては、天然繊維、化学繊維のいずれも使用できる。
天然繊維の例としては、粉砕パルプ、コットン等のセルロースが挙げられる。化学繊維の例としては、レーヨン、フィブリルレーヨン等の再生セルロース、アセテート、トリアセテート等の半合成セルロース、熱可塑性疎水性化学繊維、又は親水化処理を施した熱可塑性疎水性化学繊維などが挙げられる。
熱可塑性疎水性化学繊維の例としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の単繊維、ポリエチレンとポリプロピレンをグラフト重合してなる繊維、芯鞘構造等の複合繊維が挙げられる。
不織布のウェブフォーミング方法としては、乾式(カード法、スパンボンド法、メルトブローン法、エアレイド法等)及び湿式のいずれか一つの方法を用いることができる。乾式法と湿式法のうち、複数の方法を組み合わせてもよい。また、サーマルボンディング、ニードルパンチ、ケミカルボンディング等の方法が挙げられる。不織布を作成する方法は、上述の方法に限定されない。
バックシートは、ポリエチレン、ポリプロピレン等を主体としたフィルム、通気性の樹脂フィルム、スパンボンド、又はスパンレース等の不織布に通気性の樹脂フィルムが接合されたシートなどを用いることができる。バックシートは、着用時の違和感を生じさせない程度の柔軟性を有する材料とすることが好ましい。
以下、本発明を実施例に基づきさらに詳しく説明するが、本発明はこれにより限定して解釈されるものではない。なお、本実施例において組成を示す「部」および「%」とは特に断らない限りいずれも質量基準である。
以下の実施例及び比較例で調製したパンティーライナーは、長さ140mm、最大幅59mm、最小幅50mmの方形の四隅を略円形に形成したものであった。吸収体をなす吸収紙は、長さ100mm、幅30mmであった。当該パンティーライナーは、花王株式会社製「ロリエ きれいスタイル無香料(パンティーライナー)」(商品名)に使用されているものを用いて作製した。実施例及び比較例において共通して使用した構成材料は以下のとおりであった。
(表面シート)
エアスルー方式にて製造した25g/mの不織布をトップシートとして使用した。
エアスルー方式にて製造した40g/mの不織布をセカンドシートとして使用した。(吸収体)
35g/mの台紙を吸水紙のみからなる吸収体として使用した。
(バックシート)
34g/mの透湿フィルムを使用した。
(各部材間の固定材〕
ホットメルト剤を塗布して使用した。
(ズレ止め材)
ホットメルト剤を塗布して使用した。
(ケイ酸エステル溶液の調製)
特開2011−207780号公報の実施例1(段落[0034])に記載の方法により、テトラエトキシシランと上記式(2)で表されるメントールとをエステル交換反応させてメントールケイ酸エステルを作製した。このメントールケイ酸エステルをエタノール溶液(和光純薬工業株式会社製)で溶解して10質量%濃度のメントールケイ酸エステル溶液を得た。
同様にして、テトラエトキシシランと上記式(3)で表される乳酸メンチルとをエステル交換反応させて乳酸メンチルケイ酸エステルを作製し、これをエタノール溶液(和光純薬工業株式会社製)で溶解して10質量%濃度の乳酸メンチルケイ酸エステル溶液を得た。
(メントール溶液、乳酸メンチル溶液の調製)
メントール溶液は、l−メントール(和光純薬工業株式会社製)をエタノール溶液(和光純薬工業株式会社製)で溶解し10質量%濃度とした。また、乳酸メンチル溶液は、乳酸メンチル(和光純薬工業株式会社製)をエタノール溶液(和光純薬工業株式会社製)で溶解し10質量%濃度とした。
(2−メチル−4−フェニル−1−ペンタノール(パンプルフルール)溶液の調製)
2−メチル−4−フェニル−1−ペンタノール溶液は、2−メチル−4−フェニル−1−ペンタノール(International Flavors & Fragrances Inc.製)をエタノール溶液(和光純薬工業株式会社製)で溶解し10質量%濃度とした。
(実施例1〜4)
メントールケイ酸エステル溶液を長さ100mm、幅65mmの吸水紙の全面に16mg〜98mg塗布した後、スプレー糊で固定した。この吸水紙にホットメルト剤を塗布した後、幅方向に向けて3つ折りに曲げた状態(長さ100mm、幅30mm)に固定した。ホットメルト剤でこの吸水紙をバックシートに固定後、吸水紙の上にセカンドシート、トップシートを載せ、それぞれ固定した。最後にバックシートにズレ止め用ホットメルト剤を塗布し剥離紙を載せることで、サンプルを作製した。
(実施例5〜7)
乳酸メンチルケイ酸エステル溶液を用いた以外は、実施例1と同様の方法にしてサンプルを作製した。
(実施例8〜11)
メントールケイ酸エステル溶液をセカンドシート(長さ140mm、最大幅59mm、最小幅50mm)の全面に塗布した後、スプレー糊で固定した。このセカンドシートにホットメルト剤を塗布した後、幅方向に向けて3つ折りした吸水紙に(長さ100mm、幅30mm)に固定した。その後、ホットメルト剤でバックシート、トップシートをそれぞれ固定した。最後にバックシートにズレ止め用ホットメルト剤を塗布し剥離紙を載せることで、サンプルを作製した。
(実施例12〜14)
乳酸メンチルケイ酸エステル溶液を用いた以外は、実施例8と同様の方法にしてサンプルを作製した。
(実施例15及び16)
メントールケイ酸エステル溶液をトップシート(長さ140mm、最大幅59mm、最小幅50mm)の全面に塗布した後、スプレー糊で固定した。このトップシートの溶液塗布面を皮膚と接しない面にし、セカンドシートにホットメルト剤を塗布した後、幅方向に向けて3つ折りした吸水紙に(長さ100mm、幅30mm)に固定した。その後、ホットメルト剤でバックシート、表面シート(トップシート及びセカンドシート)をそれぞれ固定した。最後にバックシートにズレ止め用ホットメルト剤を塗布し剥離紙を載せることで、サンプルを作製した。
(実施例17及び18)
乳酸メンチルケイ酸エステル溶液を用いた以外は、実施例15と同様の方法にしてサンプルを作製した。
(実施例19及び20)
メントールケイ酸エステル溶液と乳酸メンチルケイ酸エステル溶液とを混合した溶液を用いた以外は、実施例1と同様の方法にしてサンプルを作製した。
(比較例1)
メントール溶液を用いた以外は、実施例1と同様の方法にてサンプルを作製した。
(比較例2)
メントール溶液とパンプルフルール溶液とを混合した溶液を用いた以外は、実施例1と同様の方法にてサンプルを作製した。
(比較例3)
乳酸メンチル溶液を用いた以外は、実施例5と同様の方法にてサンプルを作製した。
(比較例4)
乳酸メンチル溶液とパンプルフルール溶液とを混合した溶液を用いた以外は、実施例5と同様の方法にてサンプルを作製した。
(比較例5)
乳酸メンチル溶液とパンプルフルール溶液とを混合した溶液を用いた以外は、実施例12と同様の方法にてサンプルを作製した。
(比較例6)
乳酸メンチル溶液とパンプルフルール溶液とを混合した溶液を用いた以外は、実施例17と同様の方法にてサンプルを作製した。
各実施例及び各比較例のサンプルについて、1サンプル(1枚)当たりのメントールケイ酸エステル化合物又は乳酸メンチル化合物の含有量(mg/枚)、含有坪量(gsm)は、表1のとおりであった。
(評価方法)
1.以下の様にして装着テストを行い、官能評価を行った。
1)試験条件
テスト環境:温度27℃、湿度60%、衣服:下着、ポロシャツ、スラックス
ショーツにサンプル製品を装着し、デスクワーク
着用者(評価者):女性1〜3名
装着1時間後、または3時間後及び4時間後の清涼感、痛みとムレ感を評価した。
2)官能評価の基準
2−1)清涼感の官能値は、以下の8段階で表した。
5 : 清涼感が強すぎる
4 : 清涼感がやや強い
3 : ちょうど良い清涼感
2 : 清涼感を感じるが、やや弱い
1 : 清涼感を感じるが、弱い
0 : 感じない(リファレンスもしくは外部環境と同じ)
各評価者の評価の平均値を各サンプルの評価数値とした。
2−2)痛みの官能値は、以下の6段階で表した。
5 : 激しく痛い
4 : 強く強い
3 : 痛い
2 : 少し痛い
1 : やや痛い
0 : 感じない(リファレンスもしくは外部環境と同じ)
各評価者の評価の平均値を各サンプルの評価数値とした。
2−3)ムレ感の官能価は、以下の3段階で表した
1: ムレを感じない
2: ややムレを感じる
3: ムレを感じる
4: 強くムレを感じる
各評価者の評価について、成人女性1〜3人の平均値を各サンプルの評価数値とした。
2.糊残り試験
試験布として綿金巾、ロリエショーツ身生地と股布を貼り合わせたものを用意し、80×200mmに切断したものを試験布とした。次に、試験布の股布側にサンプルのズレ止め材のある面を向け貼り合わせ、試験布を下にして平らな試験台に置いた。次に、サンプルの上に平らな金属板(30×100mm、厚さ6mm、約150g)を載せ、更に1kgの荷重をかけ、40℃、80%の恒温恒湿室中で24時間放置した。その後、荷重と金属板をはずし、試験布からサンプルを剥がし、試験布をインクリボンで擦って、黒色になる面積を測定した。その測定した面積のズレ止め剤全体の面積に占める割合(%)を算出した。ズレ止剤全体の面積は、21cm2であった。
上記の評価の結果は、表1及び2のとおりであった。
Figure 2016152871
Figure 2016152871
表1及び2からわかるように、実施例では、1時間後、3時間後及び4時間後の清涼感、痛み、ムレ感のいずれにおいても、痛み、ムレ感が少なく、清涼感は持続している。同時に、糊残りが著しく少なかった。
一方、比較例では、清涼感、痛みの効果は時間とともに低下していき、比較例1は4時間後の効果は無かった。また、比較例3は、1時間後の効果が強すぎて装着テストを続行できなかった。そして、いずれの比較例でも糊残り量が多かった。
また、比較例1及び3では、メントールないし乳酸メンチルの塗布坪量が多かったため、清涼感がやや強くなっていた。一方で、パンプルフルールによる刺激抑制もないため、痛みが強く、この感覚がムレ感と同じように感じて、該ムレ感が強く感じる評価結果になったものと考えられる。
一方で、実施例では、徐放性ゆえに、清涼感を強く感じても痛み及びムレ感が低い評価結果となっていた。
1 吸収性物品
2 トップシート
3 バックシート
4 吸収体
5 セカンドシート

Claims (6)

  1. 式(1)で表されるケイ酸エステル化合物を清涼剤として含む吸収性物品。
    Figure 2016152871
    (式中、R、R、R及びRは各々独立に、水素原子、又は炭素数が1以上15以下の有機基を示し、互いに同じでも異なっていてもよく、R、R、R及びRの少なくとも1つはシクロヘキシル基又はシクロヘキシル基を有する基である。)
  2. 前記炭素数が1以上15以下の有機基が、直鎖若しくは分枝鎖の、アルキル基、アルケニル基、フェニル基、アルコキシ基を有するアルキル基、アシルオキシ基を有するアルキル基、及びフェニル基を有するアルキル基、並びにシクロヘキシル基及びシクロヘキシル基を有する基からなる群から選ばれる少なくとも1種の基である請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記シクロヘキシル基又はシクロヘキシル基を有する基が、式(2)又は(3)で表される化合物から生じた基を含む請求項1又は2に記載の吸収性物品。
    Figure 2016152871
  4. 前記吸収性物品はトップシート、バックシート及びこれらに挟まれた吸収体を有し、
    前記清涼剤が、前記トップシートと前記バックシートの間に含まれている請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  5. 前記清涼剤が吸収性物品当たり1g/m以上25g/m以下で含まれている請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  6. 前記清涼剤が吸収性物品当たり10mg以上200mg以下で含まれている請求項1〜5のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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