JP2016152734A - 振動モータおよび振動モータの製造方法 - Google Patents

振動モータおよび振動モータの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】振動モータの構造および製造工程を簡素化する。【解決手段】振動モータは、上下方向を向く中心軸に対して垂直に広がるベース部と、ベース部の上方に上下方向を向いて固定される単一の部材である磁石13と、磁石の周囲に配置され、上下方向に振動する振動部と、磁石13および振動部の上方および側方を覆い、ベース部に固定されるカバー部と、カバー部の上部内面と振動部の上部との間に配置される弾性部材と、を備え、振動部は、磁石13と径方向に対向するコイル部と、コイル部に固定される質量部と、を備え、磁石13が、上下方向に配列され、それぞれが上下方向に隣接する極性が異なる2つの磁極133、134である複数の磁極対131と、上下方向において複数の磁極対131のそれぞれの間に位置し、上下方向に隣接する2つの磁極133、134の極性が同じである無磁気部132と、を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、振動モータおよびその製造方法に関する。
近年、移動体通信装置等の無音報知デバイスや他の用途として、径方向に配置されたコイルおよびマグネットの相互作用によって振動部を上下方向に振動させる振動モータが用いられている。特開2013−85438号公報および米国特許出願公開第2012/0169150号明細書に開示されている振動モータでは、2個のマグネットが、同じ極性の磁極が対向するように、上下方向に離間して配置される。これにより、単一のマグネットに比べて振動力が増大される。
一方、特開2004−320827号公報に開示されている往復運動装置用磁石では、円柱状の磁石の側面に3極以上の奇数極が設けられる。当該磁石の側面では、長手方向の中央部にN極が設けられ、両端部にS極が設けられる。
特開2013−85438号公報 米国特許出願公開第2012/0169150号明細書 特開2004−320827号公報
ところで、特開2013−85438号公報および米国特許出願公開第2012/0169150号明細書の振動モータでは、2個のマグネットを利用するため、振動モータの部品点数が多くなる。また、2個のマグネットをそれぞれ固定する必要があるため、振動モータの製造工数が増大する。さらに、2個のマグネットの同じ極性の磁極が対向するため、マグネットが配置される際に、当該磁極同士の磁気反発力によりマグネットの位置ずれが生じるおそれがある。
特開2004−320827号公報の往復運動装置用磁石では、1つの着磁用マグネットにより側面に奇数極が着磁されているため、磁石側面中央部から径方向外方へと発生する磁束ループが小さくなる。したがって、当該磁石を仮に振動モータに使用したとすると、コイルを垂直に通過する磁束量が減少し、振動力が小さくなるおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、振動モータの構造および製造工程を簡素化することを目的としている。
本発明の一の実施形態に係る例示的な振動モータは、上下方向を向く中心軸に対して垂直に広がるベース部と、前記ベース部の上方において上下方向を向いて固定される単一の部材である磁石と、前記磁石の周囲に配置され、上下方向に振動する振動部と、前記磁石および前記振動部の上方および側方を覆い、前記ベース部に固定されるカバー部と、前記カバー部の上部内面と前記振動部の上部との間に配置される弾性部材と、を備え、前記振動部は、前記磁石と径方向に対向するコイル部と、前記コイル部に固定される質量部と、を備え、前記磁石が、上下方向に配列され、それぞれが上下方向に隣接する極性が異なる2つの磁極である複数の磁極対と、上下方向において前記複数の磁極対のそれぞれの間に位置し、上下方向に隣接する2つの磁極の極性が同じである無磁気部と、を備える。
本発明では、振動モータの構造および製造工程を簡素化することができる。
図1は、一の実施形態に係る振動モータの平面図である。 図2は、振動モータの側面図である。 図3は、振動モータの縦断面図である。 図4は、振動モータの分解側面図である。 図5は、振動モータの分解斜視図である。 図6は、磁石の磁極配置を示す図である。 図7は、着磁治具の斜視図である。 図8は、着磁治具の縦断面図である。 図9は、振動モータの製造の流れを示す図である。 図10は、振動モータの製造の流れの一部を示す図である。 図11は、磁石の磁束分布を示す図である。 図12は、磁石の磁極配置の他の例を示す図である。 図13は、振動モータの他の好ましい例を示す縦断面図である。 図14は、振動モータの他の好ましい例を示す縦断面図である。 図15は、磁石の磁極配置の他の例を示す図である。 図16は、振動モータの他の好ましい例を示す縦断面図である。 図17は、振動モータの他の好ましい例を示す縦断面図である。
本明細書では、振動モータ1の中心軸J1方向における図3の上側を単に「上側」と呼び、下側を単に「下側」と呼ぶ。なお、上下方向は、実際の機器に組み込まれたときの位置関係や方向を示すものではない。また、中心軸J1に平行な方向を「上下方向」と呼び、中心軸J1を中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、中心軸J1を中心とする周方向を単に「周方向」と呼ぶ。
図1は、本発明の例示的な一の実施形態に係る振動モータ1を示す平面図である。図2は、振動モータ1の側面図である。図3は振動モータ1の縦断面図である。図4は振動モータ1の分解側面図である。図5は振動モータ1の分解斜視図である。図3では、細部の断面における平行斜線を省略している。
振動モータ1は、線形共振アクチュエータ(LRA:Linear Resonant Actuator)である。振動モータ1は、例えば、携帯電話等の移動体通信装置の無音報知デバイスとして用いられる。
振動モータ1は、カバー部11と、ベース部12と、を含む。カバー部11は、有蓋略円筒状である。ベース部12は、上下方向を向く中心軸J1に対して垂直に広がる。カバー部11は、ベース部12に固定される。ベース部12は、カバー部11の下部の開口を塞ぐ。カバー部11およびベース部12は、金属製である。カバー部11とベース部12とは、溶接等にて接続される。
ベース部12は、中心軸J1に略垂直な方向に延びるベース突出部121を含む。ベース突出部121は、カバー部11から径方向外方に突出する。カバー部11の下端縁には、周方向に延びる複数の切り欠き111が設けられる。ベース突出部121は、1つの切り欠き111から径方向外方に突出する。換言すれば、ベース突出部121の径方向内側の端部は、1つの切り欠き111内に位置する。カバー部11に複数の切り欠き111が設けられることにより、カバー部11にベース部12を固定する際に、ベース突出部121と1つの切り欠き111との位置合わせを容易とすることができる。
振動モータ1は、磁石13と、振動部14と、弾性部材15と、回路基板16と、を含む。磁石13は、中心軸J1を中心とする略円柱状の部材である。磁石13は、単一の部材であり、ベース部12の上方において上下方向を向いて固定される。例えば、磁石13の下端部が、ベース部12の内面である上面に接着剤等を介して固定される。あるいは、磁石13の上端部が、カバー部11の上部内面である天蓋部下面に接着剤等を介して固定される。
振動部14は、中心軸J1を中心とする略円筒状の部材である。振動部14は、磁石13の周囲に全周に亘って配置される。振動部14の内径は、磁石13の外径よりも大きい。振動部14は、磁石13と接触することなく、磁石13に沿って上下方向に振動する。磁石13および振動部14の上方および側方は、カバー部11により覆われる。
振動部14は、コイル部41と、質量部42と、ヨーク43と、を含む。コイル部41は、中心軸J1を中心とする略円筒状の部材である。コイル部41は、磁石13と径方向に対向する。コイル部41の内周面は、磁石13の外周面と所定の間隙を挟んで径方向に対向する。
ヨーク43は、円筒部431と、フランジ部432と、を含む。円筒部431は、中心軸J1を中心とする略円筒状である。フランジ部432は、中心軸J1を中心とする略円環状である。フランジ部432は、円筒部431の上端部から径方向外方に広がる。円筒部431とフランジ部432とは一繋がりの部材である。ヨーク43は、コイル部41の径方向外側に位置する。円筒部431の内周面は、コイル部41の外周面に固定される。円筒部431は、例えば、接着剤を介してコイル部41に固定される。フランジ部432は、例えば、円筒部431の下端部から径方向外方に広がってもよく、設けられなくてもよい。
質量部42は、中心軸J1を中心とする略円筒状の部材である。質量部42は、いわゆる分銅である。質量部42は、ヨーク43の円筒部431およびコイル部41の径方向外側に位置する。質量部42の内周面は、ヨーク43の円筒部431の外周面に固定される。質量部42の上面には、ヨーク43のフランジ部432の下面が接触する。質量部42は、例えば、接着剤や両面テープを介して、または、圧入によってヨーク43に固定される。質量部42は、ヨーク43を介して、コイル部41に間接的に固定される。
弾性部材15は、上下方向の力を付与されることにより、上下方向に弾性変形可能な部材である。弾性部材15は、例えば、板状のバネ材を螺旋状に巻いたものである。弾性部材15は、例えば、外形が略円錐台状の竹の子バネであり、径方向内側に向かうに従って下方に突出する。弾性部材15は、カバー部11の上部内面と振動部14の上部との間に配置される。弾性部材15の上端部は、カバー部11の上部内面である天蓋部下面に固定される。弾性部材15の上端部は、例えば、溶接によりカバー部11に固定される。弾性部材15の下端部は、振動部14に固定される。弾性部材15の下端部は、例えば、溶接により質量部42の上面に固定される。
回路基板16は、電源からの電流をコイル部41に供給する。回路基板16は、可撓性を有するフレキシブル基板(FPC:Flexible printed circuits)である。回路基板16は、比較的薄く、かつ、柔らかい部材である。回路基板16は、ベース部12と振動部14との間に配置され、ベース部12の上面と振動部14の下面とに固定される。回路基板16は、例えば、接着剤を介してベース部12および振動部14に固定される。
振動モータ1では、回路基板16を介してコイル部41に電流が流されると、コイル部41およびヨーク43に磁界が発生する。当該磁界および磁石13の磁界により、振動部14を上下方向に移動させる力が発生する。以下の説明では、振動部14を上下方向に移動させる当該力を「振動力」という。振動部14は、弾性部材15により上下方向に支持されるため、磁界から受ける力と弾性部材15の復元力とにより上下方向に振動する。
図6は、磁石13の磁極配置の一例を示す図である。磁石13は、複数の磁極対131と、無磁気部132と、を含む。複数の磁極対131は、上下方向に配列される。図6に示す例では、磁石13に含まれる複数の磁極対131の数は2である。各磁極対131は、上下方向に隣接する2つの磁極133,134である。図6では、図の理解を容易にするために、磁極133,134に平行斜線を付す。磁極133,134および無磁気部132の形状は、図6に示すものには限定されず、様々に変更されてよい。
磁極133の極性と、磁極134の極性とは、互いに異なる。以下の説明では、磁極133,134をそれぞれ、「第1磁極133」および「第2磁極134」ともいう。図6に示す例では、第1磁極133がN極であり、第2磁極134がS極である。磁極対131では、第1磁極133がS極であり、第2磁極134がN極であってもよい。
無磁気部132は、上下方向において複数の磁極対131のそれぞれの間に位置する。換言すれば、各無磁気部132は、上下方向において2つの磁極対131に隣接する。無磁気部132の上下方向に隣接する2つの第2磁極134の極性は同じである。図6に例示する磁石13では、1つの無磁気部132が、2つの磁極対131の間に位置する。また、無磁気部132の上下方向に隣接する2つの第2磁極134は、上述のようにS極である。無磁気部132の上下方向に隣接する2つの第2磁極134は、N極であってもよい。
図6に示す例では、2つの磁極対131の上下方向の長さはおよそ同じであり、無磁気部132は、磁石13の上下方向の略中央部に位置する。図3に例示する振動モータ1では、磁石13の上下方向の中央部は、コイル部41の上下方向の中央部と、上下方向のおよそ同じ位置に位置する。すなわち、磁石13の無磁気部132と、コイル部41の上下方向の中央部とが、上下方向のおよそ同じ位置に位置する。これにより、コイル部41に電流が流れる際に、磁石13およびコイル部41の磁界による振動力を効率良く発生させることができる。その結果、振動部14の振動力を大きくすることができる。あるいは、振動部14の振動力を維持しつつ、コイル部41に供給する電流を低減することができる。
図7は、磁石13に着磁を行う着磁治具8の一例を示す斜視図である。図8は、図7に示す着磁治具8の縦断面図である。着磁治具8は、第1着磁ヨーク81と、第2着磁ヨーク82と、部材支持部83と、着磁ベース84と、を含む。第1着磁ヨーク81および第2着磁ヨーク82は、同形状の略円筒状の部材である。第1着磁ヨーク81および第2着磁ヨーク82は、着磁ベース84の上面上にて上下方向に並べて配置される。第1着磁ヨーク81は第2着磁ヨーク82の下方に位置する。部材支持部83は、略円筒状の部材である。部材支持部83は、着磁ベース84の上面から上方に突出する。部材支持部83の着磁ベース84から突出する部位は、第1着磁ヨーク81の径方向内側の空間に挿入される。部材支持部83の上端面は、第1着磁ヨーク81の上端面よりも下方に位置する。部材支持部83の上端面の上下方向の位置は調整可能である。換言すれば、部材支持部83は、第1着磁ヨーク81および第2着磁ヨーク82に対して、上下方向に相対的に移動可能である。
着磁治具8により着磁が行われる際には、まず、磁石13となる予定の略円柱状の元部材130が、図7に示すように、第1着磁ヨーク81および第2着磁ヨーク82の径方向内側の空間に配置される。元部材130は、部材支持部83により下方から支持される。そして、必要に応じて部材支持部83が昇降され、元部材130の上下方向の位置が調整される。すなわち、着磁治具8の校正が行われる。図7に示す例では、元部材130の上下方向の略中央部が、第1着磁ヨーク81と第2着磁ヨーク82との境界と、上下方向においておよそ同じ位置に位置する。第2着磁ヨーク82が第1着磁ヨーク81から上方に離間して配置される場合は、当該境界は、第1着磁ヨーク81の上端面と第2着磁ヨーク82の下端面との間の空間における上下方向の中央を意味する。
その後、第1着磁ヨーク81および第2着磁ヨーク82に電流を供給して磁界を発生させることにより、図8に示すように、複数の磁極対131と無磁気部132とを含む磁石13が形成される。磁石13では、無磁気部132の上下方向の中央は、第1着磁ヨーク81と第2着磁ヨーク82との境界と、上下方向においておよそ同じ位置に位置する。換言すれば、磁石13の形成において、無磁気部132は、第1着磁ヨーク81と第2着磁ヨーク82との境界を略中心として上下方向に広がって設けられる。磁石13の形成では、着磁治具8を校正して部材支持部83の上下方向の位置を調整することにより、磁石13における無磁気部132の上下方向の位置を調整することができる。
図9は、振動モータ1の製造の流れの一例を示す図である。振動モータ1の製造では、まず、弾性部材15の上下方向の長さが取得される(ステップS11)。振動モータ1の量産で使用される複数の弾性部材15では、上下方向の長さが、例えば製造ロット毎に設計値から多少異なる場合がある。ステップS11では、例えば、弾性部材15の上下方向の長さが測定され、測定値と設計値との差が求められる。あるいは、ステップS11では、予め測定されて記憶部に格納されている弾性部材15の上下方向の長さが、当該記憶部から読み出される。
続いて、ステップS11よりも後に、着磁治具8を用いて磁石13の元部材130に対する着磁が行われることにより、磁石13が形成される(ステップS12)。図10は、ステップS12の詳細な流れを示す図である。ステップS12では、まず、ステップS11にて取得された弾性部材15の上下方向の長さに基づいて着磁治具8が校正される。具体的には、図7に示す元部材130を支持する部材支持部83の上下方向の位置が、弾性部材15の上下方向の長さの設計値からのずれに基づいて調整される。
例えば、ステップS11にて取得された弾性部材15の上下方向の長さが設計値よりも大きい場合、組み立て後の振動モータ1では、コイル部41は設計位置よりも下方に位置する。したがって、上述のように無磁気部132とコイル部41の上下方向の中央部とを、上下方向のおよそ同じ位置に配置するためには、磁石13における無磁気部132の上下方向の位置を、設計位置よりも下方に移動する必要がある。そこで、元部材130を支持する部材支持部83が基準位置から上方に移動する。これにより、元部材130のうち、第1着磁ヨーク81と第2着磁ヨーク82との境界に対向する部位、すなわち、無磁気部132となる予定の部位が、設計位置よりも元部材130の下端側へと移動する。
逆にステップS11にて取得された弾性部材15の上下方向の長さが設計値よりも小さい場合は、元部材130を支持する部材支持部83が基準位置から下方に移動する。これにより、元部材130のうち、第1着磁ヨーク81と第2着磁ヨーク82との境界に対向する部位、すなわち、無磁気部132となる予定の部位が、設計位置よりも元部材130の上端側へと移動する。
このように、ステップS11にて取得された弾性部材15の上下方向の長さに基づいて着磁治具8が校正されることにより、元部材130の無磁気部132となる予定の部位の上下方向における位置が調整される(ステップS121)。そして、ステップS121よりも後に、校正済みの着磁治具8を用いて元部材130に着磁が行われることにより、磁石13が形成される(ステップS122)。
次に、カバー部11の内側に、弾性部材15および振動部14が取り付けられる。振動部14には回路基板16が固定される。また、ステップS12にて形成された磁石13がベース部12に固定される。そして、カバー部11により弾性部材15、振動部14および磁石13の上方および側方を覆いつつ、カバー部11がベース部12に固定される(ステップS13)。ステップS13のカバー部11のベース部12への固定は、当然、ステップS12よりも後に行われるが、カバー部11への弾性部材15および振動部14の取り付けは、ステップS11よりも後に行われるのであれば、ステップS12と並行して、あるいは、ステップS12よりも前に行われてもよい。
上述のように、振動モータ1は、単一の部材である磁石13を備える。これにより、複数の磁石を備える振動モータに比べて、部品点数を少なくすることができるとともに、振動モータ1の製造において磁石13の固定に係る工程を簡素化することができる。さらに、磁石13の固定の際に、複数の磁石間の磁気反発力による位置ずれを考慮する必要がないため、磁石13の固定に係る工程を、より一層簡素化することができる。
上述のように、磁石13は、上下方向に配列され、それぞれが上下方向に隣接する極性が異なる2つの磁極133,134である複数の磁極対131と、上下方向において当該複数の磁極対131のそれぞれの間に位置し、上下方向に隣接する2つの磁極134の極性が同じである無磁気部132と、を含む。これにより、側面に奇数極が着磁された磁石と異なり、磁石側面中央部から径方向外方へと発生する磁束ループを大きくすることができる。このため、側面に奇数極が着磁された磁石に比べて、コイル部41を垂直に通過する磁束量が増大し、振動力も大きくなる。その結果、振動モータ1では、図11中において実線91にて示すように、複数の磁石を上下方向に配列する場合の磁束分布(破線92)と同様の磁束分布を実現することができる。図11の縦軸は、左側に併せて図示した磁石13の上下方向の位置を示し、横軸は磁束密度を示す。
以上のように、振動モータ1では、複数の磁石を上下方向に配列する振動モータに比べて、振動力を低下させることなく、振動モータ1の構造および製造工程を簡素化することができる。
上述のように、振動モータ1の磁石13では、複数の磁極対131の数が2である。これにより、磁石13の上下方向の長さを短くすることができる。したがって、磁石13は、小型の振動モータ1に特に適している。
振動モータ1の製造では、弾性部材15の上下方向の長さが取得され(ステップS11)、ステップS11よりも後に、着磁治具8を用いて元部材130の着磁が行われることにより磁石13が形成される(ステップS12)。ステップS12では、まず、ステップS11にて取得された弾性部材15の上下方向の長さに基づいて着磁治具8が校正されることにより、無磁気部132となる予定の部位の上下方向における位置が調整される(ステップS121)。そして、ステップS121よりも後に、校正済みの着磁治具8を用いて元部材130に着磁が行われることにより、複数の磁極対131と無磁気部132とを含む磁石13が形成される(ステップS122)。
これにより、振動モータ1において、弾性部材15の上下方向の長さが設計値と異なる場合であっても、コイル部41に対する無磁気部132の上下方向の相対位置がずれることを防止することができる。このため、弾性部材15の上下方向の長さに関わらず、無磁気部132とコイル部41の上下方向の中央部とが、上下方向のおよそ同じ位置に位置する。その結果、磁石13およびコイル部41の磁界による振動力を効率良く発生させることができる。
なお、本実施形態では、弾性部材15の上下方向の長さに基づいて着磁治具8の校正が行われるが、着磁治具8の校正は、弾性部材15の上下方向の長さ以外のものに基づいて行われてもよい。例えば、カバー部11に弾性部材15および振動部14が取り付けられた後、コイル部41の上下方向の中央部のカバー部11に対する相対位置が測定され、当該相対位置に基づいて着磁治具8が校正されてもよい。
振動モータ1では、無磁気部132は、必ずしも磁石13の上下方向のおよそ中央部に位置する必要はない。例えば、図12に磁極配置を示す磁石13aが、磁石13に代えて振動モータ1に設けられてもよい。磁石13aでは、複数の磁極対が、第1の磁極対131aと、第2の磁極対131bと、を含む。第1の磁極対131aは、磁石13aの最も下方に位置する。第2の磁極対131bは、第1の磁極対131aの上方に位置する。第2の磁極対131bの上下方向の長さは、第1の磁極対131aの上下方向の長さよりも長い。したがって、第1の磁極対131aと第2の磁極対131bとの間に位置する無磁気部132は、磁石13aの中央部よりも下方に位置する。
このため、磁石13aでは、図6に示す磁石13と比べて、磁石13a全体から径方向に向かって発生する磁束量をおよそ同様に維持しつつ、磁石13aから下方に向かう磁束量が低減される。したがって、磁石13aが設けられた振動モータ1では、振動力をおよそ同様に維持しつつ、磁石13aからベース部12を下方に向かって通過する磁束量を低減することができる。換言すれば、磁石13aが設けられた振動モータ1では、ベース部12から下方への磁束漏れを低減することができる。例えば、磁石13を用いる場合の約300mT(ミリテスラ)の磁束漏れを、磁石13aを用いることにより、約3mTまで低減することができる。
磁石13aが設けられた振動モータ1では、ベース部12からの磁束漏れを低減するために、ベース部12の材料を特別なものにする必要がなく、また、ベース部12に新たな部材を設ける必要もないため、振動モータ1の製造コストの増大を抑制することができる。
図13は、振動モータの他の好ましい例を示す縦断面図である。図13に示す振動モータ1aでは、図12に示す磁石13aが、スペーサ17を介してベース部12に固定される。これにより、磁石13aの下端とベース部12との間の距離が大きくなるため、ベース部12からの磁束漏れをさらに低減することができる。例えば、スペーサ17を設けることにより、ベース部12からの磁束漏れを約2mTまで低減することができる。スペーサ17の材料は、磁性体であっても非磁性体であってもよい。スペーサ17が磁性体で形成される場合、スペーサ17による磁気遮蔽により、ベース部12からの磁束漏れをさらに低減することができる。スペーサ17は、図6に示す磁石13が設けられる振動モータ1において、磁石13とベース部12との間に設けられてもよい。
図14は、振動モータの他の好ましい例を示す縦断面図である。図14に示す振動モータ1bでは、図12に示す磁石13aが、ベース部12の内面に直接的に固定される。また、磁石13aが直接的に固定されるベース部12において、外面上の磁石13aと上下方向に重なる位置に磁気シールド部18が配置される。磁気シールド部18は、磁性体により形成される。磁気シールド部18による磁気遮蔽により、ベース部12からの磁束漏れをさらに低減することができる。磁気シールド部18は、図6に示す磁石13が設けられる振動モータ1のベース部12の外面である下面に設けられてもよい。
図3に示す振動モータ1では、図15に磁極配置を示す磁石13bが、磁石13に代えて設けられてもよい。磁石13bでは、複数の磁極対が、第1の磁極対131cと、第2の磁極対131dと、を含む。第1の磁極対131cは、磁石13aの最も上方に位置する。第2の磁極対131dは、第1の磁極対131cの下方に位置する。第2の磁極対131dの上下方向の長さは、第1の磁極対131cの上下方向の長さよりも長い。したがって、第1の磁極対131cと第2の磁極対131dとの間に位置する無磁気部132は、磁石13bの中央部よりも上方に位置する。
このため、磁石13bでは、図6に示す磁石13と比べて、磁石13b全体から径方向に向かって発生する磁束量をおよそ同様に維持しつつ、磁石13bから上方に向かう磁束量が低減される。したがって、磁石13bが設けられた振動モータ1では、振動力をおよそ同様に維持しつつ、磁石13bからカバー部11の天蓋部を上方に向かって通過する磁束量を低減することができる。換言すれば、磁石13bが設けられた振動モータ1では、カバー部11の天蓋部からの上方への磁束漏れを低減することができる。磁石13bが設けられた振動モータ1では、カバー部11からの磁束漏れを低減するために、カバー部11の材料を特別なものにする必要がなく、また、カバー部11に新たな部材を設ける必要もないため、振動モータ1の製造コストの増大を抑制することができる。
図16は、振動モータの他の好ましい例を示す縦断面図である。図16に示す振動モータ1cでは、図15に示す磁石13bが、スペーサ17を介してカバー部11に固定される。これにより、磁石13bの上端とカバー部11の天蓋部との間の距離が大きくなるため、カバー部11の天蓋部からの磁束漏れをさらに低減することができる。スペーサ17の材料は、磁性体であっても非磁性体であってもよい。スペーサ17が磁性体で形成される場合、スペーサ17による磁気遮蔽により、カバー部11からの磁束漏れをさらに低減することができる。スペーサ17は、図6に示す磁石13が設けられる振動モータ1において、磁石13とカバー部11との間に設けられてもよい。
図17は、振動モータの他の好ましい例を示す縦断面図である。図17に示す振動モータ1dでは、図15に示す磁石13bが、カバー部11の上部内面に直接的に固定される。また、磁石13bが直接的に固定されるカバー部11において、外面上の磁石13bと上下方向に重なる位置に磁気シールド部18が配置される。磁気シールド部18は、磁性体により形成される。磁気シールド部18による磁気遮蔽により、カバー部11の天蓋部からの磁束漏れをさらに低減することができる。磁気シールド部18は、図6に示す磁石13が設けられる振動モータ1のカバー部11の外面である上面に設けられてもよい。
上述の振動モータ1,1a〜1dでは、様々な変更が可能である。
磁石13,13a,13bでは、3つ以上の磁極対131が上下方向に配列されてもよい。この場合、上下方向に隣接する磁極対131の間に位置する無磁気部132の数は2以上となる。
図3に示す振動モータ1では、スペーサ17が、磁石13とベース部12との間、および、磁石13とカバー部11との間の双方に設けられてもよい。これにより、ベース部12からの磁束漏れ、および、カバー部11の天蓋部からの磁束漏れを低減することができる。あるいは、磁気シールド部18が、ベース部12の外面上、および、カバー部11の天蓋部の外面上の双方において、磁石13と上下方向に重なる位置に配置されてもよい。これにより、ベース部12からの磁束漏れ、および、カバー部11の天蓋部からの磁束漏れの双方を低減することができる。磁石13aまたは磁石13bが設けられる振動モータ1においても同様である。
図13に示す振動モータ1aでは、磁気シールド部18が、カバー部11の天蓋部の外面上において、磁石13aと上下方向に重なる位置に配置されてもよい。図14に示す振動モータ1bでは、スペーサ17が、磁石13aとカバー部11との間に設けられてもよい。これにより、ベース部12からの磁束漏れ、および、カバー部11の天蓋部からの磁束漏れの双方を低減することができる。磁石13または磁石13bが設けられる振動モータ1a,1bにおいても同様である。
図16に示す振動モータ1cでは、磁気シールド部18が、ベース部12の外面上において、磁石13bと上下方向に重なる位置に配置されてもよい。図17に示す振動モータ1dでは、スペーサ17が、磁石13bとベース部12との間に設けられてもよい。これにより、ベース部12からの磁束漏れ、および、カバー部11の天蓋部からの磁束漏れの双方を低減することができる。磁石13または磁石13aが設けられる振動モータ1c,1dにおいても同様である。
振動部14および弾性部材15の構造および形状は、適宜変更されてよい。例えば、振動部14では、ヨーク43が省略され、質量部42の内周面にコイル部41が直接的に固定されてもよい。
振動モータ1,1a〜1dにおける各部材の取り付けや固定は、間接的であってもよい。例えば、弾性部材15のカバー部11への固定、カバー部11とベース部12との固定は、他の部材を介在させて行われてもよい。
上記実施の形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わされてよい。
本発明に係る振動モータは、様々な用途の振動モータとして利用可能である。好ましくは、携帯電話等の移動体通信装置の無音報知デバイスとして用いられる。
1,1a〜1d 振動モータ
8 着磁治具
11 カバー部
12 ベース部
13,13a,13b 磁石
14 振動部
15 弾性部材
17 スペーサ
18 磁気シールド部
41 コイル部
42 質量部
130 元部材
131 磁極対
131a,131c 第1の磁極対
131b,131d 第2の磁極対
132 無磁気部
133,134 磁極
J1 中心軸
S11〜S13,S121,S122 ステップ

Claims (6)

  1. 上下方向を向く中心軸に対して垂直に広がるベース部と、
    前記ベース部の上方において上下方向を向いて固定される単一の部材である磁石と、
    前記磁石の周囲に配置され、上下方向に振動する振動部と、
    前記磁石および前記振動部の上方および側方を覆い、前記ベース部に固定されるカバー部と、
    前記カバー部の上部内面と前記振動部の上部との間に配置される弾性部材と、
    を備え、
    前記振動部は、
    前記磁石と径方向に対向するコイル部と、
    前記コイル部に固定される質量部と、
    を備え、
    前記磁石が、
    上下方向に配列され、それぞれが上下方向に隣接する極性が異なる2つの磁極である複数の磁極対と、
    上下方向において前記複数の磁極対のそれぞれの間に位置し、上下方向に隣接する2つの磁極の極性が同じである無磁気部と、
    を備える、振動モータ。
  2. 前記複数の磁極対の数が2である、請求項1に記載の振動モータ。
  3. 前記複数の磁極対が、
    前記磁石の最も下方または最も上方に位置する第1の磁極対と、
    前記第1の磁極対よりも上下方向の長さが長い第2の磁極対と、
    を含む、請求項1または2に記載の振動モータ。
  4. 前記磁石がスペーサを介して前記ベース部または前記カバー部に固定される、請求項1ないし3のいずれかに記載の振動モータ。
  5. 前記磁石が、前記ベース部の内面または前記カバー部の上部内面に直接的に固定され、
    前記磁石が直接的に固定される前記ベース部または前記カバー部において、外面上の前記磁石と上下方向に重なる位置に磁気シールド部が配置される、請求項1ないし4のいずれかに記載の振動モータ。
  6. 上下方向を向く中心軸に対して垂直に広がるベース部と、前記ベース部の上方において上下方向を向いて固定される単一の部材である磁石と、前記磁石の周囲に配置され、上下方向に振動する振動部と、前記磁石および前記振動部の上方および側方を覆い、前記ベース部に固定されるカバー部と、前記カバー部の上部内面と前記振動部の上部との間に配置される弾性部材と、を備え、前記振動部は、前記磁石と径方向に対向するコイル部と、前記コイル部に固定される質量部と、を備える振動モータの製造方法であって、
    a)前記弾性部材の上下方向の長さを取得する工程と、
    b)前記a)工程よりも後に、前記磁石の元部材に着磁治具を用いて着磁を行うことにより、上下方向に配列され、それぞれが上下方向に隣接する極性が異なる2つの磁極である複数の磁極対と、上下方向において前記複数の磁極対のそれぞれの間に位置し、上下方向に隣接する2つの磁極の極性が同じである無磁気部と、を備える前記磁石を形成する工程と、
    c)前記カバー部により前記弾性部材、前記振動部および前記磁石の上方および側方を覆いつつ、前記カバー部を前記ベース部に固定する工程と、
    を備え、
    前記b)工程が、
    b1)前記a)工程にて取得された前記弾性部材の上下方向の前記長さに基づいて前記着磁治具を校正することにより、前記無磁気部となる予定の部位の上下方向における位置を調整する工程と、
    b2)前記b1)工程よりも後に、校正済みの前記着磁治具を用いて前記元部材に着磁を行うことにより前記磁石を形成する工程と、
    を備える。
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