JP2016151864A - 車線追従制御装置 - Google Patents

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【課題】車線追従制御のオフセット処理におけるドライバの違和感を低減する。【解決手段】車線追従制御装置100は、自車両Vの走行車線R1の隣接車線R2を走行する隣接車両Xを検出する隣接車両検出部12と、隣接車両検出部12によって検出された隣接車両Xと自車両Vとが所定の位置関係にあるときに、隣接車線R2から離れるように走行車線R1内で目標横位置T1を中央位置Rcからオフセットさせるオフセット処理を行う目標横位置設定部14と、目標横位置T1を走行するように自車両Vの走行を制御する操舵制御部5と、を備え、目標横位置設定部14は、オフセット処理を行う場合であって、隣接車両Xが自車両Vのドライバ席Vdよりも後方に位置するときには、それ以外のときに比較して、オフセット処理のオフセット量を小さくする。【選択図】図1

Description

本発明は、車線追従制御装置に関するものである。
従来、下記特許文献1に記載の支援装置が知られている。この車線追従制御装置は、車両の車幅方向の位置を目標位置に維持させる横ガイド支援システムの作動中において、隣接他車両との車幅方向の距離に応じて上記目標位置を変化させる。
特許4005597号公報
ところで、この制御装置によれば、自車両よりも後方に隣接他車両が存在し、自車両のドライバが隣接他車両を認識していない場合にも自車両が車幅方向に移動することになる。この場合に、自車両が大きく移動すると、後方の隣接他車両を認識していない自車両のドライバは、自車両が車幅方向へ移動した理由が分からず、違和感を持つ場合がある。この課題に対し、本発明は、車線追従制御のオフセット処理におけるドライバの違和感を低減することを目的とする。
本発明の車線追従制御装置は、自車両の横位置が走行車線の中央位置に設定された目標横位置となるように自車両の走行を制御する車線追従制御装置であって、自車両の走行車線に隣接する隣接車線を走行する隣接車両を検出する隣接車両検出部と、隣接車両検出部によって検出された隣接車両と自車両との走行方向距離が走行方向閾値以下、且つ隣接車両検出部によって検出された隣接車両と自車両の走行車線との車線幅方向距離が車線幅方向閾値以下の場合に、隣接車線から離れるように走行車線内で目標横位置を中央位置からオフセットさせるオフセット処理を行うオフセット部と、目標横位置に従って自車両の走行を制御する制御部と、を備え、オフセット部は、隣接車両検出部によって検出された隣接車両が自車両のドライバ席よりも後方に位置する場合には、それ以外の場合に比較して、目標横位置を隣接車両により近い位置にオフセットさせる。
本発明によれば、車線追従制御のオフセット処理におけるドライバの違和感を低減することができる。
本発明の実施形態に係る車線追従制御装置を備える車両のブロック図である。 (a),(b)は、自車両と隣接車両との位置関係を示す平面図である。 図1の装置による処理を示すフローチャートである。 参考例に係る装置による処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に示す車線追従制御装置100は、例えば、乗用車などの自車両Vに搭載されており、運転者による自車両Vの運転を支援する。車線追従制御装置100は、運転支援として車線維持支援(LKA:Lane Keeping Assist)を行う。
本実施形態に係る車線維持支援とは、車両の横位置が走行車線内の目標横位置となるように車両を制御すると共に、車両の運転者の操舵を車両の走行に反映させる運転支援である。走行車線とは、車両が走行中の車線である。車両の横位置とは、走行車線の幅方向における車両の位置である。車両の横位置は、例えば、平面視における車両の中心の位置を基準として認識される。以下、走行車線の幅方向を車線幅方向と称する。目標横位置とは、車線維持支援において車両の制御目標となる位置である。本実施形態において目標横位置は、車線幅方向における走行車線の中央位置に設定される。なお、中央位置には、厳密に車線幅方向における走行車線の中央の位置に限られず、走行車線の中央付近の位置も含まれる。
車線追従制御装置100は、例えば、車載カメラにより走行車線を形成する二本の白線(例えば車線境界線又は車道通行帯境界線)を認識し、車線幅方向で二本の白線から等距離の位置を走行車線の中央位置として、車線維持支援の目標横位置に設定する。また、車線追従制御装置100は、例えば、車載カメラの撮像画像内における二本の白線の位置から、自車両Vの横位置を認識する。車線追従制御装置100は、自車両Vの横位置が目標横位置となるように自車両Vへ操舵トルクを付与することで、走行車線に沿った自車両Vの走行を支援する。車線追従制御装置100は、例えば、自車両Vの操舵アクチュエータを制御することにより、自車両Vの操舵装置に対して操舵トルクを付与する。
また、車線追従制御装置100は、隣接車線を走行する隣接車両が自車両Vの走行車線に近い位置を走行している等の場合、隣接車両から車線幅方向の距離が離れるように自車両Vの目標横位置を走行車線の中央位置からオフセットさせる(オフセット処理)。隣接車線とは、車線境界線を介して自車両Vの走行車線に隣接する車線である。
ここで、図2(a)は、車線維持支援時において、自車両Vがその前方に位置する隣接車両Xを追い抜こうとする状態を示す平面図である。また、図2(b)は、車線維持支援時において、自車両Vがその後方に位置する隣接車両Xに追い抜かれようとする状態を示す平面図である。図2(a),(b)に示すR1は、自車両Vが走行する走行車線である。R2は、走行車線R1に隣接する隣接車線である。L1は、走行車線R1と隣接車線R2との間の境界となる白線(車線境界線)である。L2は、車線境界線L1と反対側の隣接車線R2の白線(中央線)である。L3は、車線境界線L1と反対側の走行車線R1の白線(車道通行帯境界線)である。Rcは、走行車線R1の車線幅方向における中央位置を示す仮想線である。T0は、車線維持支援における初期の目標横位置である。初期の目標横位置とは、例えば、車線維持支援の開始時に走行車線R1に合わせて自動で設定される目標横位置である。ここでは、初期の目標横位置T0は、走行車線R1の中央位置Rcと一致している。T1及びT2は、隣接車線R2を走行する隣接車両Xに反応して初期の目標横位置T0をオフセットさせた変更後の目標横位置である。
以下、車線追従制御装置100の構成について説明する。車線追従制御装置100は、ステレオカメラ1、レーザレーダ2、運転支援ECU[Electronic Control Unit]4、及び操舵制御部5を備えている。
ステレオカメラ1は、例えば、自車両Vのフロントガラス及びリアガラスの裏面にそれぞれ設けられている。自車両Vのフロントガラスに設けられたステレオカメラ1は、二つの撮像部を有している。この二つの撮像部は、自車両Vの車幅方向に並んで配置されており、自車両Vの前方を撮像する。同様に、自車両Vのリアガラスに設けられたステレオカメラ1は、二つの撮像部を有している。この二つの撮像部は、自車両Vの車幅方向に並んで配置されており、自車両Vの後方を撮像する。ステレオカメラ1は、自車両Vの前方及び後方の撮像情報を運転支援ECU4へ送信する。なお、ステレオカメラ1に代えて単眼カメラを用いてもよい。
レーザレーダ2は、例えば、自車両Vの前端及び後端に設けられ、レーザーを利用して自車両Vの前方及び後方の障害物(他車両、歩行者、建物など)を検出する。レーザレーダ2は、例えば、レーザーを自車両Vの前方及び後方に送信し、他車両などの障害物で反射したレーザーを受信することで障害物を検出する。レーザレーダ2は、検出した障害物情報を運転支援ECU4へ送信する。なお、レーザレーダ2に代えて、ミリ波レーダなどを用いてもよい。
操舵制御部5は、自車両Vの電動パワーステアリングシステム[EPS:Electric Power Steering]を制御する電子制御ユニットである。操舵制御部5は、電動パワーステアリングシステムのうち、自車両Vの操舵トルクをコントロールする操舵アクチュエータを駆動させることにより、自車両Vの操舵トルクを制御する。操舵制御部5は、運転支援ECU4からの制御信号に応じて操舵トルクを制御する。
運転支援ECU4は、運転制御に関する制御を行う。運転支援ECU4は、CPU[Central Processing Unit]、ROM[Read Only Memory]、RAM[Random Access Memory]などからなる電子制御ユニットである。運転支援ECU4では、ROMに記憶されているプログラムをRAMにロードし、CPUで実行することで、各種の運転支援の制御を実行する。運転支援ECU4は、複数の電子制御ユニットから構成されていてもよい。
次に、運転支援ECU4の機能的構成について説明する。運転支援ECU4は、横位置認識部11、隣接車両検出部12、車線維持支援部(制御部)13、及び目標横位置設定部(オフセット部)14を備えている。
横位置認識部11は、自車両Vの横位置を認識する。横位置認識部11は、例えば、ステレオカメラ1が撮像した自車両Vの前方及び後方の画像に基づいて、画像解析により自車両Vの走行車線R1の白線(図2(a)に示す例では車線境界線L1及び車道通行帯境界線L3)を認識する。横位置認識部11は、例えば、認識した白線の画像内における位置に基づいて、走行車線R1における自車両Vの横位置を認識する。
隣接車両検出部12は、隣接車線R2を走行する隣接車両Xを検出する。隣接車両検出部12は、例えば、レーザレーダ2の障害物情報に基づいて、隣接車線R2を走行する障害物を隣接車両Xとして検出する。隣接車両検出部12は、ステレオカメラ1の撮像情報に基づいて、自車両Vの前方及び後方の撮像画像の解析により隣接車両Xを検出してもよい。隣接車両検出部12は、例えば、レーザレーダ2の障害物情報に基づいて、認識した隣接車両Xと自車両Vとの走行方向距離及び相対速度を認識する。隣接車両Xと自車両Vとの走行方向距離とは、自車両Vの走行車線R1に沿った自車両Vの走行方向における車間距離である。隣接車両Xと自車両Vとの相対速度とは、自車両Vの走行車線R1に沿った自車両Vの走行方向における隣接車両Xの速度と自車両Vの速度との差分となる速度である。
隣接車両検出部12は、隣接車両Xと自車両Vの走行車線R1との車線幅方向距離を検出する。車線幅方向距離とは、走行車線R1の車線幅方向の距離である。本実施形態において隣接車両検出部12は、隣接車線R2との境界となる走行車線R1の車線境界線L1と、隣接車両Xとの車線幅方向距離を検出する。隣接車両検出部12は、例えば、ステレオカメラ1の撮像情報に基づいて検出した車線境界線L1と、レーザレーダ2の障害物情報とに基づいて、隣接車両Xと車線境界線L1との車線幅方向距離を検出してもよい。なお、隣接車両検出部12は、隣接車両Xにおける走行車線R1側の端部から車線境界線L1までの距離を車線幅方向距離として検出してもよい。或いは、隣接車両検出部12は、隣接車両Xにおける車幅方向の中央位置から車線境界線L1までの距離を車線幅方向距離として検出してもよい。
また、隣接車両検出部12は、隣接車両Xから車線境界線L1までの距離を車線幅方向距離として検出することに限定されない。例えば、隣接車両検出部12は、隣接車両Xから走行車線R1の中央位置Rcまでの距離を車線幅方向距離として検出してもよい。この場合であっても、隣接車両検出部12は、例えば、ステレオカメラ1の撮像情報に基づいて検出した走行車線R1の中央位置Rcと、レーザレーダ2の障害物情報とに基づいて、隣接車両Xと中央位置Rcとの車線幅方向距離を検出してもよい。なお、中央位置Rcは、走行車線R1の車線幅方向の中央の位置である。隣接車両検出部12は、例えば、ステレオカメラ1の撮像情報に基づいて走行車線R1を形成する車線境界線L1及び車道通行帯境界線L3を検出し、車線境界線L1及び車道通行帯境界線L3から等距離の位置を走行車線R1の中央位置Rcとして検出することができる。
車線維持支援部13は、自車両Vの車線維持支援を行う。車線維持支援部13は、例えば、ドライバのスイッチ操作に基づいて車線維持支援を開始する。車線維持支援部13は、横位置認識部11が認識した自車両Vの横位置が目標横位置設定部14によって設定された目標横位置となるように自車両Vに操舵トルクを付与することで自車両Vの走行を制御する。車線維持支援部13は、操舵制御部5に制御信号を送信することにより、自車両Vへ操舵トルクを付与する。
目標横位置設定部14は、車線維持支援部13が自車両Vの横位置を制御する際に用いる目標横位置を設定する。目標横位置設定部14は、まず、車線維持支援部13が用いる目標横位置として、走行車線R1に対して予め設定された初期の目標横位置T0を設定する。初期の目標横位置T0は、車線幅方向における走行車線R1の中央位置Rcである。
また、目標横位置設定部14は、車線維持支援部13が用いる目標横位置を、隣接車線R2から離れるように走行車線R1内で中央位置Rcからオフセットさせるオフセット処理を行う。具体的には、目標横位置設定部14は、オフセット処理として、車線維持支援部13が用いる目標横位置を初期の目標横位置T0から変更後の目標横位置T1又はT2に変更する。目標横位置をオフセットさせるオフセット量、すなわち、中央位置Rcと変更後の目標横位置T1又はT2との車線幅方向の距離は、予め設定された値を用いてもよい。オフセット処理は、隣接車両検出部12によって検出された隣接車両Xと自車両Vとの走行方向距離が走行方向閾値以下、且つ隣接車両Xと車線境界線L1との車線幅方向距離が車線幅方向閾値以下の場合に実行される。走行方向閾値、及び車線幅方向閾値は、予め設定された値を用いることができる。
目標横位置設定部14は、隣接車両検出部12によって検出された隣接車両Xと自車両Vとの走行方向距離が走行方向閾値より大きくなった場合、又は隣接車両Xと車線境界線L1との車線幅方向距離が車線幅方向閾値より大きくなった場合、オフセット処理を終了する。すなわち、目標横位置設定部14は、車線維持支援部13が用いる目標横位置を変更後の目標横位置T1又はT2から初期の目標横位置T0に戻す。
また、目標横位置設定部14は、オフセット処理を行う場合、隣接車両Xは自車両Vのドライバ席Vdよりも走行方向における後方に位置するか否かを判断する。目標横位置設定部14は、隣接車両Xが自車両Vのドライバ席Vdよりも走行方向における後方に位置すると判断した場合、隣接車両Xが自車両Vのドライバ席Vdよりも走行方向における後方に位置しないと判断した場合と比べて、オフセット処理における目標横位置のオフセット量を小さくする。
続いて、車線追従制御装置100で実行されるオフセット処理について説明する。以下の処理は、目標横位置をT0とする自車両3のLKA制御の実行中において繰り返し実行される。
目標横位置設定部14は、隣接車両Xと自車両Vの走行車線R1との車線幅方向距離が車線幅方向閾値以下であるか否かを判断する(ステップS2)。前述のとおり、隣接車両Xと自車両Vの走行車線R1との車線幅方向距離は、隣接車両検出部12によって検出される。隣接車両Xと自車両Vの走行車線R1との車線幅方向距離が車線幅方向閾値以下である場合にはステップS3が実行され、それ以外の場合には処理が終了される。
ステップS3では、目標横位置設定部14は、隣接車両Xと自車両Vとの走行方向距離が走行方向閾値以下であるか否かを判断する(ステップS3)。前述のとおり、隣接車両Xと自車両Vとの走行方向距離は、隣接車両検出部12によって検出される。隣接車両Xと自車両Vとの走行方向距離が走行方向閾値以下である場合にはステップS4が実行され、それ以外の場合には処理が終了される。なお、隣接車両Xと自車両Vとの走行方向距離に代えて、隣接車両Xと自車両VとのTTC(衝突余裕時間)が所定の閾値以下であるか否かを判断するようにしてもよい。
ステップS4では、目標横位置設定部14は、隣接車両Xは自車両Vのドライバ席Vdよりも走行方向における後方に位置するか否かを判断する(ステップS4)。例えば、ここでは、隣接車両Xの前端とドライバ席Vdとの位置関係が判断される。前述のとおり、隣接車両Xと自車両Vとの走行方向距離が隣接車両検出部12によって検出されるので、目標横位置設定部14は、その走行方向距離と自車両Vにおけるドライバ席Vdの位置とに基づいて、自車両Vのドライバ席Vdの位置と隣接車両Xの前端との走行方向における位置関係を認識することができる。なお、自車両Vにおけるドライバ席Vdの位置は、例えば、運転支援ECU4の情報記憶部(図示せず)に予め記憶され、この情報がステップS4の判断処理時に目標横位置設定部14によって使用される。
ステップS4において、隣接車両Xの前端が自車両Vのドライバ席Vdよりも走行方向における後方に位置しないと判断された場合には、LKA制御における目標横位置をT0からT1へオフセットさせる(ステップS5)。このような状況は、例えば図2(a)に示されるように、自車両Vが隣接車両Xを追抜こうとする場合に現れる。一方、ステップS4において、隣接車両Xの前端が自車両Vのドライバ席Vdよりも走行方向における後方に位置すると判断された場合には、LKA制御における目標横位置をT0からT2へオフセットさせる(ステップS6)。このような状況は、例えば図2(b)に示されるように、自車両Vが隣接車両Xに追抜かれようとする場合に現れる。
ここで、目標横位置T2は、目標横位置T1に比較して、車線幅方向において隣接車両Xにより近い位置にある。すなわち、ステップS6で実行されるオフセット処理のオフセット量(目標横位置T0と目標横位置T2との車線幅方向の距離)は、ステップS5で実行されるオフセット処理のオフセット量(目標横位置T0と目標横位置T1との車線幅方向の距離)よりも小さい。ステップS5又はステップS6のオフセット処理に伴い、LKA制御によって自車両Vは目標横位置T1又はT2を維持して走行する。
その後、目標横位置T2は、隣接車両Xと車線R1との車幅方向距離が車線幅閾値より大、又は隣接車両Xと自車両Vとの走行方向距離が走行方向閾値より大になるまで待機する(ステップS7)。そして、隣接車両Xと車線R1との車幅方向距離が車線幅閾値より大、又は隣接車両Xと自車両Vとの走行方向距離が走行方向閾値より大になったときに、目標横位置T2は、目標横位置をT0に戻す(ステップS8)。これに伴い、LKA制御によって自車両Vは目標横位置T0を維持して走行する。
続いて、車線追従制御装置100による作用効果について説明する。図2(a)に示されるように、隣接車両Xの前端が自車両Vのドライバ席Vdよりも後方に位置する場合以外のオフセット処理時には、ドライバが隣接車両Xの存在を認識している可能性が高い。従って、自車両Vがオフセット処理により車線幅方向に移動したとしても、ドライバはその移動の原因を認識している可能性が高い。
その一方、図2(b)に示されるように、隣接車両Xの前端が自車両Vのドライバ席Vdよりも後方に位置する場合のオフセット処理では、ドライバが隣接車両Xの存在を認識していない可能性が高い。従って、自車両Vがオフセット処理により車線幅方向に移動したとしても、ドライバはその移動の原因を認識してない場合もあり、ドライバは当該移動に対して違和感を持つという問題がある。この問題に対し、車線追従制御装置100によれば、隣接車両Xが自車両Vのドライバ席Vdよりも後方に位置する場合においては、それ以外の場合に比べてオフセット処理のオフセット量が小さくなる。よって、ドライバにとって原因が分かりにくいオフセット処理については、オフセット量が小さく抑えられるので、オフセット処理においてドライバが持つ違和感が低減される。
(参考例)
続いて、上記実施形態に類似する参考例について説明する。本参考例が備える、上記実施形態と同一又は同等の構成要素については、図面に同一の符号を付して重複する説明を省略するものとする。本参考例の車線追従制御装置では、実施形態における図3の処理に代えて図4の処理が実行される。
図4に示されるオフセット処理は、図3におけるステップS4に代えて、ステップS204の判断処理を実行する。ステップS204では、隣接車両Xと自車両Vとの車線幅方向の相対速度が、所定の閾値よりも大きいか否かを判断する(ステップS204)。所定の閾値は、例えば、運転支援ECU4の情報記憶部(図示せず)に予め記憶される。隣接車両Xと自車両Vとの車線幅方向の相対速度とは、車線幅方向における隣接車両Xの速度と自車両Vの速度との差分となる速度であり、隣接車両Xが自車両Vに車線幅方向に近づく速度を言う。隣接車両Xと自車両Vとの車線幅方向の相対速度は、例えば、隣接車両検出部12によって、レーザレーダ2の障害物情報に基づいて認識される。
ステップS204において、隣接車両Xと自車両Vとの車線幅方向の相対速度が、所定の閾値よりも大きい場合には、LKA制御における目標横位置を隣接車両Xから離れる方向にオフセットさせる(S205)。このときのオフセット量をΔT3とする。一方、ステップS204において、隣接車両Xと自車両Vとの車線幅方向の相対速度が、所定の閾値以下の場合にも、LKA制御における目標横位置を隣接車両Xから離れる方向にオフセットさせる(S206)。このときのオフセット量をΔT4とする。ここで、オフセット量ΔT3は、オフセット量ΔT4よりも大きい。このように、隣接車両Xが自車両Vに向けて車両幅方向に所定より大きい速度で近づいて来る場合には、オフセット量をより大きくするようにしている。このようなオフセット処理によれば、隣接車両Xが自車両Vに車線幅方向に迫ってくる感覚に合わせてオフセット量が変化するので、ドライバの違和感が低減される。
本発明は、上述した実施形態を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した様々な形態で実施することができる。また、上述した実施形態に記載されている技術的事項を利用して実施例の変形例を構成することも可能である。各実施形態の構成を適宜組み合わせて使用してもよい。
5…操舵制御部(制御部)、12…隣接車両検出部、14…目標位置設定部(オフセット部)、100…車線追従制御装置、R1…走行車線、R2…隣接車線、V…自車両、X…隣接車両、T0,T1,T2…目標横位置、Rc…中央位置。

Claims (1)

  1. 自車両の横位置が走行車線の中央位置に設定された目標横位置となるように前記自車両の走行を制御する車線追従制御装置であって、
    前記自車両の前記走行車線に隣接する隣接車線を走行する隣接車両を検出する隣接車両検出部と、
    前記隣接車両検出部によって検出された前記隣接車両と前記自車両との走行方向距離が走行方向閾値以下、且つ前記隣接車両検出部によって検出された前記隣接車両と前記自車両の前記走行車線との車線幅方向距離が車線幅方向閾値以下の場合に、前記隣接車線から離れるように前記走行車線内で前記目標横位置を前記中央位置からオフセットさせるオフセット処理を行うオフセット部と、
    前記目標横位置に従って前記自車両の走行を制御する制御部と、を備え、
    前記オフセット部は、
    前記オフセット処理を行う場合であって、前記隣接車両検出部によって検出された前記隣接車両が前記自車両のドライバ席よりも後方に位置するときには、それ以外のときに比較して、前記オフセット処理のオフセット量を小さくする、車線追従制御装置。
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