JP2016150839A - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シート詰まりが起きた際に、吸着ベルトを損傷することなく吸着ベルトに吸着されたシートを除去することが可能になるシート搬送装置を提供する。【解決手段】シート束Sなどのシート束の最上位シートを静電的に吸着する吸着ベルトと、該吸着ベルトを表面移動させて吸着した最上位シートS1などの最上位シートを搬送する駆動ローラ13などのベルト駆動手段とを有するシート搬送装置において、前記吸着ベルトは少なくとも二つのベルトを吸着した最上位シートを搬送する方向と直交方向に並べて構成され、前記吸着ベルトの内周面側に配置され、先端が前記内周面側にある位置と先端が前記二つのベルトの間を介して前記吸着ベルトの表面側に突出した位置との間で移動できる押し出し部材21などの突出部材を有する。【選択図】図2
Description
本発明は、シート搬送装置及び画像形成装置に関するものである。
複写機、プリンタ等の画像形成装置に用いられるシート搬送装置として、電荷を付与した吸着ベルトで最上位シートを吸着して最上位シートをシート束から分離し、上記吸着ベルトをベルト駆動手段により表面移動させて上記最上位シートを搬送する静電吸着分離方式のものが知られている。
特許文献1には、係るシート搬送装置であって、シート束の搬送方向下流側で最上位シートに近い位置からシート束の一端にエアを送風するエア送風部を備えるものが記載されている。これにより、静電吸着ベルトに密着した最上位シートを分離しやすくすることができるとしている。
しかしながら、特許文献1に記載されたシート搬送装置では、シート詰まりが起きた際に吸着ベルトに電荷が残っていると、最上位シートが吸着ベルトに吸着されたままの状態になる。吸着ベルトに吸着されたままの状態の最上位シートを作業者が手で除去する場合、吸着ベルトに作業者の手が触れてしまい吸着ベルトを損傷するおそれがある。
上述した課題を解決するために、本発明は、シート束の最上位シートを静電的に吸着する吸着ベルトと、該吸着ベルトを表面移動させて吸着した最上位シートを搬送するベルト駆動手段とを有するシート搬送装置において、前記吸着ベルトは少なくとも二つのベルトを吸着した最上位シートを搬送する方向と直交方向に並べて構成され、前記吸着ベルトの内周面側に配置され、先端が前記内周面側にある位置と先端が前記二つのベルトの間を介して前記吸着ベルトの表面側に突出した位置との間で移動できる突出部材を有することを特徴とするものである。
シート詰まりが起きた際に、吸着ベルトを損傷することなく吸着ベルトに吸着されたシートを除去することが可能になる。
以下、本発明を適用した画像形成装置の実施形態としての複写機1について説明する。
図1は、本複写機1の一例を示す概略構成図である。
なお、本発明の実施対象とする画像形成装置は、図示のものには限定されず、複写機、ファクシミリ装置、複写機能とファクシミリ機能等を備えた複合機等の機能を有するもの等々、画像形成を行う種々の装置が対象となる。
図1は、本複写機1の一例を示す概略構成図である。
なお、本発明の実施対象とする画像形成装置は、図示のものには限定されず、複写機、ファクシミリ装置、複写機能とファクシミリ機能等を備えた複合機等の機能を有するもの等々、画像形成を行う種々の装置が対象となる。
図1において、複写機1は、自動原稿搬送装置110、原稿読取部120、シート搬送手段としてのシート搬送装置100、画像形成手段としての画像形成部140などを備えている。自動原稿搬送装置110は、原稿トレイ110aに載置された原稿束から原稿を1枚分離して原稿読取部120上のコンタクトガラスへと搬送する。原稿読取部120は、コンタクトガラス上に搬送されてきた原稿の読み取りを行う。
シート搬送装置100は、複数のシート材が積層されたシート束Sを有し、このシート束Sから最上位に位置するシート材S1を画像形成部140へと搬送する。画像形成部140は、搬送されてきたシート材上に、原稿読取部120によって読み取られた画像を形成する。なお、本実施の形態では、画像形成部140と給紙部130とが分割可能な構成になっているがこれに限るものではなく、画像形成部140と給紙部130とが分割できない構成であっても良い。
シート搬送装置100によって分離給紙された最上位シートS1は、搬送経路170上を搬送されるようになっており、搬送経路170上を搬送される最上位シートS1は、搬送ローラ対180により搬送され、転写ローラ190によって画像形成部140で形成されたトナー画像が転写され、このトナー画像が定着器200によって熱転写され、排紙ローラ対210により排紙トレイ220に排出する。
画像形成部140は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(BK)の各色のトナー像を形成する作像部230Y、230C、230M、230BK、中間転写ベルト240、露光装置250などから構成されている。
露光装置250では、パーソナルコンピュータ等から入力される色分解された画像データや原稿読取部120にて読み取られた原稿の画像データなどを光源駆動用の信号に変換する。そして、光源駆動用の信号に従って、各レーザ光源ユニット内の半導体レーザを駆動し光ビームを射出する。
各作像部230Y、230C、230M、230BKは、各色に対応し時計回転方向に回転駆動する感光体260Y、260C、260M、260BKを備えている。各作像部230Y、230C、230M、230BKは、収容されるトナーの色が異なる以外は、ほぼ同様の構成である。例えば、イエローの作像部260Yを用いて説明すると、感光体261Yのまわりに、帯電装置270、現像部280、クリーニング部290等を備えている。また、画像形成部140は、感光体260Y、260C、260M、260BKにレーザー光を照射するための露光装置250を備えている。
感光体260Y、260C、260M、260BKは、円筒状に形成され、図示しない駆動源により回転駆動される。感光体260Y、260C、260M、260BKの外周面部には感光層が設けられている。図1中の破線で示す露光装置250から射出された光ビームが感光体260の外周面にスポット照射されることにより、画像情報に応じた静電潜像が感光体260Y、260C、260M、260BKの外周面に書き込まれる。
帯電装置270は、感光体260の外周面を一様に帯電するもので、感光体260に対して接触させる方式のものを用いている。現像部280は、感光体260にトナーの供給を行うもので、感光体260に対して非接触方式のものを用いている。供給されたトナーが感光体260の外周面に書き込まれた静電潜像に付着することで、感光体260上の静電潜像がトナー像として顕像化する。
クリーニング部290は、感光体260の外周面に付着している残留トナーをクリーニングするもので、感光体260の外周面にブラシを接触させるブラシ接触方式のものを用いている。
中間転写ベルト240は、樹脂フィルム、または、ゴムを基体として形成された無端状ベルトから構成されている。感光体260上に形成されたトナー像が中間転写ベルト240上に転写され、この転写されたトナー像が転写ローラ190によりシート材S1に転写される。
中間転写ベルト240は、樹脂フィルム、または、ゴムを基体として形成された無端状ベルトから構成されている。感光体260上に形成されたトナー像が中間転写ベルト240上に転写され、この転写されたトナー像が転写ローラ190によりシート材S1に転写される。
次に、本実施形態に係るシート搬送装置100の構成について以下で説明する。
図2は、シート搬送装置100の概略構成を示す図である。
図2(a)はシート搬送装置100の正面図、図2(b)は図2(a)の矢視A、図2(c)は図2(a)の矢視Qである。図2(a)に示すように、シート搬送装置100は、シート束Sを収納するシート収納部2を有しており、シート収納部上方には静電吸着ベルト部11を有している。シート収納部2にはシート束を上昇させるシート昇降部材3とシート昇降部材3を昇降させるシート昇降部材駆動手段4とを有している。シート収納部2のシート搬送方向下流側には送風手段としての送風部5が設けられている。
図2は、シート搬送装置100の概略構成を示す図である。
図2(a)はシート搬送装置100の正面図、図2(b)は図2(a)の矢視A、図2(c)は図2(a)の矢視Qである。図2(a)に示すように、シート搬送装置100は、シート束Sを収納するシート収納部2を有しており、シート収納部上方には静電吸着ベルト部11を有している。シート収納部2にはシート束を上昇させるシート昇降部材3とシート昇降部材3を昇降させるシート昇降部材駆動手段4とを有している。シート収納部2のシート搬送方向下流側には送風手段としての送風部5が設けられている。
図3は、送風部5がシート束Sに対してエアーを送っている状態を示す図である。
図3(a)がシート搬送装置100の正面図で、図3(b)が図3(a)の矢視Aである。送風部5よりシート束Sに対してエアーを送ることで、シート束Sの最上位シートS1と最上位シートS1近傍のシートを浮揚させシート間を分離するようにしている。
図3(a)がシート搬送装置100の正面図で、図3(b)が図3(a)の矢視Aである。送風部5よりシート束Sに対してエアーを送ることで、シート束Sの最上位シートS1と最上位シートS1近傍のシートを浮揚させシート間を分離するようにしている。
静電吸着ベルト部11は、ベルト駆動手段としての駆動ローラ13と従動ローラ14とにより張架された吸着ベルトとしての静電吸着ベルト12を備えている。駆動ローラ13は、ローラ駆動部15によって回転駆動されている。静電吸着ベルト12は、静電吸着力によって最上位シートS1を吸着するものである。
図4は、静電吸着ベルト12の概略構成を示す図である。
図4(a)に示すように、静電吸着ベルト12は、複数の電極24を絶縁層25によって被覆したシート状の媒体により形成されている。複数の電極24は、図4(b)に示すように、プラス電極24Aとマイナス電極24Bが交互に配列されている。これら電極24へ静電吸着ベルト電源部16によって電圧を印加すると、誘電分極が発生し、シート束Sの最上位シートS1の吸着面が分極し、静電吸着ベルト12との間に静電吸着力(クーロン力)が発生する。この静電吸着力により最上位シートS1を静電吸着ベルト12に吸着することができる。
図4(a)に示すように、静電吸着ベルト12は、複数の電極24を絶縁層25によって被覆したシート状の媒体により形成されている。複数の電極24は、図4(b)に示すように、プラス電極24Aとマイナス電極24Bが交互に配列されている。これら電極24へ静電吸着ベルト電源部16によって電圧を印加すると、誘電分極が発生し、シート束Sの最上位シートS1の吸着面が分極し、静電吸着ベルト12との間に静電吸着力(クーロン力)が発生する。この静電吸着力により最上位シートS1を静電吸着ベルト12に吸着することができる。
図5は、静電吸着ベルト12に吸着された最上位シートS1をシート束Sから送風部5がシート束Sに対してエアーを送っている状態を示す図である。
図5(a)がシート搬送装置100の正面図で、図5(b)が図5(a)の矢視Aである。最上位シートS1が吸着されると、送風部5より送り出されたエアーが最上位シートS1の下面に反射され、最上位シートS1の1枚下にあるシートの上面に吹き付けられる。これにより、最上位シートS1をその1枚下にあるシートから分離することが可能となる。
図5(a)がシート搬送装置100の正面図で、図5(b)が図5(a)の矢視Aである。最上位シートS1が吸着されると、送風部5より送り出されたエアーが最上位シートS1の下面に反射され、最上位シートS1の1枚下にあるシートの上面に吹き付けられる。これにより、最上位シートS1をその1枚下にあるシートから分離することが可能となる。
図2(b)、(c)に示すように、静電吸着ベルト部11は、2つの静電吸着ベルト12aと静電吸着ベルト12bとが、互いの間に隙間Bを挟んで配置されている。隙間Bには、駆動ローラ13と同軸上にあり駆動ローラ13に対して空転する同軸ローラ17が配置されている。同軸ローラ17に対向して、対向搬送手段としての対向搬送ローラ18が配置されている。対向搬送ローラ18は、対向搬送ローラ駆動部19によって静電吸着ベルト12に対し正転・逆転することが可能になっている。隙間Bには、押し出し部材21と、押し出し部材21に接する伝達ローラ20が配置されている。対向搬送ローラ駆動部19の回転駆動力が連動部材22を介して伝達ローラ20に伝達されると、伝達ローラ20が回転し押し出し部材21を移動させる。
図2(a)に示すように、静電吸着ベルト12のシート束Sに対向する面の近傍で対向搬送ローラ18の回転方向の上流側には、シート端部を検出可能なセンサである上流側センサ6が配置されている。また、静電吸着ベルト12のシート束Sに対向する面の近傍で対向搬送ローラ18の回転方向の下流側には、シート端部を検出可能なセンサである下流側センサ7が配置されている。
押し出し部材21の動作について以下で説明する。
図6は、図2(a)中の領域Cの拡大図である。
伝達ローラ20は、対向搬送ローラ駆動部19の回転駆動力が連動部材22を介して伝達されることで、対向搬送ローラ駆動部19に連動して回転するようになっている。図6(a)に示すように、伝達ローラ20が正転(図中の矢印F1で示す向きに回転)すると、伝達ローラ20が図中の矢印F2で示す回転の向きに回転して押し出し部材21が上昇(図中矢印Uの向きに移動)する。また、図6(b)に示すように、伝達ローラ20が逆転(図中の矢印R1で示す向きに回転)すると、伝達ローラ20が図中の矢印R2で示す回転の向きに回転して押し出し部材21が下降(図中矢印Dの向きに移動)する。
図6は、図2(a)中の領域Cの拡大図である。
伝達ローラ20は、対向搬送ローラ駆動部19の回転駆動力が連動部材22を介して伝達されることで、対向搬送ローラ駆動部19に連動して回転するようになっている。図6(a)に示すように、伝達ローラ20が正転(図中の矢印F1で示す向きに回転)すると、伝達ローラ20が図中の矢印F2で示す回転の向きに回転して押し出し部材21が上昇(図中矢印Uの向きに移動)する。また、図6(b)に示すように、伝達ローラ20が逆転(図中の矢印R1で示す向きに回転)すると、伝達ローラ20が図中の矢印R2で示す回転の向きに回転して押し出し部材21が下降(図中矢印Dの向きに移動)する。
伝達ローラ20にはトルクリミッタが設けられ、一定以上の負荷がかかると伝達ローラ20が空転するようになっている。図6に示すように、押し出し部材21の上下近傍には、押し出し部材21の移動を制限する制限部材としてのストッパー部材23が配置されている。図6(a)に示すように、ストッパー部材23aは、押し出し部材21が上昇して押し出し部材21の下面が静電吸着ベルト12のシート束Sと対向する面よりも上になったときに、押し出し部材21の上昇を制限する。図6(b)に示すように、規制手段としてのストッパー部材23bは、押し出し部材21が下降して押し出し部材21の下面が静電吸着ベルト12のシート束Sと対向する面よりもシート束Sの方に規定長さL1だけ突出したときに、押し出し部材21の下降を制限する。
次に、シート詰まりが発生した際のシート詰まり処理動作について以下で説明する。
図7は、シート詰まり処理動作について説明する図である。
図7(a)はシート搬送装置の正面図で、図7(b)は図7(a)中の領域Cの拡大図である。搬送中の最上位シートS1が静電吸着ベルト12によって吸着されている場合、作業者が手で最上位シートS1を静電吸着ベルト12から分離するのは困難である。図7(b)に示すように、シート詰まりが発生した際、対向搬送ローラ18を逆転(図中の矢印R1で示す向きに回転)し押し出し部材21を下降(図中矢印Dの向きに移動)させ、押し出し部材21がシート束Sの方に突出されるようにする。最上位シートS1が押し出し部材21によって押圧されることにより、最上位シートS1にたわみが生じ最上位シートS1と静電吸着ベルト12との間に隙間ができる。最上位シートS1と静電吸着ベルト12との間に隙間が生じると最上位シートS1が静電吸着ベルト12によって吸着されている力が低下するので、最上位シートS1が静電吸着ベルト12上から分離される。以上により、シート詰まりが起きた際に、吸着ベルト12を損傷することなく最上位シートS1を除去することが可能になる。
図7は、シート詰まり処理動作について説明する図である。
図7(a)はシート搬送装置の正面図で、図7(b)は図7(a)中の領域Cの拡大図である。搬送中の最上位シートS1が静電吸着ベルト12によって吸着されている場合、作業者が手で最上位シートS1を静電吸着ベルト12から分離するのは困難である。図7(b)に示すように、シート詰まりが発生した際、対向搬送ローラ18を逆転(図中の矢印R1で示す向きに回転)し押し出し部材21を下降(図中矢印Dの向きに移動)させ、押し出し部材21がシート束Sの方に突出されるようにする。最上位シートS1が押し出し部材21によって押圧されることにより、最上位シートS1にたわみが生じ最上位シートS1と静電吸着ベルト12との間に隙間ができる。最上位シートS1と静電吸着ベルト12との間に隙間が生じると最上位シートS1が静電吸着ベルト12によって吸着されている力が低下するので、最上位シートS1が静電吸着ベルト12上から分離される。以上により、シート詰まりが起きた際に、吸着ベルト12を損傷することなく最上位シートS1を除去することが可能になる。
静電吸着ベルト12から分離された最上位シートS1は対向搬送ローラ18の逆転によって、シート束Sが収納されたシート収納部2の方に戻ってくる。シート収容部2に対し下流側の最上位シートS1の端部(シート先端T)を下流側センサ7が検出したら、対向搬送ローラ18を停止させるようにする。
シート搬送装置100におけるシート搬送動作の処理フローについて以下で説明する。
図8は、シート搬送装置100におけるシート搬送動作の処理フローを示すフローチャートである。
初期動作として、まず、ステップS101では対向搬送ローラ駆動部19により対向搬送ローラ18の正転回転を開始し、ステップS102では対向搬送ローラ18の正転回転をD[msec:ミリ秒]間だけ維持するようにする。これは、シート搬送動作を開始する前の状態で、押し出し部材21の最上位シートS1との対向箇所が、静電吸着ベルト12の最上位シートS1と対向する面よりも突出している可能性があるためである。対向搬送ローラ18の正転回転させることで、押し出し部材21を上昇させ、押し出し部材21の最上位シートS1との対向箇所が静電吸着ベルト12の最上位シートS1との対向面よりも突出しない位置にくるようにすることができる。
図8は、シート搬送装置100におけるシート搬送動作の処理フローを示すフローチャートである。
初期動作として、まず、ステップS101では対向搬送ローラ駆動部19により対向搬送ローラ18の正転回転を開始し、ステップS102では対向搬送ローラ18の正転回転をD[msec:ミリ秒]間だけ維持するようにする。これは、シート搬送動作を開始する前の状態で、押し出し部材21の最上位シートS1との対向箇所が、静電吸着ベルト12の最上位シートS1と対向する面よりも突出している可能性があるためである。対向搬送ローラ18の正転回転させることで、押し出し部材21を上昇させ、押し出し部材21の最上位シートS1との対向箇所が静電吸着ベルト12の最上位シートS1との対向面よりも突出しない位置にくるようにすることができる。
D[msec]間だけ対向搬送ローラ18を正転回転させた後、ステップS103では対向搬送ローラ18の正転回転を停止させる。続いて、ステップS104では、送風部5よりシート束Sに向けてエアーを送るようにする。図3で説明したように、シート束Sに向けてエアーを送ることで、シート束Sの最上位シートS1および最上位シートS1近傍のシートを浮揚させ、最上位シートS1と最上位シートS1近傍のシートとを分離することができる。ステップS105では、エアーにより浮揚した最上位シートS1が静電吸着ベルト12に接した状態のままで、E[msec:ミリ秒]間だけ待機するようにする。
ステップS105に続いて、ステップS106では、静電吸着ベルト電源部16により、静電吸着ベルト部11に電圧を印加し、最上位シートS1が静電吸着ベルト12に吸着されるようにする(静電吸着開始)。図5で説明したように、最上位シートS1が静電吸着ベルト12に吸着されると、送風部5より送り出されたエアーが最上位シートS1に反射され最上位シートS1よりも1枚下のシートの上面に吹き付けられて、最上位シートS1がシート束Sから分離される。
ステップS107では、ローラ駆動部15により駆動ローラ13を対向搬送ローラ駆動部19により対向搬送ローラ18をそれぞれ正転回転させ、静電吸着ベルト12に吸着させた最上位シートS1をシート収容部2に対し下流側の方へと搬送する。ステップS108では、シート収容部2に対し下流側の最上位シートS1の端部(以下、「シート先端」という)が下流側センサ7に到達したかどうかを判断する。ステップS108では、シート先端が下流側センサ7に到達したと判断したときは、ステップS109では静電吸着ベルト部11への電圧の印加を停止するようにする(静電吸着終了)。続いて、ステップS110では、駆動ローラ13及び対向搬送ローラ18の正転回転を停止させる。
ステップS110に続き、ステップS111では、シート詰まりが発生しているかどうかを判断する。ステップS111でシート詰まりが発生していると判断した場合には、ステップS112で対向搬送ローラ18を逆転回転させ、搬送中の最上位シートS1をシート収容部2の方に押し戻す。ステップS113では、シート収容部2に対し上流側の最上位シートS1の端部(以下、「シート後端」という)が上流側センサ6に到達したかどうかを判断する。ステップS113でシート後端が上流側センサ6に到達したと判断した場合には、ステップS114で対向搬送ローラ18の逆転回転を停止させる。続いて、ステップS115では、シート詰まりが解消されたかどうかを判断する。ステップS115でシート詰まりが解消された場合には、処理をステップS106に戻す。
ステップS111でシート詰まりが発生していないと判断した場合には、ステップS116ではシート収容部2に次に搬送するシートがあるかどうかを判断する。ステップS116で次に搬送するシートがあると判断された場合には、ステップS117では、搬送中である最上位シートS1において、シート後端が下流側センサ7に到達したかどうかを判断する。ステップS117でシート後端が下流側センサ7に到達したと判断したときには、処理をステップS106に戻す。
ステップS106〜ステップS116の処理は、印刷ジョブの停止命令を受けるかもしくはシート収容部2のシート束Sが無くなるまで繰り返すようにする。
[変形例]
次に、本発明を適用したシート搬送装置100の変形例について説明する。
図9は、シート搬送装置100の変形例の概略構成を示す図である。
図9(a)は正面断面図、図9(b)は図9(a)の矢視Aの側面図である。
次に、本発明を適用したシート搬送装置100の変形例について説明する。
図9は、シート搬送装置100の変形例の概略構成を示す図である。
図9(a)は正面断面図、図9(b)は図9(a)の矢視Aの側面図である。
図2を用いて説明したシート搬送装置100との相違点は、シート収納部2が図9(a)の紙面左側の方(図中矢印Fで示す向き)に引き出し可能なように構成されている点、および、シート収容部2の紙面右側奥で静電吸着ベルト12のシート束Sと対向する面に接しない高さの位置にシート分離手段300が備えられている点である。シート分離手段300として、例えば、シート束にエアを吹き付ける送風部5のような送風手段を用いてもよい。ただし、これに限るものではなく、シートを機械的に分離するものなどシート分離のための種々の公知手段を用いることができる。
図7で説明したように、対向搬送ローラ18により最上位シートS1をシート収容部2の方に逆行させ押し出し部材21をシート束Sの方に突出させることで最上位シートS1が押し出し部材21によって押圧され最上位シートS1にたわみが生じる。これにより、最上位シートS1と静電吸着ベルト12との間に隙間ができ、最上位シートS1が静電吸着ベルト12から分離しやすくなる。
このときに、シート収納部2を紙面左側の方(図中矢印Fで示す向き)に引き出し、シート分離手段300によってたわみが生じた状態の最上位シートS1を静電吸着ベルト12から剥がしてシート収納部2に落とすようにする。これにより、作業者がより容易に最上位シートS1を除去することができる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
シート束Sなどのシート束の最上位シートを静電的に吸着する吸着ベルトと、該吸着ベルトを表面移動させて吸着した最上位シートS1などの最上位シートを搬送する駆動ローラ13などのベルト駆動手段とを有するシート搬送装置において、前記吸着ベルトは少なくとも二つのベルトを吸着した最上位シートを搬送する方向と直交方向に並べて構成され、前記吸着ベルトの内周面側に配置され、先端が前記内周面側にある位置と先端が前記二つのベルトの間を介して前記吸着ベルトの表面側に突出した位置との間で移動できる押し出し部材21などの突出部材を有する。
シート詰まりが発生したとき、上記突出部材の先端が、上記内周面側にある位置から上記表面側に突出した位置へと移動することで、上記吸着ベルトに吸着されている最上位シートが突出部材によって押し上げられて最上位シートと上記吸着ベルトとの間に隙間ができる。この隙間により最上位シートと上記吸着ベルトとの密着力が弱まり、最上位シートを上記吸着ベルトから分離しやすくなる。よってシート詰まりが起きた際に、吸着ベルトに吸着されたシートを除去する際に吸着ベルトを損傷する可能性が低減される。
(態様A)
シート束Sなどのシート束の最上位シートを静電的に吸着する吸着ベルトと、該吸着ベルトを表面移動させて吸着した最上位シートS1などの最上位シートを搬送する駆動ローラ13などのベルト駆動手段とを有するシート搬送装置において、前記吸着ベルトは少なくとも二つのベルトを吸着した最上位シートを搬送する方向と直交方向に並べて構成され、前記吸着ベルトの内周面側に配置され、先端が前記内周面側にある位置と先端が前記二つのベルトの間を介して前記吸着ベルトの表面側に突出した位置との間で移動できる押し出し部材21などの突出部材を有する。
シート詰まりが発生したとき、上記突出部材の先端が、上記内周面側にある位置から上記表面側に突出した位置へと移動することで、上記吸着ベルトに吸着されている最上位シートが突出部材によって押し上げられて最上位シートと上記吸着ベルトとの間に隙間ができる。この隙間により最上位シートと上記吸着ベルトとの密着力が弱まり、最上位シートを上記吸着ベルトから分離しやすくなる。よってシート詰まりが起きた際に、吸着ベルトに吸着されたシートを除去する際に吸着ベルトを損傷する可能性が低減される。
(態様B)
態様Aにおいて、前記突出部材の先端が、前記吸着ベルトの最上位シートを吸着する面よりも予め規定した距離以上に突出しないよう、前記突出部材の移動を規制するストッパー部材23bなどの規制手段を有する。
規制手段を有するようにすることで、突出部材が、吸着ベルトに密着していた最上位シートと吸着ベルトとの間に隙間を生じさせるのに十分な移動距離を越えて突出してしまうのを防止することができる。
態様Aにおいて、前記突出部材の先端が、前記吸着ベルトの最上位シートを吸着する面よりも予め規定した距離以上に突出しないよう、前記突出部材の移動を規制するストッパー部材23bなどの規制手段を有する。
規制手段を有するようにすることで、突出部材が、吸着ベルトに密着していた最上位シートと吸着ベルトとの間に隙間を生じさせるのに十分な移動距離を越えて突出してしまうのを防止することができる。
(態様C)
態様AまたはBのいずれかにおいて、シート詰まりが発生したときに、最上位シートに対し、前記吸着ベルトが最上位シートを搬送する向きとは逆向きに搬送力を与えることが可能な逆搬送手段を有する。
シート束は作業者がアクセスしやすいところにセットされているのが一般的である。最上位シートは、吸着ベルトによって、作業者がアクセスしやすいシート束のセットされているところから作業者が相対的にアクセスしにくいところへと搬送される。シート詰まりが発生したときに、前記吸着ベルトが最上位シートを搬送する向きとは逆向きに搬送力を与えることで、最上位シートを作業者が相対的にアクセスしにくいところから作業者がアクセスしやすいシート束のセットされているところへと戻すことができる。これにより、作業者が吸着ベルトから最上位シートを除去しやすくなる。
態様AまたはBのいずれかにおいて、シート詰まりが発生したときに、最上位シートに対し、前記吸着ベルトが最上位シートを搬送する向きとは逆向きに搬送力を与えることが可能な逆搬送手段を有する。
シート束は作業者がアクセスしやすいところにセットされているのが一般的である。最上位シートは、吸着ベルトによって、作業者がアクセスしやすいシート束のセットされているところから作業者が相対的にアクセスしにくいところへと搬送される。シート詰まりが発生したときに、前記吸着ベルトが最上位シートを搬送する向きとは逆向きに搬送力を与えることで、最上位シートを作業者が相対的にアクセスしにくいところから作業者がアクセスしやすいシート束のセットされているところへと戻すことができる。これにより、作業者が吸着ベルトから最上位シートを除去しやすくなる。
(態様D)
態様Cにおいて、前記ベルト駆動手段は自身が回転駆動される少なくとも一つの駆動ローラ13などの駆動ローラを備え、前記吸着ベルトは前記駆動ローラと従動ローラ14などの従動ローラとによって張架され、前記逆搬送手段は、前記二つのベルトの間に配置され前記駆動ローラの一つと同軸で軸に対して回転自在の同軸ローラ17などの同軸ローラと、前記同軸ローラと対向接触して配置され自身が回転駆動される対向搬送ローラとを備える。
吸着ベルトに吸着された最上位シートが同軸ローラと対向搬送ローラとによって挟まれた状態になっている場合、対向搬送ローラを吸着ベルトが最上位シートを搬送する向きとは逆向きに駆動させると、最上位シートは上記逆向きに搬送される。駆動ローラと同軸の同軸ローラは駆動ローラに対して空転するので、最上位シートを上記逆向きに搬送する際に吸着ベルトまで上記逆向きに動かさなくても済む。吸着ベルトは止まったままで最上位シートのみを上記逆向きに移動させることで、吸着ベルトから最上位シートを剥がすことができる。
態様Cにおいて、前記ベルト駆動手段は自身が回転駆動される少なくとも一つの駆動ローラ13などの駆動ローラを備え、前記吸着ベルトは前記駆動ローラと従動ローラ14などの従動ローラとによって張架され、前記逆搬送手段は、前記二つのベルトの間に配置され前記駆動ローラの一つと同軸で軸に対して回転自在の同軸ローラ17などの同軸ローラと、前記同軸ローラと対向接触して配置され自身が回転駆動される対向搬送ローラとを備える。
吸着ベルトに吸着された最上位シートが同軸ローラと対向搬送ローラとによって挟まれた状態になっている場合、対向搬送ローラを吸着ベルトが最上位シートを搬送する向きとは逆向きに駆動させると、最上位シートは上記逆向きに搬送される。駆動ローラと同軸の同軸ローラは駆動ローラに対して空転するので、最上位シートを上記逆向きに搬送する際に吸着ベルトまで上記逆向きに動かさなくても済む。吸着ベルトは止まったままで最上位シートのみを上記逆向きに移動させることで、吸着ベルトから最上位シートを剥がすことができる。
(態様E)
態様Dにおいて、前記対向搬送ローラの回転駆動力が伝達される伝達ローラ20などの伝達ローラを有し、前記伝達ローラの回転により前記突出部材が移動するようにする。
これによれば、上記対向搬送ローラの回転駆動力が伝達される伝達ローラを用いて上記突出部材を移動させるようにすることで、上記突出部材の移動のためだけの駆動機構を設けなくてもすみ部品点数の増加を抑えることができる。
態様Dにおいて、前記対向搬送ローラの回転駆動力が伝達される伝達ローラ20などの伝達ローラを有し、前記伝達ローラの回転により前記突出部材が移動するようにする。
これによれば、上記対向搬送ローラの回転駆動力が伝達される伝達ローラを用いて上記突出部材を移動させるようにすることで、上記突出部材の移動のためだけの駆動機構を設けなくてもすみ部品点数の増加を抑えることができる。
(態様F)
態様Eにおいて、前記伝達ローラは、一定以上の負荷がかかると空転するように構成されている。
これによれば、上記伝達ローラに一定以上の負荷がかかって上記伝達ローラが破損されることを防止することができる。
態様Eにおいて、前記伝達ローラは、一定以上の負荷がかかると空転するように構成されている。
これによれば、上記伝達ローラに一定以上の負荷がかかって上記伝達ローラが破損されることを防止することができる。
(態様G)
態様A〜Fのいずれか一において、前記シート束の最上位シートを前記シート束から分離するために前記シート束の最上位シート近傍にエアーを送る送風部5などの送風手段を有する。
送風手段により最上位シート近傍にエアーを送ることで最上位シートを浮遊させることができるので、最上位シートをシート束から分離することが可能になる。
態様A〜Fのいずれか一において、前記シート束の最上位シートを前記シート束から分離するために前記シート束の最上位シート近傍にエアーを送る送風部5などの送風手段を有する。
送風手段により最上位シート近傍にエアーを送ることで最上位シートを浮遊させることができるので、最上位シートをシート束から分離することが可能になる。
(態様H)
態様A〜Gのいずれか一において、前記吸着ベルトと対向する位置で前記シート束を収容し前記吸着ベルトと対向する位置から対向しない位置へと移動させることが可能に構成されたシート収容部2などのシート収容部と、前記シート収容部を移動させる側とは反対側の前記シート収容部近傍に配置され前記シート束の最上位シートを前記シート束から分離するシート分離手段300などのシート分離手段とを有し、前記シート収納部を前記吸着ベルトと対向する位置から対向しない位置へと移動させるのと連動して前記シート分離手段が動作するようにした。
最上位シートが突出部材によって押圧されて最上位シートにたわみが生じた状態の最上位シートを、シート分離手段を使って引き剥がすようにすると最上位シートは吸着ベルトから分離してシート収納部に落ちる。シート収納部を前記吸着ベルトと対向する位置から対向しない位置へと移動させると、作業者がシート収納部に落ちている最上位シートを容易に除去することができる。
態様A〜Gのいずれか一において、前記吸着ベルトと対向する位置で前記シート束を収容し前記吸着ベルトと対向する位置から対向しない位置へと移動させることが可能に構成されたシート収容部2などのシート収容部と、前記シート収容部を移動させる側とは反対側の前記シート収容部近傍に配置され前記シート束の最上位シートを前記シート束から分離するシート分離手段300などのシート分離手段とを有し、前記シート収納部を前記吸着ベルトと対向する位置から対向しない位置へと移動させるのと連動して前記シート分離手段が動作するようにした。
最上位シートが突出部材によって押圧されて最上位シートにたわみが生じた状態の最上位シートを、シート分離手段を使って引き剥がすようにすると最上位シートは吸着ベルトから分離してシート収納部に落ちる。シート収納部を前記吸着ベルトと対向する位置から対向しない位置へと移動させると、作業者がシート収納部に落ちている最上位シートを容易に除去することができる。
(態様I)
シートに画像を形成する画像形成部140などの画像形成手段と、積載されたシート束から最上位シートを分離して該画像形成手段へ搬送するシート搬送手段とを備えた画像形成装置において、上記シート搬送手段として、態様A〜Hのいずれか一のシート搬送装置を用いた。
シートに画像を形成する画像形成部140などの画像形成手段と、積載されたシート束から最上位シートを分離して該画像形成手段へ搬送するシート搬送手段とを備えた画像形成装置において、上記シート搬送手段として、態様A〜Hのいずれか一のシート搬送装置を用いた。
12 静電吸着ベルト
13 駆動ローラ
18 対向搬送ローラ
21 押し出し部材
B 隙間
S シート束
S1 最上位シート
13 駆動ローラ
18 対向搬送ローラ
21 押し出し部材
B 隙間
S シート束
S1 最上位シート
Claims (9)
- シート束の最上位シートを静電的に吸着する吸着ベルトと、
該吸着ベルトを表面移動させて吸着した最上位シートを搬送するベルト駆動手段とを有するシート搬送装置において、
前記吸着ベルトは少なくとも二つのベルトを吸着した最上位シートを搬送する方向と直交方向に並べて構成され、
前記吸着ベルトの内周面側に配置され、先端が前記内周面側にある位置と先端が前記二つのベルトの間を介して前記吸着ベルトの表面側に突出した位置との間で移動できる突出部材を有することを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項1に記載のシート搬送装置において、
前記突出部材の先端が、前記吸着ベルトの最上位シートを吸着する面よりも予め規定した距離以上に突出しないよう、前記突出部材の移動を規制する規制手段を有することを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項1または2のいずれかに記載のシート搬送装置において、
シート詰まりが発生したときに、最上位シートに対し、前記吸着ベルトが最上位シートを搬送する向きとは逆向きに搬送力を与えることが可能な逆搬送手段を有することを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項3に記載のシート搬送装置において、
前記ベルト駆動手段は自身が回転駆動される少なくとも一つの駆動ローラを備え、前記吸着ベルトは前記駆動ローラと従動ローラとによって張架され、前記逆搬送手段は、前記二つのベルトの間に配置され前記駆動ローラの一つと同軸で軸に対して回転自在の同軸ローラと、前記同軸ローラと対向接触して配置され自身が回転駆動される対向搬送ローラとを備えることを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項4に記載のシート搬送装置において、
前記対向搬送ローラの回転駆動力が伝達される伝達ローラを有し、前記伝達ローラの回転により前記突出部材が移動するようにすることを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項5に記載のシート搬送装置において、
前記伝達ローラは、一定以上の負荷がかかると空転するように構成されていることを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項1乃至6のいずれか一のシート搬送装置において、
前記シート束の最上位シートを前記シート束から分離するために前記シート束の最上位シート近傍にエアーを送る送風手段を有することを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項1乃至7のいずれか一のシート搬送装置において、
前記吸着ベルトと対向する位置で前記シート束を収容し前記吸着ベルトと対向する位置から対向しない位置へと移動させることが可能に構成されたシート収容部と、前記シート収容部を移動させる側とは反対側の前記シート収容部近傍に配置され前記シート束の最上位シートを前記シート束から分離するシート分離手段とを有し、前記シート収納部を前記吸着ベルトと対向する位置から対向しない位置へと移動させるのと連動して前記シート分離手段が動作するようにしたことを特徴とするシート搬送装置。 - シートに画像を形成する画像形成手段と、
積載されたシート束から最上位シートを分離して該画像形成手段へ搬送するシート搬送手段とを備えた画像形成装置において、
上記シート搬送手段として、請求項1乃至8のいずれか一のシート搬送装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015029957A JP2016150839A (ja) | 2015-02-18 | 2015-02-18 | シート搬送装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015029957A JP2016150839A (ja) | 2015-02-18 | 2015-02-18 | シート搬送装置及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016150839A true JP2016150839A (ja) | 2016-08-22 |
Family
ID=56695996
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015029957A Pending JP2016150839A (ja) | 2015-02-18 | 2015-02-18 | シート搬送装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016150839A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019177966A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 株式会社リコー | 給送装置、及び、画像形成装置 |
-
2015
- 2015-02-18 JP JP2015029957A patent/JP2016150839A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019177966A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 株式会社リコー | 給送装置、及び、画像形成装置 |
JP7066105B2 (ja) | 2018-03-30 | 2022-05-13 | 株式会社リコー | 給送装置、及び、画像形成装置 |
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