JP2016150814A - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】封筒を湾曲搬送路により案内してレジストローラに当接させる際、フラップ部が湾曲搬送路で突っ張った状態となり、斜行補正に不具合が生じる。【解決手段】封筒等のシートEの先端が湾曲搬送ガイド24に案内されてレジストローラ対23に当接する直前に、作動部材80の当接部81に当接して、該作動部材80を回動する。作動部材80の押圧部82がフラップ部EFに当接してコシを折る。【選択図】図4

Description

本発明は、シートを搬送するシート搬送装置、及び、シート搬送装置を備えた、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置においては、シートとシートに形成される画像の位置を合わせるために、搬送されるシートの斜行を補正する斜行補正機構がある。この斜行補正機構は、レジストレーションローラ対(以下、レジストローラ対という)の上流に設けられた上流ローラ対により搬送されるシートの先端をレジストローラ対に突き当てる。この状態で、上流ローラ対でシートを更に搬送することでシートに撓み(ループ)を形成させ、シートの先端部がレジストローラ対のニップ部に沿うことによりシートの先端部の斜行が補正される(特許文献1参照)。本方式は、構成が比較的簡易なことから、画像形成装置では多用されている斜行補正技術である。
近年、画像形成装置の小型化が求められており、それに伴って、湾曲したシート搬送路を持つ画像形成装置が多くなっている。特に、レジストローラ対の上流側では、斜行補正のために形成される撓みを許容するための撓み空間(ループ空間)の確保のため、湾曲搬送路がよく用いられている。
湾曲搬送路を持つ画像形成装置において、フラップ部EFを持つ封筒Eを搬送する場合がある。この場合、図6(a)に示すように、封筒のフラップ部EFを湾曲搬送路Hの内側に位置するように封筒が搬送される場合には、フラップ部EFは湾曲搬送路Hの搬送面に沿うことなく直線的になる。そのため、湾曲搬送路Hの曲率によっては、フラップ部EFが位置Aで湾曲搬送路Hとレジストローラ対23との間で突っ張るように当たってしまうことがある。するとレジストローラ対23のニップ部近傍の拡大概略図である図6(b)に示すように、封筒Eの先端にフラップ部EFとの間で空間Tができる。この空間Tは、シートが斜めに搬送されて斜行補正が必要なときほど、位置Aでの突っ張り具合がレジストローラ対23の長手方向で変わるために不均一になりやすい。その結果、停止しているレジストローラ対23のニップ部に入るとき、折り目がずれる部分が部分的に表れてレジストローラ対23のニップに対して均一に封筒の先端を突き当てられないため、斜行補正ができなくなるという問題が生じる。
この問題を解消するためには、フラップ部EFが湾曲搬送路Hとレジストローラ対23の間で突っ張らないように、フラップ部EFを湾曲搬送路Hの搬送面に沿わせる必要がある。しかし、レジストローラ対のシート搬送方向の上流側に撓み空間Sを確保するために、間隔をあけた1対の搬送ガイド部から構成される特許文献1に記載の従来の技術では、フラップ部EFを湾曲搬送路Hに沿わせることができない。
一方、湾曲搬送路の内側に、ローラなどの矯正手段を配置し、矯正手段により封筒等の2重になっているシートの湾曲搬送路の内側のシートを所定の押圧力で押圧することによって封筒の膨らみを抑えるための構成が提案されている(特許文献2参照)。この構成によれば、封筒搬送時に封筒のフラップ部を湾曲搬送路に沿わせることが可能となる。
特許第2893540号公報 特開2007−161419号公報
しかし、特許文献2で提案された構成では、矯正手段が湾曲搬送路の内側から封筒を押圧する構成のため、封筒が搬送される湾曲搬送路の間隔を狭めることになってしまう。したがって、レジストローラ対の上流側に斜行補正のための撓みをシートに形成するための撓み空間を必要とする斜行補正機構にこの矯正手段を適用することは困難である。すなわち、シートに撓みを形成して斜行を補正する斜行補正機構では、矯正手段によってシートの撓みの形成が規制されてしまうため、精度の高いシートの斜行補正を行うことができない。
本開示するシート搬送装置及び画像形成装置は、上記のようなシートの斜行補正が困難となる課題を解決するもので、特に封筒を湾曲搬送路に搬送する場合でも、斜行補正可能とするものである。
シートを搬送する搬送ローラ対と、前記搬送ローラ対で搬送されたシートの先端に当接し得るレジストローラ対と、前記搬送ローラ対と前記レジストローラ対との間の搬送路を構成し、一方のガイド部と、該一方のガイド部との間でシートの撓みを確保する空間を構成する他方のガイド部とを有する搬送ガイドと、前記他方のガイド部に配置され、前記搬送ローラ対で搬送されるシートの先端が前記レジストローラ対に当接しない状態では、前記シートに干渉しない待機位置にあり、前記シートの先端が前記レジストローラ対に当接する状態にあって、前記シートに当接して該シートを前記一方のガイド部に向けて押圧する突出位置に移動する押圧部を有する作動部材と、を備えた、ことを特徴とするシート搬送装置にある。
例えば封筒等のシートを搬送する際、搬送路が湾曲している場合でも、レジストローラ対のニップに均一にシートを搬送し、安定した斜行補正が可能なシート搬送装置及び画像形成装置を提供することができる。
画像形成装置の概略図。 本実施の形態によるレジ前ローラ対からレジストローラ対までの湾曲搬送路の概略斜視図。 第一の実施形態による湾曲搬送路を示す概略断面図。 その異なる状態を示す図で、(a)は、封筒搬送時、フラップ部を湾曲搬送路の内側にセットして搬送したときの、先端がレジストローラ対に当接する前の概略断面図。(b)は、封筒搬送時、フラップ部を湾曲搬送路の内側にセットして搬送したときの、先端がレジストローラ対に当接する状態の概略断面図。 第二の実施形態による湾曲搬送路を示し、(a)は、封筒搬送時、フラップ部を湾曲搬送路の内側にセットして搬送したときの、先端がレジストローラ対に当接する前の概略断面図。(b)は、封筒搬送時、フラップ部を湾曲搬送路の内側にセットして搬送したときの、先端がレジストローラ対に当接する状態の概略断面図。 封筒の湾曲搬送路での搬送状態を示す図で、(a)は、封筒のフラップ部を湾曲搬送路の内側にセットして搬送したときの概略断面図。(b)は、封筒のフラップ部を湾曲搬送路の内側にセットして搬送したときの、レジストローラ対のニップ近傍の概略拡大図。
図1は、本実施の形態による画像形成装置の概略図である。画像形成装置1は、原稿自動給送装置103と、原稿読取り装置100と、画像形成装置本体101と、を有する。画像形成装置1は、原稿読取り装置100と画像形成装置本体101との間に排紙トレイ50が配設される中胴タイプからなる。画像形成装置本体101は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、Bk(ブラック)の各色の画像形成部102を備える。各色の画像形成部102において、それぞれ像担持体である感光ドラム11は、帯電ローラ12によって表面を一様に帯電された後、伝送された画像情報の信号に基づいて駆動されるレーザスキャナ13によって、潜像を形成される。潜像は、現像器14によってトナー像として顕在化される。感光ドラム11上のトナー像は、転写ユニット60の一部である一次転写ローラ17により所定の加圧力及び静電的負荷バイアスを付与されることで、中間転写ベルト61に順次転写される。転写後、感光ドラム11上に残った僅かな残トナーは、感光ドラムクリーニング15によって除去回収され、再び、次の画像形成に備える。
一方、シートPは、給紙カセット20から1枚ずつ給送され、レジ前搬送ローラ対25(25a,25b)で搬送されたのち、湾曲搬送ガイド24を通り、レジストローラ対(レジストレーションユニット)23に搬送される。シートは、先端を停止しているレジストローラ対23(23a,23b)の圧接部であるニップ部に倣わせて撓み(ループ)を形成することで、シートの先端の斜行が修正される。その後、レジストローラ対23a,23bは、中間転写ベルト61上のトナー像と同期を取って、シートを転写ユニット60の中間転写ベルト61を駆動する転写駆動ローラ62と転写ローラである二次転写ローラ35との間に搬送する。中間転写ベルト61上のカラーのトナー像は、対向配置された転写駆動ローラ62及び二次転写ローラ35のニップ部において、所定の加圧力と静電的負荷バイアスが付与されることで、シートに転写される。
また、レジ検知ユニット110がレジストローラ対23a,23bと転写ユニット60との間に配置されている。レジ検知ユニット110は、中間転写ベルト61上のトナー像の画像パターンを読み取り、画像が傾いた分をレーザスキャナ13の書き込み補正を行うことで、画像が真っ直ぐになるように制御を行っている。この一連の動作によって、シートと画像の相対的な傾きが補正され、成果物の幾何学特性の品質を安定化させている。転写後、中間転写ベルト61上に残った僅かな残トナーは、クリーニングユニット70によって除去回収され、再び、次の画像形成に備える。シート上に転写されたトナー像は、定着手段である定着器40によって、加熱加圧されることで定着され、排紙ローラ対41により排紙トレイ50上に排出される。
次に、図2と図3に基づいて、本発明の第一の実施形態によるシート搬送装置を説明する。図2は、レジ前搬送ローラ対25からレジストローラ対23までの湾曲搬送路の断面概略図である。シート搬送装置22は、図2に示すように、シート搬送経路上に設けられている搬送ローラ対を構成するレジ前搬送ローラ対25及びレジストローラ対23を有しており、レジ前搬送ローラ対25は、第一ローラ25aと第二ローラ25bとが対向配置されている。そして、第二ローラ25bは第一ローラ25aに対して直線的に接離するように支持されており、図示しないバネの弾性力により第一ローラ25aに圧接されている。第一ローラ25aは、図示しない駆動モータから駆動を受けて回転する駆動ローラであり、第2ローラ25bは、第一ローラ25aの回転に従動回転可能な従動ローラであり、第一ローラ25aの回転によりレジ前搬送ローラ対25の回転を可能にしている。
また、レジ前搬送ローラ対25の下流側に設けられ、シートの斜行を補正するために、搬送されるシートの先端が当接するレジストローラ対23は、従動ローラ23aと駆動ローラ23bで構成されている。そして、停止している従動ローラ23aと駆動ローラ23bのニップ部(突き当て部)にシートの先端が沿うようにシートを当接させることで、シートの斜行が補正される。従動ローラ23aと駆動ローラ23bは対向配置されており、従動ローラ23aは駆動ローラ23bに対して直線的に接離するように支持され、図示しないバネの弾性力により駆動ローラ23bに圧接されている。駆動ローラ23bは、図示しない駆動モータから駆動を受けて回転し、従動ローラ23aは駆動ローラ23bに従動回転可能に設けられ、駆動ローラ23bの回転によりレジストローラ対23の回転を可能にしている。レジ前搬送ローラ対25とレジストローラ対23との間は、略S字状に湾曲した湾曲搬送路Hを構成する湾曲搬送ガイド24が配置され、該湾曲搬送ガイド24によりシートがレジ前搬送ローラ対25からレジストローラ対23に案内される。湾曲搬送ガイド24の中間位置中央部には、該搬送ガイド24を横切るように、かつシート先端に当接して回動するセンサ28が配置されている。
給紙カセット20から給送されたシートは、レジ前搬送ローラ対25により図3の矢印方向に搬送され、レジ前搬送ローラ対25よりも下流に配置されたセンサ28によりレジ前搬送ローラ対25によって搬送されてきたシートの先端の位置が検知される。センサ28の検知情報を基に、レジストローラ対23を止めた状態で、シートに撓みを形成できるシート搬送量を決定し、そのシート搬送量でレジ前搬送ローラ対25を継続して回転させる。これにより、シートに撓みを形成させて、レジストローラ対23のニップ部にシートの先端を均一に当接させ、シートの斜行補正が行なわれる。なお、本実施の形態では、湾曲搬送路Hが略S字状に形成されているため、レジストローラ対側のシートの撓みの向きは常に同一の向きになるように形成される(図3中で左側に凸形状の撓みが形成される)。
図3に示すように、湾曲搬送ガイド24は、対向配置された一方のガイド部24aと他方のガイド部24b,26とから構成される。一方のガイド部24aは、レジ前搬送ローラ対25とレジストローラ対23との間に連続して略S字状に配置される。他方のガイド部は、レジ前搬送ローラ対25側の半分程度(センサ28が位置する部分)までの第1ガイド部24bと、レジストローラ対23側の第2ガイド部26とから構成される。ガイド部24aと第1ガイド部24bは、略一定間隔からなる搬送経路Rを形成する。レジストローラ対23側における第2ガイド部26は、第1ガイド部24bとの間で段差が生じている。第2ガイド部26は、湾曲したシートの外側を案内するガイド部24aに対して湾曲したシートの内側を案内する内側搬送ガイド部を構成し、ガイド部24aとの間に空間を形成している。すなわち、湾曲搬送路Hの下流側に、ガイド部24aと第2ガイド部26の間で、斜行補正のための撓みを形成できる撓み空間Sが形成されている。このように、湾曲搬送路Hの上流において、レジ前搬送ローラ対25に近い部分では、湾曲部の出っ張り方向においてガイド部24aが内側に位置し、第1ガイド部24bが外側に位置して、搬送経路Rを構成している。また、湾曲搬送路Hの下流おいて、レジストローラ対23に近い部分では、湾曲部の出っ張り方向においてガイド部24aが外側に位置し、第2ガイド部26が内側に位置して撓み空間Sを構成している。なお、これ以降、湾曲搬送路Hにおける撓み空間Sを構成する下流側の湾曲部の出っ張り方向の内側を「湾曲搬送路(湾曲搬送ガイド)の湾曲方向の内側」と言う。また、湾曲搬送路Hの湾曲部の出っ張り方向の外側を「湾曲搬送路(湾曲販路ガイド)の湾曲方向の外側」と言う。
第2ガイド部26におけるシート搬送方向と直交する幅方向の中央付近には、作動部材80が、第2ガイド部26のレジストローラ対23側に設けられた枢支軸27(回動支点)を中心として回動可能に配置されている。作動部材80は、屈曲した形状の一体部材から構成されている。作動部材80のうち、枢支軸27よりレジストローラ対23に近い側の端部に設けられた当接部81は、レジストローラ対23のシート搬送方向の上流側近傍で湾曲搬送路H内に突出している。作動部材80のうち、当接部81と枢支軸27に対して反対側には、湾曲搬送路Hの撓み空間Sの内部に突出して封筒のフラップ部を押圧することが可能な押圧部82が設けられている。シートが搬送されていないときには、押圧部82は、湾曲搬送路Hの外の待機位置に位置するように、バネ84により付勢されている。なお、作動部材80の形状を、当接部81側を押圧部82より重くなるようにすることで、自重によって当接部81を湾曲搬送路Hの内部に突出させ、押圧部82を湾曲搬送路Hの外側になるように作動部材80を回動支持してもよい。また、作動部材80は、シートにより当接部81が最大押された場合でも、押圧部82がレジストローラ対23のニップ線Lよりも、湾曲搬送ガイド24のガイド部24a側へは進入しないように当接部81及び押圧部82の形状(寸法)が設定されている。なお、ニップ線Lとは、レジストローラ対23のニップ部におけるローラの外周の接線である。すなわち、本実施の形態では、押圧部82の移動範囲は待機位置からニップ線Lの位置までの範囲である。
湾曲搬送路H内で、封筒のフラップ部EFが内側搬送ガイド部である第2ガイド部26側になるように給紙カセット20にセットされた封筒Eを搬送する場合について、図4(a)を用いて説明する。封筒のフラップ部EFが第2ガイド部26側になるように、封筒Eがレジ前搬送ローラ対25により搬送され、レジストローラ対23に当接する前に、作動部材80の当接部81に接触する。すると、図4(b)に示すように、封筒Eの先端が当接部81に当接することにより作動部材80が枢支軸27周りに回動して、押圧部82が湾曲搬送路Hの撓み空間Sの内部の突出位置に移動する。その結果、レジストローラ対23に封筒Eの先端が当接する前に、直線的になろうとする封筒Eのフラップ部EF(点線)に、湾曲搬送路Hの内部に突出してきた押圧部82が押圧する。これにより、作動部材80が湾曲搬送ガイド24とレジストローラ対23の間で突っ張ろうとするフラップ部EFのコシを折るように作用して、フラップ部EFを湾曲搬送ガイド24のガイド部24aへ沿わせる方向へと移動させる。すなわち、封筒Eの本体部分とフラップ部EFとの折り目部分の開きを狭めることにより、フラップ部EFの、レジストローラ対23と湾曲搬送ガイド24との間での突っ張りが起きないようにすることができる。その結果、レジストローラ対23のニップ部へ封筒Eが突入するときに、フラップ部EFの突っ張りによって封筒の先端にできる不均一な空間による折れ目のズレを防止することができる。これにより、均一にレジストローラ対23のニップへと封筒の先端を当接させることができるため、精度の高い斜行補正が可能となる。
待機位置と突出位置の間で移動可能に設けられている押圧部82は、待機位置から突出位置へ移動する際に、レジストローラ対23のニップ線Lより、湾曲搬送ガイド24のガイド部24a側へは進入しない。そのため、封筒Eがレジストローラ対23に当接して、斜行補正のために撓みを形成する際、押圧部82が湾曲搬送路内に突出していても、シートに撓みを許容するため空間を狭めることはなく、斜行補正能力が低下することはない。なお、押圧部82の撓み空間Sの内部への進入量は、レジストローラ対23によるシートの撓みの形成に支障が生じないように設定されればよいので、予め設定されているシートの撓み量でのシートの撓みに当接しない範囲であればニップ線Lを超えてもよい。すなわち、シートに形成される撓み量は、装置によって予め設定されているため、斜行補正のために形成されたシートの撓みに当接しない所定量で押圧部82は撓み空間Sの内部に進入させることができる。
次に、図5に基づいて、第二の実施形態のシート搬送装置を説明する。図5(a)は、フラップ部を湾曲搬送路Hの内側搬送ガイド部である第2ガイド部26側になるようにして封筒Eを搬送したときの、封筒先端がレジストローラ対に当接する前の概略断面図である。また、図4(b)は、フラップ部を湾曲搬送路Hの第2ガイド部26側になるようにして封筒を搬送したときの、封筒先端がレジストローラ対に当接するときの概略断面図である。
第二の実施形態のシート搬送装置は、第一の実施形態におけるシート搬送装置の回動可能に設けられた作動部材80の代わりに、ソレノイドやモータ等で回転されるカムなどの駆動源Dの作用で直線的に可動する作動部材83を設けた構成になっている。したがって、第一の実施形態のシート搬送装置と同一の部分には、同一の符号を付して、その部分の説明は省略する。
作動部材83は、一体形状からなり、第2搬送ガイド部26に図5(a)の矢印方向に可動自在に支持されており、その先端側は、撓み空間S内に突出及び待機可能な押圧部83aを構成している。押圧部83aは、シート搬送方向に湾曲した形状となっている。作動部材83の後端側は、第2ガイド部26の裏面側に突出して、突出した部分は駆動源Dに連結される連結部83bを構成している。駆動源Dは、制御部Cにより制御され、制御部Cには、センサ28からの検知信号が入力される。
押圧部83aは、封筒Eの先端がレジストローラ対23に当接する直前までは第2ガイド部26から突出しない待機位置に位置している。そして、制御部Cは、封筒の先端が通過したときのセンサ28からの検知信号に基づいて、封筒Eの先端がレジストローラ対23に当接する直前の位置に到達したと判断する。この判断により、駆動源Dを動作させ、押圧部83aが撓み空間Sの内部に突出する突出位置に移動させる。すなわち、第一の実施形態と同じく、レジストローラ対23のニップ部に封筒Eが突き当たるときに、フラップ部EFが、図5(b)の点線で示す突っ張りが生じる場合には、実線で示すフラップ部EFの状態になるようにフラップ部EFを押圧して移動させる。これにより、フラップ部EFの突っ張りによって封筒の先端にできる不均一な空間による折れ目のズレを防止することができ、均一にレジストローラ対23のニップへと封筒の先端を当接させることができるため、精度の高い斜行補正が可能となる。なお、搬送されるシートの先端をセンサ28が検知してからシートの先端がレジストローラ対23のニップ部の直前に到達するまでの時間(タイミング)は、演算により求めるか又は予めメモリー等に格納されているデータにより得られる。そのため、制御部Cは、センサ28が封筒Eの先端を検知して出力される検知信号が入力された後に上記時間が経過したときに、駆動源Dの駆動を開始させる。
また、第一の実施形態と同じく、作動部材83はレジストローラ対23のニップ線Lよりも湾曲搬送ガイドの一方のガイド部24a側へ進入することがなく、斜行補正に必要な撓み空間を狭めることはないため、斜行補正能力が低下することがない。
以上の構成により、湾曲搬送路に封筒を搬送する場合でも、レジストローラ対のニップに安定的にシートを搬送し、斜行補正が可能なシート搬送装置を提供することが可能となる。なお、シート搬送路は、湾曲搬送路でないものにも適用可能であり、また該搬送路に搬送されるシートは、フラップ部を有する封筒に限定するものではない。
1…画像形成装置、23…レジストローラ対、24…搬送ガイド、24a…一方のガイド部、24b…他方の(第1)ガイド部、25…搬送ローラ対(レジ前搬送ローラ対)、26…第2ガイド部、27…枢支軸、28…センサ、80…作動部材、81…当接部、82…押圧部、83…作動部材、83a…押圧部、83b…連結部、S…撓み空間、L…ニップ線、A…突っ張り部、E…封筒、EF…封筒のフラップ部

Claims (8)

  1. シートを搬送する搬送ローラ対と、
    前記搬送ローラ対の下流に設けられ、シートを搬送するレジストローラ対と、
    前記搬送ローラ対と前記レジストローラ対との間で搬送されるシートを案内する湾曲した湾曲搬送路と、
    前記湾曲搬送路に設けられ、前記搬送ローラ対と前記レジストローラ対との間でシートに生じさせる撓みを許容する撓み空間と、
    前記湾曲搬送路の湾曲方向の内側に設けられ、待機位置と前記湾曲搬送路の前記撓み空間の内部に突出する突出位置との間で移動可能に設けられた押圧部を有する作動部材と、を備え、
    搬送されるシートの先端が前記押圧部の位置を通過した後に、前記押圧部が前記待機位置から突出位置に移動する、
    ことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記作動部材は、前記湾曲搬送路を構成する内側のガイド部に回動支点を中心に回動可能に支持されており、前記回動支点を境に一方に前記押圧部が設けられ、他方に、前記レジストローラ対の上流側近傍において前記湾曲搬送路の内部に突出している当接部が設けられており、
    前記湾曲搬送路を搬送されてくるシートが前記当接部に当接して前記作動部材を回動させることにより、前記待機位置にある前記押圧部を前記突出位置に移動させる、
    こと特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記作動部材は、前記湾曲搬送路を構成する内側のガイド部に可動自在に支持され、先端側に前記押圧部が設けられ、前記作動部材を移動させる駆動源を設け、
    前記湾曲搬送路を搬送されてくるシートの先端が前記レジストローラ対に到達する直前に前記駆動源の駆動により前記待機位置にある前記押圧部を前記突出位置に移動させる、
    こと特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  4. 前記湾曲搬送路にシートを検知するセンサを配置し、前記センサの検知信号に基づいてシートの先端がシートの先端が前記レジストローラ対に到達する直前のタイミングを判断して前記駆動源の動作を開始させる、
    こと特徴とする請求項3に記載のシート搬送装置。
  5. 前記作動部材の前記押圧部は、前記待機位置から前記突出位置への移動範囲は、前記レジストローラ対のニップ線よりも前記撓み空間のシートの撓みが形成される側に進入しない範囲である、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  6. 搬送ローラ対の回転により前記湾曲搬送路を搬送されるシートは、停止している前記レジストローラ対のニップ部に先端が突き当たった状態で前記搬送ローラ対が回転を継続することによって撓みが形成される、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  7. 前記湾曲搬送路は略S字状に形成されており、前記湾曲搬送路を搬送されるシートが前記レジストローラ対の前記ニップ部に突き当たった際に同一の向きに撓みが形成される、
    ことを特徴とする請求項6に記載のシート搬送装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート搬送装置と、
    前記シート搬送装置で搬送されるシートに画像を形成する画像形成部と、を備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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