JP2016150599A - シートレールカバー構造及びシートスライド構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロアレールの内部への異物の侵入を抑えることと、シートを移動させ易くすることを両立できるようにしたシートレールカバー構造を提供する。
【解決手段】シート81の下部に立設される脚部62を摺動可能に支持するとともに、前記シート81のスライド方向に前記脚部62が内部を移動する開口部72を有するシートスライドレール51に装着されるシートレールカバーカバー構造11であって、前記開口部72を覆う一対のシートレールカバー21を備え、前記一対のシートレールカバー21は、互いに対峙することで前記脚部62が移動するスリット41を前記開口部72に沿って形成するとともに前記脚部62に対して屈曲して接触する内端部と、前記内端部から前記スリット41と交差して切り込まれる切れ込み部26とをそれぞれ有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、シートスライドレールに装着されるシートレールカバー構造、及びこのシートレールカバー構造を備えるシートスライド構造に関する。
車両に装備されるシートの位置を調整するものの一つとして、シートスライド構造が開発されている。このシートスライド構造では、シートに連結されたアッパーレールがロアレールに対して摺動することで、シートの位置が調整される。アッパーレールは、シートの下部に立設される脚部を有している。ロアレールは、上部に開口部を有している。この開口部内を脚部が案内されて移動するように、アッパーレールがロアレールに対して摺動可能に支持される。さらに、このロアレールを保護するために、シートレールカバーがロアレールの上側に装着されている。
このようなシートスライド構造のシートレールカバーは、ロアレールの上面部で開口部の周辺にシートのスライド方向に沿って並んでそれぞれ帯状に設けられている。これら一対のシートレールカバーは、脚部のスライド領域を空けるように、開口部の上方で離隔して設けられている。そのため、ロアレールの開口部が完全には覆われておらず、開口部を通じて内部へと塵や埃等の異物が侵入する場合がある。そこで、ロアレールの開口部を覆うことが検討されている。
たとえば特許文献1では、上述のロアレールに対応する案内レールの上面に、シートレールカバーとして一対の帯状のモールディングを互いに向き合わせて設けている。このモールディングの長手方向には、弾性を有する長尺のリップ部が、案内レールの上方で互いに接触して設けられている。これにより、脚部が位置していない箇所で開口部が覆われる。さらに、リップ部が脚部に弾性変形して圧接することで、脚部が位置する箇所で開口部が覆われる。このようにして、開口部を通って案内レールの内部に異物が侵入するのを防止している。
特開2005−112319号公報
しかしながら、特許文献1に示されるように帯状のシートレールカバーで開口部が覆われる構造では、シートレールカバーどうしが接触している状態から、脚部の移動に伴いシートレールカバーが脚部と接触する箇所で押し広げられて、捲くり上がるように変形する。この変形により形成された隙間は、脚部からスライド方向に離隔するに連れて小さくなる裾野状に広がる。よって、この隙間から異物が侵入するおそれがある。
また、特許文献1に示されるような帯状のシートレールカバーでは、変形量に応じて元の状態に復元しようとする復元力が生じる。脚部を移動させるためには、シートレールカバーの復元力に反してシートレールカバーを折り曲げるように変形させる必要がある。このように、モールディングの復元力は、シートをスライドさせる際の抵抗となる。このため、シートをスライドさせる際には、ロアレールに沿って脚部を移動させるための力に加えて、シートレールカバーを変形させるための力が必要となり、操作者に余計な負担を与えるものであった。
本発明は上記のような課題に鑑みなされたもので、本発明の目的の一つは、ロアレールの内部への異物の侵入を抑えることと、シートを移動させ易くすることを両立できるようにしたシートレールカバー構造と、このシートレールカバー構造を備えるシートスライド構造とを提供することである。なお、この目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本発明の他の目的として位置づけることができる。
(1)ここで開示するシートレールカバー構造は、シートの下部に立設される脚部を摺動可能に支持するとともに、前記シートのスライド方向に前記脚部が内部を移動する開口部を有するシートスライドレールに装着されるシートレールカバー構造である。前記カバー構造は、前記開口部を覆う一対のシートレールカバーを備える。また、前記一対のシートレールカバーは、互いに対峙することで前記脚部が移動するスリットを前記開口部に沿って形成するとともに前記脚部に対して屈曲して接触する内端部と、前記内端部から前記スリットと交差して切り込まれる切れ込み部とをそれぞれ有する。
(2)前記切れ込み部は、前記スリットと直交して切り込まれることが好ましい。
(3)前記切れ込み部は、前記内端部に向けて上面視で拡開される拡開部を有することが好ましい。
(4)前記切れ込み部は、前記内端部から切り込まれた端部に、上面視で略円形状に形成される末端部を有することが好ましい。
(5)ここで開示するシートスライド構造は、前記シートレールカバー構造と、前記シートスライドレールとを備えるシートスライド構造である。また、前記シートスライドレールは、前記脚部を有するアッパーレールと、上部に前記開口部を有し前記開口部に沿って前記脚部が移動するよう前記アッパーレールを支持するロアレールとを備える。また、前記シートレールカバーは、前記ロアレールの上部に装着される。また、前記脚部は、スライド方向端部が前記スライド方向に向けて先細りのテーパー状に形成される。
(6)前記切れ込み部が前記スライド方向に間隔を置いて複数形成され、前記脚部のスライド方向長さと、前記切れ込み部が形成される前記間隔とが異なることが好ましい。
(7)前記シートスライドレールは、前記脚部の固定される位置が段階的に設定され、前記脚部が固定されたときの前記切れ込み部の位置と前記脚部のスライド方向端部の位置とがずれて設定されることが好ましい。
開示のシートレールカバー構造によれば、開口部を通ってシートスライドレールの内部への異物の侵入を抑えるとともに、シートをスライドさせる際に作用させる力を軽減して、シートを移動させ易くすることができる。また、シートレールカバー構造を備えるシートスライド構造によれば、シートレールカバー構造と同様の効果を得ることができる。
一実施形態に係るシートスライド構造及びシートを示す斜視図である。 一実施形態に係るシートレールカバー構造を示す平面図である。 一実施形態に係るシートレールカバー構造と脚部との位置関係を示す平面図である。 一実施形態に係るシートレールカバー構造と脚部との位置関係を示す斜視図である。
図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の実施形態はあくまでも例示に過ぎず、この実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。以下の実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができるとともに、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることが可能である。
[1.構成]
一実施形態に係るシートレールカバー構造11とシートスライド構造1について、図1〜図4を用いて説明する。なお、シートレールカバー構造11を、単に「カバー構造11」ともいう。また、シートスライド構造1を、単に「スライド構造1」ともいう。
以下の説明では、車両の前進方向を前方とし、その反対方向を後方とし、前方を基準に左右を定める。また、重力の作用方向を下方とし、その反対方向を上方とし、これらの前後及び上下の何れの方向にも直交する方向を車幅方向とする。なお、図中の矢視「F」は前方を示し、矢視「B」は後方を示し、矢視「D」は下方を示し、矢視「U」は上方を示し、矢視「R」は右方を示し、矢視「L」は左方を示し、「白抜きの矢印」で後述するスライド方向を示す。
図1は、シート81,スライド構造1,シートスライドレール51,カバー構造11を示す斜視図である。なお、シートスライドレール51を、単に「スライドレール51」ともいう。
スライド構造1は、シート81の位置を調整するためのものである。このスライド構造1は、スライドレール51とカバー構造11とを備える。このカバー構造11は、詳細を後述する一対のシートレールカバー21を備える。
スライド構造1は、シート81の下部で左右それぞれに設けられている。シート81は、スライド構造1によって前後方向にスライドすることで前後位置が調整される。各スライド構造1は左右それぞれで同様に構成される。そこで、ここではシート81の左側の下部に設けられたスライド構造1を例に挙げて説明する。
スライド構造1は、シート81を前後方向に摺動可能な状態とシート81が固定された状態とを切り替える固定機構91を備えている。この固定機構91では、シート81が固定される位置が段階的に設定されている。
[1−1.スライドレール]
スライドレール51は、下部のロアレール71と上部のアッパーレール61とを備えている。ロアレール71は、アッパーレール61を摺動可能に支持する。ここでは、ロアレール71に対してアッパーレール61が摺動する方向(以下、「スライド方向」という)が前後方向のものを例示して説明する。
ロアレール71は、前後方向に延在して設けられている。このロアレール71には、上部に開口部72が形成されている。この開口部72を通じて、ロアレール71の外側と内側とが連通している。
具体的なロアレール71の形状は、車幅方向の断面視において略凹状をなしている。ロアレール71には、開口部72を挟んで左右それぞれに立設された内壁部76a,76bと、内壁部76a,76bの各上端部に対して開口部72から離隔する側に延びる上壁部75a,75bと、上壁部75a,75bに対して下部に空間をあけて向かいあう底部73と、上壁部75a,75bの外端部と底部73の外端部とをそれぞれ上下に接続する側壁部74a,74bとを有している。
アッパーレール61は、シート81の下部に立設される脚部62と、脚部62の下部に取り付けられたローラー64とを有している。脚部62は、シート81を下方から支持する。ここでは、開口部72に沿って板状に形成された脚部62が開口部72の内部を案内される。さらに、ローラー64がロアレール71の内部において底部73の上をスライド方向に向けて回転することで、アッパーレール61は、ロアレール71に沿って移動する。このとき、ロアレール71が車両の前後方向に延在して設けられていることから、アッパーレール61の脚部62が前後方向に移動し、この向きがシート81のスライド方向となる。すなわち、脚部62は、開口部72の内部をシート81のスライド方向に移動する。
図3、図4に示すように、脚部62のスライド方向の両端部であるスライド方向端部63は、車幅方向断面において、車幅方向の寸法(厚み)がスライド方向の先端部65に向けて減少している。これにより、スライド方向端部63は、スライド方向に向けて先細りのテーパー状に形成される。ここでは、スライド方向端部63の車幅方向断面における形状が、滑らかな曲線形状を有する放物線テーパー状のものを例示する。脚部62は、開口部72の上部において、次に説明する一対のシートレールカバー21と接触する。
[1−2.カバー構造]
図1、図2に示すように、カバー構造11は、開口部72を覆う一対のシートレールカバー21を備える。このカバー構造11では、シートレールカバー21を互いに対峙させることで、脚部62の移動するスリット41が開口部72に沿って形成される。なお、シートレールカバー21を、単に「カバー21」ともいう。
カバー21は、上面視で帯状の長方形に形成された部材である。カバー21は弾性を有する部材からなり、力が加わることで屈曲して変形する。カバー21は、弾性を有する合成樹脂、中でも熱硬化性もしくは熱可塑性のエラストマー、または合成繊維を適宜用いて形成することができる。
カバー21は、ロアレール71の上部である上壁部75a,75bの上面に装着される。ロアレール71は車両の前後方向に沿って設けられていることから、カバー21も長辺を車両の前後方向の向きにあわせて配置される。
カバー21において、一対のカバー21が互いに隣接して向き合う側で前後方向に延びる端部を内端部22と称し、内端部22とは逆側であって他のカバーとは離れた側で前後方向に延びる端部を外端部23と称する。また、カバー21において、前方側に配置される端部を前端部24と称し、後方側に配置される端部を後端部25と称する。
一方のカバー21における内端部22と他方のカバー21における内端部22とを互いに対峙させることで、内端部22どうしの間に開口部72に沿ったスリット41が形成される。このスリット41は、一対のカバー21の間において長尺方向に連続して形成された切れ目である。このとき、内端部22を対峙させるとは、カバー21の内端部22どうしを向き合わせることをいい、内端部22が互いに離れていてもよく、または内端部22が互いに接触していてもよい。そのため、スリット41には、カバー21どうしが車幅方向にやや離隔するものや、カバー21どうしが車幅方向にやや重なるものが含まれる。
図3、図4に示すように、脚部62から前後方向に離れた位置では、内端部22どうしが接近してスリット41が閉じている。脚部62の移動に伴い、脚部62はスライド方向端部63をスリット41に向けて接触させて、脚部62によって内端部22どうしが離れるようにしてスリット41が広げられることで、脚部62は内端部22に挟まれてスリット41を移動する。このとき、内端部22は脚部62に対して屈曲して接触する。
図1、図2に示すように、カバー21は、内端部22からスリット41と交差して切り込まれる切れ込み部26を有する。ここでは、切れ込み部26がスリット41と直交して切り込まれることで、スリット41及び内端部22と直交する向き(車幅方向)に直線状の切れ込み部26が形成されている。切れ込み部26においては、内端部22側の端部を基端部27とし、この基端部27とは反対側であって、内端部22から切り込まれた端部を末端部28とする。この切れ込み部26は、基端部27を切り込みの起点とし、末端部28を切り込みの終点として、カバー21が外端部23側に向けて切り込まれて形成される、カバー21の連続した切断面により規定されている。隣接する一対のカバー21の切れ込み部26とスリット41とが十字を形成するよう、一対のカバー21の間で長尺方向(前後方向)の位置が一致するようにして切れ込み部26が設けられている。
切れ込み部26の形成される数は特に限定されず、少なくとも一つ設けられていればよいが、切れ込み部26の形成による効果を高めるために、複数設けられている。ここでは、前後方向(スライド方向)に所定の間隔を置いて複数の切れ込み部26が形成されている。切れ込み部26が形成される間隔は、脚部62のスライド方向長さよりも長くまたは短くなるよう形成される。これにより、脚部62のスライド方向長さと、切れ込み部26が形成される間隔とが異なっている。
また、上述したスライド構造1の固定機構91によりシート81が固定された状態では、脚部62のスライド方向端部63と切れ込み部26との前後方向位置が一致しないように、固定位置が設定されている。具体的には、シート81が固定された状態で、スライド方向端部63の先端部65と切れ込み部26との前後方向位置がずれるように設定される。なお、シート81が固定された状態では、脚部62がロアレール71に対して固定される。
これにより、シート81が固定されたときに、脚部62がロアレール71に固定される位置は、切れ込み部26の位置と、スライド方向端部63の位置とが横並びに一致しておらず、スライド方向の前後にずれて設定される。
カバー21は、内端部22側において複数の切れ込み部26により前後方向に分断されることで、短冊状の突出部29が形成され、一方、切れ込み部26が外端部23にまでは到達しないことにより、外端部23側において前後方向に連続している長辺部30が形成される。
切れ込み部26の基端部27は、内端部22に向けて、スライド前後方向に切れ込み部26の間隔が拡がるように上面視で拡開される拡開部31を有する。言い換えれば、切れ込み部26は、基端部27において、切れ込みの両側の切断面が内端部22へ向かうにつれて互いに広がり、スライド方向に対して斜め向きになる斜辺を形成するように広げられた拡開部31を有する。このとき、突出部29の内端部22は、拡開部31によって、コーナー部分に三角形状の切り欠きが設けられた形状となる。また、基端部27には、内端部22側を底辺として、拡開部31を二つの辺とする三角形状の切り欠きが形成される。また、一対のカバー21が隣接した際に、上面視で拡開部31を四つの辺とする四角形状の孔が形成される。このようにして、カバー21の基端部27が、内端部22に向けて、スライド前後方向に切れ込み部26の間隔が広がるよう上面視で拡開されて形成されている。
切れ込み部26の末端部28は、略円形状に形成されている。ここでは、切れ込み部26の末端部28において、切れ込みの切断面がループ状に折り返している部分が、基端部27と末端部28との間を繋ぐ切れ込みの幅より大きな内寸を有するように拡大されることで、カバー21に孔が設けられている。
[2.作用及び効果]
本実施形態にかかるシートレールカバー構造11及びシートスライド構造1は、上述のように構成されるため、以下のような作用及び効果を得ることができる。
(1)カバー構造11では、一対のカバー21が開口部72の上部を覆っている。また、一対のカバー21は、内端部22を互いに対峙させることで脚部62が移動するスリット41を開口部72に沿って形成している。さらに、内端部22は脚部62に対して屈曲して接触する。これにより、シート81をスライドさせる際には、脚部62が開口部72の内部を案内されて移動する際に、内端部22が屈曲変形して、脚部62を内端部22に挟ませるようにしてスリット41を通過させることができる。このとき、脚部62から離れた位置では、カバー21は、内端部22において互いに接触した状態となる。これに対して、カバー21が脚部62と接触する位置では、カバー21は、内端部22において脚部62と接触する。したがって、脚部62がスリット41を移動した場合であっても、カバー21の間が内端部22どうし、または内端部22と脚部62との接触により閉じられた状態に保たれる。よって、カバー構造11は、脚部62を開口部72に沿って移動させてシート81をスライドさせるとともに、開口部72からロアレール71内部への異物の侵入を抑えることができる。また、カバー21によって開口部72が覆われることで、美観に優れたものになる。さらに、ロアレール71内部に侵入する異物によって脚部62のスライド抵抗が増大することを抑えることができる。
図3では、カバー構造11と脚部62との位置関係を示しており、本実施形態に係る切れ込み部26を有するカバー構造11を実線で示している。また、切れ込み部26によってカバー21が分断されて形成された突出部29a,29dを図示している。なお、図3では、切れ込み部26を有さない長尺の形状からなる、従来の連続した帯状のカバー121を二点鎖線で示している。また、一対のカバー121が互いに接触して設けられてなるカバー構造111と、カバー121が互いに隣接して向き合う側で前後方向に連続して延びる内端部122を図示している。
脚部62は移動に伴い、内端部22と接触する部分に対して、スライド方向に向けて力を作用させる。カバー21は脚部62からの力を受けて、内端部22が互いに接触している状態から離隔する状態となり、脚部62の形状に合わせてカバー21どうしの間が押し広げられるように折り曲げられて変形する。さらに、カバー21は、脚部62と接触する部分のみだけではなく、接触する部分と連続する近傍の部分においても変形が伝播する。
従来のカバー構造111でも、脚部62の移動に伴い、カバー121は脚部62からの力を受けて、内端部122が互いに接触している状態から離隔する状態となり、脚部62の形状に合わせてカバー121どうしの間が押し広げられるように折り曲げられて変形する。さらに、カバー121は、脚部62と接触する部分と連続する近傍の部分においても変形が伝播することで屈曲が生じて、より広い領域が押し広げられた状態となる。この状態は図3の二点鎖線で示される。このように、従来のカバー構造111の場合には、内端部122において、カバー121と脚部62とが接触する部分から離れている、二点鎖線で示された連続している部分までもが押し広げられていた。このため、カバー121と脚部62とが接触している箇所から、カバー121どうしが接触している箇所までの間には、上面視で裾野状に広がる隙間が生じており、ロアレール71の開口部72を十分に覆うことができなかった。したがって、この隙間から異物が侵入するおそれがあった。
一方、本実施形態のカバー構造11では、カバー21が内端部22に切れ込み部26を有する。これにより、カバー21が脚部62と接触することにより生じる内端部22の屈曲が、切れ込み部26によって中断されて、変形が切れ込み部26を超えて伝播しないようになる。このため、カバー21が外側に押し広げられるとともに上側に捲れ上がって変形する範囲が、脚部62と接触している箇所から切れ込み部26によって区切られている突出部29a内の範囲までに抑えられる。このとき、切れ込み部26を越えた部分となる突出部29bは変形しておらず、内端部22どうしが接触した状態を保っている。したがって、カバー構造11では、従来の連続した帯状のカバー構造111の場合よりも、カバー21の変形に伴って生じる脚部62とカバー21との間に生じる隙間を狭くすることができる。よって、開口部72からロアレール71内部への異物の侵入をより抑えることができる。
カバー21が脚部62に対して屈曲して接触している場合には、脚部62からカバー21に対して外側に押し広げようとする力が働く。一方で、脚部62に対しては、脚部62がカバー21に接触している部分の両側において、カバー21が変形量に応じて元の状態に変形を復元しようとする復元力を働かせる。さらに、上述したように、カバー21は脚部62と接触する部分から離れた部分までも変形が生じて、この離れた部分においても復元力を働かせる。このように、シート81をスライドさせる際には、カバー21の屈曲に伴って生じる復元力に反して変形させるための力を作用させる必要がある。
ここで、従来のカバー構造111の場合には、図3の二点鎖線で示すように、カバー121と脚部62とが接触する部分から離れている部分までもがカバーに押し広げられることによる復元力を働かせる。このため、シート81をスライドさせる際には、カバー121を変形させるための力が余計に必要となり、スライド抵抗が増加して操作者に負担を与えるものであった。また、内端部122には、カバー121と脚部62とが接触する部分からは押し広げようとする力が働くとともに、カバー121どうしが接触している部分からは元の状態に戻そうとする復元力が働くことで、カバー121の変形箇所には、ひずみが蓄積されていた。このため、シート81のスライドを繰り返すことでカバー121が劣化してこれを破損させるおそれがあった。また、カバー121が変形により伸長して、形状が変形したままとなり復元しなくなるおそれがあった。
一方、本実施形態のカバー構造11では、カバー21が内端部22に切れ込み部26を有する。これにより、上述した通り、カバー21が変形する範囲が、脚部62と接触している箇所から切れ込み部26によって区切られた部分までに抑えられる。このとき、カバー21の変形に伴って生じる復元力が、脚部62とカバー21とが接触している箇所から切れ込み部26によって区切られた部分の突出部29aまでの範囲に起因する分に緩和される。また、このとき、切れ込み部26を越えた部分となる突出部29bは変形しておらず、突出部29bに起因する分の復元力は生じない。したがって、カバー21の変形に伴って生じる復元力が、脚部62とカバー21とが接触している箇所から切れ込み部26によって区切られた部分までの範囲に起因する分に緩和される。よって、シート81をスライドさせる際に作用させる力が軽減されることで、シート81をスライドさせ易くすることができる。また、カバー21の変形箇所に生じるひずみが緩和されることで、カバー21の劣化を抑えて耐久性を向上させることができる。
上述の通り、カバー構造11によれば、ロアレール71の内部への異物の侵入を抑えることと、シート81を移動させ易くすることとを両立することができる。
(2)脚部62の移動に伴い、脚部62が切れ込み部26に接触した場合、脚部62は内端部22と接触する箇所に対して、スライド方向に向けて力を作用させる。このとき、突出部29はスライド方向に捩れるように変形することで、切れ込み部26付近が持ち上がる。
この状態でさらに脚部62から力が加わることで、図1に示すように、突出部29全体が外側に押し広げられるとともに、上方に屈曲して捲れ上がるように変形する。ここで、例えば切れ込み部26が、脚部62の移動する方向に対して斜めに形成されていた場合、スライド方向によっては、切れ込み部26の基端部27に近い部分が末端部28に近い部分よりも先に脚部62に接触する。この場合、脚部62が基端部27よりもスライド方向に向けて前方に進もうとすることで、脚部62と突出部29との間で引っ掛かりが生じる場合がある。
カバー構造11では、カバー21が、スリット41と直交して切り込まれた切れ込み部26を有する。これにより、スライド方向が前方後方のどちら向きであっても、脚部62が切れ込み部26と接触した際に、切れ込み部26に対して垂直に当たることになる。このため、脚部62と切れ込み部26との引っ掛かりが抑えられる。よって、シート81のスライド方向を問わずシート81をスライドさせ易くすることができる。
(3)さらにカバー構造11は、切れ込み部26が、内端部22に向けて上面視で拡開される拡開部31を有する。これにより、脚部62と切れ込み部26とが接触する際には、スライド方向端部63を切れ込み部26に対して垂直な方向ではなく、拡開部31に対して斜め方向から接触させることができる。このとき、脚部62からカバー21に対して外側に変形させる向きの分力を作用させることによって、脚部62が拡開部31に接触した段階で突出部29に外側へと向けた力を加えることができる。このため、脚部62がカバー21を外側に押し広げるよう変形させ易くなる。よって、シート81をスライドさせる際に作用させる力が軽減されることで、シート81をよりスライドさせ易くすることができる。
(4)カバー構造11は、切れ込み部26が、上面視で略円形状に形成される末端部28を有する。これにより、カバー21の変形に伴って切れ込み部26の末端部28にかかる応力を、末端部28の切れ込みの終点に集中させずに、末端部28全体で発散させることができる。よって、シート81のスライドの際に、切れ込み部26から切れ込みが拡大してカバー21が切れ込み部26から破断することを防ぐことができる。
(5)スライド構造1は、カバー構造11とスライドレール51とを備え、カバー21がロアレール71の上部に装着される。これにより、上記のカバー構造11と同様に、スライド構造1は、シート81をスライドさせるとともに、上部の開口部72からロアレール71内部への異物の侵入を抑えることができる。また、美観に優れたスライド構造1を提供することが出来る。さらに、ロアレール71内部に侵入する異物によって脚部62のスライド抵抗が増大することを抑えることができる。またさらに、スライド構造1では、シート81をスライドさせる際に作用させる力が軽減されることで、シート81をスライドさせ易くすることができる。また、スライド構造1では、カバー21の劣化を抑えて耐久性を向上させることができる。
(6)スライド構造1は、脚部62のスライド方向端部63が、スライド方向に向けて先細りのテーパー状に形成される。脚部62と切れ込み部26とが接触する際に、スライド方向端部63におけるテーパー状の先端部65を、内端部22を対峙させたスリット41に向けて接触させることができる。また、スライド方向端部63の先端部65からテーパー状に外側に広がるように傾いた面をもって、内端部22に対してスライド方向へと接触させることができる。これにより、スライド方向端部63がカバー21に外側へと変形させる向きの分力を作用させることによって、脚部62がカバー21を外側に押し広げるよう変形させ易くなる。よって、シート81をスライドさせる際に作用させる力が軽減されることで、シート81をスライドさせ易くすることができる。
(7)図4では、カバー構造11と脚部62との位置関係を示している。図4では、切れ込み部26の位置と脚部62のスライド方向端部63の位置とがずれた位置となる状態を、実線で示している。なお、図4では、切れ込み部26′の位置と脚部62のスライド方向端部63の位置とが一致した状態を、二点鎖線で示している。また、切れ込み部26′によってカバー21が分断されて形成された突出部29c,29d、及び突出部29dが向き合う側に位置する内端部22′を示している。
切れ込み部26′の位置と脚部62のスライド方向端部63の先端部65の位置とが一致した状態では、図4の二点鎖線で示すように、突出部29cが脚部62に接触することで屈曲して全体が捲れ上がるように変形する。これに対して、突出部29dは、内端部22′どうしが接触するとともに平坦な状態を保つことになる。このため、持ち上がった突出部29cと平坦なままの突出部29dとの間には、スライド方向から見た場合に隙間が形成されることになる。
一方、スライド構造1は、脚部62のスライド方向長さと、切れ込み部26が形成される間隔とが異なる。これによって、脚部62の少なくとも一端では、切れ込み部26の位置と脚部62のスライド方向端部63の位置とがずれた位置となる。このずれた位置では、図4の実線で示すように、切れ込み部26とスライド方向端部63との接触により、カバー21は、スライド方向端部63と接触している箇所の付近では屈曲して捲れ上がるように変形する。これに対して、スライド方向端部63と接触している箇所からスライド方向に向けて離れるにつれて、捲れ上がりが抑えられて平坦な状態に戻るように変形が復元する。図4に示すように、カバー21は、スライド方向端部63と接触している箇所からスライド方向の次の切れ込み部26まで、突出部29が連続して変形することになる。よって、脚部62とカバー21との間に生じるスライド方向からの隙間が小さくなることで、異物の侵入をより防止することができる。
(8)スライド構造1では、スライドレール51は、脚部62の固定される位置が段階的に設定され、脚部62が固定されたときの切れ込み部26の位置と脚部62のスライド方向端部63の位置とがずれて設定される。これにより、シート81の固定位置においては、切れ込み部26の位置と脚部62のスライド方向端部63の位置とがずれた位置となる。よって、上述したとおり、このずれた位置では、図4に示すように、カバー21は、スライド方向端部63と接触している箇所からスライド方向の次の切れ込み部26まで、突出部29dが連続して変形することになる。よって、脚部62とシートレールカバー21との間に生じるスライド方向からの隙間が小さくなることで、異物の侵入をより防止することができる。
[3.変形例]
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
上述の実施形態では、スライド方向端部63が、車幅方向断面において滑らかな曲線形状を有する放物線テーパー状ものを例示して説明したが、スライド方向端部63の形状はこれに限定されない。スライド方向端部63は、スリット41及び切れ込み部26との接触の際に、内端部22に対してカバー21を外側に押し広げるよう力を作用させることができる形状であればよく、例えば、スライド方向に向けて幅が狭まる台形状に形成されていてもよい。
また、上述の実施形態では、基端部27が直線状に拡開された拡開部31のそれぞれによって四角形状の孔が形成されている場合について説明した。拡開部31の形状はこれに限定されず、内端部22側から末端部28の方向に向けて先細り形状に形成されていればよく、例えば基端部27が弧を描くようにして拡開された拡開部31であってもよい。この場合、拡開部31は、内端部22側に向けてカバー21が張り出すように形成されてもよいし、またはその反対側に向けてカバー21が引っ込むように形成されてもよい。このとき、内端部22側に張り出すように形成された拡開部31のほうが、脚部62からカバー21に対して外側に変形させる向きの分力を作用させやすくなり、脚部62と接触した際に引っ掛かりが少なくなることから好ましい。
また、上述の実施形態では、末端部28が略円形状に形成されている場合について説明した。末端部28の形状はこれに限定されず、末端部28が拡大されて応力を発散することができる形状であればよく、例えば多角形状の孔が形成されていてもよい。
また、上述の実施形態では、脚部62がロアレール71に固定される位置が段階的に設定されている場合について説明したが、脚部62の固定位置は連続的に任意の位置に設定できるものであってもよい。
さらに、上述の実施形態では、シート81が前後方向に移動し、これに対応してシートスライド構造1やカバー構造11が配向されたものを説明したが、シート81の移動方向は左右方向あるいは上下方向であってもよい。この場合、シート81のスライド方向に合わせてシートスライド構造1やカバー構造11が配向される。
1 シートスライド構造
11 シートレールカバー構造
21 シートレールカバー
22 内端部
26 切れ込み部
28 末端部
31 拡開部
41 スリット
51 シートスライドレール
61 アッパーレール
62 脚部
63 スライド方向端部
71 ロアレール
72 開口部
81 シート

Claims (7)

  1. シートの下部に立設される脚部を摺動可能に支持するとともに、前記シートのスライド方向に前記脚部が内部を移動する開口部を有するシートスライドレールに装着されるシートレールカバー構造であって、
    前記開口部を覆う一対のシートレールカバーを備え、
    前記一対のシートレールカバーは、互いに対峙することで前記脚部が移動するスリットを前記開口部に沿って形成するとともに前記脚部に対して屈曲して接触する内端部と、前記内端部から前記スリットと交差して切り込まれる切れ込み部とをそれぞれ有する
    ことを特徴とするシートレールカバー構造。
  2. 前記切れ込み部は、前記スリットと直交して切り込まれる
    ことを特徴とする請求項1に記載のシートレールカバー構造。
  3. 前記切れ込み部は、前記内端部に向けて上面視で拡開される拡開部を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載のシートレールカバー構造。
  4. 前記切れ込み部は、前記内端部から切り込まれた端部に、上面視で略円形状に形成される末端部を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のシートレールカバー構造。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のシートレールカバー構造と、前記シートスライドレールとを備えるシートスライド構造であって、
    前記シートスライドレールは、前記脚部を有するアッパーレールと、上部に前記開口部を有し前記開口部に沿って前記脚部が移動するよう前記アッパーレールを支持するロアレールとを備え、
    前記シートレールカバーは、前記ロアレールの上部に装着され、
    前記脚部は、スライド方向端部が前記スライド方向に向けて先細りのテーパー状に形成される
    ことを特徴とするシートスライド構造。
  6. 前記切れ込み部が前記スライド方向に間隔を置いて複数形成され、
    前記脚部のスライド方向長さと、前記切れ込み部が形成される前記間隔とが異なる
    ことを特徴とする請求項5に記載のシートスライド構造。
  7. 前記シートスライドレールは、前記脚部の固定される位置が段階的に設定され、
    前記脚部が固定されたときの前記切れ込み部の位置と前記脚部のスライド方向端部の位置とがずれて設定される
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載のシートスライド構造。
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