JP2016150559A - 被覆管の製造方法、その製造方法によって得られる被覆管および被覆鋼材 - Google Patents

被覆管の製造方法、その製造方法によって得られる被覆管および被覆鋼材 Download PDF

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Abstract

【課題】耐摩耗性および耐衝撃性に優れ、金属管の内面に形成した層が剥がれ難い被覆管の製造方法の提供。【解決手段】内径がRである金属管の内面に、2液反応型樹脂塗料を塗布して防食塗膜層を形成する防食塗装工程と、外径がr(r<R)であり、分子量が100万〜1,500万である超高分子ポリエチレンを主成分とする超高分子ポリエチレン管の外面に酸化処理を施した後、前記金属管の管内へ前記超高分子ポリエチレン管を挿入する酸化・挿入工程と、前記金属管の内面と前記超高分子ポリエチレン管の外面との隙間に、2液反応型ポリウレタンエラストマー材料を流し込んでウレタン樹脂層を形成するウレタン樹脂層形成工程と、を備え、前記金属管の内面に、前記防食塗膜層、前記2液反応型ポリウレタンエラストマー材料からなるウレタン樹脂層、および前記超高分子ポリエチレンからなる超高分子ポリエチレン層を有する被覆管が得られる、被覆管の製造方法。【選択図】図3

Description

本発明は被覆管の製造方法、その製造方法によって得られる被覆管および被覆鋼材に関する。
建設現場等では土砂や鉱石を水と混合し、金属管の内部を通過させて輸送することが広く行われている。ここで金属管をそのまま利用すると、その中を通過する土砂や鉱石によって内面が摩耗してしまうため、超高分子ポリエチレン樹脂からなる層を形成した金属管が利用される場合がある。
これに関連した従来法として、例えば特許文献1、2に記載の方法が挙げられる。
特開平5−24153号公報 特開2000−167937号公報
近年、輸送する土砂や鉱石の粒径が大きくなり、それに伴い輸送時の管壁の摩耗が増大し、金属管への衝撃も増大している。そのため超高分子ポリエチレン樹脂からなる層が金属管から剥がれてしまう場合もあった。
本発明は上記のような課題を解決することを目的とする。すなわち、本発明は、耐摩耗性および耐衝撃性に優れ、金属管の内面に形成した層が剥がれ難い被覆管の製造方法ならびにその製造方法によって得られる被覆管および同様の方法によって得られる被覆鋼材を提供することを目的とする。
本発明者は鋭意検討し、上記課題を解決する方法を見出して本発明を完成させた。
本発明は次の(1)〜(7)である。
(1)金属管の内面に、2液反応型樹脂塗料を塗布してなる防食塗膜層と、
2液反応型ポリウレタンエラストマー材料からなるウレタン樹脂層と、
分子量が100万〜1,500万である超高分子ポリエチレンを主成分とする超高分子ポリエチレン層と、を有する被覆管。
(2)鋼材の表面に、2液反応型樹脂塗料を塗布してなる防食塗膜層と、2液反応型ポリウレタンエラストマー材料からなるウレタン樹脂層と、
分子量が100万〜1,500万である超高分子ポリエチレンを主成分とする超高分子ポリエチレン層と、を有する被覆鋼材。
(3)内径がRである金属管の内面に、2液反応型樹脂塗料を塗布して防食塗膜層を形成する防食塗装工程と、
外径がr(r<R)であり、分子量が100万〜1,500万である超高分子ポリエチレンを主成分とする超高分子ポリエチレン管の外面に酸化処理を施した後、前記金属管の管内へ前記超高分子ポリエチレン管を挿入する酸化・挿入工程と、
前記金属管の内面と前記超高分子ポリエチレン管の外面との隙間に、2液反応型ポリウレタンエラストマー材料を流し込んでウレタン樹脂層を形成するウレタン樹脂層形成工程と、を備え、
前記金属管の内面に、前記防食塗膜層、前記ウレタン樹脂層、および前記超高分子ポリエチレン管からなる超高分子ポリエチレン層を有する被覆管が得られる、被覆管の製造方法。
(4)前記ポリウレタン塗料のB型回転粘度計によって測定する粘度が5000mPa・s/25℃以下である、上記(3)に記載の被覆管の製造方法。
(5)R−rが1〜20mmである、上記(3)または(4)に記載の被覆管の製造方法。
(6)前記超高分子ポリエチレン管が、その外面に複数の突起部を有し、前記金属管の管内へ前記超高分子ポリエチレン管を挿入した際に、前記金属管の中心軸と前記超高分子ポリエチレン管の中心軸とが一致するように構成されている、上記(3)〜(5)のいずれかに記載の被覆管の製造方法。
(7)前記酸化・挿入工程における酸化処理が、火炎処理、コロナ処理、プラズマ処理、化学的エッチング処理およびUV処理からなる群から選ばれる少なくとも1つである、上記(3)〜(6)のいずれかに記載の被覆管の製造方法。
本発明によれば、耐摩耗性および耐衝撃性に優れ、金属管の内面に形成した層が剥がれ難い被覆管の製造方法ならびにその製造方法によって得られる被覆管および同様の方法によって得られる被覆鋼材を提供することができる。
図1は、好ましい態様の超高分子ポリエチレン管を説明するための概略斜視図である。 図2は、好ましい態様の超高分子ポリエチレン管を説明するための概略断面図である。 図3は、好ましい態様の超高分子ポリエチレン管および金属管を説明するための概略断面図である。 図4は、実施例および比較例における耐摩耗性試験を説明するための概略図である。
本発明について説明する。
本発明は、内径がRである金属管の内面に、2液反応型樹脂塗料を塗布して防食塗膜層を形成する防食塗装工程と、外径がr(r<R)であり、分子量が100万〜1,500万である超高分子ポリエチレンを主成分とする超高分子ポリエチレン管の外面に酸化処理を施した後、前記金属管の管内へ前記超高分子ポリエチレン管を挿入する酸化・挿入工程と、前記金属管の内面と前記超高分子ポリエチレン管の外面との隙間に、2液反応型ポリウレタンエラストマー材料を流し込んでウレタン樹脂層を形成するウレタン樹脂層形成工程と、を備え、前記金属管の内面に、前記防食塗膜層、前記ウレタン樹脂層、および前記超高分子ポリエチレン管からなる超高分子ポリエチレン層を有する被覆管が得られる、被覆管の製造方法である。
このような被覆管の製造方法を、以下では「本発明の方法」ともいう。
また、本発明は、金属管の内面に、2液反応型樹脂塗料を塗布してなる防食塗膜層と、2液反応型ポリウレタンエラストマー材料からなるウレタン樹脂層と、分子量が100万〜1,500万である超高分子ポリエチレンを主成分とする超高分子ポリエチレン層と、を有する被覆管である。
このような被覆管を、以下では「本発明の被覆管」ともいう。
本発明の被覆管は、本発明の方法によって製造することができる。
また、本発明は、鋼材の表面に、2液反応型樹脂塗料を塗布してなる防食塗膜層と、2液反応型ポリウレタンエラストマー材料からなるウレタン樹脂層と、分子量が100万〜1,500万である超高分子ポリエチレンを主成分とする超高分子ポリエチレン層と、を有する被覆鋼材である。
このような被覆鋼材の製造方法を、以下では「本発明の被覆鋼材」ともいう。
本発明の被覆鋼材は、本発明の方法を金属管ではなく、鋼材に適用することで製造することができる。
本発明の方法が備える各工程について説明する。
<防食塗装工程>
防食塗装工程について説明する。
防食塗装工程では、初めに、金属管を用意する。
金属管の大きさ、材質等は特に限定されない。例えばアルミニウム管であってよいが、鋼やステンレスからなる鋼管であることが好ましい。なお、本発明の方法において金属管は金属バルブを含むものとする。金属管はネジ継手が形成されていてもよい。
このような金属管の内径(中心軸に垂直な断面における内側の直径)をRとする。
防食塗装工程では、前記金属管の内面に、2液反応型樹脂塗料を塗布する。前記金属管の内面に従来公知のブラスト処理を施した後に、2液反応型樹脂塗料を塗布することが好ましい。
2液反応型樹脂塗料は防食性能を備える膜を形成することができるものであれば特に限定されず、エポキシ系の2液反応型樹脂塗料を好ましく用いることができる。
2液反応型樹脂塗料の好適態様について説明する。
2液反応型樹脂塗料は、塗料の主剤として1分子中に2個以上のエポキシ基を有するエポキシ当量が250未満のビスフェノール型液状エポキシ樹脂を100重量部、応力改質剤としてモノグリシジルエーテルを5〜15重量部、顔料として80〜120重量部、溶剤として5〜30重量部、の割合で配合した塗料ベース剤に、イソホロンジアミンをベースとした変性アミン硬化剤を配合して使用するエポキシ樹脂塗料組成物であることが好ましい。
このエポキシ樹脂塗料組成物における変性アミン硬化剤中のNH基(活性水素)当量と主剤中のエポキシ当量及び応力改質剤中のエポキシ当量との配合比が1/1.0〜1/1.4(モル比)となるように配合調整することが好ましい。
エポキシ塗料についての基本組成について言えば、主剤としてのエポキシ樹脂は、架橋塗膜を形成することが可能な2個以上のエポキシ基を1分子中にもつ通常のエポキシ樹脂でよく、エポキシ当量は150〜250程度からなる液状樹脂を使用できる。エポキシ当量が250以上になると、高粘性となり塗装作業に支障をきたす。エポキシ当量が150以下では、架橋密度が高くなり塗膜強度が高くなるので好ましくない。
応力改質剤としてのモノグリシジルエーテルは、上記の主剤(エポキシ樹脂)100重量部に対して5〜15重量部、好ましくは7〜11重量部、特に好ましくは8〜12重量部添加する。モノグリシジルエーテルの添加量が少なすぎる場合、応力低下効果が認められず、一方、この添加量が多すぎると、溶剤希釈時に溶剤が蒸発しにくくなり防食性を低下させる。防食性能が向上する理由としては、主剤の架橋樹脂と応力改質剤の相溶性が極めて良好なことから、塗膜の硬化収縮を緩和したり、あるいは塗膜弾性率を下げることによる内部応力の低減効果により、結果的に塗膜と鉄面の二次密着性を向上させているものと考えられる。
主剤には、顔料を所定量配合することができる。顔料としては着色顔料、体質顔料や防錆顔料の中から選択し配合することができる。着色顔料としては、例えば酸化チタンやカーボンブラック、弁柄、等の無機系着色顔料や、アゾ系、シアニン系、キナクリドン系等の有機系着色顔料が挙げられる。体質顔料としては、例えばタルク、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、クレー、シリカ、マイカ等が挙げられる。又、ステンレス、MIO等の鱗片状顔料も利用できる。防錆顔料としては、例えばアルカリ性顔料である亜酸化鉛、鉛丹等、酸化性防錆顔料であるジンククロメート、ストロンチウムクロメート等、安定な化合物による防錆被膜層を形成するリン酸亜鉛、リンモリブデン酸亜鉛、リン酸アルミニウム等
が挙げられる。
顔料のビヒクルに対する配合割合についても特に限定されないが、防食性を左右する体質顔料の場合、例えば主剤100重量部に対して80〜120重量部の範囲にするとよい。これは、防食性の目安となる塗膜の水蒸気透過率が前記体質顔料の配合割合範囲で最少となるためである。他方、着色顔料の場合は所望の着色度に応じて適宜割合で配合できるが、一般には主剤中の樹脂成分に対して0〜1000重量部の範囲にするとよい。
溶剤としては、主剤100重量部に対して、溶剤の配合割合を5〜30重量部の程度まで希釈可能である。溶剤の配合量が少なすぎる場合、硬化速度が速く塗装作業がしづらく、逆に多すぎる場合、溶剤が蒸発しにくくなり防食性を低下させる。溶剤としては、塗装後被膜中に残りにくい比較的沸点の低い芳香族系、アルコール系、ケトン系等の溶剤が好ましい。芳香族系溶剤としては、例えばトルエン、キシレン、アルコール系溶剤としては、例えばエタノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、ケトン系溶剤としては、例えばメチルエチルケトン(MEK)、メチルイソブチルケトンが挙げられる。又これらの混合溶剤も使用できる。
硬化剤としては、イソホロンジアミンをベースとした変性アミンを使用する。ここでイソホロンジアミンをベースとした変性アミンとしては、イソホロンジアミンをエポキシ樹脂で変性したもの、マンニッヒ変性したもの、アダクト変性したもの等の各種変性アミンのそれぞれ単独、又はそれらの混合品が好ましく使用できる。また、本発明においてはこれらイソホロンジアミンをベースとした変性アミン100重量部に対して、メタキシレンジアミン、脂肪族ポリアミドアミン、エポキシ変性されたメタキシレンジアミン、脂肪族ポリアミドアミンエポキシ変性物等から選ばれるアミン類1〜100重量部を配合したものも使用できる。
使用に際しての硬化剤の添加量は、変性アミン硬化剤中のNH基(活性水素)当量と、主剤中のエポキシ当量及び応力改質剤中のエポキシ当量の合計との配合比が1/1.0〜1/1.4(モル比)となるように二液を配合調整する。特に、この配合比は塗膜性能の面から1/1.1〜1/1.2がより好ましい。ここで、硬化剤の添加量が少なすぎる場合には、塗膜の架橋度が不十分となり、また、逆に多すぎる場合、親水性のアミノ基が過多となり耐水性が損なわれる。
このような2液反応型樹脂塗料を前記金属管の内面に塗布する方法は特に限定されず、例えば従来公知の方法で塗布して防食塗膜層を形成することができる。
防食塗膜層の厚さは特に限定されないが、200〜600μmであることが好ましく、500μm程度であることがより好ましい。
<酸化・挿入工程>
酸化・挿入工程について説明する。
酸化・挿入処理工程では、初めに、超高分子ポリエチレンを主成分とする超高分子ポリエチレン管を用意する。
超高分子ポリエチレンは、分子量(重量平均分子量)が100万〜1,500万であるポリエチレンを意味するものとする。この分子量は300万〜1,500万であることが好ましく、500万〜1,500万であることがより好ましい。
超高分子量ポリエチレンは、エチレンを主成分とするものであり、例えば、エチレンの単独重合体、エチレンを主成分とし、エチレンと、このエチレンと共重合可能な単量体との共重合体などが挙げられる。このエチレンと共重合可能な単量体としては、例えば、炭素数3以上のα−オレフィンなどが挙げられる。前記炭素数3以上のα−オレフィンの具体例としては、プロピレン、1−ブテン、イソブテン、1−ペンテン、2−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、1−ヘキセン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセン、1−エイコセン等が挙げられる。
超高分子量ポリエチレン管は前記超高分子量ポリエチレンを主成分とし、その他にフィラー、着色剤、グラファイト、抗酸化剤等を含んでよい。超高分子量ポリエチレン管を構成する超高分子量ポリエチレンの含有率は70質量%以上であることが好ましく、80質量%以上であることがより好ましく、90質量%以上であることがより好ましく、95質量%以上であることがさらに好ましい。
超高分子量ポリエチレン管の厚さは特に限定されないが、1〜10mmであることが好ましく、6mm程度であることがより好ましい。
このような超高分子量ポリエチレンを主成分とする超高分子量ポリエチレン管の外径(中心軸に垂直な断面における外側の直径)をrとする。rはRよりも小さい(すなわちr<Rである)。
ここで、Rとrとの差(R−r)が1〜20mmであることが好ましく、1〜10mmであることがより好ましく、2〜7mmであることがより好ましく、2〜3mmであることがさらに好ましい。
前記超高分子量ポリエチレン管が、その外面に複数の突起部を有し、前記金属管の管内へ前記超高分子量ポリエチレン管を挿入した際に、前記金属管の中心軸と前記超高分子量ポリエチレン管の中心軸とが一致するように構成されているものであることが好ましい。 このような好ましい態様の超高分子量ポリエチレン管について図1〜3を用いて説明する。
図1は、外面に複数(8個)の突起部3を有する態様の超高分子量ポリエチレン管1の概略斜視図である。また、図2には、図1におけるA−A線断面図である。さらに図3は、金属管10の管内へ、超高分子量ポリエチレン管1を挿入した状態を示す概略断面図である。
なお、図1〜3に示すように、外面に突起部3を有する超高分子量ポリエチレン管1の場合、その外径(r)は、突起部を含まない(突起部がないと仮定した)外径を意味するものとする。
超高分子量ポリエチレン管は複数の突起部を有することが好ましく、図1に示す態様のように、その突起部3の高さ(超高分子量ポリエチレン管1の外面からの垂直高さ)が一定で、かつ、外面において均等なピッチで存在することが好ましい。また、図3に示すように、超高分子量ポリエチレン管1を金属管10の管内へ挿入した際に、金属管10の中心軸と超高分子量ポリエチレン管1の中心軸とが一致するように、高さが調整された突起部であることが好ましい。このような態様であると、金属管10の管内へ超高分子量ポリエチレン管1を挿入した後、金属管10の内面と超高分子量ポリエチレン管1の外面との隙間に、2液反応型ポリウレタンエラストマー材料を流し込んで形成したウレタン樹脂層の層厚が均一になるからである。
なお、金属管10の中心軸と超高分子量ポリエチレン管1の中心軸とは完全に一致することは困難であり、略一致すれば、上記のような効果を奏する。
このような超高分子量ポリエチレン管の製造方法は特に限定されない。例えば、従来公知の圧縮成形法を用いて製造することができる。具体的には、超高分子量ポリエチレン粒子を金型内に均一に供給した後に、当該金型に当設若しくは内蔵したヒーターで約200℃に加熱してから、当該金型にプレス装置で圧力を掛けて一定時間保定して空隙のない密実な超高分子量ポリエチレンのパリソンを形成させ、その後、冷却して所定の寸法を有した超高分子量ポリエチレン管を得るものである。尚、必要に応じて前記超高分子量ポリエチレン管に延伸加工を施して、より好ましい寸法を有した超高分子量ポリエチレン管に賦形させることもある。
尚、超高分子量ポリエチレン管が有する前記突起部は、超高分子量ポリエチレン管を製造する際に当該管製造に用いる超高分子量ポリエチレンと同一の材料で当該管外面に一体的に形成させる方法、若しくは予め成形した超高分子量ポリエチレン管体外面に前記ウレタン樹脂層の被覆に用いた2液反応型ウレタンエラストマー材料と同一の材料に依る成形体を貼り付ける方法の、何れかに依って成形させることができる。
酸化・挿入処理工程では、上記のような超高分子ポリエチレンを主成分とする超高分子ポリエチレン管の外面に、酸化処理を施す。
酸化処理を行うことで2液反応型ポリウレタンエラストマー材料からなるウレタン樹脂層との密着性が格段に高まる。
酸化処理は、超高分子量ポリエチレン管の外面(表面)を酸化することができる処理であれば特に限定されず、酸化処理が、火炎処理、コロナ処理、プラズマ処理、化学的エッチング処理およびUV処理からなる群から選ばれる少なくとも1つを好適例として挙げられる。これらの中でもプラズマ処理が好ましい。
酸化・挿入処理工程では、このような酸化処理を施した超高分子量ポリエチレン管を、前記金属管の管内へ挿入する。
<ウレタン樹脂層形成工程>
ウレタン樹脂層形成工程について説明する。
ウレタン樹脂層形成工程では、前記金属管の内面と前記超高分子量ポリエチレン管の外面との隙間に、2液反応型ポリウレタンエラストマー材料を流し込んでウレタン樹脂層を形成する。
2液反応型ポリウレタンエラストマー材料は、ポリオール等の主剤と、ポリイソシアネート等の硬化剤とを混合して得られるものが挙げられる。
主剤として、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリカーボネート等が挙げられる。
硬化剤として、ヘキサメチレンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、フェニレンジイソシアネート、トリフェニルメタントリイソシアネートが挙げられる。
2液反応型ポリウレタンエラストマー材料は、主剤および硬化剤の他に、さらに、多価アルコール、多塩基カルボン酸、多価アミン、難燃剤、無機充填剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、着色剤、吸水剤、触媒を含んでもよい。これらの配合比を調整することで、粘度等を調整することができる。
ここで、多価アルコールとして、例えば、ポリエチレンアジペートジオール、ポリブチレンアジペートジオール、ポリエチレンサクシネートジオール、ポリブチレンサクシネートジオールなどが挙げられる。
多塩基性カルボン酸として、例えば、コハク酸、マレイン酸、アジピン酸、グルタル酸、ピメリン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸等が挙げられる。
多価アミンとして、ジエチルトルエンジアミンが好適例として挙げられる。
2液反応型ポリウレタンエラストマー材料は、JIS K7117−1によって測定方法が規定されているB型回転粘度計によって測定する粘度が5000mPa・s/25℃以下であるものが好ましい。この粘度は30〜700mPa・s/25℃であることがより好ましく、30〜100mPa・s/25℃であることがさらに好ましい。
2液反応型ポリウレタンエラストマー材料は、分子量(数平均分子量)が500〜6000であることが好ましく、500〜2000であることがより好ましい。
2液反応型ポリウレタンエラストマー材料は、ポットライフが10分〜90分であることが好ましく、30分〜60分であることがより好ましい。
上記のような2液反応型ポリウレタンエラストマー材料から得られるウレタン樹脂層の厚さは特に限定されないが、1〜20mmであることが好ましく、1〜10mmであることがより好ましく、1〜7mmであることがより好ましく、1〜3mmであることがさらに好ましい。
このような本発明の製造方法によって、耐摩耗性および耐衝撃性に優れ、金属管の内面に形成した層が剥がれ難い被覆管を製造することができる。同様の方法で、同効果を奏する被覆鋼材を得ることができる。
本発明の実施例について説明する。本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
鋼板(SS400)の表面に、エポキシ樹脂塗料(EP−4000、日塗化学株式会社製)を500μmの厚さの膜厚となるように塗布し、防食塗膜層を形成した。
次に、その上に、2液反応型ポリウレタンエラストマー材料を塗布してウレタン樹脂層を形成した。この2液反応型ポリウレタンエラストマー材料の粘度は50mPa・s、分子量は1300、ポットライフは30分である。2液反応型ポリウレタンエラストマー材料は、形成されるウレタン樹脂層の層厚が1.5mmの厚さとなるように塗布した。
次に、その上に、超高分子ポリエチレン層として、厚さ6mmの板(RU1000、ナック・ケイ・エス株式会社製)を重ね合わせた。なお、この超高分子ポリエチレン層(超高分子ポリエチレンからなる板)における、前記ウレタン樹脂層と接する側の主面に、事前にプラズマ処理を施した。プラズマ処理は、プラズマシャワー照射装置(PS-601SW、ウェッジ株式会社製)を用い、電圧10kV、クリアランス10mm、送り速度5m/min、処理回数3回という条件で行った。
このようにして得られた、鋼板の主面上に、防食塗膜層、ウレタン樹脂層および超高分子ポリエチレン層が形成されたものを、以下では試験片1とする。
<比較例1>
実施例1では鋼板の表面に防食塗膜層およびウレタン樹脂層をこの順に形成したが、比較例1では防食塗膜層を形成せず、さらにウレタン樹脂層の代わりにエポキシ樹脂塗料を塗布した。具体的には、実施例1で用いたものと同じ鋼板の表面に、2液反応型エポキシ樹脂塗料を2mmの厚さの膜厚となるように塗布した。
次に、その上に、実施例1と同じ超高分子ポリエチレン層として、厚さ6mmの超高分子ポリエチレンからなる板を重ね合わせた。なお、実施例1と同様のプラズマ処理を施したものである。
このようにして得られた、鋼板の主面上に、エポキシ樹脂からなる層および超高分子ポリエチレン層が形成されたものを、以下では試験片11とする。
<比較例2>
実施例1では鋼板の表面に防食塗膜層およびウレタン樹脂層をこの順に形成したが、比較例2では防食塗膜層を形成せず、さらにウレタン樹脂層の代わりにエポキシ樹脂塗料を塗布した。具体的には、実施例1で用いたものと同じ鋼板の表面に、2液反応型注入用エポキシ樹脂塗料を2mmの厚さの膜厚となるように塗布した。
次に、その上に、実施例1と同じ超高分子ポリエチレン層として、厚さ6mmの超高分子ポリエチレンからなる板を重ね合わせた。なお、実施例1と同様のプラズマ処理を施したものである。
このようにして得られた、鋼板の主面上に、エポキシ樹脂からなる層および超高分子ポリエチレン層が形成されたものを、以下では試験片12とする。
<比較例3>
実施例1では鋼板の表面に防食塗膜層およびウレタン樹脂層をこの順に形成し、さらに
超高分子量ポリエチレン層を形成したが、比較例3では超高分子量ポリエチレン層の代わりに高密度ポリエチレン層を形成した。この高密度ポリエチレン層の分子量は30万であり、100万〜1,500万の範囲外である。
このようにして得られた、鋼板の主面上に防食塗膜層およびウレタン樹脂層が形成され
たものを、以下では試験片13とする。
上記のようにして得られた試験片1、試験片11、試験片12および試験片13について、次に説明する引き剥がし試験、耐摩耗性試験および耐衝撃性剥離性試験を行った。
<引き剥がし試験>
各試験片の主面に直線状の切れ込みを複数入れた。各切れ込みは略平行であって約20mmの間隔となるように形成した。次に、直線状の切れ込みに対してたがねの刃を垂直に押し当て、たがねの端部をハンマーでたたき、鋼板上の皮膜等を直線状の切れ込みに沿って引き剥がした。そして、鋼板上の皮膜等が容易に剥がれるか否かについて試験した。
結果を第1表に示す。
<耐摩耗性試験>
耐摩耗試験について図4を用いて説明する。図4は、ターニングロール17を回転させることで、軸を中心として回転可能に構成されているドラム缶16の概略断面図である。
図4に示すように、ドラムの内壁面に各試験片(図4においては15と記す)を固定し、さらにドラム内に砕石18(砕石2号(30〜50mm))8kg、水を8kg投入した後、1m/secでドラムを1時間、回転させた。そして、1時間後の摩耗量を測定した。
結果を第1表に示す。
<耐衝撃性剥離性試験>
上記の耐摩耗試験を行った後の各試験片の表面を観察し、鋼板上の被膜の剥離によるふくれ、浮上りや色の変化の有無を確認した。そして、鋼板上の皮膜等が容易に剥がれるか否かについて試験した。
結果を第1表に示す。
第1表に示すように、実施例1によって得られた試験片1は、引き剥がし試験に供しても、鋼板上の皮膜等は容易に剥がれることはなかった。これに対して、比較例1、2の試験片11、試験片12の場合は、鋼板上の皮膜等が容易に剥がれた。
また、実施例1によって得られた試験片1は、耐摩耗性試験に供しても、摩耗量は極わずかであった。これに対して、比較例3の試験片13の場合は、摩耗量が極めて多くなった。
また、実施例1によって得られた試験片1は、耐衝撃性剥離性試験に供しても、鋼板上の皮膜等は容易に剥がれることはなかった。これに対して、比較例2の試験片12の場合は、鋼板上の皮膜等が容易に剥がれた。
2 超高分子ポリエチレン管
3 突起部
10 金属管
15 試験片
16 ドラム
17 ターニングロール
18 砕石

Claims (7)

  1. 金属管の内面に、2液反応型樹脂塗料を塗布してなる防食塗膜層と、
    2液反応型ポリウレタンエラストマー材料からなるウレタン樹脂層と、
    分子量が100万〜1,500万である超高分子ポリエチレンを主成分とする超高分子ポリエチレン層と、
    を有する被覆管。
  2. 鋼材の表面に、2液反応型樹脂塗料を塗布してなる防食塗膜層と、
    2液反応型ポリウレタンエラストマー材料からなるウレタン樹脂層と、
    分子量が100万〜1,500万である超高分子ポリエチレンを主成分とする超高分子ポリエチレン層と、
    を有する被覆鋼材。
  3. 内径がRである金属管の内面に、2液反応型樹脂塗料を塗布して防食塗膜層を形成する防食塗装工程と、
    外径がr(r<R)であり、分子量が100万〜1,500万である超高分子ポリエチレンを主成分とする超高分子ポリエチレン管の外面に酸化処理を施した後、前記金属管の管内へ前記超高分子ポリエチレン管を挿入する酸化・挿入工程と、
    前記金属管の内面と前記超高分子ポリエチレン管の外面との隙間に、2液反応型ポリウレタンエラストマー材料を流し込んでウレタン樹脂層を形成するウレタン樹脂層形成工程と、を備え、
    前記金属管の内面に、前記防食塗膜層、前記ウレタン樹脂層、および前記超高分子ポリエチレン管からなる超高分子ポリエチレン層を有する被覆管が得られる、被覆管の製造方法。
  4. 前記2液反応型ポリウレタンエラストマー材料のB型回転粘度計によって測定する粘度が5000mPa・s/25℃以下である、請求項3に記載の被覆管の製造方法。
  5. R−rが1〜20mmである、請求項3または4に記載の被覆管の製造方法。
  6. 前記超高分子ポリエチレン管が、その外面に複数の突起部を有し、前記金属管の管内へ前記超高分子ポリエチレン管を挿入した際に、前記金属管の中心軸と前記超高分子ポリエチレン管の中心軸とが一致するように構成されている、請求項3〜5のいずれか一項に記載の被覆管の製造方法。
  7. 前記酸化・挿入工程における酸化処理が、火炎処理、コロナ処理、プラズマ処理、化学的エッチング処理およびUV処理からなる群から選ばれる少なくとも1つである、請求項3〜6のいずれか一項に記載の被覆管の製造方法。
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