JP2016149206A - コネクタ - Google Patents

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Masakazu Matsumoto
正和 松本
敬 宮下
Takashi Miyashita
敬 宮下
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Abstract

【課題】筐体のシールド特性の向上を図ることのできるコネクタであって、回路基板上においてコネクタの周辺のスペースを有効活用可能とする構造を備えるコネクタを提供すること。【解決手段】コネクタ1を筐体60に取り付けるとき、弾性部材50を受止部材40と筐体60とで挟んでいる。これにより、筐体60の内外に通じる隙間を塞ぐことができる。回路基板70に固定される固定部30は、外側部材20の一端に設けられている。受止部材40は、YZ面内において外側部材20から外側に向かって張り出しており、且つ、X方向において固定部30から離れて位置している。そのため、受止部材40と回路基板70との間であって外側部材20の周囲にはスペースが確保されている。【選択図】図3

Description

本発明は、少なくとも部分的に筐体内に配置されるコネクタであって、筐体のシールド特性の向上を図ることのできるコネクタに関する。
この種の目的で提案されたコネクタとしては、特許文献1に開示されたものがある。図20を参照すると、特許文献1のコネクタ900は、フランジ910と、導電性のシム920とを備えている。フランジ910には、位置決め突起915が形成されている。シム920は、弾性を有しており、フランジ910の上部に設けられている。位置決め突起915を回路基板950の位置決め孔955に嵌めることにより、コネクタ900は、回路基板950上に位置決め固定される。シールドケース960は、コネクタ900及び回路基板を覆う。シム920は、フランジ910とシールドケース960に挟まれ、フランジ910とシールドケース960との隙間を埋めている。
特開2005−26021号公報
本発明は、筐体のシールド特性の向上を図ることのできるコネクタであって、回路基板上においてコネクタの周辺のスペースを有効活用可能とする構造を備えるコネクタを提供することを目的とする。
本発明は、第1のコネクタとして、
回路基板上に実装されると共に少なくとも部分的に導電性の筐体内に配置され、嵌合方向に沿って相手側コネクタと嵌合可能なコネクタであって、
前記コネクタは、コネクタ本体と、導電体からなる受止部材と、導電性を有する弾性部材とを備えており、
前記コネクタ本体は、導電体からなる外側部材と、固定部とを備えており、
前記固定部は、前記コネクタが前記回路基板に実装される際に、前記回路基板に固定されるものであり、
前記固定部は、前記嵌合方向において前記外側部材の一端に設けられており、
前記受止部材は、前記嵌合方向と直交する所定面内において前記外側部材から外側に向かって張り出しており、
前記受止部材は、前記嵌合方向において前記固定部から離れて位置しており、
前記受止部材は、前記弾性部材を受け止めており、
前記コネクタの使用時において前記弾性部材は前記受止部材と前記筐体とに挟まれる
コネクタを提供する。
本発明は、第2のコネクタとして、第1のコネクタであって、
前記外側部材の外表面上には、段差部が形成されており、
前記受止部材は、前記外側部材と別体であり、前記嵌合方向において前記段差部により受け止められている
コネクタを提供する。
本発明は、第3のコネクタとして、第1又は第2のコネクタであって、
前記受止部材と前記弾性部材は、夫々、前記所定面内において閉じた形状を有している
コネクタを提供する。
本発明は、第4のコネクタとして、第1乃至第3のいずれかのコネクタであって、
前記外側部材は、前記嵌合方向において前記受止部材よりも突出した被取付け部を有しており、
前記弾性部材には、前記外側部材の前記被取付け部を通す孔が形成されており、
前記所定面内において、前記孔は、前記被取付け部より大きい
コネクタを提供する。
本発明は、第5のコネクタとして、第1乃至第4のいずれかのコネクタであって、
前記受止部材は、前記所定面内において、前記弾性部材以上の大きさを有している
コネクタを提供する。
本発明は、第6のコネクタとして、第1乃至第5のいずれかのコネクタであって、
前記弾性部材は、導電性ゴムからなる
コネクタを提供する。
本発明は、第7のコネクタとして、第1乃至第6のいずれかのコネクタであって、
前記固定部は、前記外側部材と一体に形成されており、且つ、前記所定面内において前記外側部材から外側に向かって張り出している
コネクタを提供する。
本発明は、第8のコネクタとして、第1乃至第7のいずれかのコネクタであって、
前記コネクタは、信号コンタクトを一つのみ備える一芯同軸コネクタであり、
前記固定部は、フラットな搭載面を有しており、
前記搭載面は前記回路基板上に搭載され、前記コネクタは前記回路基板上に表面実装される
コネクタを提供する。
本発明は、第9のコネクタとして、第1乃至第8のいずれかのコネクタであって、
前記コネクタの使用時において前記外側部材の他端は前記嵌合方向において前記筐体の外側に突出している
コネクタを提供する。
本発明は、第10のコネクタとして、第1乃至第9のいずれかのコネクタであって、
前記受止部材は、前記弾性部材を前記嵌合方向において受け止めており、
前記コネクタの使用時において前記弾性部材は前記嵌合方向において前記受止部材と前記筐体とに挟まれる
コネクタを提供する。
コネクタを筐体に取り付けるとき、導電性を有する弾性部材を受止部材と筐体とで挟むことにより筐体の内外に通じる隙間を塞ぐこととしたため、筐体のシールド特性の向上を図ることができる。
回路基板に固定される固定部は、外側部材の一端に設けられている。受止部材は、嵌合方向と直交する所定面内において外側部材から外側に向かって張り出しており、且つ、嵌合方向において固定部から離れて位置している。そのため、受止部材と回路基板との間であって外側部材の周囲にはスペースが確保されており、従って、本発明のコネクタは、回路基板上においてコネクタの周辺のスペースを有効活用することができる。
本発明の実施の形態によるコネクタを示す分解斜視図である。コネクタに含まれるコネクタ本体は、回路基板上に実装されている。筐体は、コネクタから分離されている。 図1のコネクタを示す斜視図である。コネクタは、筐体に取り付けられている。 図2のコネクタを示す側面図である。筐体は、断面図で示されている。 図1のコネクタ本体を示す上面斜視図である。 図4のコネクタ本体を示す底面斜視図である。 図1の回路基板を示す上面斜視図である。 図6の回路基板を示す底面斜視図である。 図4のコネクタ本体と図6の回路基板を示す上面斜視図である。コネクタ本体は、回路基板上に実装されている。 変形例によるコネクタ本体を示す上面斜視図である。 図9のコネクタ本体を示す底面斜視図である。 図9のコネクタ本体に対応する回路基板を示す上面斜視図である。 図11の回路基板を示す底面斜視図である。 図9のコネクタ本体と図11の回路基板とを示す上面斜視図である。コネクタ本体は、回路基板上に実装されている。 変形例による受止部材及び弾性部材を示す斜視図である。 図14の受止部材及び弾性部材を備えるコネクタを示す側面図である。筐体、受止部材及び弾性部材は、断面図で示されている。 他の変形例による受止部材及び弾性部材を備えるコネクタを示す側面図である。筐体、受止部材及び弾性部材は、断面図で示されている。 図18の受止部材及び弾性部材を分離して示す斜視図である。 図17の受止部材及び弾性部材を示す断面図である。 更に他の変形例による受止部材及び弾性部材を備えるコネクタを示す側面図である。筐体、受止部材及び弾性部材は、断面図で示されている。 特許文献1のコネクタを示す斜視図である。
図1乃至図3を参照すると、本発明の実施の形態によるコネクタ1は、回路基板70上に実装されるものである。また、本実施の形態のコネクタ1は、導電性の筐体60内に部分的に配置されるものである。但し、本発明は、これに限定されるわけではなく、コネクタ1が筐体60の外側にある相手側コネクタ(図示せず)と嵌合可能であれば、コネクタ1の全体が筐体60内に配置されていてもよい。図示されたコネクタ1は、X方向に沿って相手側コネクタ(図示せず)と嵌合可能である。即ち、本実施の形態において、X方向は嵌合方向である。
図1及び図3に示されるように、筐体60には、開口部62が形成されている。図6に示されるように、回路基板70の上面70Uには、ランド72と、グランド搭載部74とが形成されている。ランド72とグランド搭載部74とは、互いに絶縁されている。ランド72とグランド搭載部74には、夫々、半田が塗布されている。図7に示されるように、回路基板70の下面70Lには、信号パターン76と、グランドパターン78とが形成されている。信号パターン76とグランドパターン78とは、互いに絶縁されている。グランドパターン78は、信号パターン76とその周囲を除き、回路基板70の下面70Lを一様に覆っている。図6及び図7から理解されるように、信号パターン76は、回路基板70内において導電性ビア(図示せず)を介してランド72に接続されている。グランドパターン78は、回路基板70内において導電性ビア(図示せず)を介してグランド搭載部74に接続されている。
図1及び図3に示されるように、コネクタ1は、コネクタ本体10と、導電体からなる受止部材40と、導電性を有する弾性部材50とを備えている。
図4及び図5に示されるように、コネクタ本体10は、導電体からなる信号コンタクト12と、絶縁体14と、導電体からなる外側部材20と、導電体からなる固定部30とを備えている。信号コンタクト12は、絶縁体14に保持されている。絶縁体14は、外側部材20に保持されている。信号コンタクト12は、外側部材20及び固定部30から絶縁体14により絶縁されている。図1、図4及び図5から理解されるように、コネクタ1に含まれる信号コンタクト12の数は、一つのみである。即ち、本実施の形態のコネクタ1は、一芯同軸コネクタである。
図1、図4及び図5に示されるように、本実施の形態の外側部材20は、被取付け部22と、基部24とを有している。被取付け部22には、部分的にネジが切られている。図3に最もよく示されるように、コネクタ1の使用時において、被取付け部22は、筐体60の開口部62を通じて嵌合方向において筐体60の外側に部分的に突出している。詳しくは、本実施の形態の被取付け部22は、嵌合方向と直交する所定面内において開口部62よりも小さい。そのため、被取付け部22を開口部62に対して容易に通すことができるものの、被取付け部22と開口部62との間には隙間が生じている。ここで、所定面は、YZ平面である。図1並びに図3乃至図5に示されるように、基部24は、所定面内において、被取付け部22よりも大きいサイズを有している。外側部材20の外表面上であって嵌合方向における被取付け部22と基部24との境界部分には、段差部26が形成されている。
図4、図5及び図8から理解されるように、固定部30は、外側部材20と一体に形成されている。固定部30は、嵌合方向において外側部材20の一端に設けられており、所定面内において外側部材20から外側に向かって張り出している。図5に最もよく示されるように、固定部30は、フラットな搭載面32を有している。
図4、図5及び図8から理解されるように、固定部30は、コネクタ1のコネクタ本体10が回路基板70上に実装される際に、回路基板70に固定されるものである。換言すると、図3に示されるように、コネクタ1の使用時において、外側部材20の一端は固定部30を介して回路基板70に固定され、外側部材20の他端は開口部62を通じて筐体60の外側に突出している。
図5、図6及び図8から理解されるように、コネクタ1のコネクタ本体10は回路基板70上に表面実装される。コネクタ1のコネクタ本体10が回路基板70上に実装されるとき、固定部30はグランド搭載部74に接続され、信号コンタクト12はランド72に接続される。固定部30はフラットな搭載面32を有しており、信号コンタクト12も搭載面32より突出していないことから、コネクタ1のコネクタ本体10は、半田のリフローの際に自動的にアライメントがなされ、回路基板70に対して適切に位置決めされる。
本実施の形態の固定部30は所定面内において外側部材20から外側に向かって張り出している。即ち、固定部30は、所定面内において、外側部材20よりも大きい。そのため、コネクタ1のコネクタ本体10を回路基板70上に実装する際に、コネクタ本体10の姿勢を容易に安定させることができる。
図1に示されるように、本実施の形態の受止部材40は、外側部材20とは別体である。受止部材40は、単一の材料からなるものであり、所定面内において切れ目のない閉じた形状を有している。具体的には、本実施の形態の受止部材40は、ワッシャーであり、円環状の形状を有している。受止部材40には、外側部材20の被取付け部22を通す孔42が設けられている。受止部材40の孔42は、所定面内において、被取付け部22より大きい。そのため、被取付け部22に対する受止部材40の取り付けを容易に行うことができる。但し、孔42は、所定面内において基部24より小さい。
図1及び図3から理解されるように、受止部材40は、孔42に対して外側部材20の被取付け部22を挿入することにより、外側部材20の被取付け部22に取り付けられている。外側部材20の他端(外側部材20の端部であって固定部30が設けられている端部とは反対側の端部)は、受止部材40よりも嵌合方向において突出している。受止部材40は、所定面内において外側部材20から外側に向かって張り出している。また、受止部材40は、嵌合方向において段差部26により受け止められており、嵌合方向において固定部30から離れて位置している。そのため、コネクタ1のコネクタ本体10を回路基板70上に実装したとき、受止部材40は回路基板70から離れており回路基板70には接触していないことから、受止部材40と回路基板70との間であって外側部材20の周囲にはスペースが確保される。従って、本実施の形態においては、回路基板70上においてコネクタ1の周辺のスペースを有効活用することができる。上述したように、受止部材40の孔42は所定面内において基部24より小さいことから、受止部材40が段差部26により受け止められると、受止部材40の孔42は外側部材20の被取付け部22及び段差部26により塞がれる。
図3に示されるように、受止部材40は、弾性部材50を嵌合方向において受け止めている。後述する筐体60へのコネクタ1の取り付けを考慮すると、受止部材40は、所定面内において、弾性部材50以上の大きさを有していることが好ましい。
図1に示されるように、弾性部材50は、単一の材料からなるものであり、所定面内において切れ目のない閉じた形状を有している。具体的には、本実施の形態の弾性部材50は、円環状の形状を有している。弾性部材50には、外側部材20の被取付け部22を通す孔52が形成されている。弾性部材50の孔52は、所定面内において、被取付け部22より大きい。そのため、被取付け部22に対する弾性部材50の取り付けを容易に行うことができる。
本実施の形態の弾性部材50は、導電性ゴムからなる。本実施の形態の導電性ゴムは、シリコーンゴムに銀粉末を分散させてなるものである。但し、本発明はこれに限定されるわけではない。例えば、シリコーンゴムに代えて他の合成ゴムや天然ゴムをベースとして用いてもよい。また、例えば、銀粉末に代えて、金属メッキされた絶縁体粉末や銀以外の金属粉末のような導電性充填剤を用いてもよい。
図1乃至図3から理解されるように、コネクタ1の使用時において、弾性部材50は嵌合方向において受止部材40と筐体60とに挟まれる。この際、弾性部材50が所定面内において受止部材40よりも大きいと、弾性部材50に亀裂が生じてしまう虞がある。従って、上述したように、所定面内において、受止部材40が弾性部材50以上の大きさを有していることが好ましい。
特に、図1及び図3から理解されるように、本実施の形態においては、受止部材40の孔42が所定面内において基部24より小さいことから、受止部材40が段差部26に受け止められると、受止部材40の孔42は外側部材20の被取付け部22及び段差部26により塞がれる。
このように、本実施の形態においては、弾性部材50が受止部材40と筐体60とに挟まれると共に受止部材40が段差部26に受け止められると、外側部材20と筐体60との間に存在していた隙間が受止部材40と弾性部材50により塞がれる。従って、本実施の形態によれば、筐体60のシールド特性の向上を図ることができる。
以上、本発明の実施の形態について具体的に説明してきたが、本発明はこれに限定されるわけではない。上述した実施の形態については、様々な変形や応用が可能である。
例えば、上述した実施の形態においては、受止部材40は外側部材20と別体であったが、本発明はこれに限定されるわけではない。受止部材40が所定面内において外側部材20から外側に向かって張り出していると共に嵌合方向において固定部30から離れて位置している限り、受止部材40は外側部材20と一体でもよい。
上述した実施の形態においては、段差部26にて受止部材40を受け止めていたが、段差部26以外の手段で受止部材40を受け止めてもよい。しかしながら、筐体60のシールド特性を考慮すると、外側部材20は受止部材40の孔42を塞ぐことのできるような形状を有していることが望ましい。例えば、外側部材20が嵌合方向を含む平面内において先細り形状を有するように、外側部材20の外部形状を変更すると共に、外側部材20を可能な限り受止部材40の孔42に通すこととすることにより、受止部材40と外側部材20との間の隙間をなくすこととしてもよい。但し、受止部材40と固定部30との間の距離が外側部材20の形状バラつきに伴ってバラついてしまう可能性があることから、段差部26で受止部材40を受け止めることが望ましい。
上述した実施の形態において、受止部材40及び弾性部材50はいずれも円環状の形状を有していたが、本発明はこれに限定されるわけではない。求められるコネクタ1の形状に応じて、受止部材40及び弾性部材50は、円環状の形状以外の形状を有していてもよい。
上述した実施の形態において、受止部材40と弾性部材50の夫々は単一の材料からなるものであったが、複数の要素を組み合わせて構成してもよい。しかしながら、製造コストの面から、受止部材40と弾性部材50のいずれも単一の材料からなるものであることが好ましい。
上述した実施の形態において、弾性部材50の孔52は所定面内において被取付け部22よりも大きいものであったが、孔52は被取付け部22よりも小さくてもよい。但し、孔52が被取付け部22よりも小さい場合、弾性部材50を被取付け部22に対して取り付けにくくなることから、孔52は被取付け部22よりも大きいことが好ましい。
上述した実施の形態において、弾性部材50は導電性ゴムからなるものであったが、電磁シールド機能を有しており、且つ、弾性を有している限り、弾性部材50は他の材料からなるものであってもよい。
上述した実施の形態において、固定部30は、外側部材20と一体に形成されており、且つ、所定面内において外側部材20から外側に向かって張り出していたが、本発明はこれに限定されるわけではない。固定部30は、外側部材20と別体であってもよいし、所定面内において外側部材20を越えないような形状を有していてもよい。但し、特にコネクタ本体10を回路基板70に対して表面実装する場合には、固定部30が所定面内において外側部材20よりも大きいことが望ましい。
上述した実施の形態においては、弾性部材50が受止部材40と筐体60とに挟まれると共に受止部材40が段差部26に受け止められることにより、外側部材20と筐体60との間に存在していた隙間が受止部材40と弾性部材50により塞がれていたが、本発明はこれに限定されるわけではない。弾性部材50が受止部材40と筐体60とに挟まれることは必要であるが、受止部材40と弾性部材50の少なくとも一方により又は両者の組み合わせにより、外側部材20と筐体60との間に存在していた隙間を塞ぐことができるのであれば、外側部材20と受止部材40との関係に制限はない。
更に、上述した本実施の形態のコネクタ1は一芯同軸コネクタであるが、本発明は、これに限定されるわけではなく、コネクタ1は、複数の信号コンタクト12を備えていてもよいし、同軸コネクタ以外のコネクタであってもよい。
図9、図10及び図13を参照すると、変形例によるコネクタ1Aのコネクタ本体10Aは、導電体からなる2本の信号コンタクト12Aと、絶縁体14Aと、導電体からなる外側部材20と、導電体からなる固定部30Aとを備えている。本変形例において、受止部材40及び弾性部材50の形状やそれらと外側部材20との関係は、上述した実施の形態と同じであるので説明を省略する。図示されたコネクタ本体10Aにおいて、信号コンタクト12Aは、絶縁体14Aに保持されている。絶縁体14Aは、外側部材20に保持されている。信号コンタクト12Aの夫々は、外側部材20及び固定部30Aから絶縁体14Aにより絶縁されている。図10に最もよく示されるように、2本の信号コンタクト12Aは、嵌合方向において、固定部30Aの搭載面32Aを越えて突出している。
図11に示されるように、変形例による回路基板70Aの上面70U1には、2つのスルーホール72Aと、グランド搭載部74Aとが形成されている。スルーホール72Aとグランド搭載部74Aとは、互いに絶縁されている。グランド搭載部74Aには、半田が塗布されている。図12に示されるように、スルーホール72Aは、回路基板70Aの下面70L1まで達している。更に、回路基板70Aの下面70L1には、信号パターン76Aと、グランドパターン78Aとが形成されている。信号パターン76Aは、スルーホール72Aに夫々接続されている。信号パターン76Aとグランドパターン78Aとは、互いに絶縁されている。グランドパターン78Aは、スルーホール72A及び信号パターン76Aとその周囲を除き、回路基板70Aの下面70L1を一様に覆っている。図11及び図12から理解されるように、グランドパターン78Aは、回路基板70A内において導電性ビア(図示せず)を介してグランド搭載部74Aに接続されている。
図9乃至図13から理解されるように、コネクタ1Aのコネクタ本体10Aは回路基板70A上に実装される。コネクタ1Aのコネクタ本体10Aが回路基板70A上に実装されるとき、固定部30Aはグランド搭載部74Aに接続され、信号コンタクト12Aがスルーホール72Aに夫々挿入されて回路基板70Aの下面70L1上にて半田付けされる。このようにして、信号コンタクト12Aは信号パターン76Aに接続される。
上述した実施の形態において、受止部材40と弾性部材50の双方とも、所定面内において閉じた形状を有していたが、最終的に、外側部材20と筐体60との間の隙間を塞ぐことができる限り、例えば、受止部材40が開いた形状を有していてもよい。例えば、図14に示されるように、受止部材40Bは、切れ目44Bを有するCリングのようなものであってもよい。その場合、図15に示されるように、外側部材20と筐体60との間の隙間を塞ぐため、弾性部材50Bは、コネクタ1Bの使用時に受止部材40Bと筐体60とに挟まれた状態において外側部材20の被取付け部22に対して密着できるような形状及びサイズを有していることが好ましい。
更に、上述した実施の形態において、受止部材40は嵌合方向において弾性部材50を受け止めていたが、本発明はこれに限定されるわけではない。
例えば、図16に示されるように、受止部材40Cが所定面内方向において弾性部材50Cを受け止め、それによって、コネクタ1Cの使用時において弾性部材50Cが所定面内方向において受止部材40Cと筐体60Cとに挟まれていてもよい。ここで、所定面内方向は、図2のコネクタ1や図16のコネクタ1Cのような同軸コネクタの場合、径方向である。
詳しくは、図17及び図18に示されるように、弾性部材50Cは、テーパーが付けられた内周面(孔52を構成する面)及び外周面を有している。図16乃至図18を参照すると、弾性部材50Cの外部形状(外周面で構成された形状)は、筐体60Cの開口部62Cに圧入されるような形状及びサイズを有している。また、受止部材40Cは、弾性部材50Cの孔52Cに圧入されるような形状及びサイズを有している。
同様に、図19に示されるように、受止部材40Dが所定面内方向(同軸コネクタの場合、径方向)及び嵌合方向の双方において弾性部材50Dを受け止め、それによって、コネクタ1Dの使用時において弾性部材50Dが所定面内方向及び嵌合方向の双方において受止部材40Dと筐体60Dとに挟まれていてもよい。受止部材40Dは、フランジ付のリング状の形状を有している。弾性部材50Dは、受止部材40Dに装着されると共に筐体60Dの開口部62Dに圧入されている。
1,1A,1B,1C,1D コネクタ
10,10A コネクタ本体
12,12A 信号コンタクト
14,14A 絶縁体
20 外側部材
22 被取付け部
24 基部
26 段差部
30,30A 固定部
32,32A 搭載面
40,40B,40C,40D 受止部材
42 孔
44B 切れ目
50,50B,50C,50D 弾性部材
52,52C 孔
60,60C,60D 筐体
62,62C,62D 開口部
70,70A 回路基板
70U,70U1 上面
70L,70L1 下面
72 ランド
72A スルーホール
74,74A グランド搭載部
76,76A 信号パターン
78,78A グランドパターン

Claims (10)

  1. 回路基板上に実装されると共に少なくとも部分的に導電性の筐体内に配置され、嵌合方向に沿って相手側コネクタと嵌合可能なコネクタであって、
    前記コネクタは、コネクタ本体と、導電体からなる受止部材と、導電性を有する弾性部材とを備えており、
    前記コネクタ本体は、導電体からなる外側部材と、固定部とを備えており、
    前記固定部は、前記コネクタが前記回路基板に実装される際に、前記回路基板に固定されるものであり、
    前記固定部は、前記嵌合方向において前記外側部材の一端に設けられており、
    前記受止部材は、前記嵌合方向と直交する所定面内において前記外側部材から外側に向かって張り出しており、
    前記受止部材は、前記嵌合方向において前記固定部から離れて位置しており、
    前記受止部材は、前記弾性部材を受け止めており、
    前記コネクタの使用時において前記弾性部材は前記受止部材と前記筐体とに挟まれる
    コネクタ。
  2. 請求項1記載のコネクタであって、
    前記外側部材の外表面上には、段差部が形成されており、
    前記受止部材は、前記外側部材と別体であり、前記嵌合方向において前記段差部により受け止められている
    コネクタ。
  3. 請求項1又は請求項2記載のコネクタであって、
    前記受止部材と前記弾性部材は、夫々、前記所定面内において閉じた形状を有している
    コネクタ。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のコネクタであって、
    前記外側部材は、前記嵌合方向において前記受止部材よりも突出した被取付け部を有しており、
    前記弾性部材には、前記外側部材の前記被取付け部を通す孔が形成されており、
    前記所定面内において、前記孔は、前記被取付け部より大きい
    コネクタ。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のコネクタであって、
    前記受止部材は、前記所定面内において、前記弾性部材以上の大きさを有している
    コネクタ。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のコネクタであって、
    前記弾性部材は、導電性ゴムからなる
    コネクタ。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のコネクタであって、
    前記固定部は、前記外側部材と一体に形成されており、且つ、前記所定面内において前記外側部材から外側に向かって張り出している
    コネクタ。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のコネクタであって、
    前記コネクタは、信号コンタクトを一つのみ備える一芯同軸コネクタであり、
    前記固定部は、フラットな搭載面を有しており、
    前記搭載面は前記回路基板上に搭載され、前記コネクタは前記回路基板上に表面実装される
    コネクタ。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のコネクタであって、
    前記コネクタの使用時において前記外側部材の他端は前記嵌合方向において前記筐体の外側に突出している
    コネクタ。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれかに記載のコネクタであって、
    前記受止部材は、前記弾性部材を前記嵌合方向において受け止めており、
    前記コネクタの使用時において前記弾性部材は前記嵌合方向において前記受止部材と前記筐体とに挟まれる
    コネクタ。
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