JP2016148376A - ガスホルダ - Google Patents

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忍 中島
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Abstract

【課題】ストッパ、ガイドローラ、ピストントラス等の破損を抑制し、ピストンの傾斜を防止して、ひいては、ガスホルダ自体の破損を回避する。
【解決手段】ガスホルダは、立設する複数の支柱112によって側壁が支持され、側壁で囲繞された空間にガスを収容するホルダ本体と、ホルダ本体内を昇降するピストンと、ピストンの昇降に伴って支柱に対して転動するガイドローラ172と、ガイドローラを介し、支柱に対して荷重PFを作用させる押圧機構180と、荷重PFを上回る荷重であり、閾値未満の荷重が、支柱からガイドローラに作用した場合に、ガイドローラの移動を規制する規制機構と、閾値以上の荷重が支柱からガイドローラに作用すると、規制機構によるガイドローラの規制を解除してピストンに対するガイドローラの変位を吸収する変位吸収機構200とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、可変容積型のガスホルダに関する。
高炉や転炉、コークス炉等において生じた可燃性の副生ガスは、バーナや発電設備等の燃料として利用できる。このため、高炉、転炉、コークス炉等を備えたプラントには、副生ガスを貯蔵する、可変容積型のガスホルダが設置されている。ガスホルダは、鉛直方向に立設した複数の支柱によって側壁が支持されることで筒形状に形成されたホルダ本体と、ホルダ本体内を昇降するピストンとを備えている。このようなガスホルダでは、ピストンの下方にガスが貯蔵され、貯蔵されたガスの量に応じてピストンが昇降することとなる。
また、ピストンの外周には、ホルダ本体の内面とピストンとの間をシールするシール機構が設けられている。シール機構として、例えば、ホルダ本体の内面を摺動するシール部材と、シール部材をホルダ本体の内面に押圧する押圧手段と、シール部材とピストンとを接続するとともにシール油を貯留する油溝とを備え、油溝に貯留されたシール油による静水圧と、押圧手段によって印加されたシール部材の面圧とで、ピストンとホルダ本体との気密性を維持する機構が開示されている(例えば、特許文献1)。
上記シール油を用いたシール機構では、何らかの理由でピストンが傾斜すると、シール機能が低下し、ピストンが落下してしまうおそれがある。具体的に説明すると、ピストンが傾斜することによって、ピストンにおける上方に移動した箇所から下方に移動した箇所にシール油が移動するため、上方に移動した箇所の静水圧(油の高さ)が小さくなる。これにより、上方に移動した箇所を通じて、ピストンの下方から上方へガスが漏出し、ピストンの下方のガスの量が低下して、ピストンが落下する。
そこで、ピストンの外周であってシール機構の上方に、ホルダ本体の支柱を押圧するとともに、ピストンの昇降に伴って支柱に対して転動するガイドローラを複数設ける技術が開示されている(例えば、特許文献2)。ガイドローラを備えることにより、例えば、風等によってホルダ本体が揺動し、ホルダ本体が外方へ移動した場合であっても、支柱への荷重(押圧力)によってガイドローラと支柱との接触を維持でき、また、支柱からガイドローラへ荷重が作用して外方へ移動したホルダ本体が内方へ移動した場合であっても、ストッパによってガイドローラの移動を規制できる。これにより、ピストンの傾斜を抑制することができ、シール機構を水平に維持することが可能となる。
特開2001−219991号公報 特開平11−201398号公報
ところで、近年、地震への対策が強化され、地震によってホルダ本体が想定外の大きさで揺動した場合の対策を考慮する必要が出てきた。ホルダ本体の揺動によって想定外の荷重が、支柱からガイドローラに作用すると、この荷重をストッパが受け止めきれずに、ストッパや、ガイドローラ、ガイドローラをピストンに支持するピストントラス等が破損するおそれがある。これらの構造体が破損すると、ピストンの傾斜を回避できず、ピストンが落下したり、ピストンの傾斜によってガイドローラが支柱から移動して側壁を突き破ったりして、ガスホルダ自体が破損してしまう可能性がある。
そこで、本発明は、このような課題に鑑み、ストッパ、ガイドローラ、ピストントラス等の破損を抑制し、ピストンの傾斜を防止して、ひいては、ガスホルダ自体の破損を回避することが可能なガスホルダを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明のガスホルダは、複数の支柱によって側壁が支持され、側壁で囲繞された空間にガスを収容するホルダ本体と、ホルダ本体内を昇降するピストンと、ピストンの周方向における支柱に対応する位置に複数設けられ、ピストンの昇降に伴って支柱に対して転動するガイドローラと、ガイドローラを介し、支柱に対して押圧力を作用させる押圧機構と、押圧力を上回る荷重であり、予め定められた閾値未満の荷重が、支柱からガイドローラに作用した場合に、ガイドローラの移動を規制する規制機構と、閾値以上の荷重が支柱からガイドローラに作用すると、規制機構によるガイドローラの規制を解除してピストンに対するガイドローラの変位を吸収する変位吸収機構と、を備えたことを特徴とする。
また、変位吸収機構は、ガイドローラに作用した閾値以上の荷重が解除されると、変位前の位置に復帰する方向に移動するとしてもよい。
また、変位吸収機構は、弾性体を含んで構成されるとしてもよい。
また、変位吸収機構は、閾値以上の荷重がガイドローラに作用すると、荷重のエネルギーを他のエネルギーに変換してガイドローラの変位を吸収するエネルギー吸収機構を含んで構成されるとしてもよい。
また、エネルギー吸収機構は、ハニカム形状の構造体で構成されたエネルギー吸収材を含んで構成されるとしてもよい。
本発明によれば、ストッパ、ガイドローラ、ピストントラス等の破損を抑制し、ピストンの傾斜を防止して、ひいては、ガスホルダ自体の破損を回避することが可能となる。
ガスホルダの外観を説明するための図である。 ガスホルダの内部構造を説明するための図である。 支柱とピストントラスとの位置関係を説明するための図である。 ピストントラスの概略図である。 第1の実施形態にかかる傾斜防止ユニットを説明するための図である。 変位吸収機構の特性を説明するための図である。 第2の実施形態にかかる傾斜防止ユニットを説明するための図である。 第3の実施形態にかかる傾斜防止ユニットを説明するための図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(第1の実施形態:ガスホルダ100)
図1は、ガスホルダ100の外観を説明するための図であり、図2は、ガスホルダ100の内部構造を説明するための図である。なお、図1、図2をはじめ本実施形態の図では、垂直に交わるX軸(水平方向)、Y軸(水平方向)、Z軸(鉛直方向)を図示の通り定義している。これらの図に示すように、ガスホルダ100は、ホルダ本体110と、ピストン120と、シール機構130と、ピストントラス140と、回転防止装置150と、傾斜防止装置160とを含んで構成される。
ホルダ本体110は、鉛直方向に立設した複数(例えば、24本)の支柱112と、支柱112によって支持され、筒形状(ここでは、24角柱形状)に形成された側壁114と、側壁114の外周に沿って設けられた回廊116と、側壁114の上端開口部を封止する屋根118とを含んで構成される。
ピストン120は、ホルダ本体110内に設けられ、ホルダ本体110の内部空間を上下に区画する。ピストン120の下方の空間は、ガスの貯留部(図2中、ハッチングで示す)となっており、ガス出入口管110aを通じてガスが導入されると、導入されたガスの量に応じてピストン120が上昇し、ガス出入口管110aを通じてガスが排出されると、ピストン120が下降することとなる。
シール機構130は、ピストン120の外周部に設けられ、ピストン120の下方の空間と、ピストン120の上方の空間とをシール(封止)する。シール機構130は、既存の技術を利用できるので、ここでは、詳細な説明を省略するが、例えば、ホルダ本体110の内面を摺動するシール部材と、シール部材をホルダ本体110の内面に押圧する押圧手段と、シール部材とピストン120とを接続するとともにシール油を貯留する油溝とを含んで構成され、油溝に貯留されたシール油による静水圧と、押圧手段によって印加されたシール部材の面圧とで、ピストン120とホルダ本体110との気密性を維持する。
ピストントラス140は、ピストン120の外周に設けられ、シール機構130、回転防止装置150、傾斜防止装置160を支持する構造体である。図3は、支柱112とピストントラス140との位置関係を説明するための図であり、図4は、ピストントラス140の概略図である。図3に示すように、ピストントラス140は、ピストン120の外周部における、支柱112に対応する位置に設けられる。ただし、ピストントラス140は、少なくとも支柱112に対応する位置に設けられれば足り、支柱112よりピストントラス140が少なくてもよい。つまり、すべての支柱112に対してピストントラス140が設けられる必要はない。
また、図4に示すように、ピストントラス140は、シール機構130の上方に、ピストン120の回転を防止する回転防止装置150と、ピストン120の傾斜を防止する傾斜防止装置160とを支持する。また、複数のピストントラス140の上部および下部は、上部ガータ142および下部ガータ144で互いに接続されており(図1も併せて参照)、下部ガータ144には、ピストン120の質量を増加させるコンクリート製の錘が設けられている。
傾斜防止装置160は、2つの傾斜防止ユニット162で構成され、1つのピストントラス140に対し、水平面上(図4中、XY平面上)の位置を等しくして、2つの傾斜防止ユニット162が予め定められた間隔離隔して上下に設けられている。傾斜防止ユニット162がピストントラス140の上下に設けられることにより、ピストントラス140の鉛直方向の回転を規制してピストン120の傾斜を防止する。
図5は、傾斜防止ユニット162を説明するための図である。図5に示すように、傾斜防止ユニット162は、ローラユニット170と、押圧機構180と、ローラ受台190と、変位吸収機構200とを含んで構成される。
ローラユニット170は、ガイドローラ172と、ガイドローラ172の回転軸174と、回転軸受台176とを含んで構成され、押圧機構180(伝達部材182)およびローラ受台190によって、ピストントラス140に支持されている。なお、上記したようにピストントラス140が支柱112に対応した位置に設けられるため、ピストントラス140に支持されるガイドローラ172も、支柱112に対応する位置に設けられることとなる。ガイドローラ172は、ピストン120がガスの量(容量)に応じて昇降する際に、ピストン120の昇降に伴って回転し、支柱112に対して転動する。ガイドローラ172を備える構成により、ピストン120をスムーズに昇降させることができる。
押圧機構180は、ガイドローラ172を介し、支柱112に対して荷重PF(押圧力)を作用させる(図5中、白抜き矢印で示す)。本実施形態において、押圧機構180は、一端側に錘182aが設けられるとともに、他端側に鉛直方向に延在した長孔182bが設けられたL字形状の伝達部材182と、伝達部材182を回動自在にピストントラス140に支持する押圧支持部材184と、伝達部材182の一端側に鉛直下方の復元力を付与する弾性部材(ばね)186とを含んで構成される。伝達部材182の長孔182bには、ガイドローラ172の回転軸174が挿通されており、伝達部材182における押圧支持部材184との接続箇所184aを支点として、錘182aおよび弾性部材186によってガイドローラ172が支柱112に押しつけられることとなる。押圧機構180がガイドローラ172に作用させる荷重PFは、例えば、1.5〜2.0ton程度である。
このように、押圧機構180を備える構成により、風等によってホルダ本体110が揺動し、ホルダ本体110(支柱112)が外方へ移動した場合であっても、支柱112への荷重PFによってガイドローラ172と支柱112との接触を維持でき、ピストン120が傾斜してしまう事態を回避することが可能となる。
ローラ受台190は、ローラユニット170の回転軸受台176を摺動自在にピストントラス140に支持する。
変位吸収機構200は、1組のフランジ210a、210bと、フランジ210a、210bの間に設けられた弾性体220(ばね)と、弾性体220をフランジ210a、210bの間において伸縮自在に挟持する挟持部材230(ボルトおよびナット)とを含んで構成される。
フランジ210aは、ピストントラス140に固定されており、フランジ210bは、ローラユニット170の回転軸受台176が当接可能となっている(フランジ210bは回転軸受台176に固定されていない)。具体的に説明すると、ホルダ本体110(支柱112)が外方へ移動した場合、押圧機構180による荷重PFによってガイドローラ172が支柱112に追従し、変位吸収機構200と回転軸受台176とが離隔することとなる。
一方、外方へ移動した支柱112が、押圧機構180による荷重PFに抗してホルダ本体110の内方へ移動すると、支柱112からガイドローラ172へ作用した荷重(図5中、黒い塗りつぶしの矢印で示す)によってガイドローラ172とともに回転軸受台176が移動し、回転軸受台176が変位吸収機構200に当接することとなる。
従来のストッパは、変位吸収機構200に代えて剛体に近い構造物がピストントラス140に設けられていた。したがって、支柱112からガイドローラ172へ作用した荷重(例えば、10ton)をすべて受け止めても破損しないように、剛体の構造物、ピストントラス140、ローラユニット170が設計されていた。
しかし、近年、地震への対策が強化され、ホルダ本体110が想定外の大きさで揺動し、設計値を上回る荷重(例えば、15ton以上)がローラユニット170に作用するおそれが出てきた。設計値を上回る荷重が作用すると、剛体の構造物の反作用により、ピストントラス140やローラユニット170が破損してピストン120が傾斜し、ピストン120が落下したり、ピストン120の傾斜によってガイドローラ172が支柱112から移動して側壁114を突き破ったりして、ガスホルダ100自体が破損してしまうおそれがある。
そこで、本実施形態の変位吸収機構200は、ガイドローラ172の移動を規制する規制機構として機能しつつ、大地震等の発生時においては、荷重によるガイドローラ172の変位の規制を解除してホルダ本体110の内方(反支柱方向)に変位させることによって、ピストントラス140、ローラユニット170、変位吸収機構200等の破損を防止する。
具体的に説明すると、変位吸収機構200を構成する弾性体220は、予め定められた荷重AFが印加された状態でフランジ210a、210bの間に挟持される。したがって、ガイドローラ172(回転軸受台176)を介して支柱112から変位吸収機構200に、荷重AF+荷重PF(以下、荷重AFと荷重PFとの加算値を閾値UFと称する)未満の荷重が作用しても、弾性体220(フランジ210の間の距離)が短縮(収縮)することはない。なお、閾値UFについては、後に詳述する。
図6は、変位吸収機構200の特性を説明するための図である。図6中、横軸は、ガイドローラ172(回転軸受台176)の変位を示し、縦軸は、支柱112からガイドローラ172に作用する荷重を示す。ここで、「変位=0」は、回転軸受台176が変位吸収機構200に荷重を作用させることなく当接した位置であり(図5参照)、「変位>0」は、回転軸受台176が変位吸収機構200と離隔した位置、つまり、変位=0よりも外方の位置であり、「変位<0」は、変位吸収機構200が変位=0よりも短縮した位置、つまり、変位=0よりも内方の位置である。また、荷重は、ホルダ本体110の内方へ向かう方向を正とする。
ホルダ本体110の揺動によって支柱112が外方へ移動すると、押圧機構180による荷重PFによってガイドローラ172が支柱112に追従して移動することとなる(図6中、矢印(a))。このとき、押圧機構180によって、ガイドローラ172を介して支柱112に荷重PFが作用しているため、その反力としてガイドローラ172に荷重PFがかかる。なお、押圧機構180は、錘182aのみならず、弾性部材186によっても荷重PFを作用させているため、ガイドローラ172にかかる荷重は、ガイドローラ172の変位に対してばね定数に比例して変化する。
一方、外方へ移動した支柱112が押圧機構180による荷重PFに抗してホルダ本体110の内方へ移動すると、図6中、矢印(b)に示すように、ガイドローラ172は、変位吸収機構200に向かって移動する。なお、変位吸収機構200を備えない場合、支柱112がホルダ本体110の内方へ移動すると、ガイドローラ172は、図6中、破線で示すように、変位=0からさらにホルダ本体110の内方へ向かって変位することとなる。
しかし、本実施形態では、変位吸収機構200を備えるため、回転軸受台176が変位吸収機構200のフランジ210bに当接する(変位=0となる)と、支柱112からガイドローラ172に作用する荷重が閾値UF(荷重AF+荷重PF)以上となるまで、変位吸収機構200は、ガイドローラ172の移動を規制する。なお、閾値UFは、ピストントラス140や傾斜防止ユニット162の構成部材の強度(例えば、15ton)以下に設定される。
かかる構成により、支柱112からガイドローラ172に作用する荷重が閾値UF未満の場合には、変位吸収機構200を、ガイドローラ172の内方への移動を規制する規制機構として機能させることができ、ピストン120の傾斜を抑制して、シール機構130を水平に維持することが可能となる。
一方、大地震の発生時等、支柱112からガイドローラ172に閾値UF以上の荷重が作用すると、変位吸収機構200の弾性体220(フランジ210a、210bの間の距離)が短縮し、ガイドローラ172(回転軸受台176)がホルダ本体110の内方(ピストントラス140側)に移動する(図6中矢印(c))。このとき、ガイドローラ172に作用した荷重によって、変位吸収機構200の弾性体220が短縮し、短縮した分のエネルギーを弾性体220が保持する(蓄える)ため、ピストン120に対するガイドローラ172の変位が吸収されることになる。
これに対し、変位吸収機構200に代えて、ストッパとして剛体に近い構造物をピストントラス140に設けた従来例では、支柱112がホルダ本体110の内方へ移動して回転軸受台176がストッパに当接する(変位=0となる)と、ストッパによって、ガイドローラ172(回転軸受台176)の移動が規制され、また、ストッパが剛体に近い構造物で構成されるため、ガイドローラ172は、変位=0からほとんど変位できない(図6中、一点鎖線で示す)。したがって、支柱112からの荷重がすべてガイドローラ172に作用することになり、ピストントラス140、ローラユニット170、ストッパ等が破損してしまうおそれがある。
しかし、本実施形態の傾斜防止ユニット162は、変位吸収機構200の弾性体220によってガイドローラ172を変位させることができるため、すなわち、弾性体220によってガイドローラ172の変位を吸収することができるため、ピストントラス140に伝達される荷重を低減することができ、ピストントラス140、ローラユニット170、変位吸収機構200等の破損を防止することが可能となる。
また、閾値UF以上の荷重が解除されると、押圧機構180によって、ガイドローラ172をホルダ本体110の外方(変位前の位置に復帰する方向)へ移動させ、変位=0の位置まで復帰させる。これにより、ホルダ本体110が外方へ移動した場合であっても、押圧機構180の支柱112への荷重PFによってガイドローラ172と支柱112との接触を維持することができる。また、押圧機構180によるガイドローラ172の復帰後、もしくは、押圧機構180によるガイドローラ172の復帰に伴って、変位吸収機構200の弾性体220が、保持したエネルギーでフランジ210bを変位=0の位置まで復帰させることになる。このため、変位吸収機構200は、再度ガイドローラ172の変位を吸収することが可能となる。なお、フランジ210bが変位=0の位置まで復帰する間は、押圧機構180によってガイドローラ172の変位を吸収することができる。
また、本実施形態の変位吸収機構200は、回転軸受台176がフランジ210bに当接したときに、XZ平面における、ガイドローラ172の回転軸174の中心の位置と、弾性体220の中心の位置とがZ軸方向(鉛直方向)において一致するとともに、ガイドローラ172へ作用した荷重の方向とフランジ210bの面とが垂直になるように構成されている。かかる構成により、ガイドローラ172に作用した荷重が、弾性体220に実質的に均等に(フランジ210bに均等に)作用することとなる。したがって、弾性体220を均等に短縮(圧縮)させることができ、ピストントラス140、ローラユニット170、変位吸収機構200等の破損をより確実に防止することができる。
以上説明したように、本実施形態にかかるガスホルダ100によれば、支柱112からガイドローラ172に作用する荷重が閾値UF未満の場合には、変位吸収機構200を、ガイドローラ172の内方への移動を規制する規制機構として機能させることで、ピストン120の傾斜を抑制して、シール機構130を水平に維持することが可能となる。また、変位吸収機構200が弾性体220を備え、大地震の発生時等、支柱112からガイドローラ172に閾値UF以上の荷重が作用した場合に、弾性体220が、ピストン120に対するガイドローラ172の変位を吸収する構成により、ピストントラス140、ローラユニット170、変位吸収機構200等の破損を防止することが可能となる。
(第2の実施形態:傾斜防止ユニット300)
上記第1の実施形態では、変位吸収機構200が弾性体220を含んで構成される傾斜防止ユニット162を例に挙げて説明した。しかし、変位吸収機構を、弾性体以外で構成してもよい。図7は、第2の実施形態にかかる傾斜防止ユニット300を説明するための図である。
図7に示すように、傾斜防止ユニット300は、ローラユニット170と、押圧機構180と、ローラ受台190と、変位吸収機構310とを含んで構成される。なお、上述した傾斜防止ユニット162と実質的に等しい構成要素については、同一の符号を付して説明を省略し、ここでは、変位吸収機構310について詳述する。
変位吸収機構310は、1組のフランジ330a、330bと、フランジ330a、330bの間に設けられたエネルギー吸収材340と、エネルギー吸収材340をフランジ330a、330bの間において伸縮自在に挟持する挟持部材350(ボルトおよびナット)とを含んで構成される。フランジ330aは、ピストントラス140に固定されており、フランジ330bは、ローラユニット170の回転軸受台176が当接可能となっている。
エネルギー吸収材340は、エラストマ等で形成されたハニカム形状の構造体(以下、ハニカム構造体と称する)で構成される。また、エネルギー吸収材340は、樹脂ダンパ、ゴム、エラストマ以外の材質で構成されたハニカム構造体等の固体材料の形状と特性を利用できるものであってもよい。
エネルギー吸収材340の弾性限界以上の荷重が作用すると、エネルギー吸収材340は、荷重のエネルギーを他のエネルギーに変換し(荷重のエネルギーの一部を吸収し)、一定の荷重を受けたまま(予め定められた圧縮荷重を維持したまま)座屈していく。したがって、弾性限界が閾値UFとなるように、エネルギー吸収材340を構成する。
また、本実施形態において、エネルギー吸収材340は、弾性領域分圧縮された状態でフランジ330a、330bの間に挟持される。このように、エネルギー吸収材340は、弾性領域分圧縮されているため、変位吸収機構310に閾値UF未満の荷重が作用しても、エネルギー吸収材340が圧縮される(フランジ330の間の距離が短縮する)ことはない。
かかる構成により、支柱112からガイドローラ172に作用する荷重が閾値UF未満の場合には、変位吸収機構310を、ガイドローラ172の内方への移動を規制する規制機構として機能させることができ、ピストン120の傾斜を抑制して、シール機構130を水平に維持することが可能となる。
一方、大地震の発生時等、支柱112からガイドローラ172に閾値UF以上の荷重が作用すると、エネルギー吸収材340(フランジ330a、330bの間の距離)が圧縮されて座屈し、ガイドローラ172(回転軸受台176)がホルダ本体110の内方(ピストントラス140側)に移動する。このとき、エネルギー吸収材340が、ガイドローラ172に作用した荷重のエネルギーを他のエネルギーに変換するとともに、一定の荷重を受けたまま座屈するため、ピストン120に対するガイドローラ172の変位が吸収されることとなる。このように、エネルギー吸収材340によってガイドローラ172の変位を吸収することで、ピストントラス140に伝達される荷重を低減することができ、ピストントラス140、ローラユニット170、変位吸収機構310等の破損を防止することが可能となる。
また、閾値UF以上の荷重が解除されると、押圧機構180によって、ガイドローラ172をホルダ本体110の外方(変位前の位置に復帰する方向)へ移動させ、変位=0の位置まで復帰させる。これにより、ホルダ本体110が外方へ移動した場合であっても、押圧機構180の支柱112への荷重PFによってガイドローラ172と支柱112との接触を維持することができる。また、エネルギー吸収材340は、エラストマで形成されているため、座屈しても(塑性変形しても)、自己復元力で形状を復元させることができる。したがって、押圧機構180によるガイドローラ172の復帰後、もしくは、押圧機構180によるガイドローラ172の復帰に伴って、エネルギー吸収材340の自己復元力によってエネルギー吸収材340(フランジ330b)が変位=0の位置まで復帰することになる。このため、変位吸収機構310は、再度ガイドローラ172の変位を吸収することが可能となる。
また、本実施形態の変位吸収機構310は、上記した変位吸収機構200と同様に、回転軸受台176がフランジ330bに当接したときに、XZ平面における、ガイドローラ172の回転軸174の中心の位置と、エネルギー吸収材340の中心の位置とがZ軸方向(鉛直方向)において一致するとともに、ガイドローラ172へ作用した荷重の方向とフランジ330bの面とが垂直になるように構成されている。かかる構成により、ガイドローラ172に作用した荷重が、エネルギー吸収材340に実質的に均等に(フランジ330bに均等に)作用することとなる。したがって、エネルギー吸収材340を均等に座屈させることができ、ピストントラス140、ローラユニット170、変位吸収機構310等の破損をより確実に防止することができる。
(第3の実施形態:傾斜防止ユニット400)
図8は、第3の実施形態にかかる傾斜防止ユニット400を説明するための図である。図8に示すように、傾斜防止ユニット400は、ローラユニット170と、押圧機構180と、ローラ受台190と、変位吸収機構410とを含んで構成される。なお、上述した傾斜防止ユニット162と実質的に等しい構成要素については、同一の符号を付して説明を省略し、ここでは、変位吸収機構410について詳述する。
変位吸収機構410は、所謂油圧シリンダであり、シリンダ420と、受付部430(ピストン)と、シリンダ420にオイルを供給して受付部430に油圧を作用させるアキュムレータ440とを含んで構成される。
シリンダ420は、シリンダ本体422と、シリンダ本体422に設けられたオイル出入口424と、変位=0以上の受付部430の突出(ホルダ本体110の外方への突出)を規制する爪部426とを含んで構成される。
受付部430は、シリンダ420から突出可能であり先端面432aが回転軸受台176に臨む小径部432と、小径部432より大径でありシリンダ420内に収容される大径部434とを含んで構成され、大径部434が爪部426に当接することにより、小径部432の変位=0以上の突出が規制されることとなる。
アキュムレータ440は、アキュムレータ本体442と、ブラダ444とを含んで構成される。アキュムレータ本体442は、内部にオイルを収容するとともに、ブラダ444を収容する。ブラダ444は、伸縮自在にアキュムレータ本体442に配されるとともに、内部に不活性ガス(例えば、窒素)が充填される。アキュムレータ本体442内のオイルは、ブラダ444に充填された不活性ガスの圧力によってシリンダ420に供給され、シリンダ本体422と受付部430との間に形成された油圧室428に油圧を作用させる。具体的に説明すると、アキュムレータ440の圧力(ブラダ444内の不活性ガスの圧力)をPA、受付部430の大径部434の断面積をACとすると、PA=UF/ACとなるように、アキュムレータ440が受付部430に油圧を作用させる。
かかる構成により、支柱112からガイドローラ172に作用する荷重が閾値UF未満の場合には、変位吸収機構410を、ガイドローラ172の内方への移動を規制する規制機構として機能させることができ、ピストン120の傾斜を抑制して、シール機構130を水平に維持することが可能となる。
また、支柱112からガイドローラ172に閾値UF以上の荷重が作用すると、受付部430の小径部432がシリンダ本体422内(ホルダ本体110の内方)に移動して油圧室428のオイルがアキュムレータ本体442に返送され、これによってブラダ444が収縮する。このとき、ガイドローラ172に作用した荷重によって、アキュムレータ440のブラダ444が収縮して、不活性ガスの圧力が上昇することで、上昇した圧力の分のエネルギーをブラダ444が保持(蓄える)ことになる。このため、ピストン120に対するガイドローラ172の変位が吸収されることになる。このように、変位吸収機構410によってガイドローラ172の変位を吸収することで、ピストントラス140に伝達される荷重を低減することができ、ピストントラス140、ローラユニット170、変位吸収機構410等の破損を防止することが可能となる。
また、閾値UF以上の荷重が解除されると、押圧機構180によって、ガイドローラ172をホルダ本体110の外方(変位前の位置に復帰する方向)へ移動させ、変位=0の位置まで復帰させる。これにより、ホルダ本体110が外方へ移動した場合であっても、押圧機構180の支柱112への荷重PFによってガイドローラ172と支柱112との接触を維持することができる。また、押圧機構180によるガイドローラ172の復帰後、もしくは、押圧機構180によるガイドローラ172の復帰に伴って、変位吸収機構410のブラダ444が、保持したエネルギーで受付部430を変位=0の位置まで復帰させることになる。このため、変位吸収機構410は、再度ガイドローラ172の変位を吸収することが可能となる。
また、本実施形態の変位吸収機構410は、上記した変位吸収機構200と同様に、回転軸受台176が先端面432aに当接したときに、XZ平面における、ガイドローラ172の回転軸174の中心の位置と、小径部432の中心の位置とがZ軸方向(鉛直方向)において一致するとともに、ガイドローラ172へ作用した荷重の方向と先端面432aとが垂直になるように構成されている。かかる構成により、ガイドローラ172に作用した荷重が、受付部430に実質的に均等に(先端面432aに均等に)作用することとなる。したがって、ピストントラス140、ローラユニット170、変位吸収機構410等の破損をより確実に防止することができる。
(シミュレーション結果)
ガイドローラ172の移動を規制するストッパとして、上記変位吸収機構200、310、410を採用したガスホルダ(以下、実施例と称する)と、従来の剛体に近い構造物を採用したガスホルダ(以下、比較例と称する)とで、時刻歴応答解析を行い、ミーゼス応力評価を行った。その結果、ピストントラス140の塑性率が、比較例では15以上であるのに対し、実施例では7に低減できることが確認された。
また、ホルダ本体110の傾斜量を推算したところ、実施例では、比較例の約1/2に低減できることが確認された。したがって、実施例では、制震機能を有することが分かった。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記第1の実施形態において、1つのピストントラス140に傾斜防止ユニット162が2つ配される傾斜防止装置160を例に挙げて説明した。しかし、ピストントラス140に設けられる傾斜防止ユニット162の数に限定はなく、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
また、上記第1の実施形態において、ガイドローラ172が支柱112を直接転動する構成を例に挙げて説明した。しかし、側壁114の外方に支柱112が設けられるホルダ本体110の場合、ガイドローラ172は側壁114を介して支柱112に対して転動することとなる。
また、上記第1の実施形態において、押圧機構180は、錘182aおよび弾性部材186によって、支柱112に押圧力を作用させる構成を例に挙げて説明した。しかし、ガイドローラ172を介して支柱112に押圧力を作用させることができれば、押圧機構の構成に限定はなく、錘182aおよび弾性部材186のいずれか一方のみを利用してもよい。
また、上記第3の実施形態において、1つの傾斜防止ユニット400に1つのアキュムレータ440が設けられる構成を例に挙げて説明したが、複数の傾斜防止ユニット400に1つのアキュムレータ440が設けられていてもよい。例えば、1つのピストントラス140に1つのアキュムレータ440を設置し、アキュムレータ440から複数の傾斜防止ユニット400へオイルを供給してもよい。
また、上記第2の実施形態において、変位吸収機構310が、エネルギー吸収材340を含んで構成される場合を例に挙げて説明した。しかし、変位吸収機構は、エネルギー吸収材340に代えて、もしくは、エネルギー吸収材340に加えて、閾値UF以上の荷重がガイドローラ172に作用すると、荷重のエネルギーを他のエネルギーに変換してガイドローラ172の変位を吸収するエネルギー吸収機構を含んで構成されてもよい。例えば、エネルギー吸収機構として、荷重のエネルギーを熱エネルギーに変換する油圧ダンパを採用してもよい。
本発明は、可変容積型のガスホルダに利用することができる。
100 ガスホルダ
110 ホルダ本体
112 支柱
114 側壁
120 ピストン
172 ガイドローラ
180 押圧機構
200 変位吸収機構(規制機構)
220 弾性体
310 変位吸収機構(規制機構)
340 エネルギー吸収材
410 変位吸収機構(規制機構)

Claims (5)

  1. 複数の支柱によって側壁が支持され、該側壁で囲繞された空間にガスを収容するホルダ本体と、
    前記ホルダ本体内を昇降するピストンと、
    前記ピストンの周方向における前記支柱に対応する位置に複数設けられ、該ピストンの昇降に伴って該支柱に対して転動するガイドローラと、
    前記ガイドローラを介し、前記支柱に対して押圧力を作用させる押圧機構と、
    前記押圧力を上回る荷重であり、予め定められた閾値未満の荷重が、前記支柱から前記ガイドローラに作用した場合に、該ガイドローラの移動を規制する規制機構と、
    前記閾値以上の荷重が前記支柱から前記ガイドローラに作用すると、前記規制機構による該ガイドローラの規制を解除して前記ピストンに対する該ガイドローラの変位を吸収する変位吸収機構と、
    を備えたことを特徴とするガスホルダ。
  2. 前記変位吸収機構は、前記ガイドローラに作用した前記閾値以上の荷重が解除されると、変位前の位置に復帰する方向に移動することを特徴とする請求項1に記載のガスホルダ。
  3. 前記変位吸収機構は、弾性体を含んで構成されることを特徴とする請求項1または2に記載のガスホルダ。
  4. 前記変位吸収機構は、前記閾値以上の荷重が前記ガイドローラに作用すると、荷重のエネルギーを他のエネルギーに変換して該ガイドローラの変位を吸収するエネルギー吸収機構を含んで構成されることを特徴とする請求項1または2に記載のガスホルダ。
  5. 前記エネルギー吸収機構は、ハニカム形状の構造体で構成されたエネルギー吸収材を含んで構成されることを特徴とする請求項4に記載のガスホルダ。
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