JP2016147997A - 液化ガス出荷設備向け熱量調整システム - Google Patents

液化ガス出荷設備向け熱量調整システム Download PDF

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杉山  修
暢浩 間渕
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暢浩 間渕
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Tsuguto Takenaka
嗣人 竹中
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Abstract

【課題】熱量調整後での発生BOGを許容範囲に抑制できる熱量調整システムの提供。【解決手段】熱量調整システムが、LNGを貯えるLNG貯槽1と、LNGを増熱するための液化炭化水素の供給が行われる液化炭化水素供給ライン9と、液化炭化水素供給ライン9の途中に設けられ、供給される液化炭化水素を過冷却状態に冷却する冷却装置12と、冷却装置12によって冷却された過冷却状態の液化炭化水素とLNG貯槽1から供給されるLNGとを混合する第1混合装置13と、第1混合装置13によって得られた、過冷却状態の液化炭化水素を主成分として含む増熱用液化炭化水素を貯える第2貯槽15と、LNG貯槽1から供給されるLNGと、第2貯槽15から供給される増熱用液化炭化水素とを混合して、所定の熱量の液化ガスを得る第2混合装置16とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、LNG(液化天然ガス)基地に設けられているLNGタンクに貯えられているLNGを、液化ガス輸送装置に搭載されている輸送用タンクに充填して出荷する液化ガス出荷設備向け熱量調整システムに関する。
顧客へ供給する都市ガスには規定の熱量範囲があるため、その熱量に調整した都市ガスを製造する必要がある。但し、都市ガスの原料として利用される天然ガスは、産地などによってガスの組成が異なるため、その熱量も様々である。そして、メタンを主成分とする天然ガスと、メタンよりも高分子量(即ち、高発熱量)の炭化水素ガスとを混合することで、所望の熱量に調整された都市ガスを製造することが行われている。
例えば、特許文献1には、低熱量のLNGと、増熱用のLPG(液化石油ガス)とを混合する都市ガスの熱量調整システムが記載されている。
尚、特許文献1に記載されている熱量調整システムは、熱量調整を行った後の液化ガスを気化させる気化器(6)を備えており、ガスを液化された状態で出荷することは行っていない。
特開2000−192060号公報
LNGの常圧での沸点(約−160℃)は、そのLNGを増熱するための炭化水素(例えば、プロパン:約−42℃、ブタン:約−0.5℃など)よりも非常に低い。そのため、通常は、LNGに対して、それよりも大幅に高温の液化炭化水素が混合されることで、LNGの増熱が行われることになる。特許文献1に記載のシステムでも、低熱量LNGに対して、それよりも大幅に高温の増熱用のLPGが混合されていると思われる。この場合、混合後の液化ガスに含まれるLNGの温度が上昇して、所謂、BOG(ボイルオフガス)の発生量が増加してしまう可能性がある。
尚、増熱用の液化炭化水素を冷却するための冷却装置を設置し、LNGに対して混合される前にその増熱用の液化炭化水素を冷却しておくことで、増熱後のLNGでのBOGの発生量を抑制する方法も考えられる。ところが、増熱後のLNGの出荷タイミングや出荷量は様々である、即ち、増熱用の液化炭化水素の冷却タイミングや必要冷却量は様々であるため、増熱後のLNGの様々な出荷タイミングや出荷量に対応するためには、冷却能力の高い大型の冷却装置を設置しなければならない。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、熱量調整を行った後での発生BOGを許容範囲に抑制できる液化ガス出荷設備向け熱量調整システムを提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係る液化ガス出荷設備向け熱量調整システムの特徴構成は、LNG基地に設けられているLNG貯槽に貯えられているLNGを、液化ガス輸送装置に搭載されている輸送用タンクに移送して出荷させる液化ガス出荷設備向け熱量調整システムであって、
LNGを貯える前記LNG貯槽と、
LNGを増熱するための液化炭化水素の供給が行われる液化炭化水素供給ラインと、
前記液化炭化水素供給ラインの途中に設けられ、供給される液化炭化水素を過冷却状態に冷却する冷却装置と、
前記冷却装置によって冷却された過冷却状態の液化炭化水素と前記LNG貯槽から供給されるLNGとを混合する第1混合装置と、
前記第1混合装置によって得られた、前記過冷却状態の液化炭化水素を主成分として含む増熱用液化炭化水素を貯える第2貯槽と、
前記LNG貯槽から供給されるLNGと、前記第2貯槽から供給される前記増熱用液化炭化水素とを混合して、所定の熱量の液化ガスを得る第2混合装置とを備える点にある。
上記特徴構成によれば、所定の熱量の液化ガスを得るための第2混合装置でLNGと混合される増熱用液化炭化水素は、過冷却状態の液化炭化水素を主成分として含むので、その混合によってLNGの温度は大幅に上昇しない。その結果、LNGと増熱用液化炭化水素とを混合して所定の熱量の液化ガスを得るとき、BOGの発生量を許容可能な量に抑えることができる。
尚、第2混合装置で得られた所定の熱量の液化ガスを、例えばLNG運搬船やローリー車などの液化ガス輸送装置で出荷するとき、その出荷タイミングは不定期に発生すると思われる。また、要求される液化ガスの出荷量も様々である。そのため、液化ガス輸送装置で液化ガスを出荷する度に、冷却装置での液化炭化水素の冷却と、第1混合装置での混合と、第2混合装置での混合を行った上で、所定の熱量の液化ガスを得るような手順にすると、冷却装置の起動及び停止などをその度に行う必要が生じる。また、液化ガス輸送装置への液化ガスの単位時間当たりの出荷量を大きくするため、及び、様々な出荷タイミングに対応するためには、冷却装置での液化炭化水素の単位時間当たりの冷却能力を大きくする必要、即ち、冷却装置を大型化する必要がある。
ところが本特徴構成では、第2貯槽を用いて、過冷却状態の液化炭化水素を主成分として含む増熱用液化炭化水素を予め貯えておくので、LNG運搬船やローリー車などの液化ガス輸送装置で液化ガスを出荷するタイミングで、冷却装置の起動及び停止など行う必要が無くなる。また、増熱用液化炭化水素を第2貯槽で貯えておくことができるので、冷却装置での単位時間当たりの液化炭化水素の冷却量も、要求される所定の熱量の液化ガスの出荷量とは別に、平準化して設定することができる。加えて、冷却後の液化炭化水素を第2貯槽に貯えておくことができるので、冷却装置の大きさをコンパクトにしながら、液化ガス輸送装置への液化ガスの単位時間当たりの出荷量を大きくすること、及び、様々な出荷タイミングへの対応も可能になる。
但し、第2貯槽に貯えられているのが、冷却装置によって冷却された過冷却状態の液化炭化水素のみであれば、第2貯槽内には気相成分の炭化水素ガスが存在しないため、第2貯槽の内部の空間などが負圧になる可能性がある。
ところが本特徴構成では、第2貯槽に貯えられている増熱用液化炭化水素には、過冷却状態の液化炭化水素に、それよりも低熱量(即ち、低沸点)のLNGが、第1混合装置において予め混合されており、第2貯槽内部は飽和状態となっている。つまり、第2貯槽の内部には、LNGが気化した気相成分のガスを存在させることができる。その結果、第2貯槽の内部の空間が負圧になることを防止できるので、負圧による変形や破損などが第2貯槽等に生じないようにできる。
本発明に係る液化ガス出荷設備向け熱量調整システムの別の特徴構成は、前記液化炭化水素供給ラインから供給される液化炭化水素は液化エタン又は液化プロパン又は液化ブタンを主成分として含む点にある。
上記特徴構成によれば、液化エタン又は液化プロパン又は液化ブタンを主成分として含む液化炭化水素を用いて、BOGの発生量を許容可能な量に抑えながら、LNGの熱量を調整することができる。
液化ガス出荷設備向け熱量調整システムの構成を示す図である。
以下に図面を参照して、本発明の実施形態に係る液化ガス出荷設備向け熱量調整システムについて説明する。
図1は、液化ガス出荷設備向け熱量調整システムの構成を示す図である。図示するように、熱量調整システムは、LNG貯槽1と、液化ガス供給ライン(液化炭化水素供給ライン)9と、冷却装置12と、第1混合装置13と、第2貯槽15と、第2混合装置16とを備える。
LNG貯槽1は、LNGを貯える貯槽である。例えば、このLNG貯槽1は、LNG受入基地やLNG出荷基地などのLNG基地に設置されているLNGタンクである。LNGの沸点は常圧で約−160℃であり、LNG貯槽1では例えばLNGの気液平衡状態が保たれる圧力及び温度でLNGが貯えられている。
LNG供給ライン2は、LNG貯槽1に貯えられているLNGを貯槽外に供給する。LNG貯槽1内にはLNGを汲み出してLNG供給ライン2へ送出するためのLNGポンプ5が設置されている。また、LNG供給ライン2の途中には流量調節弁6が設けられている。このLNGポンプ5及び流量調節弁6によって、LNG供給ライン2を流れるLNGの単位時間当たりの流量が調節される。
LNG供給ライン2は、LNGポンプ5及び流量調節弁6が設けられている部位よりも下流側のLNG分岐部4で、LNG分岐ライン3を分岐させている。LNG分岐ライン3の途中には、流量調節弁7が設けられている。この流量調節弁7によって、LNG供給ライン2から分岐して、LNG分岐ライン3を流れるLNGの単位時間当たりの流量が調節される。
液化ガス供給ライン(液化炭化水素供給ライン)9は、LNGを増熱するための液化炭化水素の供給が行われる供給ラインである。この液化炭化水素は、LNGの主成分であるメタンよりも高分子量(即ち、高発熱量)の炭化水素を主成分とする液化ガスである。本実施形態では、液化炭化水素が、液化エタンを主成分として含む液化ガスである例について説明する。エタンの沸点は常圧で−89℃である。液化ガス供給ライン9の途中には流量調節弁11が設けられている。この流量調節弁11によって、液化ガス供給ライン9を介して本システムに供給される液化ガスの短時間当たりの流量が調節される。
加えて、液化ガス供給ライン9の途中の、流量調節弁11よりも下流側には、冷却装置12が設けられている。冷却装置12は、液化ガス供給ライン9を介して供給される液化炭化水素を過冷却状態に冷却するために用いられる。例えば、冷却装置12は、液化ガス供給ライン9を流れる液化エタンと、所定の冷媒とを熱交換させる熱交換器(図示せず)を有する。冷媒としては、例えば、LNG基地で保冷循環のために用いられているLNGを利用できる。或いは、冷却装置12を各種の冷凍機等を用いて構成してもよい。
液化ガス供給ライン9には、LNG分岐ライン3が合流される。そして、液化ガス供給ライン9を流れる液化エタンと、LNG分岐ライン3を流れるLNGとが、その合流部に設けられる第1混合装置13によって液相同士で混合される。つまり、第1混合装置13は、冷却装置12によって冷却された過冷却状態の液化エタンとLNG貯槽1から供給されるLNGとを混合する。例えば、第1混合装置13は、合流部で合流されたLNGと液化エタンとをスタティックミキサー(図示せず)などを用いて混合させる。第1混合装置13での混合によって得られた液化ガスが、その後にLNGに加えられる増熱用液化炭化水素となる。
第1混合装置13の下流側には、増熱用液化ガス供給ライン14が接続されている。そして、増熱用液化ガス供給ライン14の途中には第2貯槽15が設けられている。この第2貯槽15は、第1混合装置13によって得られた、過冷却状態の液化エタンを主成分として含む増熱用液化炭化水素を貯える。
このように、第2貯槽15を用いて、過冷却状態の液化炭化水素を主成分として含む増熱用液化炭化水素を予め貯えておくので、LNG運搬船やローリー車などの液化ガス輸送装置で液化ガスを出荷するタイミングで、冷却装置12の起動及び停止などを行う必要が無くなる。また、増熱用液化炭化水素を第2貯槽15で貯えておくことができるので、冷却装置12での単位時間当たりの液化炭化水素の冷却量も、要求される所定の熱量の液化ガスの出荷量とは別に、平準化して設定することができる。
但し、第2貯槽15に貯えられているのが、冷却装置12によって冷却された過冷却状態の液化炭化水素のみであれば、第2貯槽15内には気相成分の炭化水素ガスが存在しないため、第2貯槽15の内部の空間などが負圧になる可能性がある。ところが本実施形態では、第2貯槽15に貯えられている増熱用液化炭化水素には、過冷却状態の液化炭化水素に、それよりも低熱量(即ち、低沸点)のLNGが、第1混合装置13において予め混合されており、第2貯槽15内部は飽和状態となっている。つまり、第2貯槽15には、LNGが気化した気相成分のガスを存在させることができる。その結果、第2貯槽15の内部の空間が負圧になることを防止できるので、負圧による変形や破損などが第2貯槽15等に生じないようにできる。
増熱用液化ガス供給ライン14は、LNG供給ライン2に合流される。そして、増熱用液化ガス供給ライン14を流れる増熱用液化炭化水素と、LNG供給ライン2を流れるLNGとが、その合流部に設けられる第2混合装置16によって液相同士で混合される。つまり、第2混合装置16は、LNG貯槽1から供給されるLNGと、第2貯槽15から供給される増熱用液化炭化水素とを混合して、所定の熱量の液化ガスを得る。例えば、第2混合装置16は、合流部で合流されたLNGと増熱用液化炭化水素とをスタティックミキサー(図示せず)などを用いて混合させる。
第2混合装置16の下流側には、出荷用ライン17が接続されている。出荷用ライン17の途中には出荷用貯槽18が設けられている。この出荷用貯槽18は、第2混合装置16によって得られた、熱量調整後のLNG(即ち、LNGと増熱用液化炭化水素とが混合された液化ガス)を一時的に貯えるために用いられる。そして、LNG運搬船やローリー車などの液化ガス輸送装置で出荷するタイミングになると、出荷用貯槽18に貯えられている熱量調整後のLNGが出荷用ライン17から送出される。
また、出荷用貯槽18内に存在するBOG(ボイルオフガス)は、出荷用貯槽18に接続されるBOGライン19を介してLNG出荷基地等へ送出することができる。
次に、以下の表1を参照して、図1に示した熱量調整システムの運転例を説明する。表1に示しているのは、図1中の部位A〜部位Hの各部位での温度、流量、熱量の例を示す。
本実施形態では、出荷用貯槽18に貯える液化ガスの熱量(45MJ/Nm3)、出荷用貯槽18への液化ガスの目標流入量(例えば10000m3/h)、出荷用貯槽18内でのBOGの上限発生量(例えば20t/h)、LNG貯槽1に貯えるLNGの熱量(40MJ/Nm3)、LNG貯槽1でのLNGの圧力(大気圧)及び温度(−164.4℃)、LNG貯槽1から送出されるLNGの単位時間当たりの流量(3327t/h)、液化ガス供給ライン9から供給される液化エタンの熱量(70MJ/Nm3)、液化ガス供給ライン9の途中に設けられる流量調節弁11よりも下流側に供給される液化エタンの単位時間当たりの流量(1553t/h)、第2貯槽15において増熱用液化炭化水素が液飽和状態であること、は前提条件として定められている。
そして、上記前提条件を満たすために、LNG分岐ライン3を流れるLNGの単位時間当たりの流量(部位Cでの流量)を変化させる。つまり、液化エタンに対して予混合されるLNG量を調節する。尚、第2貯槽15での液飽和状態での増熱用液化炭化水素の温度(部位Eでの温度)、及び、液化エタンの温度(部位Dでの温度)は、上記前提条件を満たすために成り行きで決定される。
表1に示すように、部位Dを流れる液化エタンを−150.5℃にまで過冷却したことで、第2混合装置16で混合されるLNG(−164.4℃)と増熱用液化炭化水素(−156.5℃)との温度差を小さくすることができている。その結果、第2混合装置16で混合された後に得られる液化ガスに含まれるBOGを非常に少なく(上限発生量:20t/hに)抑えることができた。
Figure 2016147997
以上のように、混合装置でLNGと混合される増熱用液化炭化水素は、過冷却状態の液化炭化水素を主成分として含むので、混合によってLNGの温度が大幅に上昇しない。その結果、LNGと増熱用液化炭化水素とを混合して所定の熱量の液化ガスを得るとき、BOGの発生量を許容可能な量に抑えることができる。
<別実施形態>
上記実施形態では、熱量調整システムの構成について具体例を挙げて説明したが、その構成は適宜変更可能である。
例えば、熱量調整システムが、出荷用貯槽18を備えていなくてもよい。また、液化ガス供給ライン(液化炭化水素供給ライン)9から液化エタンとは別の液化炭化水素(例えば、液化プロパン、液化ブタンなど)が供給されるシステムであってもよい。
また、上記実施形態において、熱量調整システムが、LNGを増熱するための液化炭化水素を貯える貯槽を備え、その貯槽に接続される液化ガス供給ライン(液化炭化水素供給ライン)9からポンプ等を用いて液化炭化水素が供給されるような変更も可能である。
他にも、上記実施形態では、表1において具体的な数値を挙げたが、それらは例示目的で記載したものであり、本発明はそれら数値例には限定されない。
本発明は、熱量調整を行った後での発生BOGを許容範囲に抑制できる液化ガス出荷設備向け熱量調整システムに利用できる。
1 LNG貯槽
2 LNG供給ライン
3 LNG分岐ライン
4 LNG分岐部
5 LNGポンプ
6 流量調節弁
7 流量調節弁
9 液化ガス供給ライン(液化炭化水素供給ライン)
10 液化ガスポンプ
11 流量調節弁
12 冷却装置
13 第1混合装置
14 増熱用液化ガス供給ライン
15 第2貯槽
16 第2混合装置
17 出荷用ライン
18 出荷用貯槽
19 BOGライン

Claims (2)

  1. LNG基地に設けられているLNG貯槽に貯えられているLNGを、液化ガス輸送装置に搭載されている輸送用タンクに移送して出荷させる液化ガス出荷設備向け熱量調整システムであって、
    LNGを貯える前記LNG貯槽と、
    LNGを増熱するための液化炭化水素の供給が行われる液化炭化水素供給ラインと、
    前記液化炭化水素供給ラインの途中に設けられ、供給される液化炭化水素を過冷却状態に冷却する冷却装置と、
    前記冷却装置によって冷却された過冷却状態の液化炭化水素と前記LNG貯槽から供給されるLNGとを混合する第1混合装置と、
    前記第1混合装置によって得られた、前記過冷却状態の液化炭化水素を主成分として含む増熱用液化炭化水素を貯える第2貯槽と、
    前記LNG貯槽から供給されるLNGと、前記第2貯槽から供給される前記増熱用液化炭化水素とを混合して、所定の熱量の液化ガスを得る第2混合装置とを備える液化ガス出荷設備向け熱量調整システム。
  2. 前記液化炭化水素供給ラインから供給される液化炭化水素は液化エタン又は液化プロパン又は液化ブタンを主成分として含む請求項1に記載の液化ガス出荷設備向け熱量調整システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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