JP2016146887A - 歩行訓練システム - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の歩行訓練システムでは、システムの消費電力が過剰になりシステムが停止してしまうことが問題であった。【解決手段】本発明の歩行訓練システムは、それぞれがモータにより歩行者訓練者に加わる負荷を軽減又は増加させる複数の負荷ユニット17〜20と、歩行訓練者に対するリハビリプログラムを開始する前に歩行訓練者の属性の入力を受け付けるユーザーインタフェース16と、複数の負荷ユニット17〜20の出力を制御する制御ユニット10と、を有し、制御ユニット10は、歩行訓練者の属性と、負荷ユニット毎の出力制限値と、を関連付けて記述したテーブルと、入力された歩行訓練者の属性に基づき複数の負荷ユニット17〜20に出力制限を設定するシステム制御部と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、歩行訓練システムに関し、例えば、免荷装置と、該免荷装置を装着する装着者が歩行訓練を行うためのトレッドミルとを有する歩行訓練システムに関する。
リハビリ運動の1つに歩行訓練がある。この歩行訓練では、ムービングベルトを回転させて当該ムービングベルト上で歩行訓練を行うトレッドミルを用いることがある。また、トレッドミルに、利用者を吊り上げて足への荷重を免荷する免荷装置を組み合わせた歩行訓練システムがある。このような歩行訓練システムの一例が特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示された歩行訓練システムは、装着者の歩行フェイズを特定し、この歩行フェイズに応じた動力を装着者に付与する装着式動作補助装置と連携して動作する歩行訓練装置であって、装着者を吊り上げて、足への荷重を免荷する免荷装置と、装着者の歩行にあわせて移動可能な移動手段と、装着式動作補助装置により検出された装着者の重心位置に基づいて、移動手段の移動速度及び/又は免荷装置による免荷量を制御する制御部と、を備える。
再表2012−118143号公報
しかしながら、特許文献1に記載された歩行訓練システムのように、装着者の重心位置に基づいて、移動手段の移動速度及び/又は免荷装置による免荷量を制御した場合、システム全体の消費電力が使用可能な消費電力を超えてしまう問題が生じる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、訓練対象者に十分な負荷を与えながらシステム全体の消費電力を所定の消費電力以下に維持することを目的とするものである。
本発明にかかる歩行訓練システムの一態様は、それぞれがモータにより歩行者訓練者に加わる負荷を軽減又は増加させる複数の負荷ユニットと、前記歩行訓練者に対するリハビリプログラムを開始する前に前記歩行訓練者の属性の入力を受け付けるユーザーインタフェースと、前記複数の負荷ユニットの出力を制御する制御ユニットと、を有し、前記制御ユニットは、前記歩行訓練者の属性と、前記負荷ユニット毎の出力制限値と、を関連付けて記述したテーブルと、入力された前記歩行訓練者の属性に基づき前記複数の負荷ユニットに出力制限を設定するシステム制御部と、を有する。
本発明にかかる歩行訓練システムでは、リハビリプログラムを開始する前に、歩行訓練者の属性毎に定められた負荷ユニットの出力制限値に基づき、複数の負荷ユニットの出力を負荷ユニット毎に制限する。これにより、本発明にかかる歩行訓練システムでは、システム全体の消費電力を所定の電力値以下に制限することができる。
本発明にかかる歩行訓練システムによれば、訓練対象者に十分な負荷を与えながらシステム全体の消費電力を所定の消費電力以下に維持することができる。
実施の形態1にかかる歩行訓練システムの概略図である。 実施の形態1にかかる歩行訓練システムのブロック図である。 実施の形態1にかかる歩行訓練システムの動作のうちシステムの設定を行う際の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1にかかる歩行訓練システムの動作のうちリハビリプログラム実施中の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1にかかる歩行訓練システムにおいて利用されるデータベース上のテーブルデータを説明する図である。 実施の形態2にかかる歩行訓練システムの動作のうちシステムの設定を行う際の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
図1に、実施の形態1にかかる歩行訓練システム1の概略図を示す。図1に示すように、実施の形態1にかかる歩行訓練システム1は、筐体に制御ユニット10、表示パネル11、足元カメラ12、正面カメラ13、側面カメラ14、スピーカ15、主制御パネル16、人免荷装置18、第1の脚部免荷装置19a、第2の脚部免荷装置19b、トレットミル20が設けられる。ここで、人免荷装置18、第1の脚部免荷装置19a、第2の脚部免荷装置19b、及びトレットミル20は、それぞれモータにより歩行者訓練者に加わる負荷を軽減又は増加させる複数の負荷ユニットに該当するものである。
主制御パネル16は、制御ユニット10を操作するためのユーザーインタフェースを提供する。制御ユニット10は、ユーザーインタフェースを介して与えられた指示に従って、システム全体を制御するものである。より具体的には、実施の形態1にかかる歩行訓練システム1では、主制御パネル16に表示したユーザーインタフェースを介して、歩行訓練者に対するリハビリプログラムを開始する前に歩行訓練者の属性の入力を受け付ける。そして、制御ユニット10は、当該歩行訓練者の属性と、負荷ユニット毎の出力制限値と、を関連付けて記述したテーブルを有し、ユーザインタフェースを介して入力された歩行訓練者の属性に基づき前記複数の負荷ユニットに出力制限を設定する。そして、実施の形態1にかかる歩行訓練システム1では、設定された出力制限値に基づき複数の負荷ユニットを動作させる。
表示パネル11は、歩行訓練者に提供する画面を表示するものである。表示パネル11の画面は、制御ユニット10から与えられる。足元カメラ12は、歩行訓練者の足元を監視するものである。正面カメラ13は、歩行訓練者の正面からの様子を観察するものである。側面カメラ14は、歩行訓練者の側面からの様子を観察するものである。なお、各カメラで撮影した映像は、制御ユニット10内で処理される。スピーカ15は、歩行訓練者或いは操作者に対して音声による情報を提供するものである。スピーカ15から出力する音声は制御ユニット10から提供される。
脚部ロボット17は、歩行訓練者の脚部の曲げ伸ばし時の負荷を軽減する。脚部ロボット17により歩行訓練者に与える負荷の具合は制御ユニット10の指示によって決まる。一方、歩行訓練者にリハビリプログラムを実施している期間中、脚部ロボット17は、自立的に動作する。
人免荷装置18は、歩行訓練者を吊り上げることで人免荷装置18をどの程度の速度で動作させるか、動作禁止とするかは、制御ユニット10により決定される。第1の脚部免荷装置19a及び第2の脚部免荷装置19bは、歩行訓練者の脚部を吊り上げることで歩行訓練者の脚部にかかる負荷を軽減する。第1の脚部免荷装置19a及び第2の脚部免荷装置19bがどの程度脚部にかかる負荷を軽減するかは制御ユニット10によって決定される。トレットミル20は、ムービングベルトを回転させ、かつ、その回転速度を調節することで歩行訓練者の歩行スピード及び歩行訓練者の脚部に脚部にかかる負荷を調節する。
続いて、実施の形態1にかかる歩行訓練システム1のブロック図について説明する。そこで、図2に実施の形態1にかかる歩行訓練システム1のブロック図を示す。図2に示すように、制御ユニット10は、電源トランス31、安全リレー部32、電力監視部33、システム制御部34、電源変換装置35、脚部制御部41、人免荷制御装置51、第1の脚部免荷制御装置52、第2の脚部免荷制御装置53及びトレットミル制御装置54を有する。
電源トランス31は、コンセントを介して供給される交流電源信号とは絶縁された交流信号に変換する。医用機器では、田の機器の誤動作を防止するために、外部へのノイズの伝搬を防止することがさせないための機構が必要であり電源トランス31はノイズ対策の一例として備えられる。安全リレー部32は、過電流の発生を検知してシステムの安全性を保つ。また、安全リレー部32は、歩行訓練システム1を構成する各ブロックに電源を分配する。なお、電源トランス31から安全リレー部32に交流電源信号を伝達する電源系配線及び安全リレー部32から各ブロックに接続される電源系配線にはそれぞれ電力検出部が設けられる。電力検出部は、対応する電源系配線に流れる電力をモニタして電力監視部33にモニタ結果を出力する。
電力監視部33は、電力検出部から与えられたモニタ結果に基づき各ブロックで消費される電力の総量が予め設定した電力制限値を超えたか否かを判断する。また、電力監視部33は、ブロック毎の消費電力を監視して、各ブロックで消費される電力が予め設定した電力を超えたか否かを判断する。
システム制御部34は、例えば、パーソナルコンピュータ等の演算装置である。システム制御部34は、データベースDBを有する。システム制御部34を主制御パネル16により操作者に提供されるユーザーインタフェースを介して入力された歩行訓練者の属性に基づき複数の負荷ユニットに出力制限を設定する。また、システム制御部34は、表示パネル11、足元カメラ12、正面カメラ13、側面カメラ14、スピーカ15、主制御パネル16と制御信号線により接続される。システム制御部34は、これらブロックの機能に応じた制御信号を出力する。また、システム制御部34は、脚部制御部41と制御信号線により接続される。システム制御部34は、脚部ロボット17の出力制限値及び各種制御信号を脚部制御部41を介して受信する。システム制御部34は、人免荷制御装置51、第1の脚部免荷制御装置52、第2の脚部免荷制御装置53、トレットミル制御装置54と制御信号線により接続される。システム制御部34は、これらブロックに対して出力制限値及び各種制御信号を制御信号線を介して送受信する。なお、人免荷制御装置51、第1の脚部免荷制御装置52、第2の脚部免荷制御装置53、トレットミル制御装置54はディジーチェーン接続され、トレットミル制御装置54に接続される終端抵抗55がディジーチェーンの終端となる。なお、人免荷制御装置51、第1の脚部免荷制御装置52、第2の脚部免荷制御装置53及びトレットミル制御装置54と、システム制御部34は、例えば、システム制御部34と各ブロックが直接制御信号の送受信を行う通信方式の方に終端抵抗55が必要のない通信方式にて接続することも可能である。また、システム制御部34は、電力監視部33から電力監視結果を受信する。システム制御部34は、受信した電力監視結果に基づきシステムの動作を継続するか否かを操作者に問い合わせる動作を行う。システム制御部34の詳細な動作は後述する。
電源変換装置35は、安全リレー部32から出力される交流電源信号を脚部ロボット17に適した電源信号に変換して出力する。
脚部ロボット17は、荷重センサ42、角度センサ43及びモータを有する。脚部ロボット17では、荷重センサ42及び角度センサ43により、ロボットの動作状況を判断し、脚部制御部41が当該動作状況に応じてモータを制御する。また、脚部制御部41は、システム制御部34から与えられる出力制限値に基づきモータの出力能力を調節する。
人免荷装置18は、人免荷制御装置51及びモータを有する。人免荷制御装置51は、システム制御部34から与えられる出力制限値に基づきモータの出力を調節する。第1の脚部免荷装置19aは、第1の脚部免荷制御装置52及びモータを有する。第1の脚部免荷制御装置52は、システム制御部34から与えられる出力制限値に基づきモータの出力を調節する。第2の脚部免荷装置19bは、第2の脚部免荷制御装置53及びモータを有する。第2の脚部免荷装置19bは、ステム制御部34から与えられる出力制限値に基づきモータの出力を調節する。トレットミル20は、トレットミル制御装置54及びモータを有する。トレットミル制御装置54は、ステム制御部34から与えられる出力制限値に基づきモータの出力を調節する。
なお、図1に示すように、歩行訓練システム1では、足元カメラ12、正面カメラ13、側面カメラ14、スピーカ15は、システム制御部34が出力する補助的な電源に基づき動作する。一方、表示パネル11、主制御パネル16には安全リレー部32から交流電源信号が供給される。
続いて、実施の形態1にかかる歩行訓練システム1の動作について説明する。以下で説明する歩行訓練システム1の動作は、主に制御ユニット10内のシステム制御部34により実施されるものである。また、システム制御部34内には、以下で説明する動作を実現するためのプログラムが搭載されているものとする。
なお、上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
図3及び図4に実施の形態1にかかる歩行訓練システム1の動作を説明するフローチャートを示す。図3では、歩行訓練システム1の動作のうちシステムの設定を行う際の動作を示すフローチャートを示す。また、図4では、歩行訓練システム1の動作のうちリハビリプログラム実施中の動作を示すフローチャートを示す。
図3に示すように、実施の形態1にかかる歩行訓練システム1では、まず、操作者が主制御パネル16に表示されたユーザーインタフェースを用いて、歩行訓練システム1の動作モードを歩行訓練者の属性により制限された動作モードとすることを選択する(ステップS1)。次いで、歩行訓練システム1では、操作者が歩行訓練者の属性を入力してデータベース上の制限値を指定する(ステップS2)。ここで、実施の形態1では、歩行訓練者の属性として歩行訓練者の身長、体重、性別、年齢等歩行訓練者の身体的特徴を用いるものとする。
次いで、歩行訓練システム1は、システム制御部34がデータベースから各ユニットの制限値を読み出す(ステップS3)。そして、システム制御部34は、読み出した制限値によりユニット毎に制限値を変更する。次いで、システム制御部34は、制限値を変更したユニットを主制御パネル16に表示することで操作者に提示する(ステップS5)。そして、歩行訓練システム1では、操作者にリハビリを行う上で変更した制限値に問題がある会中を問い合わせる(ステップS6)。操作者は、変更後の制限値によるリハビリの実施に問題があると判断した場合、主制御パネル16を介して制限値に問題があることを指示し、システム制御部34は、パラメータの修正を促す画面を主制御パネル16に提示する。そして、操作者は主制御パネル16を介して、制限値を変更したくないデータベース上のパラメータを修正する(ステップS7)。次いで、システム制御部34は、データベースから修正後の制限値を再度読み出し(ステップS8)、修正後の制限値により各ユニットの制限値を変更する(ステップS4)。このステップS4〜ステップS8の動作によりステップS6で制限値に問題ないことが確認されたことに伴い、歩行訓練システム1はリハビリプログラムを実施する。
次いで、実施の形態1にかかる歩行訓練システム1のリハビリプログラム実施中の動作について、図4のフローチャートを参照して説明する。図4に示すように、ステップS6で制限値に問題がないことが確認されたことに伴い歩行訓練システム1は、リハビリプログラムを開始する(ステップS9)。そして、歩行訓練システム1では、リハビリプログラム中の電力を電力監視部33によりモニタする(ステップS10)。次いで、システム制御部34は、電力監視部33でモニタされた電力を参照して、電力の大きさがシステムダウンの可能性があるか否かを判断する(ステップS11)。
このステップS11において、電力監視部33でモニタされた電力が、予め設定した閾値よりも大きいと判断された場合、ステップS13〜S15によりパラメータの変更を行う。一方、ステップS11において、電力監視部33でモニタされた電力が、予め設定した閾値よりも小さい判断された場合、リハビリプログラムの終了判断を行い、リハビリプログラムを終了すると判断されるまでステップS10〜S12の処理を繰り返す。また、ステップS12においてリハビリプログラムを終了することが判断された場合、歩行訓練システム1はリハビリプログラムを終了して(ステップS16)、システムの動作を停止する。
ステップS13では、データベースから読み出した制限値(現在の制限値)を強制的に変更する。この変更は、操作者に変更後の制限値を提示することなく行われる。次いで、歩行訓練システム1では、システム制御部34が変更後の制限値を主制御パネル16を介して操作者に提示する(ステップS14)。そして、操作者が変更後の制限値でリハビリを継続しても問題ないかを判断する(ステップS15)。このステップS15において、変更後の制限値であっても問題ないと判断された場合、ステップS10〜ステップS12の処理が繰り返される。一方、ステップS15でリハビリの継続が困難と判断された場合、歩行訓練システム1ではリハビリプログラムを終了する(ステップS16)。
ここで、システム制御部34に設けられているデータベースに格納されているテーブルについて説明する。そこで、図5に、歩行訓練システム1において利用されるデータベース上のテーブルデータを説明する図を示す。
図5に示すように、データベース上に格納されるテーブルは、年齢と性別の組み合わせ毎に用意される。そして各テーブルには身長と体重との組み合わせ毎に1つの制限値グループが設定されている。例えば、制限値グループAには、人免荷モータの制限値として最高出力の75%の制限値が設定され、トレットミル装置の制限値として最高出力の50%の制限値が設定され、脚部免荷装置の制限値として最高出力の75%の制限値が設定される。また、このテーブルは外部アクセスにより更新され、統計的に精度を高めた数パターンに変更される可能性がある。
上記説明より、実施の形態1にかかる歩行訓練システム1では、リハビリプログラムの実施前に、歩行訓練者の属性に合致し、かつ、システム全体の消費電力を所定の電力以下に制限可能な制限値を各ユニットに設定する。これにより、実施の形態1にかかる歩行訓練システム1では、リハビリプログラムの実施中に消費電力が過剰になることによって歩行訓練システム1が停止することを防止することができる。
また、実施の形態1にかかる歩行訓練システム1では、制限値を適用したリハビリが歩行訓練者に十分な負荷を与えることができるか、或いは、制限値を適用したリハビリが歩行訓練者に過剰な負荷を与えていないか、を変更後の制限値を操作者に提示する。これにより、実施の形態1にかかる歩行訓練システム1では、例えば、理学療法士等の操作者の意図するリハビリプログラムを歩行訓練者に提供することができる。
また、実施の形態1にかかる歩行訓練システム1は、リハビリプログラム中にシステムで消費される電力をモニタし、リハビリプログラム中の消費電力が所定の閾値を超える可能性がある場合に強制的に制限値を更新する。また、実施の形態1にかかる歩行訓練システム1では、強制的に制限値を変更した後に変更後の制限値を操作者に提示して、変更後の制限値の正当性を操作者に問い合わせる。これにより、実施の形態1にかかる歩行訓練システム1では、強制的に制限値を変更した後においても適切なリハビリプログラムを歩行訓練者に提供することができる。
歩行訓練システムは、一般的な家庭用電力の供給しか得られない場所に設置されることがある。この家庭用電力は産業用電力とは異なり、得られる電力に制限がある。そのため、歩行訓練システムにおいて、所定の電力以下で動作を継続できる実施の形態1にかかる歩行訓練システム1を適用することの効果は大きい。
実施の形態2
実施の形態2では、操作者が歩行訓練者の属性として入力する情報の別の例について説明する。実施の形態2では、操作者が歩行訓練者の属性として歩行訓練者の訓練履歴情報を入力する。この訓練履歴情報には、回復情報或いは訓練情報が含まれる。そこで、図6に実施の形態2にかかる歩行訓練システムの動作のうちシステムの設定を行う際の動作を示すフローチャートを示す。なお、後述するステップS21、S22の動作以外の動作は実施の形態1にかかる歩行訓練システム1と同じであるため、ここでは説明を省略する。
図6に示すように、実施の形態2にかかる歩行訓練システムでは、ステップS1、S2に代えて、ステップS21、S22が設けられている。ステップS21では、操作者が選択する動作モードが、歩行訓練者の属性による出力制限を行う動作モードから回復情報・訓練情報による出力制限を行う動作モードに置き換えられている。また、ステップS22では、入力する情報が歩行訓練者の属性から訓練履歴情報に置き換えられている。
歩行訓練を行うことで、歩行訓練者には、以下のような傾向が現れる。例えば、脚部の足つきが良くなる。脚部の足つきが良くなった場合、第1の脚部免荷装置19a及び第2の脚部免荷装置19bへの負荷が減り、脚部免荷装置の負荷が減る。一方、脚部の動作が良好な状態に近づいたためトレットミル20の速度は速めた方がよい。そこで、歩行訓練者の脚部の足つきの状況が改善した場合には、脚部免荷装置のモータの制限を高め、トレットミル20のモータの制限を緩和する。つまり、実施の形態2にかかる歩行訓練システムでは、訓練履歴情報に基づき各ユニットの出力制限値を変更する。
上記説明より、実施の形態2にかかる歩行訓練システムでは、歩行訓練者の属性だけによらず、訓練履歴情報に基づき出力制限値を設定する。この場合においても、出力制限値の適用をリハビリプログラムの実施前に行うことで、リハビリプログラムの実施中にシステムがシャットダウンしてしまうことを防止する事ができる。
上記説明は、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
1 歩行訓練システム
10 制御ユニット
11 表示パネル
12 足元カメラ
13 正面カメラ
14 側面カメラ
15 スピーカ
16 主制御パネル
17 脚部ロボット
18 人免荷装置
19a 第1の脚部免荷装置
19b 第2の脚部免荷装置
20 トレットミル
31 電源トランス
32 安全リレー部
33 電力監視部
34 システム制御部
35 電源変換装置
41 脚部制御部
42 荷重センサ
43 角度センサ
51 人免荷制御装置
52 第1の脚部免荷制御装置
53 第2の脚部免荷制御装置
54 トレットミル制御装置
55 終端抵抗

Claims (1)

  1. それぞれがモータにより歩行者訓練者に加わる負荷を軽減又は増加させる複数の負荷ユニットと、
    前記歩行訓練者に対するリハビリプログラムを開始する前に前記歩行訓練者の属性の入力を受け付けるユーザーインタフェースと、
    前記複数の負荷ユニットの出力を制御する制御ユニットと、を有し、
    前記制御ユニットは、
    前記歩行訓練者の属性と、前記負荷ユニット毎の出力制限値と、を関連付けて記述したテーブルと、
    入力された前記歩行訓練者の属性に基づき前記複数の負荷ユニットに出力制限を設定するシステム制御部と、を有する歩行訓練システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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