JP2019042470A - 歩行訓練装置 - Google Patents
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Abstract
Description
並列する少なくとも2つの第1歩行面、第2歩行面を提供する少なくとも2つの無端ベルトと、
歩行中の被訓練者に、いずれか1つの歩行面上に両足を載せた状態で、選択されたターゲットに身体の部分を接近させる動作を行わせるための複数のターゲットと、
歩行中の被訓練者に、前記選択されたターゲットを指示するターゲット指示手段と、
を備え、
第1歩行面の移動速度と第2歩行面の移動速度は独立して設定可能であり、
前記複数のターゲットは、第1歩行面上の被訓練者の身体の部分が接近可能な1つあるいは複数の第1ターゲットと、第2歩行面上の被訓練者の身体の部分が接近可能な1つあるいは複数の第2ターゲットを含む、
歩行訓練装置、である。
本発明に係る歩行訓練装置は、第1ターゲット(T1、T2)に接近動作をした後に、第2ターゲット(T3、T4)に接近動作する際に両足を第1歩行面から第2歩行面に乗り移る必要があり、第2ターゲット(T3、T4)に接近動作をした後に、第1ターゲット(T1、T2)に接近動作する際に両足を第2歩行面から第1歩行面に乗り移る必要があるようにターゲット(T1〜T4)が設置されていることを特徴とするものである。
1つの好ましい態様では、第1ターゲットは、前側第1ターゲット、後側第1ターゲットを含み、第2ターゲットは、前側第2ターゲット、後側第2ターゲットを含む。
後述する実施形態では、4つのターゲット(T1〜T4)を例示しているが、ターゲットの個数は限定されない。
3つ以上の歩行面(例えば、第3歩行面や第4歩行面)を備える場合に、1つの態様では、各歩行面の移動速度は独立して設定可能であり、各歩行面の移動速度を異ならしめるようにする。
本明細書における第1歩行面、第2歩行面についての記述は、第3歩行面、第4歩行面等のさらなる歩行面の説明に援用し得る。
ベルト回転速度を変えた2つの無端ベルトを並列して配置することで、運動位置および運動リズムを変えることができる。
第1の速度と第2の速度のベクトルが逆の場合(第1歩行面と第2歩行面が逆方向に移動する)もあり得る。
1回の訓練中に、歩行面の移動速度を変更するようにプログラムしてもよい。例えば、タイマを用いて時間によって所定の移動速度に変更する。あるいは、ランダムに走行中のベルト速度を変更してもよい。例えば、所定のターゲットが選択された時には、移動速度を所定量加速ないし減速させるように設定してもよい。あるいは、訓練者ないし被訓練者が操作パネルの加速ボタンないし減速ボタンを操作することで歩行面の移動速度を変更してもよい。
例えば、第1歩行面、第2歩行面を同速度で移動させる場合であっても、第1歩行面、第2歩行面の傾斜角度を異ならしめることで、歩行中の被訓練者に外乱、刺激を与えることができる。例えば、いずれか一方の歩行面を水平面(傾斜角度0)、他方の歩行面の斜面としたり、両方の歩行面を異なる斜面に設定したりしてもよい。
1回の訓練中に、歩行面の傾斜を変更するようにプログラムしてもよい。例えば、タイマを用いて時間によって所定の傾斜角度に変更する。あるいは、ランダムに走行中の傾斜角度を変更してもよい。例えば、所定のターゲットが選択された時には、傾斜角度を所定量増加(+)ないし減少(−)させるように設定してもよい。あるいは、訓練者ないし被訓練者が操作パネルの傾斜ボタンを操作することで歩行面の移動速度を変更してもよい。
さらに、第1歩行面、第2歩行面を異なる速度、異なる傾斜で移動させてもよい。異なる歩行速度と異なる傾斜の組み合わせを用いることで、歩行中の被訓練者に、より変化に富んだ外乱、刺激を与えることができる。
視覚的な指示手段(すなわち提示手段ないし表示手段)は典型的にはモニタである。
聴覚的な指示手段は典型的にはスピーカやイヤホーンである。
典型的には、複数のターゲットには識別子(典型的には識別番号)が設けてあり、モニタに識別子を表示したり、識別子を音声で指示したりする。
指示手段は、被訓練者が五感でターゲットを識別できるような形で識別子を提示するものであれば、視覚的手段、聴覚的手段に限定されず、触覚や振動を用いてもよい(嗅覚、味覚を排除するものではない)。
1つの態様では、前記接近動作検知手段は、身体の部分とターゲットの接触あるいは身体の部分によるターゲットの押圧を検知して検知信号を生成する。このような接近動作検知手段は、例えば、タッチセンサや押しボタンスイッチから構成することができる。
接近動検知手段は、身体の部分を接近させる動作が実行されたことを非接触で検知するものでもよい(例えば、予め決定した所定距離まで接近したことをセンサで検知する)。
接近動作検知手段による検知が行われたことを、音やランプで被訓練者に知らせるようにしてもよい。
1つの態様では、前記動作正誤判定手段により照合されたターゲットが一致した場合には、接近動作完了と判断し、前記ターゲット指示手段は、次のターゲットを選択して指示する。
1つの態様では、選択されて被訓練者に提示されたターゲットと、実際に接近動作が検知された検知元ターゲットが一致しない場合には、誤動作としてカウントして回数を記録する。
1つの態様では、前記ターゲット指示手段は、前記接近動作検知手段から検知信号が生成された時に、接近動作が正動作であるか誤動作であるかにかかわらず、次のターゲットを選択して指示する。
前記訓練結果には、ターゲット指示手段による被訓練者に対するターゲットの指示から接近動作完了時までの時間が含まれる。
1つの態様では、前記歩行訓練装置は、訓練結果記録手段を備えており、
前記訓練結果には、ターゲット指示手段による被訓練者に対するターゲットの指示から接近動作検知時までの時間が含まれる。
なお、接近動作検知時に同時に接近動作の正誤判定を行うことができるので、接近動作完了時と接近動作検知時に実質的な時差は無い。
また、訓練結果には、誤動作の回数を含んでもよい。
典型的には、身体の部分は手である。その他、肘等でもよい。
ターゲットの位置が、左右のいずれの手でも接近動作可能な場合には、予めどちらの手で接近動作を行うかを決めておいてもよく、あるいは、訓練によって異なる方の手で接近動作を行うようにしてもよい。あるいは、左右いずれの手で接近動作を行ってよいとしてもよい。
身体の部分は上肢以外の部位、例えば、下肢(足、膝等)、頭部、肩、臀部、腰、背等であってもよい。
ターゲットによって、異なる身体の部分を接近させるようにしてもよい。
想定される身体の部位に応じて、ターゲットの位置が異なり得ることが当業者に理解される。また、被訓練者の身体的特徴等に応じて、ターゲットの位置を調整することが有利な場合もあり得る。よって、ターゲットが位置調整可能に配置してもよい。例えば、ターゲット(例えば押しボタン)であり、トレッドミルのフレームに設けられる場合には、ターゲットのフレームへの磁着(フレームが磁性体の場合)、吸盤等による吸着、両面ファスナによる接着等を用いて着脱可能とすることで、ターゲットの位置調整が可能である。
2 第2無端ベルト
3 第1ポスト
4 第2ポスト
5 第1サイドフレーム
6 第2サイドフレーム
7 フロントフレーム
8 モニタ
9 コンピュータ
15 操作パネル
16 補助台
T1〜T4 ターゲット
Claims (17)
- 並列する少なくとも2つの第1歩行面、第2歩行面を提供する少なくとも2つの無端ベルトと、
歩行中の被訓練者に、いずれか1つの歩行面上に両足を載せた状態で、選択されたターゲットに身体の部分を接近させる動作を行わせるための複数のターゲットと、
歩行中の被訓練者に、前記選択されたターゲットを指示するターゲット指示手段と、
を備え、
第1歩行面の移動速度と第2歩行面の移動速度は独立して設定可能であり、
前記複数のターゲットは、第1歩行面上の被訓練者の身体の部分が接近可能な1つあるいは複数の第1ターゲットと、第2歩行面上の被訓練者の身体の部分が接近可能な1つあるいは複数の第2ターゲットを含む、
歩行訓練装置。 - 訓練中に、第1歩行面と第2歩行面は異なる速度で移動する、請求項1に記載の歩行訓練装置。
- 訓練中に、第1歩行面と第2歩行面は異なる傾斜で移動する、請求項1、2いずれか1項に記載の歩行訓練装置。
- 前記ターゲット指示手段は、前記複数のターゲットからターゲットをランダムに選択して指示する、請求項1〜3いずれか1項に記載の歩行訓練装置。
- 前記ターゲット指示手段は、被訓練者に対して視覚的あるいは聴覚的に指示を与える、請求項1〜4いずれか1項に記載の歩行訓練装置。
- 前記歩行訓練装置は、選択されたターゲットに身体の部分を接近させる動作が実行されたことを検知する接近動作検知手段を備えている、請求項1〜5いずれか1項に記載の歩行訓練装置。
- 前記接近動作検知手段は、身体の部分とターゲットの接触あるいは身体の部分によるターゲットの押圧を検知して検知信号を生成する、請求項6に記載の歩行訓練装置。
- 前記歩行訓練装置は、前記接近動作検知手段によって接近動作が検知された検知元ターゲットと被訓練者に指示されたターゲットとを照合する動作正誤判定手段を備えている、請求項6、7いずれか1項に記載の歩行訓練装置。
- 前記動作正誤判定手段により照合されたターゲットが一致した場合には、接近動作完了と判断し、前記ターゲット指示手段は、次のターゲットを選択して指示する、請求項8に記載の歩行訓練装置。
- 前記ターゲット指示手段は、前記接近動作検知手段から検知信号が生成された時に、接近動作が正動作であるか誤動作であるかにかかわらず、次のターゲットを選択して指示する、請求項6〜8いずれか1項に記載の歩行訓練装置。
- 前記歩行訓練装置は、訓練結果記録手段を備えており、
前記訓練結果には、ターゲット指示手段による被訓練者に対するターゲットの指示から接近動作完了時までの時間が含まれる、請求項9に記載の歩行訓練装置。 - 前記歩行訓練装置は、訓練結果記録手段を備えており、
前記訓練結果には、ターゲット指示手段による被訓練者に対するターゲットの指示から接近動作検知時までの時間が含まれる、請求項6〜8、10いずれか1項に記載の歩行訓練装置。 - 前記身体の部分は上肢である、請求項1〜12いずれか1項に記載の歩行訓練装置。
- 前記少なくとも2つの第1歩行面、第2歩行面の間には当該第1歩行面と第2歩行面間の乗り移りを要する中間部が存在する、
請求項1〜13いずれか1項に記載の歩行訓練装置。 - 前記中間部の上面は、前記第1歩行面及び第2歩行面よりも高い位置にある、
請求項14に記載の歩行訓練装置。 - 前記少なくとも2つの第1歩行面、第2歩行面の後側が、被訓練者が第1歩行面ないし第2歩行面に乗り降りする昇降経路となっており、前記昇降経路の側方に位置して操作パネルが設けてある、
請求項1〜15いずれか1項に記載の歩行訓練装置。 - 前記少なくとも2つの第1歩行面、第2歩行面の後側には、介助者が載る補助台が設けられ、前記操作パネルは、前記補助台上の介助者が操作可能な位置に設けてある、
請求項16に記載の歩行訓練装置。
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CN114569955A (zh) * | 2022-01-19 | 2022-06-03 | 同济大学 | 一种多目标迈步训练装置 |
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