JP2016146701A - 集積回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】マイコン70に異常が生じた場合であっても、スイッチング素子Sup〜Swpの駆動信号gup〜gwnを生成できる集積回路を提供する。【解決手段】1チップ化された集積回路80には、監視部81、RDコンバータ83及び駆動信号生成部87が内蔵されている。監視部81は、駆動信号gup〜gwnを生成するために用いる電圧指令値を算出するマイコン70を監視対象とし、マイコン70の異常の有無を判断する。RDコンバータ83は、角度センサ44(レゾルバ)の出力信号をモータジェネレータ40の回転角情報に変換する。駆動信号生成部87は、監視部81によってマイコン70が異常である旨判断された場合、マイコン70によって算出された情報によらず、RDコンバータ83からの回転角情報に基づいて駆動信号gup〜gwnを生成する機能を有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、電力変換回路に電気的に接続された回転電機の制御システムに適用される1チップ化された集積回路に関する。
この種の集積回路としては、下記特許文献1に見られるように、RDコンバータと、回転電機(モータ)を駆動制御するためのマイコンとを内蔵するものが知られている。詳しくは、RDコンバータは、レゾルバからのモータの回転角信号をデジタル信号に変換する。マイコンは、RDコンバータによって変換されたデジタル信号に基づいて、スイッチング素子の駆動信号(PWM信号)を生成する。
特許第5141149号公報
ところで、マイコンに異常が生じた場合、マイコンから出力される信号の信頼性が低下し得る。信頼性の低下した信号に基づいてスイッチング素子駆動用の駆動信号を生成すると、例えばモータの制御性が低下する懸念がある。
本発明は、マイコンに異常が生じた場合であっても、スイッチング素子の駆動信号の信頼性を低下させることなく、駆動信号を生成できる集積回路を提供することを主たる目的とする。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
本発明は、電力変換回路(30)に電気的に接続された回転電機(40)の制御システムに適用される1チップ化された集積回路(80)において、前記電力変換回路を構成するスイッチング素子(Sup〜Swn)の駆動信号を生成する駆動信号生成部(87)と、当該集積回路とは別に設けられるマイコン(70)であって、前記駆動信号を生成するために用いる情報である生成用情報を算出するマイコンを監視対象とし、前記マイコンの異常の有無を判断する監視部(81)と、前記回転電機の回転角に応じた出力信号を出力する角度センサ(44)の出力信号が入力され、前記角度センサの出力信号を前記回転電機の回転角情報に変換する角度変換部(83)と、が内蔵されており、前記駆動信号生成部は、前記監視部によって前記マイコンが異常である旨判断されていない場合、前記マイコンによって算出された前記生成用情報と、前記角度変換部によって変換された前記回転角情報とに基づいて、前記回転電機を駆動制御するための前記駆動信号を生成し、前記監視部によって前記マイコンが異常である旨判断された場合、前記生成用情報によらず、前記回転角情報に基づいて前記駆動信号を生成可能に構成されていることを特徴とする。
本発明にかかる集積回路は、マイコンを監視対象とする監視部、角度センサの出力信号を回転電機の回転角情報に変換する角度変換部、及びスイッチング素子の駆動信号を生成する駆動信号生成部を内蔵している。そして、監視部によってマイコンが異常である旨判断されていない場合、駆動信号生成部により、マイコンによって算出された上記生成用情報と、角度変換部によって変換された回転角情報とに基づいて、回転電機を駆動制御するための駆動信号が生成される。これにより、生成された駆動信号に基づいてスイッチング素子が駆動され、回転電機が駆動制御される。
ここで本発明では、スイッチング素子の駆動信号を生成する駆動信号生成部、及び駆動信号の生成に必要な回転角情報を出力する角度変換部が、マイコンとは別に設けられた集積回路に内蔵されている。このため、監視部によってマイコンが異常である旨判断された場合であっても、マイコンによって算出された生成用情報によらず、駆動信号生成部により、角度変換部から出力された回転角情報に基づいて駆動信号を生成することができる。すなわち、マイコンによらず、集積回路においてマイコン異常時のフェールセーフのための駆動信号を生成することができる。このため、駆動信号の信頼性の低下を回避できる。これにより、監視部によってマイコンが異常である旨判断された場合であっても、例えば回転電機の駆動制御を継続するために、スイッチング素子を駆動させることができる。
車載モータ制御システムの全体構成図。 電気角に含まれる誤差を示す図。 集積回路における電気角に含まれる誤差の除去処理を示すブロック図。 マイコンにおける変調率及び電圧位相の算出処理を示すブロック図。 集積回路における駆動信号生成部の処理を示すフローチャート。 車両停止時における放電制御処理を示すブロック図。 PWMを用いたゼロトルク制御処理を示すブロック図。 パルスパターンを用いたゼロトルク制御処理を示すブロック図。 V/f制御処理を示すブロック図。
以下、本発明にかかるスイッチング素子駆動用の集積回路を、車載主機として回転電機(モータジェネレータ)及びエンジンを備える車両(パラレルハイブリッド車)に適用した一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、車両は、高圧バッテリ10、昇圧コンバータ20、インバータ30、モータジェネレータ40、駆動輪50、及び制御装置60を備えている。
モータジェネレータ40は、車載主機であり、駆動輪50と動力伝達可能とされている。モータジェネレータ40は、インバータ30、昇圧コンバータ20及びシステムメインリレー11を介して、高圧バッテリ10に電気的に接続されている。モータジェネレータ40は、3相巻線が中性点にてY結線されている。本実施形態では、モータジェネレータ40として、永久磁石同期モータを用いており、より具体的には、突極機である埋め込み磁石同期モータIPMSMを用いている。なお、高圧バッテリ10は、例えば百V以上となる端子間電圧を有する蓄電池である。高圧バッテリ10としては、例えば、リチウムイオン蓄電池や、ニッケル水素蓄電池を用いることができる。
昇圧コンバータ20は、第1コンデンサ21、第2コンデンサ22、リアクトル23、及び上,下アーム昇圧スイッチング素子Scp,Scnの直列接続体を備えている。詳しくは、第1コンデンサ21には、システムメインリレー11を介して高圧バッテリ10が並列接続されている。第1コンデンサ21の第1端には、リアクトル23を介して各昇圧スイッチング素子Scp,Scnの接続点が接続されている。各昇圧スイッチング素子Scp,Scnの直列接続体には、第2コンデンサ22が並列接続されている。これにより、昇圧コンバータ20は、各昇圧スイッチング素子Scp,Scnのオンオフによって、高圧バッテリ10の端子間電圧を所定の電圧(例えば「650V」)を上限として昇圧する機能を有する。ちなみに本実施形態では、各昇圧スイッチング素子とScp,Scnして、電圧制御形の半導体スイッチング素子を用いており、具体的にはIGBTを用いている。各昇圧スイッチング素子Scp,Scnには、各フリーホイールダイオードDcp,Dcnが逆並列に接続されている。
インバータ30は、U,V,W相上アームスイッチング素子Sup,Svp,Swpと、U,V,W相下アームスイッチング素子Sun,Svn,Swnとの直列接続体を3組備えている。各直列接続体は、第2コンデンサ22に並列接続されている。各直列接続体の接続点には、モータジェネレータ40のU,V,W相巻線の一端が接続されている。ちなみに本実施形態では、各スイッチング素子とSup〜Swnして、電圧制御形の半導体スイッチング素子を用いており、具体的にはIGBTを用いている。各スイッチング素子Sup,Sun,Svp,Svn,Swp,Swnには、各フリーホイールダイオードDup,Dun,Dvp,Dvn,Dwp,Dwnが逆並列に接続されている。なお、昇圧コンバータ20に代えて、インバータ30が第2コンデンサ22を備えていてもよい。
本実施形態にかかる制御システムは、第1電圧センサ41、第2電圧センサ42、相電流センサ43、及び角度センサ44を備えている。第1電圧センサ41は、第1コンデンサ21の端子間電圧を検出する第1電圧検出手段であり、第2電圧センサ42は、第2コンデンサ22の端子間電圧を検出する第2電圧検出手段である。相電流センサ43は、モータジェネレータ40に流れる各相電流(3相固定座標系における電流)を検出する相電流検出手段である。なお、相電流センサ43は、3相の電流のうち少なくとも2相の電流を検出できればよい。
角度センサ44は、モータジェネレータ40の回転角(電気角)を検出するためのセンサである。本実施形態では、角度センサ44として、レゾルバを用いている。詳しくは、本実施形態にかかるレゾルバは、1次側コイル、及び第1,第2の2次側コイルを備える1相励磁2相出力型のものである。モータジェネレータ40の回転子(ロータ)には、1次側コイルが連結されている。1次側コイルは、制御装置60(具体的には、後述する集積回路80のRDコンバータ83(レゾルバデジタルコンバータ))から出力された正弦波状の励磁信号Refによって励磁される。励磁信号Refによって1次側コイルに生じた磁束は、第1,第2の2次側コイルを鎖交する。この際、1次側コイルと第1,第2の2次側コイルとの相対的な配置関係が回転子の電気角θに応じて周期的に変化するため、第1,第2の2次側コイルを鎖交する磁束数は、周期的に変化する。本実施形態では、第1,第2の2次側コイルのそれぞれに生じる電圧の位相が互いに「π/2」だけずれるように第1,第2の2次側コイルと1次側コイルとが配置されている。これにより、第1,第2の2次側コイルのそれぞれの出力電圧は、励磁信号Scを変調波sinθ、cosθのそれぞれによって変調した被変調波となる。より具体的には、励磁信号Refを「sinΩt」とすると、被変調波はそれぞれ「sinθ×sinΩt」,「cosθ×sinΩt」となる。本実施形態では、以降、各2次側コイルのそれぞれの出力電圧(アナログ信号)を、単にSIN,COSと記載することとする。
制御システムには、さらに、電源回路45が備えられている。電源回路45は、制御装置60等の電力供給源となる。
制御装置60は、マイコン70と、1チップ化された集積回路80とを備えている。制御装置60は、電源回路45を電力供給源とし、モータジェネレータ40の制御量(本実施形態では、トルク)をその指令値(指令トルク)に制御すべく、昇圧コンバータ20及びインバータ30を操作する。詳しくは、制御装置60は、昇圧コンバータ20の各昇圧スイッチング素子Scp,Scnをオンオフする。また、制御装置60は、インバータ30のスイッチング素子Sup,Sun,Svp,Svn,Swp,Swnをオンオフすべく、駆動信号gup,gun,gvp,gvn,gwp,gwnを、各スイッチング素子Sup〜Swnに対して個別に設けられた駆動回路Drに対して出力する。ここで、上アーム側の駆動信号gup,gvp,gwpと、対応する下アーム側の駆動信号gun,gvn,gwnとは、互いに相補的な信号となっている。換言すれば、上アームスイッチング素子Sup、Svp,Swpと、対応する下アームスイッチング素子Sun,Svn,Swnとは、交互にオンされる。なお、図1では、各昇圧スイッチング素子Scp,Scnを駆動する駆動回路の図示を省略している。
ちなみに、本実施形態では、高圧バッテリ10、昇圧コンバータ20、各駆動回路Dr、インバータ30、及びモータジェネレータ40が車載高圧システムを構成しており、制御装置60及び電源回路45が、高圧システムと電気的に絶縁された車載低圧システムを構成している。
制御装置60において、マイコン70は、第1指令値算出部71を内蔵している。集積回路80は、マイコン70の動作を監視する機能及び電源回路45の制御機能を有する集積回路に、モータジェネレータ40の回転角検出機能、及び上記駆動信号生成機能を内蔵したASIC(Application Specific Integrated Circuit)として構成されている。詳しくは、集積回路80は、監視部81、電源制御部82、RDコンバータ83(「角度変換部」に相当)、補正部84、電圧取得部85、第2指令値算出部86、駆動信号生成部87、バッファ回路88、及び電流取得部89を内蔵している。以下、マイコン70及び集積回路80について詳しく説明する。
集積回路80において、監視部81は、マイコン70を監視対象とし、マイコン70が異常である旨判断した場合、マイコン70に対してリセット信号RESETを出力する機能を有する。詳しくは、監視部81は、ウォッチドッグ信号が所定時間内にマイコン70から監視部81に入力されないと判断した場合、マイコン70に異常が生じている旨判断する。リセット信号RESETがマイコン70に入力されると、マイコン70がリセットされる。
電源制御部82は、電源回路45から制御装置60に出力される直流電圧を検出し、検出した直流電圧を目標電圧に制御すべく、電源回路45を操作する機能を有する。また、電源制御部82は、電源回路45から出力された直流電圧の検出値に基づいて、電源回路45に異常が生じているか否かを判断する監視機能も有する。具体的には、電源制御部82は、直流電圧の検出値がその許容下限値であると判断した場合、又は直流電圧の検出値がその許容上限値であると判断した場合、電源回路45に異常が生じている旨判断する。
RDコンバータ83は、角度センサ44に対して上記励磁信号Refを出力する機能を有する。RDコンバータ83は、また、角度センサ44から出力されたアナログ信号SIN,COSをデジタル信号に変換する機能も有する。変換されたデジタル信号は、補正部84に入力される。補正部84は、デジタル信号に基づいて、補正された電気角θcを算出する。以下、補正部84について説明する。
まず、図2を用いて、角度センサ44の検出角度(以下、レゾルバ角度)に含まれる誤差について説明する。図2は、レゾルバ角速度が一定である場合のレゾルバ角度の推移を示す。上記誤差としては、変動誤差βと遅れ誤差γとがある。まず、変動誤差βについて説明すると、変動誤差βは、レゾルバ角度1周期の整数倍の周期を有する正弦波状の誤差である。すなわち、変動誤差βが含まれる場合のレゾルバ角度は、実際のレゾルバ角度に変動誤差βが重畳された値となる。なお、図2に2点鎖線にて、レゾルバ角度の1周期と同じ周期を有する変動誤差βが実際のレゾルバ角度(図中破線)に含まれる場合のレゾルバ角度の推移を例示した。
次に、遅れ誤差γについて説明すると、遅れ誤差γが含まれる場合のレゾルバ角度は、実際のレゾルバ角度(図中破線)に対して所定角遅れた値(図中一点鎖線)となる。具体的には例えば、レゾルバ角度1周期と同じ周期を有する変動誤差βに加えて、遅れ誤差γが含まれる場合のレゾルバ角度は、図中実線にて示すように、実際のレゾルバ角度に対して所定角遅れた値に変動誤差βが重畳された値となる。
ここで、レゾルバ角度に遅れ誤差γや変動誤差βが含まれる場合、レゾルバ角度の把握精度が低下し、ひいては電気角の把握精度が低下する。その結果、モータジェネレータ40のトルク制御性が低下するおそれがある。特に、上記遅れ誤差γは、レゾルバ角速度が高くなるほど大きくなる傾向にある。このため、インバータ30が高周波数域でスイッチング操作される場合には、モータジェネレータ40のトルク制御性の悪化が顕著となるおそれがある。
こうした事態を回避すべく、本実施形態では、集積回路80に補正部84が内蔵されている。以下、図3を用いて、補正部84の処理について説明する。図3に示すように、角度算出部84aは、RDコンバータ83によって変換されたデジタル信号に基づいて、レゾルバ角度を算出する。なお、角度算出部84aは、例えばエンコーダを備えて構成されている。速度算出部84bは、角度算出部84aから出力されたレゾルバ角度に基づいて、レゾルバ角速度NRを算出する。
遅れ補正量設定部84cは、速度算出部84bから出力されたレゾルバ角速度NRに基づいて、遅れ補正量ΔC(≧0)を設定する。詳しくは、レゾルバ角速度NRが高いほど、遅れ補正量ΔCを大きく設定する。ここで本実施形態では、遅れ補正量ΔCについて、回転子の電気角の進角側(回転子の回転方向)を正としている。
加算部84dは、角度算出部84aから出力されたレゾルバ角度と、遅れ補正量設定部84cから出力された遅れ補正量ΔCとを加算する。これにより、レゾルバ角度から遅れ誤差γが除去される。
変動誤差除去部84eは、レゾルバ角度から変動誤差βを除去する。ここで、変動誤差βの除去手法としては、例えば特開2004−242370号公報に記載されている周知の手法を用いればよい。この手法について簡単に説明すると、まず、レゾルバ角速度NRが一定となる状況下、又はレゾルバ角速度NRの変動が少ない状況下において、規定期間におけるレゾルバ角度の平均値に基づいて、レゾルバ角度の予測値を算出する。ここで、規定期間は、レゾルバ角度の1周期とする。そして算出された予測値と、加算部84dの出力値との差に基づいて、次回の規定期間においてレゾルバ角度の増減補正を行う。なお、図3には、補正部84によって変動誤差β及び遅れ誤差γが除去されたレゾルバ角度に基づいて算出された電気角をθcにて示した。
先の図1に戻り、マイコン70において、第1指令値算出部71は、第2電圧センサ42によって検出された電圧(以下、第2電圧VH)と、相電流センサ43によって検出された相電流と、集積回路80の補正部84から出力された電気角θcとに基づいて、駆動信号gup〜gwnを生成するための情報を算出する。図4に、本実施形態にかかる第1指令値算出部71の処理のブロック図を示す。なお本実施形態では、トルクフィードバック制御を例にして説明する。
2相変換部71aは、相電流センサ43によって検出された相電流、及び電気角θcに基づいて、3相固定座標系におけるU,V,W相電流を2相回転座標系(dq座標系)におけるd軸電流idr及びq軸電流iqrに変換する。速度算出部71bは、電気角θcに基づいて電気角速度ωを算出する。
指令電圧算出部71cは、指令トルクTrq*を入力として、規格化電圧振幅「Vn/ω」を算出する。ここで、規格化電圧振幅「Vn/ω」とは、2相回転座標系におけるインバータ30の出力電圧ベクトルVの振幅指令値(以下、電圧振幅Vn)を電気角速度ωで除算した値のことである。なお、出力電圧ベクトルVの振幅Vnは、上記出力電圧ベクトルVのd軸成分vdの2乗値及びq軸成分の2乗値の和の平方根として定義される。また、電圧振幅Vnは、例えば、指令トルクTrq*及び電圧振幅Vnが関係付けられたマップを用いて算出すればよい。
速度乗算部71dは、規格化電圧振幅「Vn/ω」に電気角速度ωを乗算することで、電圧振幅Vnを算出する。変調率算出部71eは、第2電圧VHで電圧振幅Vnを規格化した値である変調率Mを算出する。
トルク推定器71fは、2相変換部71aから出力されたd軸電流idr及びq軸電流iqrに基づいて、モータジェネレータ40の推定トルクTeを算出する。ここで、推定トルクTeは、d軸電流idr及びq軸電流iqrと推定トルクTeとの関係を記憶したマップを用いて算出してもよいし、モデル式を用いて算出してもよい。
トルク偏差算出部71gは、指令トルクTrq*から推定トルクTeを減算することでトルク偏差ΔTを算出する。
位相算出部71hは、トルク偏差ΔTに基づいて、推定トルクTeを指令トルクTrq*にフィードバック制御するための操作量として電圧位相δを算出する。本実施形態では、トルク偏差ΔTを入力とする比例積分制御によって電圧位相δを算出する。
先の図1に戻り、集積回路80において、電圧取得部85は、第1電圧センサ41によって検出された電圧(以下、第1電圧VL)、及び第2電圧VHを取得する。電流取得部89は、相電流センサ43によって検出された相電流を取得する。
第2指令値算出部86には、電圧取得部85によって取得された電圧、電流取得部89によって取得された相電流、及び補正部84から出力された電気角θcが入力される。第2指令値算出部86は、監視部81によってマイコン70に異常が生じていない旨判断された場合、又は電源制御部82によって電源回路45に異常が生じていない旨判断された場合、第1指令値算出部71から出力された電圧指令値(変調率M,電圧位相δ)をスルーして駆動信号生成部87に対して出力する。一方、第2指令値算出部86は、監視部81によってマイコン70に異常が生じている旨判断された場合、又は電源制御部82によって電源回路45に異常が生じている旨判断された場合、駆動信号を生成するための電圧指令値を自ら生成する機能を有する。この機能については、後に詳述する。
駆動信号生成部87は、補正部84から出力された電気角θc、電圧取得部85によって取得された電圧VL,VH、及びマイコン70の第1指令値算出部71から出力された変調率M,電圧位相δに基づいて、駆動信号gup〜gwnを生成する。駆動信号gup〜gwnは、例えば以下のように生成すればよい。駆動信号生成部87は、変調率M毎に、電気角の1周期における駆動信号の波形(パルスパターン)をマップデータとして記憶している。駆動信号生成部87は、入力された変調率Mに該当するパルスパターンを選択する。パルスパターンが選択されると、駆動信号生成部87は、パルスパターンの出力タイミングを電圧位相δに基づいて設定することで、駆動信号gup〜gwnを生成する。
ちなみに駆動信号gup〜gwnの生成手法としては、例えば以下に説明する電流フィードバック制御によるものであってもよい。マイコン70の第1指令値算出部71は、相電流及び電気角θcに基づいて、d,q軸電流idr,iqrをd,q軸指令電流にフィードバック制御するための操作量として、モータジェネレータ40の3相固定座標系における3相指令電圧を算出し、第2指令値算出部86に対して出力する。駆動信号生成部87は、第2指令値算出部86を介して入力された3相指令電圧及び第2電圧VHに基づいて、駆動信号gup〜gwnを生成する。詳しくは、第2電圧VHに基づいて規格化された3相指令電圧と、キャリア信号(例えば、三角波信号)との大小比較に基づくPWM処理により、駆動信号gup〜gwnを生成する。
駆動信号生成部87によって生成された各駆動信号gup〜gwnは、各スイッチング素子Sup〜Swnに対応するバッファ回路88と、バッファ回路88によって駆動される図示しない絶縁素子(例えばフォトカプラ)とを介して、各駆動回路Drに出力される。これにより、各スイッチング素子Sup〜Swnが駆動される。
続いて、図5を用いて、監視部81によってマイコン70に異常が生じている旨判断された場合、又は電源制御部82によって電源回路45に異常が生じている旨判断された場合に実行される第2指令値算出部86の処理について説明する。なお、図5に示す処理は、第2指令値算出部86によって例えば所定周期で繰り返し実行される。
この一連の処理では、まずステップS10において、マイコン70に異常が生じている旨が監視部81から通知されているか否かを判断する。ステップS10において肯定判断した場合には、ステップS11に進み、異常判定フラグFの値を1とする。異常判定フラグFは、1によってマイコン70又は電源回路45に異常が生じていることを示し、0によって上記異常が生じていないことを示す。なお、異常判定フラグFの初期値は0に設定されている。
ステップS10において否定判断した場合や、ステップS11の処理が完了した場合には、ステップS12に進む。ステップS12では、電源回路45に異常が生じている旨が電源制御部82から通知されているか否かを判断する。ステップS10において肯定判断した場合には、ステップS13に進み、異常判定フラグFの値を1とする。
ステップS12において否定判断した場合や、ステップS13の処理が完了した場合には、ステップS14に進む。ステップS14では、異常判定フラグFの値が1であるか否かを判断する。ステップS14において否定判断した場合には、ステップS15に進み、第1指令値算出部71から入力された電圧指令値(具体的には、変調率M及び電圧位相δ)をスルーして駆動信号生成部87に出力する。これにより、マイコン70から出力された変調率M及び電圧位相δと、補正部84から出力された電気角θcとを入力として、モータジェネレータ40を回転駆動させるための駆動信号gup〜gwnが生成される。
一方、ステップS14において肯定判断した場合には、ステップS16に進み、マイコン70からの上記電圧指令値を含む信号を無効化する。この処理は、不正確な駆動信号gup〜gwnが生成される事態を的確に回避するための処理である。つまり、マイコン70に異常が生じている場合や、電源回路45に異常が生じてマイコン70の電源電圧が適切な電圧でない場合、マイコン70によって算出された変調率M及び電圧位相δが不正確な値となり得る。この場合、マイコン70によって算出された不正確な変調率M及び電圧位相δに基づいて、第2指令値算出部86によって電圧指令値を算出すると、駆動信号が不正確なものとなり、後述する放電制御や退避走行制御を適切に行うことができない懸念がある。そこで、監視部81によってマイコン70に異常が生じている旨判断された場合、又は電源制御部82によって電源回路45に異常が生じている旨判断された場合、第2指令値算出部86に入力された変調率M及び電圧位相δを無効化し、不正確な駆動信号が生成される事態を回避する。
続くステップS17では、第1,第2コンデンサ21,22の放電制御、又は車両の退避走行制御を行うための電圧指令値を算出する処理を行う。以下、この処理の具体例について説明する。
<1.放電制御について>
放電制御は、第1,第2コンデンサ21,22の蓄積電荷を放電すべく、システムメインリレー11をオフさせた状態で、インバータ30の上,下アームスイッチング素子Sup〜Swnを駆動させる駆動信号gup〜gwnを、補正部84から出力された電気角θcを入力として生成するものである。本実施形態では、放電制御時の電圧指令値を、図6又は図7に示す処理によって算出する。
まず、図6を用いて説明する。図6に示す処理は、例えば車両の停止時において実行される。電圧指令生成部86aは、外部(例えば、制御装置60よりも上位の制御装置)から放電指令が入力されることにより、電圧振幅Vn及び電圧位相δを算出する。本実施形態では、電流取得部89によって取得された相電流に基づいて、電圧振幅Vn及び電圧位相δを算出する。このため、モータジェネレータ40に流れる電流をフィードバックしながら放電制御を行うことができ、モータジェネレータ40の温度等によってモータジェネレータ40を構成する巻線抵抗値が変化する場合であっても、電流を高精度に調整しつつ放電制御を行うことができる。
なお、放電指令は、例えば、上記の制御装置によって車両が衝突したと判断された場合に入力される。ここで、衝突したか否かは、例えば、車両に備えられる加速度センサの検出値に基づいて判断すればよい。
また、電流取得部89が集積回路80に備えられない構成においては、予め定められた電圧振幅Vn及び電圧位相δを3相変換部86bに対して出力すればよい。
3相変換部86bは、電圧指令生成部86aから出力された電圧振幅Vn及び電圧位相δと、補正部84から出力された電気角θcとに基づいて、3相固定座標系における3相指令電圧を算出し、駆動信号生成部87に対して出力する。
駆動信号生成部87において、変調器87aは、3相変換部86bから出力された3相指令電圧と、第2電圧VHとに基づいて、駆動信号gup〜gwnを生成する。詳しくは、第2電圧VHに基づいて規格化された3相指令電圧と、キャリア信号との大小比較に基づくPWM処理により、駆動信号gup〜gwnを生成する。
ここで上記放電制御において、q軸電流を0としつつ、d軸電流の絶対値を0よりも大きくするような電圧振幅Vn及び電圧位相δ(δ=0deg又は180deg)を設定することにより、モータジェネレータ40の出力トルクをゼロとすることができる。第1,第2コンデンサ22の放電制御に伴いモータジェネレータ40が回転駆動されることを回避する。
なお、電圧取得部85によって取得された各電圧VL,VHに基づいて、放電制御を行うための駆動信号gup〜gwnを生成することもできる。これにより、例えば、電圧指令値(3相指令電圧)を第2電圧VHに基づいて規格化することができ、電圧指令値どおりの駆動信号gup〜gwnを生成することができる。したがって、モータジェネレータ40に流す電流量をより正確に制御することができる。また例えば、各コンデンサ21,22の端子間電圧をモニタできることにより、各コンデンサ21,22の放電終了タイミングを把握することもできる。
また、電圧取得部85によって取得された各電圧VL,VHが高い場合、各電圧VL,VHが低い場合よりも各コンデンサ21,22の放電スピードを高くするような駆動信号gup〜gwnを生成してもよい。これにより、例えば規定時間内に的確に各コンデンサ21,22の端子間電圧を安全なレベルまで低下させることができる。
さらに、モータジェネレータ40とインバータ30との間が断線したと判断された場合、インバータ30の同相の上,下アームスイッチング素子をオンさせる放電制御を行ってもよい。この手法は、モータジェネレータ40を各コンデンサ21,22の放電に使用することができない場合に有効である。なお、同相の上,下アームスイッチング素子のオンオフ1周期に対するオン時間の比率であるDutyを、各電圧VH,VLが低いほど高くしてもよい。
ちなみに、電気角θcによればd軸方向を把握できることから、電圧指令値の算出において、第2電圧VH及び相電流は必須ではない。詳しくは、電圧取得部85が集積回路80に備えられない構成においては、変調器87aで用いる第2電圧VHとして、例えば、予め定められた固定値を用いてもよい。また、変調器87aで用いる第2電圧VHとして、例えば、マイコン70に異常が生じる前に、マイコン70から通信等により取得された第2電圧VHを用いてもよい。
<2.退避走行制御について>
この制御は、モータジェネレータ40を回転駆動させ、車両に退避走行を行わせるための駆動信号gup〜gwnを生成するものである。退避走行制御は、例えば、ドライバによって車両の走行が指示されていることを条件として行えばよい。ここで、車両の走行が指示されているか否かは、例えば、ドライバによって操作されるアクセル操作部材(アクセルペダル)の操作状態に基づいて判断すればよい。以下、本実施形態にかかる退避走行制御時の電圧指令値の算出手法について説明する。
まず、図7を用いて説明する。なお、図7において、先の図6に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一の符号を付している。
第2指令値算出部86において、回転速度算出器86cは、電気角θcに基づいて、電気角速度ωを算出する。
電圧指令生成部86dは、ゼロトルク指令(Trq*=0)を実現するための電圧振幅Vn及び電圧位相δを算出する。本実施形態では、q軸電流を0としつつ、d軸電流の絶対値を0よりも大きくするような電圧振幅Vn及び電圧位相δ(δ=90deg)を設定することにより、モータジェネレータ40の出力トルクをゼロとする。ここでは、電圧振幅Vnを電気角速度ωに基づいて算出することで、モータジェネレータ40に流れる電流(d軸電流)を低減することができる。電圧指令生成部86dから出力された電圧振幅Vn及び電圧位相δは、3相変換部86bに入力される。
上述したゼロトルク制御によれば、モータジェネレータ40の出力トルクをゼロにできる。このため、車両走行中であってかつモータジェネレータ40の回転駆動中にマイコン70又は電源回路45に異常が生じた場合、モータジェネレータ40の出力トルクに邪魔されることなく、例えば、エンジン制御によって車両制御を行うことができる。
ここで本実施形態において、変調器87aは、マイコン70又は電源回路45に異常が生じた旨が第2指令値算出部86から通知されてかつ、電気角速度ωが所定速度ωth以下であると判断した場合、バッファ回路88に対する駆動信号gup〜gwnの出力を停止する遮断機能を有している。これは、モータジェネレータ40の低回転時においては、モータジェネレータ40を介して車両の運動エネルギを電気エネルギに変換する回生が実施されないことに基づくものである。インバータ30を構成する全てのスイッチング素子Sup〜Swnをオフさせることで、安全性を向上させることができる。
ちなみに、電気角θcによればd軸方向を把握できることから、電圧指令値の算出において、第2電圧VH及び相電流は必須ではない。例えば、電圧取得部85が集積回路80に備えられない構成においては、変調器87aで用いる第2電圧VHとして、例えば、予め定められた固定値を用いてもよい。また、変調器87aで用いる第2電圧VHとして、例えば、マイコン70に異常が生じる前に取得された第2電圧VHを用いてもよい。
また、ゼロトルク制御時における電圧指令値の算出手法として、電流取得部89によって取得された相電流に基づく上記電流フィードバック制御によるものを用いてもよい。この場合、電流を直接の制御量とすることから、ゼロトルク制御を高精度に行うことができる。
ここで図7に示した処理は、その一部を変更することにより、図8の処理とすることもできる。詳しくは、第2指令値算出部86は、3相変換部86bに代えて、変調率算出部86eを備えている。変調率算出部86eは、第2電圧VHで電圧振幅Vnを規格化した値である変調率Mを算出する。
駆動信号生成部87において、変調器87bは、変調率M及び電圧位相δに基づいて、上述したパルスパターンを用いた駆動信号gup〜gwnの生成を行う。なお、変調器87bは、上記遮断機能も有している。
続いて、図9を用いて説明する。図9に、V/f制御によってモータジェネレータ40を回転駆動させるような駆動信号gup〜gwnの生成処理を示す。なお、図9において、先の図7に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一の符号を付している。
第2指令値算出部86において、回転速度算出器86cは、補正部84から出力された電気角θcに基づいて電気角速度ωを算出する。指令速度算出器86fは、電気角速度ωに基づいて、電気角速度の指令値(指令回転速度ω*)を算出する。指令回転速度ω*は、例えば、高速回転しているモータジェネレータ40をどの程度の変化速度で、また、どの回転速度まで低下させたいかの観点から可変設定される。
電圧指令生成部86gは、指令回転速度ω*に基づくV/f制御により、3相指令電圧を算出する。ここで、3相指令電圧の振幅は、指令回転速度ω*に基づいて設定すればよい。具体的には例えば、指令回転速度ω*に固定値(>0)を乗算することによって上記振幅を設定することができる。また例えば、指令回転速度ω*と関係付けられた3相指令電圧の振幅が規定されるマップを用いて、上記振幅を設定することができる。ちなみに、電圧指令生成部86gにおいて算出された3相指令電圧は、例えば、指令回転速度ω*を積分演算することにより算出した電気角に同期させて変調器87aに対して出力すればよい。
ちなみに、退避走行制御としては、上述したものに限らない。モータジェネレータ40の回転速度を把握できることから、例えば、回転速度を目標回転速度にフィードバック制御するものであってもよい。また、変調器87aにおいて、第2電圧VHは必須ではない。例えば、電圧取得部85が集積回路80に備えられない構成においては、変調器87aで用いる第2電圧VHとして、例えば、予め定められた固定値を用いてもよい。さらに、変調器87aで用いる第2電圧VHとして、例えば、マイコン70に異常が生じる前に取得された第2電圧VHを用いてもよい。加えて、回転速度算出器86cによって算出された電気角速度ωを電圧指令生成部86gに直接入力することにより、3相指令電圧を算出してもよい。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)インバータ30を構成する上,下アームスイッチング素子Sup〜Swnの駆動信号gup〜gwnを生成する駆動信号生成部87、及び駆動信号の生成に必要な電気角情報を出力するRDコンバータ83を、マイコン70とは別に設けられた単一の集積回路80に内蔵した。この構成によれば、集積回路80に内蔵された監視部81によってマイコン70が異常である旨判断された場合であっても、集積回路80が角度情報演算機能と駆動信号生成機能とを内蔵しているため、放電制御や退避走行のための駆動信号gup〜gwnを生成することができる。
(2)第2指令値算出部86及び駆動信号生成部87に加えて、マイコン70に対してRDコンバータ83から電気角情報が出力される構成とした。このため、駆動信号の生成に必要な電気角情報を生成するRDコンバータ83を、マイコン70に内蔵することを要しない。RDコンバータ83を内蔵するマイコンは、一般に、モータ駆動制御に特化したものとなり、コストが高い。このため、本実施形態によれば、マイコン70として、RDコンバータ83を内蔵しない汎用的なマイコンを用いることができる。これにより、集積回路80のコストを低減することができる。
(3)監視部81によってマイコン70に異常が生じている旨判断された場合、又は電源制御部82によって電源回路45に異常が生じている旨判断された場合、第2指令値算出部86に入力された変調率M及び電圧位相δを無効化した。このため、不正確な駆動信号が生成される事態を回避することができ、放電制御や退避走行制御を的確に行うことができる。また、駆動信号生成機能を有する集積回路80に監視部81及び電源制御部82を内蔵したため、マイコン70や電源回路45の異常時において、放電制御や退避走行制御に迅速に移行することもできる。
(4)集積回路80に補正部84を内蔵した。これにより、レゾルバ角度から変動誤差βと遅れ誤差γとを除去することができ、回転速度に基づく指令値の算出精度を向上させることができ、また、モータジェネレータ40のトルク制御の精度を向上させることができる。
(5)相電流及び第1,第2電圧VL,VHに基づいて、放電制御や退避走行制御を行った。このため、放電制御や退避走行制御を的確に行うことができる。
(6)回生が実施されないモータジェネレータ40の低回転時において、マイコン70又は電源回路45に異常が生じた場合、インバータ30を構成するスイッチング素子Sup〜Swn全てをオフさせた。これにより、マイコン70等の異常時における車両安全性を向上させることができる。
(その他の実施形態)
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・第1電圧VL又は第2電圧VHのいずれか一方のみをモニタしつつ、放電制御を行ってもよい。これは、第2コンデンサ22の端子間電圧が放電制御によって低下すると、第1コンデンサ21に蓄積された電荷がフリーホイールダイオードDcpを介して放電されることによる。
・補正部84において、変動誤差β又は遅れ誤差γのいずれか一方のみを除去してもよい。
・角度センサ44(レゾルバ)としては、1相励磁2相出力型のものに限らない。例えば、2相励磁2相出力型のものであってもよい。詳しくは、このレゾルバは、一対の1次側コイルのそれぞれに振幅が同一であってかつ位相が互いに90度異なる交流電圧信号を入力することにより、一対の2次側コイルのそれぞれから位相が互いに90度異なってかつ回転子の電気角に応じた一対の出力信号を出力するものである。
・上記実施形態では、マイコン70に対してリセット信号RESETを出力する機能を監視部81が備えたが、この機能は必須ではない。
また、角度センサ44としては、レゾルバに限らず、モータジェネレータ40の電気角に応じた出力信号を出力するセンサであれば、他の角度センサであってもよい。
・インバータ30や昇圧コンバータ20を構成するスイッチング素子としては、IGBTに限らず、例えばMOSFETであってもよい。また、制御システムから昇圧コンバータ20を除去してもよい。この場合、インバータ30に、システムメインリレー11を介して高圧バッテリ10が接続されることとなる。
・角度変換部としては、RDコンバータ83の機能を備えるものに限らず、例えば、A相信号、B相信号及びZ相信号などを受けて角度に変換するエンコーダであってもよい。
・回転電機がIPMSMでない場合、その回転電機の特性に応じた指令値に基づいて駆動信号を生成することにより、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、IPMSM以外の回転電機としては、例えば、表面磁石同期モータSPMSMや、誘導機IM、シンクロナスリラクタンスモータSynRM等が挙げられる。
・車両としては、パラレルハイブリッド車に限らず、回転電機を備える車両であれば他の車両であってもよい。また、本発明の適用対象としては、車載回転電機の制御システムに限らない。
30…インバータ、40…モータジェネレータ、44…角度センサ、70…マイコン、80…集積回路、81…監視部、83…RDコンバータ、86…駆動信号生成部。

Claims (14)

  1. 電力変換回路(30)に電気的に接続された回転電機(40)の制御システムに適用される1チップ化された集積回路(80)において、
    前記電力変換回路を構成するスイッチング素子(Sup〜Swn)の駆動信号を生成する駆動信号生成部(87)と、
    当該集積回路とは別に設けられるマイコン(70)であって、前記駆動信号を生成するために用いる情報である生成用情報を算出するマイコンを監視対象とし、前記マイコンの異常の有無を判断する監視部(81)と、
    前記回転電機の回転角に応じた出力信号を出力する角度センサ(44)の出力信号が入力され、前記角度センサの出力信号を前記回転電機の回転角情報に変換する角度変換部(83)と、が内蔵されており、
    前記駆動信号生成部は、前記監視部によって前記マイコンが異常である旨判断されていない場合、前記マイコンによって算出された前記生成用情報と、前記角度変換部によって変換された前記回転角情報とに基づいて、前記回転電機を駆動制御するための前記駆動信号を生成し、前記監視部によって前記マイコンが異常である旨判断された場合、前記生成用情報によらず、前記回転角情報に基づいて前記駆動信号を生成可能に構成されていることを特徴とする集積回路。
  2. 前記監視部によって前記マイコンが異常である旨判断された場合、前記回転電機に印加する電圧指令値を算出する指令値算出部(86)がさらに内蔵されており、
    前記駆動信号生成部は、前記監視部によって前記マイコンが異常である旨判断された場合、前記指令値算出部によって算出された前記電圧指令値を入力として前記駆動信号を生成可能に構成されている請求項1に記載の集積回路。
  3. 前記指令値算出部は、前記回転電機の出力トルクがゼロとなる前記電圧指令値を算出する請求項2に記載の集積回路。
  4. 前記指令値算出部は、前記回転角情報を入力として前記回転電機の回転速度を算出する回転速度算出部(86c)を含み、前記回転速度算出部によって算出された回転速度、又は前記算出された回転速度に基づき算出された指令回転速度を入力として、前記電圧指令値を算出する請求項2又は3に記載の集積回路。
  5. 前記電力変換回路は、上アームスイッチング素子(Sup,Svp,Swp)及び下アームスイッチング素子(Sun,Svn,Swn)の直列接続体を前記スイッチング素子として備えるインバータ(30)を含み、
    前記直列接続体には、コンデンサ(22)が並列接続され、
    前記駆動信号生成部は、前記監視部によって前記マイコンに異常が生じている旨判断された場合、前記コンデンサの放電制御を行うための前記駆動信号であって、前記上アームスイッチング素子及び前記下アームスイッチング素子を駆動させる駆動信号を、前記回転角情報に基づいて生成可能に構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の集積回路。
  6. 前記制御システムは、前記回転電機の動力が駆動輪(50)に伝達可能な車両に搭載され、
    前記駆動信号生成部は、前記監視部によって前記マイコンに異常が生じている旨判断された場合、前記回転電機を回転駆動させて前記車両に退避走行を行わせるための前記駆動信号を、前記回転角情報に基づいて生成可能に構成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の集積回路。
  7. 前記電力変換回路は、上アームスイッチング素子(Sup,Svp,Swp)及び下アームスイッチング素子(Sun,Svn,Swn)の直列接続体を前記スイッチング素子として備えるインバータ(30)を含み、
    前記直列接続体には、コンデンサ(22)が並列接続され、
    前記コンデンサの端子間電圧に関する情報を取得する電圧取得部(85)がさらに内蔵されており、
    前記駆動信号生成部は、前記監視部によって前記マイコンに異常が生じている旨判断された場合、前記電圧取得部によって取得された情報に基づいて、前記駆動信号を生成可能に構成されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の集積回路。
  8. 前記回転電機に流れる電流に関する情報を取得する電流取得部(89)がさらに内蔵されており、
    前記駆動信号生成部は、前記監視部によって前記マイコンに異常が生じている旨判断された場合、前記電流取得部によって取得された情報に基づいて、前記駆動信号を生成可能に構成されている請求項1〜7のいずれか1項に記載の集積回路。
  9. 前記電力変換回路は、上アームスイッチング素子(Sup,Svp,Swp)及び下アームスイッチング素子(Sun,Svn,Swn)の直列接続体を前記スイッチング素子として備えるインバータ(30)を含み、
    前記駆動信号生成部は、前記監視部によって前記マイコンに異常が生じている旨判断された場合、前記回転角情報に基づいて算出した前記回転電機の回転速度が所定速度以下になることを条件として、前記上アームスイッチング素子及び前記下アームスイッチング素子全ての駆動を停止させるべく、前記駆動信号の出力を停止する請求項1〜8のいずれか1項に記載の集積回路。
  10. 前記角度変換部は、前記駆動信号生成部に加えて、前記マイコンに対して前記回転角情報を出力する請求項1〜9のいずれか1項に記載の集積回路。
  11. 当該集積回路は、前記監視部によって前記マイコンに異常が生じている旨判断された場合、前記マイコンから入力された前記生成用情報を無効化するように構成されている請求項1〜10のいずれか1項に記載の集積回路。
  12. 前記制御システムは、前記マイコンの電力供給源となる電源回路(45)を備え、
    前記電源回路から前記マイコンに供給される電圧を制御する機能、及び前記電源回路を監視する機能を有する電源制御部(82)がさらに内蔵されており、
    前記駆動信号生成部は、前記電源制御部によって前記電源回路に異常が生じている旨判断された場合にも、前記生成用情報によらず、前記回転角情報に基づいて前記駆動信号を生成可能に構成されている請求項1〜11のいずれか1項に記載の集積回路。
  13. 当該集積回路は、前記電源制御部によって前記電源回路に異常が生じている旨判断された場合、前記マイコンから入力される前記生成用情報を無効化するように構成されている請求項12に記載の集積回路。
  14. 前記角度センサの出力信号に基づいて検出された角度の1周期に対応する周期変動誤差と遅れ誤差とのうち少なくとも一方を除去すべく、前記角度変換部によって変換された前記回転角情報を補正する補正部(84)がさらに内蔵されている請求項1〜8のいずれか1項に記載の集積回路。
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