JP2016146694A - 回転電機 - Google Patents

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岳志 朝永
Takeshi Tomonaga
岳志 朝永
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Abstract

【課題】樹脂注入時に空気を外部に排出してボイドの形成を抑制すると共に樹脂の外部への流出を抑制する。
【解決手段】三相端子固定部材40のステータコアとの接触面42に、ステータコアの外周側と内周側とを連絡する5つの連絡溝44a〜44eを、いずれもステータコア30の外周側の端部と内周側の端部とがオフセットするように直角に折れ曲がる2つの屈曲部によりクランク状に形成する。樹脂注入時には、5つの連絡溝44a〜44eによりステータコアと固定型や可動型との間の空気を外部に排出するから、ステータコアと固定型や可動型との間にボイドが形成されるのを抑制することができる。また、樹脂が5つの連絡溝44a〜44eに流入しても、樹脂は、屈曲部の壁面に当接し、外部に流れ難くなるから、樹脂が外部へ流出するのを抑制することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転電機に関し、詳しくは、ステータコアに巻回されたコイルを樹脂モールドしてなる回転電機に関する。
従来、この種の回転電機としては、ステータコアの巻線を外部に導く導線が配置される配線板に複数の貫通孔(スリット)が形成されているものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この回転電機では、ステータコアを樹脂によりモールドする際に、配線板に形成された複数の貫通孔から空気を外部に排出することにより、残留空気により形成されるボイドの形成を抑制している。
特開2013−176183号公報
しかしながら、上述の回転電機では、ボイドの形成を抑制するために若干の圧力を作用させて樹脂を注入すると、配線板に形成された複数の貫通孔から樹脂が外部に流出し、異物を形成する場合が生じる。こうした異物は、モータケース内の油路詰まりなどの不具合を生じさせる要因となるため、好ましくない。
本発明の回転電機は、樹脂注入時に空気を外部に排出してボイドの形成を抑制すると共に樹脂の外部への流出を抑制することを主目的とする。
本発明の回転電機は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の回転電機は、
ステータコアに巻回されたコイルからの端子を前記ステータコアにおける軸方向の一端部に固定する端子固定部材が前記コイルと共に樹脂モールドされたステータを備える回転電機において、
前記端子固定部材は、前記ステータコアと接触する固定部材接触部に、前記ステータコアの内周側と外周側とを連絡する少なくとも1つの連絡溝が形成されており、
前記連絡溝には、直角を含む所定角度範囲内の所定角度で屈曲する屈曲部が形成されている、
ことを特徴とする。
この本発明の回転電機では、端子固定部材のステータコアと接触する固定部材接触部に、ステータコアの内周側と外周側とを連絡する少なくとも1つの連絡溝を形成する。この連絡溝を形成することにより、樹脂注入時に残留空気を外部に排出してボイドの形成を抑制することができる。また、本発明の回転電機では、連絡溝に、直角を含む所定角度範囲内の所定角度で屈曲する屈曲部を形成する。このため、連絡溝に流入した樹脂は、屈曲部の壁面に当接し、壁面に阻害されて屈曲して外側に流れ難くなる。この結果、樹脂が外部に流出するのを抑制することができる。
ここで、「所定角度範囲」としては、例えば45度から135度の角度範囲が好ましく、60度〜120度の角度範囲が更に好ましい。「連絡溝」としては、1つの屈曲部を有するだけでなく、直角に折れ曲がる2つの屈曲部を有するようにクランク状に形成するものとしてもよい。また、連絡溝は、屈曲部を含んで一部が拡幅されて樹脂を貯留する貯留部が形成されているものとしてもよい。こうすれば、樹脂は圧力が解放されると膨らむ傾向があるため、樹脂は貯留部に至ったときにある程度の圧力が解放されて膨らんで貯留するから、樹脂が外部に流出するのをより効果的に抑制することができる。
本発明の一実施例としての三相回転電機のステータコア30に樹脂注入する際の様子を模式的に説明する説明図である。 三相端子固定部材40のステータコア30との接触面側(図1においてA−A面)の形状を説明する説明図である。 変形例の連絡溝144a〜144eを説明する説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての三相回転電機のステータコア30に樹脂注入する際の様子を説明する説明図であり、図2は、三相端子固定部材40のステータコア30との接触面側(図1においてA−A面)の形状を説明する説明図である。なお、図2中、2点鎖線は、図テータコア30の外周を示している。
実施例のステータコア30は、電磁鋼板を打ち抜き加工などにより環状に形成したステータ部材31を複数積層して構成されており、図示しないスロットにより形成された図示しないティースには、集中巻きまたは分布巻きにより図示しない三相コイルが巻回されている。ステータコア30の上部には、三相コイルからのU相、V相、W相の3つのリード端子50u,50v,50wを外部に引き出すための三相端子固定部材40が取り付けられている。
三相端子固定部材40は、図1および図2に示すように、ステータコア30との接触面(底面)42にステータコア30の外周側と内周側とを連絡する5つの連絡溝44a〜44eが形成されている。5つの連絡溝44a〜44eは、いずれもステータコア30の外周側の端部と内周側の端部とがオフセットするように直角に折れ曲がる2つの屈曲部によりクランク状に形成されている。また、接触面42には、5つの連絡溝44a〜44eから離れた位置に、三相端子固定部材40をステータコア30に取り付ける際の位置決めを行なう2つの突起46a,46bが形成されている。なお、三相端子固定部材40の位置決めは、突起46a,46bがステータコア30に形成された図示しない位置決め用の凹部に嵌合することにより行なわれる。
樹脂注入は、固定型12にステータコア30を載置し、可動型14を取り付け、最下部の固定型12と可動型14との隙間に形成される樹脂注入口13から樹脂を注入することにより行なわれる。このとき、樹脂は、まず、ステータコア30とその下側の固定型12との間に注入される。ステータコア30と固定型12との間の空気は、注入された樹脂に押されてステータコア30と可動型14との隙間を通ってステータコア30の上側の可動型14との間の空間に至る。そして、5つの連絡溝44a〜44eを介してステータコア30の外周側の外部に排出される(図1中の矢印参照)。ステータコア30と固定型12との間への樹脂の注入が完了すると、樹脂はステータコア30と可動型14との隙間を通ってステータコア30の上側の可動型14との間に注入される。このときにも、ステータコア30と可動型14との間の空気は、注入された樹脂に押されて5つの連絡溝44a〜44eを介してステータコア30の外周側の外部に排出される。このように、三相端子固定部材40の接触面42にステータコア30の外周側と内周側とを連絡する5つの連絡溝44a〜44eを形成することにより、ステータコア30と可動型14との間の空気をこれらの連絡溝44a〜44eを介してステータコア30の外周側の外部に排出することができる。この結果、ステータコア30と可動型14との間に空気が残留することにより生じるボイドの形成を抑制することができる。
ステータコア30と可動型14との間への樹脂の注入がほぼ完了すると、樹脂は5つの連絡溝44a〜44eにも注入される。5つの連絡溝44a〜44eに流入した樹脂は、直角に折れ曲がる屈曲部の壁面に当接すると、壁面に阻害されて屈曲して外側に流れ難くなる。この結果、樹脂が外部に流出するのを抑制することができる。
以上説明した実施例の三相回転電機では、三相端子固定部材40の接触面42に、ステータコア30の外周側と内周側とを連絡する5つの連絡溝44a〜44eを、ステータコア30の外周側の端部と内周側の端部とがオフセットするように直角に折れ曲がる2つの屈曲部によりクランク状となるように形成する。これにより、固定型12と可動型14とを取り付けて樹脂を注入したときに、樹脂が5つの連絡溝44a〜44eから外部へ流出するのを抑制することができる。また、樹脂が5つの連絡溝44a〜44eから外部へ流出したときでも、ステータコア30の外部の異物量を低減することができる。もとより、ステータコア30と固定型12や可動型14との間に空気が残留することにより生じるボイドの形成を抑制することができる。
実施例の三相回転電機では、5つの連絡溝44a〜44eを、いずれもステータコア30の外周側の端部と内周側の端部とがオフセットするように直角に折れ曲がる2つの屈曲部によりクランク状に形成するものとしたが、直角に折れ曲がる1つの屈曲部だけを有するように形成するものとしてもよい。また、連絡溝に流入した樹脂が屈曲部の壁面に当接して流れ難くなればよいから、屈曲部の折れ曲がり角度は直角(90度)に限定されるものではなく80度や100度でもよく、60度から120度の範囲内の角度としたり、45度から135度の範囲内の角度としてもよい。
実施例の三相回転電機では、5つの連絡溝44a〜44eを、いずれも同一幅でクランク状に形成したが、図3の変形例に示すように、5つの連絡溝144a〜144eの屈曲部を含んで樹脂が貯留する貯留部を形成するものとしてもよい。樹脂は、圧力が解放されると膨らむ傾向があるため、樹脂が貯留部に至ったときにある程度の圧力が解放されて膨らんで貯留する。このため、樹脂が外部に流出するのをより効果的に抑制することができる。もとより、樹脂は、屈曲部を含んで形成された貯留部の壁面に当接するから、それより外部に流れ難くなることにより、樹脂が外部に流出するのを抑制することができる。
実施例の三相回転電機では、三相端子固定部材40の接触面42に5つの連絡溝44a〜44eを形成するものとした。しかし、三相端子固定部材40の接触面42に4つ以下の連絡溝を形成するものとしてもよいし、6つ以上の連絡溝を形成するものとしてもよい。また、全ての連絡溝に屈曲部を形成するものとしてもよいし、一部の連絡溝にだけ屈曲部を形成するものとしても構わない。なお、本発明は、三相の回転電機に限定されるものではない。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、回転電機の製造産業などに利用可能である。
12 固定型、13 樹脂注入口、14 可動型、30 ステータコア、31、ステータ部材、40 三相端子固定部材、42 接触面、44a〜44e,144a〜144e 連絡溝、46a,46b 突起。

Claims (1)

  1. ステータコアに巻回されたコイルからの端子を前記ステータコアにおける軸方向の一端部に固定する端子固定部材が前記コイルと共に樹脂モールドされたステータを備える回転電機において、
    前記端子固定部材は、前記ステータコアと接触する固定部材接触部に、前記ステータコアの内周側と外周側とを連絡する少なくとも1つの連絡溝が形成されており、
    前記連絡溝は、直角を含む所定角度範囲内の所定角度で屈曲する屈曲部が形成されている、
    ことを特徴とする回転電機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160149457A1 (en) * 2014-11-26 2016-05-26 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Three-phase rotary electric machine
JP2018042375A (ja) * 2016-09-07 2018-03-15 トヨタ自動車株式会社 ステータの樹脂モールド方法

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