JP2016145754A - 力検出装置およびロボット - Google Patents

力検出装置およびロボット Download PDF

Info

Publication number
JP2016145754A
JP2016145754A JP2015022921A JP2015022921A JP2016145754A JP 2016145754 A JP2016145754 A JP 2016145754A JP 2015022921 A JP2015022921 A JP 2015022921A JP 2015022921 A JP2015022921 A JP 2015022921A JP 2016145754 A JP2016145754 A JP 2016145754A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
force detection
detection device
arm
lumen
force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015022921A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6459581B2 (ja
Inventor
信幸 水島
Nobuyuki Mizushima
信幸 水島
神谷 俊幸
Toshiyuki Kamiya
俊幸 神谷
河合 宏紀
Hiroki Kawai
宏紀 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2015022921A priority Critical patent/JP6459581B2/ja
Priority to CN201610064430.9A priority patent/CN105865670B/zh
Priority to US15/016,462 priority patent/US10442092B2/en
Publication of JP2016145754A publication Critical patent/JP2016145754A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6459581B2 publication Critical patent/JP6459581B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Abstract

【課題】優れた検出精度を有する力検出装置およびロボットを提供すること。
【解決手段】本発明の力検出装置は、第1開口部を備える第1部材と、第2開口部を備える第2部材と、前記第1部材と前記第2部材との間に配置された複数の力検出素子と、前記第1開口部と前記第2開口部の間に内腔を形成した内腔部と、前記内腔部に配置される線条体と、を備える。また、前記内腔部を形成する内腔壁と、前記内腔壁を貫通して前記線条体の一部が通る貫通孔と、を備える。また、前記線条体は、前記内腔部において、可動に配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、力検出装置およびロボットに関する。
近年、生産効率向上を目的として、工場等の生産施設への産業用ロボット導入が進められている。このような産業ロボットは、1軸または複数軸方向に対して駆動可能なアームと、アーム先端側に取り付けられる、ハンド、部品検査用器具または部品搬送用器具等のエンドエフェクターとを備えており、部品の組み付け作業、部品加工作業等の部品製造作業、部品搬送作業および部品検査作業等を実行することができる。
このような産業用ロボットにおいては、アームとエンドエフェクターとの間に、力覚センサー(力検出装置)が設けられている。
従来の力覚センサーでは、力覚センサーの外周部から配線が引き出されている(例えば、特許文献1参照)。
そして、従来の力覚センサーでは、力覚センサーとロボットのアームとの通信、アームから力覚センサーへの電力供給のために、力覚センサーの外周部から引き出された配線を、アームに接続している。
特開平10−68665号公報
しかしながら、前記従来の力覚センサーでは、力覚センサーの外周部から配線が引き出されているので、アームが動く際、配線に、張り、撓み、捻れ等が発生し、力覚センサーに余計な力が加わってしまう。その結果、本来の検出したい力に対して誤差が発生し、検出精度が低下するという問題がある。
本発明の目的は、優れた検出精度を有する力検出装置およびロボットを提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本発明に係わる力検出装置は、第1開口部を備える第1部材と、
第2開口部を備える第2部材と、
前記第1部材と前記第2部材との間に配置された複数の力検出素子と、
前記第1開口部と前記第2開口部の間に内腔を形成した内腔部と、
前記内腔部に配置される線条体と、を備えることを特徴とする。
これにより、力検出装置が検出対象とする対象物が動く際、線条体に、張り、撓み、捻れ等が発生することを抑制することができ、力検出装置に余計な力が加わってしまうことを抑制することができる。これによって、力検出装置の検出精度を向上させることができる。
[適用例2]
本発明に係わる力検出装置では、前記内腔部を形成する内腔壁と、
前記内腔壁を貫通して前記線条体の一部が通る貫通孔と、
を備えることが好ましい。
これにより、線条体は、貫通孔を挿通し、内腔壁を通ることができ、よって、力検出装置の外部に露出することなく、該力検出装置の内部においてのみ線条体の一部を引き回すことができるので、力検出素子等に配置される線条体に張り、撓み、捻れ等が発生することを抑制することができ、力検出装置に余計な力が加わってしまうことを抑制することができる。これによって、力検出装置の検出精度を向上させることができる。
[適用例3]
本発明に係わる力検出装置では、前記線条体は、前記内腔部において、可動に配置されることが好ましい。
これにより、力検出装置が検出対象とする対象物が動く際、前記線条体に発生する張り、撓み、捻れ等を低減することができ、力検出装置に余計な力が加わってしまうことを抑制することができ、力検出装置の検出精度を向上させることができる。
[適用例4]
本発明に係わる力検出装置では、電力または信号が流れる電線、または気体が流れる配管の少なくとも1つであることが好ましい。
これにより、電力または信号が流れる電線、または気体が流れる配管において、張り、撓み、捻れ等が発生することを抑制することができ、力検出装置に余計な力が加わってしまうことを抑制することができる。これによって、力検出装置の検出精度を向上させることができる。
[適用例5]
本発明に係わる力検出装置では、前記第1開口部は前記第1部材の第1取付面の中央に配置され、前記第2開口部は第2部材の第2取付面の中央に配置されていることが好ましい。
これにより、力検出装置が検出対象とする対象物が動く際、線条体に、張り、撓み、捻れ等が発生することをさらに低減することができる。第1部材の第1取付面および第2部材の第2取付面とは、該力検出装置を外部機器または外部装置の一部に取り付ける場合に用いる面のことである。これらの面の中央に開口部を設ければ、力検出装置と外部機器または外部装置の一部の位置関係による線条体への張り、撓み、捻れ等の影響を少なくすることができる。
[適用例6]
本発明に係わるロボットは、アームと、
前記アームに設けられたエンドエフェクターと、
前記アームと前記エンドエフェクターの間に設けられる力検出装置と、
前記アームから前記力検出装置へ配設される線条体と、
を備え、
前記力検出装置は、第1開口部を備える第1部材と、
第2開口部を備える第2部材と、
前記第1部材と前記第2部材との間に配置された複数の力検出素子と、
前記第1開口部と前記第2開口部の間に内腔を形成した内腔部と、
前記内腔部に配置される前記線条体と、を備えることを特徴とする。
これにより、ロボットのアームが動く際、線条体に、張り、撓み、捻れ等が発生することを抑制することができ、力検出装置に余計な力が加わってしまうことを抑制することができる。これによって、力検出装置の検出精度を向上させることができ、ロボットを一層高い精度で制御することができる。
[適用例7]
本発明に係わるロボットでは、前記内腔部を形成する内腔壁と、
前記内腔壁を貫通して前記線条体の一部が通る貫通孔と、
を備えることが好ましい。
これにより、線条体は、貫通孔を挿通し、内腔壁を通ることができ、よって、力検出装置の外部に露出することなく、該力検出装置の内部においてのみ線条体の一部を引き回すことができるので、ロボットのアームの動作時において、力検出素子等に配置される線条体に張り、撓み、捻れ等が発生することを抑制することができ、力検出装置に余計な力が加わってしまうことを抑制することができる。これによって、力検出装置の検出精度を向上させることができ、ロボットを一層高い精度で制御することができる。
[適用例8]
本発明に係わるロボットでは、前記線条体は、前記内腔部において、可動に配置されることが好ましい。
これにより、ロボットのアームが動く際、前記線条体に発生する張り、撓み、捻れ等を低減することができ、力検出装置に余計な力が加わってしまうことを抑制することができ、力検出装置の検出精度を向上させることができ、ロボットを一層高い精度で制御することができる。
[適用例9]
本発明に係わるロボットでは、前記線条体は、電力または信号が流れる電線、または気体が流れる配管の少なくとも1つであることが好ましい。
これにより、電力または信号が流れる電線、または気体が流れる配管において、張り、撓み、捻れ等が発生することを抑制することができ、力検出装置に余計な力が加わってしまうことを抑制することができる。これによって、力検出装置の検出精度を向上させることができ、ロボットを一層高い精度で制御することができる。
本発明の力検出装置の実施形態を示す断面図(図2中のB−B線断面図)である。 図1に示す力検出装置の断面図(図1中のA−A線断面図)である。 図1に示す力検出装置をロボットの力検出装置に適用した場合を模式的に示す図である。 図1に示す力検出装置をロボットの力検出装置に適用した場合を模式的に示す図である。 従来の力検出装置をロボットの力検出装置に適用した場合を模式的に示す図である。 図4に示す力検出装置の電荷出力素子の出力を示すグラフである。 図5に示す従来の力検出装置の電荷出力素子の出力を示すグラフである。 本発明の力検出装置を用いた単腕ロボットの1例を示す図である。 本発明の力検出装置を用いた複腕ロボットの1例を示す図である。
以下、本発明の力検出装置およびロボットを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<力検出装置の実施形態>
図1は、本発明の力検出装置の実施形態を示す断面図(図2中のB−B線断面図)である。図2は、図1に示す力検出装置の断面図(図1中のA−A線断面図)である。図3は、図1に示す力検出装置をロボットの力検出装置に適用した場合を模式的に示す図である。図4は、図1に示す力検出装置をロボットの力検出装置に適用した場合を模式的に示す図である。図5は、従来の力検出装置をロボットの力検出装置に適用した場合を模式的に示す図である。図6は、図4に示す力検出装置の電荷出力素子の出力を示すグラフである。図7は、図5に示す従来の力検出装置の電荷出力素子の出力を示すグラフである。
また、図2には、互いに直交する3つの軸として、α軸、β軸およびγ軸が図示されている。また、図1には、前記3つの軸のうち、γ軸のみを図示している。α(A)軸に平行な方向を「α(A)軸方向」、β(B)軸に平行な方向を「β(B)軸方向」、γ(C)軸に平行な方向を「γ(C)軸方向」という。また、α軸とβ軸で規定される平面を「αβ平面」と言い、β軸とγ軸で規定される平面を「βγ平面」と言い、α軸とγ軸で規定される平面を「αγ平面」と言う。また、α軸に平行な方向を「α方向」と言い、β軸に平行な方向を「β方向」と言い、γ軸に平行な方向を「γ方向」と言う。また、α方向、β方向およびγ方向において、矢印先端側を「+(正)側」、矢印基端側を「−(負)側」とする。
図1に示す力検出装置1は、力検出装置1に加えられた外力、すなわち、6軸力(α、β、γ軸方向の並進力成分およびα、β、γ軸周りの回転力成分)を検出する機能を有する。
この力検出装置1は、第1部材2と、第1部材2から所定の間隔を隔てて配置され、第1部材2に対向する第2部材3と、第1部材2および第2部材3の中央部に設けられた第1開口部20と第2開口部30と、内腔部8と、第1部材2および第2部材3の外周部に設けられた側壁部16と、第1部材2と第2部材3との間に収納された(設けられた)4つのアナログ回路基板4と、第1部材2と第2部材3との間に収納され(設けられ)、各アナログ回路基板4と電気的に接続されたデジタル回路基板5と、各アナログ回路基板4に1つずつ搭載され、受けた外力に応じて信号(電荷)を出力する素子である電荷出力素子(力検出素子)10および電荷出力素子10を収納するパッケージ(収容部)60を有する4つのセンサーデバイス(圧力検出部)6と、8つの与圧ボルト71と、を備えている。なお、力検出素子として、電荷出力素子(圧電素子)を例示するが、この他の力検出素子として、例えば、静電容量素子、歪検出素子等に本発明を適用することができる。
以下に、力検出装置1の各部の構成について詳述する。
なお、以下の説明では、図2に示すように、4つのセンサーデバイス6のうち、図2中の右側に位置するセンサーデバイス6を「センサーデバイス6A」といい、以降反時計回りに順に「センサーデバイス6B」、「センサーデバイス6C」、「センサーデバイス6D」という。また、各センサーデバイス6A、6B、6C、6Dを区別しない場合は、それらを「センサーデバイス6」という。
図1に示すように、第1部材(ベースプレート)2は、板状をなし、その平面形状(厚さ方向から見た形状)は、円形をなしている。なお、第1部材2の平面形状は、図示のものに限定されず、例えば、正方形、長方形等の他の四角形、五角形および六角形等の多角形、円形、楕円形等が挙げられる。
力検出装置1を、ロボットのアームとエンドエフェクターの間に設け、エンドエフェクターに加えられる外力を検出する力覚センサーとして用いる場合を例に挙げると、第1部材2の第1取付面221は、当該ロボットのアームに対する取付面として機能する。
この第1部材2は、底板22と、底板22から上方に向かって立設した壁部24とを有している。
壁部24は、「L」字状をなし、外方に臨む2つの面にそれぞれ凸部23が突出形成されている。各凸部23の頂面(第1面)231は、底板22に対して垂直な平面である。また、凸部23には、後述する与圧ボルト71と螺合する雌ネジ241が設けられている(図2参照)。
図1に示すように、第1部材2に対し所定の間隔を隔てて対向するように、第2部材(カバープレート)3が配置されている。
第2部材3も、第1部材2と同様に、板状をなしている。また、第2部材3の平面形状は、第1部材2の平面形状に対応した形状であることが好ましく、本実施形態では、第2部材3の平面形状は、第1部材2の平面形状と同様に、円形をなしている。また、第2部材3は、第1部材2と同じ大きさ、または、第1部材2を包含する程度の大きさであることが好ましい。
力検出装置1を前記ロボットに用いる場合を例に挙げると、第2部材3の第2取付面321は、当該ロボットのアームに装着されるエンドエフェクターに対する取付面として機能する。また、第2部材3の第2取付面321と、前述した第1部材2の第1取付面221とは、外力が付与していない自然状態では概ね平行となっている。
また、第2部材3は、天板32と、天板32の縁部に形成され、当該縁部から下方に向かって突出した4つの側壁33とを有している。各側壁33の内壁面331は、それぞれ、天板32に対して垂直な平面である。そして、第1部材2の頂面231と第2部材3の各側壁33の内壁面331との間には、それぞれ、センサーデバイス6が設けられている。
また、第1部材2と第2部材3とは、与圧ボルト71により、接続、固定されている。この与圧ボルト71は、図2に示すように、8本(複数)あり、そのうちの2本ずつが各センサーデバイス6の両側に配置されている。なお、1つのセンサーデバイス6に対する与圧ボルト71の数は、2つに限定されず、例えば、3つ以上であってもよい。
また、与圧ボルト71の構成材料としては、特に限定されず、例えば、各種樹脂材料、各種金属材料等を用いることができる。
このように与圧ボルト71によって接続された第1部材2と第2部材3とで、センサーデバイス6A〜6D、アナログ回路基板4、およびデジタル回路基板5を収納する収納空間を形成している。この収納空間は、円形または角丸正方形の断面形状を有する。
また、図1および図2に示すように、第1部材2および第2部材3の外周部には、側壁部16が設けられている。これにより、第1部材2および第2部材3の外周部において、第1部材2と第2部材3との間の空間を封止することができ、その第1部材2と第2部材3との間の空間に、塵や埃等が侵入することを抑制することができる。
側壁部16は、筒状をなす筒状部161と、筒状部161の基端部(下端部)の内周側の側面に形成されたフランジ162とを有している。筒状部161の第1部材2および第2部材3の厚さ方向から見た場合の内形形状および外形形状は、それぞれ、第1部材2および第2部材3の平面形状に対応した形状であり、図示の構成では、円形をなしている。
側壁部16は、その基端部、すなわちフランジ162が、第1部材2に固定されている。この固定方法は、特に限定されないが、図示の構成では、フランジ162は、複数のネジ171で第1部材2の底板22に固定されている。
また、図1に示すように、第1部材2と第2部材3との間には、センサーデバイス6に電気的に接続されたアナログ回路基板4が設けられている。
アナログ回路基板4のセンサーデバイス6(具体的には、電荷出力素子10)が配置されている部位には、第1部材2の各凸部23が挿入される孔41が形成されている。この孔41は、アナログ回路基板4を貫通する貫通孔である。
また、図2に示すように、アナログ回路基板4には各与圧ボルト71が挿通する挿通孔が設けられており、アナログ回路基板4の与圧ボルト71が挿入通する部分(挿通孔)には、樹脂材料等の絶縁材料で構成されたパイプ43が例えば嵌合により固定されている。
また、図1に示すように、第1部材2と第2部材3との間には、第1部材2上の各アナログ回路基板4が設けられている位置とは異なる位置に、各アナログ回路基板4に電気的に接続されたデジタル回路基板5が設けられている。デジタル回路基板5は、第1部材2の底板22および第2部材3の天板32と平行になるように配置されている。なお、デジタル回路基板5の第1部材2および第2部材3の厚さ方向の位置は、第1部材2と第2部材3との間であれば特に限定されず、例えば、図1に示すように、第2部材3の近傍でもよく、また、図3に示すように、第1部材2の近傍でもよく、また、第1部材2と第2部材3との中間の位置(中央部)でもよい。
また、デジタル回路基板5には、配線(電線)151が電気的に接続(以下、単に「接続」ともいう)されている。すなわち、配線151は、アナログ回路基板4およびデジタル回路基板5を介して電荷出力素子10に電気的に接続されているとも言うことができる。この配線151は、例えば、力検出装置1との通信(例えば、力検出装置1からの出力信号の送信等)、力検出装置1への電力供給等に用いられるものである。すなわち、配線151には、例えば、電力または各種の信号等が流れる。なお、この配線151と、後述する配線152および153とは、それぞれ、線条体の1例である。
また、第1部材2の底板22の中央部には、第1開口部20が形成されており、同様に、第2部材3の天板32の中央部には、第2開口部30が形成されており、同様に、デジタル回路基板5の中央部には、第3開口部50が形成されている。すなわち、第1開口部20は第1取付面221の中央に配置され、第2開口部30は第2取付面321の中央に配置されている。第1開口部20、第2開口部30および第3開口部50は、それぞれの厚さ方向から見て、後述する内腔部8の内腔壁81の外形形状と同じ形状をなし、互いに同じ位置に配置されている。
図1および図2に示すように、内腔部8は、筒状をなす内腔壁81を有し、第1部材2の第1開口部20、第2部材3の第2開口部30およびデジタル回路基板5の第3開口部50に挿入されている。すなわち、内腔部8は、力検出装置1の中央部(第1部材2の底板22の中央部および第2部材3の天板32の中央部)に、第1部材2と第2部材3とを跨ぐように配置されている。これにより、力検出装置1の中央部には、第1部材2の底板22の第1取付面221(第2部材3と反対側の面)および第2部材3の天板32の第2取付面221(第1部材2と反対側の面)にそれぞれ開放し、内腔部8の内腔を構成する内腔壁81が形成される。この内腔壁81で形成される内腔は、第1部材2の底板22の中央部および第2部材3の天板32の中央部のそれぞれから力検出装置1の外部に大気開放している。
また、内腔壁81の中心軸811の方向(第1部材2、第2部材3の厚さ方向)から見た場合の形状(平面視での形状)は、特に限定されないが、図示の構成では、内腔壁81の中心軸811の方向から見て、内腔壁81の外形形状および内形形状は、それぞれ、長方形をなしている。なお、前記長方形の各角部は、それぞれ、丸みを帯びていてもよく、また、尖っていてもよい。なお、内腔壁81の中心軸811の方向から見た場合の前記の他の形状としては、例えば、正方形等の他の四角形、五角形および六角形等の他の多角形、円形、楕円形等が挙げられる。
また、内腔壁81の側面には、内腔壁81を貫通する貫通孔85が形成されている。貫通孔85の孔径の大きさは、内腔部8よりも小さい。貫通孔85の孔径を小さくすることにより、力検出装置1の内部に塵や埃等が侵入することを抑制することができる。また、貫通孔85の数は、特に限定されず、1つでもよく、また、複数でもよいが、図示の構成では、1つである。また、貫通孔85の形状は、特に限定されず、例えば、正方形、長方形等の他の四角形、五角形および六角形等の多角形、円形、楕円形等が挙げられる。
第1開口部20は、配線151等の所定の配線を通す通路としての機能を有しており、配線151は、第1開口部20を通り、力検出装置1の外部に導かれている。すなわち、配線151は、貫通孔85を挿通し、内腔部8を通り、第1部材2の第1開口部20から力検出装置1の外部に突出している。
なお、配線151以外の配線の具体例としては、図3に示すように、力検出装置1を、ロボット19のアーム191とエンドエフェクター192の間に設ける場合を例に挙げると、例えば、ハンド等のエンドエフェクター192の配線152、エンドエフェクター192に設けられた電子カメラ193の配線153等が挙げられる。
このように力検出装置1に内腔部8が設けられていることにより、以下のような効果が得られる。なお、以下では、力検出装置1を前記ロボットの力覚センサーとして用いる場合を例に挙げて説明する。
まず、配線151は、貫通孔85および内腔部8を通り、ロボット19のアーム191の内部に導かれている。また、エンドエフェクター192の配線152および電子カメラ193の配線153は、それぞれ、内腔部8を通り、ロボット19のアーム191の内部に導かれている。
これにより、ロボット19のアーム191が動く際、配線151、152および153に、張り、撓み、捻れ等が発生することを抑制することができ、力検出装置1に余計な力が加わってしまうことを抑制することができる。これによって、力検出装置1の検出精度を向上させることができる。
ここで、貫通孔85の位置は、第1部材2と第2部材3との間であれば特に限定されないが、図示の構成では、貫通孔85は、内腔壁81の中心軸811の方向から見て、前記長方形(内腔壁81)の短辺813に配置されている。貫通孔85が短辺813に配置されることを決めておくことにより、貫通孔85が見えなくても、貫通孔85の位置を容易に把握することができる。なお、貫通孔85は、内腔壁81の中心軸811の方向から見て、前記長方形の長辺812に配置されていてもよい。この場合は、貫通孔85が長辺812に配置されることを決めておくことにより、貫通孔85が見えなくても、貫通孔85の位置を容易に把握することができる。
また、内腔部8は、内腔壁81の中心軸811の方向から見て、第1部材2の中心(力検出装置1の中心)272を介して対向するように配置された2つのセンサーデバイス6A、6Cの電荷出力素子10を結ぶ直線181の方向と、前記長方形の長辺812の方向とが一致するように配置されている。なお、内腔部8の姿勢は、これに限定されないことは言うまでもない。
また、内腔壁81による内腔の寸法は、特に限定されず、諸条件に応じて適宜設定されるものであるが、内腔壁81の中心軸811に垂直な断面での断面積は、100mm以上であることが好ましく、150mm以上、100cm以下であることがより好ましく、200mm以上、20cm以下であることがさらに好ましい。
内腔壁81による内腔の断面積が前記下限値よりも小さいと、他の条件にもよるが、配線151を通すことが困難になる虞がある。また、前記断面積が前記上限値よりも大きいと、他の条件にもよるが、力検出装置1の剛性が低下する虞がある。
また、内腔壁81の長辺方向の長さL1は、12mm以上であることが好ましく、16mm以上、500mm以下であることがより好ましく、20mm以上、100mm以下であることがさらに好ましい。
内腔壁81の長辺方向の長さL1が前記下限値よりも小さいと、他の条件にもよるが、配線151を通すことが困難になる虞がある。また、前記長さL1が前記上限値よりも大きいと、他の条件にもよるが、力検出装置1の剛性が低下する虞がある。
また、内腔壁81の短辺方向の長さL2は、6mm以上であることが好ましく、8mm以上、250mm以下であることがより好ましく、10mm以上、50mm以下であることがさらに好ましい。
内腔壁81の短辺方向の長さL2が前記下限値よりも小さいと、他の条件にもよるが、配線151を通すことが困難になる虞がある。また、前記長さL2が前記上限値よりも大きいと、他の条件にもよるが、力検出装置1の剛性が低下する虞がある。
また、内腔壁81の第1部材2の近傍の側面には、フランジ82が形成されており、内腔部8は、フランジ82が、第1部材2に固定されている。この固定方法は、特に限定されないが、図示の構成では、フランジ82は、複数のネジ172で第1部材2の底板22に固定されている。一方、内腔壁81の第2部材3の近傍は、第2部材3の第2開口部30に挿入されているだけで、ネジ留め等による固定は、なされていない。なお、内腔部8の第1部材2の近傍ではなく、第2部材の近傍が第2部材3に固定されていてもよい。
なお、上述した第1部材2、第2部材3、内腔部8、アナログ回路基板4の各素子および各配線以外の部位、デジタル回路基板5の各素子および各配線以外の部位の構成材料としては、それぞれ、特に限定されず、例えば、各種樹脂材料、各種金属材料等を用いることができる。
また、第1部材2、第2部材3は、それぞれ、概ね板状をなす部材で構成されているが、これに限定されず、例えば、一方の部材が概ね板状で構成され、他方の部材がブロック状で構成されていてもよい。
次に、センサーデバイス6について、説明する。
[センサーデバイス]
図1、図2に示すように、センサーデバイス6Aは、第1部材2の4つの凸部23のうちの1つの凸部23の頂面231と、この頂面231に対向する内壁面331とによって挟持されている。このセンサーデバイス6Aと同様に、前記と異なる1つの凸部23の頂面231と、この頂面231に対向する内壁面331とによって、センサーデバイス6Bが挟持されている。また、前記と異なる1つの凸部23の頂面231と、この頂面231に対向する内壁面331とによって、センサーデバイス6Cが挟持されている。さらに、前記と異なる1つの凸部23の頂面231と、この頂面231に対向する内壁面331によって、センサーデバイス6Dが挟持されている。
なお、以下では、各センサーデバイス6A〜6Dが第1部材2および第2部材3によって挟持されている方向を「挟持方向SD」という。また、各センサーデバイス6A〜6Dのうちセンサーデバイス6Aが挟持されている方向を第1挟持方向、センサーデバイス6Bが挟持されている方向を第2挟持方向、センサーデバイス6Cが挟持されている方向を第3挟持方向、センサーデバイス6Dが挟持されている方向を第4挟持方向ということもある。
なお、本実施形態では、図1に示すように、センサーデバイス6は、アナログ回路基板4の第2部材3(側壁33)側に設けられているが、センサーデバイス6は、アナログ回路基板4の第1部材2側に設けられていてもよい。
また、図2に示すように、センサーデバイス6Aおよびセンサーデバイス6Bと、センサーデバイス6Cおよびセンサーデバイス6Dとは、第1部材2のβ軸に沿った中心軸271に関して対称的に配置されている。すなわち、センサーデバイス6A〜6Dは、第1部材2の中心272回りに等角度間隔に配置されている。このようにセンサーデバイス6A〜6Dを配置することより、外力を偏りなく検出することができる。
なお、センサーデバイス6A〜6Dの配置は図示のものに限定されないが、センサーデバイス6A〜6Dは、第2部材3の第2取付面321から見て、第2部材3の中心部(中心272)からできる限り離間した位置に配置されているのが好ましい。これにより、力検出装置1に加わる外力を安定して検出することができる。
また、本実施形態では、センサーデバイス6A〜6Dは、全て同じ方向を向いた状態に搭載されているが、センサーデバイス6A〜6Dの向きは、それぞれ、異なっていてもよい。
このように配置されたセンサーデバイス6は、図1に示すように、電荷出力素子10と、電荷出力素子10を収納するパッケージ60とを有している。また、本実施形態では、センサーデバイス6A〜6Dは、同様の構成である。なお、パッケージは、省略されていてもよい。
以下に、このセンサーデバイス6が備える電荷出力素子10について、説明する。
[電荷出力素子]
電荷出力素子10は、力検出装置1に加わった外力、すなわち第1部材2または第2部材3の少なくとも一方の部材に加えられた外力に応じて電荷を出力する機能を有する。
なお、センサーデバイス6A〜6Dが備える各電荷出力素子10は、同じ構成であるため、1つの電荷出力素子10について中心的に説明する。
なお、力検出装置1全体のα軸方向の力FA、β軸方向の力FB、γ軸方向の力FC、α軸周りの回転力MA、β軸周りの回転力MBおよびγ軸周りの回転力MCは、各電荷出力素子10からの電荷の蓄積量に比例する信号に基づいて算出される。また、本実施形態では、電荷出力素子10は4つ設けられているが、電荷出力素子10は少なくとも3つ設けられていれば、回転力MA、MBおよびMCを算出することが可能である。
ここで、本実施形態の力検出装置1と、従来の力検出装置1Aとのそれぞれについて、下記の実験を行った。
まず、図4および図5に示すように、力検出装置1および1Aをそれぞれロボット19のアーム191とエンドエフェクター192との間に装着した。
図4に示すように、力検出装置1の場合は、配線151を内腔部8(図3参照)から外部に引き出し、アーム191の内部に配設した。
また、図5に示すように、力検出装置1Aの場合は、配線151の一方の端部が力検出装置1Aの外周面に設けられた端子に接続されており、その配線151をアーム191の外部に配設した。
そして、エンドエフェクター192に外力を加えない状態で、ロボット19を作動させ、力検出装置1および1Aの電荷出力素子10の出力をそれぞれ測定した。その結果は、図6および図7のグラフに示す通りである。
なお、図6および図7のグラフにおいては、力検出装置1および1Aの電荷出力素子10について互いに直交するx軸、y軸およびz軸を設定し、電荷出力素子10のx軸方向に力が加わった場合に出力される電荷をQx、y軸方向に力が加わった場合に出力される電荷をQy、z軸方向に力が加わった場合に出力される電荷をQzとした。また、x軸方向およびy軸方向は、電荷出力素子10についての互いに直交するせん断力の方向であり、z軸方向は、電荷出力素子10についての圧縮/引張力の方向である。また、この測定は、エンドエフェクター192に外力を加えない状態で行ったので、これらの電荷Qx、QyおよびQzは、本来は、「0」になるべきである。
従来の力検出装置1Aでは、図7に示すように、アーム191の稼働期間において、本来は「0」であるべき力検出装置1Aの電荷出力素子10の出力が、マイナス側またはプラス側に振れていることが判る。これは、アーム191が動く際、配線151に、張り、撓み、捻れ等が発生し、力検出装置1Aに余計な力が加わってしまうためである。
これに対して、本実施形態の力検出装置1では、図6に示すように、アーム191の稼働期間および非稼働期間のいずれにおいても、本来は「0」であるべき力検出装置1の電荷出力素子10の出力は、ほぼ「0」であることが判る。
以上説明したように、この力検出装置1によれば、力検出装置1をロボット19に設ける場合、配線151、152および153が力検出装置1の中央部の内腔壁81の内部を通るように配置されるので、アーム191が動く際、配線151、152および153に、張り、撓み、捻れ等が発生することを抑制することができ、力検出装置1に余計な力が加わってしまうことを抑制することができる。これにより、力検出装置1の検出精度を向上させることができる。
また、力検出装置1の中央部に、直接、開口部を形成するのではなく、内腔壁81を設け、その内腔を利用して内腔部8を形成するので、力検出装置1の内部に、塵や埃等が侵入することを抑制することができる。
<単腕ロボットの実施形態>
次に、図8に基づき、本発明のロボットの実施形態である単腕ロボットを説明する。以下、本実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図8は、本発明の力検出装置を用いた単腕ロボットの1例を示す図である。図8の単腕ロボット500は、基台510と、アーム520と、アーム520の先端側に設けられたエンドエフェクター530と、アーム520とエンドエフェクター530との間に設けられた力検出装置1とを有する。なお、力検出装置1としては、前述した各実施形態と同様のものを用いる。
基台510は、アーム520を回動させるための動力を発生させるアクチュエーター(図示せず)およびアクチュエーターを制御する制御部(図示せず)等を収納する機能を有する。また、基台510は、例えば、床、壁、天井、移動可能な台車上などに固定される。
アーム520は、第1のアーム要素521、第2のアーム要素522、第3のアーム要素523、第4のアーム要素524および第5のアーム要素525を有しており、隣り合うアーム同士を回動自在に連結することにより構成されている。アーム520は、制御部の制御によって、各アーム要素の連結部を中心に複合的に回転または屈曲することにより駆動する。
エンドエフェクター530は、対象物を把持する機能を有する。エンドエフェクター530は、第1の指531および第2の指532を有している。アーム520の駆動によりエンドエフェクター530が所定の動作位置まで到達した後、第1の指531および第2の指532の離間距離を調整することにより、対象物を把持することができる。
なお、エンドエフェクター530は、ここでは、ハンドであるが、本発明では、これに限定されるものではない。エンドエフェクターの他の例としては、例えば、部品検査用器具、部品搬送用器具、部品加工用器具、部品組立用器具、測定器等が挙げられる。これは、他の実施形態におけるエンドエフェクターについても同様である。
力検出装置1は、エンドエフェクター530に加えられる外力を検出する機能を有する。力検出装置1が検出する力を基台510の制御部にフィードバックすることにより、単腕ロボット500は、より精密な作業を実行することができる。また、力検出装置1が検出する力によって、単腕ロボット500は、エンドエフェクター530の障害物への接触等を検知することができる。そのため、従来の位置制御では困難だった障害物回避動作、対象物損傷回避動作等を容易に行うことができ、単腕ロボット500は、より安全に作業を実行することができる。
なお、図示の構成では、アーム520は、合計5本のアーム要素によって構成されているが、本発明はこれに限られない。アーム520が、1本のアーム要素に構成されている場合、2〜4本のアーム要素によって構成されている場合、6本以上のアーム要素によって構成されている場合も本発明の範囲内である。
<複腕ロボットの実施形態>
次に、図9に基づき、本発明のロボットの実施形態である複腕ロボットを説明する。以下、本実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図9は、本発明の力検出装置を用いた複腕ロボットの1例を示す図である。図9の複腕ロボット600は、基台610と、第1のアーム620と、第2のアーム630と、第1のアーム620の先端側に設けられた第1のエンドエフェクター640aと、第2のアーム630の先端側に設けられた第2のエンドエフェクター640bと、第1のアーム620と第1のエンドエフェクター640a間および第2のアーム630と第2のエンドエフェクター640bとの間に設けられた力検出装置1を有する。なお、力検出装置1としては、前述した各実施形態と同様のものを用いる。
基台610は、第1のアーム620および第2のアーム630を回動させるための動力を発生させるアクチュエーター(図示せず)およびアクチュエーターを制御する制御部(図示せず)等を収納する機能を有する。また、基台610は、例えば、床、壁、天井、移動可能な台車上などに固定される。
第1のアーム620は、第1のアーム要素621および第2のアーム要素622を回動自在に連結することにより構成されている。第2のアーム630は、第1のアーム要素631および第2のアーム要素632を回動自在に連結することにより構成されている。第1のアーム620および第2のアーム630は、制御部の制御によって、各アーム要素の連結部を中心に複合的に回転または屈曲することにより駆動する。
第1、第2のエンドエフェクター640a、640bは、対象物を把持する機能を有する。第1のエンドエフェクター640aは、第1の指641aおよび第2の指642aを有している。第2のエンドエフェクター640bは、第1の指641bおよび第2の指642bを有している。第1のアーム620の駆動により第1のエンドエフェクター640aが所定の動作位置まで到達した後、第1の指641aおよび第2の指642aの離間距離を調整することにより、対象物を把持することができる。同様に、第2のアーム630の駆動により第2のエンドエフェクター640bが所定の動作位置まで到達した後、第1の指641bおよび第2の指642bの離間距離を調整することにより、対象物を把持することができる。
力検出装置1は第1、第2のエンドエフェクター640a、640bに加えられる外力を検出する機能を有する。力検出装置1が検出する力を基台610の制御部にフィードバックすることにより、複腕ロボット600は、より精密に作業を実行することができる。また、力検出装置1が検出する力によって、複腕ロボット600は、第1、第2のエンドエフェクター640a、640bの障害物への接触等を検知することができる。そのため、従来の位置制御では困難だった障害物回避動作、対象物損傷回避動作等を容易に行うことができ、複腕ロボット600は、より安全に作業を実行することができる。
なお、図示の構成では、アームは合計2本であるが、本発明はこれに限られない。複腕ロボット600が3本以上のアームを有している場合も、本発明の範囲内である。
以上、本発明の力検出装置およびロボットを、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明は、前記実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、本発明では、第1開口部と第2開口部のうちの一方が閉鎖されていてもよい。
また、本実施形態では、力検出素子として圧電素子を例示したが、例えば、静電容量素子、歪検出素子でも本発明を適用でき、力検出素子の数は4つとしたが、力検出素子の数は、2つ、3つ、または、5つ以上でもよい。
また、本実施形態では、線条体として配線(電線)を例示したが、この他の線条体としては、例えば、気体が流れる配管等が挙げられる。
また、本発明のロボットは、アームを有していれば、アーム型ロボット(ロボットアーム)に限定されず、他の形式のロボット、例えば、スカラーロボット、脚式歩行(走行)ロボット等であってもよい。
また、本発明の力検出装置は、ロボットに限らず、他の装置、例えば、電子部品搬送装置等の搬送装置、電子部品検査装置等の検査装置、振動計、加速度計、重力計、動力計、地震計、傾斜計等の測定装置、入力装置、部品加工装置、移動体等にも適用することができる。
1、1A…力検出装置
2…第1部材
20…第1開口部
22…底板
23…凸部
221…第1取付面
231…頂面
24…壁部
241…雌ネジ
271…中心軸
272…中心
3…第2部材
30…第2開口部
32…天板
33…側壁
321……第2取付面
331…内壁面
4…アナログ回路基板
41…孔
43…パイプ
5…デジタル回路基板
50…第3開口部
6、6A、6B、6C、6D…センサーデバイス(圧力検出部)
60…パッケージ(収容部)
71…与圧ボルト
8…内腔部
81…内腔壁
811…中心軸
812…長辺
813…短辺
82…フランジ
85…貫通孔
10…電荷出力素子(圧電素子)
151、152、153…配線
16…側壁部
161…筒状部
162…フランジ
171、172…ネジ
181…直線
19…ロボット
191…アーム
192…エンドエフェクター
193…電子カメラ
500…単腕ロボット
510…基台
520…アーム
521…第1のアーム要素
522…第2のアーム要素
523…第3のアーム要素
524…第4のアーム要素
525…第5のアーム要素
530…エンドエフェクター
531…第1の指
532…第2の指
600…複腕ロボット
610…基台
620…第1のアーム
621…第1のアーム要素
622…第2のアーム要素
630…第2のアーム
631…第1のアーム要素
632…第2のアーム要素
640a…第1のエンドエフェクター
641a…第1の指
642a…第2の指
640b…第2のエンドエフェクター
641b…第1の指
642b…第2の指
NL1、NL2…法線
L1、L2…長さ

Claims (9)

  1. 第1開口部を備える第1部材と、
    第2開口部を備える第2部材と、
    前記第1部材と前記第2部材との間に配置された複数の力検出素子と、
    前記第1開口部と前記第2開口部の間に内腔を形成した内腔部と、
    前記内腔部に配置される線条体と、を備えることを特徴とする力検出装置。
  2. 前記内腔部を形成する内腔壁と、
    前記内腔壁を貫通して前記線条体の一部が通る貫通孔と、
    を備える請求項1に記載の力検出装置。
  3. 前記線条体は、前記内腔部において、可動に配置される請求項1または2に記載の力検出装置。
  4. 前記線条体は、電力または信号が流れる電線、または気体が流れる配管の少なくとも1つである請求項1ないし3のいずれか1項に記載の力検出装置。
  5. 前記第1開口部は前記第1部材の第1取付面の中央に配置され、前記第2開口部は第2部材の第2取付面の中央に配置されている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の力検出装置。
  6. アームと、
    前記アームに設けられたエンドエフェクターと、
    前記アームと前記エンドエフェクターの間に設けられる力検出装置と、
    前記アームから前記力検出装置へ配設される線条体と、
    を備え、
    前記力検出装置は、第1開口部を備える第1部材と、
    第2開口部を備える第2部材と、
    前記第1部材と前記第2部材との間に配置された複数の力検出素子と、
    前記第1開口部と前記第2開口部の間に内腔を形成した内腔部と、
    前記内腔部に配置される前記線条体と、を備えることを特徴とするロボット。
  7. 前記内腔部を形成する内腔壁と、
    前記内腔壁を貫通して前記線条体の一部が通る貫通孔と、
    を備える請求項6に記載のロボット。
  8. 前記線条体は、前記内腔部において、可動に配置される請求項6または7に記載のロボット。
  9. 前記線条体は、電力または信号が流れる電線、または気体が流れる配管の少なくとも1つである請求項6ないし8のいずれか1項に記載のロボット。
JP2015022921A 2015-02-09 2015-02-09 力検出装置およびロボット Active JP6459581B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015022921A JP6459581B2 (ja) 2015-02-09 2015-02-09 力検出装置およびロボット
CN201610064430.9A CN105865670B (zh) 2015-02-09 2016-01-29 力检测装置以及机器人
US15/016,462 US10442092B2 (en) 2015-02-09 2016-02-05 Force detection device and robot

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015022921A JP6459581B2 (ja) 2015-02-09 2015-02-09 力検出装置およびロボット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016145754A true JP2016145754A (ja) 2016-08-12
JP6459581B2 JP6459581B2 (ja) 2019-01-30

Family

ID=56686132

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015022921A Active JP6459581B2 (ja) 2015-02-09 2015-02-09 力検出装置およびロボット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6459581B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109773829A (zh) * 2017-11-15 2019-05-21 精工爱普生株式会社 力检测装置及机器人系统
JP2019098417A (ja) * 2017-11-28 2019-06-24 キヤノン株式会社 ロボット装置およびロボット装置に着脱可能な力覚センサ

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5370477A (en) * 1976-12-03 1978-06-22 Kenji Chijiiwa Pressure cdnvertor
JPS6378032A (ja) * 1986-09-17 1988-04-08 ジェイア−ルスリ− インコ−ポレ−ティッド 力−モーメント・センサー・ユニットの測定要素およびその製造方法
JPH0382928A (ja) * 1989-08-25 1991-04-08 Nitta Ind Corp 力・モーメント検出装置
US5033314A (en) * 1989-11-06 1991-07-23 Spar Aerospace Limited Force and moment sensor
JP2009288144A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 圧電素子、圧電センサ、圧電素子の製造方法、金属箔電極部材

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5370477A (en) * 1976-12-03 1978-06-22 Kenji Chijiiwa Pressure cdnvertor
JPS6378032A (ja) * 1986-09-17 1988-04-08 ジェイア−ルスリ− インコ−ポレ−ティッド 力−モーメント・センサー・ユニットの測定要素およびその製造方法
JPH0382928A (ja) * 1989-08-25 1991-04-08 Nitta Ind Corp 力・モーメント検出装置
US5033314A (en) * 1989-11-06 1991-07-23 Spar Aerospace Limited Force and moment sensor
JP2009288144A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 圧電素子、圧電センサ、圧電素子の製造方法、金属箔電極部材

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109773829A (zh) * 2017-11-15 2019-05-21 精工爱普生株式会社 力检测装置及机器人系统
JP2019089162A (ja) * 2017-11-15 2019-06-13 セイコーエプソン株式会社 力検出装置及びロボットシステム
US10974384B2 (en) 2017-11-15 2021-04-13 Seiko Epson Corporation Force detecting device and robot system
JP7000810B2 (ja) 2017-11-15 2022-01-19 セイコーエプソン株式会社 力検出装置及びロボットシステム
CN109773829B (zh) * 2017-11-15 2023-11-14 精工爱普生株式会社 力检测装置及机器人系统
JP2019098417A (ja) * 2017-11-28 2019-06-24 キヤノン株式会社 ロボット装置およびロボット装置に着脱可能な力覚センサ
JP7305298B2 (ja) 2017-11-28 2023-07-10 キヤノン株式会社 力センサ、力センサの制御方法、ロボットシステム、ロボットシステムの制御方法、ロボットシステムを用いた物品の製造方法、制御プログラム及び記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP6459581B2 (ja) 2019-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10442092B2 (en) Force detection device and robot
US10697840B2 (en) Force detector, robot, electronic component carrying apparatus, electronic component testing apparatus, part processing apparatus, and moving object
US9975250B2 (en) Force detecting device, robot, electronic component conveying apparatus
JP6252241B2 (ja) 力検出装置、およびロボット
US9705069B2 (en) Sensor device, force detecting device, robot, electronic component conveying apparatus, electronic component inspecting apparatus, and component machining apparatus
US10578500B2 (en) Force detecting device and robot
KR20130103431A (ko) 센서 모듈, 힘 검출 장치 및 로봇
JP6459581B2 (ja) 力検出装置およびロボット
JP2016161310A (ja) 力検出装置およびロボット
JP6232943B2 (ja) 力検出装置、ロボットおよび電子部品搬送装置
JP5884456B2 (ja) 介在センサー、およびロボット
JP6241204B2 (ja) 力検出装置およびロボット
US8513967B2 (en) Manipulator of robot
JP6232942B2 (ja) 力検出装置、ロボットおよび電子部品搬送装置
JP2018063258A (ja) 力検出装置、およびロボット
JP2017026337A (ja) 力検出装置及びロボット
JP2016223827A (ja) 力検出装置及びロボット
JP2016211950A (ja) 力検出装置及びロボット
JP2014196921A (ja) 力検出装置、ロボット、電子部品搬送装置、電子部品検査装置、部品加工装置および移動体
JP2016156669A (ja) センサー素子、力検出装置およびロボット
JP2015175811A (ja) 力検出装置、およびロボット
JP2016223826A (ja) 力検出装置及びロボット
JP6481735B2 (ja) 力検出装置およびロボット
JP2015184010A (ja) 力検出装置およびロボット
JP2014190794A (ja) 力検出装置、ロボット、電子部品搬送装置、および電子部品検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171227

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20180904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180918

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6459581

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150