JP2016144776A5 - - Google Patents

Description

これらのうち、シャワー２１０は、散水管２１２から排煙にシャワーを当てるようにしたものである。斜板フィルタ２２０は、複数の斜めに交互に配置された板に排煙を当てるようにしたものである。これらシャワー２１０及び斜板フィルタ２２０は、排煙の温度を低下させるとともに、タールを除去し、後段のブロワ２３０の負担を軽減するためのものである。

次に、本実施の形態では、ホットエアガン４０を使用して処理開始を行うようにしている。これにより、火を全く使用しないで、分解処理が開始され継続される。具体的には、熱分解処理室１１０の開口１１２を開けて、ここからホットエアガン４０で熱風を吹き込むとともに、ブロワ２３０を駆動して排煙を磁気分解して循環させることで、分解処理が継続的に行われるようになっている。

Claims (6)

1. 磁場が印加された空気による磁気分解を行って対象物を分解処理する磁気分解装置であって、
   前記対象物の分解処理を行う分解処理部と、
   前記分解処理部から排出される排煙を循環させるブロアと、
   散水管を含み前記排煙の流れ方向に対して前記ブロアよりも前段に配置されたシャワー、および排煙の流れ方向に対して前記ブロワよりも後段に配置された水槽フィルタを有するフィルタ部と、
   前記分解処理部の排煙を前記フィルタ部に送る排気ダクトと、
   前記フィルタ部によるフィルタ処理後の排煙を前記分解処理部に送る吸気ダクトと、
   前記吸気ダクトに設けられており、フィルタ処理後の排煙に磁場を印加する磁石と
   を備えたことを特徴とする磁気分解装置。
2. 前記分解処理部は、ホットエアガンを利用して分解処理を開始することを特徴とする請求項１記載の磁気分解装置。
3. 前記フィルタ部は、前記シャワーの後段であって、前記ブロアの前段に複数の斜めに交互に配置された板から構成された斜板フィルタを有することを特徴とする請求項１または請求項２記載の磁気分解装置。
4. 前記分解処理部を構成する熱分解処理室の内壁に、空気吸入部が空気の流れ方向に沿って上向きの斜板である斜板煙道が形成されていることを特徴とする請求項１から請求項３の何れか一項記載の磁気分解装置。
5. 前記吸気ダクトに流れる排煙の一部を、前記分解処理部を迂回して前記排気ダクトに供給するバイパス配管を設けたことを特徴とする請求項１から請求項４の何れか一項記載の磁気分解装置。
6. 磁場が印加された空気による磁気分解を行って対象物を分解処理する磁気分解方法であって、
   対象物を分解処理部に投入して熱分解する工程と、
   前記熱分解する工程で排出される排煙をブロアにより循環する工程と、
   前記分解処理部から排出される排煙を、排気ダクトを通じて前記ブロアの前段に配置され散水管を有するシャワーに送る工程と、
   前記シャワーから排出される排煙を前記ブロアの後段に配置された水槽フィルタに送る工程と、
   前記水槽フィルタから排出される排煙を、吸気ダクトを通じて前記分解処理部に送る工程と、
   を備えたことを特徴とする磁気分解方法。