JP4599291B2 - 加圧高温ガス冷却器 - Google Patents

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Description

本発明は、加圧高温ガス冷却器に関するものであり、たとえば、石炭ガス化炉・油ガス化炉・バイオマスガス化炉など、圧力容器内に設置される加圧高温ガス冷却器に適用することが可能である。
石炭ガス化複合発電システム(IGCC)においては、たとえば図9に示すように、石炭等の燃料をガス化炉でガス化して高温のガスを発生させる石炭ガス化炉設備が知られている。
この石炭ガス化炉設備は、石炭供給設備100、ガス化炉200、加圧高温ガス冷却器(熱交換器)300及びチャー回収設備400等を主要な構成要素としている。
ここで、加圧高温ガス冷却器300は、たとえば図8に示すように、ガス化炉200からチャーを含有する約1100℃の高温ガス(生成ガス)の供給を受け、この高温ガスをガス化炉設備の後流に設置されたガス精製設備(不図示)に適した温度である約450℃まで冷却すると共に、高温ガスから熱エネルギーを回収する装置である。また、この加圧高温ガス冷却器300は、圧力容器350の内部に形成されて高温ガスの流路となる煙道301内に、蒸発器(EVA)310、2次過熱器(2SH)320、1次過熱器(1SH)330及び節炭器(ECO:エコノマイザー)340の各熱交換器を上から順に配置し、煙道301内を上から下向きに流れる高温ガスから吸熱して冷却するように構成されている。
なお、加圧流動床ボイラの構造として、従来より特許文献1,2,3に示すものが知られている。
実開平5−71602号公報 特許第3106689号 特開平11−22905号公報
ところで、上述した従来構造では、図8に示す従来構成では、加圧高温ガス冷却器300に設けられた圧力容器350及び煙道301の高温ガス出口が下側にある。一方、この加圧高温ガス冷却器300の下流に接続されるチャー回収設備400は、高温ガスの入口が上側に配置された構成となる。このため、加圧高温ガス冷却器300とチャー回収設備400との間を接続し、加圧高温ガス冷却器300で冷却された高温ガスをチャー回収設備400に導くための生成ガス配管は、下方の高温ガス出口から上方の高温ガス入口まで上下方向に長くなるという問題を有している。
また、上述した従来構造では、煙道301内のガス流速が低いため伝熱効率は低く、十分な熱交換能力を得るためには熱交換器に必要な伝熱面積が大きくなるので、伝熱管により形成されるパネルの必要枚数も多くなってコストアップの要因となる。もし仮に、ガス流速を上げて伝熱効率を増す場合には、煙道301の断面積を絞ることにより加圧高温ガス冷却器300が細長い形状になるので、圧力容器の長さ(高さ)が過剰に大きくなって好ましくない。
また、上述した従来技術においては、図10(a)に示すように、圧力容器350の断面が円形であるのに対し、圧力容器350内に収納設置されて熱交換器を構成する煙道301の断面形状が四角形(正方形)のため、断面効率(熱交換器の断面積/圧力容器の断面積)が低いという問題もある。
このような背景から、熱交換に必要な煙道の長さを確保して圧力容器の長さを抑え、しかも、伝熱効率の低下を抑制して良好な熱交換(冷却)性能を確保するとともに、コンパクトで経済性にも優れた加圧高温ガス冷却器の開発が望まれる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、良好な熱交換性能を備えたコンパクトで経済性にも優れた加圧高温ガス冷却器を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するため、下記の手段を採用した。
本発明に係る加圧高温ガス冷却器は、圧力容器内に高温ガスを流す煙道を形成し、該煙道内に熱交換器を設置するとともに、前記煙道の内部断面を分割する隔壁を設けて前記圧力容器の頂部で導入した高温ガスが前記圧力容器の底部で折り返して流れるリターンフロー型構造とした加圧高温ガス冷却器であって、前記高温ガスが上から下向きに流れるガス下向流れの第1煙道の断面積と、前記高温ガスが下から上向きに流れるガス上向き流れの第2煙道の断面積の分割割合を2:1とし、前記第2煙道に前記熱交換器のパネルを配設し、前記パネルと同一のパネルを2枚組み合わせて前記第1煙道に配置したことを特徴とするものである。
このような加圧高温ガス冷却器によれば、圧力容器内に高温ガスを流す煙道を形成し、該煙道内に熱交換器を設置するとともに、煙道の内部断面を分割する隔壁を設けて圧力容器の頂部で導入した高温ガスが圧力容器の底部で折り返して流れるリターンフロー型構造とし、高温ガスが上から下向きに流れるガス下向流れの第1煙道の断面積と、高温ガスが下から上向きに流れるガス上向き流れの第2煙道の断面積の分割割合を2:1とし、第2煙道に熱交換器のパネルを配設し、この第2煙道のパネルと同一のパネルを2枚組み合わせて第1煙道に配置したので、流速の低下を抑制して必要となる伝熱面積を低減するとともに、圧力容器の長さ(高さ)を短く(低く)することができる。
また、リターンフロー型構造は、導入した高温ガスを上から下向きに流す下降部分(第1煙道)の断面積分割割合が、圧力容器の底部で折り返した高温ガスを下から上向きに流す上昇部分(第2煙道)の断面積割合より大きい(断面積の分割割合が2:1)ため、相対的に温度の高い高温ガスが流れる下降部分の断面積分割割合を、温度低下した高温ガスが流れる上昇部分より大きくして、相互に逆向きの流れとなる高温ガスの流速を略一致させることができる。
また、冷却した高温ガスを次工程へ供給する高温ガス出口を、加圧高温ガス冷却器の上方に配置することができる。
請求項1記載の加圧高温ガス冷却器において、前記煙道を断面六角形とし、前記第2煙道を、前記煙道の六角形周壁の2辺及び前記隔壁からなる平行四辺形形状とすることが好ましく、これにより、製造コストを抑えつつ、断面効率を向上させることができる。
請求項1記載の加圧高温ガス冷却器において、前記煙道を矩形断面とすることが好ましく、これにより、直管部の長い冷媒配管を使用し、製造時の作業工数を低減して安価に製造することができる。
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の加圧高温ガス冷却器において、前記高温ガスが上から下向きに流れるガス下向流れの前記第1煙道の開口部及び前記高温ガスが下から上向きに流れるガス上向き流れの前記第2煙道の開口部の下部に設けられた高温ガス折り返し部に、高温ガス中のチャーを粗分離させるチャー分離手段を設けることが好ましく、これにより、下流に設置されるチャー分離装置の負荷を低減することができる。
また、請求項4記載の加圧高温ガス冷却器において、前記チャー分離手段は、前記折り返し部の断面積拡大部であることが好ましく、これにより、高温ガスの流速を低下させてチャーを粗分離させることができる。
また、請求項4又は5記載の加圧高温ガス冷却器において、前記チャー分離手段は、前記折り返し部に設けた慣性分離機構であることが好ましく、これにより、高温ガスの流れに慣性力を発生させてチャーを粗分離させることができる。
また、請求項4又は5記載の加圧高温ガス冷却器において、前記折り返し部に、サイクロンを形成することが望ましい。
また、請求項5記載の断面積拡大部は、前記折り返し部の断面積を、前記第1煙道の開口部断面積と前記第2煙道の開口部断面積の合計よりも大きくした断面積拡大部であることが望ましい。
また、請求項6記載の慣性分離機構は、前記隔壁の下端部に取り付けられ、前記第1煙道を流れてきた高温ガスの流路断面積を除々に減少させ、前記折り返し部の壁面側へ高温ガスの流れを導く傾斜板と、折り返した高温ガスの流れを上向きに導く導風板を設けた慣性分離機構であることが望ましい。
上述した本発明によれば、煙道の内部断面を隔壁で分割する断面積分割割合が、相互に逆向きの流れとなる高温ガスの流速が略一致するように設定されたリターンフロー型構造の加圧高温ガス冷却器としたので、流速の低下を抑制して必要となる伝熱面積を低減するとともに、圧力容器の長さ(高さ)を短く(低く)することができ、この結果、コンパクトで経済性に優れた加圧高温ガス冷却器を提供することができる。
すなわち、本発明の加圧高温冷却器は、伝熱効率が高く、必要な伝熱面積が少なくてすみ、コストダウンを図れる利点がある。
また、加圧高温冷却器のガス出口を上部に配設したリターンフロー型構造は、このガス出口から、加圧高温ガス冷却器の上部にガス入口が設けられているチャー回収系まで、高温ガスを導くために必要な生成ガス配管の長さを最短化して短くできるというメリットがある。
また、煙道及び熱交換器を断面六角形とすれば、圧力容器の断面積に対する熱交換器の断面積の割合(断面効率)が矩形の場合に比較して向上する。
本発明を実施するための最良の形態を図1に示す。
加圧高温ガス冷却器10は、円形断面とした圧力容器1内に断面六角形の煙道2を形成し、この煙道2の内部断面を隔壁3により分割したリターンフロー型構造とされる。このリターンフロー型構造は、煙道2を隔壁3で分割して形成された第1煙道2a及び第2煙道2bを備え、圧力容器1の底部または頂部において、圧力容器1の反対側(頂部または底部)から導入した高温ガス(生成ガス)が折り返して逆向きに流れるものであるから、圧力容器1の高さを低くすることができる。すなわち、圧力容器1の高さを低くするリターンフロー型構造は、高温ガス導入が圧力容器1の頂部または底部のいずれでもよい。
図1に示す構成例では、たとえば圧力容器1の頂部から高温ガスを導入し、導入した高温ガスを上から下向きに流すガス下向流れの第1煙道2aと、圧力容器1の底部で折り返した高温ガスを下から上向きに流すガス上向流れの第2煙道2bとを備えたリターンフロー型構造とされる。ここで、第1煙道2aと第2煙道2bとの断面積分割割合は、相互に逆向きの流れとなる高温ガスの流速が略一致するように設定され、導入した高温ガスを上から下向きに流す下降部分である第1煙道2aの断面積分割割合が、圧力容器1の底部で折り返した高温ガスを下から上向きに流す上昇部分である第2煙道2bの断面積割合より大きな値とされる。
なお、従来のリターンフロー型熱交換器では、高温ガスの上昇部分及び下降部分の断面積が同じ値に設計されていたため、ガス低温部ではガス流速が低下し、伝熱効率が低下する問題を有している。
第1煙道2aは、たとえば断面積分割割合が2/3に設定されており、煙道2の中心に対する角度が240°となるように隔壁3で分割され、隔壁3を2辺とし、煙道2の六角形周壁を4辺とする相互に平行な6面に囲まれた部分である。
第2煙道2bは、たとえば断面積分割割合が1/3に設定されており、煙道2の中心に対する角度が120°となるように隔壁3で分割され、隔壁3を2辺とし、煙道2の六角形周壁を2辺とする平行四辺形の4面に囲まれた部分である。
すなわち、第1煙道2a及び第2煙道2bは、煙道2の内部断面を隔壁3で2:1に分割して形成したものであるが、この断面積分割割合は、たとえば高温ガスの温度条件等の諸条件に応じて適宜変更可能である。
この結果、図10(b)に示すように、煙道2を断面六角形としたことにより、円形断面形状である圧力容器1の断面積に対する煙道2の断面積割合(断面効率)は向上していることが判る。たとえば、煙道の対角長さLを5mとした場合、従来構造である図10(a)の断面効率37%を、約40%の断面効率まで向上させることができる。
もちろん、煙道2の断面形状が圧力容器1の円形断面に近づくように、より多角形とすれば断面効率はさらに向上するが、六角形を超えた多角形とすると、煙道2内に収容される熱交換器のパネル(伝熱面)を複雑な構造とする必要があり、製造コストの面から不利になる。
つまり、製造コストを抑えつつ、断面効率を向上させるためには、煙道2の断面を六角形とすることが最適である。しかし、煙道2は断面六角形に限定されることはなく、諸条件に応じて矩形や多角形としてもよい。
<第1実施例>
本発明の第1実施例に係る加圧高温ガス冷却器を図2及び図3に示す。本実施例は、石炭ガス化複合発電システム用の石炭ガス化炉設備に適用したものである。
ここで、加圧高温ガス冷却器10は、ガス化炉200で生成されたチャーを含有する約1100℃の高温ガスを導入し、この高温ガスを後工程の精製に適するガス温度である450℃程度まで冷却するとともに、高温ガスが保有する熱エネルギーを回収するための装置である。圧力容器11の内周面には断熱材12が取り付けられ、断面形状を六角形とした煙道20が圧力容器11の内部空間に形成されている。この煙道20は高温ガスを流す流路となり、隔壁30により断面積分割割合が2:1となるように二分割されている。すなわち、六角断面形状の煙道20は、断面積分割割合の大きい第1煙道21と、断面積分割割合の小さい第2煙道22とに二分割されたリターンフロー型構造とされる。
また、第1煙道21及び第2煙道22には、それぞれ冷媒を流すパネル50が配設されて熱交換器40を構成している。
高温ガスを上から下向きに流す下降部分の第1煙道21内には、たとえば図3に示すように、熱交換器40として機能する蒸発器(EAV)41、2次加熱器(2SH)42、1次加熱器(1SH)43が上から順に配置される。また、底面で折り返した高温ガスを下から上向きに流す上昇部分の第2煙道22内には、熱交換器40として機能する節炭器(ECO;エコノマイザー)44が配置される。すなわち、この場合のリターンフロー型構造では、圧力容器の頂部に設けたガス入口から導入した高温ガスを折り返して、上部に設けたガス出口から流出させるように構成されている。
ここで、上述した熱交換器40のパネル50は、たとえば冷媒を流す銅管等の冷媒配管51が略平面上で規則正しく往復するよう略U字状に成形されて多数配列されたものであり、各冷媒配管51の両端部は、管寄せ52の冷媒入口部及び冷媒出口部にそれぞれ接続されている。従って、このパネル50を煙道20内の適所に収納設置することにより、冷媒配管51の表面が伝熱面となり、煙道20内を流れる高温ガスから冷媒配管51内を循環する冷媒が吸熱するので、高温ガスの冷却及び高温ガスから熱回収を行う熱交換器40が構成される。
図示の例では、第1煙道21の断面積分割割合が2/3に設定されている。この第1煙道21は、隔壁30により煙道20の中心に対する角度が240°となるように分割されている。この結果、第1煙道20は、隔壁30の2辺と、煙道20を形成する六角形周壁23の4辺とを有し、対向する辺が相互に平行な6面により囲まれている。
一方、第2煙道22の断面積分割割合は、1/3に設定されている。この第2煙道22は、隔壁30により煙道20の中心に対する角度が120°となるように分割され、隔壁40の2辺と、煙道20を形成する六角形周壁23の2辺とを有し、これらの4辺が形成する平行四辺形の4面により囲まれている。
本実施例のように、断面六角形とした煙道20の内部が、断面積分割割合を2:1にして隔壁30により上述したように二分割されると、第1煙道21及び第2煙道22に配設するパネル50を同形状の組合せにすることができる。すなわち、第1煙道21は、第2煙道22の平行四辺形を二つ繋ぎ合わせた形状となるので、図2に示すように、同形状とした3つのパネル50を用意すればよく、従って、量産化により製造コストの低減が可能となる。
また、本実施例においては、第1煙道21の上部より入った高温ガスが下向きに流れ、底部で折り返した後、第2煙道22を上向きに流れて冷却されるリターンフロー型構造であるため、図8に示す直列配置の従来構造と比較して、圧力容器の高さを低くするコンパクト化が可能となり、この点でもコストダウンに有利である。
また、加圧高温ガス冷却器10のガス出口が上部に設けられているので、加圧高温ガス冷却器10の上部に存在するチャー回収設備のガス入口まで高温ガスを導く生成ガス配管は、特に上下方向の管路長を短くすることができる。
しかも、第1煙道21及び第2煙道22の断面積分割割合は、ガス低温部となる第2煙道22の断面積分割割合が小さいためガス流速を速くでき、下向き/上向きガスの入口流速がほぼ同じとなる。すなわち、第1煙道21及び第2煙道22の断面積分割割合は、上向き及び下向きに流れる高温ガスの流速が略一致するように設定されているので、第1煙道21で冷却されて温度低下した高温ガスを流す第2煙道22側の断面積が小さく設定される。従って、第2煙道22内のガス流速を速くして伝熱効率を高くすることができるので、パネル50に必要な伝熱面積を小さくすることが可能になる。
具体的には、下降部分である第1煙道21の上端部から導入するガス入口温度が1100℃、上昇部分である第2煙道22の下端部から上向きに流れるガス入口(下降部分から上昇部分に折り返す地点)温度が550〜600℃、第2煙道22の上端部となる上向きガス出口温度が450℃となる。従って、上昇部分である第2煙道22がガス低温部となり、高温ガスが冷却されて体積が収縮するものの、断面積が下降部分である第1煙道21の半分に設定されているため流速が下がらず、そのため、下向き/上向きガスの入口流速が略一致するという利点がある。
たとえば、従来では煙道の入口から出口までの間で、煙道の断面積が一定であるため、ガス温度の低下に伴い、流速が1/2まで低下する。一般に、管群における熱伝達率がRe数(流速×代表長さ/動粘性係数)の0.6乗で表されることより伝熱効率が約1.2倍となり、断面積効率が40%/37%≒1.1倍となるので、その結果おおよそ1.3倍以上の伝熱効率に向上する。
このように、本実施例は、熱交換器40を断面六角形とし、さらに、六角形断面の断面積分割割合を2:1に分割するように隔壁30を設けたので、断面効率を向上させることができた。また、高温ガスは加圧高温ガス冷却器10の上部より導入され、断面積分割割合が2/3の第1煙道21側を下向きに流れ、底部で折り返した後、断面積分割割合が1/3の第2煙道22側を上向きに流れて冷却されるリターンフロー型構造としたので、圧力容器の高さを抑えつつ、流速を高めて、伝熱効率を向上させることができた。
<第2実施例>
本発明の第2実施例に係る加圧高温ガス冷却器10Aを図4に示す。本実施例は、石炭ガス化複合発電システム用の石炭ガス化炉設備に適用したものであり、上述した第1実施例と同様の部材には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
この実施例では、六角断面形状の煙道20に代えて、矩形断面の煙道25が採用されている。図示の例では、煙道25を二分割する隔壁35が設けられ、断面積分割割合が2:1の第1煙道26及び第2煙道27が形成されたリターンフロー型とされる。なお、この場合の第1煙道26及び第2煙道27は、矩形の一辺を2:1に分割したものである。
このような構成とすれば、第1煙道26及び第2煙道27の内部に配設されるパネル50は、同じ直径の圧力容器11内に形成した六角断面の煙道20を採用した場合と比較すれば、直管部の長い冷媒配管51を使用できる。このため、冷媒配管51の使用本数を低減することが可能となり、断面効率は若干劣るものの、冷媒配管51の曲げ加工や管寄せ52への接続作業など、製造時の作業工数を低減して安価に製造することができる。
なお、図示の例では、第1煙道26と第2煙道27とで大きさの異なるパネル50を使用しているが、この場合も、第2煙道27内に設置するパネル50を基本形とし、第1煙道26側で基本形のパネル50を2枚使用して全てを共通化することも可能である。
<第3実施例>
本発明の第3実施例に係る加圧高温ガス冷却器について、要部(底部)を図5ないし図7に示して説明する。本実施例は、石炭ガス化複合発電システム用の石炭ガス化炉設備に適用したものであり、上述した第1及び第2実施例と同様の部材には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
この実施例では、隔壁30で二分割された煙道20の下部で連通する折り返し部に、高温ガス中のチャーを粗分離させるチャー分離手段を設けてある。
図5に示すチャー分離手段は、煙道20の折り返し部24の断面積Sを拡大した断面積拡大部28である。この断面積拡大部28は、第1煙道21及び第2煙道22が形成された上部領域の合計断面積Saより煙道20の断面積Sを大きく設定した部分であり、第1煙道21からこの断面積拡大部28に流入した高温ガスは、流路断面積の増大により流速が低下する。このため、下向き流れから上向き流れに流れ方向が逆向きとなる際に、流速低下により質量の大きいチャーは上向きとなる高温ガスの流れから分離し、下方へ落下して回収される。従って、加圧高温ガス冷却器から送出される高温ガスに含まれるチャーを減少させる粗分離を実施することができるため、後工程に設けられて高温ガスから本格的にチャーを除去するチャー回収設備の負荷を軽減することができる。
図6及び図7に示すチャー分離手段は、煙道20の折り返し部24に慣性分離機構を設けた変形例である。この慣性分離機構は、高温ガスの流れにより発生する慣性力を有効に利用し、質量が異なるガス成分(主に生成ガス)と粒子成分(主にチャー)とを粗分離させて後工程に送られるチャーを減少させるものである。
図6に示す第1変形例の慣性分離機構では、第1煙道21の出口を絞るようにして、隔壁30の下端部に傾斜板60を取り付けてある。この傾斜板60は、第1煙道21を流れてきた高温ガスの流路断面積を徐々に減少させるとともに、煙道20の壁面側へ高温ガスの流れを導くものである。
この結果、高温ガスの流速が一時的に増すため、下向き流れから上向き流れに変わる時点で外向きの大きな慣性力が作用し、質量の大きいチャーが分離して壁面側へ集まるとともに、下方へ落下して回収される。
さらに、傾斜板60に加えて、折り返した高温ガスの流れを上向きに導く導風板61を設けてもよく、これにより、壁面側に集まったチャーの流れを分離させるとともに、折り返し後の流速低下により分離して落下したチャーを下方へ導く機能も有している。
なお、図示の例では、折り返し部24に断面積拡大部28を形成して傾斜板60を取り付けてあるが、断面積拡大部28を設けることなく傾斜板60を取り付けてもよい。
図7に示す第2変形例の慣性分離機構は、折り返し部24にサイクロン70を形成したものである。このサイクロン70は、第2煙道22に連通するガス流路71を形成し、このガス流路71を煙道20の略軸中心位置まで延長した先端部に入口開口72を設けたものである。この結果、第1煙道21から流出したチャーを含む高温ガスは、ガス流路71の周囲を旋回して流れた後、入口開口72から第2煙道22に流れ込むサイクロン70が形成されるので、ガス流路71の周囲を流れる際の旋回流により慣性力が発生し、質量の大きいチャーを外周側へ分離させることができる。また、外周側へ分離したチャーは、下方へ落下して回収される。
なお、図示の例では、折り返し部24にサイクロン70設けてあるが、断面積拡大部28を設けることなくサイクロン70を設置してもより。
ところで、上述した各実施例において、熱交換器40として機能する蒸発器(EAV)41、2次加熱器(2SH)42、1次加熱器(1SH)43、節炭器(ECO;エコノマイザー)44の配置については、特に限定されることはなく自由に変更することが可能である。
また、上記実施例では、石炭ガス化複合発電システムに適用したものであるが、これに限定されることはなく、たとえば石炭ガス化炉、油ガス化炉及びバイオマスガス化炉等のように、圧力容器の内部に形成した煙道内に設置される高温ガス冷却器(熱交換器)に適用することが可能である。
なお、本発明は上述した実施形態及び実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
本発明は、石炭ガス化炉、油ガス化炉及びバイオマスガス化炉等のように、圧力容器内に設置される高温ガス冷却器(熱交換器)に利用可能である。
本発明の最適な実施態様に係る加圧高温ガス冷却器の断面図である。 本発明の第1実施例に係る加圧高温ガス冷却器の断面図である。 本発明の第1実施例に係る石炭ガス化複合発電システムの概略図である。 本発明の第2実施例に係る加圧高温ガス冷却器の断面図である。 本発明の第3実施例に係る加圧高温ガス冷却器の要部断面図である。 図5に示した第3実施例の第1変形例を示す要部断面図である。 図5に示した第3実施例の第2変形例を示す要部断面図である。 従来技術に係る石炭ガス化複合発電システムの概略図である。 石炭ガス化複合発電システムにおける石炭ガス化炉設備のフロー図である。 従来の加圧高温ガス冷却器と本発明の加圧高温ガス冷却器の断面効率を比較するための説明図である。
符号の説明
1,11 圧力容器
2,20,25 煙道
3,30,35 隔壁
10,10A 加圧高温ガス冷却器
21,26 第1煙道
22,27 第2煙道
24 折り返し部
28 断面積拡大部
40 熱交換器
50 パネル
51 冷媒配管
60 傾斜板
61 導風板
70 サイクロン
71 ガス流路
72 入口開口

Claims (9)

  1. 圧力容器内に高温ガスを流す煙道を形成し、該煙道内に熱交換器を設置するとともに、前記煙道の内部断面を分割する隔壁を設けて前記圧力容器の頂部で導入した高温ガスが前記圧力容器の底部で折り返して流れるリターンフロー型構造とした加圧高温ガス冷却器であって、
    前記高温ガスが上から下向きに流れるガス下向流れの第1煙道の断面積と、前記高温ガスが下から上向きに流れるガス上向き流れの第2煙道の断面積の分割割合を2:1とし、
    前記第2煙道に前記熱交換器のパネルを配設し、
    前記パネルと同一のパネルを2枚組み合わせて前記第1煙道に配置したことを特徴とする加圧高温ガス冷却器。
  2. 請求項1記載の加圧高温ガス冷却器において、
    前記煙道を断面六角形とし、
    前記第2煙道を、前記煙道の六角形周壁の2辺及び前記隔壁からなる平行四辺形形状とすることを特徴とする加圧高温ガス冷却器。
  3. 請求項1記載の加圧高温ガス冷却器において、
    前記煙道を矩形断面とすることを特徴とする加圧高温ガス冷却器。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の加圧高温ガス冷却器において、
    前記高温ガスが上から下向きに流れるガス下向流れの前記第1煙道の開口部及び前記高温ガスが下から上向きに流れるガス上向き流れの前記第2煙道の開口部の下部に設けられた高温ガス折り返し部に、高温ガス中のチャーを粗分離させるチャー分離手段を設けたことを特徴とする加圧高温ガス冷却器。
  5. 請求項4記載の加圧高温ガス冷却器において、
    前記チャー分離手段が、前記折り返し部の断面積拡大部であることを特徴とする加圧高温ガス冷却器。
  6. 請求項4又は5記載の加圧高温ガス冷却器において、
    前記チャー分離手段が、前記折り返し部に設けた慣性分離機構であることを特徴とする加圧高ガス冷却器。
  7. 請求項4又は5記載の加圧高温ガス冷却器において、
    前記折り返し部に、サイクロンを形成したことを特徴とする加圧高温ガス冷却器。
  8. 請求項5記載の断面積拡大部は、
    前記折り返し部の断面積を、前記第1煙道の開口部断面積と前記第2煙道の開口部断面積の合計よりも大きくした断面積拡大部であることを特徴とする加圧高ガス冷却器。
  9. 請求項6記載の慣性分離機構が、
    前記隔壁の下端部に取り付けられ、前記第1煙道を流れてきた高温ガスの流路断面積を除々に減少させ、前記折り返し部の壁面側へ高温ガスの流れを導く傾斜板と、
    折り返した高温ガスの流れを上向きに導く導風板を設けた慣性分離機構であることを特徴とする加圧高ガス冷却器。
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