JP2016144439A - 細胞の品質を評価する方法、及び細胞の品質判定キット - Google Patents

細胞の品質を評価する方法、及び細胞の品質判定キット Download PDF

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Abstract

【課題】移植等に用いる培養細胞の品質管理試験として、前記培養細胞を消費することなく、その培養細胞の老化の程度を評価することができる新規な方法の提供。
【解決手段】細胞の培養上清中のmiRNAを指標として、前記細胞の老化を評価する方法であり、前記miRNAが、特定な配列の塩基配列からなるmiRNAより選択される少なくとも1種のmiRNAであり、培養上清中のエクソソームに含まれる、miRNAであり、前記細胞が脂肪由来間葉系幹細胞で無血清培地による培養である、方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、細胞の老化を評価する方法、及び細胞の老化判定キットに関する。
再生医療の分野では、移植等に用いる細胞については、培養の過程及び最終製品の段階で、均質な細胞が得られているか否かを所定の品質管理試験により評価することが必要となる。現在行われている品質管理試験の多くにおいては、細胞自体を使用する必要があるため、評価によって貴重な細胞が失われるという不都合がある。また培養工程中に品質を迅速に評価することは難しい。
近年、塩基数が17から24の一本鎖RNAであるmiRNA(マイクロRNA)が注目されている。このmiRNAは、自身と相補的な塩基配列をもったmRNA(メッセンジャーRNA)の翻訳を阻害する機能を有しており、幹細胞から組織細胞への分化において重要な役割を果たしていることが知られている(非特許文献1)。また、このmiRNAが血液中に存在しているという報告(非特許文献2)、組織がん細胞中に特定のmiRNAが存在しているという報告(特許文献1)等があり、がん等の疾病に対する診断、それらの予後予測等に利用できる可能性があることも知られている。
一方、miRNAを用いた従来技術として、無血清培地中で細胞を培養し、該細胞から培養液中に放出される核酸の少なくとも1種を測定することで培養細胞を消費することなく培養細胞の評価やバイオマーカーのスクリーニングをすることができる手段が開示されている(特許文献2)。また、細胞の特性評価やプロファイリングのために、非コードRNA分子を使用する技術(特許文献3)や、癌遺伝子を導入して形質転換させた間葉系幹細胞の状態をモニタリングする指標としてmiRNAを用いる技術(特許文献4)が開示されている。
特開2009−100687号公報 国際公開2011/001906号 特表2013−535979号公報 特表2013−509179号公報
Exp. Hematol. 2008;36:1354−1369 Proc. Natl. Acad. Sci. USA. 2008;105:10513−8
本発明は、上述のような状況の中、移植等に用いる培養細胞の品質管理試験として、前記培養細胞を消費することなく、その培養細胞の老化の程度を評価することができる新規な方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明者が種々検討した結果、細胞の培養上清中に分泌されるmiRNAの種類、量が細胞の老化の程度に応じて変化することを見出した。すなわち本発明の要旨は、以下の通りである。
(1)細胞の培養上清中のmiRNAを指標として、前記細胞の老化を評価する方法。
(2)前記miRNAが、配列番号1〜96の塩基配列からなるmiRNAの群より選択される少なくとも1種のmiRNAである、(1)記載の方法。
(3)前記miRNAが、配列番号1、4、6、12〜14、16、21、26、29、30、37、40、44〜49、67、68、80、81、86及び95の塩基配列からなるmiRNAの群より選択される少なくとも1種のmiRNAである、(2)記載の方法。
(4)前記miRNAが、前記培養上清中のエクソソームに含まれるmiRNAである、(1)から(3)のいずれか記載の方法。
(5)前記細胞が、脂肪由来間葉系幹細胞である、(1)から(4)のいずれか記載の方法。
(6)前記細胞の培養が、無血清培地による培養である、(1)から(5)のいずれか記載の方法。
(7)無血清培地中で細胞を培養する工程、
特定の時期に培養上清の一部をサンプリングする工程、
サンプリングした培養上清からエクソソームを回収する工程、
回収したエクソソームからmiRNAを抽出する工程、及び
miRNAの発現レベルを測定する工程
を含む、細胞の老化を評価する方法。
(8)前記miRNAの発現レベルを測定する工程において測定するmiRNAが、配列番号1〜96の塩基配列からなるmiRNAの群より選択される少なくとも1種である、(7)記載の方法。
(9)前記配列番号1〜13、16〜69の塩基配列からなるmiRNAの群より選択される少なくとも1種のmiRNAの発現レベルが所定の基準値よりも低い場合、及び/又は配列番号14若しくは15、70〜96の塩基配列からなるmiRNAの発現レベルが所定の基準値より高い場合に、前記細胞の老化の程度が高いと評価する、(8)記載の方法。
(10)配列番号1〜96の塩基配列からなるmiRNAの群より選択される少なくとも1種のmiRNAに特異的にハイブリダイズするプライマーを少なくとも1つ有する、細胞老化判定用キット。
本発明の方法によると、培養細胞自体を消費することなく、その培養細胞の老化の程度を評価することができる。そのため、評価のためだけに別途培養細胞を用意する必要がなく、手間とコストを大幅に低減することができる。本発明の方法は、移植、細胞治療等、培養細胞をヒトに投与して用いる際の培養細胞の品質管理試験として特に好適に用いることができる。
脂肪由来間葉系幹細胞の老化に伴うmiRNA(hsa−miR−1260a)の発現レベルの変化を示す図である。 脂肪由来間葉系幹細胞の老化に伴うmiRNA(hsa−miR−1260b)の発現レベルの変化を示す図である。 脂肪由来間葉系幹細胞の老化に伴うmiRNA(hsa−miR−1290)の発現レベルの変化を示す図である。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明は、細胞の培養上清中のmiRNAを指標として、前記細胞の老化を評価する方法である。ヒトに投与する細胞の品質管理のために、細胞の老化の程度を評価することは重要である。細胞は老化により機能の低下や老廃物の蓄積・排出等を引き起こす。そのため、ヒトに投与する細胞については、十分な機能を備えるだけでなく、患者に害を与えることがないように、老化がより進んだ細胞や、老化した細胞の比率が高い細胞集団ではないことを確認することが必要である。
ここで、「細胞の老化」とは、細胞レベルの加齢を指す。細胞は老化により、増殖能が減退して最終的には増殖がストップする。このような増殖能の減退等は、主に、DNAへの酸化損傷、及び、蛋白質及び脂質の酸化を原因として起こると言われている。また、細胞の老化には、細胞周期や細胞分裂、細胞分化等の変化を伴うことも知られている。
また、ここで、「老化を評価する」とは、細胞の老化の程度を判定することを意味する。なお、細胞への環境刺激、化学物質による種々の影響が、前記老化と同様の変化を細胞にもたらすものである場合には、本発明の方法は、このような細胞の状態を評価する方法としても用いることができる。本発明は、細胞の老化を評価することで、老化していない細胞を選択する方法、及びこの方法によって選択される細胞も提供することができる。さらに、本発明の細胞の老化を評価する方法を用いて、細胞をモニターしながら老化していない細胞の培養を継続する培養方法も提供する。老化の指標となるmiRNAを複数組み合わせて測定できるように、対応するプローブ等を含んだ細胞老化判定用のキットも提供できる。
(細胞)
本発明における細胞としては、インビトロ条件下で培養できる細胞であれば特に限定されないが、哺乳動物由来の細胞であることが好ましい。また、インビトロ条件下で培養できるのであれば、哺乳動物より摘出した組織を形成する細胞であっても、インビトロで株化された細胞であってもよい。
インビトロ条件下で培養できる哺乳動物由来の細胞としては、例えば、幹細胞(胚性幹細胞、人工多能性幹細胞、間葉系幹細胞、造血幹細胞、神経幹細胞、皮膚幹細胞等)、組織前駆細胞、組織細胞(骨細胞、骨芽細胞、脂肪細胞、軟骨細胞、皮膚細胞、神経細胞、筋肉細胞、血液系細胞、線維芽細胞、肝臓細胞等)、がん細胞、がん由来細胞株等が挙げられる。なお、間葉系幹細胞としては、その由来によって例えば骨髄由来間葉系幹細胞、脂肪由来間葉系幹細胞、臍帯由来間葉系幹細胞、羊膜由来間葉系幹細胞等が挙げられる。
これらのうち、継代数が少ない短期間のうちに増殖能が低下してしまうような、老化が比較的早く起こる細胞に対して、本発明の方法が極めて有効である。即ち、このような細胞に対して本発明の評価方法を適用すると、老化が起こる前の細胞であることを確認して適切に治療に用いることができる。このように老化が比較的早く起こる細胞としては、例えば、脂肪由来間葉系幹細胞、骨髄由来間葉系幹細胞、臍帯由来間葉系幹細胞、羊膜由来間葉系幹細胞等が挙げられる。
(培養)
本発明における細胞の培養方法は、それぞれの細胞に適した方法であれば特に限定されず、従来と同様の方法が用いられる。通常、30℃〜37℃の温度、2%〜7%CO環境下、5%〜21%O環境下で行われる。また、細胞の継代の時期及び方法もそれぞれの細胞に適していれば特に限定されず、細胞の様子を見ながら、従来と同様に行うことができる。
本発明の細胞の培養に用いる培地としては、当業者に従来公知のものを細胞の種類毎にそれぞれ選択して用いることができ、特に限定されない。培養後の細胞をヒトに投与するという観点から、動物血清を含まない無血清培地であることが好ましい。なお、培養後の細胞をヒト等に投与する目的以外に用いる場合には、培地中に動物由来の血清が含有されていてもよい。
前記無血清培地としては、添加剤としての動物血清を含まない培地であればよく、特に限定されない。公知の基本培地に、動物血清を除くその他添加剤を含有した組成を有するものを用いることができる。基本培地の組成は、培養するべき細胞の種類に応じて適宜選択することができる。例えば、イーグル培地のような最小必須培地(MEM)、ダルベッコ改変イーグル培地(DMEM)、最小必須培地α(MEM−α)、間葉系細胞基礎培地(MSCBM)、Ham’s F−12及びF−10培地、DMEM/F12培地、Williams培地E、RPMI−1640培地、MCDB培地、199培地、Fisher培地、Iscove改変ダルベッコ培地(IMDM)、McCoy改変培地等が挙げられる。
基本培地に加えるその他の添加剤としては、アミノ酸類、無機塩類、ビタミン類及び炭素源や抗生物質等の他の添加剤を挙げることができる。これらの添加剤の使用濃度は特に限定されず、通常の哺乳動物細胞用培地に用いられる濃度で用いることができる。
アミノ酸類としては、例えば、グリシン、L−アラニン、L−アルギニン、L−アスパラギン、L−アスパラギン酸、L−システイン、L−シスチン、L−グルタミン酸、L−グルタミン、L−ヒスチジン、L−イソロイシン、L−ロイシン、L−リジン、L−メチオニン、L−フェニルアラニン、L−プロリン、L−セリン、L−スレオニン、L−トリプトファン、L−チロシン、L−バリン等が挙げられる。
無機塩類としては、例えば、塩化カルシウム、硫酸銅、硝酸鉄(III)、硫酸鉄、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、塩化カリウム、炭酸水素ナトリウム、塩化ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム等が挙げられる。
ビタミン類としては、例えば、コリン、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB3、ビタミンB4、ビタミンB5、ビタミンB6、ビタミンB7、ビタミンB12、ビタミンB13、ビタミンB15、ビタミンB17、ビタミンBh、ビタミンBt、ビタミンBx、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンF、ビタミンK、ビタミンM、ビタミンP等が挙げられる。
他の添加剤としては、繊維芽細胞増殖因子(FGF)、内皮細胞増殖因子(EGF)、血小板由来増殖因子(PDGF)、上皮成長因子(EGF)、インスリン様成長因子(IGF)、トランスフォーミング成長因子(TGF)、神経成長因子(NGF)、脳由来神経栄養因子(BDNF)、血管内皮細胞増殖因子(VEGF)、顆粒球コロニー刺激因子(G−CSF)、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM−CSF)、エリスロポエチン(EPO)、トロンボポエチン(TPO)、肝細胞増殖因子(HGF)等の増殖因子;ペニシリン、ストレプトマイシン、ゲンタマイシン、カナマイシン等の抗生物質;グルコース、ガラクトース、フルクトース、スクロース等の炭素源;マグネシウム、鉄、亜鉛、カルシウム、カリウム、ナトリウム、銅、セレン、コバルト、スズ、モリブデン、ニッケル、ケイ素等の微量金属;β−グリセロリン酸、デキサメタゾン、ロシグリタゾン、イソブチルメチルキサンチン、5−アザシチジン等の幹細胞分化誘導剤;2−メルカプトエタノール、カタラーゼ、スーパーオキシドジスムターゼ、N−アセチルシステイン等の抗酸化剤;アデノシン5'−一リン酸、コルチコステロン、エタノールアミン、インスリン、還元型グルタチオン、リポ酸、メラトニン、ヒポキサンチン、フェノールレッド、プロゲステロン、プトレシン、ピルビン酸、チミジン、トリヨードチロニン、トランスフェリン、ラクトフェリン等が挙げられる。
本発明の方法に用いられる、間葉系幹細胞に好適な無血清培地としては、例えば、当業者に公知な基本培地に、添加剤としてインスリン、トランスフェリン、PDGF及びbFGFからなる群より選択される少なくとも1種のタンパク性因子を添加したものが挙げられる。この無血清培地は、抗酸化剤、動物血清アルブミン、界面活性剤等をさらに含有してもよい。
(miRNA)
本発明の方法において、細胞の老化の指標として用いるmiRNAとしては、細胞の老化に応じて細胞から分泌される量が変化するものであれば特に限定されない。また、このようなmiRNAとしては、細胞の種類によってそれぞれ適切なものが選択され得る。例えば、ヒトの脂肪由来間葉系幹細胞の老化の指標としては、配列表の配列番号1〜96に示される塩基配列からなるmiRNAが好ましい。これらはいずれも、下記実施例において、細胞の老化に応じて培養上清中の存在量が変化することが具体的に確認されているものである。
例えば、下記実施例に記載されるように、配列番号1〜13、16〜69に示される塩基配列からなるmiRNA;hsa−miR−1290(配列番号1)、hsa−miR−193a−5p(配列番号2)、hsa−miR−1299(配列番号3)、hsa−miR−1246(配列番号4)、hsa−miR−671−5p(配列番号5)、hsa−miR−324−3p(配列番号6)、hsa−miR−320a(配列番号7)、hsa−miR−193b−5p(配列番号8)、hsa−miR−134(配列番号9)、hsa−miR−370(配列番号10)、hsa−miR−320b(配列番号11)、hsa−miR−1260a(配列番号12)、hsa−miR−1260b(配列番号13)、hsa−miR−4713−3p(配列番号16)、hsa−miR−6717−5p(配列番号17)、hsa−miR−4793−5p(配列番号18)、hsa−miR−6131(配列番号19)、hsa−miR−4685−5p(配列番号20)、hsa−miR−92a−3p(配列番号21)、hsa−miR−4743−5p(配列番号22)、hsa−miR−342−3p(配列番号23)、hsa−miR−34c−3p(配列番号24)、hsa−miR−25−3p(配列番号25)、hsa−miR−320d(配列番号26)、hsa−miR−4443(配列番号27)、hsa−miR−3198(配列番号28)、hsa−miR−214−3p(配列番号29)、hsa−miR−4484(配列番号30)、hsa−miR−5585−3p(配列番号31)、hsa−miR−4778−5p(配列番号32)、hsa−miR−93−5p(配列番号33)、hsa−miR−1273f(配列番号34)、hsa−miR−4659a−3p(配列番号35)、hsa−miR−17−5p(配列番号36)、hsa−miR−4728−5p(配列番号37)、hsa−miR−1207−3p(配列番号38)、hsa−miR−3127−5p(配列番号39)、hsa−miR−4454(配列番号40)、hsa−miR−574−3p(配列番号41)、hsa−miR−197−3p(配列番号42)、hsa−miR−1307−5p(配列番号43)、hsa−miR−5100(配列番号44)、hsa−miR−1273g−3p(配列番号45)、hsa−miR−483−5p(配列番号46)、hsa−miR−4669(配列番号47)、hsa−miR−5739(配列番号48)、hsa−miR−6085(配列番号49)、hsa−miR−3135b(配列番号50)、hsa−miR−5196−5p(配列番号51)、hsa−miR−4632−5p(配列番号52)、hsa−miR−2276(配列番号53)、hsa−miR−3124−5p(配列番号54)、hsa−miR−584−5p(配列番号55)、hsa−miR−3156−5p(配列番号56)、hsa−miR−3680−3p(配列番号57)、hsa−miR−3074−5p(配列番号58)、hsa−miR−4655−5p(配列番号59)、hsa−miR−1287(配列番号60)、hsa−miR−3190−3p(配列番号61)、hsa−miR−4738−3p(配列番号62)、hsa−miR−4496(配列番号63)、hsa−miR−1273e(配列番号64)、hsa−miR−760(配列番号65)、hsa−miR−631(配列番号66)、hsa−miR−6127(配列番号67)、hsa−miR−6165(配列番号68)、hsa−miR−4298(配列番号69)は、ヒトの脂肪由来間葉系幹細胞の老化に伴って培養上清への分泌が減少するものである。また、配列番号14、15、70〜96に示される塩基配列からなるmiRNA;hsa−miR−1275(配列番号14)、hsa−miR−939−5p(配列番号15)、hsa−miR−670(配列番号70)、hsa−miR−2278(配列番号71)、hsa−miR−6130(配列番号72)、hsa−miR−1228−5p(配列番号73)、hsa−miR−1306−3p(配列番号74)、hsa−miR−539−5p(配列番号75)、hsa−miR−4697−5p(配列番号76)、hsa−miR−4284(配列番号77)、hsa−miR−6132(配列番号78)、hsa−miR−1268b(配列番号79)、hsa−miR−6087(配列番号80)、hsa−miR−4459(配列番号81)、hsa−miR−2392(配列番号82)、hsa−miR−4515(配列番号83)、hsa−miR−4534(配列番号84)、hsa−miR−30c−1−3p(配列番号85)、hsa−miR−3162−5p(配列番号86)、hsa−miR−4507(配列番号87)、hsa−miR−1587(配列番号88)、hsa−miR−4532(配列番号89)、hsa−miR−5195−3p(配列番号90)、hsa−miR−762(配列番号91)、hsa−miR−3663−3p(配列番号92)、hsa−miR−4505(配列番号93)、hsa−miR−4497(配列番号94)、hsa−miR−1225−5p(配列番号95)、hsa−miR−4257(配列番号96)は、ヒトの脂肪由来間葉系幹細胞の老化に伴って培養上清への分泌が増加するものである。
これらのうち、ヒトの脂肪由来間葉系幹細胞の老化(品質)の指標として測定するmiRNAとしては、hsa−miR−1290(配列番号1)、hsa−miR−1246(配列番号4)、hsa−miR−324−3p(配列番号6)、hsa−miR−1260a(配列番号12)、hsa−miR−1260b(配列番号13)、hsa−miR−4713−3p(配列番号16)、hsa−miR−92a−3p(配列番号21)、hsa−miR−320d(配列番号26)、hsa−miR−214−3p(配列番号29)、hsa−miR−4484(配列番号30)、hsa−miR−4728−5p(配列番号37)、hsa−miR−4454(配列番号40)、hsa−miR−5100(配列番号44)、hsa−miR−1273g−3p(配列番号45)、hsa−miR−483−5p(配列番号46)、hsa−miR−4669(配列番号47)、hsa−miR−5739(配列番号48)、hsa−miR−6085(配列番号49)、hsa−miR−6127(配列番号67)、hsa−miR−6165(配列番号68)、hsa−miR−1275(配列番号14)、hsa−miR−6087(配列番号80)、hsa−miR−4459(配列番号81)、hsa−miR−3162−5p(配列番号86)、hsa−miR−1225−5p(配列番号95)からなる群より選択される少なくとも1種が好ましい。
中でも、hsa−miR−1290(配列番号1)、hsa−miR−1246(配列番号4)、hsa−miR−1260a(配列番号12)、hsa−miR−1260b(配列番号13)、hsa−miR−4728−5p(配列番号37)、hsa−miR−4454(配列番号40)、hsa−miR−5100(配列番号44)、hsa−miR−1273g−3p(配列番号45)、hsa−miR−5739(配列番号48)、hsa−miR−6085(配列番号49)、hsa−miR−6127(配列番号67)、hsa−miR−6087(配列番号80)、hsa−miR−4459(配列番号81)からなる群より選択される少なくとも1種がより好ましい。
更に、hsa−miR−1290(配列番号1)、hsa−miR−1246(配列番号4)、hsa−miR−1260a(配列番号12)、hsa−miR−1260b(配列番号13)、hsa−miR−1273g−3p(配列番号45)からなる群より選択される少なくとも1種が特に好ましい。
細胞の老化の指標としては、miRNAをいずれか1種類のみ測定してもよいし、複数種類測定してもよい。老化の指標となる特定のmiRNAを複数測定できるように、必要な試薬を組み合わせた評価測定キットとして用いることもできる。
本発明におけるmiRNAとしては、培養液中に細胞から直接分泌されるものでもよいし、細胞から放出されるエクソソーム中に含まれる形で培養液中に放出されるものでもよい。細胞の老化の評価には、細胞から放出されたエクソソーム中のmiRNAを測定することが好ましい。細胞から放出されたエクソソーム中のmiRNAを測定することにより、精度よく細胞の老化の程度を評価することができる。
以下に、本発明の方法を各工程に分けて、具体的に説明するが、以下に示す方法に限定されない。
本発明の、細胞の老化を評価する方法は、以下の工程を含む。
(i)無血清培地中で細胞を培養する培養工程、
(ii)特定の時期に培養上清の一部をサンプリングする工程、
(iii)サンプリングした培養上清からエクソソームを回収する工程、
(iv)回収したエクソソームからmiRNAを抽出する工程、及び
(v)miRNAの発現レベルを測定する工程
本発明の方法は、さらに、
(vi)老化細胞を検出する工程を含んでいてもよい。
(i)培養工程
本工程においては、無血清培地中で細胞を培養する。細胞の培養方法は、それぞれの細胞に適した方法であれば特に限定されず、従来と同様の方法が用いられる。通常、30℃〜37℃の温度、2%〜7%CO環境下、5%〜21%O環境下で行われる。また、細胞の継代の時期及び方法もそれぞれの細胞に適していれば特に限定されず、細胞の様子を見ながら、従来と同様に行うことができる。なお、培養は、細胞の全培養期間に渡って無血清培地を用いて行われてもよいし、miRNAの測定のために回収する培養上清についてのみ無血清培地としてもよい。ここで、用いる無血清培地については、前記(培養)の項での説明を適用できる。
(ii)特定の時期に培養上清の一部をサンプリングする工程
細胞の老化の程度を評価したい細胞について、継代1日後〜5日後、好ましくは1日後〜4日後、より好ましくは1日後〜3日後、さらに好ましくは2日後〜3日後に、培養上清の一部をサンプリングする。サンプリングする液量は、その後の分析に十分な量であれば特に制限されない。なお、細胞の老化の評価の際の基準値を算出するために、老化が起こる以前の細胞増殖能等を十分に保持している状態の細胞についても培養上清のサンプリングをすることができる。
(iii)サンプリングした培養上清からエクソソームを回収する工程
エクソソームの回収は、当業者に公知の多くの方法を用いて行われ得る。一般には、超遠心分離法を用いた方法が広く用いられるが、市販のエクソソーム単離キット(Total exosome isolation from cell culture media,invitrogen等)を用いることもできる。
(iv)回収したエクソソームからmiRNAを抽出する工程
エクソソームからmiRNAを抽出するためには、当業者に公知の多くの方法を用いることができる。また、市販のmiRNA抽出用キット(miRNeasyMini Kit,Qiagen等)を用いることもできる。
(v)miRNAの発現レベルを測定する工程
抽出した全miRNA中のいくつかのmiRNAの発現レベルを測定するためには、当業者に公知の多くの方法を用いることができる。また、市販のmiRNA用のマイクロアレイ(Agilent DesignID 046064等)を用いることで、複数種のmiRNAの発現プロファイルを確認することができる。また、定量的リアルタイムPCR(TaqMan MicroRNA Assays、Applied Biosystems等)を用いることでもそれぞれのmiRNAの発現レベルを確認することができる。
細胞の老化によって増減することが判明している特定のmiRNAについて、そのmiRNAの発現レベルを、老化が起こる以前の細胞が分泌するmiRNAの発現レベル(基準値)と比較して、老化の程度を評価することができる。また、基準値以外に、それぞれの細胞、miRNAの種類毎に適切な閾値を決め、その値を超える、又は下回る値になった場合には、老化の程度が激しくヒトへの投与には不向きである等との判断をすることもできる。
(vi)老化細胞を検出する工程
本工程は、本発明の方法による老化の評価を確認するために、老化細胞を検出する工程である。老化細胞を検出するためには、当業者に公知の多くの方法を用いることができる。また、市販のSenescence−associated β−galactosidase発現検出キット(Senescence Detection Kit,Bio Vision)を用いることもできる。
(細胞老化判定用キット)
本発明の細胞老化判定用キットは、測定対象又は測定原理等に応じた種々の構成をとることができる。本発明のキットの構成要素として、例えば、細胞の老化に伴って培養上清中の発現が増減するmiRNA(cDNA)の増幅用プライマー、及びDNAチップ等で使用するハイブリダイゼーション用のプローブを含むことができる。このような細胞の老化に伴って培養上清中の発現が増減するmiRNAとしては、本発明の細胞の老化を評価する方法において指標として採用するmiRNAが好ましい。具体的には、配列番号1〜96の塩基配列からなるmiRNAである。
さらに、本発明のキットには、その構成・使用目的などに応じて、当業者に公知の他の要素又は成分、例えば、各種試薬、酵素、緩衝液、反応プレート(容器)等が含まれる。なお、PCR反応後の検出を容易にするために、これらプライマーの少なくともいずれかの末端に、当業者に公知の任意の蛍光物質等の標識物質が結合していることが好ましい。このような標識物質としては、例えば、6−カルボキシフルオレッセイン(FAM)、4,7,2’,4’,5’,7’−ヘキサクロロー6−カルボキシフルオレッセイン(HEX)、NED(Applied Biosystems Japan社)及び6−カルボキシ−X−ローダミン(Rox)等が挙げられる。
以下に本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
[脂肪由来間葉系幹細胞の調製及び培養]
3人の提供者からの脂肪由来間葉系幹細胞(Adipose derived Stem Cells,PT−5006、Lonza社)を、無血清培地にて馴化した後、2〜5日おきに継代しながら培養を行った。
[miRNAサンプルの調製及び解析]
(マイクロアレイ)
前記脂肪由来間葉系幹細胞について、4回継代後、6回継代後、11回継代後のそれぞれ3日目に、培養上清を各フラスコから100mLずつサンプリングした。前記各継代ステージ(4回継代、6回継代、11回継代)でサンプリングした培養上清から市販の試薬(Total exosome isolation from cell culture media,invitrogen)を用いてエクソソームを回収した。その後エクソソーム中のmiRNAを、市販の試薬(miRNeasyMini Kit,Qiagen)のプロトコールに従い抽出後、miRNAのマイクロアレイ(Agilent DesignID 046064)を実施した。結果のまとめを下記表1に示した。各数値は、各継代数における、miRNAの発現レベルの比を表している。
下記表1中の表記の説明を以下に示す。
P6/P4:6回継代後(P6)の培養上清中のmiRNAの発現レベルを、4回継代後(P4)の培養上清中のmiRNAの発現レベルで除した値のLog値
P11/P6:11回継代後(P11)の培養上清中のmiRNAの発現レベルを、6回継代後(P6)の培養上清中のmiRNAの発現レベルで除した値のLog値
P11/P4:11回継代後(P11)の培養上清中のmiRNAの発現レベルを、4回継代後(P4)の培養上清中のmiRNAの発現レベルで除した値のLog値
up:継代回数が増えるに従って(細胞の老化の度合いが増すに従って)、培養上清中に含まれる量が増加するmiRNAであることを示す。
down:継代回数が増えるに従って(細胞の老化の度合いが増すに従って)、培養上清中に含まれる量が減少するmiRNAであることを示す。
脂肪由来間葉系幹細胞は、4回継代後(P4)前後までは十分な増殖能を示したが、継代回数が増えていくにつれて増殖速度が遅くなった。11回継代後(P11)前後になるとほとんど増殖が見られなくなった。各培養上清について、マイクロアレイで合計2006種類のmiRNAの発現レベルを確認したところ、表1に示したmiRNAのうち、hsa−miR−1290、hsa−miR−193a−5p、hsa−miR−1299、hsa−miR−1246、hsa−miR−671−5p、hsa−miR−324−3p、hsa−miR−320a、hsa−miR−193b−5p、hsa−miR−134、hsa−miR−370、hsa−miR−320b、hsa−miR−1260a、hsa−miR−1260b、及び表2〜表4に示したmiRNAの培養上清中の発現レベルは、細胞の増殖能の低下と共に顕著に減少した。逆に、表1に示したmiRNAのうちhsa−miR−1275、hsa−miR−939−5p、及び表5に示したmiRNAの培養上清中の発現レベルは顕著に増加した。なお、全2006種類のうち、1226種類のmiRNAでは、発現レベルが検出限界以下であるか、または老化に伴う変化がほとんど見られなかった。
(定量的リアルタイムPCR)
前記マイクロアレイの結果、細胞の老化に伴って発現が顕著に減少する結果が得られたhsa−miR−1260a(配列番号12)、hsa−miR−1260b(配列番号13)、及びhsa−miR−1290(配列番号1)について、定量的リアルタイムPCR(TaqMan MicroRNA Assays、Applied Biosystems)を用いて、さらに詳細に発現レベルを確認した。結果を図1〜3にそれぞれ示すように、hsa−miR−1260a、hsa−miR−1260b、及びhsa−miR−1290の発現は、脂肪由来間葉系幹細胞の継代回数が増えるに従って(老化に伴って)、顕著に減少することが確認できた。
本発明の方法によると、培養細胞自体を消費することなく、その培養細胞の老化の程度を評価することができる。そのため、評価のためだけに別途培養細胞を用意する必要がなく、手間とコストを大幅に低減することができる。本発明の方法は、移植等、培養細胞をヒトに投与して用いる際の培養細胞の品質管理試験として好適に用いることができる。

Claims (10)

  1. 細胞の培養上清中のmiRNAを指標として、前記細胞の老化を評価する方法。
  2. 前記miRNAが、配列番号1〜96の塩基配列からなるmiRNAの群より選択される少なくとも1種のmiRNAである、請求項1記載の方法。
  3. 前記miRNAが、配列番号1、4、6、12〜14、16、21、26、29、30、37、40、44〜49、67、68、80、81、86、及び95の塩基配列からなるmiRNAの群より選択される少なくとも1種のmiRNAである、請求項2記載の方法。
  4. 前記miRNAが、前記培養上清中のエクソソームに含まれるmiRNAである、請求項1から3のいずれか1項記載の方法。
  5. 前記細胞が、脂肪由来間葉系幹細胞である、請求項1から4のいずれか1項記載の方法。
  6. 前記細胞の培養が、無血清培地による培養である、請求項1から5のいずれか1項記載の方法。
  7. 無血清培地中で細胞を培養する工程、
    特定の時期に培養上清の一部をサンプリングする工程、
    サンプリングした培養上清からエクソソームを回収する工程、
    回収したエクソソームからmiRNAを抽出する工程、及び
    miRNAの発現レベルを測定する工程
    を含む、細胞の老化を評価する方法。
  8. 前記miRNAの発現レベルを測定する工程において測定するmiRNAが、配列番号1〜96の塩基配列からなるmiRNAの群より選択される少なくとも1種である、請求項7記載の方法。
  9. 前記配列番号1〜13、16〜69の塩基配列からなるmiRNAの群より選択される少なくとも1種のmiRNAの発現レベルが所定の基準値よりも低い場合、及び/又は配列番号14若しくは15、70〜96の塩基配列からなるmiRNAの発現レベルが所定の基準値より高い場合に、前記細胞の老化の程度が高いと評価する、請求項8記載の方法。
  10. 配列番号1〜96の塩基配列からなるmiRNAの群より選択される少なくとも1種のmiRNAに特異的にハイブリダイズするプライマーを少なくとも1つ有する、細胞老化判定用キット。
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