JP2016144197A - 光信号受信機、光信号受信方法及び光伝送システム - Google Patents
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Abstract
【課題】マルチコアファイバ又はマルチモードファイバを用いた光通信において光信号送信機及び光信号受信機の台数を削減すること。【解決手段】実施形態の光信号受信機は、本発明の一態様は、マルチモードファイバの特定のモードに入力された光変調信号を検波して電気信号に変換する光電気変換部と、前記光電気変換部によって電気信号に変換された前記光変調信号をデジタル信号に変換するAD変換部と、前記AD変換部によってデジタル信号に変換された前記光変調信号の波形歪みを等化して復調する信号処理部と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、光信号を用いた通信技術に関する。
従来、超高速光変調技術や波長多重伝送技術を用いる光ファイバ通信により、大容量の通信を可能とする光伝送システムが実現されている。近年の光伝送システムでは、コヒーレント光通信技術とデジタル信号処理技術とを組み合わせたデジタルコヒーレント技術が用いられている。このデジタルコヒーレント技術では、DP−QPSK(Dual Polarization−Quadrature Phase Shift Keying)変調方式により1チャネルあたり100Gbit/sの光信号を生成し、それを波長多重伝送技術により80波多重する。このようなデジタルコヒーレント技術により、1本の光ファイバで8Tbit/sの通信を可能とする伝送容量の大容量化が実現されている(例えば、非特許文献1参照)。
また、近年では、DP−16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)等の多値変調技術を用いることにより、1チャネルあたりの伝送容量を拡大し、光伝送システムの総伝送容量を数十Tbit/sに拡張するための研究開発が進められている。
また、近年では、DP−16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)等の多値変調技術を用いることにより、1チャネルあたりの伝送容量を拡大し、光伝送システムの総伝送容量を数十Tbit/sに拡張するための研究開発が進められている。
このような、デジタルコヒーレント技術によって伝送容量の大容量化が進められている一方で、光ファイバに入力できるパワー(以下、「光パワー」という。)の限界に起因して、伝送容量拡大の限界を迎えようとしている。従来の光ファイバ通信で一般的に用いられているシングルモードファイバ(SMF:Single Mode Fiber)では、光パワーの限界に起因する伝送容量の限界は100Tbit/s程度と言われている。このような理由により、光伝送システムの総伝送容量も限界を迎えようとしている。
近年では、光伝送システムにおける総伝送容量の限界を超えるため、マルチコアファイバやマルチモードファイバを用いた空間多重伝送方式が研究されている。マルチコアファイバは、1本のファイバに複数のコアが配置されたものであり、1本のファイバ当たりの伝送容量を大幅に拡大することができる。また、マルチモードファイバは、SMFに比して大きなコア断面積を有する。そのため、マルチモードファイバには、SMFよりも多くの光パワーを入力することが可能であり、マルチコアファイバ同様に1本のファイバ当たりの伝送容量を大幅に拡大することができる。例えば、7コアを有するマルチコアファイバを伝送路として用いることにより、120.7Tbit/sでの通信が可能となることが実証されている(例えば、非特許文献2参照)。また、例えば、3つのLPモード(LP01、LP11a、LP11b)を持つマルチモードファイバを用いることにより伝送容量を拡大する技術が提案されている(例えば、非特許文献3参照)。
堀口真,島崎大作,笹倉芳明,井波政朗,山本秀人,"100Gパケットトランスポートシステム(100G−PTS)の実用化",NTT技術ジャーナル,vol. 26,no. 10,2014.
H.Takara, T. Mizuno, H. Kawakami, Y. Miyamoto, H. Masuda, K. Kitamura, H. Ono, S. Asakawa, Y. Amma, K. Hirakawa, S. Matsuo, K. Tsujikawa, and M. Yamada, "120.7-Tb/s (7 SDM/180 WDM/95.8 Gb/s) MCF-ROPA Unrepeatered Transmission of PDM-32QAM Channels over 204km," ECOC2014, Cannes, France, 2014.
S. Randel, R. Ryf, A. Sierra, P. J. Winzer, A. H. Gnauck, C. A. Bolle, R.-J. Essiambre, D. W. Peckham, A. McCurdy, and R. Lingle, Jr., "6×56-Gb/s mode-division multiplexed transmission over 33-km few-mode fiber enabled by 6×6 MIMO equalization," Optics Express, vol. 19, no. 17, pp. 16697-16707, 2011.
しかしながら、空間多重伝送方式では、マルチコアファイバやマルチモードファイバにおいて、コア数やモード数に応じて光信号の多重分離が必要である。そのため、光伝送システムにおける光信号送信機及び光信号受信機の台数が増大するという問題があった。
上記事情に鑑み、本発明は、マルチコアファイバ又はマルチモードファイバを用いた光通信において光信号送信機及び光信号受信機の台数を削減することができる技術を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、マルチモードファイバの特定のモードに入力された光変調信号を検波して電気信号に変換する光電気変換部と、前記光電気変換部によって電気信号に変換された前記光変調信号をデジタル信号に変換するAD変換部と、前記AD変換部によってデジタル信号に変換された前記光変調信号の波形歪みを等化して復調する信号処理部と、を備える光信号受信機である。
本発明の一態様は、上記の光信号受信機であって、前記光変調信号は強度変調信号であり、前記光電気変換部は、前記強度変調信号を直接検波して電気信号に変換する。
本発明の一態様は、上記の光信号受信機であって、前記強度変調信号を複数のモードに分離するモード分離部をさらに備え、前記光電気変換部は、前記複数のモードに分離された前記強度変調信号のそれぞれを、直接検波して電気信号に変換し、前記AD変換部は、前記複数のモードごとに電気信号に変換された前記強度変調信号のそれぞれをデジタル信号に変換し、前記信号処理部は、前記複数のモードごとにデジタル信号に変換されたそれぞれの前記強度変調信号の波形歪みを等化して合成し、合成された強度変調信号を復調する。
本発明の一態様は、上記の光信号受信機であって、前記光変調信号は位相変調信号であり、前記光電気変換部は、前記位相変調信号をコヒーレント検波して電気信号に変換する。
本発明の一態様は、上記の光信号受信機であって、前記位相変調信号を複数のモードに分離するモード分離部をさらに備え、前記光電気変換部は、前記複数のモードに分離された前記位相変調信号のそれぞれを、コヒーレント検波して電気信号に変換し、前記AD変換部は、前記複数のモードごとに電気信号に変換された前記位相変調信号のそれぞれをデジタル信号に変換し、前記信号処理部は、前記複数のモードごとにデジタル信号に変換されたそれぞれの前記位相変調信号の波形歪みを等化して合成し、合成された位相変調信号を復調する。
本発明の一態様は、上記の光信号受信機であって、前記信号処理部は、前記AD変換部によってデジタル信号に変換された前記位相変調信号の波長分散を補償する波長分散補償部と、波長分散が補償された前記位相変調信号の波形歪みを等化する波形等化部と、波形歪みが等化された前記位相変調信号の周波数オフセット及び位相ノイズを補償する位相補償部と、周波数オフセット及び位相ノイズが補償された前記位相変調信号を復調する復調部と、を備える。
本発明の一態様は、マルチモードファイバの特定のモードに入力された光変調信号を検波して電気信号に変換する光電気変換ステップと、前記光電気変換ステップにおいて電気信号に変換された前記光変調信号をデジタル信号に変換するAD変換ステップと、前記AD変換ステップにおいてデジタル信号に変換された前記光変調信号の波形歪みを等化して復調する信号処理ステップと、を有する光信号受信方法である。
本発明の一態様は、マルチモードファイバで接続された光信号送信機と光信号受信機とが光信号を送受信する光伝送システムであって、前記光信号送信機は、光信号を変調して光変調信号を生成し、生成した光変調信号を前記マルチモードファイバの特定のモードに入力し、前記光信号受信機は、前記マルチモードファイバに入力された光変調信号を検波して電気信号に変換する光電気変換部と、前記光電気変換部によって電気信号に変換された前記光変調信号をデジタル信号に変換するAD変換部と、前記AD変換部によってデジタル信号に変換された前記光変調信号の波形歪みを等化して復調する信号処理部と、を備える光伝送システムである。
本発明により、マルチコアファイバ又はマルチモードファイバを用いた光通信において光信号送信機及び光信号受信機の台数を削減することが可能となる。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態の光伝送システム1のシステム構成の具体例を示すシステム構成図である。
光伝送システム1は、マルチモードファイバ伝送路2、光信号送信機3及び光信号受信機4を備える。マルチモードファイバ伝送路2は、N(Nは1以上の整数)個のモードを有するマルチモードファイバを用いて構成される。光信号送信機3及び光信号受信機4は、マルチモードファイバ伝送路2を介して、光信号を送受信する。
図1は、第1実施形態の光伝送システム1のシステム構成の具体例を示すシステム構成図である。
光伝送システム1は、マルチモードファイバ伝送路2、光信号送信機3及び光信号受信機4を備える。マルチモードファイバ伝送路2は、N(Nは1以上の整数)個のモードを有するマルチモードファイバを用いて構成される。光信号送信機3及び光信号受信機4は、マルチモードファイバ伝送路2を介して、光信号を送受信する。
光信号送信機3は、光信号を変調して光変調信号を生成する。光信号送信機3は、生成した光変調信号をマルチモードファイバ伝送路2に出力することで光信号を送信する。このとき、光信号送信機3は、N個のモードのうちの特定のモードで光変調信号を出力する。
光信号受信機4は、光信号送信機3から出力された光変調信号にデジタル信号処理を行うことで、マルチモードファイバ伝送時のモード分散により生じる波形歪みを補正して復調することで光信号を受信する。以下、この波形歪みの補正を波形等化と称する。
このように構成された第1実施形態の光伝送システムでは、光信号送信機から出力される光変調信号は、マルチモードファイバの特定のモードに入力される。そのため、このような光伝送システムでは、コア数やモード数に応じた光信号の多重分離が必要なくなり、光信号送信機及び光信号受信機の台数を削減することが可能となる。
<第2実施形態>
第2実施形態では、第1実施形態の光信号送信機3が光変調信号として強度変調信号を生成する場合の光伝送システムの構成について説明する。
第2実施形態では、第1実施形態の光信号送信機3が光変調信号として強度変調信号を生成する場合の光伝送システムの構成について説明する。
図2は、第2実施形態の光伝送システム1aのシステム構成の具体例を示すシステム構成図である。
光信号送信機3は、光変調信号として強度変調信号を生成する。光信号送信機3は、生成した強度変調信号をマルチモードファイバ伝送路2に出力する。第1実施形態において説明したように、光信号送信機3は、N個のモードのうちの特定のモードで強度変調信号を出力する。
光信号送信機3は、光変調信号として強度変調信号を生成する。光信号送信機3は、生成した強度変調信号をマルチモードファイバ伝送路2に出力する。第1実施形態において説明したように、光信号送信機3は、N個のモードのうちの特定のモードで強度変調信号を出力する。
光信号受信機4aは、光電気変換器41、AD変換器42及びデジタル信号処理回路43を備える。
光電気変換器41は、マルチモードファイバ伝送路2を介して伝送される強度変調信号を直接検波して電気信号に変換する。光電気変換器41は、直接検波によって電気信号に変換された強度変調信号をAD変換器42に出力する。
光電気変換器41は、マルチモードファイバ伝送路2を介して伝送される強度変調信号を直接検波して電気信号に変換する。光電気変換器41は、直接検波によって電気信号に変換された強度変調信号をAD変換器42に出力する。
AD変換器42は、光電気変換器41によって電気信号に変換された強度変調信号をAD(Analog−to−Digital)変換してデジタル信号に変換する。AD変換器42は、AD変換によってデジタル信号に変換された強度変調信号をデジタル信号処理回路43に出力する。
デジタル信号処理回路43は、AD変換器42によってデジタル信号に変換された強度変調信号にデジタル信号処理を行うことにより、強度変調信号の波形等化及び復調を行う。
<第3実施形態>
第3実施形態では、第2実施形態の光信号受信機4aが強度変調信号の波形等化及び復調を、マルチモードファイバ伝送路2においてモード分散された複数のモードごとに行う場合の光伝送システムの構成について説明する。
第3実施形態では、第2実施形態の光信号受信機4aが強度変調信号の波形等化及び復調を、マルチモードファイバ伝送路2においてモード分散された複数のモードごとに行う場合の光伝送システムの構成について説明する。
図3は、第3実施形態の光伝送システム1bのシステム構成の具体例を示すシステム構成図である。
第3実施形態の光伝送システム1bは、光信号受信機4bがモード分離器44をさらに備える点、光電気変換器41に代えて光電気変換器41b−1〜41b−k(kは、2≦k≦N)を備える点、AD変換器42に代えてAD変換器42bを備える点、デジタル信号処理回路43に代えてデジタル信号処理回路43bを備える点で、第2実施形態の光伝送システム1aと異なる。
第3実施形態の光伝送システム1bは、光信号受信機4bがモード分離器44をさらに備える点、光電気変換器41に代えて光電気変換器41b−1〜41b−k(kは、2≦k≦N)を備える点、AD変換器42に代えてAD変換器42bを備える点、デジタル信号処理回路43に代えてデジタル信号処理回路43bを備える点で、第2実施形態の光伝送システム1aと異なる。
モード分離器44は、マルチモードファイバ伝送路2を介して伝送される強度変調信号を複数のモード1〜k(2≦k≦N)に分離する。モード分離器44は、各モードに分離した強度変調信号を対応する光電気変換器41b−1〜41b−kに出力する。モードn(1≦n≦k)に分離された強度変調信号は、光電気変換器41b−nに出力される。
光電気変換器41−1〜41−kは、モード分離器44から出力される各モードに分離された強度変調信号をそれぞれ直接検波して電気信号に変換する。例えば、モードnに分離された強度変調信号を強度変調信号nと表した場合、光電気変換器41b−nは、強度変調信号nを電気信号nに変換する。光電気変換器41b−1〜41b−kは、それぞれ電気信号に変換した強度変調信号1〜kをAD変換器42bに出力する。
AD変換器42bは、光電気変換器41b−1〜41b−kによって電気信号に変換された強度変調信号をそれぞれAD変換してデジタル信号に変換する。例えば、AD変換器42bは、電気信号nをデジタル信号nに変換する。AD変換器42bは、デジタル信号に変換した強度変調信号1〜kをデジタル信号処理回路43bに出力する。
デジタル信号処理回路43bは、AD変換器42b−1〜42b−kによってデジタル信号に変換された強度変調信号のそれぞれを波形等化して合成し、合成した強度変調信号を復調する。
<第4実施形態>
第4実施形態では、第1実施形態の光信号送信機3が光変調信号として位相変調信号を生成する場合の光伝送システムの構成について説明する。
第4実施形態では、第1実施形態の光信号送信機3が光変調信号として位相変調信号を生成する場合の光伝送システムの構成について説明する。
図4は、第4実施形態の光伝送システム1cのシステム構成の具体例を示すシステム構成図である。
光信号送信機3は、光変調信号として位相変調信号を生成する。光信号送信機3は、生成した位相変調信号をマルチモードファイバ伝送路2に出力する。第1実施形態において説明したように、光信号送信機3は、N個のモードのうちの特定のモードで位相変調信号を出力する。
光信号送信機3は、光変調信号として位相変調信号を生成する。光信号送信機3は、生成した位相変調信号をマルチモードファイバ伝送路2に出力する。第1実施形態において説明したように、光信号送信機3は、N個のモードのうちの特定のモードで位相変調信号を出力する。
光信号受信機4cは、局発光源45をさらに備える点、光電気変換器41に代えてコヒーレントレシーバ46を備える点、デジタル信号処理回路43に代えてデジタル信号処理回路43cを備える点で第2実施形態の光信号受信機4aと異なる。
局発光源45は、コヒーレント検波に必要な参照光をコヒーレントレシーバ46に出力する。
コヒーレントレシーバ46は、局発光源45から出力される参照光を用いて位相変調信号をコヒーレント検波して電気信号に変換する。
コヒーレントレシーバ46は、局発光源45から出力される参照光を用いて位相変調信号をコヒーレント検波して電気信号に変換する。
図5は、デジタル信号処理回路43cの機能構成の具体例を示すブロック図である。
デジタル信号処理回路43cは、波長分散補償回路431、適応等化回路432、キャリア位相補償回路433及び復調回路434を備える。
波長分散補償回路431は、AD変換器42によってデジタル信号に変換された位相変調信号の波長分散を補償する。波長分散補償回路431は、波長分散が補償された位相変調信号を適応等化回路432に出力する。
デジタル信号処理回路43cは、波長分散補償回路431、適応等化回路432、キャリア位相補償回路433及び復調回路434を備える。
波長分散補償回路431は、AD変換器42によってデジタル信号に変換された位相変調信号の波長分散を補償する。波長分散補償回路431は、波長分散が補償された位相変調信号を適応等化回路432に出力する。
適応等化回路432は、波長分散補償回路431によって波長分散が補償された位相変調信号に対して波形等化を行う。適応等化回路432は、波形等化を行った位相変調信号をキャリア位相補償回路433に出力する。
キャリア位相補償回路433は、適応等化回路432によって波形等化された位相変調信号に対して、周波数オフセット及び位相ノイズを推定し補償する。以下、この周波数オフセット及び位相ノイズの補償を総称してキャリア位相補償と称する。キャリア位相補償回路433は、キャリア位相補償を行った位相変調信号を復調回路434に出力する。
復調回路434は、キャリア位相補償回路433によって周波数オフセット及び位相ノイズが補償された位相変調信号を復調する。
図6は、光信号受信機4cによって取得された信号波形の具体例を示すコンスタレーションマップである。
図6の(a)図は、コヒーレント検波によって取得された位相変調信号のX偏波を示すコンスタレーションマップである。図6の(b)図は、復調後の光信号のX偏波を示すコンスタレーションマップである。図6に示す例は、光信号送信機3から位相変調信号として128Gbit/sのDP−QPSK信号をLP01モードでマルチモードファイバへ入力した場合の例である。図6に示すように、光信号受信機4cは、マルチモードファイバ伝送時のモード分散により生じる波形歪みを、デジタル信号処理で等化して復調することができる。
図6の(a)図は、コヒーレント検波によって取得された位相変調信号のX偏波を示すコンスタレーションマップである。図6の(b)図は、復調後の光信号のX偏波を示すコンスタレーションマップである。図6に示す例は、光信号送信機3から位相変調信号として128Gbit/sのDP−QPSK信号をLP01モードでマルチモードファイバへ入力した場合の例である。図6に示すように、光信号受信機4cは、マルチモードファイバ伝送時のモード分散により生じる波形歪みを、デジタル信号処理で等化して復調することができる。
<第5実施形態>
第5実施形態では、第4実施形態の光信号受信機4cが、位相変調信号の波形等化及び復調を、マルチモードファイバ伝送路2においてモード分散された複数のモードごとに行う場合の光伝送システムの構成について説明する。
第5実施形態では、第4実施形態の光信号受信機4cが、位相変調信号の波形等化及び復調を、マルチモードファイバ伝送路2においてモード分散された複数のモードごとに行う場合の光伝送システムの構成について説明する。
図7は、第5実施形態の光伝送システム1dのシステム構成の具体例を示すシステム構成図である。
第5実施形態の光伝送システム1dは、光信号受信機4dがモード分離器44をさらに備える点、局発光源45に代えて局発光源45d−1〜45d−kを備える点、コヒーレントレシーバ46に代えてコヒーレントレシーバ46d−1〜46d−k(kは、2≦k≦N)を備える点、AD変換器42に代えてAD変換器42dを備える点、デジタル信号処理回路43cに代えてデジタル信号処理回路43dを備える点で、第4実施形態の光伝送システム1cと異なる。
第5実施形態の光伝送システム1dは、光信号受信機4dがモード分離器44をさらに備える点、局発光源45に代えて局発光源45d−1〜45d−kを備える点、コヒーレントレシーバ46に代えてコヒーレントレシーバ46d−1〜46d−k(kは、2≦k≦N)を備える点、AD変換器42に代えてAD変換器42dを備える点、デジタル信号処理回路43cに代えてデジタル信号処理回路43dを備える点で、第4実施形態の光伝送システム1cと異なる。
モード分離器44は、図3で説明したモード分離器44と同様である。モード分離器44は、マルチモードファイバ伝送路2を介して伝送された位相変調信号をモード1〜k(2≦k≦N)に分離する。モード分離器44は、各モードに分離した強度変調信号を対応するコヒーレントレシーバ46d−1〜46d−kに出力する。モードn(1≦n≦k)に分離された位相変調信号は、コヒーレントレシーバ46d−nに出力される。
局発光源45d−1〜45d−kは、コヒーレント検波に必要な参照光を対応するコヒーレントレシーバ46d−1〜46d−kに出力する。局発光源45d−n(1≦n≦k)は、コヒーレントレシーバ46d−nに対応する。
コヒーレントレシーバ46d−1〜46d−kは、対応する局発光源45d−1〜45d−kから出力される参照項を用いて、モード分離器44から出力される各モードに分離された位相変調信号をそれぞれコヒーレント検波して電気信号に変換する。例えば、モードnに分離された位相変調信号を位相変調信号nと表した場合、コヒーレントレシーバ46d−nは、位相変調信号nを電気信号nに変換する。コヒーレントレシーバ46d−1〜46d−kは、それぞれ電気信号に変換した位相変調信号1〜kをAD変換器42dに出力する。
AD変換器42dは、コヒーレントレシーバ46d−1〜46d−kによって電気信号に変換された位相変調信号のそれぞれをAD変換してデジタル信号に変換する。例えば、AD変換器42dは、コヒーレントレシーバ46d−nから出力される電気信号nをデジタル信号nに変換する。AD変換器42dは、デジタル信号に変換した位相変調信号1〜kをデジタル信号処理回路43dに出力する。
デジタル信号処理回路43dは、AD変換器42dによってデジタル信号に変換された位相変調信号のそれぞれを波形等化して合成し、合成した位相変調信号を復調する。
図8は、デジタル信号処理回路43dの機能構成の具体例を示すブロック図である。
デジタル信号処理回路43dは、波長分散補償回路431d−1〜431d−k、適応等化回路432d、キャリア位相補償回路433及び復調回路434を備える。
デジタル信号処理回路43dは、波長分散補償回路431d−1〜431d−k、適応等化回路432d、キャリア位相補償回路433及び復調回路434を備える。
波長分散補償回路431d−1〜431d−kは、AD変換器42dによってデジタル信号に変換されたモードごとの位相変調信号の波長分散を補償する。波長分散補償回路431d−1〜431d−kは、モードごとに波長分散が補償された位相変調信号を適応等化回路432dに出力する。
適応等化回路432dは、波長分散補償回路431d−1〜431d−kによって波長分散が補償されたモードごとの位相変調信号に対して波形等化を行う。適応等化回路432dは、波形等化が行われた位相変調信号を合成してキャリア位相補償回路433に出力する。
キャリア位相補償回路433及び復調回路434は、図5と同様である。
キャリア位相補償回路433及び復調回路434は、図5と同様である。
図9は、光信号受信機4dによって取得された信号波形の具体例を示すコンスタレーションマップである。
図9の(a)図及び(b)図は、コヒーレント検波によって取得された位相変調信号を示すコンスタレーションマップである。(a)図は、モード分離器44によって分離されたLP01モードの位相変調信号を示す。(b)図は、モード分離器44によって分離されたLP11aモードの位相変調信号を示す。すなわち、図9の例は、k=2の場合に対応する。図9の(c)図は、復調後の光信号を示すコンスタレーションマップである。図9に示す例は、図6と同様に、光信号送信機3から位相変調信号として128Gbit/sのDP−QPSK信号をLP01モードでマルチモードファイバへ入力した場合の例である。図9に示すように、光信号受信機4dは、マルチモードファイバ伝送時のモード分散により生じる波形歪みを、モードごとにデジタル信号処理で等化して復調することができる。
図9の(a)図及び(b)図は、コヒーレント検波によって取得された位相変調信号を示すコンスタレーションマップである。(a)図は、モード分離器44によって分離されたLP01モードの位相変調信号を示す。(b)図は、モード分離器44によって分離されたLP11aモードの位相変調信号を示す。すなわち、図9の例は、k=2の場合に対応する。図9の(c)図は、復調後の光信号を示すコンスタレーションマップである。図9に示す例は、図6と同様に、光信号送信機3から位相変調信号として128Gbit/sのDP−QPSK信号をLP01モードでマルチモードファイバへ入力した場合の例である。図9に示すように、光信号受信機4dは、マルチモードファイバ伝送時のモード分散により生じる波形歪みを、モードごとにデジタル信号処理で等化して復調することができる。
<第6実施形態>
第6実施形態では、第5実施形態の光信号受信機4dが、位相変調信号の波形等化及び復調を、マルチモードファイバ伝送路2においてモード分散された複数のモードごとに行う場合の光伝送システムの構成について説明する。第5実施形態と異なる点は、デジタル信号処理回路が、波長分散補償、波形等化及びキャリア位相補償のぞれぞれを、モード分離器によって分離されたモードごとの位相変調信号に対して行う点である。
第6実施形態では、第5実施形態の光信号受信機4dが、位相変調信号の波形等化及び復調を、マルチモードファイバ伝送路2においてモード分散された複数のモードごとに行う場合の光伝送システムの構成について説明する。第5実施形態と異なる点は、デジタル信号処理回路が、波長分散補償、波形等化及びキャリア位相補償のぞれぞれを、モード分離器によって分離されたモードごとの位相変調信号に対して行う点である。
図10は、第6実施形態の光伝送システム1eのシステム構成の具体例を示すシステム構成図である。
光伝送システム1eは、光信号受信機4eがデジタル信号処理回路43dに代えてデジタル信号処理回路43eを備える点で第5実施形態の光伝送システム1dと異なる。
光伝送システム1eは、光信号受信機4eがデジタル信号処理回路43dに代えてデジタル信号処理回路43eを備える点で第5実施形態の光伝送システム1dと異なる。
図11は、デジタル信号処理回路43eの機能構成の具体例を示すブロック図である。
デジタル信号処理回路43eは、波長分散補償回路431e−1〜431e−k、適応等化回路432e−1〜432e−k、キャリア位相補償回路433e−1〜433e−k、波形合成回路435及び復調回路434を備える。波長分散補償回路431e−1〜431e−k及び復調回路434は、図8の波長分散補償回路431d−1〜431d−k及び復調回路434と同様である。
デジタル信号処理回路43eは、波長分散補償回路431e−1〜431e−k、適応等化回路432e−1〜432e−k、キャリア位相補償回路433e−1〜433e−k、波形合成回路435及び復調回路434を備える。波長分散補償回路431e−1〜431e−k及び復調回路434は、図8の波長分散補償回路431d−1〜431d−k及び復調回路434と同様である。
適応等化回路432e−1〜432e−kは、波長分散補償回路431e−1〜431e−kによって波長分散が補償されたモードごとの位相変調信号に対して波形等化を行う。適応等化回路432e−n(1≦n≦k)は、波長分散補償回路431e−nから出力される位相変調信号に対して波形等化を行う。適応等化回路432e−1〜432e−kは、波形等化を行った位相変調信号を対応するキャリア位相補償回路433e−1〜433e−kに出力する。適応等化回路432e−n(1≦n≦k)は、キャリア位相補償回路433e−nに対応する。
キャリア位相補償回路433e−1〜433e−kは、適応等化回路432e−1〜432e−kによって波形等化されたモードごとの位相変調信号に対してキャリア位相補償を行う。キャリア位相補償回路433e−nは、適応等化回路432e−nから出力される位相変調信号に対してキャリア位相補償を行う。キャリア位相補償回路433e−1〜433e−kは、キャリア位相補償を行った位相変調信号を波形合成回路435に出力する。
波形合成回路435は、キャリア位相補償回路433e−1〜433e−kによってキャリア位相補償されたモードごとの位相変調信号を合成する。波形合成回路435は、合成した位相変調信号を復調回路434に出力する。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、上記の光伝送システムでは、マルチモードファイバ伝送路を介した光信号の伝送において、光信号送信機3は、マルチモードファイバが有する複数のモードのうちの特定のモードでのみ光変調信号を出力する。そして、光信号受信機は、特定のモード又はモード分散によって分散された複数のモードで取得される光変調信号の波形等化及び復調を行う。このように構成されることによって、光伝送システムは、マルチモードファイバ伝送路を用いて光信号を伝送する場合において必要となる光信号送信機及び光信号受信機の数を削減することができる。
なお、上記の実施形態では、光信号の伝送路がマルチモードファイバを用いて構成された場合について説明したが、上述した光信号送信機及び光信号受信機は、複数のコアを持つマルチコアファイバを用いて構成された伝送路で光信号の送受信を行う光伝送システムに適用されてもよい。
なお、上記の実施形態における光電気変換器41、光電気変換器41b−1〜41b−k、コヒーレントレシーバ46、コヒーレントレシーバ46d−1〜46d−kは、本発明における光電気変換部の一例である。
また、上記実施形態におけるAD変換器42、AD変換器42b、AD変換器42dは本発明におけるAD変換部の一例である。
また、上記実施形態におけるデジタル信号処理回路43、デジタル信号処理回路43b、デジタル信号処理回路43c、デジタル信号処理回路43d、デジタル信号処理回路43eは、本発明における信号処理部の一例である。
また、上記実施形態における波長分散補償回路431、波長分散補償回路431d−1〜431d−k、波長分散補償回路431e−1〜431e−kは、本発明における波長分散補償部の一例である。
また、上記実施形態における適応等化回路432、適応等化回路432d、適応等化回路432e−1〜432e−kは、本発明における波形等化部の一例である。
また、上記実施形態におけるキャリア位相補償回路433、キャリア位相補償回路433e−1〜433e−kは、本発明における位相補償部の一例である。
また、上記実施形態における復調回路434は本発明における復調部の一例である。
また、上記実施形態におけるモード分離器44は本発明におけるモード分離部の一例である。
また、上記実施形態におけるAD変換器42、AD変換器42b、AD変換器42dは本発明におけるAD変換部の一例である。
また、上記実施形態におけるデジタル信号処理回路43、デジタル信号処理回路43b、デジタル信号処理回路43c、デジタル信号処理回路43d、デジタル信号処理回路43eは、本発明における信号処理部の一例である。
また、上記実施形態における波長分散補償回路431、波長分散補償回路431d−1〜431d−k、波長分散補償回路431e−1〜431e−kは、本発明における波長分散補償部の一例である。
また、上記実施形態における適応等化回路432、適応等化回路432d、適応等化回路432e−1〜432e−kは、本発明における波形等化部の一例である。
また、上記実施形態におけるキャリア位相補償回路433、キャリア位相補償回路433e−1〜433e−kは、本発明における位相補償部の一例である。
また、上記実施形態における復調回路434は本発明における復調部の一例である。
また、上記実施形態におけるモード分離器44は本発明におけるモード分離部の一例である。
上述した実施形態における光信号送信機及び光信号受信機をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1、1a、1b、1c、1d、1e…光伝送システム,
2…マルチモードファイバ伝送路,
3…光信号送信機,
4、4a、4b、4c、4d、4e…光信号受信機,
41、41b−1〜41b−k…光電気変換器,
42、42b、42d…AD変換器,
43、43b、43c、43d、43e…デジタル信号処理回路,
431、431d−1〜431d−k、431e−1〜431e−k…波長分散補償回路,
432、432d、432e−1〜432e−k…適応等化回路,
433、433e−1〜433e−k…キャリア位相補償回路,
434…復調回路,
435…波形合成回路,
44…モード分離器,
45、45d−1〜45d−k…局発光源,
46、46d−1〜46d−k…コヒーレントレシーバ
2…マルチモードファイバ伝送路,
3…光信号送信機,
4、4a、4b、4c、4d、4e…光信号受信機,
41、41b−1〜41b−k…光電気変換器,
42、42b、42d…AD変換器,
43、43b、43c、43d、43e…デジタル信号処理回路,
431、431d−1〜431d−k、431e−1〜431e−k…波長分散補償回路,
432、432d、432e−1〜432e−k…適応等化回路,
433、433e−1〜433e−k…キャリア位相補償回路,
434…復調回路,
435…波形合成回路,
44…モード分離器,
45、45d−1〜45d−k…局発光源,
46、46d−1〜46d−k…コヒーレントレシーバ
Claims (8)
- マルチモードファイバの特定のモードに入力された光変調信号を検波して電気信号に変換する光電気変換部と、
前記光電気変換部によって電気信号に変換された前記光変調信号をデジタル信号に変換するAD変換部と、
前記AD変換部によってデジタル信号に変換された前記光変調信号の波形歪みを等化して復調する信号処理部と、
を備える光信号受信機。 - 前記光変調信号は強度変調信号であり、
前記光電気変換部は、前記強度変調信号を直接検波して電気信号に変換する、
請求項1に記載の光信号受信機。 - 前記強度変調信号を複数のモードに分離するモード分離部をさらに備え、
前記光電気変換部は、前記複数のモードに分離された前記強度変調信号のそれぞれを、直接検波して電気信号に変換し、
前記AD変換部は、前記複数のモードごとに電気信号に変換された前記強度変調信号のそれぞれをデジタル信号に変換し、
前記信号処理部は、前記複数のモードごとにデジタル信号に変換されたそれぞれの前記強度変調信号の波形歪みを等化して合成し、合成された強度変調信号を復調する、
請求項2に記載の光信号受信機。 - 前記光変調信号は位相変調信号であり、
前記光電気変換部は、前記位相変調信号をコヒーレント検波して電気信号に変換する、
請求項1に記載の光信号受信機。 - 前記位相変調信号を複数のモードに分離するモード分離部をさらに備え、
前記光電気変換部は、前記複数のモードに分離された前記位相変調信号のそれぞれを、コヒーレント検波して電気信号に変換し、
前記AD変換部は、前記複数のモードごとに電気信号に変換された前記位相変調信号のそれぞれをデジタル信号に変換し、
前記信号処理部は、前記複数のモードごとにデジタル信号に変換されたそれぞれの前記位相変調信号の波形歪みを等化して合成し、合成された位相変調信号を復調する、
請求項4に記載の光信号受信機。 - 前記信号処理部は、
前記AD変換部によってデジタル信号に変換された前記位相変調信号の波長分散を補償する波長分散補償部と、
波長分散が補償された前記位相変調信号の波形歪みを等化する波形等化部と、
波形歪みが等化された前記位相変調信号の周波数オフセット及び位相ノイズを補償する位相補償部と、
周波数オフセット及び位相ノイズが補償された前記位相変調信号を復調する復調部と、
を備える請求項5に記載の光信号受信機。 - マルチモードファイバの特定のモードに入力された光変調信号を検波して電気信号に変換する光電気変換ステップと、
前記光電気変換ステップにおいて電気信号に変換された前記光変調信号をデジタル信号に変換するAD変換ステップと、
前記AD変換ステップにおいてデジタル信号に変換された前記光変調信号の波形歪みを等化して復調する信号処理ステップと、
を有する光信号受信方法。 - マルチモードファイバを介して光信号送信機と光信号受信機とが光信号を送受信する光伝送システムであって、
前記光信号送信機は、光信号を変調して光変調信号を生成し、生成した光変調信号を前記マルチモードファイバの特定のモードに入力し、
前記光信号受信機は、
前記マルチモードファイバに入力された光変調信号を検波して電気信号に変換する光電気変換部と、
前記光電気変換部によって電気信号に変換された前記光変調信号をデジタル信号に変換するAD変換部と、
前記AD変換部によってデジタル信号に変換された前記光変調信号の波形歪みを等化して復調する信号処理部と、
を備える光伝送システム。
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