JP2016143187A - 冗長通信装置及びその制御方法 - Google Patents

冗長通信装置及びその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016143187A
JP2016143187A JP2015017700A JP2015017700A JP2016143187A JP 2016143187 A JP2016143187 A JP 2016143187A JP 2015017700 A JP2015017700 A JP 2015017700A JP 2015017700 A JP2015017700 A JP 2015017700A JP 2016143187 A JP2016143187 A JP 2016143187A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication device
data
software
software data
exchange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015017700A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6554801B2 (ja
Inventor
宏彦 木田
Hirohiko Kida
宏彦 木田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2015017700A priority Critical patent/JP6554801B2/ja
Publication of JP2016143187A publication Critical patent/JP2016143187A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6554801B2 publication Critical patent/JP6554801B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Hardware Redundancy (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)

Abstract

【課題】 効率的かつ確実にソフトウェアの更新を行う冗長通信装置を提供する。【解決手段】 本発明は、運用系通信装置及び待機系通信装置を少なくとも1つずつ有する冗長通信装置に関する。そして、本発明の冗長通信装置において、運用系通信装置は、待機系通信装置で部品交換が行われた後、自装置のソフトウェアデータが格納されるデータ記憶部のデータを、待機系通信装置に送信するソフトウェアデータ送信手段とを有し、待機系通信装置は、運用系通信装置から受信したソフトウェアデータを、自装置のソフトウェアデータが格納されるデータ記憶部に書込むソフトウェアデータ更新手段を有することを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は冗長通信装置及びその制御方法に関し、例えば、2重化冗長構成(運用系/待機系)のIP交換機を有するIP交換装置のソフトウェア更新に適用し得るものである。
従来、加入者端末(電話端末)と接続(収容)して、IPネットワークに接続するIP交換機は、一般的に2重化以上の冗長構成となっている。以下では、2重化されたIP交換装置の運用系(アクティブ系)を「ACT系」、待機系(スタンバイ系)を「SBY系」とも呼ぶものとする。
従来の冗長化IP交換装置としては、例えば特許文献1の記載技術がある。
特開2007−189321号公報
従来の冗長構成のIP交換機は、ACT系とSBY系とでバージョン等まで同一のソフトウェア(ファームウェア)で動作させる必要がある。そして、従来の冗長構成のIP交換機では、ACT系からSBY系に切替える際に、系間通信路を用いてデータ同期(ACT系からSBY系へのデータ複製)を行う。
また、従来の冗長構成のIP交換機では、一般的に、IPネットワーク上の管理装置にソフトウェアファイルを配置してソフトウェア更新を実施する。故障発生などにより予備パッケージと交換した際、ソフトウェア版数が他系と異なったものを交換した場合は、当該管理装置よりソフトウェア更新を実行することになる。IP交換機の管理装置としては、例えば、エレメントマネジメントシステム(以下、「EMS」と略称する)や、オペレーションシステム(以下、「OpS」と略称する)と呼ばれる装置がある。
一般的にIP交換機等に適用するソフトウェアは、複数回にわたって更新(例えば、バージョンアップや修正パッチのリリース)が行われる。そして、冗長構成のIP交換機において、一方の系に故障が発生して部品交換(例えば、ソフトウェアがインストールされたパッケージやモジュールの交換)が行われた場合には、交換部品にインストールされたソフトウェアと、正常に動作しているACT系(運用系)のソフトウェアとで同一のソフトウェア(バージョンや修正パッチまで含めて同一のソフトウェア)とする必要がある。このとき、部品交換が行われた系のIP交換機については、管理装置を用いて、各更新条件や注意事項を確認しながらソフトウェアの更新を行う必要がある。2つの系のソフトウェアに差分があるとき、部品交換を行った系について、バージョンアップ及び複数の修正パッチ適用等を要する場合もある。ソフトウェアのバージョンアップや修正パッチは、段階的に適用しなくてはならない場合もあるからである。
このように、従来の冗長構成のIP交換機では、複数段階の手順で更新を行うことは、多くの確認を必要とするため手間がかかり、注意事項の確認漏れなどの人為的なミスにより、二次的な故障を引き起こす可能性があった。
そのため、効率的かつ確実にソフトウェアの更新を行うことができる冗長通信装置及びその制御方法が望まれている。
第1の本発明は、運用系通信装置及び待機系通信装置を少なくとも1つずつ有する冗長通信装置において、(1)上記運用系通信装置は、上記待機系通信装置で部品交換が行われた後、自装置のソフトウェアデータが格納されるデータ記憶部のデータを、上記待機系通信装置に送信するソフトウェアデータ送信手段を有し、(2)上記待機系通信装置は、上記運用系通信装置から受信したソフトウェアデータを、自装置のソフトウェアデータが格納されるデータ記憶部に書込むソフトウェアデータ更新手段を有することを特徴とする冗長通信装置。
第2の本発明は、運用系通信装置及び待機系通信装置を少なくとも1つずつ有する冗長通信装置の制御方法において、(1)上記運用系通信装置は、ソフトウェアデータ送信手段を有し、上記待機系通信装置は、ソフトウェアデータ更新手段を有し、(2)上記ソフトウェアデータ送信手段は、上記待機系通信装置で部品交換が行われた後、自装置のソフトウェアデータが格納されるデータ記憶部のデータを、上記待機系通信装置に送信し、(3)上記ソフトウェアデータ更新手段は、上記運用系通信装置から受信したソフトウェアデータを、自装置のソフトウェアデータが格納されるデータ記憶部に書込むことを特徴とする。
本発明によれば、効率的かつ確実にソフトウェアの更新を行う冗長通信装置を提供することができる。
実施形態に係るIP交換装置の動作(制御方法)の各ステップについて示した説明図である。 実施形態に係るIP交換装置の機能的構成について示したブロック図である。 実施形態に係るIP交換装置におけるソフトウェアの更新履歴について示した説明図である。 実施形態に係る各IP交換機のソフトウェア版数の遷移について示した説明図(その1)である。 実施形態に係る各IP交換機のソフトウェア版数の遷移について示した説明図(その2)である。 実施形態に係る各IP交換機のソフトウェア版数の遷移について示した説明図(その3)である。 実施形態に係る各IP交換機のソフトウェア版数の遷移について示した説明図(その4)である。
(A)主たる実施形態
以下、本発明による冗長通信装置及びその系切替え方法の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。ここで、実施形態の冗長通信装置は、冗長構成をなしている2つのIP交換機を備えるIP交換装置である。
(A−1)実施形態の構成
図2は、この実施形態のIP交換装置1の機能的構成、及びその周辺の接続構成について示したブロック図である。
図2に示すように、IP交換装置1は、2台のIP交換機10(10−1、10−2を備えており、この2台のIP交換機10−1、10−2により冗長構成が組まれている。以下では、IP交換機10−1を「第1の交換機」、IP交換機10−2を「第2の交換機」とも呼ぶものとする。IP交換装置1では、IP交換機10−1、10−2のいずれか一方がACT系(運用系)として動作し、他方がSBY系(待機系)として動作するアクティブ・スタンバイの冗長構成が採用されているものとする。なお、IP交換装置1を構成するIP交換機10の数は限定されないものであるが、少なくとも1台のACT系(運用系)と1台のSBY系(待機系)(計2台)で構成されるものとして説明する。
IP交換機10−1、10−2の間は、系間通信路20により接続されており、相互に通信して連携可能な構成となっている。系間通信路20の構成は限定されないものであり、例えば、イーサネット(登録商標)ケーブルや種々のデータ伝送ケーブル等で直結する構成としてもよいし、ネットワーク(例えば、スイッチやルータ等)を経由する構成としてもよい。
IP交換機10−1、10−2は、それぞれ、加入者線30(例えば、ツイストペアケーブル等の線路)及びメタルUNI(User Network Interface)40を介して加入者端末50に接続(収容)し、電話サービス等を提供している。IP交換装置1では、IP交換機10−1、10−2のいずれか一方が故障等により停止した場合でも、加入者端末50にサービス提供を継続することができる。
また、IP交換機10−1、10−2は、それぞれネットワークNを経由してEMS60と通信可能な構成となっている。EMS60は、IP交換機10−1、10−2に対する管理に係る処理(ソフトウェアの更新処理を含む)を実行する端末である。
また、それぞれのIP交換機10−1、10−2には、種々のコマンド(命令)実行や情報出力(例えば、コマンドの実行結果の出力)が可能なコンソール70を接続することが可能となっているものとする。コンソール70としては、例えば、種々のシリアルインタフェース(シリアルケーブル)等を用いて接続し、コマンドラインインタフェースとして機能する端末を適用することができる。コンソール70としては、例えば、シリアルインタフェース(例えば、RS−232C等のインタフェース)を備えたPCに、コマンドラインインタフェースとして機能するエミュレータ等のソフトウェアをインストールして構築するようにしてもよい。なお、コンソール70については、直接シリアルケーブルでIP交換機10に接続せずにネットワーク等を経由して接続(例えば、TELNETやSSH(Secure Shell)等のリモート接続)する構成としてもよい。
次に、IP交換機10−1、10−2の内部構成について説明する。この実施形態では、IP交換機10−1、10−2のハードウェア構成は同一であるものとして説明する。
各IP交換機10は、内部バス13が配置された本体(シャーシ、筐体)に、複数の基板型の部品(以下、「パッケージ」又は「PKG」と呼ぶ)が脱着可能に搭載される構造となっているものとする。IP交換機10では、故障が発生したパッケージを抜取り、正常なパッケージ(予備パッケージ)を挿入することにより故障からの回復が可能な構成となっている。なお、IP交換機10を構成する各部品としては、基板型のパッケージに限定されず、本体に脱着可能な構造であればその他の形状や構造とするようにしてもよい。
この実施形態の例では、IP交換機10−1、10−2のそれぞれに、制御パッケージ11と、N個のインタフェースパッケージ12(12−1〜12−N)が搭載されているものとして説明する。IP交換機10に搭載するパッケージの数や組合せについては限定されないものであり、当該IP交換機10の機能に必要なものが搭載されていればよい。
各インタフェースパッケージ12は、外部のネットワークと接続するためのネットワークインタフェースの機能を担っている。インタフェースパッケージ12は、例えば、加入者線30と接続するインタフェースや、図示しない上位ネットワークと接続するインタフェース等を備えている。各インタフェースパッケージ12は、制御パッケージ11からの制御に応じた動作を行う。
制御パッケージ11は、当該IP交換機10の全体を制御する機能を担っている。この実施形態では、制御パッケージ11は、不揮発メモリ111、制御処理部112、及び系間通信部113を有しているものとして説明する。
制御処理部112は、各インタフェースパッケージ12に対する制御や、他方のIP交換機10との連携(系間通信部113を介して通信して連携)する処理等を行うものである。制御処理部112は、一部又は全部の機能について、ソフトウェア的に構成されている。制御処理部112は、図示しないプロセッサやメモリ等により構成されるコンピュータ112aを備えている。コンピュータ112aは、不揮発メモリ111からソフトウェアデータD(プログラムデータ)を読込んで実行することにより起動し、ソフトウェアデータDのプログラムに従って動作することで種々の制御処理を行うことが可能な構成となっている。なお、コンピュータ112aは内部にメモリやキャッシュを備えて内部だけでソフトウェアデータDを実行する構成としてもよいし、不揮発メモリ111をワークメモリとしてソフトウェアデータDを実行する構成としてもよい。図2では、説明を簡易とするためにソフトウェアデータDを1つの構成要素として示しているが、ソフトウェアデータDは複数のファイルやデータ領域で構成されるものであってもよい。
また、制御処理部112は、コンソール70と接続可能なシリアルインタフェース112bを備えており、コンソール70からの接続受入れ(例えば、コマンドラインインタフェース等による接続受入れ)が可能となっている。
不揮発メモリ111は、制御処理部112の動作に必要となる種々のデータを格納するための記憶手段であり、少なくともソフトウェアデータDを記憶している。不揮発メモリ111としては、例えば、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等の不揮発性のデータ記録媒体を適用することができる。
系間通信部113は、系間通信路20を介して、他方のIP交換装置1(制御パッケージ11)と通信するためのインタフェースの機能を担っている。制御処理部112は、系間通信部113を介して、他方のIP交換装置1(制御パッケージ11)と通信し連携が可能となっている。
各IP交換機10間の系間通信による監視方式や監視項目については限定されないものであるが、例えば、ECC(Error Check and Correct memory)機能によるメモリ故障監視や、内部クロック断検出機能などによる部品または回路故障検出が行われる。各IP交換機10の制御パッケージ11は、自装置に対するヘルスチェックや、他方のIP交換機10に対する監視(生存確認)を行う。そして、各IP交換機10は、自装置又は他系で故障を検出した場合に他方にその故障発生を通知する処理や、系切替制御(例えば、SBY系からACT系への切替え等)を行うものとする。
次に、各IP交換機10の不揮発メモリ111に記憶されるソフトウェアデータDの更新について説明する。
図3は、ソフトウェアデータDの版数(バージョン)及び修正パッチの適用順序の例について示した説明図である。
図3に示すように、ソフトウェアデータDについては、最初の版数(01版)以後、02版、03版がリリースされている。図3に示すように現在ソフトウェアデータDの最新の版数は03版となっている。そして、現在までに、ソフトウェアデータDの03版については、4つの修正パッチ(03版の修正パッチ001版〜004版)がリリースされている。03版の修正パッチ001版〜004版については、修正パッチ001、002、003、004とリリース順に適用(上書き)していく必要があるものとする。
例えば、IP交換機10にソフトウェアデータDの02版がインストールされている状態から、「03版の修正パッチ002版」を適用した状態とするには、02版から03版にバージョンアップした後、「03版の修正パッチ001版」、「03版の修正パッチ002版」の順序で適用する必要がある。基本的には、各版数のソフトウェアデータDや修正パッチについては、EMS60で管理されており、EMS60から各IP交換機10にバージョンアップや修正パッチ適用の制御処理が行われる。
しかし、この実施形態では、ACT系のIP交換機10とSBY系のIP交換機10とで、ソフトウェアデータDの内容(版数及び修正パッチ)が一致しない場合には、系間通信(系間通信路20)により、ACT系のIP交換機10からSBY系のIP交換機10に、不揮発メモリ111のデータ(少なくともソフトウェアデータDの領域を含むデータ)がコピーされる。この場合、ACT系のIP交換機10における不揮発メモリ111のデータ(イメージデータ)が、そのままSBY系のIP交換機10にコピーされることになるので、バージョンアップや修正パッチの適用等の順序を無視して一度のコピーでソフトウェアデータDの同期が行われることになる。
(A−2)実施形態の動作
次に、以上のような構成を有するこの実施形態のIP交換装置1の動作(実施形態に係る制御方法)について図1、図4〜図7を用いて説明する。
図1は、IP交換装置1を構成する第2のIP交換機10−2で故障が発生し復帰するまでの動作の例について示した説明図である。図4〜図6は、各IP交換機10におけるソフトウェアデータDの内容の遷移の例について示した説明図である。
まず、ここでは初期状態として、図4に示すように、第1のIP交換機10−1がACT系(運用系)として動作し、第2のIP交換機10−2のSBY系(待機系)として動作しているものとする。そして、第1のIP交換機10−1と第2のIP交換機10−2とでソフトウェアデータDの内容は「03版の修正パッチ002版」まで適用された状態に統一されているものとする。
そして、第1のIP交換機10−1の制御パッケージ11と、第2のIP交換機10−2の制御パッケージ11との間では、系間通信が行われ相互に監視処理等が行われる。
そして、ここでは、図1のステップS101に示すように、第2のIP交換機10−2の制御パッケージ11で故障が発生し、第2のIP交換機10−2から第1のIP交換機10−1に故障発生が通知されたものとする。故障通知を受けると、第1のIP交換機10−1は、第2のIP交換機10−2を故障系(以下、「FLT系」と呼ぶ)になったと認識し、系間通信により第2のIP交換機10−2をFLT系とする制御処理を行う。FLT系(故障系)とは、SBY系(待機系)と異なり、第1のIP交換機10−1に故障等が発生してもACT系(運用系)とはならない状態であるものとする。
次に、第2のIP交換機10−2で故障が発生しFLT系となったことは、外部(例えば、EMS60)でも検知されたものとする。そして、ステップS102に示すように、保守作業員等により、第2のIP交換機10−2の制御パッケージ11が、予備パッケージに交換されたものとする。
このとき、予備の制御パッケージ11におけるソフトウェアデータDは、図5に示すように02版であったものとする。すなわち、パッケージ交換が行われた直後では、図6に示すように、第1のIP交換機10−1のソフトウェアデータDは「03版の修正パッチ002版」まで適用された状態であり、第2のIP交換機10−2のソフトウェアデータDは「02版」の状態となる。
次に、図1のステップS103に示すように、保守作業員により、第1のIP交換機10−1に接続されたコンソール70が操作(コマンド入力操作)され、第1のIP交換機10−1において、他系(第2のIP交換機10−2)のソフトウェアデータDの版数を読取る処理が行われたものとする。これにより、第1のIP交換機10−1に接続されたコンソール70には、第2のIP交換機10−2におけるソフトウェアデータDの内容が表示されることになる。すなわち、保守作業員は、第1のIP交換機10−1に接続されたコンソール70を操作することにより、第1のIP交換機10−1と第2のIP交換機10−2のソフトウェアデータDの内容(差分の有無)を確認することができる。
次に、図1のステップS104に示すように、保守作業員により、第1のIP交換機10−1に接続されたコンソール70が操作(コマンド入力操作)され、第1のIP交換機10−1の不揮発メモリ111のデータ(少なくともソフトウェアデータDを含む領域のデータ)を、第2のIP交換機10−2の不揮発メモリ111にコピーする処理が行われたものとする。ステップS104の処理により、図7に示すように、第1のIP交換機10−1と第2のIP交換機10−2とでソフトウェアデータDの内容は「03版の修正パッチ002版」まで適用された状態に統一されることになる。
次に、図1のステップS105に示すように、保守作業員により、第1のIP交換機10−1に接続されたコンソール70が操作(コマンド入力操作)され、第2のIP交換機10−2をFLT系(故障系)からSBY系(待機系)に変更する処理が行われたものとする。ステップS105の処理により、IP交換機10−1、10−2の状態は、故障前の状態(図1に示す状態)に復旧することになる。
(A−3)実施形態の効果
この実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
IP交換装置1では、系間通信を用いて、不揮発メモリ111のソフトウェアデータDを含む領域のデータをコピーすることにより、簡単にSBY系(待機系)のIP交換機10におけるソフトウェア版数を、ACT系(運用系)と同じ版数として復旧させることができる。
仮に、EMS60にソフトウェアデータDのファイル(各バージョンのデータ及び各修正パッチのデータ)を配置して更新する場合は、保守作業員が更新条件や注意事項を確認しながら更新する必要がある。この場合、条件によっては、何回かに分けて更新するなど手間がかかったり、注意事項の確認漏れなどの人為的なミスにより、二次的な故障を引き起こす可能性があるが、この実施形態のIP交換装置1ではそのような問題発生を抑制することができる。
(B)他の実施形態
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(B−1)上記の実施形態では、本発明の冗長系通信装置をIP通信装置(複数のIP交換機を有する装置)に適用する例について説明したが、系間通信が可能な冗長構成の通信装置であれば、他のサービス(アプリケーション)を実行する通信装置(例えば、呼制御装置やWebサーバ等の他の用途の通信装置)に適用するようにしてもよい。
(B−2)上記の実施形態では、SBY系(待機系)のIP交換機10で故障が発生し、部品交換(制御パッケージ11の交換)後に、ソフトウェアデータDのコピーを行うことについて説明したが、ACT系(運用系)のソフトウェアデータDのデータをSBY系(待機系)にコピーする契機は故障に限定されない。例えば、SBY系(待機系)のIP交換機10で、故障時以外の部品交換(制御パッケージ11の交換)が行われたことを契機に、ソフトウェアデータDのデータをコピーするようにしてもよい。この場合、例えば、SBY系(待機系)のIP交換機10で、部品交換(ソフトウェアデータDが記憶された制御パッケージ11の交換)が行われたことを、ACT系(運用系)のIP交換機10に通知することで、ソフトウェアデータDのコピーを開始する契機とするようにしてもよい。
(B−3)上記の実施形態の図4〜図7の例では、SBY系(待機系)で交換された制御パッケージ11のソフトウェアデータDの版数が、ACT系(運用系)よりも古い場合について示したが、逆に交換した制御パッケージ11のソフトウェアデータDの版数がACT系(運用系)よりも新しい場合であっても、ソフトウェアデータDのコピーの手順は変わらない。ソフトウェアデータDのコピーは、不揮発メモリ111上のイメージデータとして行われるため、ソフトウェアデータDの版数の影響を受けないためである。
(B−4)上記の実施形態において、コンソール70からのコマンド入力に応じて実行される動作(上述のステップS103、S104の動作)については、自動的に第1のIP交換機10−1と第2のIP交換機10−2とで行うようにしてもよい。例えば、IP交換機10−1の制御パッケージ11(制御処理部112)は、第2のIP交換機10−2が故障から復旧した後(制御パッケージ11の交換後)に、自動的に、第2のIP交換機10−2のソフトウェアデータDの版数を読取り、自装置の版数と異なる場合のみ、ソフトウェアデータDのコピー処理を実行するようにしてもよい。
(B−5)上記の実施形態では、図1、図4〜図7に示すように、当初からSBY系(待機系)であった第2のIP交換機10−2で故障が発生した場合の例について説明したが、当初からACT系(運用系)として動作している第1のIP交換機10−1で故障が発生した場合でも同様の処理が可能である。例えば、ACT系(運用系)として動作している第1のIP交換機10−1で故障が発生した場合、第1のIP交換機10−1がFLT系(故障系)となり、第2のIP交換機10−2がACT系(運用系)となるため、その後の動作については、第1のIP交換機10−1と第2のIP交換機10−2の取扱いが逆になるだけで上述の図1、図4〜図7と同様の処理によりソフトウェアデータDのコピー等を行うことができる。
1…IP交換装置、10、10−1、10−2…IP交換機、11…制御パッケージ、111…不揮発メモリ、D…ソフトウェアデータ、112…制御処理部、112a…コンピュータ、112b…シリアルインタフェース、113…系間通信部、13…内部バス、12、12−1〜12−N…インタフェースパッケージ、20…系間通信路、30…加入者線、40…メタルUNI、50…加入者端末、60…EMS、N…ネットワーク、70…コンソール。

Claims (4)

  1. 運用系通信装置及び待機系通信装置を少なくとも1つずつ有する冗長通信装置において、
    上記運用系通信装置は、
    上記待機系通信装置で部品交換が行われた後、自装置のソフトウェアデータが格納されるデータ記憶部のデータを、上記待機系通信装置に送信するソフトウェアデータ送信手段を有し、
    上記待機系通信装置は、
    上記運用系通信装置から受信したソフトウェアデータを、自装置のソフトウェアデータが格納されるデータ記憶部に書込むソフトウェアデータ更新手段を有する
    ことを特徴とする冗長通信装置。
  2. 上記運用系通信装置は、上記待機系通信装置との通信により上記待機系通信装置の故障を認識する故障認識手段をさらに備え、
    上記ソフトウェアデータ送信手段は、上記待機系通信装置で故障が発生し、部品交換により復旧した後、自装置のソフトウェアデータが格納されるデータ記憶部のデータを、上記待機系通信装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の冗長通信装置。
  3. 上記運用系通信装置は、上記待機系通信装置のデータ記憶部に格納されるソフトウェアデータの版数を読取るソフトウェア版数読取手段をさらに備え、
    上記ソフトウェアデータ送信手段は、自装置のデータ記憶部に格納されるソフトウェアデータの版数と、上記待機系通信装置のデータ記憶部に格納されるソフトウェアデータの版数とで差異がある場合に、自装置のソフトウェアデータが格納されるデータ記憶部のデータを、上記待機系通信装置に送信する
    ことを特徴とする1又は2に記載の冗長系通信装置。
  4. 運用系通信装置及び待機系通信装置を少なくとも1つずつ有する冗長通信装置の制御方法において、
    上記運用系通信装置は、ソフトウェアデータ送信手段を有し、上記待機系通信装置は、ソフトウェアデータ更新手段を有し、
    上記ソフトウェアデータ送信手段は、上記待機系通信装置で部品交換が行われた後、自装置のソフトウェアデータが格納されるデータ記憶部のデータを、上記待機系通信装置に送信し、
    上記ソフトウェアデータ更新手段は、上記運用系通信装置から受信したソフトウェアデータを、自装置のソフトウェアデータが格納されるデータ記憶部に書込む
    ことを特徴とする冗長通信装置の制御方法。
JP2015017700A 2015-01-30 2015-01-30 冗長通信装置及びその制御方法 Active JP6554801B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015017700A JP6554801B2 (ja) 2015-01-30 2015-01-30 冗長通信装置及びその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015017700A JP6554801B2 (ja) 2015-01-30 2015-01-30 冗長通信装置及びその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016143187A true JP2016143187A (ja) 2016-08-08
JP6554801B2 JP6554801B2 (ja) 2019-08-07

Family

ID=56568785

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015017700A Active JP6554801B2 (ja) 2015-01-30 2015-01-30 冗長通信装置及びその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6554801B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021012406A (ja) * 2019-07-03 2021-02-04 アズビル株式会社 情報記憶装置、ソフトウェア更新方法、および、冗長化システム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5870670A (ja) * 1981-10-23 1983-04-27 Hitachi Ltd 二重系の交換機の障害情報転送方式
JP2005251055A (ja) * 2004-03-08 2005-09-15 Fujitsu Ltd 高信頼システム、冗長構成制御方法及びプログラム
JP2006031312A (ja) * 2004-07-15 2006-02-02 Hitachi Ltd ストレージ装置
JP2007025933A (ja) * 2005-07-14 2007-02-01 Hitachi Ltd ストレージシステム及びそのファームウェア自動更新方法
JP2008245077A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Hitachi Communication Technologies Ltd 通信制御システム
JP2010036546A (ja) * 2008-08-08 2010-02-18 Ricoh Co Ltd プリンタシステム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5870670A (ja) * 1981-10-23 1983-04-27 Hitachi Ltd 二重系の交換機の障害情報転送方式
JP2005251055A (ja) * 2004-03-08 2005-09-15 Fujitsu Ltd 高信頼システム、冗長構成制御方法及びプログラム
JP2006031312A (ja) * 2004-07-15 2006-02-02 Hitachi Ltd ストレージ装置
JP2007025933A (ja) * 2005-07-14 2007-02-01 Hitachi Ltd ストレージシステム及びそのファームウェア自動更新方法
JP2008245077A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Hitachi Communication Technologies Ltd 通信制御システム
JP2010036546A (ja) * 2008-08-08 2010-02-18 Ricoh Co Ltd プリンタシステム

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
鈴木 宗之: "「SPECIAL REPORTS 通信事業者向けIP変換システム」", 東芝レビュー, vol. 第60巻 第2号, JPN6018026180, 11 February 2005 (2005-02-11), pages 46 - 49, ISSN: 0003982782 *

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021012406A (ja) * 2019-07-03 2021-02-04 アズビル株式会社 情報記憶装置、ソフトウェア更新方法、および、冗長化システム
JP7454919B2 (ja) 2019-07-03 2024-03-25 アズビル株式会社 情報記憶装置、ソフトウェア更新方法、および、冗長化システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6554801B2 (ja) 2019-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11194679B2 (en) Method and apparatus for redundancy in active-active cluster system
JP5564956B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理装置のファームウェア更新方法
US20080276222A1 (en) Control method of system monitoring device, program, and computer system
US20130117518A1 (en) System controller, information processing system and method of saving and restoring data in the information processing system
US20230060908A1 (en) Computer system and method for booting up the computer system
JP2011253408A (ja) サーバシステム及びそのbios復旧方法
JP2020088470A (ja) 情報処理装置、ネットワークシステム及びチーミングプログラム
US20140298076A1 (en) Processing apparatus, recording medium storing processing program, and processing method
JP6554801B2 (ja) 冗長通信装置及びその制御方法
JP5034979B2 (ja) 起動装置、起動方法、及び、起動プログラム
US10353613B2 (en) Computer system and control method therefor for handling path failure
WO2011158367A1 (ja) 実行中のプログラムの更新技術
US9158666B2 (en) Computer system and computer system information storage method
CN102708023A (zh) 备用系统计算器、集群系统、提供服务的方法和记录介质
JP5299283B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理システム並びにそれらの制御方法
JP6654662B2 (ja) サーバ装置およびサーバシステム
US10764140B2 (en) Communication system, communication device, and communication method
JP4507875B2 (ja) 多重化装置及びレガシーデバイス多重化方法
JP6364773B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、メモリレプリケーション方法、並びにコンピュータ・プログラム
KR101628219B1 (ko) 소프트웨어 정의 네트워크에서 컨트롤러를 운용하는 방법 및 장치
JP2019016218A (ja) 情報処理装置、制御装置および情報処理装置の制御方法
JP7211173B2 (ja) 通信制御装置、電子機器装置、通信制御方法、及び通信制御プログラム
US12001835B2 (en) In-service software upgrade with active service monitoring
JP2002044693A (ja) 電子交換機の制御装置
JP2011253242A (ja) 二重化システム、現用装置、待機装置及びデータ更新方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180710

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190611

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190624

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6554801

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150