JP2016143041A - 画像形成装置 - Google Patents

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Takuro Sone
拓郎 曽根
秀幸 木原
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秀幸 木原
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孝吏 相馬
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Abstract

【課題】白色トナー画像の下地になる記録材の色彩の影響を抑制して、より白色に近い白色トナー画像を得ることを課題とする。【解決手段】白色トナーを用いて白色トナー画像を記録材上に形成する白色画像形成手段と、前記白色画像形成手段を制御する制御手段とを備えた画像形成装置において、前記制御手段は、画像濃度が一様である一様白色画像領域を含む画像を形成する際、該一様白色画像領域内における白色トナーの付着量が不均一になるように、前記白色画像形成手段を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関するものである。
従来、白色以外の用紙上に白色の画像を再現したり、黄ばみなどの汚れがついた白色用紙等に画像を形成するときの汚れを目立たなくしたりする目的で、白色トナーを用いて白色トナー画像を形成する画像形成装置が知られている。
例えば、特許文献1には、用紙上の汚れを目立たなくする目的で、白色トナーを用いて白色トナー画像を用紙上に形成する白色用のプリントエンジン(白色画像形成手段)を備えた画像形成装置が開示されている。この画像形成装置は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)の各色トナー(プロセストナー)を用いてフルカラー画像を用紙上に形成する4つのプリントエンジン(他の画像形成手段)も備えている。この画像形成装置では、フルカラー画像を形成する際、入力画像情報から下地領域(プロセストナーを付着させない領域)を検知し、その下地領域に白色トナー画像を形成する。これにより、プロセストナーによってフルカラー画像が形成された用紙に汚れが付着していても、その汚れを白色トナー画像で覆って目立たなくすることができるとされている。
ところが、白色トナーによって得られる白色トナー画像の色は、その白色トナーが想定する本来の白色(理想的には完全な無彩色)にはならず、その下地になっている記録材の色(有彩色)の影響を受け、その色彩の影響を受けた色味をもつ白色となってしまうという問題があった。これは、多くの白色トナーは透過率が0%ではないため、白色トナー画像の下地になっている記録材の色が透けて見えてしまうためである。
上述した課題を解決するために、本発明は、白色トナーを用いて白色トナー画像を記録材上に形成する白色画像形成手段と、前記白色画像形成手段を制御する制御手段とを備えた画像形成装置において、前記制御手段は、画像濃度が一様である一様白色画像領域を含む画像を形成する際、該一様白色画像領域内における白色トナーの付着量が不均一になるように、前記白色画像形成手段を制御することを特徴とする。
本発明によれば、白色トナー画像の下地になる記録材の色彩の影響を抑制して、より白色に近い白色トナー画像を得ることができるという優れた効果が奏される。
実施形態における画像形成制御の流れを示すフローチャートである。 実施形態における画像形成装置の概略構成図である。 同画像形成装置に設けられた制御部のブロック図である。 白色トナー画像領域の画像濃度を一様に100%とする白色用書込制御信号を生成する従来例における書込光の強度の一例を示すグラフである。 定着後の青色用紙上における従来例の白色トナー画像領域の断面を模式的に示す説明図である。 実施形態における書込光の強度の一例を示すグラフである。 定着後の青色用紙上における実施形態の白色トナー画像領域の断面を模式的に示す説明図である。 変形例における画像形成制御の流れを示すフローチャートである。 定着温度と定着圧力を低下させた定着後の青色用紙上における変形例の白色トナー画像領域の断面を模式的に示す説明図である。
以下、本発明に係る画像形成装置の一実施形態について説明する。
図2は、本実施形態における画像形成装置1の概略構成図である。
本実施形態の画像形成装置1は、制御部10、画像読取部11、作像部12、給紙部13、転写部14、定着部15、排紙部16、及び、表示・操作部17などを備えている。
図3は、画像形成装置1に設けられた制御部10のブロック図である。
制御部10は、CPU1011、MEM−P1012、NB1013、SB1014、AGPバス1015、ASIC1016、MEM−C1017、HD1018、HDD1019、ネットワークI/F102を有している。
なお、「CPU」は「Central Processing Unit」のことである。「MEM−P」は「メインメモリ」のことである。「NB」は「ノースブリッジ」のことである。「SB」は「サウスブリッジ」のことである。「AGPバス」は「Accelerated Graphics Portバス」のことである。「ASIC」は「Application Specific Integrated Circuit」のことである。「MEM−C」は「ローカルメモリ」のことである。「HD」は「Hard Disk」のことである。「HDD」は「Hard Disk Drive」のことである。
CPU1011は、MEM−P1012に記憶されたプログラムに従って、データを加工・演算したり、画像読取部11、作像部12、給紙部13、転写部14、定着手段としての定着部15、排紙部16の動作を制御したりするものである。
MEM−P1012は、制御部10の記憶領域であり、ROM(Read Only Memory)1012a、RAM(Random Access Memory)1012bを有している。
ROM1012aは、制御部10の各機能を実現させるプログラムやデータの格納用メモリである。ROM1012aに記憶されているプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、FD、CD−R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
RAM1012bは、プログラムやデータの展開、及び、メモリ印刷時の描画用メモリなどとして用いる。
NB1013は、MEM−P1012、SB1014及びAGPバス1015と、CPU1011とを接続するためのブリッジである。SB1014は、NB1013とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。
AGPバス1015は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースである。
ASIC1016は、PCIターゲット及びAGPマスタ、ASIC1016の中核をなすアービタ(ARB)、MEM−C1017を制御するメモリコントローラ、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などを行う複数のDMACからなる。なお、「DMAC」は「Direct Memory Access Controller」のことである。このASIC1016は、PCIバスを介してUSBのインターフェースや、IEEE1394のインターフェースに接続されている。なお、「USB」は「Universal Serial Bus」のことである。「IEEE1394」は「Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394」のことである。
MEM−C1017は、コピー用画像バッファ及び符号バッファとして用いるローカルメモリである。HD1018は、画像データの蓄積、印刷時に用いるフォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。HDD1019は、CPU1011の制御にしたがってHD1018に対するデータの読み出しまたは書き込みを制御する。
ネットワークI/F102は、USB(Universal Serial Bus)等の通信ネットワークを介して、パーソナルコンピュータ(PC)を含む情報処理装置等の外部機器と情報を送受信する。
画像読取部11は、原稿画像を光学的に読み取ることにより、画像情報を生成するものである。具体的には、コンタクトガラス111上に載置された原稿に光を当てて、その反射光をCCD(Charge Coupled Devices)、または、CIS(Contact Image Sensor)等の読取センサ112で受光することによって画像情報を読み取る。なお、画像情報とは、原稿上に形成されている画像を表す情報であり、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)の各色を示す電気的な色分解画像信号を用いて示されたものである。
作像部12は、画像読取部11で読み取った画像情報、またはネットワークI/F102によって受信された画像情報(例えば、PCにインストールされている画像編集ソフトなどで作成した画像の情報)に基づいて、転写部14の中間転写ベルト143の表面にトナーを付着させて画像(トナー像)を形成するものである。作像部12は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)、白(W)の各色トナーを含んだ現像剤を用いて各色トナー像をそれぞれ形成する画像形成ユニット120C,120M,120Y,120K,120Wを備えている。以降、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、及び、黒(K)をプロセスカラーともいう。
画像形成ユニット120Cは、現像剤収容部121C、潜像担持体としての感光体ドラム122C、帯電手段としての帯電部123C、光書込手段としての露光部124C、現像手段としての現像部125C、除電部126C、及び清掃部127Cを備えている。現像剤収容部121Cは、C色のトナーを収容しており、現像部125Cに対してC色のトナーを供給するものである。現像剤収容部121Cに収容されているトナーは、現像剤収容部121C内の搬送スクリューが駆動することによって所定の量だけ現像部125Cに供給される。
感光体ドラム122Cは、帯電部123Cにより表面が一様に帯電され、制御部10から受け取った画像情報に基づき、露光部124Cによって表面に静電潜像が形成されるものである。また、感光体ドラム122Cは、静電潜像が形成された表面に、現像部125Cがトナーを付着させることによってトナー像が形成される。また、感光体ドラム122Cは、中間転写ベルト143に接するように設けられ、中間転写ベルト143との接点で中間転写ベルト143の移動方向と同じ方向に回転するように設けられている。
帯電部123Cは、感光体ドラム122Cの表面を一様に帯電させる。露光部124Cは、帯電部123Cによって帯電された感光体ドラム122Cの表面に、制御部10によって決定されたC色の網点面積率に基づいて光を照射して静電潜像を形成する。現像部125Cは、露光部124Cによって感光体ドラム122Cの表面に形成された静電潜像に対して現像剤収容部121Cに収容されているC色のトナーを付着させることによって現像し、トナー像を形成する。除電部126Cは、中間転写ベルト143に画像が転写された後の感光体ドラム122Cの表面を除電する。清掃部127Cは、除電部126Cによって除電された感光体ドラム122Cの表面に残った転写残トナーを除去する。
画像形成ユニット120Mは、現像剤収容部121M、感光体ドラム122M、帯電部123M、露光部124M、現像部125M、除電部126M、及び、清掃部127Mを備えている。現像剤収容部121Mは、M色のトナーを収容している。感光体ドラム122M、帯電部123M、露光部124M、現像部125M、除電部126M、清掃部127Mは、それぞれ感光体ドラム122C、帯電部123C、露光部124C、現像部125C、除電部126C、清掃部127Cと同様の機能である。そのため、それらの説明は省略する。
画像形成ユニット120Yは、現像剤収容部121Y、感光体ドラム122Y、帯電部123Y、露光部124Y、現像部125Y、除電部126Y、及び清掃部127Yを備えている。現像剤収容部121Yは、Y色のトナーを収容している。感光体ドラム122Y、帯電部123Y、露光部124Y、現像部125Y、除電部126Y、清掃部127Yは、それぞれ感光体ドラム122C、帯電部123C、露光部124C、現像部125C、除電部126C、清掃部127Cと同様の機能である。そのため、それらの説明は省略する。
画像形成ユニット120Kは、現像剤収容部121K、感光体ドラム122K、帯電部123K、露光部124K、現像部125K、除電部126K、及び清掃部127Kを備えている。現像剤収容部121Kは、K色のトナーを収容している。感光体ドラム122K、帯電部123K、露光部124K、現像部125K、除電部126K、清掃部127Kは、それぞれ感光体ドラム122C、帯電部123C、露光部124C、現像部125C、除電部126C、清掃部127Cと同様の機能である。そのため、それらの説明は省略する。
画像形成ユニット120Wは、現像剤収容部121W、感光体ドラム122W、帯電部123W、露光部124W、現像部125W、除電部126W、及び清掃部127Wを備えている。現像剤収容部121Wは、白色トナーを収容している。感光体ドラム122W、帯電部123W、露光部124W、現像部125W、除電部126W、清掃部127Wは、それぞれ感光体ドラム122C、帯電部123C、露光部124C、現像部125C、除電部126C、清掃部127Cと同様の機能である。そのため、それらの説明は省略する。
給紙部13は、転写部14に対して用紙を供給するものである。給紙部13は、給紙トレイ131、給紙ローラ132、給紙路133、及びレジストローラ134を備えている。給紙トレイ131は、記録材である用紙を収容する。給紙ローラ132は、給紙トレイ131に収容されている用紙を給紙路133の方へ移動させるために回転するように設けられている。このように設けられている給紙ローラ132は、収容されている用紙のうち最上段にある用紙を一枚ずつ繰り出して給紙路133に送り出す。給紙ローラ132によって給紙路133に送り出された用紙は、給紙路133中の搬送ローラによってレジストローラ134まで搬送される。レジストローラ134は、後述する中間転写ベルト143のトナー像が形成されている部分が、転写部14に到達されるタイミングで、用紙を転写部14に向けて送り出すものである。
転写部14は、作像部12によって各感光体ドラム122上に形成された画像を中間転写ベルト143に転写(一次転写)し、中間転写ベルト143に転写された画像を用紙に転写(二次転写)するものである。転写部14は、駆動ローラ141、従動ローラ142、中間転写ベルト143、一次転写ローラ144C,144M,144Y,144K,144W、二次転写ローラ145、二次転写対向ローラ146、及び、テンションローラ147などを備えている。
駆動ローラ141は、従動ローラ142とともに中間転写ベルト143を掛け渡すものであり、駆動ローラ141が駆動し回転することによって、掛け渡されている中間転写ベルト143が移動する。従動ローラ142は、駆動ローラ141とともに中間転写ベルト143を掛け渡すものであり、駆動ローラ141が回転し、中間転写ベルト143が移動するとともに回転する。
中間転写ベルト143は、駆動ローラ141及び従動ローラ142に掛け渡され、駆動ローラ141の回転とともに感光体ドラム122に接しながら移動するものである。中間転写ベルト143が感光体ドラム122に接しながら移動することによって、感光体ドラム122に形成された画像が中間転写ベルト143の表面に転写される。一次転写ローラ144C,144M,144Y,144K,144Wは、中間転写ベルト143を挟んで、それぞれ感光体ドラム122C,122M,122Y,122K、122Wと対向して備えられ、中間転写ベルト143を移動させるように回転する。二次転写ローラ145は、二次転写対向ローラ146との間に中間転写ベルト143と用紙を挟みこんで回転する。二次転写対向ローラ146は、二次転写ローラ145との間に中間転写ベルト143と用紙を挟みこんで回転する。テンションローラ147は、中間転写ベルト143を外側から内側に向けて付勢しており、中間転写ベルト143に所定の張力がかかるようにしている。
定着部15は、転写部14によって用紙に転写されたトナーを定着させる。本実施形態における定着部15とは、トナーに熱と圧力を同時に加えることによってトナーの樹脂成分を用紙に溶着させる定着処理を行うが、定着処理の方法はこれに限られない。転写部14によって用紙に転写されたトナーに定着処理が行われることによって、用紙上のトナーの状態は安定したものとなる。
定着部15は、搬送路151、定着ベルト152、定着ローラ153、定着ベルト搬送ローラ154、定着対向ローラ155、及び、発熱部156を有している。転写部14によってトナーが転写された用紙は、搬送路151を通って定着部15に向けて搬送される。定着ベルト152は、定着ローラ153と定着ベルト搬送ローラ154とに掛け渡され、それらのローラが回転することによって移動する。定着ローラ153は、対向して設置されている定着対向ローラ155との間で、搬送路151を通って搬送された用紙を挟みこんで、用紙を加熱・加圧する。定着ベルト搬送ローラ154は、定着ローラ153とともに定着ベルト152を掛け渡すものであり、定着ベルト搬送ローラ154が回転することによって定着ベルト152を移動させる。定着対向ローラ155は、定着ローラ153に対向して設置されるものであり、定着ローラ153との間に搬送された用紙を挟みこむ。発熱部156は、定着ローラ153の内部に設置され、発熱するものであり、定着ローラ153を介して用紙を加熱する。
排紙部16は、定着部15でトナーが定着された用紙を画像形成装置1から排出するものであり、排紙路161、排紙ローラ162、排紙口163、及び、排紙トレイ164を有している。排紙路161は、定着部15によって定着処理された用紙が、排紙口163に向けて搬送される搬送路である。排紙ローラ162は、排紙路161を通って搬送された用紙を排紙口163から排出し、排紙トレイ164に収容する。排紙トレイ164は、排紙ローラ162によって排出された用紙を収容する。
表示・操作部17は、パネル表示部171及び操作部172を有している。パネル表示部171には設定値や選択画面等が表示される。また、パネル表示部171は、操作者による操作入力を受け付けるタッチパネル等である。操作部172は、画像形成にかかる諸条件を受け付けるテンキー、複写開始指示を受け付けるスタートキー等のユーザーが入力をするために操作を行うものである。
以下、有彩色の用紙(例えば青色用紙)上に白色の画像領域をもつ画像を形成する際の画像形成制御について説明する。
図1は、本実施形態における画像形成制御の流れを示すフローチャートである。
まず、ユーザーは、給紙部13の給紙トレイ131に、印刷に用いる青色用紙をセットする。その後、ユーザーは、表示・操作部17のパネル表示部171に表示される印刷設定画面に従い、操作部172を操作して、印刷サイズや枚数などの必要な情報を指定する。このとき、本実施形態では、白画像部分に白色トナーを使用するかどうかを指定する操作もユーザーが行い、その白色トナー使用指定操作を操作部172が受け付ける(S1)。
次に、ユーザーは印刷開始ボタンを押して印刷実行操作が操作部172に受け付けられると(S2)、制御部10は、画像形成処理を開始する。制御部10は、まず、操作部172が受け付けた白色トナー使用指定操作の内容に従って、白色トナーを使用するか否かを判断する(S3)。白色トナーを使用しないと判断されれば(S3のNo)、入力された画像情報に従って、通常通りの印刷動作を実行する(S5)。具体的には、制御部10は、入力された画像情報に従い、作像部12の白色用画像形成ユニット120Wを用いずに、作像部12のプロセスカラーに対応した4つの画像形成ユニット120C,120M,120Y,120Kを用いて、印刷動作を実行する。
一方、白色トナーを使用すると判断した場合(S3のYes)、制御部10は、入力された画像情報に従い、白色用画像形成ユニット120Wと、必要に応じてプロセスカラーに対応した4つの画像形成ユニット120C,120M,120Y,120Kとを用いて、印刷動作を実行する(S5)。
このとき、従来であれば、制御部10は、入力された画像情報から、白色トナー画像領域を抽出する処理を行い、その白色トナー画像領域の画像濃度を100%とする白色用書込制御信号を生成して白色用画像形成ユニット120Wの露光部124Wへ送る。この場合、白色トナー画像領域の各画素に対する露光部124Wの書込光の強度は、図4に示すように、最大強度で一様となる。
図5は、定着後の青色用紙上における従来の白色トナー画像領域の断面を模式的に示す説明図である。
従来のように、白色トナー画像領域の各画素に対する露光部124Wの書込光の強度が最大強度で一様である場合、青色用紙に転写される白色トナーの付着量は均一である。この場合、定着後における青色用紙上の白色トナー画像領域における表面粗さは低いものとなり、青味がかった白色に見えてしまう。
これは、白色トナー画像の下地になる青色の記録材部分からの光が白色トナー内部へ進入してそこから外部へ出るまでの反射回数分布(白色トナー内部での反射回数分布)が狭いため、観測地点に入射してくる下地の記録材部分からの光成分(青色成分)の光量が相対的に多いためだと考えられる。当該観測地点で観測される当該記録材部分の色成分の光量が相対的に多いと、その色成分(青色成分)にピークをもつような光量分布が得られてしまい、青味がかった白色に見えてしまう。
そこで、本実施形態において、制御部10は、入力された画像情報から抽出した白色トナー画像領域について、青色用紙に転写される白色トナーの付着量が不均一となるような白色用書込制御信号を生成し(S4)、この白色用書込制御信号を白色用画像形成ユニット120Wの露光部124Wへ送る。これにより、白色トナー画像領域の各画素に対する露光部124Wの書込光の強度は、図6に示すように、不均一なものとなる。
図7は、定着後の青色用紙上における本実施形態の白色トナー画像領域の断面を模式的に示す説明図である。
本実施形態によれば、白色トナー画像領域の各画素に対する露光部124Wの書込光の強度が不均一であることから、青色用紙に転写される白色トナーの付着量が不均一になる。そのため、定着後における青色用紙上の白色トナー画像領域における表面粗さは高いものとなる。この場合、白色トナー画像の下地になる青色の記録材部分からの光が白色トナーの内部へ進入してそこから外部へ出るまでの反射回数分布(白色トナー内部での反射回数分布)を広げることができる。その結果、観測地点に入射してくる記録材部分からの光成分(青色成分)の光量が相対的に少なくなり、その色成分(青色成分)のピークが小さくなってフラットに近い光量分布が得られる。よって、白色トナーによる本来の白色に見えるようになる。
本実施形態における露光部124Wによる書き込み解像度は600dpiであるが、これよりも高い書き込み解像度であってもよい。ただし、書き込み解像度が600dpiよりも低いと、画素ごとに書込光の強度を異ならせても、表面の凹凸周期が低周期になるため、白色トナー画像の表面拡散性が小さくなる。そのため、観測地点に入射してくる記録材部分からの光成分(青色成分)の光量を相対的に少なくする効果が小さい。
なお、白色用書込制御信号は、例えば、白色トナー画像領域の各画素に対する露光部124Wの書込光の強度がランダムに決定されるように生成してもよいが、予め決められた強度決定条件に従って各画素の書込光強度を決定してもよい。
また、本実施形態では、露光部124Wの書込光強度が変動させることにより青色用紙に転写される白色トナーの付着量が不均一となるようにしているが、網点面積率を変動させたり、帯電バイアス、現像バイアス、転写バイアスなどを変動させたりするなどの他の方法により、不均一となるようにしてもよい。
また、本実施形態では、ユーザーによる白色トナー使用指定操作に従って、白色トナーを用いた画像形成動作を実行するか否かを決定しているが、入力される画像情報に従って白色トナーを用いた画像形成動作を実行するか否かを決定してもよい。
〔変形例〕
次に、上述した実施形態における画像形成装置の一変形例について説明する。
本変形例では、上述した実施形態のように、白色トナー画像領域における白色トナーの付着量を不均一にするだけでは、白色トナー画像領域の下地になっている記録材部分の色の影響を抑制する効果が不十分である場合に、その効果を更に高めるためのものである。
図8は、本変形例における画像形成制御の流れを示すフローチャートである。
本変形例においては、白色トナーを使用すると判断した場合(S3のYes)、制御部10は、上述した実施形態と同様、入力された画像情報から抽出した白色トナー画像領域について、青色用紙に転写される白色トナーの付着量が不均一となるような白色用書込制御信号を生成し(S4)、印刷動作を実行する(S5)。
このとき、本変形例の制御部10は、定着部15の定着温度と定着圧力を、通常の画像形成動作時よりも、すなわち、白色トナーを使用しないと判断した場合(S3のNo)の画像形成動作時よりも低く設定する(S11)。具体的には、定着温度については、白色トナーを用紙に定着可能な定着温度範囲における下限温度に設定する。定着圧力についても、白色トナーを用紙に定着可能な定着圧力範囲における下限圧力に設定する。
一般に、定着温度を低く設定するほど、また、定着圧力を低く設定するほど、図9に示すようにトナーの表面形状は粗くなる。そのため、白色トナーの付着量を不均一にして表面粗さが高まっている白色トナー画像の定着後の表面を更に粗くして、その表面粗さをより一層高めることができる。その結果、観測地点に入射してくる記録材部分からの光成分(青色成分)の光量が更に少なくすることができ、よりフラットな光量分布が得られ、白色トナーによる本来の白色を実現できる。
なお、本変形例においては、白色トナーを使用する場合に、定着温度と定着圧力の両方を低下させているが、いずれか一方のみを低下させるようにしてもよい。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
白色トナーを用いて白色トナー画像を青色用紙等の記録材上に形成する白色用画像形成ユニット120Wや転写部14等の白色画像形成手段と、前記白色画像形成手段を制御する制御部10等の制御手段とを備えた画像形成装置において、前記制御手段は、画像濃度が一様である一様白色画像領域を含む画像を形成する際、該一様白色画像領域内における白色トナーの付着量が不均一になるように、前記白色画像形成手段を制御することを特徴とする。
画像濃度が一様である一様白色画像領域内における白色トナーの付着量を不均一にすることで、当該一様白色画像領域の記録材上における表面粗さが高まる。これにより、白色トナー画像の下地になる記録材部分からの光が白色トナーの内部へ進入した後にそこから外部へ出るまでの反射回数分布(白色トナー内部での反射回数分布)が広がり、下地になる記録材部分からの光が白色トナーから射出する方向を分散させる。その結果、観測地点に入射してくる記録材部分からの光成分の光量が相対的に少なくなり、その色成分のピークが小さくなってフラットに近い光量分布が得られる。よって、下地になる記録材部分の色彩の影響が抑制され、白色トナー画像の色に対する当該記録材部分の色彩の影響を抑制でき、より白色に近い白色トナー画像を得ることができる。
(態様B)
前記態様Aにおいて、前記一様白色画像領域は、最大画像濃度で一様な白色画像領域であることを特徴とする。
これによれば、白色トナー画像の色に対する当該記録材部分の色彩の影響を安定して抑制でき、より白色に近い白色トナー画像を得ることができる。
(態様C)
前記態様A又はBにおいて、前記白色画像形成手段は、一様帯電された感光体表面に露光部124W等の光書込手段で書込光を照射して静電潜像を形成し、現像部125W等の現像手段により該静電潜像に白色トナーを付着させて白色トナー画像を形成した後、該白色トナー画像を記録材上に転写するものであり、前記制御手段は、前記一様白色画像領域内における白色トナーの付着量が不均一になるように、前記光書込手段が照射する書込光の強度を変動させることを特徴とする。
これによれば、白色トナーの付着量を容易に不均一にすることができる。
(態様D)
前記態様A〜Cのいずれかの態様において、前記制御手段は、前記一様白色画像領域内における白色トナーの付着量が画素ごとに異なるように、前記白色画像形成手段を制御することを特徴とする。
これによれば、白色トナー画像の表面により細かい凹凸を形成することができ、観測地点に入射してくる記録材部分からの光成分の光量を相対的に少なくできる。
(態様E)
前記態様Dにおいて、前記光書込手段の書き込み解像度は600dpi以上であり、前記制御手段は、前記一様白色画像領域内における白色トナーの付着量が画素ごとに異なるように、前記光書込手段が照射する書込光の強度を変動させることを特徴とする。
これによれば、白色トナー画像の表面に十分な細かさの凹凸を形成することができ、観測地点に入射してくる記録材部分からの光成分の光量を相対的に少なくできる。
(態様F)
前記態様A〜Eにおいて、白色トナーとは異なる色のトナーを用いてトナー画像を記録材上に形成するプロセスカラー用画像形成ユニット120C,120M,120Y,120Kや転写部14等の他の画像形成手段と、前記白色画像形成手段及び前記他の画像形成手段の少なくとも一方によって記録材上に形成されたトナー画像を熱と圧力の作用で定着させる定着部15等の定着手段とを有し、前記定着手段は、前記一様白色画像領域を含むトナー画像については、前記白色画像形成手段を用いずに前記他の画像形成手段により形成された非白色トナー画像を定着させる場合よりも低い定着温度で定着させることを特徴とする。
これによれば、白色トナー画像の表面の粗さをより粗くすることができ、観測地点に入射してくる記録材部分からの光成分の光量を相対的に少なくできる。
(態様G)
前記態様A〜Fにおいて、白色トナーとは異なる色のトナーを用いてトナー画像を記録材上に形成するプロセスカラー用画像形成ユニット120C,120M,120Y,120Kや転写部14等の他の画像形成手段と、前記白色画像形成手段及び前記他の画像形成手段の少なくとも一方によって記録材上に形成されたトナー画像を熱と圧力の作用で定着させる定着部15等の定着手段とを有し、前記定着手段は、前記一様白色画像領域を含むトナー画像については、前記白色画像形成手段を用いずに前記他の画像形成手段により形成された非白色トナー画像を定着させる場合よりも低い定着圧力で定着させることを特徴とする。
これによれば、白色トナー画像の表面の粗さをより粗くすることができ、観測地点に入射してくる記録材部分からの光成分の光量を相対的に少なくできる。
1 画像形成装置
10 制御部
11 画像読取部
12 作像部
13 給紙部
14 転写部
15 定着部
16 排紙部
17 表示・操作部
120C,120M,120Y,120K,120W 画像形成ユニット
特開2004−282489号公報

Claims (7)

  1. 白色トナーを用いて白色トナー画像を記録材上に形成する白色画像形成手段と、
    前記白色画像形成手段を制御する制御手段とを備えた画像形成装置において、
    前記制御手段は、画像濃度が一様である一様白色画像領域を含む画像を形成する際、該一様白色画像領域内における白色トナーの付着量が不均一になるように、前記白色画像形成手段を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記一様白色画像領域は、最大画像濃度で一様な白色画像領域であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
    前記白色画像形成手段は、一様帯電された感光体表面に光書込手段で書込光を照射して静電潜像を形成し、現像手段により該静電潜像に白色トナーを付着させて白色トナー画像を形成した後、該白色トナー画像を記録材上に転写するものであり、
    前記制御手段は、前記一様白色画像領域内における白色トナーの付着量が不均一になるように、前記光書込手段が照射する書込光の強度を変動させることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記一様白色画像領域内における白色トナーの付着量が画素ごとに異なるように、前記白色画像形成手段を制御することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項3に記載の画像形成装置において、
    前記光書込手段の書き込み解像度は600dpi以上であり、
    前記制御手段は、前記一様白色画像領域内における白色トナーの付着量が画素ごとに異なるように、前記光書込手段が照射する書込光の強度を変動させることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    白色トナーとは異なる色のトナーを用いてトナー画像を記録材上に形成する他の画像形成手段と、
    前記白色画像形成手段及び前記他の画像形成手段の少なくとも一方によって記録材上に形成されたトナー画像を熱と圧力の作用で定着させる定着手段とを有し、
    前記定着手段は、前記一様白色画像領域を含むトナー画像については、前記白色画像形成手段を用いずに前記他の画像形成手段により形成された非白色トナー画像を定着させる場合よりも低い定着温度で定着させることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    白色トナーとは異なる色のトナーを用いてトナー画像を記録材上に形成する他の画像形成手段と、
    前記白色画像形成手段及び前記他の画像形成手段の少なくとも一方によって記録材上に形成されたトナー画像を熱と圧力の作用で定着させる定着手段とを有し、
    前記定着手段は、前記一様白色画像領域を含むトナー画像については、前記白色画像形成手段を用いずに前記他の画像形成手段により形成された非白色トナー画像を定着させる場合よりも低い定着圧力で定着させることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018124379A (ja) * 2017-01-31 2018-08-09 株式会社沖データ 画像形成装置

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